(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023058915
(43)【公開日】2023-04-26
(54)【発明の名称】導波路支持体
(51)【国際特許分類】
H01P 1/00 20060101AFI20230419BHJP
H01P 3/16 20060101ALI20230419BHJP
H01Q 1/12 20060101ALI20230419BHJP
H01P 3/10 20060101ALN20230419BHJP
【FI】
H01P1/00 Z
H01P3/16
H01Q1/12 Z
H01P3/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021168707
(22)【出願日】2021-10-14
(71)【出願人】
【識別番号】502383889
【氏名又は名称】キーコム株式会社
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 洋介
(72)【発明者】
【氏名】清水 健一
【テーマコード(参考)】
5J011
5J014
5J047
【Fターム(参考)】
5J011CA03
5J014HA01
5J047AB06
5J047BG10
(57)【要約】
【課題】電磁波導波路の外周に電磁波が存在するタイプの導波路を保持しても、導波路の伝搬損失が増加しないようにする。
【解決手段】電磁波導波路の導波路保持部の材料に発泡ポリエチレンを用いた。なお、当該材料の比誘電率は1.5以下、誘電体損失を0.01以下であった。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
比誘電率が1.5以下で誘電体損失が0.01以下の材料からなる導波路保持部を有する導波路支持体。
【請求項2】
導波路の保持部が発砲ポリエチレンである請求項1の導波路支持体。
【請求項3】
導波路を挿入するための開口部を持つ導波路保持部を有する請求項1、2の導波路支持体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電磁波導波路の損失に影響を与えない導波路支持体に関するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0002】
なし
【非特許文献】
【0003】
なし
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
導波路の外周に電磁波が存在するタイプの導波路を支持しても、導波路の伝搬損失を増加させないようにしたい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
支持体の材料に、誘電率が低く、かつ誘電体損失の小さい材料を使用する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1】
図1は、導波路支持体の実施例を示したものである。
【発明を実施するための形態】
【0007】
導波路Dにはミリ波などの電磁波Eが伝搬している。なお、導波路Dは電磁波をFに示すように放射したり、Gに示すように入射させることができる。すなわち、導波路Dは、長いアンテナのような機能を果たしている。
【0008】
この導波路Dを空間に配設するために保持部Aを用意した。なお、導波路Dに接触する物が電波を吸収したり、電波に影響を与える材料であると、導波路の伝搬損失が大きくなったり、放射や入射に問題が生じてしまう。
【0009】
そこで、保持部の材料に発泡ポリエチレンを用いたところ、導波路の伝搬損失の増加が起こらなかった。また、当該材料の比誘電率は1.5以下で、誘電損失は0.01以下であった。
【符号の説明】
【0010】
A 導波路保持部
B 腕
C 壁などへの固定部
D 導波路
E 電磁波
F 電磁波の放射
G 電磁波の入射