(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023057505
(43)【公開日】2023-04-21
(54)【発明の名称】勃起時の生体情報取得の方法と装置
(51)【国際特許分類】
A61F 5/41 20060101AFI20230414BHJP
【FI】
A61F5/41
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021167085
(22)【出願日】2021-10-11
(71)【出願人】
【識別番号】502442968
【氏名又は名称】中島 栄彦
(71)【出願人】
【識別番号】521447126
【氏名又は名称】種村 秀輝
(72)【発明者】
【氏名】種村 秀輝
(72)【発明者】
【氏名】中島 栄彦
【テーマコード(参考)】
4C098
【Fターム(参考)】
4C098AA05
4C098EE02
(57)【要約】 (修正有)
【課題】勃起状態での生体情報を取得する装置を提供する。
【解決手段】本発明は、一端に挿入口が、他端に排気口が設けられる円筒状の容器と、前記容器の前記挿入口にその外周縁が弾力的かつ着脱可能に嵌着され、その中心孔15が前記容器内へ突入するよう構成されたリング体とを備え、前記リング体の前記中心孔15に陰茎を挿入し、前記陰茎の根本を前記リング体により環装した状態で前記排気口から前記容器内の空気を吸引し減圧することで前記陰茎を締め上げて鬱血させて勃起させるようにした陰茎勃起補助器具において、生体情報を検出するセンサがさらに含まれることを特徴とする陰茎勃起補助器具を提供する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
一端に挿入口が、他端に排気口が設けられる円筒状の容器と、
前記容器の前記挿入口にその外周縁が弾力的かつ着脱可能に嵌着され、その中心孔が前記容器内へ突入するよう構成されたリング体とを備え、
前記リング体の前記中心孔に陰茎を挿入し、前記陰茎の根本を前記リング体により環装した状態で前記排気口から前記容器内の空気を吸引し減圧することで前記陰茎を締め上げて鬱血させて勃起させるようにした陰茎勃起補助器具において、
生体信号あるいは生体関連物質を検出するセンサあるいは収集するデバイスがさらに含まれることを特徴とする陰茎勃起補助器具。
【請求項2】
前記センサが非接触センサである請求項1の陰茎勃起補助器具。
【請求項3】
前記非接触センサが前記円筒状の容器内の揮発物質を検出するセンサである請求項2の陰茎勃起補助器具。
【請求項4】
前記非接触センサが前記陰茎の表面状態を検出するセンサである請求項2の陰茎勃起補助器具。
【請求項5】
前記センサが排気経路に設けられている請求項1の陰茎勃起補助器具。
【請求項6】
前記センサがリング体に設けられている請求項1の陰茎勃起補助器具。
【請求項7】
前記センサに無線通信手段が接続されている請求項1の陰茎勃起補助器具。
【請求項8】
前記センサに記憶手段が接続されている請求項1の陰茎勃起補助器具。
【請求項9】
陰圧式陰茎勃起補助器具を陰茎に装着する工程と、陰圧式陰茎勃起補助器具の内部を陰圧にして陰茎の勃起状態を達成する工程と、発起状態での生体信号をセンサで検出する、あるいは、生体関連物質をデバイスで収集する工程と、を含む生体情報の収集方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、男性器の勃起状態での生体情報を取得するための方法と装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、心臓の冠状動脈で血管の詰まりが起これば、心筋梗塞・狭心症に、内頚動脈で血栓ができると脳梗塞に繋がり、陰茎動脈につながる血管で詰まりが起これば勃起不全(ED)が起ることが知られてきた。ここで脳梗塞に関する内頚動脈(5-7mm)、心筋梗塞に関する冠動脈(3-4mm)に比べてEDに関する陰茎動脈(1-2mm)は非常に細く、陰茎動脈の状態を監視することは脳梗塞や心筋梗塞等の重篤な疾患の予防をするために重要と考えられる。また、近年社会問題となっている少子高齢化の対策の一つとして、男性不妊がクローズアップされ、EDのメカニズムをより詳細に把握することが求められているが、勃起状態での生体情報を正確に取得する方法がなかった。
【0003】
引用文献1には陰茎の基部に装着し、振動等の刺激によって勃起状態を達成するバンド状の装置が記載され、その装置に心拍を検出するセンサが搭載されている。
引用文献2には陰茎に装着し、陰圧にすることで勃起状態を達成する装置が記載されている。
【0004】
しかしながら、特許文献1の装置では、陰茎の神経線維および感覚組織と振動モーター等の位置関係の調整が難しく十分な勃起状態を得られない。また特許文献2では勃起状態を達成すること以外の記載がない。したがって、これらの装置を利用しても勃起状態の生体情報を正確に取得することができなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特表2012-509135
【特許文献2】実開平06-013816
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、勃起状態での正確な生体情報を得る方法及びシステムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1) 一端に挿入口が、他端に排気口が設けられる円筒状の容器と、
前記容器の前記挿入口にその外周縁が弾力的かつ着脱可能に嵌着され、その中心孔が前記容器内へ突入するよう構成されたリング体とを備え、
前記リング体の前記中心孔に陰茎を挿入し、前記陰茎の根本を前記リング体により環装した状態で前記排気口から前記容器内の空気を吸引し減圧することで前記陰茎を締め上げて鬱血させて勃起させるようにした陰茎勃起補助器具において、
生体情報を検出するセンサがさらに含まれることを特徴とする陰茎勃起補助器具。
(2)前記センサが非接触センサである(1)の陰茎勃起補助器具。
(3)前記非接触センサが前記円筒状の容器内の揮発物質を検出するセンサである(2)の陰茎勃起補助器具。
(4)前記非接触センサが前記陰茎の表面状態を検出するセンサである(2)の陰茎勃起補助器具。
(5)前記センサが排気経路に設けられている(1)の陰茎勃起補助器具。
(6)前記センサがリング体に設けられている(1)の陰茎勃起補助器具。
(7)前記センサに無線通信手段が接続されている(1)の陰茎勃起補助器具。
(8)前記センサに記憶手段が接続されている(1)の陰茎勃起補助器具。
(9)陰圧式陰茎勃起補助器具を陰茎に装着する工程と、陰圧式陰茎勃起補助器具の内部を陰圧にして陰茎の勃起状態を達成する工程と、発起状態での生体信号をセンサで検出する、あるいは、生体関連物質をデバイスで収集する工程と、を含む生体情報の収集方法。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、勃起状態での正確な生体情報を得る方法及びシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】
図1は本発明で用いられる陰圧式勃起補助具の概念図である。
【
図2】
図2は本発明の器具の実施形態を示した説明図である。(実施例1)
【
図3】
図3は本発明の器具の実施形態を示した説明図である。(実施例2)
【
図4】
図4は本発明の器具の実施形態を示した説明図である。(実施例3)
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明は、陰圧式の陰茎勃起補助器具を用いて、強制的に勃起状態をつくりあげ、その状態の生体信号(酸素飽和度、経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)、体温、脈拍数、呼吸数、PI(Perfusion Index)値、血流量、血圧、拍動、体温、血糖値など)の検出・測定、あるいはその状態で生成され体外に放出される生体関連物質(フェロモン、匂い物質、表皮からの揮発物質など)の収集を可能とするものである。これによって、十分に勃起した状態での生体信号を測定することで、将来の血管系の疾患や、EDの病態解明、治療や医薬品の製造に役立てることができる。
【実施例0011】
以下、
図1~
図4に基づいて、本発明の陰茎勃起補助器具の具体的な実施の形態を説明する。
【0012】
図1は、本発明の実施例で用いる陰茎勃起補助器具を示す図で、Aはその断面図、Bはリング部の斜視図を示す。
本発明の陰茎勃起補助器具は、典型的には、円筒状の容器20と、ゴム、エラストマーや樹脂などの柔軟性がある素材からなるリング部10と、ポンプ30からなる。円筒状の容器20は、アクリルやポリカーボネートからなり、一端に設けられた排気口24、他端で、陰茎の挿入側の開口21、開口外縁22からなる。ポンプ30は、手動で排気可能なポンプ本体30とバルブ38、円筒状の容器20と接続するためのチューブ36からなる。ポンプは指定した減圧度になるように設定可能な電動式ポンプを利用して自動で調整してもよい。リング10は円筒状の容器20の容器外縁22に固定されるリング外縁13と陰茎を挿入する中心孔15からなる。
【0013】
容器20の一端の開口21の開口外縁22に、リング体10のリング外縁13が弾性的かつ着脱可能に嵌着される。
【0014】
リング体10はその中心孔15を構成する突出した部分が容器20内へ突入するように容器20に取付けられる。即ち、リング体10のリング外縁13は容器20の開口外縁22へ、接触するように容器20へ取付けられる。
容器20を透明な樹脂で作製し、かつ内壁及び外壁面を曇り防止加工しておくと、中心孔15から挿入された陰茎の容器20内での状態を確認し易く、安全に使用できる。また、円筒状容器20の内部の気圧をモニタするための気圧計など生体信号を取得する目的以外の測定器を備えてもよい。
【0015】
容器20に取付けられたリング体10の中心孔15から陰茎を挿入し、その根本でリング体10を環装した状態で、リングの弾性部材11の先端部で陰茎を支えた状態で、排気口24からポンプ30で、容器20内の空気を排気して容器20内を減圧する。すると、弾性部材11の先端部で支えられた陰茎がその根本で締め上げられて鬱血し、勃起する。勃起後に容器20をリング体10から分離しても、リング体10は勃起した陰茎を締め付けるようにしっかりと密着しているため、勃起状態は所定時間持続する。この状態で接触式のセンサ等を利用して生体情報を取得することもできる。
【0016】
(実施例1)
以下、
図2を参照しながら第1の実施例を説明する。
本実施例は陰茎の周囲を覆うように収縮性のあるバンドのような基体の上にセンサ51を搭載したものである。
図2Aは陰茎リング17の上に血液の超音波及びドップラーエコーの測定あるいは圧力センサにより心拍数(脈)を検出するセンサ51が搭載されている。また、陰茎リング17に勃起センサを埋め込んで勃起強度をリジスキャン法を用いて行うこともできる。
図2B~
図2Dはリング本体10にセンサ51を設けた例である。
図2Bは単層のリング体10の中心孔15の周囲の部分で、中心孔15の反対の表面にセンサ51が、
図2Cでは複層のリング体10の中心孔15の周囲の複層の締め付け部の最も中心孔寄りのリング体10の中心孔10の反対の表面に設置されている。
図2Cの場合、センサ51は疑似的に陰茎を包囲するリング体10の中に内包されているようになり検出効率が高まる。
図2Cでは疑似的にセンサをリング体10に内包するようにしているが、リング体10の陰茎包囲部を厚くしてセンサ51を内包するようにしてもよい。センサ51としては前述の心拍数検出センサのほかにVOC測定器、ガスセンサを用いてもよい。なお装置が大型化する場合はセンサ本体は容器20の外部に設置し、プローブ(検出部)だけを容器20の内部に導入するようにして実現してもよい(以下の他の実施例においても同様)。
図2Dはリング本体10の陰茎側にセンサ51を設置したものである。この陰茎への接触式のセンサ51の例としては、前述の拍動センサや、血糖値センサ、レーザを用いた経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)、自律神経のバランスの検出及び血流量などが挙げられる。これらのセンサからの出力が有線または無線でスマートフォンやタブレット、情報処理端末に送付されデータ解析が行われる。そして、このセンサ情報からMRI、心電図、脳波計などと連動してその相関関係を分析、解析するシステムあるいは、このセンサー情報をスマホ、PCに連動して分析、解析するシステムを構築することができる。さらに、センサ51に図示しないメモリを接続し、日々の生体情報の測定結果を記憶するようにして、また、それらの測定結果を図示しない表示部に表示するようにしてもよい。さらに、日々の測定結果に応じて、測定する生体情報を変えたり、また、容器20内の真空度や、陰茎を減圧化にさらす条件を変更してもよい。この場合、電動ポンプで自動に調整されると都合がよい。
【0017】
(実施例2)
以下、
図3を参照しながら第2の実施例を説明する。
本実施例は陰茎の内包された空間、特に容器20の内壁にセンサ52を搭載したものである。
図3Aでは、生体関連物質を検出するセンサ52を容器20の内壁に設置したシステムを記載している。生体関連物質を検出するセンサとしては、容器20内に漂う陰茎から発せられる物質を非接触に検出する、たとえば、ガスセンサ、種々のVOC(光イオン化検出器(PID)、半導体、高分子膜等のセンサ、検知菅を用いるセンサなど対象となる容器20内に漂う陰茎から発せられる物質を検出できる)センサを利用することができる。また、対象とするガス、体臭、フェロモン、ホルモン、ドーパミン、タンパク、NO等に対する感応膜を持った水晶振動子式の検出器や、複数の異なる感応膜を持った複数の対象物を検知するセンサを用いてもよい。これらのセンサからの出力が有線または無線でスマートフォンやタブレット、情報処理端末に送付されデータ解析が行われる。これらの検出物と、ED等との疾患との相関関係を、AIに機械学習させて、疾患の病態の解析に用いてもよい。
図3Bでは、生体信号を検出するセンサ52を容器20の内部に設置している。センサ52の例としては、気圧計を設置し、周期的な気圧の変化成分から拍動を導き出すセンサや、陰茎の表面温度を検出するサーモセンサが利用できる。さらに、毛細血管スコープを用いて表皮の毛細血管の状態を評価するようにしてもよい。またこれらのセンサを用いて測定を行う場合、挿入された陰茎の位置によっては正確な測定ができない場合がある。そこで、容器20の外部から陰茎の位置関係を調節する部材を設けると都合が良い。そのような部材の例を
図3Bに示した。部材は、調整棒27とその内部側の先端に取り付けられた調整台28、調整棒の組み立て体を外部から調整しても気密性が維持される孔29から構成され、調整棒27は容器20の孔29から外部に飛び出し、ユーザーが外部から調整棒27を介して先端の調整台28を介して陰茎の位置関係を調整する。この調整台28上に前述した接触式のセンサのプローブを積載させ、陰茎に接触させて測定するように本実施例を変形してもよい。調整機構としては前述のように接触して調整してもよいが、陰茎に磁石の組み込まれたリングを装着し、磁力によって外部から調整することもできる。これらのセンサからの出力が有線または無線でスマートフォンやタブレット、情報処理端末に送付されデータ解析が行われる。これらの検出物と、ED等との疾患との相関関係を、AIに機械学習させて、疾患の病態の解析に用いてもよい。
【0018】
(実施例4)
以下、
図4を参照しながら第4の実施例を説明する。
本実施例は排気経路にフィルター等の生体関連物質を収集するフィルタを設けるものである。
図4において、容器20とポンプ30はフレキシブルなチューブ36で接続され、バルブ38によって排気調整及び気圧の維持が実現されている。本実施例では容器20の気体がポンプ30によって排気される排気経路のバルブ38のポンプ側にフィルター53を交換可能に設けている。フィルター53の使い方としては、装置の陰茎への装着後から取り外しまでにフィルターに吸着した物質を検出するケース、装置の陰茎への装着後から使用圧力までの間にフィルターに吸着した物質を検出するケース、使用圧力になってからそれ以後の気化・蒸発した物質だけをポンプで排気して吸着させるケースなどが想定できる。
フィルターは想定される生体関連物質を吸着する周知の材質や孔経等の適宜選択され形成される。また、フィルターに吸着された生体関連物質はその物質を分析する、例えば質量分析等の周知の分析方法で分析することができる。
【0019】
上述のように本発明の典型的な実施例を説明してきたが、例えば、実施例1で例示した生体情報を実施例2の手法で当業者に周知のデバイスを用いて取得するなど相互に転換することが可能なことも言うまでもない。
本発明は、陰圧式の陰茎勃起補助器具を用いて、強制的に勃起状態をつくりあげ、その状態の生体信号(拍動、血流、体温など)の検出・測定、あるいはその状態で生成され体外に放出される生体関連物質(血糖、フェロモン、匂い物質、表皮からの揮発物質など)の収集を可能とするものである。これによって、本来勃起する状態での生体信号を測定することで、将来の血管系の疾患や、EDの病態解明、治療に役立てることができる。
(実施例1)
以下、
図2を参照しながら第1の実施例を説明する。
本実施例は陰茎の周囲を覆うように収縮性のあるバンドのような基体の上にセンサ51を搭載したものである。
図2Aは陰茎に装着される陰茎リング17の上に血液の超音波及びドップラーエコーの測定あるいは圧力センサにより心拍数(脈)を検出するセンサ51が搭載されている。また、陰茎リング17に勃起センサを埋め込んで勃起強度をリジスキャン法を用いて行うこともできる。
図2B~
図2Dはリング本体10にセンサ51を設けた例である。
図2Bは単層のリング体10の中心孔15の周囲の部分11で、中心孔15の反対の表面にセンサ51が設けられている。
図2Cでは、リング体10の中心孔15の周囲の部分11が複層でできており、複層のリング体10の中心孔15の周囲の複層の締め付け部11の最も中心孔寄りのリング体10の中心孔10の反対の表面に設置されている。
図2Cの場合、センサ51は疑似的に陰茎を包囲するリング体10の部分11の中に内包されているようになり検出効率が高まる。
図2Cでは疑似的にセンサをリング体10に内包するようにしているが、リング体10の陰茎を包囲する部分11を厚くしてセンサ51を内包するようにしてもよい。センサ51としては前述の心拍数検出センサのほかにVOC測定器、ガスセンサを用いてもよい。なお装置が大型化する場合はセンサ本体は容器20の外部に設置し、プローブ(検出部)だけを容器20の内部に導入するようにして実現してもよい(以下の他の実施例においても同様)。
図2Dはリング本体10の部分11の陰茎側にセンサ51を設置したものである。この陰茎への接触式のセンサ51の例としては、前述の拍動センサや、血糖値センサ、レーザを用いた経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)、自律神経のバランスの検出及び血流量などが挙げられる。これらのセンサからの出力が有線または無線でスマートフォンやタブレット、情報処理端末に送付されデータ解析が行われる。そして、このセンサ情報からMRI、心電図、脳波計などと連動してその相関関係を分析、解析するシステムあるいは、このセンサー情報をスマホ、PCに連動して分析、解析するシステムを構築することができる。さらに、センサ51に図示しないメモリを接続し、日々の生体情報の測定結果を記憶するようにして、また、それらの測定結果を図示しない表示部に表示するようにしてもよい。さらに、日々の測定結果に応じて、測定する生体情報を変えたり、また、容器20内の真空度や、陰茎を減圧化にさらす条件を変更してもよい。この場合、電動ポンプで自動に調整されると都合がよい。