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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023005795
(43)【公開日】2023-01-18
(54)【発明の名称】可搬型タンク
(51)【国際特許分類】
   B65D 25/00 20060101AFI20230111BHJP
【FI】
B65D25/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021107980
(22)【出願日】2021-06-29
(71)【出願人】
【識別番号】521284727
【氏名又は名称】池田 京子
(74)【代理人】
【識別番号】100121728
【弁理士】
【氏名又は名称】井関 勝守
(74)【代理人】
【識別番号】100170900
【弁理士】
【氏名又は名称】大西 渉
(72)【発明者】
【氏名】池田 京子
(72)【発明者】
【氏名】込山 宏美
【テーマコード(参考)】
3E062
【Fターム(参考)】
3E062AA06
3E062AB02
3E062AB03
3E062AC02
3E062BA05
3E062HA01
3E062HA04
3E062HB02
3E062HB07
3E062HC01
3E062KA01
3E062KA05
3E062KB02
3E062KB17
(57)【要約】
【課題】タンク本体に貯留する液体の残量が少ない場合であってもポンプを用いて液体タンク内の液体を容易に吸引可能であり、しかも、所望のタンク容量を確保しながら軽量且つ小型化が図られた可搬型タンクを提供する。
【解決手段】可搬型タンク1は、液体を貯留可能な貯留部を有するタンク本体2を備える。タンク本体2は、貯留部20を形成する長方形板状の第1壁部2a、第2壁部2b及び第3壁部2cを備える。第2壁部2bは、第1壁部2aから離れるにつれて上方に位置するよう傾斜している。第3壁部2cは、第1壁部2aから離れるにつれて上方に位置するよう傾斜している。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
液出入口を介して液体を貯留可能な貯留部を有するタンク本体を備えた可搬型タンクであって、
前記タンク本体は、前記貯留部を形成する第1壁部、第2壁部及び第3壁部を備え、前記第1壁部を底面として被載置面に載置した状態で前記液出入口が上方に開口する姿勢となるよう構成され、
前記第1壁部は、矩形板状をなしており、
前記第2壁部は、矩形板状をなすとともに前記第1壁部の一端に連続して形成され、当該第1壁部から離れるにつれて上方に位置するよう傾斜しており、
前記第3壁部は、矩形板状をなすとともに前記第1壁部の他端に連続して形成され、当該第1壁部から離れるにつれて上方に位置するよう傾斜していることを特徴とする可搬型タンク。
【請求項2】
請求項1に記載の可搬型タンクにおいて、
前記タンク本体は、前記第2壁部の前記第1壁部とは反対側の縁部から当該第1壁部と直交する方向に延びる第4壁部と、前記第3壁部の前記第1壁部とは反対側の縁部から当該第1壁部と直交する方向に延びる第5壁部と、前記第4壁部の前記第2壁部とは反対側の縁部に連続して設けられ、
前記液出入口が形成された第6壁部とを備え、前記液出入口には、シングルレバー式の水栓を取付可能になっていることを特徴とする可搬型タンク。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の可搬型タンクにおいて、
前記タンク本体は、前記第2壁部と平行に延びる第7壁部が形成されており、
当該第7壁部には、前記液出入口よりも大きな開口面積を有する開口部が形成されていることを特徴とする可搬型タンク。
【請求項4】
請求項3に記載の可搬型タンクにおいて、
前記開口部には、当該開口部を覆うフィルタを取付可能に構成されていることを特徴とする可搬型タンク。
【請求項5】
請求項3又は4に記載の可搬型タンクにおいて、
前記タンク本体は、前記第2壁部の前記第1壁部とは反対側の縁部から当該第1壁部と直交する方向に延びる第4壁部と、前記第3壁部の前記第1壁部とは反対側の縁部から当該第1壁部と直交する方向に延びる第5壁部と、前記第4壁部の前記第2壁部とは反対側の縁部に連続して設けられ、前記液出入口が形成された第6壁部とを備え、
前記第6壁部には、使用者が可搬型タンクを運ぶ際に把持可能な把手が設けられ、
前記第7壁部は、前記第3壁部を直交する方向に延びていることを特徴とする可搬型タンク。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか1つに記載の可搬型タンクにおいて、
前記タンク本体は、互いに平行に延びる第8壁部及び第9壁部を備え、
前記第8壁部には、前記タンク本体の外側に突出する凸部が形成され、
前記第9壁部には、前記タンク本体の内側に窪むとともに、前記凸部と嵌合可能な形状である凹部が形成されていることを特徴とする可搬型タンク。
【請求項7】
請求項6に記載の可搬型タンクにおいて、
前記凸部は、環状に延びる突条形状をなし、前記第8壁部を正面に視て水滴形状をなしており、
前記凹部は、環状に延びる凹条溝形状をなし、前記第9壁部を正面に視て水滴形状をなしていることを特徴とする可搬型タンク。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体を貯留可能な可搬型タンクに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、灯油等の液体燃料や飲料水を保管する目的で使用される可搬型タンクが知られている。例えば、特許文献1に開示されている可搬型タンクは、液体を貯留可能な略ボックス形状をなすタンク本体を備え、該タンク本体の上壁には、給油ポンプのノズル部分を挿入可能な液出入口が設けられている。タンク本体の底壁は、液出入口に対向する位置から離れるにつれて次第にその厚みが増す形状になっている。すなわち、タンク本体における底壁の上面は、液出入口に対向する位置から離れるにつれて上方に位置するよう傾斜する一方、タンク本体における底壁部の下面は、水平方向に延びる形状をなしている。したがって、タンク本体に貯留する液体の残量が少なくなった際、液体がタンク本体底壁の上面に案内されて液出入口に対向する一部領域に集められ、給油ポンプ等でタンク本体に残る液体をタンク本体の外側へと取り出し易くなるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実開昭60-154236号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述の如き可搬型タンクは、所定の箇所に設置して使用する設置型タンクとは異なり、使用者が持ち運んで使用するという性質上、タンク本体を所望のタンク容量を確保した状態において軽量且つ小型にすることが求められる。この点に関し、特許文献1のように、タンク本体の底壁を上面が傾斜する一方、下面を水平に延びる形状にすると、底壁の上面を傾斜させた領域分だけタンク本体の外形を大きくせざるを得ず、タンク本体の重量が増えるだけでなく大型化するので、使用者が持ち運ぶのに適した軽量且つ小型の可搬型タンクを実現することができなくなるおそれがある。
【0005】
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、タンク本体に貯留する液体の残量が少ない場合であってもポンプを用いて液体タンク内の液体を容易に吸引可能であり、しかも、所望のタンク容量を確保しながら軽量且つ小型化が図られた可搬型タンクを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するために、本発明は、タンク本体を構成する壁部の厚みを大きく変えることなく、タンク本体に溜まる液体がタンク本体内部の一部領域に集められるように工夫を凝らしたことを特徴とする。
【0007】
具体的には、液出入口を介して液体を貯留可能な貯留部を有するタンク本体を備えた可搬型タンクを対象とし、次のような解決手段を講じた。
【0008】
すなわち、第1の発明では、前記タンク本体は、前記貯留部を形成する第1壁部、第2壁部及び第3壁部を備え、前記第1壁部を底面として被載置面に載置した状態で前記液出入口が上方に開口する姿勢となるよう構成され、前記第1壁部は、矩形板状をなしており、前記第2壁部は、矩形板状をなすとともに前記第1壁部の一端に連続して形成され、当該第1壁部から離れるにつれて上方に位置するよう傾斜しており、前記第3壁部は、矩形板状をなすとともに前記第1壁部の他端に連続して形成され、当該第1壁部から離れるにつれて上方に位置するよう傾斜していることを特徴とする。
【0009】
第2の発明では、第1の発明において、前記タンク本体は、前記第2壁部の前記第1壁部とは反対側の縁部から当該第1壁部と直交する方向に延びる第4壁部と、前記第3壁部の前記第1壁部とは反対側の縁部から当該第1壁部と直交する方向に延びる第5壁部と、前記第4壁部の前記第2壁部とは反対側の縁部に連続して設けられ、前記液出入口が形成された第6壁部とを備え、前記液出入口には、シングルレバー式の水栓を取付可能になっていることを特徴とする。
【0010】
第3の発明では、第1又は第2の発明において、前記タンク本体は、前記第2壁部と平行に延びる第7壁部が形成されており、当該第7壁部には、前記液出入口よりも大きな開口面積を有する開口部が形成されていることを特徴とする。
【0011】
第4の発明では、第3の発明において、前記開口部には、当該開口部を覆うフィルタを取付可能に構成されていることを特徴とする。
【0012】
第5の発明では、第3又は第4の発明において、前記タンク本体は、前記第2壁部の前記第1壁部とは反対側の縁部から当該第1壁部と直交する方向に延びる第4壁部と、前記第3壁部の前記第1壁部とは反対側の縁部から当該第1壁部と直交する方向に延びる第5壁部と、前記第4壁部の前記第2壁部とは反対側の縁部に連続して設けられ、前記液出入口が形成された第6壁部とを備え、前記第6壁部には、使用者が可搬型タンクを運ぶ際に把持可能な把手が設けられ、前記第7壁部は、前記第3壁部と直交する方向に延びていることを特徴とする。
【0013】
第6の発明では、第1から第5のいずれか1つの発明において、前記タンク本体は、互いに平行に延びる第8壁部及び第9壁部を備え、前記第8壁部には、前記タンク本体の外側に突出する凸部が形成され、前記第9壁部には、前記タンク本体の内側に窪むとともに、前記凸部と嵌合可能な形状である凹部が形成されていることを特徴とする。
【0014】
第7の発明では、第6の発明において、前記凸部は、環状に延びる突条形状をなし、前記第8壁部を正面に視て水滴形状をなしており、前記凹部は、環状に延びる凹条溝形状をなし、前記第9壁部を正面に視て水滴形状をなしていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
第1の発明では、タンク本体の底面になる第1壁部に隣り合う第2及び第3壁部は、矩形板状で且つ傾斜しているので、所望のタンク容量を確保でき、しかも、貯留する液体の残量が少ないときに第1壁部へと液体を案内して当該第1壁部上面に液体を集めることができる。また、第2及び第3壁部は、載置面から離間しているので、外形が小さく小型であるとともに載置面との間に空間が形成された分だけ可搬型タンク全体の重量を減らすことができる。
【0016】
第2の発明では、第4又は第5壁部を底面として可搬型タンクを被載置面に載置するとともに、シングルレバー式の水栓を液出入口に取り付けると、可搬型タンクがウォーターサーバーになる。このように、液体を運ぶ以外の用途に可搬型タンクを利用することができる。
【0017】
第3の発明では、雨天時において、第7壁部が上面で且つ第2壁部が底面である姿勢で可搬型タンクを被載置面に載置すると、液出入口よりも開口が大きな開口部が上方に開口する姿勢になる。したがって、可搬型タンクを雨天時に外に載置すると、大開口の開口部からより多くの雨水がタンク本体の貯留部に取り込まれるようになり、短時間で多くの雨水を貯留部に溜めることができる。
【0018】
第4の発明では、開口部を介して雨水をタンク本体の貯留部に取り入れる際、雨水とともに或いは雨水とは別に開口部を介して貯留部に入り込もうとする異物をフィルタが捕集するようになる。したがって、雨水をタンク本体の貯留部に溜める際に異物がタンク本体の貯留部に入り込むのを防止できる。
【0019】
第5の発明では、可搬型タンクが第1壁部を底面にした状態において、使用者が把手を把持して第2壁部側に力を入れると、可搬型タンクが一方側に転がって第2壁部を底面にした状態で且つ開口部が上方に開口する状態になる。したがって、例えば、貯留部に液体が溜まっていない状態で貯留部にタオル等の繊維製品や食品等の被収容物を隙間無く入れようとする際、使用者は貯留部への被収容物の収容作業を簡単に行うことができる。一方、可搬型タンクが第1壁部を底面にした状態において、使用者が把手を把持して第3壁部側に力を入れると、可搬型タンクが他方側に転がって第3壁部を底面にした状態で且つ開口部が側方に開口する状態になる。したがって、タンク本体の開口部を使用者に向けることができるようになるので、例えば、背の低い子供等であっても貯留部に収容した被収容物を貯留部から簡単に取り出すことができる。
【0020】
第6の発明では、可搬型タンクを複数用意するとともに、第8及び第9壁部の並設方向を上下方向に揃えた姿勢で、且つ、各々の第8壁部が同方向を向くように各可搬型タンクを順に積み上げると、隣り合う一方の可搬型タンクの凹部に他方の可搬型タンクの凸部が嵌合するようになる。したがって、例えば、可搬型タンクをまとめて運ぶ際に可搬型タンクが崩れてしまうこと防ぐことができるようになり、複数積み上げた可搬型タンクを安定した状態で維持させることができる。
【0021】
第7の発明では、凸部と凹部とはそれぞれが環状に延びる突条又は凹条溝形状をなしているので、複数の可搬型タンクを積み上げた際に、例えば、各可搬型タンクが下方に位置する可搬型タンクに対して上下方向に延びる中心線周りに回転しなくなり、積み上げた状態をさらに安定した状態に維持することができる。また、各可搬型タンクを積み上げるために用意した第8壁部と第9壁部とを見たときに、使用者は凸部と凹部とから液体を連想するようになるので、可搬型タンクの貯留対象である液体と一定の関連性を持たせることができるだけでなく可搬型タンクの外観上の見栄えも向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】本発明に係る可搬型タンクの斜視図である。
図2】本発明に係る可搬型タンクにおいて第1キャップ及び第2キャップが取り外されている状態を示す正面図である。
図3】本発明に係る可搬型タンクにおいて第1壁部を底面として被載置面に載置している第1使用態様を示す正面図である。
図4】本発明に係る可搬型タンクにおいて第2壁部を底面として被載置面に載置している第2使用態様を示す正面図である。
図5】本発明に係る可搬型タンクにおいて第2壁部を底面として被載置面に載置している第3使用態様を示す正面図である。
図6】本発明に係る可搬型タンクにおいて第3壁部を底面として被載置面に載置している第4使用態様を示す正面図である。
図7】本発明に係る可搬型タンクにおいて第9壁部を底面として被載置面に載置している第5使用態様を示す図2のA-A線における断面図である。
図8】本発明に係る可搬型タンクにおいて第4壁部を底面として被載置面に載置するとともに、液出入口にシングルレバー式の水栓を取り付けた第6使用態様を示す正面図である。
図9】本発明に係る可搬型タンクにおいて液出入口にホースを取り付けた第7使用態様を示す正面図である。
図10】本発明に係る可搬型タンクにおいて第1壁部を底面として被載置面に載置するとともに、液出入口にポンプ式シャワーユニットを取り付けた第8使用態様を示す正面図である。
図11】本発明に係る可搬型タンクにおいて開口部にフィルタを取り付けた第9使用態様を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎない。
【0024】
図1は、本発明の実施形態に係る可搬型タンク1を示す。該可搬型タンク1は、略九面体のタンク本体2を備え、該タンク本体2の内部には、液体を貯留可能な貯留部20が形成されている。尚、当該貯留部20は、液体が溜まっていない状態において、タオル等の繊維製品や食品等の被収容物X1を収容することが可能になっている(図5及び図6参照)。
【0025】
タンク本体2は、柱中心線周りに環状に配置された7つの第1~第7壁部2a~2gと、柱中心線方向に離間して平行に且つ対向して延びる第8壁部2h及び第9壁部2iとで短い略七角柱形状になっていて、第1~第9壁部2a~2iで貯留部20を形成している。
【0026】
第1壁部2aは、長方形板状をなしており、第1壁部2aの外面における長方形状をなす内側領域は、図7に示すように、長方形枠状をなす外側領域よりもタンク本体2の内側に段差状に窪む形状をなしている。
【0027】
第2壁部2bは、図1に示すように、第1壁部2aの長手方向一端に連続して形成され、当該第1壁部2aの外側領域と略同じ板厚に設定された長方形板状をなしている。第2壁部2bは、第1壁部2aから離れるにつれて上方に位置するよう傾斜しており、第1壁部2aとでなす内角が約130度に設定されている。
【0028】
第3壁部2cは、第1壁部2aの長手方向他端に連続して形成され、当該第1壁部2aの外側領域と略同じ板厚に設定された長方形板状をなしている。第3壁部2cは、第1壁部2aから離れるにつれて上方に位置するように傾斜しており、第1壁部2aとでなす内角が約130度に設定されている。
【0029】
第4壁部2dは、第2壁部2bの第1壁部2aとは反対側の縁部から第1壁部2aと直交する方向に延びている。第4壁部2dは、第2壁部2bと略同じ板厚に設定された長方形板状をなしており、当該第2壁部2bとでなす内角が約130度に設定されている。
【0030】
第5壁部2eは、第3壁部2cの第1壁部2aとは反対側の縁部から第1壁部2aと直交する方向で且つ第4壁部2dと対向するように平行に延びている。第5壁部2eは、第3壁部2cと略同じ板厚に設定された長方形板状をなしており、当該第3壁部2cとでなす内角が約130度に設定されている。
【0031】
第6壁部2fは、第4壁部2dの第2壁部2bとは反対側の縁部に連続して設けられている。第6壁部2fは、第1壁部2aと対向するように平行に延びていて、第4壁部2dとでなす内角が約90度に設定されている。
【0032】
第6壁部2fは、当該第6壁部2fの第4壁部2dから遠い側の領域が当該第4壁部2dに近い側の領域よりも上方に位置する段差形状をなしている。
【0033】
第6壁部2fの下段部分には、貯留部20に連通する液出入口6と使用者が可搬型タンク1を持ち運ぶ際に把持可能な把手5とが第4壁部2d側から順に設けられ、第1キャップ10が液出入口6を施蓋している。
【0034】
液出入口6は、図2に示すように、タンク本体2の外側に突設された略管状をなす第1突設部6aと、該第1突設部6aの外周面に形成された第1キャップ10の内周部と螺合可能な第1螺合部6bとで構成され、図3に示すように、第1キャップ10を取り外した状態において、ポンプ部25bのポンプ動作により液体を吸い上げ可能な液体ポンプ25の吸入管25aを差し込み可能になっている。
【0035】
また、液出入口6には、図8に示すように、第1キャップ10を取り外した状態において、シングルレバー式の水栓30が取付可能になっている。
【0036】
また、液出入口6には、図9に示すように、第1キャップ10を取り外した状態において、ホース32が取付可能になっている。
【0037】
さらに、第1キャップ10を取り外した液出入口6には、図10に示すように、ポンプ式シャワーユニット33を取付可能になっている。
【0038】
第7壁部2gは、図1に示すように、第5壁部2eの第3壁部2cの反対側の縁部と第6壁部2fの上段部分とを橋絡した領域であり、第3壁部2cと直交する方向に延び且つ第2壁部2bと平行に延びていて、第5壁部2eとでなす内角と第6壁部2fとでなす内角とがそれぞれ約130度に設定されている。
【0039】
第7壁部2gには、貯留部20に連通する開口部16が設けられ、第2キャップ11が開口部16を施蓋している。
【0040】
開口部16は、図2に示すように、タンク本体2の外側に突設された略管状をなす第2突設部16aと、該第2突設部16aの外周面に形成された第2キャップ11の内周部と螺合可能な第2螺合部16bとで構成されている。
【0041】
開口部16は、液出入口6よりも大きな開口面積を有しており、その開口面積は、使用者がタンク本体2の貯留部20に手を入れて被収容物X1を貯留部20に収容する、或いは当該貯留部20から被収容物X1を取り出すことができる広さに設定されている。
【0042】
また、開口部16には、図11に示すように、当該開口部16から第2キャップ11を取り外した状態において、開口部16を覆うフィルタ35を取付可能になっている。
【0043】
第8壁部2hは、略七角形状をなし、図7に示すように、第1~第7壁部2a~2gで形成される環状部分の一方の開口を覆っている。
【0044】
第8壁部2hの中央には、タンク本体2の外側に突出する凸部3aが形成され、該凸部3aは、環状に延びる突条形状をなすとともに、第8壁部2hを正面に視て略水滴形状をなしている。
【0045】
第9壁部2iは、図1に示すように、第1~第7壁部2a~2gで形成される環状部分の他方の開口を覆う略七角形状をなしていて、その中央には、タンク本体2の内側に窪む凹部3bが形成されている。
【0046】
該凹部3bは、環状に延びる凹条をなすとともに第9壁部2iを正面に視て略水滴形状をなしていて、第8壁部2hに形成されている凸部3aと嵌合可能な形状になっている。
【0047】
ここで、第8壁部2h及び第9壁部2iは、タンク本体2における他の壁部と比べて面積が大きいので、第1壁部2aを底面として可搬型タンク1を被載置面に載置した場合には、第8壁部2h及び第9壁部2iの中央に夫々形成されている凸部3a及び凹部3bが使用者の視界に入り易くなっている。
【0048】
次に、可搬型タンク1の使用態様1~9について説明する。
【0049】
<使用態様1>
図3は、可搬型タンク1の使用態様1を示している。当該使用態様1では、本発明の可搬型タンク1を灯油ストーブ用灯油タンクとして使用することを想定しており、第1壁部2aを底面としてタンク本体2を被載置面に載置して使用する。このとき、第2キャップ11が開口部16に取り付けられ且つ第1キャップ10が液出入口6から取り外されていて、液出入口6が上方に開口する姿勢になる。また、この使用態様1では、第2壁部2bの上面と第3壁部2cの上面とがそれぞれ、第1壁部2aに近づくにつれて下方となるように傾斜する姿勢になるので、タンク本体2の貯留部20に貯留する液体(例えば、灯油)の残量が少なくなった際、当該液体が第2壁部2bの上面と第3壁部2cの上面とに案内されて、第1壁部2aの上面に集まるようになる。
【0050】
この状態において、液体ポンプ25の吸入管25aを液出入口6に挿入して吸入管25aの吸入口を第1壁部2aの上面付近に接近させた後、使用者がポンプ部25bを握りつぶす動作と離す動作とを繰り返し行うと、ポンプ部25bのポンプ動作によって第1壁部2aの上面に集められた液体が吸入管25aの吸入口から当該吸入管25a内に吸入されてポンプ部25bに向けて移動し、その後、排出管25cを介して排出される。
【0051】
<使用態様2>
図4は、可搬型タンク1の使用態様2を示している。当該使用態様2では、本発明の可搬型タンク1に雨水を溜めて使用することを想定しており、第2壁部2bを底面としてタンク本体2を被載置面に載置して使用する。このとき、第1キャップ10が液出入口6に取り付けられ且つ第2キャップ11が開口部16から取り外されていて、当該開口部16が上方に開口する姿勢になる。
【0052】
雨天時において、使用態様2の可搬型タンク1を屋外の被載置面に載置すると、開口面積が広い開口部16から雨水がタンク本体2の貯留部20に取り込まれるようになり、開口面積の狭い液出入口6から雨水を貯留部20に取り込む場合に比べて短時間で多くの雨水が貯留部20に溜まるようになる。当該貯留部20に溜められた雨水は、例えば、使用者が栽培している花や野菜等の水やりに活用できる。
【0053】
<使用態様3>
図5は、可搬型タンク1の使用態様3を示している。当該使用態様3では、本発明の可搬型タンク1の貯留部20にタオル等の繊維製品や食品等の被収容物X1を収容することを想定しており、第2壁部2bを底面としてタンク本体2を被載置面に載置して使用する。つまり、可搬型タンク1は、開口部16が上方に向けて開口する姿勢になっている。
【0054】
第1壁部2aを底面としてタンク本体2を被載置面に載置すると、タンク本体2の貯留部20に液体が溜まっていない状態において、開口部16を介して当該貯留部20に食品等の被収容物X1を隙間なく入れるためには、開口部16を介して貯留部20内の被収容物X1の収容状態を視認する必要がある。しかし、開口部16は、斜め上方に向いて開口しているので、開口部16を介して貯留部20内を視認しようとすると、腰や首を過剰に曲げる等の使用者にとって負担となる態勢となるので、特に腰等に不安がある使用者の場合は開口部16を介して貯留部20内を視認することが難しくなり、貯留部20に隙間なく被収容物X1を収容するのは容易ではない。
【0055】
これに対し、可搬型タンク1の第1壁部2aを底面とした状態において、使用者が把手5を把持して第2壁部2b側に力を入れて、可搬型タンク1を一方側に転がして第2壁部2bを底面とした状態で且つ開口部16が上方に開口する姿勢にすると、使用者は腰等を過剰に曲げる姿勢等をとることなく、開口部16の上方から当該開口部16を介して貯留部20内を覗き込みつつ被収容物X1の収容作業が行える。したがって、被収容物X1を隙間なく貯留部20に入れる際にも簡単に収容作業を行うことができる。
【0056】
<使用態様4>
図6は、可搬型タンク1の使用態様4を示している。当該使用態様4では、本発明の可搬型タンク1の貯留部20にタオル等の繊維製品や食品等の被収容物X1を収容することを想定しており、第3壁部2cを底面としてタンク本体2を被載置面に載置するとともに第2キャップ11を開口部16から取り外して使用する。つまり、可搬型タンク1は、開口部16が側方に向けて開口する姿勢になっている。
【0057】
第1壁部2aを底面としてタンク本体2を被載置面に載置すると、開口部16が斜め上方に向けて開口する姿勢になるので、タンク本体2の貯留部20に液体が溜まっていない状態において、例えば、背の低い子供等が開口部16を介して貯留部20へと被収容物X1を収容しようとすると、上腕を上方に上げつつ肘を曲げて前腕から先の部分を斜め下方に折り曲げる等の負荷の掛かる態勢を使用者に強いることになる。また、背の低い使用者の目の高さ位置が低い場合には、開口部16が斜め上方に向けて開口していると、当該開口部16を介して貯留部20内を覗き込むことができず、貯留部20内の被収容物X1の収容状態を把握できない。したがって、背の低い使用者の場合は、貯留部20に収容した被収容物X1を貯留部20から取り出す作業等が容易ではない。
【0058】
これに対し、可搬型タンク1の第1壁部2aを底面とした状態において、使用者が把手5を把持して第3壁部2c側に力を入れて、可搬型タンク1を他方側に転がして第3壁部2cを底面とした状態で且つ開口部16が側方に開口する姿勢にすると、背の低い子供等が使用者であっても、側方に開口した開口部16を介して貯留部20内を覗き込むことができ、且つ、開口部16を介して貯留部20に容易にアクセスできるようになり、貯留部20に収容した被収容物X1を貯留部20から簡単に取り出す作業等、当該貯留部20への被収容物X1の収容作業を簡単に行うことができる。
【0059】
<使用態様5>
図7は、可搬型タンク1の使用態様5を示している。当該使用態様5では、本発明の可搬型タンク1が複数ある場合の保管や運搬を想定したものであり、第9壁部2iを底面としてタンク本体2を被載置面に載置するとともに当該タンク本体2の上に複数の可搬型タンク1を順に積み上げている。具体的には、使用態様5では、可搬型タンク1を複数用意するとともに、第8壁部2h及び第9壁部2iの並設方向を上下方向に揃えた姿勢で、且つ、各々の第8壁部2hが上方を向くよう各可搬型タンク1を順に積み上げている。
【0060】
このとき、上下方向に隣り合う可搬型タンク1において下側に位置する可搬型タンク1の凸部3aに上側に位置する可搬型タンク1の凹部3bを外嵌合させて順に積み上げていく。このように複数の可搬型タンク1を積み上げていくと、隣り合う2つの可搬型タンク1の凸部3aと凹部3bとが嵌合しているので、例えば、複数の可搬型タンク1をまとめて運ぶ際や保管する際に可搬型タンク1が崩れてしまうのを防ぐことできるようになり、複数積み上げた可搬型タンク1を安定した状態で維持させることができる。
【0061】
さらに、可搬型タンク1に形成された凸部3aと凹部3bとはそれぞれが環状に延びる突条又は凹条溝形状をなしているので、積み上げられた複数の可搬型タンク1の一部に不意に力が加わったとしても、各可搬型タンク1が下方に位置する可搬型タンク1に対して上下方向に延びる中心線周りに回転しなくなり、積み上げた各可搬型タンク1の状態をさらに安定させることができる。
【0062】
また、可搬型タンク1の積み上げ作業や積み下ろし作業の際等において、可搬型タンク1の上面となる第8壁部2hに形成されている凸部3aは、使用者に視認されやすい。使用者は、水滴形状をしている凸部3aから可搬型タンク1の貯留対象である液体と一定の関連性を持つ液体を連想するようになるので、可搬型タンク1の外観上の見栄えに対する印象が良くなる。
【0063】
<使用態様6>
図8は、可搬型タンク1の使用態様6を示している。当該使用態様6では、本発明の可搬型タンク1をウォーターサーバーとして使用することを想定しており、第4壁部2d(或いは第5壁部2e)を底面としてタンク本体2を被載置面である載置台31に載置して使用する。このとき、使用者は、第1キャップ10を液出入口6から取り外した後、シングルレバー式の水栓30を液出入口6に取り付けるとともに可搬型タンク1の位置を調整して水栓30を載置台31の外周部分から飛び出した位置となるようにして使用する。このように、液出入口6に水栓30を取り付けることで可搬型タンク1をウォーターサーバーとして利用することができ、液体を運ぶ以外の用途に利用できる。
【0064】
<使用態様7>
図9は、可搬型タンク1の使用態様7を示している。当該使用態様7では、本発明の可搬型タンク1をじょうろとして使用することを想定しており、使用者は、第1キャップ10を液出入口6から取り外した後、ホース32を液出入口6に取り付けて使用する。具体的には、使用者は、把手5を把持して可搬型タンク1を操作することにより、例えば、貯留部20に溜まる雨水を利用して植物等に対してホース32を介して水やりを行うことができる。
【0065】
<使用態様8>
図10は、可搬型タンク1の使用態様8を示している。当該使用態様8では、本発明の可搬型タンク1を簡易シャワーとして使用することを想定しており、使用者は、第1キャップ10を液出入口6から取り外した後、ポンプ式シャワーユニット33を取り付けて使用する。具体的には、使用者は、例えば、海や山などへのレジャーの際に可搬型タンク1に溜めた水でシャワーを浴びることができる。
【0066】
<使用態様9>
図11は、可搬型タンク1の使用態様9を示している。当該使用態様9では、本発明の可搬型タンク1に雨水を溜めて使用することを想定しており、第2壁部2bを底面としてタンク本体2を被載置面に載置して使用する。このとき、第2キャップ11を開口部16から取り外した後、当該開口部16にフィルタ35を取り付ける。このようにすることで、開口部16を介して雨水をタンク本体2の貯留部20に取り入れる際、雨水とともに或いは雨水とは別に開口部16を介して貯留部20に入り込もうとする異物をフィルタ35が捕集するようになる。したがって、雨水をタンク本体2の貯留部20に溜める際に異物がタンク本体2の貯留部20に入り込むのを防止できる。
【0067】
以上より、本発明の実施形態によると、タンク本体2の底面になる第1壁部2aに隣り合う第2壁部2b及び第3壁部2cは、長方形板状で且つ傾斜しているので、所望のタンク容量を確保でき、しかも、貯留する液体の残量が少ないときに第1壁部2aへと液体を案内して当該第1壁部2a上面に液体を集めることができる。また、第2壁部2b及び第3壁部2cは、載置面から離間しているので、外形が小さく小型であるとともに載置面との間に空間が形成された分だけ可搬型タンク1全体の重量を減らすことができる。
【0068】
また、雨天時において、第7壁部2gが上面で且つ第2壁部2bが底面である姿勢で可搬型タンク1を被載置面に載置すると、液出入口6よりも開口が大きな開口部16が上方に開口する姿勢になる。したがって、可搬型タンク1を雨天時に外に載置すると、大開口の開口部16からより多くの雨水がタンク本体2の貯留部20に取り込まれるようになり、短時間で多くの雨水を貯留部20に溜めることができる。
【0069】
また、可搬型タンク1が第1壁部2aを底面にした状態において、使用者が把手5を把持して第2壁部側2bに力を入れると、可搬型タンク1が一方側に転がって第2壁部2bを底面にした状態で且つ開口部16が上方に開口する状態になる。したがって、例えば、貯留部20に液体が溜まっていない状態で貯留部20にタオル等の繊維製品や食品等の被収容物X1を隙間無く入れようとする際、使用者は貯留部20への被収容物X1の収容作業を簡単に行うことができる。一方、可搬型タンク1が第1壁部2aを底面にした状態において、使用者が把手5を把持して第3壁部側2cに力を入れると、可搬型タンク1が他方側に転がって第3壁部2cを底面にした状態で且つ開口部16が側方に開口する状態になる。したがって、タンク本体2の開口部16を使用者に向けることができるようになるので、例えば、背の低い子供等であっても貯留部20に収容した被収容物X1を貯留部20から簡単に取り出すことができる。
【0070】
また、可搬型タンク1を複数用意するとともに、第8壁部2h及び第9壁部2iの並設方向を上下方向に揃えた姿勢で、且つ、各々の第8壁部2hが同方向を向くように各可搬型タンク1を順に積み上げると、隣り合う一方の可搬型タンク1の凹部3bに他方の可搬型タンク1の凸部3aが嵌合するようになる。したがって、例えば、可搬型タンク1をまとめて運ぶ際に可搬型タンク1が崩れてしまうこと防ぐことができるようになり、複数積み上げた可搬型タンク1を安定した状態で維持させることができる。
【0071】
また、凸部3aと凹部3bとはそれぞれが環状に延びる突条又は凹条溝形状をなしているので、複数の可搬型タンク1を積み上げた際に、例えば、各可搬型タンク1が下方に位置する可搬型タンク1に対して上下方向に延びる中心線周りに回転しなくなり、積み上げた状態をさらに安定した状態に維持することができる。また、各可搬型タンク1を積み上げるために用意した第8壁部2hと第9壁部2iとを見たときに、使用者は凸部3aと凹部3bとから液体を連想するようになるので、可搬型タンク1の貯留対象である液体と一定の関連性を持たせることができるだけでなく可搬型タンク1の外観上の見栄えも向上させることができる。
【0072】
また、本発明の実施形態では、タンク本体2は、柱中心線方向に短い略七角柱形状をなしているが、例えば、柱中心線方向に長い形状であってもよく、さらには六角柱形状や八角柱形状であってもよい。
【0073】
また、本発明の実施形態では、タンク本体2は、略九面体とされていたが、例えば、八面体や十面体であってもよい。
【0074】
また、本発明の実施形態では、タンク本体2の第6壁部2fには、把手5が設けられていたが、タンク本体2を構成する他の壁部に把手5が設けられてもよく、或いは、把手5を設けなくてもよい。
【0075】
また、本発明の実施形態では、開口部16が形成されていたが、当該開口部16を形成しなくてもよい。
【0076】
また、本発明の実施形態では、第6壁部2fは段差形状をなしていたが、平板形状をなしていてもよい。
【0077】
また、本発明の実施形態では、凸部3a及び凹部3bが形成されていたが、当該凸部3a及び凹部3bを設けなくてもよく、或いは、いずれか一方のみ設けてもよい。
【0078】
また、本発明の実施形態では、凸部3a及び凹部3bが正面から視て水滴形状をなしていたが、丸形状、四角形状、或いは星形形状などの形状であってもよい。
【0079】
また、本発明の実施形態では、第1~第5壁部2a~2eと第7壁部2gとは、長方形板状をなしているが、これに限らず、矩形板状であればよい。
【産業上の利用可能性】
【0080】
本発明は、液出入口を介して液体を貯留可能な貯留部を有するタンク本体を備えた可搬型タンクに適している。
【符号の説明】
【0081】
1 可搬型タンク
2 タンク本体
2a 第1壁部
2b 第2壁部
2c 第3壁部
2d 第4壁部
2e 第5壁部
2f 第6壁部
2g 第7壁部
2h 第8壁部
2i 第9壁部
3a 凸部
3b 凹部
5 把手
6 液出入口
16 開口部
30 シングルレバー式の水栓
35 フィルタ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11