▶ アイ・ピー・ファイン株式会社の特許一覧
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023056563
(43)【公開日】2023-04-20
(54)【発明の名称】特許調査支援システム
(51)【国際特許分類】
G06F 16/35 20190101AFI20230413BHJP
G06F 16/332 20190101ALI20230413BHJP
【FI】
G06F16/35
G06F16/332
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021165832
(22)【出願日】2021-10-08
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2022-10-18
(71)【出願人】
【識別番号】303053839
【氏名又は名称】アイ・ピー・ファイン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100098545
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 伸一
(74)【代理人】
【識別番号】100189717
【弁理士】
【氏名又は名称】太田 貴章
(72)【発明者】
【氏名】古川 智昭
(72)【発明者】
【氏名】平尾 啓
(72)【発明者】
【氏名】中西 昌弘
【テーマコード(参考)】
5B175
【Fターム(参考)】
5B175DA10
5B175FA01
5B175FA03
(57)【要約】
【課題】第1群対象案件か第2群対象案件かの判定が困難な案件データを特定することができる特許調査支援システムを提供すること。
【解決手段】設定したテーマに基づく未評価案件データを特許情報データベース11に蓄積し、処理手段40では、テーマにおいて第1群に分類される第1群対象案件であるとあらかじめ評価された第1群教師案件データ、及び前記テーマにおいて第2群に分類される第2群対象案件であるとあらかじめ評価された第2群教師案件データを用いて、未評価案件データについて、第1群対象案件か第2群対象案件かを判定し、第1群対象案件を抽出するための第1群キーワード、第2群対象案件を抽出するための第2群キーワードを用いて、未評価案件データについて、キーワード付与率を算出し、表示手段30は、キーワード付与率に応じてサーチ対象案件又はノイズ対象案件の件数を表示する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
設定したテーマに基づく未評価案件データを特許情報データベースに蓄積し、
処理手段では、
前記テーマにおいて第1群に分類される第1群対象案件であるとあらかじめ評価された第1群教師案件データ、及び前記テーマにおいて第2群に分類される第2群対象案件であるとあらかじめ評価された第2群教師案件データを用いて、前記未評価案件データについて、前記第1群対象案件か前記第2群対象案件かを判定し、
前記第1群対象案件を抽出するための第1群キーワード及び前記第2群対象案件を抽出するための第2群キーワードを用いて、前記未評価案件データについて、キーワード付与率を算出し、
表示手段では、前記キーワード付与率に応じて、前記第1群対象案件又は前記第2群対象案件の件数を表示する
ことを特徴とする特許調査支援システム。
【請求項2】
前記第1群キーワード及び前記第2群キーワードを入力する入力手段を有し、
前記入力手段では、
入力される前記第1群キーワードを含む案件データを検索対象とするサーチ条件設定欄と、入力される前記第2群キーワードを含む前記案件データを前記検索対象外とするノイズ条件設定欄とに、キーワードを入力でき、
前記サーチ条件設定欄として、少なくとも第1サーチ条件設定欄と第2サーチ条件設定欄とを有し、
前記ノイズ条件設定欄として、少なくとも第1ノイズ条件設定欄と第2ノイズ条件設定欄とを有し、
前記処理手段では、
前記第1サーチ条件設定欄及び前記第2サーチ条件設定欄の双方に入力された前記キーワードを含む前記案件データに対しては、前記第1サーチ条件設定欄及び前記第2サーチ条件設定欄のいずれか一方だけに入力された前記キーワードを含む前記案件データよりも高い前記キーワード付与率を算出し、
前記第1サーチ条件設定欄及び前記第2サーチ条件設定欄のいずれか一方だけに入力された前記キーワードを含む前記案件データに対しては、前記第1サーチ条件設定欄及び前記第2サーチ条件設定欄の双方に入力された前記キーワードを含まない前記案件データよりも高い前記キーワード付与率を算出し、
前記第1サーチ条件設定欄及び前記第2サーチ条件設定欄の双方に入力された前記キーワードを含み、前記第1ノイズ条件設定欄及び前記第2ノイズ条件設定欄の双方に入力された前記キーワードを含まない前記案件データに対しては、前記第1サーチ条件設定欄及び前記第2サーチ条件設定欄の双方に入力された前記キーワードを含み、前記第1ノイズ条件設定欄及び前記第2ノイズ条件設定欄のいずれか一方だけに入力された前記キーワードを含む前記案件データよりも高い前記キーワード付与率を算出し、
前記第1サーチ条件設定欄及び前記第2サーチ条件設定欄の双方に入力された前記キーワードを含み、前記第1ノイズ条件設定欄及び前記第2ノイズ条件設定欄のいずれか一方だけに入力された前記キーワードを含む前記案件データに対しては、前記第1サーチ条件設定欄及び前記第2サーチ条件設定欄の双方に入力された前記キーワードを含み、前記第1ノイズ条件設定欄及び前記第2ノイズ条件設定欄の双方に入力された前記キーワードを含む前記案件データよりも高い前記キーワード付与率を算出し、
前記第1サーチ条件設定欄及び前記第2サーチ条件設定欄のいずれか一方だけに入力された前記キーワードを含み、前記第1ノイズ条件設定欄及び前記第2ノイズ条件設定欄の双方に入力された前記キーワードを含まない前記案件データに対しては、前記第1サーチ条件設定欄及び前記第2サーチ条件設定欄のいずれか一方だけに入力された前記キーワードを含み、前記第1ノイズ条件設定欄及び前記第2ノイズ条件設定欄のいずれか一方だけに入力された前記キーワードを含む前記案件データよりも高い前記キーワード付与率を算出し、
前記第1サーチ条件設定欄及び前記第2サーチ条件設定欄のいずれか一方だけに入力された前記キーワードを含み、前記第1ノイズ条件設定欄及び前記第2ノイズ条件設定欄のいずれか一方だけに入力された前記キーワードを含む前記案件データに対しては、前記第1サーチ条件設定欄及び前記第2サーチ条件設定欄のいずれか一方だけに入力された前記キーワードを含み、前記第1ノイズ条件設定欄及び前記第2ノイズ条件設定欄の双方に入力された前記キーワードを含む前記案件データよりも高い前記キーワード付与率を算出し、
前記第1サーチ条件設定欄及び前記第2サーチ条件設定欄の双方に入力された前記キーワードを含まず、前記第1ノイズ条件設定欄及び前記第2ノイズ条件設定欄の双方に入力された前記キーワードを含む前記案件データに対しては、前記第1サーチ条件設定欄及び前記第2サーチ条件設定欄の双方に入力された前記キーワードを含まず、前記第1ノイズ条件設定欄及び前記第2ノイズ条件設定欄のいずれか一方だけに入力された前記キーワードを含む前記案件データよりも低い前記キーワード付与率を算出し、
前記第1サーチ条件設定欄及び前記第2サーチ条件設定欄の双方に入力された前記キーワードを含まず、前記第1ノイズ条件設定欄及び前記第2ノイズ条件設定欄のいずれか一方だけに入力された前記キーワードを含む前記案件データに対しては、前記第1サーチ条件設定欄及び前記第2サーチ条件設定欄の双方に入力された前記キーワードを含まず、前記第1ノイズ条件設定欄及び前記第2ノイズ条件設定欄の双方に入力された前記キーワードを含まない前記案件データよりも低い前記キーワード付与率を算出し、
前記表示手段では、前記キーワード付与率に応じた前記案件データの件数を表示する
ることを特徴とする請求項1に記載の特許調査支援システム。
【請求項3】
前記入力手段では、前記第1サーチ条件設定欄、前記第2サーチ条件設定欄、前記第1ノイズ条件設定欄、及び前記第2ノイズ条件設定欄に対してそれぞれ重み付けを設定でき、
前記処理手段では、指定された前記重み付けによって前記キーワード付与率を算出する
ことを特徴とする請求項2に記載の特許調査支援システム。
【請求項4】
前記第1サーチ条件設定欄、前記第2サーチ条件設定欄、前記第1ノイズ条件設定欄、及び前記第2ノイズ条件設定欄には、複数の異なる前記キーワードを択一的条件で入力できるとともに、前記キーワードとしてFI及びFタームを入力できる
ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の特許調査支援システム。
【請求項5】
前記入力手段では、
前記サーチ条件設定欄におけるサーチ最高キーワード付与率と、前記ノイズ条件設定欄におけるノイズ最高キーワード付与率とを設定できる
ことを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の特許調査支援システム。
【請求項6】
設定したテーマに基づく案件データを収集した特許情報データを特許情報データベースに蓄積し、検索条件として設定するキーワードを入力手段から入力し、入力された前記キーワードを用いて処理手段でキーワード付与率を算出し、算出された前記キーワード付与率を用いて前記案件データを表示手段で表示する特許調査支援システムであって、
前記入力手段では、
入力される前記キーワードを含む前記案件データを検索対象とするサーチ条件設定欄と、入力される前記キーワードを含む前記案件データを前記検索対象外とするノイズ条件設定欄とに、前記キーワードを入力でき、
前記サーチ条件設定欄として、少なくとも第1サーチ条件設定欄と第2サーチ条件設定欄とを有し、
前記ノイズ条件設定欄として、少なくとも第1ノイズ条件設定欄と第2ノイズ条件設定欄とを有し、
前記処理手段では、
前記第1サーチ条件設定欄及び前記第2サーチ条件設定欄の双方に入力された前記キーワードを含む前記案件データに対しては、前記第1サーチ条件設定欄及び前記第2サーチ条件設定欄のいずれか一方だけに入力された前記キーワードを含む前記案件データよりも高い前記キーワード付与率を算出し、
前記第1サーチ条件設定欄及び前記第2サーチ条件設定欄のいずれか一方だけに入力された前記キーワードを含む前記案件データに対しては、前記第1サーチ条件設定欄及び前記第2サーチ条件設定欄の双方に入力された前記キーワードを含まない前記案件データよりも高い前記キーワード付与率を算出し、
前記第1ノイズ条件設定欄及び前記第2ノイズ条件設定欄の双方に入力された前記キーワードを含む前記案件データに対しては、前記第1ノイズ条件設定欄及び前記第2ノイズ条件設定欄のいずれか一方だけに入力された前記キーワードを含む前記案件データよりも低い前記キーワード付与率を算出し、
前記第1ノイズ条件設定欄及び前記第2ノイズ条件設定欄のいずれか一方だけに入力された前記キーワードを含む前記案件データに対しては、前記第1ノイズ条件設定欄及び前記第2ノイズ条件設定欄の双方に入力された前記キーワードを含まない前記案件データよりも低い前記キーワード付与率を算出し、
前記表示手段では、前記案件データに対して、前記サーチ条件設定欄に入力された前記キーワードから算出される前記キーワード付与率と、前記ノイズ条件設定欄に入力された前記キーワードから算出される前記キーワード付与率とをそれぞれ表示する
ことを特徴とする特許調査支援システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、設定したテーマに基づく案件データを収集した特許情報データを蓄積し、検索条件として設定するキーワードを入力し、入力されたキーワードを用いてキーワード付与率を算出し、算出されたキーワード付与率を用いて案件データを表示する特許調査支援システムに関する。
【背景技術】
【0002】
膨大な発行件数に及ぶ各国の特許公報に対して、他方では多種多様な技術の開発が行われていることから、特許調査の対象範囲は拡大しており、膨大な件数を対象とした特許調査への対応が必要となっている。
このような状況の中で、本出願人は、異なる条件として複数のハイライト(着色)文字を入力した場合に、これらの条件をどの程度満たすかがハイライト付与率として表示される特許情報処理装置を提案している(特許文献1)。
また、本特許出願人は、人工知能、アルゴリズム、又はあらかじめ設定された所定条件によって確率判定値が付与された未評価案件データの中から、評価対象案件データを選択する際の判定を容易とする特許調査支援方法を提案している(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第5703399号公報
【特許文献2】特許第6453502号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1によれば、いくつの条件(ハイライト文字)を満たしたかが、ハイライト付与率として表示されるため、案件データに対する評価を行いやすい。
また、特許文献2によれば、第1の軸をサーチ確率、第2の軸をノイズ確率とする少なくとも2軸を有するグラフに表示されるプロットの散布状況を把握した上で評価対象案件データを選択できるため、サーチ対象確率判定値やノイズ対象確率判定値からでは判定しづらい境界を認識でき、評価対象案件データを的確に選択できる。
特許文献2は、評価対象案件データを選択する際の判定にノイズという概念を用いており、このノイズの概念を特許文献1のようなキーワード検索に用いることで、案件データに対する評価を更に行いやすくなる。
【0005】
本発明は、第1群対象案件か第2群対象案件かの判定が困難な案件データを特定することができる特許調査支援システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載の本発明の特許調査支援システムは、設定したテーマに基づく未評価案件データを特許情報データベース11に蓄積し、処理手段40では、前記テーマにおいて第1群に分類される第1群対象案件であるとあらかじめ評価された第1群教師案件データ、及び前記テーマにおいて第2群に分類される第2群対象案件であるとあらかじめ評価された第2群教師案件データを用いて、前記未評価案件データについて、前記第1群対象案件か前記第2群対象案件かを判定し、前記第1群対象案件を抽出するための第1群キーワード及び前記第2群対象案件を抽出するための第2群キーワードを用いて、前記未評価案件データについて、キーワード付与率を算出し、表示手段30では、前記キーワード付与率に応じて、前記第1群対象案件又は前記第2群対象案件の件数を表示することを特徴とする。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の特許調査支援システムにおいて、前記第1群キーワード及び前記第2群キーワードを入力する入力手段20を有し、前記入力手段20では、入力される前記第1群キーワードを含む案件データを検索対象とするサーチ条件設定欄50と、入力される前記第2群キーワードを含む前記案件データを前記検索対象外とするノイズ条件設定欄60とに、キーワードを入力でき、前記サーチ条件設定欄50として、少なくとも第1サーチ条件設定欄51と第2サーチ条件設定欄52とを有し、前記ノイズ条件設定欄60として、少なくとも第1ノイズ条件設定欄61と第2ノイズ条件設定欄62とを有し、前記処理手段40では、前記第1サーチ条件設定欄51及び前記第2サーチ条件設定欄52の双方に入力された前記キーワードを含む前記案件データに対しては、前記第1サーチ条件設定欄51及び前記第2サーチ条件設定欄52のいずれか一方だけに入力された前記キーワードを含む前記案件データよりも高い前記キーワード付与率を算出し、前記第1サーチ条件設定欄51及び前記第2サーチ条件設定欄52のいずれか一方だけに入力された前記キーワードを含む前記案件データに対しては、前記第1サーチ条件設定欄51及び前記第2サーチ条件設定欄52の双方に入力された前記キーワードを含まない前記案件データよりも高い前記キーワード付与率を算出し、前記第1サーチ条件設定欄51及び前記第2サーチ条件設定欄52の双方に入力された前記キーワードを含み、前記第1ノイズ条件設定欄61及び前記第2ノイズ条件設定欄62の双方に入力された前記キーワードを含まない前記案件データに対しては、前記第1サーチ条件設定欄51及び前記第2サーチ条件設定欄52の双方に入力された前記キーワードを含み、前記第1ノイズ条件設定欄61及び前記第2ノイズ条件設定欄62のいずれか一方だけに入力された前記キーワードを含む前記案件データよりも高い前記キーワード付与率を算出し、前記第1サーチ条件設定欄51及び前記第2サーチ条件設定欄52の双方に入力された前記キーワードを含み、前記第1ノイズ条件設定欄61及び前記第2ノイズ条件設定欄62のいずれか一方だけに入力された前記キーワードを含む前記案件データに対しては、前記第1サーチ条件設定欄51及び前記第2サーチ条件設定欄52の双方に入力された前記キーワードを含み、前記第1ノイズ条件設定欄61及び前記第2ノイズ条件設定欄62の双方に入力された前記キーワードを含む前記案件データよりも高い前記キーワード付与率を算出し、前記第1サーチ条件設定欄51及び前記第2サーチ条件設定欄52のいずれか一方だけに入力された前記キーワードを含み、前記第1ノイズ条件設定欄61及び前記第2ノイズ条件設定欄62の双方に入力された前記キーワードを含まない前記案件データに対しては、前記第1サーチ条件設定欄51及び前記第2サーチ条件設定欄52のいずれか一方だけに入力された前記キーワードを含み、前記第1ノイズ条件設定欄61及び前記第2ノイズ条件設定欄62のいずれか一方だけに入力された前記キーワードを含む前記案件データよりも高い前記キーワード付与率を算出し、前記第1サーチ条件設定欄51及び前記第2サーチ条件設定欄52のいずれか一方だけに入力された前記キーワードを含み、前記第1ノイズ条件設定欄61及び前記第2ノイズ条件設定欄62のいずれか一方だけに入力された前記キーワードを含む前記案件データに対しては、前記第1サーチ条件設定欄51及び前記第2サーチ条件設定欄52のいずれか一方だけに入力された前記キーワードを含み、前記第1ノイズ条件設定欄61及び前記第2ノイズ条件設定欄62の双方に入力された前記キーワードを含む前記案件データよりも高い前記キーワード付与率を算出し、前記第1サーチ条件設定欄51及び前記第2サーチ条件設定欄52の双方に入力された前記キーワードを含まず、前記第1ノイズ条件設定欄61及び前記第2ノイズ条件設定欄62の双方に入力された前記キーワードを含む前記案件データに対しては、前記第1サーチ条件設定欄51及び前記第2サーチ条件設定欄52の双方に入力された前記キーワードを含まず、前記第1ノイズ条件設定欄61及び前記第2ノイズ条件設定欄62のいずれか一方だけに入力された前記キーワードを含む前記案件データよりも低い前記キーワード付与率を算出し、前記第1サーチ条件設定欄51及び前記第2サーチ条件設定欄52の双方に入力された前記キーワードを含まず、前記第1ノイズ条件設定欄61及び前記第2ノイズ条件設定欄62のいずれか一方だけに入力された前記キーワードを含む前記案件データに対しては、前記第1サーチ条件設定欄51及び前記第2サーチ条件設定欄52の双方に入力された前記キーワードを含まず、前記第1ノイズ条件設定欄61及び前記第2ノイズ条件設定欄62の双方に入力された前記キーワードを含まない前記案件データよりも低い前記キーワード付与率を算出し、前記表示手段30では、前記キーワード付与率に応じた前記案件データの件数を表示することを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、請求項2に記載の特許調査支援システムにおいて、前記入力手段20では、前記第1サーチ条件設定欄51、前記第2サーチ条件設定欄52、前記第1ノイズ条件設定欄61、及び前記第2ノイズ条件設定欄62に対してそれぞれ重み付けを設定でき、前記処理手段40では、指定された前記重み付けによって前記キーワード付与率を算出することを特徴とする。
請求項4記載の本発明は、請求項2又は請求項3に記載の特許調査支援システムにおいて、前記第1サーチ条件設定欄51、前記第2サーチ条件設定欄52、前記第1ノイズ条件設定欄61、及び前記第2ノイズ条件設定欄62には、複数の異なる前記キーワードを択一的条件で入力できるとともに、前記キーワードとしてFI及びFタームを入力できることを特徴とする。
請求項5記載の本発明は、請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の特許調査支援システムにおいて、前記入力手段20では、前記サーチ条件設定欄50におけるサーチ最高キーワード付与率と、前記ノイズ条件設定欄60におけるノイズ最高キーワード付与率とを設定できることを特徴とする。
請求項6記載の本発明の特許調査支援システムは、設定したテーマに基づく案件データを収集した特許情報データを特許情報データベース11に蓄積し、検索条件として設定するキーワードを入力手段20から入力し、入力された前記キーワードを用いて処理手段40でキーワード付与率を算出し、算出された前記キーワード付与率を用いて前記案件データを表示手段30で表示する特許調査支援システムであって、前記入力手段20では、入力される前記キーワードを含む前記案件データを検索対象とするサーチ条件設定欄50と、入力される前記キーワードを含む前記案件データを前記検索対象外とするノイズ条件設定欄60とに、前記キーワードを入力でき、前記サーチ条件設定欄50として、少なくとも第1サーチ条件設定欄51と第2サーチ条件設定欄52とを有し、前記ノイズ条件設定欄60として、少なくとも第1ノイズ条件設定欄61と第2ノイズ条件設定欄62とを有し、前記処理手段40では、前記第1サーチ条件設定欄51及び前記第2サーチ条件設定欄52の双方に入力された前記キーワードを含む前記案件データに対しては、前記第1サーチ条件設定欄51及び前記第2サーチ条件設定欄52のいずれか一方だけに入力された前記キーワードを含む前記案件データよりも高い前記キーワード付与率を算出し、前記第1サーチ条件設定欄51及び前記第2サーチ条件設定欄52のいずれか一方だけに入力された前記キーワードを含む前記案件データに対しては、前記第1サーチ条件設定欄51及び前記第2サーチ条件設定欄52の双方に入力された前記キーワードを含まない前記案件データよりも高い前記キーワード付与率を算出し、前記第1ノイズ条件設定欄61及び前記第2ノイズ条件設定欄62の双方に入力された前記キーワードを含む前記案件データに対しては、前記第1ノイズ条件設定欄61及び前記第2ノイズ条件設定欄62のいずれか一方だけに入力された前記キーワードを含む前記案件データよりも低い前記キーワード付与率を算出し、前記第1ノイズ条件設定欄61及び前記第2ノイズ条件設定欄62のいずれか一方だけに入力された前記キーワードを含む前記案件データに対しては、前記第1ノイズ条件設定欄61及び前記第2ノイズ条件設定欄62の双方に入力された前記キーワードを含まない前記案件データよりも低い前記キーワード付与率を算出し、前記表示手段30では、前記案件データに対して、前記サーチ条件設定欄50に入力された前記キーワードから算出される前記キーワード付与率と、前記ノイズ条件設定欄60に入力された前記キーワードから算出される前記キーワード付与率とをそれぞれ表示することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、キーワードによるキーワード付与率と機械学習を利用した判定とを併用することで、第1群対象案件か第2群対象案件かの判定が困難な案件データを特定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本発明の一実施例における特許調査支援システムの機能実現のためのブロック図
【
図2】本実施例における特許調査支援システムの表示手段で表示される入力画面イメージ図
【
図3】本実施例における特許調査支援システムの表示手段で表示される他の入力画面イメージ図
【
図4】本実施例における特許調査支援システムの表示手段で表示される出力画面イメージ図
【
図5】本実施例における特許調査支援システムの表示手段で表示される他の出力画面イメージ図
【
図6】本実施例における特許調査支援システムの他の利用形態を示す入力画面イメージ図
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の第1の実施の形態による特許調査支援システムは、設定したテーマに基づく未評価案件データを特許情報データベースに蓄積し、処理手段では、テーマにおいて第1群に分類される第1群対象案件であるとあらかじめ評価された第1群教師案件データ、及びテーマにおいて第2群に分類される第2群対象案件であるとあらかじめ評価された第2群教師案件データを用いて未評価案件データについて、第1群対象案件か第2群対象案件かを判定し、第1群対象案件を抽出するための第1群キーワード及び第2群対象案件を抽出するための第2群キーワードを用いて、未評価案件データについて、キーワード付与率を算出し、表示手段では、キーワード付与率に応じて、第1群対象案件又は第2群対象案件の件数を表示するものである。
本実施の形態によれば、キーワードによるキーワード付与率と機械学習を利用した判定とを併用することで、第1群対象案件か第2群対象案件かの判定が困難な案件データを特定することができる。
【0010】
本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態による特許調査支援システムにおいて、第1群キーワード及び第2群キーワードを入力する入力手段を有し、入力手段では、入力される第1群キーワードを含む案件データを検索対象とするサーチ条件設定欄と、入力される第2群キーワードを含む案件データを検索対象外とするノイズ条件設定欄とに、キーワードを入力でき、サーチ条件設定欄として、少なくとも第1サーチ条件設定欄と第2サーチ条件設定欄とを有し、ノイズ条件設定欄として、少なくとも第1ノイズ条件設定欄と第2ノイズ条件設定欄とを有し、処理手段では、第1サーチ条件設定欄及び第2サーチ条件設定欄の双方に入力されたキーワードを含む案件データに対しては、第1サーチ条件設定欄及び第2サーチ条件設定欄のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データよりも高いキーワード付与率を算出し、第1サーチ条件設定欄及び第2サーチ条件設定欄のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データに対しては、第1サーチ条件設定欄及び第2サーチ条件設定欄の双方に入力されたキーワードを含まない案件データよりも高いキーワード付与率を算出し、第1サーチ条件設定欄及び第2サーチ条件設定欄の双方に入力されたキーワードを含み、第1ノイズ条件設定欄及び第2ノイズ条件設定欄の双方に入力されたキーワードを含まない案件データに対しては、第1サーチ条件設定欄及び第2サーチ条件設定欄の双方に入力されたキーワードを含み、第1ノイズ条件設定欄及び第2ノイズ条件設定欄のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データよりも高いキーワード付与率を算出し、第1サーチ条件設定欄及び第2サーチ条件設定欄の双方に入力されたキーワードを含み、第1ノイズ条件設定欄及び第2ノイズ条件設定欄のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データに対しては、第1サーチ条件設定欄及び第2サーチ条件設定欄の双方に入力されたキーワードを含み、第1ノイズ条件設定欄及び第2ノイズ条件設定欄の双方に入力されたキーワードを含む案件データよりも高いキーワード付与率を算出し、第1サーチ条件設定欄及び第2サーチ条件設定欄のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含み、第1ノイズ条件設定欄及び第2ノイズ条件設定欄の双方に入力されたキーワードを含まない案件データに対しては、第1サーチ条件設定欄及び第2サーチ条件設定欄のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含み、第1ノイズ条件設定欄及び第2ノイズ条件設定欄のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データよりも高いキーワード付与率を算出し、第1サーチ条件設定欄及び第2サーチ条件設定欄のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含み、第1ノイズ条件設定欄及び第2ノイズ条件設定欄のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データに対しては、第1サーチ条件設定欄及び第2サーチ条件設定欄のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含み、第1ノイズ条件設定欄及び第2ノイズ条件設定欄の双方に入力されたキーワードを含む案件データよりも高いキーワード付与率を算出し、第1サーチ条件設定欄及び第2サーチ条件設定欄の双方に入力されたキーワードを含まず、第1ノイズ条件設定欄及び第2ノイズ条件設定欄の双方に入力されたキーワードを含む案件データに対しては、第1サーチ条件設定欄及び第2サーチ条件設定欄の双方に入力されたキーワードを含まず、第1ノイズ条件設定欄及び第2ノイズ条件設定欄のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データよりも低いキーワード付与率を算出し、第1サーチ条件設定欄及び第2サーチ条件設定欄の双方に入力されたキーワードを含まず、第1ノイズ条件設定欄及び第2ノイズ条件設定欄のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データに対しては、第1サーチ条件設定欄及び第2サーチ条件設定欄の双方に入力されたキーワードを含まず、第1ノイズ条件設定欄及び第2ノイズ条件設定欄の双方に入力されたキーワードを含まない案件データよりも低いキーワード付与率を算出し、表示手段では、キーワード付与率に応じた案件データの件数を表示するものである。
本実施の形態によれば、サーチ条件設定欄とノイズ条件設定欄とを有し、特にノイズ条件設定欄を有することで、ノイズ条件設定欄に入力されたキーワードを案件データが含む場合には、キーワード付与率を低くでき、検索対象外とするノイズのキーワードを含む案件を、完全に除外することなく、マイナスの評価をキーワード付与率に反映することができ、検索条件をどの程度満たすかをキーワード付与率で評価することができる。
【0011】
本発明の第3の実施の形態は、第2の実施の形態による特許調査支援システムにおいて、入力手段では、第1サーチ条件設定欄、第2サーチ条件設定欄、第1ノイズ条件設定欄、及び第2ノイズ条件設定欄に対してそれぞれ重み付けを設定でき、処理手段では、指定された重み付けによってキーワード付与率を算出するものである。
本実施の形態によれば、第1サーチ条件設定欄、第2サーチ条件設定欄、第1ノイズ条件設定欄、及び第2ノイズ条件設定欄に対して重み付けを変更できるため、案件データに対する評価を更に行いやすい。
【0012】
本発明の第4の実施の形態は、第2又は第3の実施の形態による特許調査支援システムにおいて、第1サーチ条件設定欄、第2サーチ条件設定欄、第1ノイズ条件設定欄、及び第2ノイズ条件設定欄には、複数の異なるキーワードを択一的条件で入力できるとともに、キーワードとしてFI及びFタームを入力できるものである。
本実施の形態によれば、キーワード検索とともにFIやFタームを併せて用いることができ、案件データに対する評価を行いやすい。
【0013】
本発明の第5の実施の形態は、第2から第4のいずれかの実施の形態による特許調査支援システムにおいて、入力手段では、サーチ条件設定欄におけるサーチ最高キーワード付与率と、ノイズ条件設定欄におけるノイズ最高キーワード付与率とを設定できるものである。
本実施の形態によれば、サーチ条件設定欄に入力されたキーワードを案件データが含む場合のキーワード付与率と、ノイズ条件設定欄に入力されたキーワードを案件データが含む場合のキーワード付与率との調整を設定でき、特に検索対象外とするノイズのキーワードを含む場合の影響を調整できる。
【0014】
本発明の第6の実施の形態による特許調査支援システムは、入力手段では、入力されるキーワードを含む案件データを検索対象とするサーチ条件設定欄と、入力されるキーワードを含む案件データを検索対象外とするノイズ条件設定欄とに、キーワードを入力でき、サーチ条件設定欄として、少なくとも第1サーチ条件設定欄と第2サーチ条件設定欄とを有し、ノイズ条件設定欄として、少なくとも第1ノイズ条件設定欄と第2ノイズ条件設定欄とを有し、処理手段では、第1サーチ条件設定欄及び第2サーチ条件設定欄の双方に入力されたキーワードを含む案件データに対しては、第1サーチ条件設定欄及び第2サーチ条件設定欄のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データよりも高いキーワード付与率を算出し、第1サーチ条件設定欄及び第2サーチ条件設定欄のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データに対しては、第1サーチ条件設定欄及び第2サーチ条件設定欄の双方に入力されたキーワードを含まない案件データよりも高いキーワード付与率を算出し、第1ノイズ条件設定欄及び第2ノイズ条件設定欄の双方に入力されたキーワードを含む案件データに対しては、第1ノイズ条件設定欄及び第2ノイズ条件設定欄のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データよりも低いキーワード付与率を算出し、第1ノイズ条件設定欄及び第2ノイズ条件設定欄のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データに対しては、第1ノイズ条件設定欄及び第2ノイズ条件設定欄の双方に入力されたキーワードを含まない案件データよりも低いキーワード付与率を算出し、表示手段では、案件データに対して、サーチ条件設定欄に入力されたキーワードから算出されるキーワード付与率と、ノイズ条件設定欄に入力されたキーワードから算出されるキーワード付与率とをそれぞれ表示するものである。
本実施の形態によれば、サーチ条件設定欄とノイズ条件設定欄とを有し、サーチ条件設定欄に入力されたキーワードから算出されるキーワード付与率と、ノイズ条件設定欄に入力されたキーワードから算出されるキーワード付与率とをそれぞれ表示することで、サーチ対象案件かノイズ対象案件かの判定を行いやすい。
【実施例0015】
以下に、本発明の特許調査支援システムの一実施例について説明する。
図1は本発明の一実施例における特許調査支援システムの機能実現のためのブロック図である。
本実施例における特許調査支援システムは、設定したテーマに基づく案件データを収集した特許情報データを情報データベース10に蓄積し、検索条件として設定するキーワードを入力手段20から入力し、入力されたキーワードを用いて処理手段40でキーワード付与率を算出し、算出されたキーワード付与率を用いて案件データを表示手段30で表示する。
情報データベース10は、特許情報データベース11、評価情報データベース12、及び管理情報データベース13を有している。
【0016】
特許情報データベース11には、設定したテーマに基づいて特許データ取込処理部14にて収集した特許公報データを蓄積し、評価情報データベース12には、特許公報データ中の一部の書誌的データとともに利用者が入力する評価情報を含む利用者特有の追加情報を蓄積し、管理情報データベース13には、管理情報入力手段15によって、設定したテーマに関する情報、例えば、調査テーマ名、登録日、調査内容、担当部門、調査担当者、検索条件などを蓄積している。
入力手段20では、入力されるキーワードを含む案件データを検索対象とするサーチ条件設定欄と、入力されるキーワードを含む案件データを検索対象外とするノイズ条件設定欄とに、キーワードを入力できる。
ここで、サーチ条件設定欄として、少なくとも第1サーチ条件設定欄と第2サーチ条件設定欄とを有し、ノイズ条件設定欄として、少なくとも第1ノイズ条件設定欄と第2ノイズ条件設定欄とを有する。
入力手段20では、第1サーチ条件設定欄、第2サーチ条件設定欄、第1ノイズ条件設定欄、及び第2ノイズ条件設定欄に対してそれぞれ重み付けを設定できる。第1サーチ条件設定欄、第2サーチ条件設定欄、第1ノイズ条件設定欄、及び第2ノイズ条件設定欄に対して重み付けを変更できることで、案件データに対する評価を行いやすい。
【0017】
また、第1サーチ条件設定欄、第2サーチ条件設定欄、第1ノイズ条件設定欄、及び第2ノイズ条件設定欄に入力されるキーワードは、表示手段30で表示される際に、ハイライト付与(着色)によって表示される。
例えば、第1サーチ条件設定欄に入力されるキーワードに対しては第1着色を指定でき、第2サーチ条件設定欄に入力されるキーワードに対しては第2着色を指定でき、第1ノイズ条件設定欄に入力されるキーワードに対しては第3着色を指定でき、第2ノイズ条件設定欄に入力されるキーワードに対しては第4着色を指定できる。
すなわち、入力手段20では、それぞれのサーチ条件設定欄及びそれぞれのノイズ条件設定欄ごとに異なる着色を指定できる。
第1サーチ条件設定欄、第2サーチ条件設定欄、第1ノイズ条件設定欄、及び第2ノイズ条件設定欄には、キーワードとして、複数の異なるキーワードを択一的条件で入力できるとともに、FI及びFタームを入力できる。FIやFタームのような技術分類の他に、出願人や発明者などの書誌事項についてもキーワードの一つとして扱うことができる。FIやFタームをキーワードとして用いることで、案件データに対する評価を行いやすい。
入力手段20で入力又は指定されたキーワード、着色、及び重み付けは、論理式データとして評価情報データベース12に登録される。
【0018】
また、特許情報データベース11には、設定したテーマに基づく未評価案件データと、テーマでは必要なサーチ対象案件であるとあらかじめ評価された第1群教師案件データと、テーマでは不要なノイズ対象案件であるとあらかじめ評価された第2群教師案件データとを蓄積している。
そして、第1群教師案件データ及び第2群教師案件データを用いて未評価案件データについて、サーチ対象案件かノイズ対象案件かを判定し、判定結果についても特許情報データベース11に蓄積している。この判定には、例えばAI(人工知能)機能と言われる機械学習で行うことができ、処理手段40で行ってもよいが、他のコンピュータの処理手段で行ってもよい。また、第1群教師案件データ及び第2群教師案件データは、特許情報データベース11に蓄積されていなくてもよい。
【0019】
本実施例における特許調査支援システムは処理手段40を備えている。処理手段40には、キーワード検索部41、キーワード付与率演算部42、重み付け処理部43、ハイライト表示処理部44、及びソート処理部45を有している。
キーワード検索部41は、案件データ別に、サーチ条件設定欄及びノイズ条件設定欄に入力されたキーワードを含むか否かを検索する。
キーワード付与率演算部42は、案件データ別に、キーワードを全く含まないか、第1サーチ条件設定欄及び第2サーチ条件設定欄のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含むか、第1サーチ条件設定欄及び第2サーチ条件設定欄の双方に入力されたキーワードを含むか、第1ノイズ条件設定欄及び第2ノイズ条件設定欄のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含むか、第1ノイズ条件設定欄及び第2ノイズ条件設定欄の双方に入力されたキーワードを含むかなどによってキーワード付与率を演算する。
重み付け処理部43は、重み付けが付与されている場合には、キーワード付与率演算部42での演算において、キーワード付与率を指定された重み付けに応じて変更する。キーワード付与率演算部42で演算されたキーワード付与率は、評価情報データベース12に記憶される。
ハイライト表示処理部44は、特許情報データベース11から案件データを抽出し、評価情報データベース12から論理式データを抽出し、キーワードに対して指定された着色を付与して、表示手段30に表示する。
ソート処理部45は、特許情報データベース11から案件データを抽出し、評価情報データベース12から論理式データ及びキーワード付与率を抽出し、特許情報データについて、選択されたキーワード付与率によって案件データを並べ替える。なお、ソート処理部45では、管理情報データベース13に蓄積している担当者別に並べ替えることもできる。
【0020】
図2は本実施例における特許調査支援システムの表示手段で表示される入力画面イメージ図である。
図2に示すように、キーワードを入力できるサーチ条件設定欄50とノイズ条件設定欄60とが表示される。
図2では、第1サーチ条件設定欄51にキーワードとして「リチウム塩 有機溶媒電解液」が入力され、第2サーチ条件設定欄52にキーワードとして「リチウムイオン」が入力され、第3サーチ条件設定欄53にキーワードとして「リチウム遷移金属酸化物」が入力され、第4サーチ条件設定欄54にキーワードとして「正極活物質」が入力されていることを示している。ここで、第1サーチ条件設定欄51、第2サーチ条件設定欄52、第3サーチ条件設定欄53、及び第4サーチ条件設定欄54はサーチ条件設定欄50である。
また、
図2では、第1ノイズ条件設定欄61にキーワードとして「コバルト」が入力され、第2ノイズ条件設定欄62にキーワードとして「非結晶」が入力され、第3ノイズ条件設定欄63にキーワードとして「誘電率」が入力され、第4ノイズ条件設定欄64にキーワードとして「リン」が入力されていることを示している。ここで、第1ノイズ条件設定欄61、第2ノイズ条件設定欄62、第3ノイズ条件設定欄63、及び第4ノイズ条件設定欄64はノイズ条件設定欄60である。
サーチ条件設定欄50及びノイズ条件設定欄60は、追加削除を行うことができる。
【0021】
本実施例では、第1サーチ条件設定欄51が複数の異なるキーワードを択一的条件で入力している。
それぞれのキーワードに対しては、「部分一致」及び「完全一致」のいずれかを選択でき、指定項目を「請求の範囲」、「名称」、「要約」、「全文」、及び「詳細な説明」のいずれかを含む項目から選択できる。
入力手段20では、サーチ条件設定欄50におけるサーチ最高キーワード付与率と、ノイズ条件設定欄60におけるノイズ最高キーワード付与率とを設定できる。
【0022】
図2では、サーチ最高キーワード付与率として最高値設定欄55に「100」%を入力し、ノイズ最高キーワード付与率として最高値設定欄65に「70」%を入力した状態を示している。
図2に示す入力状態でのキーワード付与率について以下に説明する。
図2では、サーチ最高キーワード付与率を「100」%とし、第1サーチ条件設定欄51、第2サーチ条件設定欄52、第3サーチ条件設定欄53、及び第4サーチ条件設定欄54の重み付けはすべて「1」である。
従って、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードを全て含み、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワード、第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワード、第3ノイズ条件設定欄63、及び第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを全て含まない案件データでは、キーワード付与率は100%となる。
また、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードのいずれか1つだけを含み、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワード、第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワード、第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワード、及び第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを全て含まない案件データでは、キーワード付与率は25%となる。
【0023】
すなわち、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワード、第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワード、第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワード、及び第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを全て含まない場合には、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードの中でいずれか2つだけを含むとキーワード付与率は50%、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードの中でいずれか3つだけを含むとキーワード付与率は75%である。
【0024】
一方、
図2では、ノイズ最高キーワード付与率を「75」%とし、第1ノイズ条件設定欄61の重み付けを「1」、第2ノイズ条件設定欄62の重み付けを「3」、第3ノイズ条件設定欄63の重み付けを「2」、及び第4ノイズ条件設定欄64の重み付けを「1」としている。
従って、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードを全て含み、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワードを含み、第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワード、第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワード、及び第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを含まない案件データでは、キーワード付与率は90%となる。
また、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードを全て含み、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワード、及び第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワードを含み、第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワード、及び第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを含まない案件データでは、キーワード付与率は60%となる。
また、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードを全て含み、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワード、第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワード、及び第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワードを含み、第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを含まない案件データでは、キーワード付与率は40%となる。
また、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードを全て含み、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワード、第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワード、第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワード、及び第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを含む案件データでは、キーワード付与率は30%となる。
【0025】
また、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードのいずれか1つだけを含み、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワードを含み、第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワード、第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワード、及び第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを含まない案件データでは、キーワード付与率は15%となる。
また、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードのいずれか1つだけを含み、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワード、及び第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワードを含み、第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワード、及び第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを含まない案件データでは、キーワード付与率はマイナス15%となる。
また、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードのいずれか1つだけを含み、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワード、第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワード、及び第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワードを含み、第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを含まない案件データでは、キーワード付与率はマイナス35%となる。
また、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードのいずれか1つだけを含み、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワード、第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワード、第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワード、及び第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを含む案件データでは、キーワード付与率はマイナス45%となる。
【0026】
また、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードを全て含まず、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワードを含み、第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワード、第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワード、及び第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを含まない案件データでは、キーワード付与率はマイナス10%となる。
また、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードを全て含まず、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワード、及び第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワードを含み、第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワード、及び第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを含まない案件データでは、キーワード付与率はマイナス40%となる。
また、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードを全て含まず、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワード、第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワード、及び第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワードを含み、第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを含まない案件データでは、キーワード付与率はマイナス60%となる。
また、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードを全て含まず、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワード、第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワード、第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワード、及び第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを含む案件データでは、キーワード付与率はマイナス70%となる。
【0027】
このように、処理手段40では、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52の双方に入力されたキーワードを含む案件データに対しては、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データよりも高いキーワード付与率を算出する。
また、処理手段40では、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データに対しては、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52の双方に入力されたキーワードを含まない案件データよりも高いキーワード付与率を算出する。
また、処理手段40では、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52の双方に入力されたキーワードを含み、第1ノイズ条件設定欄61及び第2ノイズ条件設定欄62の双方に入力されたキーワードを含まない案件データに対しては、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52の双方に入力されたキーワードを含み、第1ノイズ条件設定欄61及び第2ノイズ条件設定欄62のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データよりも高いキーワード付与率を算出する。
【0028】
また、処理手段40では、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52の双方に入力されたキーワードを含み、第1ノイズ条件設定欄61及び第2ノイズ条件設定欄62のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データに対しては、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52の双方に入力されたキーワードを含み、第1ノイズ条件設定欄61及び第2ノイズ条件設定欄62の双方に入力されたキーワードを含む案件データよりも高いキーワード付与率を算出する。
また、処理手段40では、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含み、第1ノイズ条件設定欄61及び第2ノイズ条件設定欄62の双方に入力されたキーワードを含まない案件データに対しては、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含み、第1ノイズ条件設定欄61及び第2ノイズ条件設定欄62のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データよりも高いキーワード付与率を算出する。
また、処理手段40では、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含み、第1ノイズ条件設定欄61及び第2ノイズ条件設定欄62のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データに対しては、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含み、第1ノイズ条件設定欄61及び第2ノイズ条件設定欄62の双方に入力されたキーワードを含む案件データよりも高いキーワード付与率を算出する。
【0029】
また、処理手段40では、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52の双方に入力されたキーワードを含まず、第1ノイズ条件設定欄61及び第2ノイズ条件設定欄62の双方に入力されたキーワードを含む案件データに対しては、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52の双方に入力されたキーワードを含まず、第1ノイズ条件設定欄61及び第2ノイズ条件設定欄62のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データよりも低いキーワード付与率を算出する。
また、処理手段40では、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52の双方に入力されたキーワードを含まず、第1ノイズ条件設定欄61及び第2ノイズ条件設定欄62のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データに対しては、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52の双方に入力されたキーワードを含まず、第1ノイズ条件設定欄61及び第2ノイズ条件設定欄62の双方に入力されたキーワードを含まない案件データよりも低いキーワード付与率を算出する。
【0030】
このように、サーチ条件設定欄50とノイズ条件設定欄60とを有し、特にノイズ条件設定欄60を有することで、ノイズ条件設定欄60に入力されたキーワードを案件データが含む場合には、キーワード付与率を低くでき、検索対象外とするノイズのキーワードを含む案件を、完全に除外することなく、マイナスの評価をキーワード付与率に反映することができ、検索条件をどの程度満たすかをキーワード付与率で評価することができる。
また、入力手段20では、サーチ条件設定欄50におけるサーチ最高キーワード付与率と、ノイズ条件設定欄60におけるノイズ最高キーワード付与率とを設定できるため、サーチ条件設定欄50に入力されたキーワードを案件データが含む場合のキーワード付与率と、ノイズ条件設定欄60に入力されたキーワードを案件データが含む場合のキーワード付与率との調整を設定でき、特に検索対象外とするノイズのキーワードを含む場合の影響を調整できる。
【0031】
以上説明したキーワード付与率の算出は、
図2に示すように「合算」をユーザが入力指示した場合である。
以下に、「合算」ではなく、「独立」をユーザが入力指示した場合のキーワード付与率の算出について説明する。
「独立」を指示した場合には、サーチ条件設定欄50におけるキーワード付与率とノイズ条件設定欄60におけるキーワード付与率を別々に算出する。
従って、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードを全て含む場合には、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワード、第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワード、第3ノイズ条件設定欄63、及び第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを含むか否かにかかわらず案件データでは、キーワード付与率は100%となる。
また、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードのいずれか1つだけを含む場合には、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワード、第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワード、第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワード、及び第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを含むか否かにかかわらず案件データでは、キーワード付与率は25%となる。
【0032】
すなわち、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワード、第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワード、第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワード、及び第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを含むか否かにかかわらず、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードの中でいずれか2つだけを含むとキーワード付与率は50%、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードの中でいずれか3つだけを含むとキーワード付与率は75%である。
【0033】
また、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードを含むか否かにかかわらず、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワードを含み、第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワード、第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワード、及び第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを含まない案件データでは、キーワード付与率はマイナス10%となる。
また、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードを含むか否かにかかわらず、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワード、及び第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワードを含み、第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワード、及び第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを含まない案件データでは、キーワード付与率はマイナス40%となる。
また、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードを含むか否かにかかわらず、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワード、第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワード、及び第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワードを含み、第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを含まない案件データでは、キーワード付与率はマイナス60%となる。
また、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードを含むか否かにかかわらず、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワード、第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワード、第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワード、及び第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを含む案件データでは、キーワード付与率はマイナス70%となる。
【0034】
このように、処理手段40では、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52の双方に入力されたキーワードを含む案件データに対しては、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データよりも高いキーワード付与率を算出する。
また、処理手段40では、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データに対しては、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52の双方に入力されたキーワードを含まない案件データよりも高いキーワード付与率を算出する。
【0035】
また、処理手段40では、第1ノイズ条件設定欄61及び第2ノイズ条件設定欄62の双方に入力されたキーワードを含む案件データに対しては、第1ノイズ条件設定欄61及び第2ノイズ条件設定欄62のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データよりも低いキーワード付与率を算出する。
また、処理手段40では、第1ノイズ条件設定欄61及び第2ノイズ条件設定欄62のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データに対しては、第1ノイズ条件設定欄61及び第2ノイズ条件設定欄62の双方に入力されたキーワードを含まない案件データよりも低いキーワード付与率を算出する。
【0036】
このように、サーチ条件設定欄50とノイズ条件設定欄60とを有し、サーチ条件設定欄50に入力されたキーワードから算出されるキーワード付与率と、ノイズ条件設定欄60に入力されたキーワードから算出されるキーワード付与率とをそれぞれ算出して表示することで、サーチ対象案件かノイズ対象案件かの判定を行いやすい。
【0037】
図3は本実施例における特許調査支援システムの表示手段で表示される他の入力画面イメージ図である。
図3に示すように、キーワードを入力できるサーチ条件設定欄50とノイズ条件設定欄60とを区別することなく表示してもよい。
【0038】
なお、
図2との相違点について以下に説明する。
図3に示す画面イメージ図では、サーチ条件設定欄50とノイズ条件設定欄60とを区別しないために、
図2に示すようなサーチ最高キーワード付与率やノイズ最高キーワード付与率の設定はなく、キーワード付与率は100%からマイナス100%になるように算出される。
すなわち、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードを全て含み、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワードを含み、第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワード、第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワード、及び第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを全て含まない案件データでは、キーワード付与率は100%となる。
また、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードを全て含まず、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワードを含み、第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワード、第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワード、及び第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを全て含む案件データでは、キーワード付与率はマイナス100%となる。
【0039】
なお、キーワード付与率は重み付けには依存する。
図3では、第1サーチ条件設定欄51、第2サーチ条件設定欄52、第3サーチ条件設定欄53、及び第4サーチ条件設定欄54の重み付けはすべて「1」とし、第1ノイズ条件設定欄61の重み付けを「1」、第2ノイズ条件設定欄62の重み付けを「3」、第3ノイズ条件設定欄63の重み付けを「2」、及び第4ノイズ条件設定欄64の重み付けを「1」としている。
【0040】
従って、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードを全て含み、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワードを含み、第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワード、第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワード、及び第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを含まない案件データでは、キーワード付与率は86%となる。
また、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードを全て含み、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワード、及び第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワードを含み、第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワード、及び第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを含まない案件データでは、キーワード付与率は43%となる。
また、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードを全て含み、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワード、第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワード、及び第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワードを含み、第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを含まない案件データでは、キーワード付与率は14%となる。
また、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードを全て含み、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワード、第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワード、第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワード、及び第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを全て含む案件データでは、キーワード付与率は0%となる。
【0041】
また、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードのいずれか1つだけを含み、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワードを含み、第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワード、第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワード、及び第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを含まない案件データでは、キーワード付与率は11%となる。
また、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードのいずれか1つだけを含み、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワード、及び第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワードを含み、第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワード、及び第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを含まない案件データでは、キーワード付与率はマイナス32%となる。
また、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードのいずれか1つだけを含み、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワード、第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワード、及び第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワードを含み、第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを含まない案件データでは、キーワード付与率はマイナス61%となる。
また、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードのいずれか1つだけを含み、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワード、第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワード、第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワード、及び第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを全て含む案件データでは、キーワード付与率はマイナス75%となる。
【0042】
また、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードを全て含まず、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワードを含み、第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワード、第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワード、及び第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを含まない案件データでは、キーワード付与率はマイナス14%となる。
また、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードを全て含まず、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワード、及び第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワードを含み、第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワード、及び第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを含まない案件データでは、キーワード付与率はマイナス57%となる。
また、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードを全て含まず、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワード、第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワード、及び第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワードを含み、第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを含まない案件データでは、キーワード付与率はマイナス86%となる。
【0043】
このように、処理手段40では、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52の双方に入力されたキーワードを含む案件データに対しては、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データよりも高いキーワード付与率を算出する。
【0044】
また、処理手段40では、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データに対しては、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52の双方に入力されたキーワードを含まない案件データよりも高いキーワード付与率を算出する。
また、処理手段40では、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52の双方に入力されたキーワードを含み、第1ノイズ条件設定欄61及び第2ノイズ条件設定欄62の双方に入力されたキーワードを含まない案件データに対しては、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52の双方に入力されたキーワードを含み、第1ノイズ条件設定欄61及び第2ノイズ条件設定欄62のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データよりも高いキーワード付与率を算出する。
また、処理手段40では、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52の双方に入力されたキーワードを含み、第1ノイズ条件設定欄61及び第2ノイズ条件設定欄62のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データに対しては、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52の双方に入力されたキーワードを含み、第1ノイズ条件設定欄61及び第2ノイズ条件設定欄62の双方に入力されたキーワードを含む案件データよりも高いキーワード付与率を算出する。
また、処理手段40では、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含み、第1ノイズ条件設定欄61及び第2ノイズ条件設定欄62の双方に入力されたキーワードを含まない案件データに対しては、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含み、第1ノイズ条件設定欄61及び第2ノイズ条件設定欄62のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データよりも高いキーワード付与率を算出する。
また、処理手段40では、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含み、第1ノイズ条件設定欄61及び第2ノイズ条件設定欄62のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データに対しては、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含み、第1ノイズ条件設定欄61及び第2ノイズ条件設定欄62の双方に入力されたキーワードを含む案件データよりも高いキーワード付与率を算出する。
【0045】
また、処理手段40では、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52の双方に入力されたキーワードを含まず、第1ノイズ条件設定欄61及び第2ノイズ条件設定欄62の双方に入力されたキーワードを含む案件データに対しては、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52の双方に入力されたキーワードを含まず、第1ノイズ条件設定欄61及び第2ノイズ条件設定欄62のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データよりも低いキーワード付与率を算出する。
また、処理手段40では、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52の双方に入力されたキーワードを含まず、第1ノイズ条件設定欄61及び第2ノイズ条件設定欄62のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データに対しては、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52の双方に入力されたキーワードを含まず、第1ノイズ条件設定欄61及び第2ノイズ条件設定欄62の双方に入力されたキーワードを含まない案件データよりも低いキーワード付与率を算出する。
【0046】
このように、サーチ条件設定欄50とノイズ条件設定欄60とを有し、特にノイズ条件設定欄60を有することで、ノイズ条件設定欄60に入力されたキーワードを案件データが含む場合には、キーワード付与率を低くでき、検索対象外とするノイズのキーワードを含む案件を、完全に除外することなく、マイナスの評価をキーワード付与率に反映することができ、検索条件をどの程度満たすかをキーワード付与率で評価することができる。
【0047】
図4は本実施例における特許調査支援システムの表示手段で表示される出力画面イメージ図である。
図4では、キーワード付与率別に分類された案件について、機械学習で判定されたサーチ対象案件又はノイズ対象案件の件数を表示している。
例えば、キーワード付与率が100~91%である案件データは6件有り、この6件は全て機械学習ではサーチ対象案件として判定されたことを示している。また、キーワード付与率がマイナス100~マイナス91%である案件データは21件有り、この21件は全て機械学習ではノイズ対象案件として判定されたことを示している。
図4において、キーワード付与率が20~11%である案件データは38件あり、38件中30件は機械学習においてもサーチ対象案件として判定されているが、38件中2件は機械学習ではノイズ対象案件として判定され、キーワード付与率がマイナス20~マイナス11%である案件データは142件あり、142件中72件は機械学習においてもノイズ対象案件として判定されているが、142件中15件は機械学習ではサーチ対象案件として判定されている。
従って、
図4に示す場合には、キーワード付与率が20~11%である案件データの中で機械学習ではノイズ対象案件として判定されている2件、及びキーワード付与率がマイナス20~マイナス11%である案件データの中で機械学習ではサーチ対象案件として判定されている15件を、サーチ対象案件かノイズ対象案件かの判定が困難な案件データとして特定することができる。
【0048】
このように、表示手段30において、キーワード付与率に応じて、サーチ対象案件又はノイズ対象案件の件数を表示し、キーワードによるキーワード付与率と機械学習を利用した判定とを併用することで、サーチ対象案件かノイズ対象案件かの判定が困難な案件データを特定することができる。
【0049】
図5は本実施例における特許調査支援システムの表示手段で表示される他の出力画面イメージ図である。
図5では、案件データに対して、サーチ条件設定欄50に入力されたキーワードから算出されるキーワード付与率と、ノイズ条件設定欄60に入力されたキーワードから算出されるキーワード付与率とをそれぞれ表示している。
なお、
図5に示すように、機械学習による判定結果が表示されることが好ましく、サーチ条件設定欄50に入力されたキーワード及びイズ条件設定欄20に入力されたキーワードは、それぞれ指定された着色でハイライト表示される。
【0050】
図6は本実施例における特許調査支援システムの他の利用形態を示す入力画面イメージ図、
図7は同利用形態を示す出力画面イメージ図である。
本利用形態では、サーチ条件設定欄50を第1分類条件設定欄として使用し、ノイズ条件設定欄60を第2分類条件設定欄として用いる他は、上記実施例と同一であるため説明を省略する。
【0051】
以上のように本実施例によれば、サーチ条件設定欄50とノイズ条件設定欄60とを有し、特にノイズ条件設定欄60を有することで、ノイズ条件設定欄60に入力されたキーワードを案件データが含む場合には、キーワード付与率を低くでき、検索対象外とするノイズのキーワードを含む案件を、完全に除外することなく、マイナスの評価をキーワード付与率に反映することができ、検索条件をどの程度満たすかをキーワード付与率で評価することができる。
また本実施例によれば、サーチ条件設定欄50とノイズ条件設定欄60とを有し、サーチ条件設定欄50に入力されたキーワードから算出されるキーワード付与率と、ノイズ条件設定欄60に入力されたキーワードから算出されるキーワード付与率とをそれぞれ表示することで、サーチ対象案件かノイズ対象案件かの判定を行いやすい。
【0052】
なお、本実施例では、キーワード付与率を算出するためのキーワードを入力手段20で入力できる場合で説明したが、入力手段20によって入力するのではなく、処理手段40でキーワードを自動抽出してもよい。
また、
図6及び
図7に示すように、本実施例における特許調査支援システムは、サーチ対象案件とノイズ対象案件に区分できる他に、技術分類に区分することもでき、3つ以上に区分することもできる。
技術分類に区分する場合には、第1群教師案件データは、テーマにおいて第1群に分類される第1群対象案件であるとあらかじめ評価されたデータであり、第2群教師案件データは、テーマにおいて第2群に分類される第2群対象案件であるとあらかじめ評価されたデータであり、AI判定では、第1群対象案件か第2群対象案件かを判定する。
また、技術分類に区分する場合には、サーチ条件設定欄50に入力されるキーワードが第1群キーワードとなり、ノイズ条件設定欄60に入力されるキーワードが第2群キーワードとなる。
【産業上の利用可能性】
【0053】
本発明は、国内における特許公報だけなく、中国や米国などの外国の特許公報についても利用できる。
【符号の説明】
【0054】
10 情報データベース
11 特許情報データベース
12 評価情報データベース
13 管理情報データベース
14 特許データ取込処理部
15 管理情報入力手段
20 入力手段
30 表示手段
40 処理手段
41 キーワード検索部
42 キーワード付与率演算部
43 重み付け処理部
44 ハイライト表示処理部
45 ソート処理部
50 サーチ条件設定欄
51 第1サーチ条件設定欄
52 第2サーチ条件設定欄
53 第3サーチ条件設定欄
54 第4サーチ条件設定欄
55 最高値設定欄
60 ノイズ条件設定欄
61 第1ノイズ条件設定欄
62 第2ノイズ条件設定欄
63 第3ノイズ条件設定欄
64 第4ノイズ条件設定欄
65 最高値設定欄
【手続補正書】
【提出日】2022-08-03
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、設定したテーマに基づく案件データを収集した特許情報データを蓄積し、検索条件として設定するキーワードを入力し、入力されたキーワードを用いてキーワード付与率を算出し、算出されたキーワード付与率を用いて案件データを表示する特許調査支援システムに関する。
【背景技術】
【0002】
膨大な発行件数に及ぶ各国の特許公報に対して、他方では多種多様な技術の開発が行われていることから、特許調査の対象範囲は拡大しており、膨大な件数を対象とした特許調査への対応が必要となっている。
このような状況の中で、本出願人は、異なる条件として複数のハイライト(着色)文字を入力した場合に、これらの条件をどの程度満たすかがハイライト付与率として表示される特許情報処理装置を提案している(特許文献1)。
また、本特許出願人は、人工知能、アルゴリズム、又はあらかじめ設定された所定条件によって確率判定値が付与された未評価案件データの中から、評価対象案件データを選択する際の判定を容易とする特許調査支援方法を提案している(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第5703399号公報
【特許文献2】特許第6453502号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1によれば、いくつの条件(ハイライト文字)を満たしたかが、ハイライト付与率として表示されるため、案件データに対する評価を行いやすい。
また、特許文献2によれば、第1の軸をサーチ確率、第2の軸をノイズ確率とする少なくとも2軸を有するグラフに表示されるプロットの散布状況を把握した上で評価対象案件データを選択できるため、サーチ対象確率判定値やノイズ対象確率判定値からでは判定しづらい境界を認識でき、評価対象案件データを的確に選択できる。
特許文献2は、評価対象案件データを選択する際の判定にノイズという概念を用いており、このノイズの概念を特許文献1のようなキーワード検索に用いることで、案件データに対する評価を更に行いやすくなる。
【0005】
本発明は、第1群対象案件か第2群対象案件かの判定が困難な案件データを特定することができる特許調査支援システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載の本発明の特許調査支援システムは、設定したテーマに基づく未評価案件データを特許情報データベース11に蓄積し、処理手段40では、前記テーマにおいて第1群に分類される第1群対象案件であるとあらかじめ評価された第1群教師案件データ、及び前記テーマにおいて第2群に分類される第2群対象案件であるとあらかじめ評価された第2群教師案件データを用いて、前記未評価案件データについて、前記第1群対象案件か前記第2群対象案件かを判定し、前記第1群対象案件を抽出するための第1群キーワード及び前記第2群対象案件を抽出するための第2群キーワードを用いて、前記未評価案件データについて、前記第1群キーワードを含む場合にプラスの評価を、前記第2群キーワードを含む場合にマイナスの評価を与えるようなキーワード付与率を算出し、表示手段30では、前記キーワード付与率がプラスであり、かつ、前記第2群対象案件と判定された前記未評価案件データと、前記キーワード付与率がマイナスであり、かつ、前記第1群対象案件と判定された前記未評価案件データとを、他の前記未評価案件データと区別して表示することを特徴とする。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の特許調査支援システムにおいて、前記第1群キーワード及び前記第2群キーワードを入力する入力手段20を有し、前記入力手段20では、入力される前記第1群キーワードを含む案件データを検索対象とするサーチ条件設定欄50と、入力される前記第2群キーワードを含む前記案件データを前記検索対象外とするノイズ条件設定欄60とに、キーワードを入力でき、前記サーチ条件設定欄50として、少なくとも第1サーチ条件設定欄51と第2サーチ条件設定欄52とを有し、前記ノイズ条件設定欄60として、少なくとも第1ノイズ条件設定欄61と第2ノイズ条件設定欄62とを有し、前記処理手段40では、前記第1サーチ条件設定欄51及び前記第2サーチ条件設定欄52の双方に入力された前記キーワードを含む前記案件データに対しては、前記第1サーチ条件設定欄51及び前記第2サーチ条件設定欄52のいずれか一方だけに入力された前記キーワードを含む前記案件データよりも高い前記キーワード付与率を算出し、前記第1サーチ条件設定欄51及び前記第2サーチ条件設定欄52のいずれか一方だけに入力された前記キーワードを含む前記案件データに対しては、前記第1サーチ条件設定欄51及び前記第2サーチ条件設定欄52の双方に入力された前記キーワードを含まない前記案件データよりも高い前記キーワード付与率を算出し、前記第1サーチ条件設定欄51及び前記第2サーチ条件設定欄52の双方に入力された前記キーワードを含み、前記第1ノイズ条件設定欄61及び前記第2ノイズ条件設定欄62の双方に入力された前記キーワードを含まない前記案件データに対しては、前記第1サーチ条件設定欄51及び前記第2サーチ条件設定欄52の双方に入力された前記キーワードを含み、前記第1ノイズ条件設定欄61及び前記第2ノイズ条件設定欄62のいずれか一方だけに入力された前記キーワードを含む前記案件データよりも高い前記キーワード付与率を算出し、前記第1サーチ条件設定欄51及び前記第2サーチ条件設定欄52の双方に入力された前記キーワードを含み、前記第1ノイズ条件設定欄61及び前記第2ノイズ条件設定欄62のいずれか一方だけに入力された前記キーワードを含む前記案件データに対しては、前記第1サーチ条件設定欄51及び前記第2サーチ条件設定欄52の双方に入力された前記キーワードを含み、前記第1ノイズ条件設定欄61及び前記第2ノイズ条件設定欄62の双方に入力された前記キーワードを含む前記案件データよりも高い前記キーワード付与率を算出し、前記第1サーチ条件設定欄51及び前記第2サーチ条件設定欄52のいずれか一方だけに入力された前記キーワードを含み、前記第1ノイズ条件設定欄61及び前記第2ノイズ条件設定欄62の双方に入力された前記キーワードを含まない前記案件データに対しては、前記第1サーチ条件設定欄51及び前記第2サーチ条件設定欄52のいずれか一方だけに入力された前記キーワードを含み、前記第1ノイズ条件設定欄61及び前記第2ノイズ条件設定欄62のいずれか一方だけに入力された前記キーワードを含む前記案件データよりも高い前記キーワード付与率を算出し、前記第1サーチ条件設定欄51及び前記第2サーチ条件設定欄52のいずれか一方だけに入力された前記キーワードを含み、前記第1ノイズ条件設定欄61及び前記第2ノイズ条件設定欄62のいずれか一方だけに入力された前記キーワードを含む前記案件データに対しては、前記第1サーチ条件設定欄51及び前記第2サーチ条件設定欄52のいずれか一方だけに入力された前記キーワードを含み、前記第1ノイズ条件設定欄61及び前記第2ノイズ条件設定欄62の双方に入力された前記キーワードを含む前記案件データよりも高い前記キーワード付与率を算出し、前記第1サーチ条件設定欄51及び前記第2サーチ条件設定欄52の双方に入力された前記キーワードを含まず、前記第1ノイズ条件設定欄61及び前記第2ノイズ条件設定欄62の双方に入力された前記キーワードを含む前記案件データに対しては、前記第1サーチ条件設定欄51及び前記第2サーチ条件設定欄52の双方に入力された前記キーワードを含まず、前記第1ノイズ条件設定欄61及び前記第2ノイズ条件設定欄62のいずれか一方だけに入力された前記キーワードを含む前記案件データよりも低い前記キーワード付与率を算出し、前記第1サーチ条件設定欄51及び前記第2サーチ条件設定欄52の双方に入力された前記キーワードを含まず、前記第1ノイズ条件設定欄61及び前記第2ノイズ条件設定欄62のいずれか一方だけに入力された前記キーワードを含む前記案件データに対しては、前記第1サーチ条件設定欄51及び前記第2サーチ条件設定欄52の双方に入力された前記キーワードを含まず、前記第1ノイズ条件設定欄61及び前記第2ノイズ条件設定欄62の双方に入力された前記キーワードを含まない前記案件データよりも低い前記キーワード付与率を算出し、前記表示手段30では、前記キーワード付与率に応じた前記案件データの件数を表示することを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、請求項2に記載の特許調査支援システムにおいて、前記入力手段20では、前記第1サーチ条件設定欄51、前記第2サーチ条件設定欄52、前記第1ノイズ条件設定欄61、及び前記第2ノイズ条件設定欄62に対してそれぞれ重み付けを設定でき、前記処理手段40では、指定された前記重み付けによって前記キーワード付与率を算出することを特徴とする。
請求項4記載の本発明は、請求項2又は請求項3に記載の特許調査支援システムにおいて、前記第1サーチ条件設定欄51、前記第2サーチ条件設定欄52、前記第1ノイズ条件設定欄61、及び前記第2ノイズ条件設定欄62には、複数の異なる前記キーワードを択一的条件で入力できるとともに、前記キーワードとしてFI及びFタームを入力できることを特徴とする。
請求項5記載の本発明は、請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の特許調査支援システムにおいて、前記入力手段20では、前記サーチ条件設定欄50におけるサーチ最高キーワード付与率と、前記ノイズ条件設定欄60におけるノイズ最高キーワード付与率とを設定でき、前記サーチ条件設定欄50に入力された前記キーワードを前記案件データが含む場合の前記キーワード付与率と、前記ノイズ条件設定欄60に入力された前記キーワードを前記案件データが含む場合の前記キーワード付与率とを、前記サーチ最高キーワード付与率と前記ノイズ最高キーワード付与率とに応じて算出することを特徴とする。
請求項6記載の本発明の特許調査支援システムは、設定したテーマに基づく案件データを収集した特許情報データを特許情報データベース11に蓄積し、検索条件として設定するキーワードとして第1群キーワード及び第2群キーワードを入力手段20から入力し、前記テーマにおいて第1群に分類される第1群対象案件であるとあらかじめ評価された第1群教師案件データ、及び前記テーマにおいて第2群に分類される第2群対象案件であるとあらかじめ評価された第2群教師案件データを用いて、未評価案件データについて、前記第1群対象案件か前記第2群対象案件かを判定し、前記第1群対象案件を抽出するための前記第1群キーワード及び前記第2群対象案件を抽出するための前記第2群キーワードを用いて、前記未評価案件データについて、前記第1群キーワードを含む場合にプラスの評価を、前記第2群キーワードを含む場合にマイナスの評価を与えるようなキーワード付与率を処理手段40で算出し、算出された前記キーワード付与率を用いて前記案件データを表示手段30で表示する特許調査支援システムであって、前記入力手段20では、入力される前記第1群キーワードを含む前記案件データを検索対象とするサーチ条件設定欄50と、入力される前記第2群キーワードを含む前記案件データを前記検索対象外とするノイズ条件設定欄60とに、前記キーワードを入力でき、前記サーチ条件設定欄50として、少なくとも第1サーチ条件設定欄51と第2サーチ条件設定欄52とを有し、前記ノイズ条件設定欄60として、少なくとも第1ノイズ条件設定欄61と第2ノイズ条件設定欄62とを有し、前記処理手段40では、前記第1サーチ条件設定欄51及び前記第2サーチ条件設定欄52の双方に入力された前記キーワードを含む前記案件データに対しては、前記第1サーチ条件設定欄51及び前記第2サーチ条件設定欄52のいずれか一方だけに入力された前記キーワードを含む前記案件データよりも高い前記キーワード付与率を算出し、前記第1サーチ条件設定欄51及び前記第2サーチ条件設定欄52のいずれか一方だけに入力された前記キーワードを含む前記案件データに対しては、前記第1サーチ条件設定欄51及び前記第2サーチ条件設定欄52の双方に入力された前記キーワードを含まない前記案件データよりも高い前記キーワード付与率を算出し、前記第1ノイズ条件設定欄61及び前記第2ノイズ条件設定欄62の双方に入力された前記キーワードを含む前記案件データに対しては、前記第1ノイズ条件設定欄61及び前記第2ノイズ条件設定欄62のいずれか一方だけに入力された前記キーワードを含む前記案件データよりも低い前記キーワード付与率を算出し、前記第1ノイズ条件設定欄61及び前記第2ノイズ条件設定欄62のいずれか一方だけに入力された前記キーワードを含む前記案件データに対しては、前記第1ノイズ条件設定欄61及び前記第2ノイズ条件設定欄62の双方に入力された前記キーワードを含まない前記案件データよりも低い前記キーワード付与率を算出し、前記表示手段30では、前記キーワード付与率がプラスであり、かつ、前記第2群対象案件と判定された前記未評価案件データと、前記キーワード付与率がマイナスであり、かつ、前記第1群対象案件と判定された前記未評価案件データとを、他の前記未評価案件データと区別して表示することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、キーワードによるキーワード付与率と機械学習を利用した判定とを併用することで、第1群対象案件か第2群対象案件かの判定が困難な案件データを特定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本発明の一実施例における特許調査支援システムの機能実現のためのブロック図
【
図2】本実施例における特許調査支援システムの表示手段で表示される入力画面イメージ図
【
図3】本実施例における特許調査支援システムの表示手段で表示される他の入力画面イメージ図
【
図4】本実施例における特許調査支援システムの表示手段で表示される出力画面イメージ図
【
図5】本実施例における特許調査支援システムの表示手段で表示される他の出力画面イメージ図
【
図6】本実施例における特許調査支援システムの他の利用形態を示す入力画面イメージ図
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の第1の実施の形態による特許調査支援システムは、設定したテーマに基づく未評価案件データを特許情報データベースに蓄積し、処理手段では、テーマにおいて第1群に分類される第1群対象案件であるとあらかじめ評価された第1群教師案件データ、及びテーマにおいて第2群に分類される第2群対象案件であるとあらかじめ評価された第2群教師案件データを用いて未評価案件データについて、第1群対象案件か第2群対象案件かを判定し、第1群対象案件を抽出するための第1群キーワード及び第2群対象案件を抽出するための第2群キーワードを用いて、未評価案件データについて、第1群キーワードを含む場合にプラスの評価を、第2群キーワードを含む場合にマイナスの評価を与えるようなキーワード付与率を算出し、表示手段では、キーワード付与率がプラスであり、かつ、第2群対象案件と判定された未評価案件データと、キーワード付与率がマイナスであり、かつ、第1群対象案件と判定された未評価案件データとを、他の未評価案件データと区別して表示するものである。
本実施の形態によれば、キーワードによるキーワード付与率と機械学習を利用した判定とを併用することで、第1群対象案件か第2群対象案件かの判定が困難な案件データを特定することができる。
【0010】
本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態による特許調査支援システムにおいて、第1群キーワード及び第2群キーワードを入力する入力手段を有し、入力手段では、入力される第1群キーワードを含む案件データを検索対象とするサーチ条件設定欄と、入力される第2群キーワードを含む案件データを検索対象外とするノイズ条件設定欄とに、キーワードを入力でき、サーチ条件設定欄として、少なくとも第1サーチ条件設定欄と第2サーチ条件設定欄とを有し、ノイズ条件設定欄として、少なくとも第1ノイズ条件設定欄と第2ノイズ条件設定欄とを有し、処理手段では、第1サーチ条件設定欄及び第2サーチ条件設定欄の双方に入力されたキーワードを含む案件データに対しては、第1サーチ条件設定欄及び第2サーチ条件設定欄のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データよりも高いキーワード付与率を算出し、第1サーチ条件設定欄及び第2サーチ条件設定欄のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データに対しては、第1サーチ条件設定欄及び第2サーチ条件設定欄の双方に入力されたキーワードを含まない案件データよりも高いキーワード付与率を算出し、第1サーチ条件設定欄及び第2サーチ条件設定欄の双方に入力されたキーワードを含み、第1ノイズ条件設定欄及び第2ノイズ条件設定欄の双方に入力されたキーワードを含まない案件データに対しては、第1サーチ条件設定欄及び第2サーチ条件設定欄の双方に入力されたキーワードを含み、第1ノイズ条件設定欄及び第2ノイズ条件設定欄のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データよりも高いキーワード付与率を算出し、第1サーチ条件設定欄及び第2サーチ条件設定欄の双方に入力されたキーワードを含み、第1ノイズ条件設定欄及び第2ノイズ条件設定欄のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データに対しては、第1サーチ条件設定欄及び第2サーチ条件設定欄の双方に入力されたキーワードを含み、第1ノイズ条件設定欄及び第2ノイズ条件設定欄の双方に入力されたキーワードを含む案件データよりも高いキーワード付与率を算出し、第1サーチ条件設定欄及び第2サーチ条件設定欄のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含み、第1ノイズ条件設定欄及び第2ノイズ条件設定欄の双方に入力されたキーワードを含まない案件データに対しては、第1サーチ条件設定欄及び第2サーチ条件設定欄のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含み、第1ノイズ条件設定欄及び第2ノイズ条件設定欄のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データよりも高いキーワード付与率を算出し、第1サーチ条件設定欄及び第2サーチ条件設定欄のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含み、第1ノイズ条件設定欄及び第2ノイズ条件設定欄のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データに対しては、第1サーチ条件設定欄及び第2サーチ条件設定欄のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含み、第1ノイズ条件設定欄及び第2ノイズ条件設定欄の双方に入力されたキーワードを含む案件データよりも高いキーワード付与率を算出し、第1サーチ条件設定欄及び第2サーチ条件設定欄の双方に入力されたキーワードを含まず、第1ノイズ条件設定欄及び第2ノイズ条件設定欄の双方に入力されたキーワードを含む案件データに対しては、第1サーチ条件設定欄及び第2サーチ条件設定欄の双方に入力されたキーワードを含まず、第1ノイズ条件設定欄及び第2ノイズ条件設定欄のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データよりも低いキーワード付与率を算出し、第1サーチ条件設定欄及び第2サーチ条件設定欄の双方に入力されたキーワードを含まず、第1ノイズ条件設定欄及び第2ノイズ条件設定欄のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データに対しては、第1サーチ条件設定欄及び第2サーチ条件設定欄の双方に入力されたキーワードを含まず、第1ノイズ条件設定欄及び第2ノイズ条件設定欄の双方に入力されたキーワードを含まない案件データよりも低いキーワード付与率を算出し、表示手段では、キーワード付与率に応じた案件データの件数を表示するものである。
本実施の形態によれば、サーチ条件設定欄とノイズ条件設定欄とを有し、特にノイズ条件設定欄を有することで、ノイズ条件設定欄に入力されたキーワードを案件データが含む場合には、キーワード付与率を低くでき、検索対象外とするノイズのキーワードを含む案件を、完全に除外することなく、マイナスの評価をキーワード付与率に反映することができ、検索条件をどの程度満たすかをキーワード付与率で評価することができる。
【0011】
本発明の第3の実施の形態は、第2の実施の形態による特許調査支援システムにおいて、入力手段では、第1サーチ条件設定欄、第2サーチ条件設定欄、第1ノイズ条件設定欄、及び第2ノイズ条件設定欄に対してそれぞれ重み付けを設定でき、処理手段では、指定された重み付けによってキーワード付与率を算出するものである。
本実施の形態によれば、第1サーチ条件設定欄、第2サーチ条件設定欄、第1ノイズ条件設定欄、及び第2ノイズ条件設定欄に対して重み付けを変更できるため、案件データに対する評価を更に行いやすい。
【0012】
本発明の第4の実施の形態は、第2又は第3の実施の形態による特許調査支援システムにおいて、第1サーチ条件設定欄、第2サーチ条件設定欄、第1ノイズ条件設定欄、及び第2ノイズ条件設定欄には、複数の異なるキーワードを択一的条件で入力できるとともに、キーワードとしてFI及びFタームを入力できるものである。
本実施の形態によれば、キーワード検索とともにFIやFタームを併せて用いることができ、案件データに対する評価を行いやすい。
【0013】
本発明の第5の実施の形態は、第2から第4のいずれかの実施の形態による特許調査支援システムにおいて、入力手段では、サーチ条件設定欄におけるサーチ最高キーワード付与率と、ノイズ条件設定欄におけるノイズ最高キーワード付与率とを設定でき、サーチ条件設定欄に入力されたキーワードを案件データが含む場合のキーワード付与率と、ノイズ条件設定欄に入力されたキーワードを案件データが含む場合のキーワード付与率とを、サーチ最高キーワード付与率とノイズ最高キーワード付与率とに応じて算出するものである。
本実施の形態によれば、サーチ条件設定欄に入力されたキーワードを案件データが含む場合のキーワード付与率と、ノイズ条件設定欄に入力されたキーワードを案件データが含む場合のキーワード付与率との調整を設定でき、特に検索対象外とするノイズのキーワードを含む場合の影響を調整できる。
【0014】
本発明の第6の実施の形態による特許調査支援システムは、入力手段では、入力される第1群キーワードを含む案件データを検索対象とするサーチ条件設定欄と、入力される第2群キーワードを含む案件データを検索対象外とするノイズ条件設定欄とに、キーワードを入力でき、サーチ条件設定欄として、少なくとも第1サーチ条件設定欄と第2サーチ条件設定欄とを有し、ノイズ条件設定欄として、少なくとも第1ノイズ条件設定欄と第2ノイズ条件設定欄とを有し、処理手段では、第1サーチ条件設定欄及び第2サーチ条件設定欄の双方に入力されたキーワードを含む案件データに対しては、第1サーチ条件設定欄及び第2サーチ条件設定欄のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データよりも高いキーワード付与率を算出し、第1サーチ条件設定欄及び第2サーチ条件設定欄のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データに対しては、第1サーチ条件設定欄及び第2サーチ条件設定欄の双方に入力されたキーワードを含まない案件データよりも高いキーワード付与率を算出し、第1ノイズ条件設定欄及び第2ノイズ条件設定欄の双方に入力されたキーワードを含む案件データに対しては、第1ノイズ条件設定欄及び第2ノイズ条件設定欄のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データよりも低いキーワード付与率を算出し、第1ノイズ条件設定欄及び第2ノイズ条件設定欄のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データに対しては、第1ノイズ条件設定欄及び第2ノイズ条件設定欄の双方に入力されたキーワードを含まない案件データよりも低いキーワード付与率を算出し、表示手段では、キーワード付与率がプラスであり、かつ、第2群対象案件と判定された未評価案件データと、キーワード付与率がマイナスであり、かつ、第1群対象案件と判定された未評価案件データとを、他の未評価案件データと区別して表示するものである。
本実施の形態によれば、サーチ条件設定欄とノイズ条件設定欄とを有し、サーチ条件設定欄に入力されたキーワードから算出されるキーワード付与率と、ノイズ条件設定欄に入力されたキーワードから算出されるキーワード付与率とをそれぞれ表示することで、サーチ対象案件かノイズ対象案件かの判定を行いやすい。
【実施例0015】
以下に、本発明の特許調査支援システムの一実施例について説明する。
図1は本発明の一実施例における特許調査支援システムの機能実現のためのブロック図である。
本実施例における特許調査支援システムは、設定したテーマに基づく案件データを収集した特許情報データを情報データベース10に蓄積し、検索条件として設定するキーワードを入力手段20から入力し、入力されたキーワードを用いて処理手段40でキーワード付与率を算出し、算出されたキーワード付与率を用いて案件データを表示手段30で表示する。
情報データベース10は、特許情報データベース11、評価情報データベース12、及び管理情報データベース13を有している。
【0016】
特許情報データベース11には、設定したテーマに基づいて特許データ取込処理部14にて収集した特許公報データを蓄積し、評価情報データベース12には、特許公報データ中の一部の書誌的データとともに利用者が入力する評価情報を含む利用者特有の追加情報を蓄積し、管理情報データベース13には、管理情報入力手段15によって、設定したテーマに関する情報、例えば、調査テーマ名、登録日、調査内容、担当部門、調査担当者、検索条件などを蓄積している。
入力手段20では、入力されるキーワードを含む案件データを検索対象とするサーチ条件設定欄と、入力されるキーワードを含む案件データを検索対象外とするノイズ条件設定欄とに、キーワードを入力できる。
ここで、サーチ条件設定欄として、少なくとも第1サーチ条件設定欄と第2サーチ条件設定欄とを有し、ノイズ条件設定欄として、少なくとも第1ノイズ条件設定欄と第2ノイズ条件設定欄とを有する。
入力手段20では、第1サーチ条件設定欄、第2サーチ条件設定欄、第1ノイズ条件設定欄、及び第2ノイズ条件設定欄に対してそれぞれ重み付けを設定できる。第1サーチ条件設定欄、第2サーチ条件設定欄、第1ノイズ条件設定欄、及び第2ノイズ条件設定欄に対して重み付けを変更できることで、案件データに対する評価を行いやすい。
【0017】
また、第1サーチ条件設定欄、第2サーチ条件設定欄、第1ノイズ条件設定欄、及び第2ノイズ条件設定欄に入力されるキーワードは、表示手段30で表示される際に、ハイライト付与(着色)によって表示される。
例えば、第1サーチ条件設定欄に入力されるキーワードに対しては第1着色を指定でき、第2サーチ条件設定欄に入力されるキーワードに対しては第2着色を指定でき、第1ノイズ条件設定欄に入力されるキーワードに対しては第3着色を指定でき、第2ノイズ条件設定欄に入力されるキーワードに対しては第4着色を指定できる。
すなわち、入力手段20では、それぞれのサーチ条件設定欄及びそれぞれのノイズ条件設定欄ごとに異なる着色を指定できる。
第1サーチ条件設定欄、第2サーチ条件設定欄、第1ノイズ条件設定欄、及び第2ノイズ条件設定欄には、キーワードとして、複数の異なるキーワードを択一的条件で入力できるとともに、FI及びFタームを入力できる。FIやFタームのような技術分類の他に、出願人や発明者などの書誌事項についてもキーワードの一つとして扱うことができる。FIやFタームをキーワードとして用いることで、案件データに対する評価を行いやすい。
入力手段20で入力又は指定されたキーワード、着色、及び重み付けは、論理式データとして評価情報データベース12に登録される。
【0018】
また、特許情報データベース11には、設定したテーマに基づく未評価案件データと、テーマでは必要なサーチ対象案件であるとあらかじめ評価された第1群教師案件データと、テーマでは不要なノイズ対象案件であるとあらかじめ評価された第2群教師案件データとを蓄積している。
そして、第1群教師案件データ及び第2群教師案件データを用いて未評価案件データについて、サーチ対象案件かノイズ対象案件かを判定し、判定結果についても特許情報データベース11に蓄積している。この判定には、例えばAI(人工知能)機能と言われる機械学習で行うことができ、処理手段40で行ってもよいが、他のコンピュータの処理手段で行ってもよい。また、第1群教師案件データ及び第2群教師案件データは、特許情報データベース11に蓄積されていなくてもよい。
【0019】
本実施例における特許調査支援システムは処理手段40を備えている。処理手段40には、キーワード検索部41、キーワード付与率演算部42、重み付け処理部43、ハイライト表示処理部44、及びソート処理部45を有している。
キーワード検索部41は、案件データ別に、サーチ条件設定欄及びノイズ条件設定欄に入力されたキーワードを含むか否かを検索する。
キーワード付与率演算部42は、案件データ別に、キーワードを全く含まないか、第1サーチ条件設定欄及び第2サーチ条件設定欄のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含むか、第1サーチ条件設定欄及び第2サーチ条件設定欄の双方に入力されたキーワードを含むか、第1ノイズ条件設定欄及び第2ノイズ条件設定欄のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含むか、第1ノイズ条件設定欄及び第2ノイズ条件設定欄の双方に入力されたキーワードを含むかなどによってキーワード付与率を演算する。
重み付け処理部43は、重み付けが付与されている場合には、キーワード付与率演算部42での演算において、キーワード付与率を指定された重み付けに応じて変更する。キーワード付与率演算部42で演算されたキーワード付与率は、評価情報データベース12に記憶される。
ハイライト表示処理部44は、特許情報データベース11から案件データを抽出し、評価情報データベース12から論理式データを抽出し、キーワードに対して指定された着色を付与して、表示手段30に表示する。
ソート処理部45は、特許情報データベース11から案件データを抽出し、評価情報データベース12から論理式データ及びキーワード付与率を抽出し、特許情報データについて、選択されたキーワード付与率によって案件データを並べ替える。なお、ソート処理部45では、管理情報データベース13に蓄積している担当者別に並べ替えることもできる。
【0020】
図2は本実施例における特許調査支援システムの表示手段で表示される入力画面イメージ図である。
図2に示すように、キーワードを入力できるサーチ条件設定欄50とノイズ条件設定欄60とが表示される。
図2では、第1サーチ条件設定欄51にキーワードとして「リチウム塩 有機溶媒電解液」が入力され、第2サーチ条件設定欄52にキーワードとして「リチウムイオン」が入力され、第3サーチ条件設定欄53にキーワードとして「リチウム遷移金属酸化物」が入力され、第4サーチ条件設定欄54にキーワードとして「正極活物質」が入力されていることを示している。ここで、第1サーチ条件設定欄51、第2サーチ条件設定欄52、第3サーチ条件設定欄53、及び第4サーチ条件設定欄54はサーチ条件設定欄50である。
また、
図2では、第1ノイズ条件設定欄61にキーワードとして「コバルト」が入力され、第2ノイズ条件設定欄62にキーワードとして「非結晶」が入力され、第3ノイズ条件設定欄63にキーワードとして「誘電率」が入力され、第4ノイズ条件設定欄64にキーワードとして「リン」が入力されていることを示している。ここで、第1ノイズ条件設定欄61、第2ノイズ条件設定欄62、第3ノイズ条件設定欄63、及び第4ノイズ条件設定欄64はノイズ条件設定欄60である。
サーチ条件設定欄50及びノイズ条件設定欄60は、追加削除を行うことができる。
【0021】
本実施例では、第1サーチ条件設定欄51が複数の異なるキーワードを択一的条件で入力している。
それぞれのキーワードに対しては、「部分一致」及び「完全一致」のいずれかを選択でき、指定項目を「請求の範囲」、「名称」、「要約」、「全文」、及び「詳細な説明」のいずれかを含む項目から選択できる。
入力手段20では、サーチ条件設定欄50におけるサーチ最高キーワード付与率と、ノイズ条件設定欄60におけるノイズ最高キーワード付与率とを設定できる。
【0022】
図2では、サーチ最高キーワード付与率として最高値設定欄55に「100」%を入力し、ノイズ最高キーワード付与率として最高値設定欄65に「70」%を入力した状態を示している。
図2に示す入力状態でのキーワード付与率について以下に説明する。
図2では、サーチ最高キーワード付与率を「100」%とし、第1サーチ条件設定欄51、第2サーチ条件設定欄52、第3サーチ条件設定欄53、及び第4サーチ条件設定欄54の重み付けはすべて「1」である。
従って、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードを全て含み、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワード、第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワード、第3ノイズ条件設定欄63、及び第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを全て含まない案件データでは、キーワード付与率は100%となる。
また、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードのいずれか1つだけを含み、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワード、第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワード、第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワード、及び第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを全て含まない案件データでは、キーワード付与率は25%となる。
【0023】
すなわち、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワード、第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワード、第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワード、及び第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを全て含まない場合には、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードの中でいずれか2つだけを含むとキーワード付与率は50%、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードの中でいずれか3つだけを含むとキーワード付与率は75%である。
【0024】
一方、
図2では、ノイズ最高キーワード付与率を「75」%とし、第1ノイズ条件設定欄61の重み付けを「1」、第2ノイズ条件設定欄62の重み付けを「3」、第3ノイズ条件設定欄63の重み付けを「2」、及び第4ノイズ条件設定欄64の重み付けを「1」としている。
従って、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードを全て含み、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワードを含み、第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワード、第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワード、及び第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを含まない案件データでは、キーワード付与率は90%となる。
また、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードを全て含み、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワード、及び第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワードを含み、第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワード、及び第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを含まない案件データでは、キーワード付与率は60%となる。
また、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードを全て含み、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワード、第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワード、及び第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワードを含み、第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを含まない案件データでは、キーワード付与率は40%となる。
また、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードを全て含み、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワード、第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワード、第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワード、及び第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを含む案件データでは、キーワード付与率は30%となる。
【0025】
また、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードのいずれか1つだけを含み、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワードを含み、第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワード、第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワード、及び第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを含まない案件データでは、キーワード付与率は15%となる。
また、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードのいずれか1つだけを含み、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワード、及び第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワードを含み、第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワード、及び第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを含まない案件データでは、キーワード付与率はマイナス15%となる。
また、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードのいずれか1つだけを含み、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワード、第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワード、及び第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワードを含み、第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを含まない案件データでは、キーワード付与率はマイナス35%となる。
また、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードのいずれか1つだけを含み、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワード、第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワード、第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワード、及び第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを含む案件データでは、キーワード付与率はマイナス45%となる。
【0026】
また、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードを全て含まず、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワードを含み、第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワード、第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワード、及び第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを含まない案件データでは、キーワード付与率はマイナス10%となる。
また、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードを全て含まず、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワード、及び第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワードを含み、第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワード、及び第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを含まない案件データでは、キーワード付与率はマイナス40%となる。
また、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードを全て含まず、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワード、第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワード、及び第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワードを含み、第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを含まない案件データでは、キーワード付与率はマイナス60%となる。
また、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードを全て含まず、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワード、第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワード、第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワード、及び第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを含む案件データでは、キーワード付与率はマイナス70%となる。
【0027】
このように、処理手段40では、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52の双方に入力されたキーワードを含む案件データに対しては、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データよりも高いキーワード付与率を算出する。
また、処理手段40では、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データに対しては、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52の双方に入力されたキーワードを含まない案件データよりも高いキーワード付与率を算出する。
また、処理手段40では、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52の双方に入力されたキーワードを含み、第1ノイズ条件設定欄61及び第2ノイズ条件設定欄62の双方に入力されたキーワードを含まない案件データに対しては、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52の双方に入力されたキーワードを含み、第1ノイズ条件設定欄61及び第2ノイズ条件設定欄62のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データよりも高いキーワード付与率を算出する。
【0028】
また、処理手段40では、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52の双方に入力されたキーワードを含み、第1ノイズ条件設定欄61及び第2ノイズ条件設定欄62のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データに対しては、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52の双方に入力されたキーワードを含み、第1ノイズ条件設定欄61及び第2ノイズ条件設定欄62の双方に入力されたキーワードを含む案件データよりも高いキーワード付与率を算出する。
また、処理手段40では、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含み、第1ノイズ条件設定欄61及び第2ノイズ条件設定欄62の双方に入力されたキーワードを含まない案件データに対しては、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含み、第1ノイズ条件設定欄61及び第2ノイズ条件設定欄62のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データよりも高いキーワード付与率を算出する。
また、処理手段40では、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含み、第1ノイズ条件設定欄61及び第2ノイズ条件設定欄62のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データに対しては、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含み、第1ノイズ条件設定欄61及び第2ノイズ条件設定欄62の双方に入力されたキーワードを含む案件データよりも高いキーワード付与率を算出する。
【0029】
また、処理手段40では、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52の双方に入力されたキーワードを含まず、第1ノイズ条件設定欄61及び第2ノイズ条件設定欄62の双方に入力されたキーワードを含む案件データに対しては、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52の双方に入力されたキーワードを含まず、第1ノイズ条件設定欄61及び第2ノイズ条件設定欄62のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データよりも低いキーワード付与率を算出する。
また、処理手段40では、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52の双方に入力されたキーワードを含まず、第1ノイズ条件設定欄61及び第2ノイズ条件設定欄62のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データに対しては、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52の双方に入力されたキーワードを含まず、第1ノイズ条件設定欄61及び第2ノイズ条件設定欄62の双方に入力されたキーワードを含まない案件データよりも低いキーワード付与率を算出する。
【0030】
このように、サーチ条件設定欄50とノイズ条件設定欄60とを有し、特にノイズ条件設定欄60を有することで、ノイズ条件設定欄60に入力されたキーワードを案件データが含む場合には、キーワード付与率を低くでき、検索対象外とするノイズのキーワードを含む案件を、完全に除外することなく、マイナスの評価をキーワード付与率に反映することができ、検索条件をどの程度満たすかをキーワード付与率で評価することができる。
また、入力手段20では、サーチ条件設定欄50におけるサーチ最高キーワード付与率と、ノイズ条件設定欄60におけるノイズ最高キーワード付与率とを設定できるため、サーチ条件設定欄50に入力されたキーワードを案件データが含む場合のキーワード付与率と、ノイズ条件設定欄60に入力されたキーワードを案件データが含む場合のキーワード付与率との調整を設定でき、特に検索対象外とするノイズのキーワードを含む場合の影響を調整できる。
【0031】
以上説明したキーワード付与率の算出は、
図2に示すように「合算」をユーザが入力指示した場合である。
以下に、「合算」ではなく、「独立」をユーザが入力指示した場合のキーワード付与率の算出について説明する。
「独立」を指示した場合には、サーチ条件設定欄50におけるキーワード付与率とノイズ条件設定欄60におけるキーワード付与率を別々に算出する。
従って、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードを全て含む場合には、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワード、第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワード、第3ノイズ条件設定欄63、及び第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを含むか否かにかかわらず案件データでは、キーワード付与率は100%となる。
また、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードのいずれか1つだけを含む場合には、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワード、第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワード、第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワード、及び第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを含むか否かにかかわらず案件データでは、キーワード付与率は25%となる。
【0032】
すなわち、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワード、第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワード、第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワード、及び第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを含むか否かにかかわらず、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードの中でいずれか2つだけを含むとキーワード付与率は50%、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードの中でいずれか3つだけを含むとキーワード付与率は75%である。
【0033】
また、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードを含むか否かにかかわらず、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワードを含み、第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワード、第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワード、及び第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを含まない案件データでは、キーワード付与率はマイナス10%となる。
また、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードを含むか否かにかかわらず、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワード、及び第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワードを含み、第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワード、及び第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを含まない案件データでは、キーワード付与率はマイナス40%となる。
また、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードを含むか否かにかかわらず、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワード、第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワード、及び第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワードを含み、第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを含まない案件データでは、キーワード付与率はマイナス60%となる。
また、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードを含むか否かにかかわらず、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワード、第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワード、第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワード、及び第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを含む案件データでは、キーワード付与率はマイナス70%となる。
【0034】
このように、処理手段40では、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52の双方に入力されたキーワードを含む案件データに対しては、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データよりも高いキーワード付与率を算出する。
また、処理手段40では、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データに対しては、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52の双方に入力されたキーワードを含まない案件データよりも高いキーワード付与率を算出する。
【0035】
また、処理手段40では、第1ノイズ条件設定欄61及び第2ノイズ条件設定欄62の双方に入力されたキーワードを含む案件データに対しては、第1ノイズ条件設定欄61及び第2ノイズ条件設定欄62のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データよりも低いキーワード付与率を算出する。
また、処理手段40では、第1ノイズ条件設定欄61及び第2ノイズ条件設定欄62のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データに対しては、第1ノイズ条件設定欄61及び第2ノイズ条件設定欄62の双方に入力されたキーワードを含まない案件データよりも低いキーワード付与率を算出する。
【0036】
このように、サーチ条件設定欄50とノイズ条件設定欄60とを有し、サーチ条件設定欄50に入力されたキーワードから算出されるキーワード付与率と、ノイズ条件設定欄60に入力されたキーワードから算出されるキーワード付与率とをそれぞれ算出して表示することで、サーチ対象案件かノイズ対象案件かの判定を行いやすい。
【0037】
図3は本実施例における特許調査支援システムの表示手段で表示される他の入力画面イメージ図である。
図3に示すように、キーワードを入力できるサーチ条件設定欄50とノイズ条件設定欄60とを区別することなく表示してもよい。
【0038】
なお、
図2との相違点について以下に説明する。
図3に示す画面イメージ図では、サーチ条件設定欄50とノイズ条件設定欄60とを区別しないために、
図2に示すようなサーチ最高キーワード付与率やノイズ最高キーワード付与率の設定はなく、キーワード付与率は100%からマイナス100%になるように算出される。
すなわち、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードを全て含み、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワードを含み、第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワード、第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワード、及び第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを全て含まない案件データでは、キーワード付与率は100%となる。
また、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードを全て含まず、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワードを含み、第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワード、第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワード、及び第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを全て含む案件データでは、キーワード付与率はマイナス100%となる。
【0039】
なお、キーワード付与率は重み付けには依存する。
図3では、第1サーチ条件設定欄51、第2サーチ条件設定欄52、第3サーチ条件設定欄53、及び第4サーチ条件設定欄54の重み付けはすべて「1」とし、第1ノイズ条件設定欄61の重み付けを「1」、第2ノイズ条件設定欄62の重み付けを「3」、第3ノイズ条件設定欄63の重み付けを「2」、及び第4ノイズ条件設定欄64の重み付けを「1」としている。
【0040】
従って、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードを全て含み、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワードを含み、第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワード、第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワード、及び第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを含まない案件データでは、キーワード付与率は86%となる。
また、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードを全て含み、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワード、及び第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワードを含み、第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワード、及び第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを含まない案件データでは、キーワード付与率は43%となる。
また、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードを全て含み、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワード、第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワード、及び第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワードを含み、第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを含まない案件データでは、キーワード付与率は14%となる。
また、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードを全て含み、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワード、第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワード、第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワード、及び第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを全て含む案件データでは、キーワード付与率は0%となる。
【0041】
また、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードのいずれか1つだけを含み、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワードを含み、第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワード、第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワード、及び第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを含まない案件データでは、キーワード付与率は11%となる。
また、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードのいずれか1つだけを含み、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワード、及び第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワードを含み、第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワード、及び第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを含まない案件データでは、キーワード付与率はマイナス32%となる。
また、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードのいずれか1つだけを含み、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワード、第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワード、及び第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワードを含み、第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを含まない案件データでは、キーワード付与率はマイナス61%となる。
また、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードのいずれか1つだけを含み、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワード、第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワード、第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワード、及び第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを全て含む案件データでは、キーワード付与率はマイナス75%となる。
【0042】
また、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードを全て含まず、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワードを含み、第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワード、第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワード、及び第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを含まない案件データでは、キーワード付与率はマイナス14%となる。
また、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードを全て含まず、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワード、及び第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワードを含み、第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワード、及び第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを含まない案件データでは、キーワード付与率はマイナス57%となる。
また、第1サーチ条件設定欄51に入力されたキーワード、第2サーチ条件設定欄52に入力されたキーワード、第3サーチ条件設定欄53に入力されたキーワード、及び第4サーチ条件設定欄54に入力されたキーワードを全て含まず、第1ノイズ条件設定欄61に入力されたキーワード、第2ノイズ条件設定欄62に入力されたキーワード、及び第3ノイズ条件設定欄63に入力されたキーワードを含み、第4ノイズ条件設定欄64に入力されたキーワードを含まない案件データでは、キーワード付与率はマイナス86%となる。
【0043】
このように、処理手段40では、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52の双方に入力されたキーワードを含む案件データに対しては、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データよりも高いキーワード付与率を算出する。
【0044】
また、処理手段40では、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データに対しては、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52の双方に入力されたキーワードを含まない案件データよりも高いキーワード付与率を算出する。
また、処理手段40では、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52の双方に入力されたキーワードを含み、第1ノイズ条件設定欄61及び第2ノイズ条件設定欄62の双方に入力されたキーワードを含まない案件データに対しては、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52の双方に入力されたキーワードを含み、第1ノイズ条件設定欄61及び第2ノイズ条件設定欄62のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データよりも高いキーワード付与率を算出する。
また、処理手段40では、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52の双方に入力されたキーワードを含み、第1ノイズ条件設定欄61及び第2ノイズ条件設定欄62のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データに対しては、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52の双方に入力されたキーワードを含み、第1ノイズ条件設定欄61及び第2ノイズ条件設定欄62の双方に入力されたキーワードを含む案件データよりも高いキーワード付与率を算出する。
また、処理手段40では、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含み、第1ノイズ条件設定欄61及び第2ノイズ条件設定欄62の双方に入力されたキーワードを含まない案件データに対しては、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含み、第1ノイズ条件設定欄61及び第2ノイズ条件設定欄62のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データよりも高いキーワード付与率を算出する。
また、処理手段40では、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含み、第1ノイズ条件設定欄61及び第2ノイズ条件設定欄62のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データに対しては、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含み、第1ノイズ条件設定欄61及び第2ノイズ条件設定欄62の双方に入力されたキーワードを含む案件データよりも高いキーワード付与率を算出する。
【0045】
また、処理手段40では、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52の双方に入力されたキーワードを含まず、第1ノイズ条件設定欄61及び第2ノイズ条件設定欄62の双方に入力されたキーワードを含む案件データに対しては、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52の双方に入力されたキーワードを含まず、第1ノイズ条件設定欄61及び第2ノイズ条件設定欄62のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データよりも低いキーワード付与率を算出する。
また、処理手段40では、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52の双方に入力されたキーワードを含まず、第1ノイズ条件設定欄61及び第2ノイズ条件設定欄62のいずれか一方だけに入力されたキーワードを含む案件データに対しては、第1サーチ条件設定欄51及び第2サーチ条件設定欄52の双方に入力されたキーワードを含まず、第1ノイズ条件設定欄61及び第2ノイズ条件設定欄62の双方に入力されたキーワードを含まない案件データよりも低いキーワード付与率を算出する。
【0046】
このように、サーチ条件設定欄50とノイズ条件設定欄60とを有し、特にノイズ条件設定欄60を有することで、ノイズ条件設定欄60に入力されたキーワードを案件データが含む場合には、キーワード付与率を低くでき、検索対象外とするノイズのキーワードを含む案件を、完全に除外することなく、マイナスの評価をキーワード付与率に反映することができ、検索条件をどの程度満たすかをキーワード付与率で評価することができる。
【0047】
図4は本実施例における特許調査支援システムの表示手段で表示される出力画面イメージ図である。
図4では、キーワード付与率別に分類された案件について、機械学習で判定されたサーチ対象案件又はノイズ対象案件の件数を表示している。
例えば、キーワード付与率が100~91%である案件データは6件有り、この6件は全て機械学習ではサーチ対象案件として判定されたことを示している。また、キーワード付与率がマイナス100~マイナス91%である案件データは21件有り、この21件は全て機械学習ではノイズ対象案件として判定されたことを示している。
図4において、キーワード付与率が20~11%である案件データは38件あり、38件中30件は機械学習においてもサーチ対象案件として判定されているが、38件中2件は機械学習ではノイズ対象案件として判定され、キーワード付与率がマイナス20~マイナス11%である案件データは142件あり、142件中72件は機械学習においてもノイズ対象案件として判定されているが、142件中15件は機械学習ではサーチ対象案件として判定されている。
従って、
図4に示す場合には、キーワード付与率が20~11%である案件データの中で機械学習ではノイズ対象案件として判定されている2件、及びキーワード付与率がマイナス20~マイナス11%である案件データの中で機械学習ではサーチ対象案件として判定されている15件を、サーチ対象案件かノイズ対象案件かの判定が困難な案件データとして特定することができる。
【0048】
このように、表示手段30において、キーワード付与率に応じて、サーチ対象案件又はノイズ対象案件の件数を表示し、キーワードによるキーワード付与率と機械学習を利用した判定とを併用することで、サーチ対象案件かノイズ対象案件かの判定が困難な案件データを特定することができる。
【0049】
図5は本実施例における特許調査支援システムの表示手段で表示される他の出力画面イメージ図である。
図5では、案件データに対して、サーチ条件設定欄50に入力されたキーワードから算出されるキーワード付与率と、ノイズ条件設定欄60に入力されたキーワードから算出されるキーワード付与率とをそれぞれ表示している。
なお、
図5に示すように、機械学習による判定結果が表示されることが好ましく、サーチ条件設定欄50に入力されたキーワード及びイズ条件設定欄20に入力されたキーワードは、それぞれ指定された着色でハイライト表示される。
【0050】
図6は本実施例における特許調査支援システムの他の利用形態を示す入力画面イメージ図、
図7は同利用形態を示す出力画面イメージ図である。
本利用形態では、サーチ条件設定欄50を第1分類条件設定欄として使用し、ノイズ条件設定欄60を第2分類条件設定欄として用いる他は、上記実施例と同一であるため説明を省略する。
【0051】
以上のように本実施例によれば、サーチ条件設定欄50とノイズ条件設定欄60とを有し、特にノイズ条件設定欄60を有することで、ノイズ条件設定欄60に入力されたキーワードを案件データが含む場合には、キーワード付与率を低くでき、検索対象外とするノイズのキーワードを含む案件を、完全に除外することなく、マイナスの評価をキーワード付与率に反映することができ、検索条件をどの程度満たすかをキーワード付与率で評価することができる。
また本実施例によれば、サーチ条件設定欄50とノイズ条件設定欄60とを有し、サーチ条件設定欄50に入力されたキーワードから算出されるキーワード付与率と、ノイズ条件設定欄60に入力されたキーワードから算出されるキーワード付与率とをそれぞれ表示することで、サーチ対象案件かノイズ対象案件かの判定を行いやすい。
【0052】
なお、本実施例では、キーワード付与率を算出するためのキーワードを入力手段20で入力できる場合で説明したが、入力手段20によって入力するのではなく、処理手段40でキーワードを自動抽出してもよい。
また、
図6及び
図7に示すように、本実施例における特許調査支援システムは、サーチ対象案件とノイズ対象案件に区分できる他に、技術分類に区分することもでき、3つ以上に区分することもできる。
技術分類に区分する場合には、第1群教師案件データは、テーマにおいて第1群に分類される第1群対象案件であるとあらかじめ評価されたデータであり、第2群教師案件データは、テーマにおいて第2群に分類される第2群対象案件であるとあらかじめ評価されたデータであり、AI判定では、第1群対象案件か第2群対象案件かを判定する。
また、技術分類に区分する場合には、サーチ条件設定欄50に入力されるキーワードが第1群キーワードとなり、ノイズ条件設定欄60に入力されるキーワードが第2群キーワードとなる。
前記入力手段では、前記第1サーチ条件設定欄、前記第2サーチ条件設定欄、前記第1ノイズ条件設定欄、及び前記第2ノイズ条件設定欄に対してそれぞれ重み付けを設定でき、
前記処理手段では、指定された前記重み付けによって前記キーワード付与率を算出する
ことを特徴とする請求項2に記載の特許調査支援システム。
前記第1サーチ条件設定欄、前記第2サーチ条件設定欄、前記第1ノイズ条件設定欄、及び前記第2ノイズ条件設定欄には、複数の異なる前記キーワードを択一的条件で入力できるとともに、前記キーワードとしてFI及びFタームを入力できる
ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の特許調査支援システム。