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  • 特開-赤松エキス製造方式 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023056994
(43)【公開日】2023-04-20
(54)【発明の名称】赤松エキス製造方式
(51)【国際特許分類】
   A23L 5/00 20160101AFI20230413BHJP
   A23L 33/105 20160101ALI20230413BHJP
   A23L 5/10 20160101ALI20230413BHJP
【FI】
A23L5/00 K
A23L33/105
A23L5/00 Z
A23L5/10 A
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021180632
(22)【出願日】2021-10-08
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2022-06-20
(71)【出願人】
【識別番号】503387329
【氏名又は名称】大橋 宣而
(72)【発明者】
【氏名】大橋 宣而
【テーマコード(参考)】
4B018
4B035
【Fターム(参考)】
4B018MD48
4B018ME14
4B018MF01
4B018MF04
4B018MF14
4B035LC06
4B035LG31
4B035LP03
4B035LP22
4B035LP55
4B035LT02
(57)【要約】      (修正有)
【課題】松成分の抽出に対し限りなく100%の抽出効果を得る事が出来る方法、および長期保存性を持った松葉エキスを取り出す事が出来る方法を提供する。
【解決手段】圧力鍋の熱伝導率と高温高圧を利用し、松葉の樹脂を高濃度とした成分を取り出す製造方法とその装置。純水を高温高圧蒸気にて沸騰し、濃縮した松樹木と松葉成分を短時間にて抽出する方法。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
圧力鍋の熱伝導率と高温高圧を利用し、松葉の樹脂を高濃度とした成分を取り出す製造方法とその装置。
【請求項2】
地球海上での1気圧に対し、水を圧力鍋にて高温灼騰高圧蒸気を発生させ、固い松葉とその樹木の全体まで短時間にて高温を浸透する事で、松成分の抽出に対し限りなく100%の抽出効果を得る事が出来る。
さらに人間の体内にいる大腸菌なら37℃が至適で、45℃では死んでしまうが、ほ乳瓶を煮沸滅菌したり、牛乳を60℃くらいで低温殺菌するのは、日常的には60℃以上で生きる生物はほとんどいない。しかし、温泉のような高温環境にも好熱菌と呼ばれる微生物がいる。好熱菌は45~80℃。そして、現在では80℃以上で生育できるものを超好熱菌、さらに120℃以上の環境にも耐えるものはスーパー超好熱菌などと呼ぶ方もいる。この分類は研究者によって多少違う場合がる。
好熱菌のタンパク質は高温に強くて容易に変性しない。しかし、好熱菌と普通の菌のタンパク質の立体構造を比較すると大差はなく、特別なアミノ酸も存在しない。
これらのスーパー超好熱菌には抗酸化力を持っており、スーパー超好熱菌の力で腐敗を予防する事で長期保存性を持った松葉エキスを取り出す事が出来る。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は高温高圧を利用し、松樹木と松葉の樹脂と成分を取り出す。
高温圧力鍋は鍋と蓋を密封する構造になっており、注入した水は加熱で蒸気となり、鍋内部の蒸気圧は、加熱火勢力に応じて蒸気圧が高圧となる仕組みである。
水の沸点は圧力が高くなるにつれて上昇する。圧力鍋内部の温度は大気内圧力の沸騰は100℃以上となる。鍋の種類などによって差異はあるが、およそ2気圧で120℃、圧力の高いものは2.45気圧で128℃程度になる。この高温や高圧により、野菜類ならば細胞壁が早く破壊され、肉類ならタンパク質や繊維が早く分解されるため、短時間で調理することが可能となる構造である。調理時間は4分の1から5分の1になり、松葉成分抽出の時間短縮とその製造効率化が可能となる。
【背景技術】
【0002】
古来より松には生物に有用な成分が含有していることが知られており、松葉を容器に入れ直接水に浸し又は、糖分を加えて一定期間発酵させ又、乾燥した松葉を粉末とし湯を加え松茶として飲む等、松葉成分を漢方薬及びハーブ茶として飲用されている。
松葉本体は固く成分抽出には通常の沸騰温度では成分抽出が難しく、近現代においての抽出方法は、容器に水を入れ地上の絶対1気圧100℃の温度状態にて灼沸し、松葉を入れ数日又は数十時間沸騰させ、松葉の成分を抽出取り出す。更に抽出取り出した液体を煮詰める等の方法で、成分抽出取り出しには、日時と人件費を必要としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平8-107778
【特許文献2】公開特許公報 平昭61-289865
【特許文献3】特許特許公報 昭54-62373
【特許文献4】特許特許公報 昭63-14941
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
水を高温高圧蒸気で、濃縮した松葉成分の抽出水溶液を短時間にて製造する方法。
【0005】
地球海上での1気圧に対し、水を圧力鍋にて高温灼騰高圧蒸気を発生させ、固い松葉とその樹木の全体まで短時間にて高温を浸透する事で、松成分の抽出に対し限りなく100%の抽出効果を得る事が出来る。
さらに人間の体内にいる大腸菌なら37℃が至適で、45℃では死んでしまうが、ほ乳瓶を煮沸滅菌したり、牛乳を60℃くらいで低温殺菌するのは、日常的には60℃以上で生きる生物はほとんどいない。しかし、温泉のような高温環境にも好熱菌と呼ばれる微生物がいる。好熱菌は45~80℃。そして、現在では80℃以上で生育できるものを超好熱菌、さらに120℃以上の環境にも耐えるものはスーパー超好熱菌などと呼ぶ方もいる。この分類は研究者によって多少違う場合がる。
好熱菌のタンパク質は高温に強くて容易に変性しない。しかし、好熱菌と普通の菌のタンパク質の立体構造を比較すると大差はなく、特別なアミノ酸も存在しない。
これらのスーパー超好熱菌には抗酸化力を持っており、スーパー超好熱菌の力で腐敗を予防する事で長期保存性を持った松葉エキスを取り出す事が出来る。
【発明の効果】
【0006】
圧力鍋は沸騰温度及び蒸気圧も高温高圧となり、水と固い松葉及び樹木に対し熱伝導の浸透が早く、松葉の成分抽出に人件費抑制と、時間短縮及び省エネ効果が得られる。松葉の成分を、限りなく100パーセント抽出できる。
松には生物に有効な薬用とされる成分が含まれており、古来より多様な薬効が周知されているが、古来より抽出方法は多種多様にわたっている。それを本発明で統一する事で生産を効率化し、又松葉より抽出した有効成分には抗酸化力があり腐敗しない為、長期保存が可能であり、一般普及化する事で多様な病症に貢献し高齢化社会の治療費節減、更にはアンチエイジングの効果を得る事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】 本発明の作業準備状況の全体を表した図面である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
この発明の形態を[図 1] 図1で示す。 :削除及び追加
圧力鍋1に松葉5~6を均等に入れる。中蓋4を松葉を均等に抑え、重石3にて松葉5~6が灼騰沸騰を均等圧に制御する。火力源7にて沸騰高温高圧となった水溶液蒸気は、蒸気圧力調整安全弁にて、必要安全設定数値で調整された高圧蒸気は外部へ噴き出し、水分は蒸気として噴出する。松葉の成分水溶液は1時間で約3分の1となり、短時間で濃縮な松成分抽出の効果が発揮される。
【0009】
一般病院社会にて頻繁に供与されている化学薬品には副作用があるが、本発明を10年近く約150人に提供し共用した結果副作用は皆無であった。その薬効は製薬会社の化学的薬品の節約と、高齢化社会の健康保険医療保険経費の減少にも多大なる寄与する効果がある。
製造を開始してより9年有余、老若男女の方々に飲用して貰い下記の効果が確認された。
▲1▼頭髪・体毛・増加に効果があった。白髪が黒くなってきた。
▲2▼体臭・腋臭・口臭が減じた。(就寝前に少量を口内にてクチュクチュし歯全体へ)
▲3▼蓄膿症・鼻炎・膝の悪水に改善があった。
▲5▼心身に張りが出て、物事に積極性が出てきた。
▲6▼皮膚の黒子・アザ・しみ・静脈瘤が減少してきた。
▲7▼低体温症・高血圧症が安定し・血糖尿酸値が下がり・便秘症が改善された。
▲8▼アトピー性皮膚炎に改善が見られた。
▲9▼生理日の不快感が減少し,生理不順が正常になった。
▲10▼生殖能力(精力)が増し、夫婦仲が円満に。
▲11▼内科の主治医に励奨された。
▲12▼便秘症改善・排便匂い・おならの臭気が半減した。
▲13▼口内炎で辛い食品は苦手だったが、気にならなくなった。
▲14▼寝つきが良くなり、翌朝目覚めが爽快に感じる。
▲15▼疲れの回復が早い。
▲16▼冬場での手足のアカギレ(罅割れ)がなくなった
▲17▼頻尿が改善した。(夜中3~4回は尿意があったが今は通常回数)
▲18▼歯痛が止まった。飲用後数時間後には痛みが取れ、歯槽膿漏による歯痛が無くなった。
▲19▼タバコ愛用者に咳き痰が減ってきた。
▲20▼冬場の唇荒れのリップクリームが要らなくなった。
▲21▼鼻炎手術で嗅覚がなくなった人が嗅覚が感じるようになった。
▲22▼高齢者(78歳)マダラボケ状態が改善した。
▲23▼曇り雨の日には鬱陶しい鬱病があったが改善した。
▲24▼77歳治療用小型酸素ボンベを常用携行して生活していたが不必要となった。
▲25▼78歳の高齢女性がカツラ不要となった。
▲26▼65歳女性の白髪が黒紫に変化した。
▲27▼71歳男性の白髪が黒くなりつつある。
▲28▼乳幼児に与え続けた話です。他の同級幼児との言動の成長差が大きく出てきた。
▲29▼薄めて噴霧すると消臭剤になります。
▲30▼醸造開始より8年後(2021.7.1現在)製造開始後も腐敗せず飲用できる。
上記の好結果は、個人差はあるが継続して飲用した方々の報告です。効果・効能・結果には、全ての効果が飲用者に該当しないようです。継続して飲用しても、体質・体調・体力・環境・年齢等々で時間差・個人差があります。効果があった方は飲用後、翌日に・数日・数週間・数ヶ月と、体質・年齢・生活様式等で時間差はありますが、他にも多種多様の改善が報告されている。
【符号の説明】
【0010】
1 圧力全体図
2 水溶液
3 重石
4 中蓋
5 赤松葉
6 赤松を押し蓋より圧力鍋底迄投入した状態
7 火力源
8 高圧蒸気調整弁
図1
【手続補正書】
【提出日】2022-03-16
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
水を注入した圧力鍋1に松葉5を均等に入れ、中蓋4で松葉を均等に抑え、重石3にて松葉5 が沸騰した際に均等圧となるように制御しつつ、火力源7にて120℃から128℃に加熱して沸騰させ、蒸気圧力調整弁にて圧力鍋内部の圧力を必要安全設定数値に調整して、高温高圧となった水蒸気を外部へ噴き出し、水分を蒸気として噴出することで、松葉の成分水溶液を1時間で約3分の1とする、松葉エキスの製造方法。