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▶ 杉山 通の特許一覧

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  • 特開-直線的移動型多関節式窓ワイパー 図1
  • 特開-直線的移動型多関節式窓ワイパー 図2
  • 特開-直線的移動型多関節式窓ワイパー 図3
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023057981
(43)【公開日】2023-04-24
(54)【発明の名称】直線的移動型多関節式窓ワイパー
(51)【国際特許分類】
   B60S 1/34 20060101AFI20230417BHJP
【FI】
B60S1/34 215
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021181488
(22)【出願日】2021-10-12
(71)【出願人】
【識別番号】592157582
【氏名又は名称】杉山 通
(72)【発明者】
【氏名】杉山 通
【テーマコード(参考)】
3D225
【Fターム(参考)】
3D225AA01
3D225AC01
3D225AD01
3D225AD09
3D225AE05
3D225AE47
3D225AE57
3D225AE84
(57)【要約】      (修正有)
【課題】窓面全体の拭き取り領域を最大限にできる高効率のウインドーワイパーを提供する。
【解決手段】窓面拭き取り具を直線的一定方向に往復移動を可能にするためにワイパーアームに複数のリンク機構の組み合わせ、それと窓面拭き取り具を平行移動できるよう連結パンタグラフ機構を組みわせた複合リンク機構とする。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
機械式窓拭き装置の第1アームの先に関節を設けて第2アームを設置し、第1アームを一定の円弧の往復運動させたときに第2アームの先端が窓の1辺に対して平行に往復移動できるように第1アーム根元の関節軸より一定の間隔を取った位置と第2アーム後端より一定の長さの柄の先に連結棒をリンク構造で接続する機構を設ける。が、同様の動作を達成できれば他の機構に置き換えることも可能である。そして、その機構と共に第2アーム先端の窓拭き具が常に四辺形の一辺に平行となるよう連結のパンタグラフ機構を取り付け、それらの機構を組み合わることにより窓面拭き代を最大限にできる直線的移動型多関節式窓ワイパー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、機械式窓拭き装置の高機能化ワイパーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のワイパーは、四辺形の窓に対して円弧を描くような軌跡による機械式窓拭き装置であった。
【発明の開示】
【0003】
そのために、次のような問題点があった。
(イ) 四辺形の窓に対して円弧を描くような軌跡で拭き取る機械式窓拭き装置のために拭き残し量が多くなる状態をつくっていた。
(ロ) 横長の四辺形の窓に対しては、複数の機械式窓拭き装置を設けなければならない。
本発明は、この問題点を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
機械式窓拭き装置の往復回転軸より設けた第1アームの先に関節を設けて第2アームを設置する。第1アームを一定の円弧に往復運動させたときに第2アームの先端が窓の辺に対して平行に移動できるように第1アーム根元の往復回転軸より一定の間隔をとった位置と第2アーム後端より一定の長さの柄の先に関節構造を介した連結棒を設ける。更に、第2アームの先端に窓拭き具を設けるが、それは、常に四辺形の一辺に平行維持できるよう連結パンタグラフ機構を取り付ける。これらを組み合わせる構造の直線的移動型多関節式窓ワイパー。
【発明の効果】
【0005】
従来のワイパーに較べて拭き残し量を大きく減らすことができる為、有効視界量を最大限にすることができる直線的移動型多関節式窓ワイパーである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明の実施形態について説明する。
(イ) 往復回転軸(1)より第1アーム(2)を設け、その先に関節を介して第2アーム(3)を設置する。第2アーム(3)の先端にも関節を介して窓拭き具(7)を設ける。
(ロ) 第1アーム(2)が円弧往復運動をした際に第2アーム(3)の先端が窓の1辺に対して平行に移動できるよう第1アーム(2)根元の往復回転軸(1)より一定の間隔をとった位置と第2アーム(3)後端より一定の長さの柄の先に関節構造を介した連結棒(4)を設けたリンク機構を設ける。
(ハ) 第1アーム(2)に第1アームパンタグラフ機構(5)、第2アーム(3)に第2アームパンタグラフ機構(6)を連設して窓拭き具(7)が移動した際に窓拭き具(7)が移動前と同様の平行を維持できるようにする。
(二) これらの(イ)(ロ)(ハ)の機構を組み合わせる。
本発明は以上のような構成になっている。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】 本発明の平行移動用リンク機構図
図2】 本発明の連結パンタグラフ機構図
図3】 本発明の図1図2の機構を組み合わせた図
【符号の説明】
【0008】
1 往復回転軸
2 第1アーム
3 第2アーム
4 連結棒
5 第1アームパンタグラフ機構
6 第2アームパンタグラフ機構
7 窓拭き具
8 窓拭き代範囲
図1
図2
図3