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特開2023-57018仮想空間ツアー提供システム及びその提供方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023057018
(43)【公開日】2023-04-20
(54)【発明の名称】仮想空間ツアー提供システム及びその提供方法
(51)【国際特許分類】
   G06T 19/00 20110101AFI20230413BHJP
   G06F 3/0481 20220101ALI20230413BHJP
【FI】
G06T19/00 300B
G06F3/0481
【審査請求】有
【請求項の数】17
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022117072
(22)【出願日】2022-07-22
(31)【優先権主張番号】10-2021-0134208
(32)【優先日】2021-10-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】519263110
【氏名又は名称】3アイ インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】サントソ、ケヴィン ナタナエル
(72)【発明者】
【氏名】キム ケン
(72)【発明者】
【氏名】チョン チ ウク
【テーマコード(参考)】
5B050
5E555
【Fターム(参考)】
5B050CA07
5B050CA08
5B050DA04
5B050EA07
5B050EA19
5B050FA05
5E555AA05
5E555AA18
5E555AA61
5E555AA76
5E555BA02
5E555BA03
5E555BA05
5E555BA06
5E555BA19
5E555BB02
5E555BB03
5E555BB05
5E555BB06
5E555BB38
5E555BC04
5E555BD06
5E555BE17
5E555CA24
5E555CB02
5E555CC01
5E555CC03
5E555DA01
5E555DB53
5E555DC19
5E555DC20
5E555EA03
5E555EA05
5E555EA11
5E555EA14
5E555FA00
(57)【要約】      (修正有)
【課題】仮想空間ツアー提供システム及びその提供方法を提供する。
【解決手段】仮想空間ツアー提供システム10において、サーバ200は、複数のユーザ端末100及び複数のユーザ端末に実際の室内空間に対応する仮想空間を提供し、ユーザ端末から複数の動作データを受信し、複数の動作データに対応する複数の動作オブジェクトを生成し、複数の動作オブジェクトを基盤にユーザのツアー情報を生成する。仮想空間は、複数の地点で提供される360度イメージを含む。複数のユーザ端末は、仮想空間に基づいて同じ地点又は異なる地点でそれぞれ独立的に操作可能であり、ユーザ操作入力に対応して、それぞれ個別的に動作データを生成する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のユーザ端末と、
前記複数のユーザ端末に実際の室内空間に対応する仮想空間を提供し、ユーザ端末から複数の動作データを受信し、前記複数の動作データに対応する複数の動作オブジェクトを生成し、前記複数の動作オブジェクトを基盤にユーザのツアー情報を生成するサーバと、
を含み、
前記仮想空間は、複数の地点で提供される360度イメージを含み、
前記複数のユーザ端末は、
前記仮想空間に基づいて同じ地点又は異なる地点でそれぞれ独立的に操作可能であり、
ユーザ操作入力に対応して、それぞれ個別的に動作データを生成する、仮想空間ツアー提供システム。
【請求項2】
前記動作データは、前記複数のユーザ端末から受信された開始地点、終了地点、共有モード、及び操作データのうち少なくとも1つを含む、請求項1に記載の仮想空間ツアー提供システム。
【請求項3】
前記サーバは、
第1ユーザ端末から受信された複数の動作データに対応する複数の動作オブジェクトを生成し、
前記複数の動作オブジェクトを含む第1ユーザに対する第1ツアー情報を生成し、
前記第1ツアー情報を第2ユーザ端末に提供し、前記第2ユーザ端末が前記第1ツアー情報に含まれている前記複数の動作オブジェクトを実行させることによって、前記第1ユーザの操作に対応する仮想空間ツアーが前記第2ユーザ端末に提供される、請求項1に記載の仮想空間ツアー提供システム。
【請求項4】
前記第2ユーザ端末は、前記複数の動作オブジェクトの実行、実行中の中断、中断地点における映像操作、及び中断以後のツアー再生のうち少なくとも1つの機能を提供する、請求項3に記載の仮想空間ツアー提供システム。
【請求項5】
前記サーバは、少なくとも2つのユーザ端末を対象に前記共有モードが設定されれば、前記少なくとも2つのユーザ端末のいずれか1つである第1ユーザ端末に対して共有制御権限を設定し、前記少なくとも2つのユーザ端末のうち残りである第2ユーザ端末に対しては共有制御権限を遮断する、請求項2に記載の仮想空間ツアー提供システム。
【請求項6】
前記ユーザのツアー情報は、
共有モード設定及び共有権限設定のうち少なくとも1つに対する共有設定データと、
少なくとも1つの動作オブジェクトを含むオブジェクトデータと、
を含む、請求項5に記載の仮想空間ツアー提供システム。
【請求項7】
前記サーバは、
前記共有制御権限が設定された前記第1ユーザ端末によって生成された前記複数の動作データを受信して前記複数の動作オブジェクトを生成し、複数の動作オブジェクトを含む前記ユーザのツアー情報を生成して前記第2ユーザ端末に提供し、
前記第2ユーザ端末は、前記ユーザのツアー情報を実行することによって、前記第1ユーザ端末による操作に同期化された仮想空間ツアーが提供される、請求項6に記載の仮想空間ツアー提供システム。
【請求項8】
前記共有制御権限が遮断された第2ユーザ端末は、前記共有制御権限が設定された第1ユーザ端末から前記ユーザのツアー情報が提供され、前記ユーザのツアー情報に含まれている前記オブジェクトデータを実行することによって、前記第1ユーザ端末における操作に同期化された操作が前記第2ユーザ端末で実行され、
前記第2ユーザ端末は、第1ユーザ端末における仮想空間ツアーが実行される、請求項7に記載の仮想空間ツアー提供システム。
【請求項9】
サーバで実行される仮想空間ツアー提供方法であって、
複数のユーザ端末に実際の室内空間に対応する仮想空間を提供する動作と、
ユーザ端末から複数の動作データを受信する動作と、
前記複数の動作データに対応する複数の動作オブジェクトを生成する動作と、
前記複数の動作オブジェクトを基盤にユーザのツアー情報を生成する動作と、
を含み、
前記仮想空間は、複数の地点で提供される360度イメージを含み、
前記複数のユーザ端末は、
前記仮想空間に基づいて同じ地点又は異なる地点でそれぞれ独立的に操作可能であり、
ユーザ操作入力に対応して、それぞれ個別的に動作データを生成する仮想空間ツアー提供方法。
【請求項10】
前記動作データは、前記複数のユーザ端末から受信された開始地点、終了地点、共有モード、及び操作データのうち少なくとも1つを含む、請求項9に記載の仮想空間ツアー提供方法。
【請求項11】
仮想空間ツアー提供方法は、
第1ユーザ端末から受信された複数の動作データに対応する複数の動作オブジェクトを生成する動作と、
前記複数の動作オブジェクトを含む第1ユーザに対する第1ツアー情報を生成する動作と、
前記第1ツアー情報を第2ユーザ端末に提供し、第2ユーザ端末が前記第1ツアー情報に含まれている複数の動作オブジェクトを実行させることによって、第1ユーザの操作に対応する仮想ツアーが前記第2ユーザ端末に提供する動作と、
を含む、請求項9に記載の仮想空間ツアー提供方法。
【請求項12】
前記第2ユーザ端末は、前記複数の動作オブジェクトの実行、実行中の中断、中断地点における映像操作、及び中断以後のツアー再生のうち少なくとも1つの機能を提供する、請求項11に記載の仮想空間ツアー提供方法。
【請求項13】
仮想空間ツアー提供方法は、
少なくとも2つのユーザ端末を対象に共有モードが設定されれば、前記少なくとも2つのユーザ端末のいずれか1つである第1ユーザ端末に対して共有制御権限を設定する動作と、
前記少なくとも2つのユーザ端末のうち、残りである第2ユーザ端末に対しては共有制御権限を遮断する動作と、
を含む、請求項10に記載の仮想空間ツアー提供方法。
【請求項14】
前記ユーザのツアー情報は、
共有モード設定及び共有権限設定のうち少なくとも1つに対する共有設定データと、
少なくとも1つの前記動作オブジェクトを含むオブジェクトデータと、
を含む、請求項13に記載の仮想空間ツアー提供方法。
【請求項15】
仮想空間ツアー提供方法は、
前記共有制御権限が設定された前記第1ユーザ端末によって生成された複数の動作データを受信し、前記複数の動作オブジェクトを生成する動作と、
複数の動作オブジェクトを含む前記ユーザのツアー情報を生成して前記第2ユーザ端末に提供する動作と、
前記第2ユーザ端末は、前記ユーザのツアー情報を実行することによって、前記第1ユーザ端末による操作に同期化された仮想空間ツアーが提供される動作と、
を含む、請求項14に記載の仮想空間ツアー提供方法。
【請求項16】
仮想空間ツアー提供方法は、
前記共有制御権限が遮断された第2ユーザ端末が、前記共有制御権限が設定された第1ユーザ端末から前記ユーザのツアー情報を提供され、前記ユーザのツアー情報に含まれている前記オブジェクトデータを実行することによって前記第1ユーザ端末における操作に同期化された操作が前記第2ユーザ端末で実行される動作と、
前記第1ユーザ端末における操作によって前記第2ユーザ端末で仮想空間ツアーが実行される動作と、
を含む、請求項15に記載の仮想空間ツアー提供方法。
【請求項17】
コンピュータで読み出し可能な命令を格納している格納媒体であって、
前記命令は、全方向イメージツアー提供システムによってサーバが実行されるとき、前記サーバは、
複数のユーザ端末に実際の室内空間に対応する仮想空間を提供する動作と、
ユーザ端末から複数の動作データを受信する動作と、
前記複数の動作データに対応する複数の動作オブジェクトを生成する動作と、
前記複数の動作オブジェクトを基盤にユーザのツアー情報を生成する動作と、
を含み、
前記仮想空間は、複数の地点で提供される360度イメージを含み、
前記複数のユーザ端末は、
前記仮想空間に基づいて同じ地点又は異なる地点でそれぞれ独立的に操作可能であり、
ユーザ操作入力に対応してそれぞれ個別的に動作データを生成する、格納媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、仮想空間ツアー提供システム及びその提供方法に関する。
【背景技術】
【0002】
VR(Virtual Reality)又はAR(Augmented Reality)の発展により近来では多くの分野に仮想空間が活用されている。
【0003】
最も有用に活用される分野は、実際と類似に具現された建物内部の仮想空間ツアー又は仮想場所ツアー分野であり、これを通じて直接訪問し難い場所を間接的に体験することでユーザの利便性が向上した。
【0004】
また、仮想空間を単純にツアーするだけでなく、さらに進んで、初めて訪問する箇所の仮想空間ガイドを新規ユーザに提供することで新規ユーザが使用上の不便を解消し、複数のユーザが仮想空間ツアーを共有できる様々な機能も発明されている。
【0005】
但し、複数のユーザが仮想空間ツアーを共有する場合に同じ仮想空間が提供されることで、それぞれのユーザがツアーしようとする仮想空間を見ることが困難である。
【0006】
また、それぞれのユーザが同じ仮想空間内で所望する空間のツアーを行っても、他のユーザに現在のツアーしている仮想空間の情報を提供することに限界がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】韓国登録特許第10-2121107号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本出願の一技術的な側面は、前記従来技術の問題点を解決するためのもので、本出願に開示される一実施形態によると、実際の室内空間と同じ仮想空間が提供される複数のユーザ端末は、同じ地点又は異なる地点で独立的な操作が可能であり、いずれか1つのユーザ端末におけるユーザツアー情報が他のユーザ端末に提供されたり、いずれか1つのユーザの共有モード設定に応じて他のユーザ端末の操作が制御される仮想空間ツアー提供システム及びその提供方法を提供することを目的とする。
【0009】
本出願の課題は以上で言及した課題に制限されず、言及されない他の課題は、下記の記載によって当業者に明確に理解できるものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本出願の一技術的な側面は、仮想空間ツアー提供システムを提案する。前記仮想空間ツアー提供システムは、複数のユーザ端末と、前記複数のユーザ端末に実際の室内空間に対応する仮想空間を提供し、ユーザ端末から複数の動作データを受信し、前記複数の動作データに対応する複数の動作オブジェクトを生成し、前記複数の動作オブジェクトを基盤にユーザのツアー情報を生成するサーバとを含み、前記仮想空間は、複数の地点で提供される360度イメージを含み、前記複数のユーザ端末は、前記仮想空間に基づいて同じ地点又は異なる地点でそれぞれ独立的に操作可能であり、ユーザ操作入力に対応して、それぞれ個別的に動作データを生成することができる。
【0011】
本出願の他の一技術的な側面は、仮想空間ツアー提供方法を提案する。サーバで実行される仮想空間ツアー提供方法であって、複数のユーザ端末に実際の室内空間に対応する仮想空間を提供する動作と、ユーザ端末から複数の動作データを受信する動作と、前記複数の動作データに対応する複数の動作オブジェクトを生成する動作と、前記複数の動作オブジェクトを基盤にユーザのツアー情報を生成する動作とを含み、前記仮想空間は、複数の地点で提供される360度イメージを含み、前記複数のユーザ端末は、前記仮想空間に基づいて同じ地点又は異なる地点でそれぞれ独立的に操作可能であり、ユーザ操作入力に対応して、それぞれ個別的に動作データを生成することができる。
【0012】
本出願の他の一技術的な側面は、格納媒体を提案する。前記格納媒体は、コンピュータで読み出し可能な命令を格納している格納媒体である。前記命令は、全方向イメージツアー提供システムによってサーバが実行されるとき、前記サーバは、複数のユーザ端末に実際の室内空間に対応する仮想空間を提供する動作と、ユーザ端末から複数の動作データを受信する動作と、前記複数の動作データに対応する複数の動作オブジェクトを生成する動作と、前記複数の動作オブジェクトを基盤にユーザのツアー情報を生成する動作とを含み、前記仮想空間は、複数の地点で提供される360度イメージを含み、前記複数のユーザ端末は、前記仮想空間に基づいて同じ地点又は異なる地点でそれぞれ独立的に操作可能であり、ユーザ操作入力に対応してそれぞれ個別的に動作データを生成することができる。
【0013】
前記課題の解決手段は、本出願の特徴を列挙するものではない。本出願の課題解決のための様々な手段は、以下の詳細な説明の具体的な実施形態を参照し、さらに詳細に理解されるのであろう。
【発明の効果】
【0014】
本出願によると、次のような効果が1つあるいはそれ以上ある。
【0015】
本出願に開示される一実施形態によると、複数のユーザ端末に同じ仮想空間を提供し、各ユーザの操作によって仮想空間をツアーできる効果がある。
【0016】
本出願に開示される一実施形態によると、いずれか1つのユーザ端末で生成された仮想ツアーを他の1つ以上のユーザ端末に提供できる効果がある。
【0017】
本出願に開示される一実施形態によると、いずれか1つのユーザ端末から他の1つ以上のユーザ端末に提供された仮想ツアーは、提供された1つ以上のユーザ端末の各ユーザの操作に応じて仮想ツアーの再生、中止、又は中止している間に操作などを行うことができる効果がある。
【0018】
本出願に開示される一実施形態によると、いずれか1つのユーザ端末で共有モードが設定されれば、他の1つ以上のユーザ端末は、共有制御権限が遮断されると同時に、仮想ツアー操作が遮断され、他の1つ以上のユーザ端末は、共有モードを設定したユーザ端末の仮想空間操作に応じて仮想空間をツアーできる効果がある。
【0019】
本出願の効果は、以上で言及した効果で制限されず、言及されない更なる効果は、請求範囲の記載から当業者にとって明確に理解できるものである。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本出願に開示される一実施形態に係る仮想空間ツアーシステムを説明するための1つの例示図である。
図2A】本出願に開示される一実施形態に係る複数のユーザ端末に提供される仮想空間を説明するための1つの例示図である。
図2B】本出願に開示される一実施形態に係る複数のユーザ端末に提供される仮想空間を説明するための1つの例示図である。
図3】本出願に開示される一実施形態に係るサーバを説明するブロック構成図である。
図4】本出願に開示される一実施形態に係るユーザのツアー情報を生成するアーキテクチャーを説明する図である。
図5】本出願に開示される一実施形態に係るユーザのツアー情報が生成される方法を説明する図である。
図6図5に示す一例を説明するための例示図である。
図7A図5に示す一例を説明するための例示図である。
図7B図5に示す一例を説明するための例示図である。
図8】本出願に開示される一実施形態に係る第2ユーザ端末で第1ユーザ端末の動作オブジェクトが含まれている第1ツアー情報が実行されることを説明する図である。
図9】本出願に開示される一実施形態に係る第2ユーザ端末で第1ユーザ端末の動作オブジェクトが含まれている第1ツアー情報が実行されることを説明する図である。
図10A】本出願に開示される一実施形態に係る仮想空間ツアーシステムで共有モードが実行されたとき、複数のユーザ端末に提供される仮想空間生成アーキテクチャーを説明する図である。
図10B】本出願に開示される一実施形態に係る仮想空間ツアーシステムで共有モードが実行されたとき、複数のユーザ端末に提供される仮想空間生成アーキテクチャーを説明する図である。
図11A】本出願に開示される一実施形態に係る共有モードが実行前と共有モード実行後を説明するための例示図である。
図11B】本出願に開示される一実施形態に係る共有モードが実行前と共有モード実行後を説明するための例示図である。
図12A】本出願に開示される一実施形態に係る共有モードが実行前と共有モード実行後を説明するための例示図である。
図12B】本出願に開示される一実施形態に係る共有モードが実行前と共有モード実行後を説明するための例示図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、添付する図面を参照しながら本出願の好ましい実施形態を説明する。
【0022】
しかし、本出願の実施形態は、様々な異なる形態に変形され、本出願の範囲が以下に説明する実施形態に限定されることはない。また、本出願の実施形態は、当技術分野で平均的な知識を有する者に本出願をより完全に説明するために提供されるものである。
【0023】
本出願の様々な実施形態及びこれに使用された用語は、本出願に記載された技術的特徴を特定の実施形態に限定しようとするものではなく、該当実施形態の様々な変更、均等物、又は、代替物を含むものとして理解しなければならない。図面の説明に関連して、類似又は関連する構成要素に対しては、同様の参照符号が使用され得る。アイテムに対応する名詞の単数型は関連する文脈上、明白に異なるように指示しない限り、前記アイテム1つ又は複数を含む。本出願において、「A又はB」、「A及びBのうち少なくとも1つ」、「A又はBのうち少なくとも1つ」、「A、B又はC」、「A、B及びCのうち少なくとも1つ」、及び「A、B、又は、Cのうち少なくとも1つ」のような文句のそれぞれは、その文句のうち該当する文句に共に羅列された項目のいずれか1つ、又は、それらの全ての可能な組み合せを含む。「第1」、「第2」、又は「最初」又は「2番目」のような用語は、単に当該構成要素を他の当該構成要素と区分するために使用され、当該構成要素を他の側面(例えば、重要性又は順序)に限定することはない。いずれかの(例えば、第1)構成要素が他の(例えば、第2)構成要素に、「機能的に」又は「通信的に」という用語と共に、又は、このような用語なしに、「カップルされた」、「コネクテッドされた」又は「接続された」と言及された場合、それは、前記いずれかの構成要素が前記他の構成要素に直接的、又は、第3構成要素を介して接続され得ることを意味する。
【0024】
実施形態において使用された用語「モジュール」は、少なくとも1つの機能や動作を処理する単位を意味し、これはハードウェア又はソフトウェアで具現されたり、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせで実現されることができる。
【0025】
本出願の様々な実施形態は、機器(machine)(例えば、ユーザ端末100やコンピューティング装置300)によって読込み可能な格納媒体に格納された1つ以上の命令語を含むソフトウェア(例えば、プログラム)として実現できる。例えば、プロセッサ301は、格納媒体から格納された1つ以上の命令語のうち少なくとも1つの命令を呼び出し、それを実行することができる。これは、装置が前記呼び出された少なくとも1つの命令語に応じて、少なくとも1つの機能を行うように運営されることを可能にする。前記1つ以上の命令語は、コンパイラによって生成されたコード又はインタープリタによって実行され得るコードを含む。機器で読込み可能な格納媒体は、非一時的に格納媒体の形態に提供されることができる。ここで、「非一時的」とは、格納媒体が実在(tangible)する装置であり、信号(例えば、電磁波)を含まないことを意味するだけであって、この用語は、データが格納媒体に半永久的に格納される場合と臨時的に格納される場合とを区分しない。
【0026】
実施形態によると、本出願に開示された様々な実施形態に係る方法は、コンピュータプログラム製品(computer program product)に含まれて提供されることができる。コンピュータプログラム製品は、商品として販売者及び購買者間に取引される。コンピュータプログラム製品は、機器で読込み可能な格納媒体(例えば、compact disc read only memory(CDROM))の形態に配布されたり、又は、アプリケーションストア(例えば、プレーストアTM)を介して又は2つのユーザ装置(例えば、スマートフォン)間に直接、オンラインで配布(例えば、ダウンロード又はアップロード)することができる。オンライン配布の場合、コンピュータプログラム製品の少なくとも一部は、メーカーのサーバ、アプリケーションストアのサーバ、又は、中継サーバのメモリのような機器で読込み可能な格納媒体に少なくとも一時格納されたり、臨時的に生成され得る。
【0027】
様々な実施形態によると、前記記述した構成要素のそれぞれの構成要素(例えば、モジュール又はプログラム)は、単数又は複数の個体を含む。様々な実施形態によると、前述した当該構成要素のうちの1つ以上の構成要素又は動作が省略されたり、又は1つ以上の他の構成要素又は動作が追加されてもよい。代替的に又は追加的に、複数の構成要素(例えば、モジュール又はプログラム)は1つの構成要素として統合され得る。このような場合、統合された構成要素は、前記複数の構成要素それぞれの構成要素の1つ以上の機能を前記統合以前に前記複数の構成要素のうち、当該構成要素によって実行されることと同一又は類似に行われてもよい。様々な実施形態によると、モジュール、プログラム、又は他の構成要素によって実行される動作は、順次に、並列的に、繰り返し、又はヒューリスティックに実行されたり、前記動作のうちの1つ以上が異なる順に実行されたり、省略されたり、又は1つ以上の他の動作が追加されてもよい。
【0028】
本出願の実施形態を説明するために様々なフローチャートが開示されているが、これは各ステップ又は動作の説明の便宜のためのものであり、必ずフローチャートの順序に応じて各ステップが実行されることはない。即ち、フローチャートにおける各ステップは、互いに同時に実行されたり、フローチャートによる順に実行されたり、又は、フローチャートにおける順と反対の順に実行されてもよい。
【0029】
図1は、本出願に開示される一実施形態に係る仮想空間ツアーシステムを説明するための1つの例示図であり、図2Aおよび図2Bは、本出願に開示される一実施形態に係る複数のユーザ端末に提供される仮想空間を説明するための1つの例示図である。
【0030】
図1を参照すると、仮想空間ツアー提供システム10は、複数のユーザ端末100及びサーバ200を含む。
【0031】
ユーザ端末100は、ユーザがサーバ200にアクセスために使用可能な電子機器であって、例えば、携帯電話、スマートフォン(smart phone)、ノート型パソコン(laptop computer)、デジタル放送用端末、PDA(personal digital assistants)、PMP(portable multimedia player)、ナビゲーション、パーソナルコンピュータ(PC)、タブレットPC(tablet PC)、ウルトラブック(ultrabook)、ウェアラブルデバイス(wearable device、例えば、ウォッチ型端末(smartwatch)、グラス型端末(smart glass)、HMD(head mounted display))などを包括する。しかし、その他にも、ユーザ端末100は、VR(Virtual Reality)、AR(Augmented Reality)に使用される電子機器を含む。
【0032】
サーバ200は、複数のユーザ端末100に実際の室内空間に対応する仮想空間を提供することができる。
【0033】
ここで、仮想空間は、複数の地点で提供される360度イメージを含む。
【0034】
複数の地点で提供される360度イメージは、実際の室内空間の様々な位置で撮影されたイメージである。複数のユーザ端末100のユーザは、複数の地点で提供される360度イメージに基づいて複数の地点のうち同じ地点又は異なる地点でそれぞれ独立的に操作可能である。
【0035】
例えば、図2A及び図2Bは、複数のユーザ端末100に提供された仮想空間で各ユーザが選択した他の地点における出力画面であり、各ユーザは、利用及び便宜により独立的に操作できる。
【0036】
複数の地点は、仮想空間の図面上に表示されていることが確認される。ユーザは、その表示された地点を選択し、画面に出力される仮想空間の視野範囲及び方向などを操作し、このような操作は、それぞれ個別的な動作データとして生成され得る。
【0037】
さらに、サーバ200は、複数のユーザ端末100から複数の動作データを受信し、複数の動作データに対応する複数の動作オブジェクトを生成することができる。また、生成された複数の動作オブジェクトを基盤にユーザのツアー情報を生成することができる。
【0038】
動作データは、複数のユーザ端末100から受信された開始地点、終了地点、共有モード、及び操作データのうち少なくとも1つを含む。
【0039】
開始地点又は終了地点は、複数のユーザ端末100に出力される360度イメージでユーザが任意に選択した地点であり得る。
【0040】
例えば、360度イメージにおいて、ユーザは、仮想空間ツアーのために出発地点を開始地点としてクリックするなどの操作を行い、到着地点を終了地点としてクリックするなどの操作を行ってもよい。
【0041】
このように開始地点及び終了地点を操作すれば、ユーザ端末100は、開始地点及び終了地点を動作データとして生成し、サーバ200に送信することができる。
【0042】
但し、これは本発明を実施するための1つの例示に過ぎないため、開始地点及び終了地点の他に、ユーザが出力される画面で複数の中間地点をクリックすることにより、様々な地点の動作データを生成してもよい。
【0043】
共有モードは、複数のユーザ端末100のうち少なくとも2つのユーザ端末を対象にすることができる。
【0044】
少なくとも2つのユーザ端末を対象に共有モードが設定されれば、少なくとも2つのユーザのいずれか1つであるユーザ端末に対して共有制御権限を設定し、少なくとも2つのユーザ端末のうち残りユーザ端末に対しては共有制御権限が遮断され得る。
【0045】
操作データは、複数のユーザ端末100に提供された仮想空間で各ユーザの操作に応じて生成される動作データなどを含むことができる。
【0046】
例えば、ユーザ端末100に出力される仮想空間の視野範囲、方向、開始地点、及び終了地点をクリックするユーザの操作などであり得る。
【0047】
さらに、操作データは、動作オブジェクトを含む仮想空間のツアーの実行、実行中の中断、中断地点における映像操作、及び中断以後のツアー再生操作を含んでもよい。
【0048】
図3は、本出願に開示される一実施形態に係るサーバを説明するブロック構成図である。
【0049】
図3を参照すると、サーバ200は、プロセッサ210、メモリ220、及び通信部230を含む。
【0050】
プロセッサ210は、変換モジュール211、ツアー生成モジュール212、共有制御モジュール213、及び同期化モジュール214を含む。
【0051】
変換モジュール211は、複数のユーザ端末100から複数の動作データがサーバ200に受信されれば、複数の動作データを動作オブジェクトに変換することができる。
【0052】
複数の動作データは、ユーザ端末100に提供された仮想空間内におけるユーザ操作に応じて生成されたデータであることは前述した通りである。
【0053】
このように生成された動作オブジェクトは、ツアー生成モジュール212によってユーザのツアー情報として生成される。
【0054】
ユーザのツアー情報が生成されれば、サーバ200は、複数のユーザ端末100のいずれか1つ以上にユーザのツアー情報を送信し、これを送信されるユーザ端末100は、動作オブジェクトが含まれているユーザのツアー情報で仮想空間ツアーの実行、実行中の中断、中断地点における映像操作、及び中断以後のツアー再生などを実行することができる。
【0055】
共有制御モジュール213は、複数のユーザ端末100のうち少なくとも2つのユーザ端末を対象に共有モードが設定されれば、少なくとも2つのユーザ端末のいずれか1つであるユーザ端末に対して共有制御権限を設定し、少なくとも2つのユーザ端末のうち残り1つのユーザ端末に対して共有制御権限を遮断できるとことは前述した通りである。
【0056】
ここで、同期化モジュール214によって共有モードが設定された少なくとも2つのユーザ端末は、共有制御権限が設定されたユーザ端末の仮想空間が残りの共有制御権限が遮断されたユーザ端末に同期化されて仮想空間ツアーを提供することができる。
【0057】
メモリ220は、プロセッサ210の処理及び制御のためのプログラムを格納し、サーバ200に入力されたり、サーバ200から出力されるデータを格納することができる。一例として、メモリ220は、フラッシュメモリタイプ(flash memory type)、ハードディスクタイプ(hard disk type)、マルチメディアカードマイクロタイプ(multimedia card micro type)、カードタイプのメモリ(例えば、SD又はXDメモリなど)、RAM(Random Access Memory)SRAM(Static Random Access Memory)、ROM(Read-Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、PROM(Programmable Read-Only Memory)、磁気メモリ、磁気ディスク、光ディスクのうち少なくとも1つのタイプの格納媒体を含んでもよい。
【0058】
通信部230は、サーバ200と他の電子装置、例えば、ユーザ端末100又はサーバ200の間、又は、サーバ200と他の電子装置が位置しているネットワーク間の通信を可能にする1つ以上のモジュールを含んでもよい。
【0059】
図4は、本出願に開示される一実施形態に係るユーザのツアー情報を生成するアーキテクチャーを説明する図であり、図5は、本出願に開示される一実施形態に係るユーザのツアー情報が生成される方法を説明する図である。
【0060】
図4及び図5を参照すると、複数のユーザ端末100は、動作データを生成し、これをサーバ200に送信し、サーバ200は、これを受信してプロセッサ210の変換モジュール211を用いて動作オブジェクトを生成することができる。
【0061】
まず、サーバは、複数の地点で提供される360度イメージを含む仮想空間を複数のユーザ端末に提供する(S510)。
【0062】
その後、サーバは、複数のユーザ端末100から複数の動作データを受信する(S520)。
【0063】
例えば、複数のユーザ端末100は、サーバ200で提供された仮想空間を基盤に、画面に出力される仮想空間の視野範囲、方向、開始地点、終了地点、共有モード、及び操作データを動作データとして生成し、サーバ200に受信することができる。
【0064】
サーバは、このように受信された複数の動作データを、これに対応する複数の動作オブジェクトとして生成し(S530)、複数の動作オブジェクトを基盤にユーザのツアー情報を生成する(S540)。
【0065】
例えば、変換モジュール211は、複数のユーザ端末100から受信された動作データを動作オブジェクトに変換し、これを基盤にツアー生成モジュール212がユーザのツアー情報を生成することができる。
【0066】
ユーザのツアー情報は、ユーザ端末100において、ユーザにより開始地点及び終了地点が選択される場合、開始地点から終了地点まで仮想空間でガイドされる映像がユーザのツアー情報として提供されることができる。
【0067】
図6図7Aおよび図7Bは、図5に示す一例を説明するための例示図である。
【0068】
図6図7Aおよび図7Bを参照すると、複数のユーザ端末100のうち、第1ユーザ端末101から受信された動作データは、サーバ200でユーザのツアー情報として生成されて第2ユーザ端末102に送信される。
【0069】
ここで、ユーザのツアー情報は、第1ユーザ端末101で受信された動作データを基盤に生成された仮想空間ツアー映像であってもよい。
【0070】
図7Aに示すように、第1ユーザ端末101の画面に出力される仮想空間を基盤に、第1ユーザ端末101は、仮想空間でツアーの開始地点及び終了地点を選択し、その他に画面に出力される仮想空間の視野範囲及び方向などを操作することで、これに対応する動作データを生成することができる。
【0071】
このような動作データは、サーバ200でユーザのツアー情報として生成され、図7Bに示された仮想空間ツアー映像に生成されることができる。
【0072】
図8及び図9は、第2ユーザ端末で第1ユーザ端末の動作オブジェクトが含まれている第1ツアー情報が実行されることを説明する図である。
【0073】
図8を参照すると、本発明の他の実施形態において、サーバ200は、第1ユーザ端末101から受信された複数の動作データに対応する複数の動作オブジェクトを生成し(S810)、複数の動作オブジェクトを含む第1ツアー情報を生成する(S820)。
【0074】
このように生成された第1ツアー情報は、第2ユーザ端末に提供され(S830)、第2ユーザ端末が第1ツアー情報に含まれている複数の動作オブジェクトを実行させることで(S840)、第1ユーザの操作に対応する仮想空間ツアーが第2ユーザに提供される(S850)。
【0075】
ここで、第1ツアー映像は、第1ユーザ端末101の画面で出力された仮想空間において、ユーザの操作に応じて生成された複数の動作データであってもよく、このよう動作データは、サーバ200において動作オブジェクトに変換された後、ユーザのツアー情報として生成され得ることは前述した通りである。
【0076】
第1ツアー映像が提供された第2ユーザ端末102は、第1ツアー情報に含まれている複数の動作オブジェクトを実行することができる。
【0077】
それだけでなく、実行中である複数の動作オブジェクトを中断した後、中断地点で第1ツアー映像に第2ユーザ端末102のユーザの利用及び便宜に応じて映像を操作することができる。
【0078】
例えば、映像操作は第1ツアー映像が中断された時点で、第2ユーザ端末102の画面に出力される仮想空間を第2ユーザ端末102のユーザが任意に地点を選択しツアーする操作を含んでもよい。
【0079】
中断された第1ツアー映像が再び再生されれば、中断された映像から再びツアーが再生されることができる。
【0080】
言い換えれば、第1ツアー映像が提供された第1ユーザ端末は、第1ツアー映像に含まれている複数の動作オブジェクトの実行、実行中の中断、中断地点における映像操作、及び中断以後のツアー再生のうち少なくとも1つの機能を提供することができる。
【0081】
図9を参照すると、第2ユーザ端末は、生成された第1ツアー映像を用いて第1ユーザ操作に対応する仮想ツアーを再生し(S900)、第1ツアー映像の中断可否を判断する(S910)。
【0082】
もし、第1ツアー映像を中断する場合、第2ユーザ端末において第1ユーザ操作に対応する仮想空間を操作する(S920)。逆に、第1ツアー映像を中断することなく仮想ツアーを再生してもよい。
【0083】
図10Aおよび図10Bは、本出願に開示される一実施形態に係る仮想空間ツアーシステムで共有モードが実行されたとき、複数のユーザ端末に提供される仮想空間生成アーキテクチャーを説明する図である。
【0084】
図10Aおよび図10Bを参照すると、共有制御モジュール213は、少なくとも2つのユーザ端末を対象に共有モードが設定されれば、少なくとも2つのユーザ端末のいずれか1つである第1ユーザ端末103に対して共有制御権限を設定し、少なくとも2つのユーザ端末のうち残り第2ユーザ端末104に対しては共有制御権限を遮断することができる。
【0085】
共有制御権限が設定されれば、複数のユーザ端末100のうち共有制御権限が設定されたユーザ端末のみが、複数のユーザ端末100に提供される仮想空間に対する動作データを生成することができる。
【0086】
また、同期化モジュール214は、共有制御権限が遮断された残りのユーザ端末に共有制御権限が設定されたユーザ端末の動作データを基盤に生成されたユーザツアー情報を同期化し、各画面に出力することができる。
【0087】
共有制御権限が遮断された第2ユーザ端末104は、共有制御権限が設定された第1ユーザ端末103からユーザのツアー情報が提供され、ユーザのツアー情報に含まれているオブジェクトデータを実行することで、第1ユーザ端末103における操作に同期化された操作が第2ユーザ端末104において実行され得る。
【0088】
ここで、ユーザツアー情報には、共有モード設定及び共有権限設定のうち少なくとも1つに対する共有設定データ、及び少なくとも1つの動作オブジェクトを含むオブジェクトデータを含む。
【0089】
共有設定データは、複数のユーザ端末100のうちいずれか1つのユーザ端末が共有モード設定動作データを生成してサーバ200に提供すれば、残りのユーザ端末は、動作データ生成が遮断され得る。
【0090】
そして、共有モード設定されたユーザ端末は、複数の動作データを生成し、これをサーバ200に提供することでオブジェクトデータを生成することができる。
【0091】
サーバ200は、オブジェクトデータを基盤にユーザのツアー情報を生成し、動作データ生成が遮断された残りのユーザ端末にオブジェクトデータが含まれているユーザのツアー情報を提供する。
【0092】
ユーザのツアー情報に含まれているオブジェクトデータが第2ユーザ端末104で実行されることで、第1ユーザ端末103と同期化された操作が、第2ユーザ端末104において実行され得る。
【0093】
図11A図11B図12A及び図12Bは、本出願に開示される一実施形態に係る共有モードが実行前と共有モード実行後を説明するための例示図である。
【0094】
図11A図11B図12A及び図12Bを参照すると、複数のユーザ端末100において、それぞれ独立的に操作可能な仮想空間が画面に出力されることができる。
【0095】
もし、2つのユーザ端末のいずれか1つのユーザ端末が共有モードをサーバ200に提供する場合、共有モードを提供したユーザ端末に共有制御権限が設定され、残りのユーザ端末には共有制御権限が遮断され、共有モードを提供したユーザ端末の仮想空間が残りのユーザ端末に出力されることになる。
【0096】
このような場合、共有制御権限が遮断された残りのユーザ端末は動作データ生成が遮断され、共有モードを提供したユーザ端末で生成された動作データを基盤に生成されたユーザツアー情報が、共有制御権限の遮断された残りのユーザ端末に出力されることにより、共有モードを提供したユーザ端末と同期化された操作が、共有制御権限の遮断された残りのユーザ端末に提供されることができる。
【0097】
以上で説明した本出願は、前述した実施形態及び添付された図面によって限定されるものではなく、後述する特許請求の範囲により限定され、本出願の構成は、本出願の技術的な思想を逸脱しない範囲内でその構成を多様に変更及び改造できることを本出願が属する技術分野で通常の知識を有する者は容易に分かることができる。
【符号の説明】
【0098】
10:仮想空間ツアーシステム
100:ユーザ端末
200:サーバ
210:プロセッサ
220:メモリ
230:通信部
図1
図2A
図2B
図3
図4
図5
図6
図7A
図7B
図8
図9
図10A
図10B
図11A
図11B
図12A
図12B