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特開2023-58728共通プラットフォームに統合された複数のコリオリ流量計の証明法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023058728
(43)【公開日】2023-04-25
(54)【発明の名称】共通プラットフォームに統合された複数のコリオリ流量計の証明法
(51)【国際特許分類】
   G01F 1/84 20060101AFI20230418BHJP
   G01F 25/10 20220101ALI20230418BHJP
【FI】
G01F1/84
G01F25/10 Z
【審査請求】有
【請求項の数】14
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023026183
(22)【出願日】2023-02-22
(62)【分割の表示】P 2020570799の分割
【原出願日】2019-06-07
(31)【優先権主張番号】62/687,879
(32)【優先日】2018-06-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】500205770
【氏名又は名称】マイクロ モーション インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000556
【氏名又は名称】弁理士法人有古特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】パタン, アンドリュー ティモシー
(72)【発明者】
【氏名】ディペンニング, チャールズ
(57)【要約】      (修正有)
【課題】第2の流量計と共通プラットフォームに統合された第1の流量計を証明または較正するための方法が提供される。
【解決手段】第1の流量計は、第1のドライバーと、第1の流管と、第1の流量計電子機器とを備え、第2の流量計は、第2のドライバーと、第2の流管と、第2の流量計電子機器とを備える。本方法は、第1の流量計電子機器を使用して、第1のデフォルト駆動電圧振幅での第1の駆動電圧で第1の流管を振動させるように第1の流量計を構成することと、第2の流量計電子機器を使用して、第2のスタンバイ駆動電圧振幅での第2の駆動電圧で第2の流管を振動させるように第2の流量計を構成することとを含む。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第2の流量計(202b)と共通プラットフォーム(204)に統合された第1の流量計(202a)を証明または較正することの少なくとも1つを行うための方法であって、
前記第1の流量計(202a)が、第1のドライバー(180)と、第1の流管(130)と、第1の流量計電子機器(20a)とを備え、前記第2の流量計(202b)が、第2のドライバー(180)と、第2の流管(130)と、第2の流量計電子機器(20b)とを備え、
前記第1の流量計電子機器(20a)を使用して、第1のデフォルト駆動電圧振幅での第1の駆動電圧で前記第1の流管(130)を振動させるように前記第1の流量計(202a)を構成することと、
前記第2の流量計電子機器(20b)を使用して、第2のスタンバイ駆動電圧振幅での第2の駆動電圧で前記第2の流管(130)を振動させるように前記第2の流量計(202b)を構成すること
を含む、方法。
【請求項2】
前記第1の流量計(202a)を証明することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第2のスタンバイ駆動電圧振幅が、第2のデフォルト駆動電圧振幅の20パーセント以下である、請求項1または2のいずれか一項に記載の方法。
【請求項4】
第1のスタンバイ駆動電圧振幅での前記第1の駆動電圧で前記第1の流管(130)を振動させるように前記第1の流量計電子機器(20a)を構成することと、第2のデフォルト駆動電圧振幅での前記第2の駆動電圧で前記第2の流管(130)を振動させるように前記第2の流量計電子機器(20b)を構成することと、前記第2の流量計(202b)を証明することとをさらに含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記第1のスタンバイ駆動電圧振幅が、前記第1のデフォルト駆動電圧振幅の20パーセント以下である、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記第2のスタンバイ駆動電圧振幅が、ゼロである、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記第1のスタンバイ駆動電圧振幅が、ゼロである、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記第1の流管(130)および前記第2の流管(130)が、実質的に同じ直径および実質的に同じ長さを有する、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記第1の流量計(202a)および前記第2の流量計(202b)へのプロセス流体の流れを停止することと、前記第2の流量計(202b)を使用して、漏れを監視することとをさらに含む、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記第1の流量計(202a)を証明することが、別に検証された体積を有する証明流体の流れを前記第1の流量計(202a)に提供することをさらに含む、請求項2から9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
第2のスタンバイ駆動電圧振幅での第2の駆動電圧で前記第2の流管(130)を振動させるように前記第2の流量計(202b)を構成することが、前記第2の流量計電子機器(20b)を構成するように送信機(206、206b)に命令することをさらに含む
、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
第1のデフォルト駆動電圧振幅での第1の駆動電圧で前記第1の流管(130)を振動させるように前記第1の流量計電子機器(20a)を構成することが、前記第1の流量計(202a)に結合された前記第1の流量計電子機器(20a)を構成するように送信機(206、206a)に命令することをさらに含む、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
密度値を最後の既知の良好な値に設定すること、質量流量値をゼロに設定すること、体積流量値をゼロに設定すること、またはアラームモードを抑制することの少なくとも1つをさらに含む、請求項1から12のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
中央演算メモリ(212)と、請求項1から13のいずれか一項に記載の方法を介して、第2の流量計(202b)と共通プラットフォーム(204)に統合された第1の流量計(202a)を証明または較正することの少なくとも1つを行うように動作可能な中央演算プロセッサー(210)とを備える中央演算処理装置(208)。
【請求項15】
請求項1から13のいずれか一項に記載の方法を介して、第2の流量計(202b)と共通プラットフォーム(204)に統合された第1の流量計(202a)を証明または較正することの少なくとも1つを行うためのシステム(200)であって、
第1のドライバー(180)と第1の流管(130)とを備え、第2の流量計(202b)と共通プラットフォーム(204)に統合された前記第1の流量計(202a)と、
第2のドライバー(180)と第2の流管(130)と第1の流量計電子機器(20a)とを備える前記第2の流量計(202b)と、
中央演算メモリ(212)と中央演算プロセッサー(210)とを備える中央演算処理装置(208)と
を備えるシステム。
【請求項16】
請求項1から13のいずれか一項に記載の方法を介して、第2の流量計(202b)と共通プラットフォーム(204)に統合された第1の流量計(202a)を証明または較正することの少なくとも1つを行うように構成されたコンピュータープログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
以下に説明される実施形態は、コリオリ流量計を提供する方法、より具体的には、共通プラットフォーム上に他のコリオリ流量計と統合されたコリオリ流量計を提供する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
コリオリ流量計は、質量流量、密度、体積流量、および流動する材料の他の情報を測定するために使用できる流量計の一種である。流動する材料は、液体、気体、液体と気体の組合せ、液体に懸濁された固体、および気体と懸濁固体を含む液体を含むことができる。
【0003】
図1は、流量計アセンブリ10および流量計電子機器20を含むコリオリ流量計100の例を示している。流量計アセンブリ10は、プロセス材料の流れの変化に応答する。流量計電子機器20は、リード102を介して、流量計アセンブリ10に接続され、他の情報に加えて、流量計電子機器インターフェース26を介して、密度、体積流量、および質量流量の情報を提供する。
【0004】
流量計アセンブリ10は、一対のマニホールド150および150’、フランジ103および103’、一対の平行流管130および130’、ドライバー180、および一対の速度ピックオフセンサー170Lおよび170Rを含む。流管130および130’は、それらの長さに沿って2つの対称位置で曲がり、それらの長さ全体にわたって本質的に平行である。ブレースバー140および140’は、各流管が振動する軸を定義するのに役立つ。
【0005】
フランジ103および103’が、入口端104および出口端104’を介して、測定されているプロセス材料を運ぶプロセスライン(図示せず)に接続されると、材料は、フランジ103を通って流量計の入口端104に入り、マニホールド150から流管取付け台120へ導かれる。マニホールド150内で、材料は分割され、流管130および130’を通って送られる。流管130および130’を出ると、プロセス材料は、マニホールド150’内の単一の流れに再結合され、その後、フランジ103’によってプロセスライン(図示せず)に接続された出口端104’に送られる。
【0006】
流管130および130’の両方は、反対方向に、そして流量計の第1の位相外れ曲げモードと呼ばれる所で、ドライバー180によって駆動される。このドライバー180は、流管130’に取り付けられた磁石、および流管130に取り付けられ、両方の流管を振動させるために交流が流れる対向コイルなどの多くの周知の構成のいずれかを含む場合がある。適切な駆動電圧が、流量計電子機器20によってドライバー180に印加される。
【0007】
流量計電子機器20は、駆動信号をドライバー180に供給して、流管130および130’を振動させる。流量計電子機器20は、速度ピックオフセンサー170Lおよび170Rから左右の速度信号を受信して、流量計アセンブリ10を流れる流れの質量流量、体積流量、および/または密度情報を計算する。
【0008】
一部の流量計アプリケーション、例えば石油とガスの生産では、高度な流量計精度が要求される。エラーがすぐに大きな収益損失になる可能性があるため、石油とガスの管理輸送には、非常に正確な測定が必要である。
【0009】
現場での正確な流量測定値の取得をサポートするために、石油およびガスのオペレーターは、しばしばメータリングスキッドを使用する。メータリングスキッドは、2つ以上のコリオリ流量計を結合できる共通プラットフォームまたは共通フレームである。流量計は、しばしば並列または直列に流体接続されている。
【0010】
場合によっては、メータリングスキッドメーターは、1つの流量計を使用して流量を測定し、少なくとも1つの他の流量計をバックアップまたはスペアとして使用するために取っておく「ホットスペア」シナリオで使用することができる。しかし、他の例では、複数の流量計を並列流で使用して、単一の流量計のみで測定できる流量よりも高い流量を測定することができる。さらなる場合、測定に使用される他の流量計を較正または証明するために、1つ以上の流量計がスキッドに含まれ得る。
【0011】
2つ以上の流量計がスキッドに取り付けられ、互いに十分に近接近して動作している場合、1つの流量計が他の1つ以上の流量計の振動を検出できる場合がある。他の流量計の振動は、特定の流量計の各左右の速度ピックオフセンサー170Lおよび170Rでノイズまたはクロストークとして現れる場合がある。
【0012】
場合によっては、特に流量計の設計が類似している場合、流量計の駆動信号の動作周波数がほぼ一致し、左右の速度データに比較的長い周期のうなり周波数が現れる場合がある。クロストークがうなり周波数の場合、左右の速度データに提供されるノイズは比較的大きく、動きが遅い傾向があり、通常は1ヘルツ(Hz)以下である。
【0013】
通常の流量計の動作中、うなり周波数の周期が測定される周期よりもはるかに短くなる可能性があるため、クロストークは法外な問題ではない可能性がある。これにより、流量計間の干渉によって引き起こされるエラーが相殺される可能性がある。すなわち、引き起こされる正の誤差は、流量計間の干渉によって引き起こされる等しく反対の負の誤差によって相殺される。
【0014】
しかし、スキッドで個々の流量計が証明または較正されると、証明器の通過時間は、しばしば1秒未満になり、通常のうなり周波数である1Hzを下回る。したがって、証明作業中、クロストーク現象によって引き起こされる建設的な干渉によるうなり周波数は、再現性の高いエラーとしてデータに表示される可能性がある。うなり周波数によって引き起こされるエラーは、さらに短い個々の通過時間を使用する小さな体積の証明器が使用される場合、さらに顕著になる可能性がある。
【0015】
流量計製造業者にとって、スキッドに結合された個々の流量計間のうなり周波数の問題への対処は、流量計と証明器間の高レベルの操作が、一般に顧客ソフトウェアを備えた顧客コンピューターによって容易になるという事実によってさらに複雑になる。うなり周波数の問題に対する従前の解決策には、証明されていない流量計をオフにすることが含まれていた。1つ以上の流量計を電源オフにすると、顧客コンピューターに実装された制御システムは、しばしば妨害される。しかし、障害やアラームを発生させることなく動作するには、流量計からの通信と更新が必要である。さらに、カスタム流量計電子機器またはカスタム流量計ソフトウェアを必要とする解決策は、流量計電子機器のコストを増加させ、流量計製品のプラグアンドプレイの性質を取り除く。
【0016】
必要なものは、スキッドに統合された流量計を証明する方法であり、スキッド上の他の流量計からのクロストークによる測定誤差を減らし、実装するには安価なことである。
【発明の概要】
【0017】
第1の実施形態では、第2の流量計と共通プラットフォームに統合された第1の流量計
を証明または較正することの少なくとも1つを行うための方法が提供される。第1の流量計は、第1のドライバーと、第1の流管と、第1の流量計電子機器とを備え、第2の流量計は、第2のドライバーと、第2の流管と、第2の流量計電子機器とを備える。本方法は、第1の流量計電子機器を使用して、第1のデフォルト駆動電圧振幅での第1の駆動電圧で第1の流管を振動させるように第1の流量計を構成することを含む。本方法は、第2の流量計電子機器を使用して、第2のスタンバイ駆動電圧振幅での第2の駆動電圧で第2の流管を振動させるように第2の流量計を構成することをさらに含む。
【0018】
第2の実施形態では、第2の流量計と共通プラットフォームに統合された第1の流量計を証明または較正することの少なくとも1つを行うように動作可能な中央演算処理装置が提供される。中央演算処理装置は、中央演算メモリと中央演算プロセッサーとを備え、第1の実施形態の方法のいずれかを実行することができる。
【0019】
第3の実施形態では、第2の流量計と共通プラットフォームに統合された第1の流量計を証明または較正することの少なくとも1つを行うためのシステムが提供される。本システムは、第1の実施形態の方法のいずれかを実行することができ、第1のドライバーと第1の流管とを備え第2の流量計と共通プラットフォームに統合される第1の流量計を含む。本システムは、第2のドライバーと、第2の流管と、第1の流量計電子機器とを備える第2の流量計をさらに含む。本システムは、中央演算メモリと中央演算プロセッサーとを備える中央演算処理装置をさらに含む。
【0020】
態様
一態様によれば、本方法は、第1の流量計を証明することをさらに含んでいてもよい。
【0021】
一態様によれば、第2のスタンバイ駆動電圧振幅は、第2のデフォルト駆動電圧振幅の20パーセント以下であってもよい。
【0022】
一態様によれば、本方法は、第1のスタンバイ駆動電圧振幅での第1の駆動電圧で第1の流管を振動させるように第1の流量計電子機器を構成することと、第2のデフォルト駆動電圧振幅での第2の駆動電圧で第2の流管を振動させるように第2の流量計電子機器を構成することと、第2の流量計を証明することとをさらに含んでいてもよい。
【0023】
一態様によれば、第1のスタンバイ駆動電圧振幅は、第1のデフォルト駆動電圧振幅の20パーセント以下であってもよい。
【0024】
一態様によれば、第2のスタンバイ駆動電圧振幅はゼロであってもよい。
【0025】
一態様によれば、第1のスタンバイ駆動電圧振幅はゼロであってもよい。
【0026】
一態様によれば、第1の流管および第2の流管は、実質的に同じ直径および実質的に同じ長さを有していてもよい。
【0027】
一態様によれば、本方法は、第1の流量計および第2の流量計へのプロセス流体の流れを停止することと、第2の流量計を使用して、漏れを監視することとをさらに含んでいてもよい。
【0028】
一態様によれば、第1の流量計を証明することは、別に検証された体積を有する証明流体の流れを第1の流量計に提供することをさらに含んでいてもよい。
【0029】
一態様によれば、第2の流量計を、第2のスタンバイ駆動電圧振幅での第2の駆動電圧
で振動させるように構成することは、第2の流量計電子機器を構成するように送信機に命令することをさらに含んでいてもよい。
【0030】
一態様によれば、第1のデフォルト駆動電圧振幅での第1の駆動電圧で第1の流管を振動させるように第1の流量計電子機器を構成することは、第1の流量計に結合された第1の流量計電子機器を構成するように送信機に命令することをさらに含んでいてもよい。
【0031】
一態様によれば、本方法は、密度値を最後の既知の良好な値に設定すること、質量流量値をゼロに設定すること、体積流量値をゼロに設定すること、またはアラームモードを抑制することの少なくとも1つをさらに含んでいてもよい。
【0032】
一態様によれば、第2の流量計と共通プラットフォームに統合された第1の流量計を証明または較正することの少なくとも1つを行うように構成されたコンピュータープログラム。
【図面の簡単な説明】
【0033】
同じ参照番号は、すべての図面で同じ要素を表す。図面は必ずしも原寸に比例していないことを理解されたい。
図1】一実施形態による流量計100を示す図である。
図2】一実施形態による流量計システム200を示す図である。
図3】一実施形態による方法300を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0034】
図2から図3および以下の説明は、アプリケーションの最良のモードを作成および使用する方法を当業者に教示するための具体例を示している。発明の原理を教示する目的で、いくつかの従来の態様は単純化または省略されている。当業者は、本出願の範囲内にあるこれらの例からの変形を理解するであろう。当業者は、以下に説明される特徴を種々の方法で組み合わせて、アプリケーションの複数の変形を形成できることを理解するであろう。その結果、本出願は、以下に説明される具体例に限定されず、特許請求の範囲およびそれらの同等物によってのみ限定される。
【0035】
図1は、背景技術のセクションで説明されているように、流量計アセンブリ10および流量計電子機器20を含む流量計100を示している。例では、流量計100は、他の流量計と、共通プラットフォーム(図1では図示されてない)、例えば、流量計スキッドに統合されてもよい。
【0036】
図1の流量計100はコリオリ流量計を示しているが、これは限定することを意図するものではない。当業者が容易に理解するように、流量計100は、当業者に知られている任意のタイプの振動流量計を含んでいてもよい。さらなる実施形態では、流量計100は、1つ以上の曲線流管または直線流管を含んでいてもよい。
【0037】
図2は、一実施形態によるシステム200を示している。システム200は、共通プラットフォーム204に統合された第1の流量計202aおよび第2の流量計202bを含む。システム200はさらに、中央演算処理装置208を含む。例では、システム200は、以下にさらに説明されるように、送信機206をさらに含んでいてもよい。
【0038】
共通プラットフォーム204は、2つ以上の流量計が取り付けられ得るか、または結合され得る任意の構造を含んでいてもよい。実施形態では、共通プラットフォーム204は、例えば、流量計スキッドを含んでいてもよい。共通プラットフォーム204は、2つの流量計を含むものとして図2に示されているが、これは限定することを意図するものでは
ない。当業者が容易に理解するように、共通プラットフォーム204は、任意の数の流量計を含んでいてもよい。
【0039】
実施形態では、第1の流量計202aおよび第2の流量計202bは各々、流量計100の例を含んでいてもよい。実施形態では、第1の流量計202aおよび第2の流量計202bは、同じモデルの流量計を含んでいてもよい。しかし、さらなる実施形態では、第1の流量計202aおよび第2の流量計202bは、同様のモデルの流量計を含んでいてもよい。例えば、第1の流量計202aおよび第2の流量計202bは、以下の特徴:同様の流管直径、同様の流管長さ、同様の管材料、同様のケース材料、同様のドライバーコンポーネントまたは同様のピックオフコンポーネントの任意の組合せを備えた流量計のモデルを含んでいてもよい。第1の流量計202aおよび第2の流量計202bは、当業者によって理解されるように、一緒に操作されると、うなり周波数を生じさせそうな他の任意の同様の構成をさらに含んでいてもよい。
【0040】
中央演算処理装置208は、中央演算プロセッサー210と、中央演算メモリ212と、中央演算インターフェース214とを備える。中央演算処理装置208は、共通プラットフォーム204に統合された1つ以上の流量計を作動させるように構成されていてもよい。実施形態では、中央演算処理装置208は、第1の流量計202aおよび第2の流量計202bにコマンドを送信し、テレメトリを受信するように動作可能であり得る。例えば、中央演算処理装置208は、第1の流量計202aの第1の流量計電子機器20a、および第2の流量計202bの第2の流量計電子機器20bにコマンドを送信し、テレメトリを受信してもよい。実施形態では、中央演算処理装置208は、流量計の顧客によって特定の産業用途にカスタマイズされてもよく、または適合されてもよい。
【0041】
中央演算プロセッサー210は、図3に関連して説明された方法300の一部またはすべてを実行するコンピューター命令を実行する。実施形態では、中央演算プロセッサー210は、当業者によって理解されるように、単一の、または任意の複数の中央演算プロセッサーを含んでいてもよい。
【0042】
中央演算メモリ212は、電子的読取可能媒体、またはコンピュータープログラム命令を記憶するように構成されたコンピューター読取可能媒体であってもよい。例では、中央演算メモリ212は、非一時的な媒体を含んでいてもよい。記憶されたコンピュータープログラム命令は、中央演算メモリ212上で実行されると、図3に関連して説明された方法の一部またはすべてを実行することができる。
【0043】
例では、図3に関連して説明された方法の一部は、システム200の外部で記憶または実行され得る。例えば、図3に関連して説明された方法の一部は、インターネットを介して、サーバーとクラウド記憶装置の組合せ上で記憶または実行され得る。
【0044】
中央演算処理装置208は、中央演算インターフェース214をさらに備える。中央演算インターフェース214は、中央演算処理装置208の外部デバイスと通信するように構成されていてもよい。中央演算インターフェース214を介して、中央演算処理装置208は、共通プラットフォーム204に統合された流量計と通信してもよい。例えば、中央演算インターフェース214は、中央演算処理装置208が第1の流量計電子機器20aおよび第2の流量計電子機器20bと通信することを可能にしてもよい。実施形態では、中央演算インターフェース214は、当業者に知られている任意の有線インターフェースまたは非有線インターフェースを介して、通信してもよい。
【0045】
実施形態では、中央演算処理装置208は、1つ以上の中間電子デバイスを介して、共通プラットフォーム204に統合された1つ以上の流量計と通信してもよい。例えば、中
央演算処理装置208は、送信機206を介して、1つ以上の流量計と通信してもよい。
【0046】
送信機206は、中央演算処理装置208から受信したコマンドを第1の流量計202aおよび第2の流量計202bに送信するように動作可能であり得る。送信機206はさらに、第1の流量計202aおよび第2の流量計202bから受信したテレメトリを中央演算処理装置208に送信するように動作可能であり得る。実施形態では、送信機206は、任意の無線媒体または有線媒体を介して、中央演算処理装置208および任意の数の流量計と通信するように構成されていてもよい。
【0047】
実施形態では、送信機206は、1つ以上の送信機を含んでいてもよい。例えば、送信機206は、第1の流量計電子機器20aおよび中央演算処理装置208と通信するように構成された第1の送信機206aと、第2の流量計電子機器20bおよび中央演算処理装置208と通信するように構成された第2の送信機206bとを含んでいてもよい。実施形態では、第1の送信機206aおよび第2の送信機206bは、第1の流量計202aおよび第2の流量計202bに統合されてもよく、または第1の流量計202aおよび第2の流量計202bから分離されてもよい。
【0048】
実施形態では、2つ以上の中央演算処理装置208、送信機206、第1の流量計電子機器20a、または第2の流量計電子機器20bは、1つ以上の通信プロトコルを介して、通信するように動作可能であり得る。例えば、中央演算インターフェース214は、Modbus、または当業者に知られている他の任意の通信プロトコルを介して、通信するように動作可能であり得る。
【0049】
図3は、一実施形態による方法300を示している。方法300は、第2の流量計202bと共通プラットフォーム204に統合された第1の流量計202aであって、第1の流量計202aが、第1のドライバー180と、第1の流管130と、第1の流量計電子機器20aとを備え、第2の流量計202bが、第2のドライバー180と、第2の流管130と、第2の流量計電子機器20bとを備える、第1の流量計202aを証明または較正することの少なくとも1つを行うために使用してもよい。
【0050】
方法300は、ステップ302で始まる。ステップ302では、第1の流量計は、第1の流量計電子機器を使用して、第1のデフォルト駆動電圧振幅での第1の駆動電圧で第1の流管を振動させるように構成されている。ステップ302は、第1の流量計を、第1の流量計が名目流量測定を行うように動作可能であり得る通常の動作モードにしてもよい。第1の駆動電圧は、第1の流量計電子機器20aから第1のドライバー180に出力され、第1の流量計センサー10aの1つ以上の流管を作動させるように動作可能である。
【0051】
第1の駆動電圧は、ドライバー180を作動させるように動作可能な電圧である。第1のデフォルト駆動電圧振幅は、特定の流量計モデルの通常の動作駆動電圧振幅である。流量計のコリオリねじり力は比較的小さく、流量計の流管は比較的硬い可能性がある。コリオリねじり力を検出可能にするのに十分な振幅で流管を振動させるために、流量計電子機器は通常、ドライバー180にAC駆動電圧を提供して、流管をその固有周波数で振動させる。これにより、流量計電子機器20a、20bは、コリオリ流量計の従来の方法で透過率比または駆動ゲインを連続的に最大化する出力を提供することができる。第1のデフォルト駆動電圧振幅は、通常、最適レベルに設定され、これにより、流管の過度の動きによって流量計を損傷することなく、流量計の駆動ゲインが最大化される。
【0052】
方法300はステップ304を続ける。ステップ304では、第2の流量計は、第2の流量計電子機器を使用して、第2のスタンバイ駆動電圧振幅での第2の駆動電圧で第2の流管を振動させるように構成されている。ステップ304は、第2の流量計をスタンバイ
動作モードにしてもよい。ステップ304では、第2の駆動電圧は、第2の流量計電子機器20bから第1のドライバー180に出力され、第2の流量計センサー10bの1つ以上の流管を作動させるように動作可能である。
【0053】
第2のスタンバイ駆動電圧振幅は、デフォルトの第2のデフォルト駆動電圧振幅よりも低く、第2のデフォルト駆動電圧振幅は、第1の流量計の第1のデフォルト駆動電圧振幅を選択するために使用されるものと同様の基準に基づいて選択される。第2のスタンバイ駆動電圧振幅は、第1の流量計202aおよび第2の流量計202bが、各デフォルト駆動電圧振幅で同時に動作するときに経験するうなり周波数の実質的にすべてを防ぐのに十分に低い。
【0054】
第1の流量計202aおよび第2の流量計202bが同じ流量計モデルであるか、または実質的に同じ流量計コンポーネントおよび流量計寸法を含む実施形態では、第2の流量計の第2のスタンバイ電圧振幅は、第1の流量計の第1のデフォルト電圧振幅の20パーセント以下であってもよい。
【0055】
実施形態では、第2のスタンバイ駆動電圧振幅は、第2のデフォルト駆動電圧振幅の20パーセント以下であってもよい。しかし、さらなる実施形態では、第2のスタンバイ駆動電圧振幅はより低くてもよい。
【0056】
第1の流量計202aが第1のデフォルト電圧振幅で各流管を振動させている間に、第2のデフォルト駆動電圧振幅よりも小さい第2のスタンバイ駆動電圧振幅で第2の流量計202bの流管を振動させることによって、各流量計ピックオフセンサーの1つ以上で感知されたうなり周波数を効果的に取り除き、それによって、第1の流量計202aの証明実行の精度を改善することが可能であり得る。ゼロではない第2のデフォルト駆動電圧振幅を選択することによって、第1の流量計202aが証明されている間に、第2の流量計202bを使用して、漏れを検出するために流量計データを取得することが可能であり得る。これにより、オペレーターは、証明実行中のシステムの漏れを連続的に監視できる。第1の流量計202aおよび第2の流量計202bの電源オンを維持し、第2の流量計202bが第2のデフォルト駆動電圧振幅で動作し、センサーデータの機械的干渉を回避することにより、オペレーターはさらに、流量計の停電が、中央演算処理装置208によって実行されるアルゴリズムを制御させることができる中断を回避することができる。
【0057】
第1の流量計202aを証明しながら、第2の流量計202bをより低い駆動振幅で作動状態に維持することによって、第1の流量計202aの証明実行が完了後に第2の流量計202bを動作駆動振幅まで戻すこともより速くなり得る。これにより、実行がより高速になり、関連するコストと一緒に流量計の中断時間が最小になる可能性がある。
【0058】
当業者が容易に理解するように、ステップ304は、各流量計電子機器を使用して、スタンバイ駆動電圧振幅での駆動電圧で各流管を振動させるように任意の数の追加の流量計を構成することを含んでいてもよい。
【0059】
実施形態では、方法300は、さらなるステップを含んでいてもよい。例えば、方法300は、ステップ306をさらに含んでいてもよい。ステップ306では、第1の流量計は、当業者に知られている任意の方法を使用して証明されてもよい。
【0060】
実施形態では、第1の流量計を証明することは、別に検証された体積を有する証明流体の流れを第1の流量計に提供することをさらに含んでいてもよい。
【0061】
実施形態では、方法300は、さらなるステップを含んでいてもよい。例えば、方法3
00は、ステップ308および310を含んでいてもよい。ステップ308では、第1の流量計電子機器は、第1のスタンバイ駆動電圧振幅での第1の駆動電圧で第1の流管を振動させるように構成されていてもよい。ステップ308は、第1の流量計202aに適用されることを除いて、ステップ302と同様である。
【0062】
ステップ310では、第2の流量計電子機器は、第2のデフォルト駆動電圧振幅での第2の駆動電圧で第2の流管を振動させるように構成されていてもよい。ステップ310は、第2の流量計202bに適用されることを除いて、ステップ304と同様である。
【0063】
実施形態では、第1のスタンバイ駆動電圧振幅は、第1のデフォルト駆動電圧振幅の20パーセント以下であってもよい。しかし、さらなる実施形態では、第1のスタンバイ駆動電圧振幅は、ほぼゼロまたはゼロであってもよい。
【0064】
実施形態では、方法300は、ステップ312をさらに含んでいてもよい。ステップ312では、第2の流量計が証明されてもよい。しかし、さらなる実施形態では、ステップ312は、第2の流量計を較正することを含んでいてもよい。
【0065】
実施形態では、第1の流管および第2の流管は、実質的に同じ直径および/または実質的に同じ長さを有していてもよい。実施形態では、実質的に同じ直径または実質的に同じ長さは、第1の流量計の直径および/または長さが第2の流量計の直径および/または長さの20%以内であることを意味し得る。しかし、さらなる実施形態では、実質的に同じ直径または実質的に同じ長さは、第1の流量計の直径および/または長さが第2の流量計の直径および/または長さの10%以内であることを意味し得る。
【0066】
実施形態では、方法300は、ステップ314および316をさらに含んでいてもよい。ステップ314では、プロセス流体の流れは、第1の流量計および第2の流量計へと停止され得る。
【0067】
ステップ316では、漏れは、第2の流量計を使用して、監視され得る。プロセス流体の流れが停止している間、ゼロより大きい第2のスタンバイ駆動電圧での第2の駆動電圧で第2の流管を振動させるように第2の流量計電子機器を構成することによって、第2の流量計を使用して、うなり周波数をもたらすことなく、漏れを監視し続けることが可能であり得る。
【0068】
実施形態では、第1のデフォルト駆動電圧振幅での第1の駆動電圧で第1の流管を振動させるように第1の流量計電子機器20aを構成することは、送信機206、206aに、第1の流量計202aに結合された第1の流量計電子機器20aを構成するように命令することをさらに含んでいてもよい。
【0069】
実施形態では、第2のスタンバイ駆動電圧振幅での第2の駆動電圧で第2の流管を振動させるように第2の流量計202bを構成することは、中央演算処理装置208に、第2の流量計電子機器20bを構成するように送信機206、206bにコマンドを送信することをさらに含んでいてもよい。
【0070】
実施形態では、送信機206、206a、206bは、1つ以上の流量計をスタンバイモードに構成するように動作可能である送信機メモリ(図示されてない)に保存された記憶されたコンピュータープログラム命令を含んでいてもよく、1つ以上の流量計は、スタンバイ駆動電圧振幅に設定された駆動電圧を含む。送信機206、206a、206bは、1つ以上の流量計を動作モードに構成するように動作可能である送信機メモリに保存された記憶されたコンピュータープログラム命令をさらに含んでいてもよく、1つ以上の流
量計には、デフォルト駆動電圧振幅に設定された駆動電圧が含まれる。
【0071】
実施形態では、方法300は、ステップ318をさらに含んでいてもよい。ステップ318では、密度値を最後の既知の良好な値に設定すること、質量流量値をゼロに設定すること、体積流量値をゼロに設定すること、またはアラームモードを抑制することのうちの少なくとも1つが実行されてもよい。密度値、質量流量値、または体積流量値はすべて、流量計によって測定されたが、送信機206または中央演算処理装置208によって追跡された値である。アラームモードは、エラー状態についてユーザーに警告するように構成された送信機206または中央演算処理装置208におけるアラームである。ステップ318は、送信機206または中央演算処理装置208が、流量計がスタンバイ駆動電圧振幅で作動されたときにトリガーとなり得るエラーまたはアラームを抑制することを可能にしてもよい。
【0072】
以下は、中央演算処理装置208または送信機206、206a、206bが、方法300のステップを実行するために、共通プラットフォーム204に統合された第1および第2の流量計電子機器20aおよび20bを構成する方法の実施形態を表している。実施形態では、記憶されたコンピュータープログラム命令は、中央演算処理装置208または送信機206、206a、206bの任意の組合せで擬似コードの任意の部分が実行されてもよい。
【0073】
1.第1の流量計電子機器を使用して、第1のデフォルト駆動電圧振幅での第1駆動電圧で第1の流管を振動させるように構成するように第1の流量計電子機器20aにコマンドを送信する。
【0074】
2.第2の流量計では、密度値を最後の既知の良好な値に設定し、質量流量値をゼロに設定し、体積流量値をゼロに設定する。
【0075】
3.第2の流量計のアラームモードを抑制する。
【0076】
4.第2の流量計電子機器20bにコマンドを送信して、第2の流量計電子機器を使用して、第2のスタンバイ駆動電圧振幅での第2の駆動電圧で第2の流管を振動させる。
【0077】
5.第1の流量計が証明されるまで待機する。
【0078】
6.第2の流量計電子機器を使用して、第2のデフォルト駆動電圧振幅での第2の駆動電圧で第2の流管を振動させるように第2の流量計電子機器20bにコマンドを送信する。
【0079】
7.第2の流量計の密度値を現在の測定密度値に設定し、質量流量値を現在の測定質量流量値に設定し、体積流量値を現在の測定体積流量値に設定する。
【0080】
8.第1の流量計の密度値を最後の既知の良好な値に設定し、質量流量値をゼロに設定し、体積流量値をゼロに設定する。
【0081】
9.第1の流量計のアラームモードを抑制する。
【0082】
10.第1の流量計電子機器20aにコマンドを送信して、それをスタンバイモードにして、第1の流量計電子機器を使用して、第1のスタンバイ駆動電圧振幅での第1の駆動電圧で第1の流管を振動させる。
【0083】
11.第2の流量計が証明されるまで待機する。
【0084】
12.第1の流量計電子機器20aにコマンドを送信して、第1の流量計電子機器を使用して、第1のデフォルト駆動電圧振幅での第1駆動電圧で第1の流管を振動させる。
【0085】
13.第1の流量計の密度値を現在の測定密度値に設定し、質量流量値を現在の測定質量流量値に設定し、体積流量値を現在の測定体積流量値に設定する。
【0086】
上記の実施形態の詳細な説明は、本発明者らが本説明の範囲内にあると考えられるすべての実施形態の網羅的な説明ではない。実際、当業者は、上記の実施形態の特定の要素を種々組み合わせたり、排除したりして、さらなる実施形態を作成することができることを認識するであろう。そして、このようなさらなる実施形態は、本説明の範囲および教示の範囲内にある。したがって、上記の実施形態の範囲は、以下の特許請求の範囲から決定されるべきである。
図1
図2
図3
【手続補正書】
【提出日】2023-03-09
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第2の流量計(202b)と共通プラットフォーム(204)に統合された第1の流量計(202a)を証明または較正することの少なくとも1つを行うための方法であって、
前記第1の流量計(202a)が、第1のドライバー(180)と、第1の流管(130)と、第1の流量計電子機器(20a)とを備え、前記第2の流量計(202b)が、第2のドライバー(180)と、第2の流管(130)と、第2の流量計電子機器(20b)とを備え、
前記第1の流量計電子機器(20a)を使用して、第1のデフォルト駆動電圧振幅での第1の駆動電圧で前記第1の流管(130)を振動させるように前記第1の流量計(202a)を構成することであって、ここで前記第1のデフォルト駆動電圧振幅は、前記第1の流管(130)を作動させるように動作可能である、ことと、
前記第2の流量計電子機器(20b)を使用して、第2のスタンバイ駆動電圧振幅での第2の駆動電圧で前記第2の流管(130)を振動させるように前記第2の流量計(202b)を構成することであって、ここで前記第2のスタンバイ駆動電圧振幅は、前記第2の流管(130)を作動させるように動作可能である、ことと
を含み、
前記第2のスタンバイ駆動電圧振幅が前記第1のデフォルト駆動電圧振幅より低く、前記第2のスタンバイ駆動電圧振幅が前記第1のデフォルト駆動電圧振幅の20パーセント以下である、方法。
【請求項2】
前記第1の流量計(202a)を証明することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第2のスタンバイ駆動電圧振幅が、前記第2の流量計の前記第2の駆動電圧の第2のデフォルト駆動電圧振幅の20パーセント以下である、請求項1または2のいずれか一項に記載の方法。
【請求項4】
第1のスタンバイ駆動電圧振幅での前記第1の駆動電圧で前記第1の流管(130)を振動させるように前記第1の流量計電子機器(20a)を構成することと、第2のデフォルト駆動電圧振幅での前記第2の駆動電圧で前記第2の流管(130)を振動させるように前記第2の流量計電子機器(20b)を構成することと、前記第2の流量計(202b)を証明することとをさらに含み、前記第1のスタンバイ駆動電圧振幅が前記第2のデフォルト駆動電圧振幅より低い、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記第1のスタンバイ駆動電圧振幅が、前記第1のデフォルト駆動電圧振幅の20パーセント以下である、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記第1の流管(130)および前記第2の流管(130)が、実質的に同じ直径および実質的に同じ長さを有する、請求項1からのいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記第1の流量計(202a)および前記第2の流量計(202b)へのプロセス流体の流れを停止することと、前記第2の流量計(202b)を使用して、漏れを監視することとをさらに含む、請求項1からのいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記第1の流量計(202a)を証明することが、別に検証された体積を有する証明流体の流れを前記第1の流量計(202a)に提供することをさらに含む、請求項2からのいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
第2のスタンバイ駆動電圧振幅での第2の駆動電圧で前記第2の流管(130)を振動させるように前記第2の流量計(202b)を構成することが、前記第2の流量計電子機器(20b)送信機(206、206b)からコマンドを送信することをさらに含む、請求項1からのいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
第1のデフォルト駆動電圧振幅での第1の駆動電圧で前記第1の流管(130)を振動させるように前記第1の流量計電子機器(20a)を構成することが、前記第1の流量計(202a)に結合された前記第1の流量計電子機器(20a)送信機(206、206a)からコマンドを送信することをさらに含む、請求項1からのいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
密度値を最後の既知の良好な値に設定すること、質量流量値をゼロに設定すること、体積流量値をゼロに設定すること、またはアラームモードを抑制することの少なくとも1つをさらに含む、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
中央演算メモリ(212)と、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法を介して、第2の流量計(202b)と共通プラットフォーム(204)に統合された第1の流量計(202a)を証明または較正することの少なくとも1つを行うように動作可能な中央演算プロセッサー(210)とを備える中央演算処理装置(208)。
【請求項13】
請求項1から11のいずれか一項に記載の方法を介して、第2の流量計(202b)と共通プラットフォーム(204)に統合された第1の流量計(202a)を証明または較正することの少なくとも1つを行うためのシステム(200)であって、
第1のドライバー(180)と第1の流管(130)とを備え、第2の流量計(202b)と共通プラットフォーム(204)に統合された前記第1の流量計(202a)と、
第2のドライバー(180)と第2の流管(130)と第の流量計電子機器(20)とを備える前記第2の流量計(202b)と、
中央演算メモリ(212)と中央演算プロセッサー(210)とを備える中央演算処理装置(208)と
を備えるシステム。
【請求項14】
請求項1から11のいずれか一項に記載の方法を介して、第2の流量計(202b)と共通プラットフォーム(204)に統合された第1の流量計(202a)を証明または較正することの少なくとも1つを行うように構成されたコンピュータープログラム。
【外国語明細書】