IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 近藤 猛の特許一覧

特開2023-59196河川内に河川流速増加水路を有す繋留双胴船水路装置
<>
  • 特開-河川内に河川流速増加水路を有す繋留双胴船水路装置 図1
  • 特開-河川内に河川流速増加水路を有す繋留双胴船水路装置 図2
  • 特開-河川内に河川流速増加水路を有す繋留双胴船水路装置 図3
  • 特開-河川内に河川流速増加水路を有す繋留双胴船水路装置 図4
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023059196
(43)【公開日】2023-04-26
(54)【発明の名称】河川内に河川流速増加水路を有す繋留双胴船水路装置
(51)【国際特許分類】
   B63B 1/32 20060101AFI20230419BHJP
   B63B 35/44 20060101ALI20230419BHJP
   B63B 35/00 20200101ALI20230419BHJP
【FI】
B63B1/32 A
B63B35/44 Z
B63B35/00 T
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021182871
(22)【出願日】2021-10-14
(71)【出願人】
【識別番号】599020232
【氏名又は名称】近藤 猛
(72)【発明者】
【氏名】近藤 猛
(57)【要約】      (修正有)
【課題】河川内での流速増加を発生させる水路を有させる装置を提供する。
【解決手段】長方形鈑1の長辺側に台形の底辺が一致した中空台形柱フロート2・3にさせて、船底が繋がった双胴船と、多重積み上げ三角形構造にした流木混入阻止構造物7を接合させての流木混入阻止付台形柱フロート繋留双胴船に成る事により、その双胴船上に発電用水車、又は、発電用スクリューと発電機を搭載した際の双胴船浸水位置が中空台形柱フロート2・3中間部に水路が現れる中空台形柱フロート2・3容量にさせる事によって、河川内に河川流速増加水路を有す繋留双胴船水路装置。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
長方形鈑1の長辺側に台形の底辺が一致した中空台形柱フロート2・3にさせて、船底が繋がった双胴船と、多重積み上げ三角形構造にした流木混入阻止構造物7を接合させての流木混入阻止付台形柱フロート繋留双胴船に成る事により、その双胴船上に発電用水車、又は、発電用スクリューと発電機を搭載した際の双胴船浸水位置が中空台形柱フロート2・3中間部に水路が現れる中空台形柱フロート2・3容量にさせる事によって、河川内に河川流速増加水路を有す繋留双胴船水路装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、河川内に河川流速増加水路を有す繋留双胴船水路装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の水路式発電の水路は、河川外に水位落差が発生できる位置まで水路建設をしなくては成らなかった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そこで、この発明は、河川外でない、河川内での水位落差でない流速増加を発生させる水路を有させる事を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
以上の課題を解決するために、この発明は長方形鈑1の長辺側に台形の底辺が一致した中空台形柱フロート2・3にさせて、船底が繋がった双胴船とさせ、台形柱フロート双胴船先頭部4・5底辺側角度は45度以下にしてのフロート存続双胴船とし、また、台形柱フロート双胴船先頭部4・5側を河川上流部側とさせ、台形柱フロート双胴船先頭部4・5は、河川水流入口6とさせた後、その河川水流入口6に、流木混入阻止構造物7を設置させ、その流木混入阻止構造物7の形状は、二等辺が接する角部位置を、河川上流側とした鋭角三等辺三角形鈑、又は、鋭角二等辺三角形鈑としての流木が混入できない間隔で多重に積み上げ位置し、その多重積み上げ三角形構造を維持するために、台形柱フロート双胴船の中央線8を三角形形状の流木混入阻止構造物7まで延長しての延長線上に四角柱棒9が差し込める穴を設置して、上下流部と、その中間穴に四角柱棒9を差し込み熔着させて、多重積み上げ三角形構造物とし、河川水流入口6と結合させての流木混入阻止付台形柱フロート繋留双胴船にし、また、中空台形柱フロート2・3の中空容量は、流木混入阻止付台形柱フロート繋留双胴船に、発電用水車、又は、発電用スクリューと発電機を搭載した際、中空台形柱フロート2・3間に、水路が維持できて水位位置維持できる浮遊可能容量とさせた、流木混入阻止付台形柱フロート繋留双胴船とさせる。
【発明の効果】
【0005】
この発明の繋留双胴船は、船底が繋がっている事で、水路が存続され、その水路面積が河川水流入口面積より小さい事で、水路流速を増加させる事が可能になる。
【0006】
この発明の三角形鈑形状の流木混入阻止構造物7は、三角形鈑が流木混入阻止間隔で有るので、流木混入が阻止できると、共に、その構造物形成のための四角柱棒9形状が、丸で無く、四角で有る事で、そこに当たる河川水に微量の乱流ができ、その微量乱流が、水路に混入する事で、水路流速を微量増加させる事が可能になる。
【0007】
この発明の流木混入阻止構造物7は、構造物維持のための四角柱棒9が中央線8の延長上に有る事で、流木混入阻止付台形柱フロート繋留双胴船の繋留のためのフックにさせる事が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】 平面図
図2】 左側面図
図3】 右側面図
図4】 河川下流斜上方向斜視図
【発明を実施するための形態】
【0009】
この発明の長方形鈑1の長辺側に台形の底辺が一致した中空台形柱フロート2・3にさせて、船底が繋がった双胴船と、多重積み上げ三角形構造にした流木混入阻止構造物7を接合させての流木混入阻止付台形柱フロート繋留双胴船に成る事により、その双胴船上に発電用水車、又は、発電用スクリューと発電機を搭載した際の双胴船浸水位置が中空台形柱フロート2・3中間部に水路が現れる中空台形柱フロート2・3容量にさせる事によって、河川内に河川流速増加水路を実施できる。
【符号の説明】
【0010】
1…長方形鈑、2・3…中空台形柱フロート、4・5…台形柱フロート双胴船先頭部、
6…河川水流入口、7…流木混入阻止構造物、8…中央線、9…四角柱棒
図1
図2
図3
図4
【手続補正書】
【提出日】2022-06-01
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
この発明の中空台形柱フロート2・3の形状を垂直上方向に増設し、フロート効果を無くし、河川中央に埋設すれば、流木混入阻止付台形柱フロート繋留双胴船で無く、河川流速増加水路効果有りの繋留双胴船水路装置を繋留させ基礎母体とさせる事が可能になる。