(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023058878
(43)【公開日】2023-04-26
(54)【発明の名称】財務分析システム
(51)【国際特許分類】
G06Q 40/12 20230101AFI20230419BHJP
【FI】
G06Q40/00 420
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021168662
(22)【出願日】2021-10-14
(71)【出願人】
【識別番号】521124629
【氏名又は名称】株式会社みどりデジタルサポート
(74)【代理人】
【識別番号】110001704
【氏名又は名称】弁理士法人山内特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】三好 貴志男
(72)【発明者】
【氏名】濱谷 充信
【テーマコード(参考)】
5L055
【Fターム(参考)】
5L055BB64
(57)【要約】
【課題】キャッシュフローの推移を提示できる財務分析システムを提供する。
【解決手段】財務分析システムは、財務データを記憶する記憶部と、財務データに基づき複数の計算期間ごとのキャッシュフローを求める分析部と、複数の計算期間にわたるキャッシュフローの推移を示す時系列グラフ31を含む分析結果画面S1を生成する画面生成部とを有する。キャッシュフローの推移が提示されるので、キャッシュフローが上昇傾向にあるのか、下降傾向にあるのか、容易に把握できる。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
財務データを記憶する記憶部と、
前記財務データに基づき複数の計算期間ごとのキャッシュフローを求める分析部と、
前記複数の計算期間にわたるキャッシュフローの推移を示す時系列グラフを含む分析結果画面を生成する画面生成部と、を備える
ことを特徴とする財務分析システム。
【請求項2】
前記時系列グラフは前記キャッシュフローの移動平均を示す
ことを特徴とする請求項1記載の財務分析システム。
【請求項3】
前記分析部は、前記財務データに基づき前記複数の計算期間ごとに期末の現預金残高を求め、
前記時系列グラフは、前記複数の計算期間にわたる前記現預金残高の推移を含む
ことを特徴とする請求項1または2記載の財務分析システム。
【請求項4】
前記分析結果画面は、前記複数の計算期間にわたる前記キャッシュフローの推移を示すキャッシュフロー推移表を含む
ことを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の財務分析システム。
【請求項5】
前記分析結果画面は、前記キャッシュフローをドリルダウンした複数の項目それぞれの金額を前記複数の計算期間ごとに示すキャッシュフロー計算表を含む
ことを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の財務分析システム。
【請求項6】
前記分析結果画面は、前記キャッシュフローの算出の基礎となる仕訳データを示す明細表を含む
ことを特徴とする請求項1~5のいずれかに記載の財務分析システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、財務分析システムに関する。さらに詳しくは、本発明は、キャッシュフローの推移を提示する財務分析システムに関する。
【背景技術】
【0002】
キャッシュフローは企業の資金状況を把握するのに用いられる指標である。キャッシュフローを把握することにより資金繰りを予測し、資金ショートを防ぐことができる。例えば、営業利益がプラスであったとしても、売上債権の回収が遅れて借入金を返済するための現金が足りなくなれば黒字倒産となる。黒字倒産を予防するためにキャッシュフローに鑑みて借入金の返済スケジュールなどを策定する必要がある。このようにキャッシュフローは重要な指標であるから、市販の会計ソフトにもキャッシュフロー計算書を作成するものがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
キャッシュフローは1年間など一定期間におけるキャッシュの動きを示すものである。そのため、一般的な会計ソフトは特定の時点におけるキャッシュフローを提示するのみである。長期間にわたるキャッシュフローの推移を確認できる会計ソフトは知られていない。
【0004】
本発明は上記事情に鑑み、キャッシュフローの推移を提示できる財務分析システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1発明の財務分析システムは、財務データを記憶する記憶部と、前記財務データに基づき複数の計算期間ごとのキャッシュフローを求める分析部と、前記複数の計算期間にわたるキャッシュフローの推移を示す時系列グラフを含む分析結果画面を生成する画面生成部と、を備えることを特徴とする。
第2発明の財務分析システムは、第1発明において、前記時系列グラフは前記キャッシュフローの移動平均を示すことを特徴とする。
第3発明の財務分析システムは、第1または第2発明において、前記分析部は、前記財務データに基づき前記複数の計算期間ごとに期末の現預金残高を求め、前記時系列グラフは、前記複数の計算期間にわたる前記現預金残高の推移を含むことを特徴とする。
第4発明の財務分析システムは、第1~第3発明のいずれかにおいて、前記分析結果画面は、前記複数の計算期間にわたる前記キャッシュフローの推移を示すキャッシュフロー推移表を含むことを特徴とする。
第5発明の財務分析システムは、第1~第4発明のいずれかにおいて、前記分析結果画面は、前記キャッシュフローをドリルダウンした複数の項目それぞれの金額を前記複数の計算期間ごとに示すキャッシュフロー計算表を含むことを特徴とする。
第6発明の財務分析システムは、第1~第5発明のいずれかにおいて、前記分析結果画面は、前記キャッシュフローの算出の基礎となる仕訳データを示す明細表を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、キャッシュフローの推移が提示されるので、キャッシュフローが上昇傾向にあるのか、下降傾向にあるのか、容易に把握できる。そのため、営業キャッシュフローの改善策や、資金計画の策定に早期に取り組むことができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】一実施形態に係る財務分析システムの全体構成図である。
【
図2】同財務分析システムの機能ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
つぎに、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る財務分析システムAAは、サーバ装置1とクライアント端末2とを有する。サーバ装置1とクライアント端末2とは、インターネットなどの通信網を介して接続されている。クライアント端末2の数は特に限定されないが、通常、複数である。
【0009】
サーバ装置1は、CPU、メモリなどで構成されたコンピュータである。サーバ装置1として所謂クラウドサーバを用いることができる。クライアント端末2は、CPU、メモリなどで構成されたコンピュータである。クライアント端末2はシステムの利用者が直接操作するものである。クライアント端末2としてパーソナルコンピュータ、タブレット端末などを用いることができる。
【0010】
図2に示すように、サーバ装置1は、記憶部11、分析部12、画面生成部13および通信制御部14を有する。一方、クライアント端末2は端末アプリケーション21および通信制御部24を有する。これらは、ハードウエアで構成されてもよいし、ソフトウエアをコンピュータにインストールすることにより実現してもよい。また、クライアント端末2はディスプレイなどの表示装置22、キーボード、マウスなどの入力装置(不図示)を有する。
【0011】
通信制御部14、24は、通信網と接続し、データの送受信を行なう機能を有する。通信制御部14、24により、サーバ装置1およびクライアント端末2が通信網に接続される。
【0012】
端末アプリケーション21はシステムの利用者に対するユーザーインターフェースを担う。端末アプリケーション21はウェブブラウザでもよいし専用のアプリケーションでもよい。利用者が端末アプリケーション21を介してサーバ装置1にリクエストすると、サーバ装置1は財務データを分析して分析結果画面を生成する。以下、サーバ装置1の処理を詳説する。
【0013】
記憶部11には少なくともキャッシュフローの推移を分析する期間分の財務データが記憶されている。例えば、複数会計年度分の財務データを記憶部11に記憶しておく。財務データは仕訳データでもよいし、仕訳データを科目ごとに集計した科目集計データでもよい。科目集計データは分析部12が仕訳データに基づき所定期間ごと科目ごとの集計額を求めることで生成できる。
【0014】
仕訳データは、例えば、
図3に示すデータ構造を有する。仕訳データは、伝票コード、伝票日付、科目、摘要および金額を含む表形式のデータである。伝票コードは伝票を一意に特定するコードである。伝票日付は伝票の取引が行なわれた日付である。科目は伝票が該当する科目である。摘要は取引の内容である。金額は取引金額である。
【0015】
分析部12は、記憶部11に記憶された財務データに基づき、複数の計算期間ごとのキャッシュフローを求める。計算期間は、日、週、月、四半期(3ヶ月)、半期(6ヶ月)、年度など任意に選択できる。
【0016】
キャッシュフローは、「営業活動キャッシュフロー」、「投資活動キャッシュフロー」、「財務活動キャッシュフロー」に分けられる。分析部12はこれら3つのキャッシュフローのうち1つまたは複数を求める。ただし、企業の資金状況を正しく把握するには3つのキャッシュフローの全てを求めることが好ましい。また、営業活動キャッシュフローと投資活動キャッシュフローとを合算したフリーキャッシュフローを求めてもよい。
【0017】
営業活動キャッシュフローは複数の項目にドリルダウンできる。営業活動キャッシュフローを構成する項目のうちキャッシュインの項目として、「営業収入」、「営業外収入」、「利息及び配当金の受取額」が挙げられる。また、キャッシュアウトの項目として、「営業外支出」、「その他の営業支出」、「原材料又は商品の仕入れによる支出」、「人件費の支出」、「法人税等の支払額」、「利息の支払額」が挙げられる。キャッシュインの各項目の総額からキャッシュアウトの各項目の総額を減じることで営業活動キャッシュフローを求めることができる。
【0018】
営業活動キャッシュフローを構成する各項目は、それに該当する一または複数の科目に紐付けられている。例えば、営業収入は、「売上高」、「売掛金」、「未収入金」、「受取手形」などに紐付けられている。営業外収入は、「受取配当金」、「雑収入」などに紐付けられている。利息及び配当金の受取額は、「受取利息」などに紐付けられている。営業外支出は、「固定資産売却損」、「手形譲渡損」、「雑損失」などに紐付けられている。その他の営業支出は、「未払金」、「水道光熱費」、「消耗品費」、「旅費交通費」、「雑費」などに紐付けられている。原材料又は商品の仕入れによる支出は、「原材料仕入高」、「商品仕入高」、「外注加工費」などに紐付けられている。人件費の支出は、「給料手当」、「賞与」、「役員報酬」、「退職金」、「法定福利費」などに紐付けられている。法人税等の支払額は、「法人税等充当金」、「未払法人税」、「法人税等調整額」などに紐付けられている。利息の支払額は、「支払利息」などに紐付けられている。営業活動キャッシュフローを構成する各項目は、それに紐付けられた科目の伝票の金額を合算して求められる。
【0019】
投資活動キャッシュフローは複数の項目にドリルダウンできる。投資活動キャッシュフローを構成する項目のうちキャッシュインの項目として、「有形固定資産の売却による収入」、「無形固定資産の売却による収入」、「その他投資活動による増減」が挙げられる。また、キャッシュアウトの項目として、「投資有価証券の取得による支出」が挙げられる。キャッシュインの各項目の総額からキャッシュアウトの各項目の総額を減じることで投資活動キャッシュフローを求めることができる。
【0020】
投資活動キャッシュフローを構成する各項目は、それに該当する一または複数の科目に紐付けられている。例えば、有形固定資産の売却による収入は、「建物」、「機械装置」、「車輌運搬具」、「建設仮勘定」、「減価償却費」などに紐付けられている。無形固定資産の売却による収入は、「借地権」、「電話加入権」、「ソフトウエア」などに紐付けられている。その他投資活動による増減は、「有価証券」、「出資金」、「保証金」、「社債」などに紐付けられている。投資有価証券の取得による支出は、「投資有価証券」などに紐付けられている。投資活動キャッシュフローを構成する各項目は、それに紐付けられた科目の伝票の金額を合算して求められる。
【0021】
財務活動キャッシュフローは複数の項目にドリルダウンできる。財務活動キャッシュフローを構成する項目のうちキャッシュインの項目として、「短期借入による収入」、「短期貸付金による収入」、「長期借入れによる収入」、「資本金等による収入」が挙げられる。また、キャッシュアウトの項目として、「短期借入金の返済による支出」、「長期借入金の返済による支出」が挙げられる。キャッシュインの各項目の総額からキャッシュアウトの各項目の総額を減じることで財務活動キャッシュフローを求めることができる。
【0022】
財務活動キャッシュフローを構成する各項目は、それに該当する一または複数の科目に紐付けられている。例えば、短期借入による収入は、「受取手形割引高」、「短期借入金」、「関係者借入金」などに紐付けられている。短期貸付金による収入は、「短期貸付金」などに紐付けられている。長期借入れによる収入は、「長期借入金」などに紐付けられている。財務活動キャッシュフローを構成する各項目は、それに紐付けられた科目の伝票の金額を合算して求められる。
【0023】
以上のように、各キャッシュフローおよびキャッシュフローを構成する各項目は、一または複数の科目に紐付けられている。したがって、伝票日付が計算期間に該当し、科目が紐付けられた科目に該当する伝票の金額を合算すれば、その計算期間におけるキャッシュフローまたは項目を求めることができる。
【0024】
分析部12はキャッシュフローの移動平均を求めてもよい。例えば、12ヶ月の月別移動平均を求める場合には、1ヶ月ずつずらした12ヶ月の区間ごとにキャッシュフローの平均を求めればよい。
【0025】
分析部12は、キャッシュフローに加えて、財務データに基づき複数の計算期間ごとに期末の現預金残高を求めてもよい。現預金残高は、例えば、現金、小口現金、当座預金、普通預金、通知預金、定期預金および定期積金を合算して求められる。
【0026】
画面生成部13は分析部12の分析結果を示す分析結果画面を生成する。本実施形態では5種類の分析結果画面を生成する。
【0027】
図4に第1分析結果画面S1を示す。第1分析結果画面S1は時系列グラフ31を有する。時系列グラフ31は横軸が時間、縦軸が金額の折れ線グラフである。時系列グラフ31には、営業活動キャッシュフロー、投資活動キャッシュフローおよび財務活動キャッシュフローの推移線が含まれている。また、時系列グラフ31には、現預金残高の推移線が含まれている。時系列グラフ31の横軸は複数年(10年)にわたっている。また、キャッシュフローおよび現預金残高の計算期間は1年である。したがって、時系列グラフ31には複数の計算期間にわたるキャッシュフローおよび現預金残高の推移が示されている。
【0028】
第1分析結果画面S1は各種のキャッシュフロー計算表を含む。営業活動キャッシュフロー計算表32は、営業活動キャッシュフローをドリルダウンした複数の項目それぞれの金額を複数の計算期間ごとに示す。
図4に示す例では、営業収入、営業外収入、利息及び配当金の受取額、営業外支出、その他の営業支出、原材料又は商品の仕入れによる支出、人件費の支出、法人税等の支払額、および利息の支払額を会計年度ごとに示している。
【0029】
投資活動キャッシュフロー計算表33は、投資活動キャッシュフローをドリルダウンした複数の項目それぞれの金額を複数の計算期間ごとに示す。
図4に示す例では、有形固定資産の売却による収入、無形固定資産の売却による収入、その他投資活動による増減、および投資有価証券の取得による支出を会計年度ごとに示している。
【0030】
財務活動キャッシュフロー計算表34は、財務活動キャッシュフローをドリルダウンした複数の項目それぞれの金額を複数の計算期間ごとに示す。
図4に示す例では、短期借入による収入、短期貸付金による収入、長期借入れによる収入、および資本金等による収入を会計年度ごとに示している。
【0031】
また、第1分析結果画面S1はキャッシュフロー推移表35を含む。キャッシュフロー推移表35は複数の計算期間にわたる各種のキャッシュフローの推移を表形式で示したものである。
図4に示す例では、各種のキャッシュフローを会計年度ごとに示している。
【0032】
図5に第2分析結果画面S2を示す。第2分析結果画面S2の時系列グラフ31は計算期間が1ヶ月である。また、キャッシュフロー推移表35は各種のキャッシュフローを月ごとに示している。このように、計算期間は任意に設定できる。計算期間を短くするほど、時間的に細かい粒度でキャッシュフローの推移を把握できる。
【0033】
図6に第3分析結果画面S3を示す。第3分析結果画面S3の時系列グラフ31は計算期間が1ヶ月であり、表示期間(横軸の長さ)が2年である。第3分析結果画面S3は、キャッシュフローの算出の基礎となる仕訳データを示す明細表を含む。営業活動明細表36は営業活動に該当する仕訳データを示している。投資活動明細表37は投資活動に該当する仕訳データを示している。財務活動明細表38は財務活動に該当する仕訳データを示している。
【0034】
明細表は時系列グラフ31の表示期間(2年間)の仕訳データを表示してもよいし、それよりも短い期間の仕訳データを表示してもよい。例えば、利用者が時系列グラフ31の特定のデータ点を選択した場合に、そのデータ点(該当月)の仕訳データのみを明細表に表示してもよい。キャッシュフローが特異な推移を示している場合などに、その理由を伝票に遡って分析できる。なお、データ点の選択は、特に限定されず、マウスクリック、マウスオーバーなどによる選択でよい。
【0035】
図7に第4分析結果画面S4を示す。第2分析結果画面S2の時系列グラフ31はキャッシュフローの移動平均を示す。移動平均の区間は特に限定されない。
図7に示す例では、移動平均の区間を1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月、および24ヶ月から選択できる。キャッシュフローの推移を移動平均で表示することで、季節変動の影響などを除去した傾向を把握できる。
【0036】
また、第2分析結果画面S2は統合キャッシュフロー計算表39を含む。統合キャッシュフロー計算表39は営業活動キャッシュフロー、投資活動キャッシュフロー、財務活動キャッシュフロー、およびそれらをドリルダウンした項目の金額を示している。
【0037】
図8に第5分析結果画面S5を示す。第5分析結果画面S5の時系列グラフ31は計算期間が1ヶ月であり、表示期間が2年である。また、第5分析結果画面S5は統合キャッシュフロー計算表39を含む。
【0038】
以上のように、分析結果画面には、複数の計算期間にわたるキャッシュフローの推移が提示される。そのため、キャッシュフローが上昇傾向にあるのか、下降傾向にあるのか、容易に把握できる。この情報に基づき、営業キャッシュフローの改善策や、資金計画の策定に早期に取り組むことができる。
【0039】
画面生成部13は、端末アプリケーション21のリクエストに応じて、いずれかの分析結果画面を生成する。生成された分析結果画面はクライアント端末2に送信され端末アプリケーション21の表示画面として表示装置22に表示される。これにより、利用者が分析結果画面を閲覧できる。
【0040】
なお、サーバ装置1が有する機能の一部または全部をクライアント端末2が担ってもよい。したがって、財務分析システムAAはクライアントサーバシステムに限定されず、スタンドアローンでもよい。
【符号の説明】
【0041】
AA 財務分析システム
1 サーバ装置
11 記憶部
12 分析部
13 画面生成部
14 通信制御部
2 クライアント端末
21 端末アプリケーション
22 表示装置
24 通信制御部
S1~S5 分析結果画面
31…時系列グラフ
32…営業活動キャッシュフロー計算表
33…投資活動キャッシュフロー計算表
34…財務活動キャッシュフロー計算表
35…キャッシュフロー推移表
36…営業活動明細表
37…投資活動明細表
38…財務活動明細表
39…統合キャッシュフロー計算表