(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023005923
(43)【公開日】2023-01-18
(54)【発明の名称】浴槽洗浄装置
(51)【国際特許分類】
A47K 3/00 20060101AFI20230111BHJP
【FI】
A47K3/00 Q
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021108216
(22)【出願日】2021-06-29
(71)【出願人】
【識別番号】000115854
【氏名又は名称】リンナイ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100111257
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 栄二
(74)【代理人】
【識別番号】100110504
【弁理士】
【氏名又は名称】原田 智裕
(72)【発明者】
【氏名】戸塚 優文
(57)【要約】
【課題】浴槽洗浄運転実行中に浴槽蓋が勢いよく開けられた場合であっても、湯水の飛散に対して更なる安全性の向上を図ることを可能とする浴槽洗浄装置を提供する。
【解決手段】浴槽洗浄装置1は、浴槽11の上面開放部を閉じる浴槽蓋12を有し、浴槽11に設けられた洗浄ノズル13から湯水を噴射して浴槽11を洗浄する浴槽洗浄運転を実行させる制御部3を備える。本浴槽洗浄装置1では、ユーザが浴槽11上の浴槽蓋12を開けうる状況であることを検出する事前蓋開検出手段6を備え、制御部3は、浴槽洗浄運転実行中に、事前蓋開検出手段6によりユーザが浴槽11上の浴槽蓋12を開けうる状況であることを検出した場合、洗浄ノズル13からの湯水の噴射流量を、当該検出前よりも低減させる。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
浴槽の上面開放部を閉じる浴槽蓋を有し、浴槽に設けられた洗浄ノズルから湯水を噴射して浴槽を洗浄する浴槽洗浄運転を実行させる制御部を備えた浴槽洗浄装置であって、
ユーザが浴槽上の浴槽蓋を開けうる状況であることを検出する事前蓋開検出手段を備え、
制御部は、浴槽洗浄運転実行中に、事前蓋開検出手段によりユーザが浴槽上の浴槽蓋を開けうる状況であることを検出した場合、洗浄ノズルからの湯水の噴射流量を、当該検出前よりも低減させる浴槽洗浄装置。
【請求項2】
請求項1に記載の浴槽洗浄装置において、
前記低減後の湯水の噴射流量は、浴槽外に湯水が飛散しない流量以下である浴槽洗浄装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の浴槽洗浄装置において、
前記事前蓋開検出手段は、浴室内に人がいることを検出する人検出センサを有し、人検出センサが人を検出した場合に、ユーザが浴槽上の浴槽蓋を開けうる状況であると検出する浴槽洗浄装置。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の浴槽洗浄装置において、
前記事前蓋開検出手段は、浴槽上の浴槽蓋へ接近又は接触する物体を検出する近接センサを有し、近接センサが物体を検出した場合に、ユーザが浴槽上の浴槽蓋を開けうる状況であると検出する浴槽洗浄装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、湯水を噴射して浴槽を洗浄する浴槽洗浄装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、浴槽洗浄装置において、浴槽洗浄運転実行中に浴槽上の浴槽蓋が開けられた場合にユーザに湯水が降りかかることがないようにした技術が提案されている(特許文献1)。この浴槽洗浄装置では、浴槽の内壁に浴槽蓋の開閉を検知する光センサが設けられ、浴槽洗浄運転実行中に浴槽蓋が開けられたことを光センサが検知した場合、洗浄ノズルからの湯水の噴射を停止させるものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の浴槽洗浄装置では、例えば、浴槽蓋が勢いよく開けられた場合には、浴槽蓋が開けられたことを光センサが検知してから湯水の噴射を停止するまでの間に強く噴射されていた湯水が浴槽外に飛散してしまい、この勢いよく飛散した湯水がユーザにかかってしまうおそれがあった。
【0005】
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、浴槽洗浄運転実行中に浴槽蓋が勢いよく開けられた場合であっても、湯水の飛散に対して更なる安全性の向上を図ることを可能とする浴槽洗浄装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る浴槽洗浄装置は、
浴槽の上面開放部を閉じる浴槽蓋を有し、浴槽に設けられた洗浄ノズルから湯水を噴射して浴槽を洗浄する浴槽洗浄運転を実行させる制御部を備えた浴槽洗浄装置であって、
ユーザが浴槽上の浴槽蓋を開けうる状況であることを検出する事前蓋開検出手段を備え、
制御部は、浴槽洗浄運転実行中に、事前蓋開検出手段によりユーザが浴槽上の浴槽蓋を開けうる状況であることを検出した場合、洗浄ノズルからの湯水の噴射流量を、当該検出前よりも低減させるものである。
【0007】
ここで、「ユーザが浴槽上の浴槽蓋を開けうる状況」とは、例えば、浴室内に人がいる場合、浴室内に人が入室した場合、浴槽近傍に人が存在する場合、浴槽に人が近づいた場合、浴槽上の浴槽蓋に人の手が接近したり触れたりした場合など、ユーザが浴槽蓋を開けることが可能と想定される状況が該当する。
また、湯水の噴射流量の「低減」には、浴槽蓋が開けられた状態で洗浄ノズルから噴射する湯水が浴槽外に飛散しない流量である必要はなく、ユーザが浴槽蓋を開けうる状況であることを検出する前よりも弱く抑えられた噴射流量以下であればよく、また、湯水の噴射停止(噴射流量=0)も含む。
【0008】
前記構成によれば、浴槽洗浄運転実行中は、浴槽上の浴槽蓋が開けられる前段階においてユーザが浴槽上の浴槽蓋を開けうる状況であることが検出された場合には、洗浄ノズルからの湯水の噴射流量を、当該検出前(ユーザが浴槽蓋を開けうる状況であることを検出する前)よりも低減させる。これにより、その後、実際にユーザによって浴槽上の浴槽蓋が開けられたときには、既に湯水の噴射流量が低減されているため、浴槽外への湯水の飛散が確実に抑制される。従って、例えば、勢いよく浴槽蓋が開けられた場合であってもユーザに湯水が勢いよくかかってしまうおそれがないため、浴槽洗浄運転実行中の湯水の飛散に対して安全性が向上する。
【0009】
前記浴槽洗浄装置において、
前記低減後の湯水の噴射流量は、浴槽外に湯水が飛散しない流量以下とすることができる。
【0010】
これにより、実際にユーザによって浴槽上の浴槽蓋が勢いよく開けられた場合であっても浴槽外に湯水が飛散しないため、ユーザに湯水がかかるおそれが無く、浴槽洗浄運転実行中の湯水の飛散に対して安全性がより一層向上する。
【0011】
前記浴槽洗浄装置において、
前記事前蓋開検出手段は、浴室内に人がいることを検出する人検出センサを有し、人検出センサが人を検出した場合に、ユーザが浴槽上の浴槽蓋を開けうる状況であると検出するものとすることができる。
【0012】
すなわち、浴槽洗浄運転実行中に浴室内に人がいる場合には、その人によって浴槽上の浴槽蓋が開けられる可能性があるため、人検出センサが浴室内の人を検出した時点で湯水の噴射流量を低減させる。これにより、その後、人であるユーザが浴槽上の浴槽蓋を勢いよく開けた場合であってもユーザに湯水が勢いよくかかるおそれが確実に抑制され、浴槽洗浄運転実行中の湯水の飛散に対して安全性がより一層向上する。
【0013】
前記浴槽洗浄装置において、
前記事前蓋開検出手段は、浴槽上の浴槽蓋へ接近又は接触する物体を検出する近接センサを有し、近接センサが物体を検出した場合に、ユーザが浴槽上の浴槽蓋を開けうる状況であると検出するものとすることができる。
【0014】
すなわち、浴槽洗浄運転実行中にユーザの手が浴槽上の浴槽蓋に接近又は接触した場合には、浴槽蓋が開けられる可能性が高いため、近接センサによってユーザの手であろう物体が浴槽上の浴槽蓋に接近又は接触したことを検出した時点で湯水の噴射流量を低減させる。これにより、その後、ユーザが浴槽上の浴槽蓋を勢いよく開けた場合であってもユーザに湯水が勢いよくかかるおそれが確実に抑制され、浴槽洗浄運転実行中の湯水の飛散に対して安全性がより一層向上する。また、例えば、シャンプーの交換などのためだけのように、単に浴室内に人がいるだけでは湯水の噴射流量を低減させないため、浴槽洗浄運転による洗浄性能の低下を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】実施形態1による浴槽洗浄装置の全体構成を示す模式図である。
【
図3】浴槽洗浄運転の工程を説明するためのフローチャートである。
【
図4】実施形態1による浴槽洗浄装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【
図5】実施形態2による浴槽洗浄装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下に、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施形態1)
図1に示すように、実施形態1の浴槽洗浄装置1は、主な構成として、洗浄ユニット2、制御ユニット(制御部)3、人検知センサ(事前蓋開検出手段)6を備えている。浴槽洗浄装置1には、給湯器4が接続され、給湯器4から湯水が導入される。給湯器4は、本体内に図示しないバーナ及び熱交換器を備え、給水管41から供給される水を熱交換器で加熱して出湯管42により出湯する熱源機であるが、浴槽洗浄装置1に接続する熱源機としては給湯器4に限らず、貯湯式温水器等でもよい。
【0017】
浴槽11の上面開放部は、浴槽洗浄運転時にはユーザによって浴槽蓋12を浴槽11上に配置することで閉じられる。浴槽11の底壁には、湯水又は洗浄水を噴射する洗浄ノズル13と、浴槽11内の浴槽水を貯留又は排水させる自動開閉式の自動排水栓14とが設けられている。浴槽11の側壁には、湯の供給口等となる循環アダプタ15が設けられている。循環アダプタ15には、給湯器4との間で風呂往き管43及び風呂戻り管44が接続されており、風呂往き管43及び風呂戻り管44を介して、浴槽11への湯はり又は浴槽水の追焚きが行われる。浴槽11の上面フランジ壁には、自動排水栓14の開閉駆動部16と、洗剤タンク17とが設置されている。
【0018】
また、浴槽11の上面フランジ壁には、浴槽11上の浴槽蓋12が開いているか閉じているかを検出する蓋開閉センサ(蓋開閉検出手段)7が設けられている。蓋開閉センサ7は、例えば、赤外線センサ等のセンサ類やマイクロスイッチ等のスイッチ類が使用でき、浴槽11の上面フランジ壁上に浴槽蓋12を載置することで浴槽蓋12が被さってこれを検出することで浴槽11上での浴槽蓋12の開閉状態が検出される。本実施形態1の浴槽洗浄装置1では、浴槽洗浄運転中に、蓋開閉センサ7により浴槽蓋12が開けられたことを検出した場合は、洗浄ノズル13からの湯水(洗浄水を含む。)の噴射を停止させる制御構成を備える。なお、蓋開閉検出手段としては、前記蓋開閉センサ7に限らず、物体検出センサ(例えば、カメラ、赤外線センサ、ミリ波センサ等)を用いて、この物体検出センサを浴室の天井又は壁、浴室リモコン9、その他の浴室内各部、又は、浴槽11内壁部等に設けて、物体検出センサによって浴槽蓋12の開閉状態を検出するものであってもよい。
【0019】
浴室の天井には、浴室内を暖房、乾燥又は換気するための浴室暖房乾燥機5が設置されている。この浴室暖房乾燥機5には、浴室内に人がいるか否かを検出する人検知センサ6が設置され、人検知センサ6によって浴室内の人の有無を検出して暖房、乾燥、換気等における運転状態を制御できるようにしたものである。
【0020】
実施形態1の浴槽洗浄装置1では、浴室暖房乾燥機5に設けられた人検知センサ6を事前蓋開検出手段として使用し、この人検知センサ6によってユーザが浴槽11上の浴槽蓋12を開けうる状況であることを検出する構成とする。すなわち、実施形態1の浴槽洗浄装置1は、浴槽洗浄運転中に、人検知センサ6により浴室内に人がいることを検出した場合は、その人であるユーザが浴槽11上の浴槽蓋12を開けうる状況であると判断し、洗浄ノズル13からの湯水(洗浄水を含む。)の噴射を制御する構成を備える。人検知センサ6は、例えば、カメラ、赤外線センサ、ミリ波センサ等の人感センサが使用できる。
【0021】
なお、事前蓋開検出手段として、浴室暖房乾燥機5に設けた人検知センサ6を使用するものではなく、浴槽洗浄装置1用として独自に人検知センサ6を浴室の天井等に設けたものであってもよい。
【0022】
また、事前蓋開検出手段には、人検知センサ6に限らず、様々なセンサ等を用いることができる。すなわち、事前蓋開検出手段には、ユーザが浴槽11上の浴槽蓋12を開けうる状況、例えば、浴室内に人がいる場合、浴室内に人が入室した場合、浴槽11近傍に人が存在する場合、浴槽11に人が近づいた場合、浴槽11上の浴槽蓋12に人の手が接近したり触れたりした場合など、ユーザが浴槽蓋12を開けることが可能と想定される状況を検出する様々な手段を用いることができる。
【0023】
例えば、事前蓋開検出手段として、浴室と脱衣室との間の浴室の出入口に設置するドア51の開閉検知を行うドアセンサを用いて、ドアセンサによって、例えば、浴槽洗浄運転開始後にドア開を検知した場合等(人が浴室内に入室したと推定)のときには、ユーザが浴槽11上の浴槽蓋12を開けうる状況であると検出するものであってもよい。
【0024】
また、事前蓋開検出手段として、浴室内にカメラ等の撮像手段を設置して、人の動作を画像認識することで、例えば、人の手が浴槽11上の浴槽蓋12に近づく動作又は浴槽蓋12に触れる動作を検出した場合、人が浴室内の洗い場から浴槽11側へ移動したことを検出した場合、又は、人の浴室内への入室を検出した場合等には、ユーザが浴槽11上の浴槽蓋12を開けうる状況であると検出するものであってもよい。なお、撮像手段を設置して画像認識を行う場合は、浴槽11上の浴槽蓋12も画像認識することで、浴槽蓋12が開けられたことを検出する認識機能部を設けて、前記蓋開閉検出手段をも構成してもよい。
【0025】
図2に示すように、洗浄ユニット2は、本体ケース内に、給湯配管21と洗剤配管22とが配設されている。給湯配管21の上流端には、給湯器4の出湯管42から引き出された給湯導入管45が接続され、給湯器4から湯水が導入される。給湯配管21の下流端には、洗浄管23が接続されている。洗浄管23は、下流端に洗浄ノズル13が接続され、洗浄ノズル13に湯水や湯水に洗剤を混合した洗浄水を供給する。洗剤配管22は、上流端に洗剤タンク17から引き出された洗剤管24が接続され、下流端が給湯配管21に接続されている。洗剤配管22と給湯配管21との合流部にはベンチュリ25が設けられている。洗剤配管22に配設された洗剤弁36を開弁することで洗剤タンク17内の洗剤原液が給湯配管21内の湯水と混合された洗浄水となって洗浄ノズル13に供給される。給湯配管21には、上流側から、流量調整弁31、注湯弁33、逆止弁34、逃し弁35がこの順に設けられている。逃し弁35には排水管26が接続されている。流量調整弁31と注湯弁33との間の給湯配管21には給湯配管21内を流れる湯水の流量を検出する流量センサ32が配設されている。この流量センサ32によって洗浄ノズル13から噴射する湯水の噴射流量が検出できる。
【0026】
洗浄ユニット2は、注湯弁33を開弁して湯水(洗浄水も含む。)を洗浄ノズル13から噴射させる。この洗浄ノズル13から噴射する湯水の噴射流量は、流量調整弁31の開度を調整することで設定される。例えば、流量調整弁31の開度を全開にすることで、洗浄ノズル13から噴射する湯水の噴射流量が浴槽洗浄運転の通常運転時の流量となる第1流量に設定され、また、流量調整弁31の開度を、例えば、全開の70%又は50%等の開度に設定することで、洗浄ノズル13から噴射する湯水の噴射流量が通常運転時の第1流量よりも低減した第2流量に設定される。ここで、前記通常運転とは、人検知センサ6によって浴室内に人がいないことを検出しているときの浴槽洗浄運転をいう。
【0027】
制御ユニット3は、浴槽洗浄装置1に電力を供給する電源回路部、浴槽洗浄装置1の動作を制御する制御機能部、時間を計時するタイマ部、データやプログラム等を記憶する記憶部、各部と通信する通信部等を備えている。制御ユニット3は、
図1に示すように、洗浄ユニット2、自動排水栓14の開閉駆動部16、蓋開閉センサ7、給湯器4の制御部(不図示)、浴室暖房乾燥機5の制御部(不図示)等と通信線により通信可能に接続されているが、無線により通信可能に接続されていてもよい。そして、制御ユニット3は、人検知センサ6及び蓋開閉センサ7等の検出信号を受信しながら自動排水栓14及び洗浄ユニット2等の動作を制御する。
【0028】
給湯器4の制御部には、給湯器4を遠隔操作するための台所リモコン8及び浴室リモコン9が通信線で接続されている。浴室内の浴室リモコン9は、浴槽洗浄装置1を遠隔操作する洗浄機能部をも備えている。従って、浴槽洗浄装置1の制御ユニット3は、ユーザが浴室リモコン9の洗浄スイッチを操作した操作信号を給湯器4の制御部から通信線を通じて受信する。なお、浴槽洗浄装置1は、遠隔操作するための洗浄リモコンを独自に備え、制御ユニット3は、この洗浄リモコンと通信線で接続されて洗浄リモコンとの間で直接通信する構成であってもよい。
【0029】
また、制御ユニット3は、浴室暖房乾燥機5に設けた人検知センサ6の検出信号を浴室暖房乾燥機5の制御部から通信線を通じて受信する。なお、浴槽洗浄装置1の制御ユニット3及び浴室暖房乾燥機5の制御部は、インターネット回線等を介して外部サーバと通信可能に接続する構成を有し、制御ユニット3は、外部サーバを介して浴室暖房乾燥機5に設けた人検知センサ6の検出信号を受信するようにしてもよい。また、浴槽洗浄装置1、給湯器4、浴室暖房乾燥機5は、インターネット回線等を介して外部サーバと通信可能に接続する構成とし、浴槽洗浄装置1の制御ユニット3は、外部サーバを介して給湯器4の制御部及び浴室暖房乾燥機5の制御部との間で通信するように構成してもよい。また、人検知センサ6は、浴室暖房乾燥機5に設けたものを使用するのではなく、浴槽洗浄装置1用として独自に人検知センサ6等の事前蓋開検出手段を設け、制御ユニット3は、この事前蓋開検出手段と通信線で接続して検知信号を直接受信する構成であってもよい。
【0030】
次に、浴槽洗浄装置1による浴槽洗浄運転の工程を説明する。
図3に示すように、浴槽洗浄運転は、排水工程、予備洗浄工程、洗浄工程、すすぎ工程の各工程がこの順に行われる。なお、ユーザは、浴槽洗浄運転を実行する際には浴槽11の上面開放部に浴槽蓋12を配置して閉じるようにする。
【0031】
浴室リモコン9における洗浄スイッチがユーザによって操作され、制御ユニット3が浴槽洗浄運転の実行開始を指示すると、まず、浴槽11の自動排水栓14を開栓状態にし、所定の排水待機時間の経過を待って浴槽11内の浴槽水を排水する排水工程(ステップS-I)を行う。
【0032】
排水工程終了後、注湯弁33を開弁して給湯器4から湯水を導入して洗浄管23を通して洗浄ノズル13から浴槽11の内壁に湯水を噴射する予備洗浄工程(ステップS-II)を行う。この洗浄ノズル13からの湯水の噴射を所定の予備洗浄時間行った後、注湯弁33を閉弁して洗浄ノズル13からの湯水の噴射を停止して予備洗浄工程を終了する。
【0033】
予備洗浄工程終了後、注湯弁33と洗剤弁36とを開弁して給湯配管21内の湯水に洗剤タンク17内の洗剤原液を混入させた洗浄水を洗浄管23を通して洗浄ノズル13から浴槽11の内壁に噴射する洗浄工程(ステップS-III)を行う。洗浄ノズル13からの洗浄水の噴射を所定の洗浄時間行った後、注湯弁33及び洗剤弁36を閉弁して洗浄水の噴射を停止して洗浄工程を終了する。なお、洗浄工程は、洗浄水を噴射する噴射動作と、この噴射停止後に所定時間の経過を待つ待機動作とを1サイクルとして、このサイクルを複数回行うようにしてもよい。
【0034】
洗浄工程終了後、注湯弁33を開弁して給湯器4から湯水を導入して洗浄管23を通して洗浄ノズル13から浴槽11の内壁に湯水を噴射するすすぎ工程(ステップS-IV)を行う。この洗浄ノズル13からの湯水の噴射を所定のすすぎ時間行った後、注湯弁33を閉弁して洗浄ノズル13からの湯水の噴射を停止してすすぎ工程を終了する。このすすぎ工程の終了をもって浴槽洗浄運転の完了となる。
【0035】
次に、浴槽洗浄運転実行中にユーザによって浴槽蓋12が開けられそうになった場合に湯水の噴射を制御する動作について説明する。なお、以下に説明する動作例は、予備洗浄工程での例であるが、洗浄ノズル13から湯水を噴射する動作を含む他の工程(例えば、洗浄工程、すすぎ工程)でも同等の制御処理が行われる。
【0036】
図4に示すように、浴槽洗浄運転の実行が開始(スタート)され、予備洗浄工程に入ると、ステップS1にて、制御ユニット3は、蓋開閉センサ7の検出結果により、浴槽11上に浴槽蓋12が閉じられているか否か確認する。浴槽蓋12が閉じられていることが検出されると、ステップS2にて、制御ユニット3は、注湯弁33を開弁させるように制御する。注湯弁33の開弁により、洗浄ノズル13から湯水の噴射が行われる。
【0037】
本実施形態1では、予備洗浄工程中は、人検知センサ6によって浴室内に人がいるかいないか常時監視している。従って、ステップS3にて、制御ユニット3は、注湯弁33の開弁動作に続けて、人検知センサ6の検出結果により、浴室内に人がいるか否か確認する。人検知センサ6が浴室内には人がいないことを検出している場合は、ユーザが浴槽11上の浴槽蓋12を開けうる状況では無いと判断する。この場合、ステップS4にて、制御ユニット3は、流量調整弁31の開度を全開にするように制御して、洗浄ノズル13からの湯水の噴射流量を、通常運転時の第1流量に設定する。
【0038】
一方、人検知センサ6が浴室内に人がいることを検出した場合は、ユーザが浴槽11上の浴槽蓋12を開けうる状況にあると判断する。この場合、ステップS5にて、制御ユニット3は、流量調整弁31の開度を絞るように制御して、洗浄ノズル13からの湯水の噴射流量を、通常運転時の第1流量よりも低減した第2流量に設定する。これにより、その後、実際に、浴室内のユーザによって浴槽11上の浴槽蓋12が開けられたときには、既に湯水の噴射流量が第2流量に低減されている。従って、例えば、勢いよく浴槽蓋12が開けられた場合であってもユーザに湯水が勢いよくかかってしまうおそれがないため、浴槽洗浄運転実行中の湯水の飛散に対して安全性が一層向上する。
【0039】
ここで、第2流量は、第1流量よりも少なくした流量であり、浴槽蓋12が開けられた場合に洗浄ノズル13から噴射する湯水が浴槽11外に飛散しない流量でもよいし、浴槽蓋12が開けられた場合に洗浄ノズル13から噴射する湯水が浴槽11外に少々飛散してしまう流量であってもよい。例えば、第1流量の50%の流量では湯水が浴槽11外に飛散しないとする場合は、第2流量としては、第1流量の50%以下の流量でもよいが、第1流量の70%程度以下の流量であってもよい。このように第2流量は、第1流量よりも低減した流量であれば、浴槽蓋12が開けられた場合に洗浄ノズル13から噴射する湯水が浴槽11外に少々飛散してしまう流量でもよいとする理由は、以下のとおりである。すなわち、ユーザが浴室内に居て浴槽11上の浴槽蓋12を開けうる状況であるという段階では、浴槽蓋12は閉じられているため、第2流量として洗浄ノズル13から噴射する湯水が浴槽11外に少々飛散してしまう流量であってもユーザに湯水が降りかかる心配が全く無いこと、また、前記段階において第1流量のような強い噴射を行わないように弱い噴射の第2流量に低減しておけば、その後実際に浴槽蓋12が開けられたときに湯水の噴射を停止することで、素早く湯水が浴槽11外に飛散しない状態とすることができ、その結果、ユーザが勢いよく浴槽蓋12を開けたとしても、ユーザに湯水がかかることも無い。さらに、第2流量として、通常運転時の第1流量から低減する割合を比較的少なくすることで、浴槽洗浄運転による洗浄性能の低下を抑制できる。
【0040】
実施形態1では、予備洗浄工程中は、蓋開閉センサ7によって浴槽蓋12が閉じられているか否か常時検出している。従って、ステップS6にて、蓋開閉センサ7により、浴槽蓋12が開けられたことを検出した場合は、ステップS7にて、制御ユニット3は、注湯弁33を閉弁させるように制御して、洗浄ノズル13からの湯水の噴射を停止する。これにより、浴槽蓋12が開けられたときに、洗浄ノズル13から噴射した湯水が浴槽11外に飛散することが防止される。すなわち、洗浄ノズル13から噴射する湯水が既に第2流量に低減されているため、例えば、ユーザによって勢いよく浴槽蓋12が開けられた場合でも、洗浄ノズル13から噴射した湯水が浴槽11外に飛散することが抑制又は防止される。従って、浴槽蓋12を開けたユーザに湯水が勢いよくかかることが防止され、浴槽洗浄運転実行中の湯水の飛散に対して安全性が一層向上する。
【0041】
この後、処理をステップS1へ移行させ、蓋開閉センサ7により、浴槽蓋12が閉じられたことが検出されると、ステップS2にて、制御ユニット3は、注湯弁33を開弁させるように制御して、洗浄ノズル13からの湯水の噴射を再開し、予備洗浄工程を継続する。
【0042】
一方、ステップS6にて、蓋開閉センサ7により、浴槽蓋12は閉じられている状態であることを検出している場合は、ステップS8にて、制御ユニット3は、第1流量での噴射時間のみカウントし、この第1流量での噴射時間の合計時間が予備洗浄時間に達したか否か判断する。第1流量による全噴射時間が予備洗浄時間に達していない場合は、処理をステップS3に戻して、予備洗浄工程を継続する。第1流量による全噴射時間が予備洗浄時間に達した場合は、ステップS9にて、制御ユニット3は、注湯弁33を閉弁させるように制御して、湯水の噴射を停止する。これにて、予備洗浄工程を終了する。前記ステップS8の処理により、予備洗浄時間の経過の判断において、第1流量での噴射時間のみカウントすることにより、洗浄能力の低下を確実に防止できる。なお、予備洗浄時間は、任意に時間設定できるため、ステップS8では、第2流量での噴射時間もカウントした第1流量及び第2流量による合計の全噴射時間によって予備洗浄時間の経過を判断してもよい。
【0043】
以上より、実施形態1の浴槽洗浄装置1によれば、浴槽洗浄運転実行中は、浴槽11上の浴槽蓋12が開けられる前段階においてユーザが浴槽11上の浴槽蓋12を開けうる状況であることが検出された場合には、洗浄ノズル13からの湯水の噴射流量を、当該検出前の第1流量よりも低減した第2流量とする。そのため、その後、実際にユーザによって浴槽11上の浴槽蓋12が開けられたときには、既に湯水の噴射流量が第1流量から第2流量に低減されているので、浴槽11外への湯水の飛散が確実に抑制される。従って、例えば、勢いよく浴槽蓋12が開けられた場合であってもユーザに湯水が勢いよくかかってしまうおそれがないため、浴槽洗浄運転実行中の湯水の飛散に対して安全性が一層向上する。また、浴室内に人がいることを検出した段階では、洗浄ノズル13からの湯水の噴射を停止しないため、浴槽洗浄運転による洗浄性能の低下を抑制できる。
【0044】
(実施形態2)
実施形態2の浴槽洗浄装置1は、蓋開閉センサ(蓋開閉検出手段)7を有しない構成であり、その他の構成は、
図1及び
図2に示す実施形態1の構成と同様である。また、実施形態2の浴槽洗浄装置1でも、浴槽洗浄運転実行中にユーザによって浴槽蓋12が開けられた場合の湯水の飛散に対して安全対策を講じたものである。
【0045】
次に、実施形態2において、浴槽洗浄運転実行中にユーザによって浴槽蓋12が開けられそうになった場合に湯水の噴射を制御する動作について説明する。以下に説明する動作例は、実施形態1の説明と同様に、予備洗浄工程での動作例であるが、洗浄ノズル13から湯水を噴射する動作を含む他の工程(例えば、洗浄工程、すすぎ工程)でも同等の制御処理が行われる。
【0046】
図5に示すように、浴槽洗浄運転の実行が開始(スタート)され、予備洗浄工程に入ると、ステップS11にて、制御ユニット3は、注湯弁33を開弁させるように制御する。注湯弁33の開弁により、洗浄ノズル13から湯水の噴射が行われる。
【0047】
続けて、ステップS12にて、人検知センサ6の検出結果により、人検知センサ6が浴室内には人がいないことを検出している場合は、ステップS13にて、制御ユニット3は、流量調整弁31の開度を全開にするように制御して、洗浄ノズル13からの湯水の噴射流量を、通常運転時の第1流量に設定する。
【0048】
一方、ステップS12にて、人検知センサ6が浴室内に人がいることを検出した場合は、人であるユーザが浴槽11上の浴槽蓋12を開けうる状況にあるとし、ステップS14にて、制御ユニット3は、流量調整弁31の開度を絞るように制御して、洗浄ノズル13からの湯水の噴射流量を、通常運転時の第1流量よりも低減した第2流量に設定する。ここで、実施形態2における第2流量は、浴槽蓋12が開けられた場合には洗浄ノズル13から噴射する湯水が浴槽11外に飛散しない流量以下とする。例えば、洗浄ノズル13からの湯水の噴射流量が第1流量の50%の流量では湯水が浴槽11外に飛散しないとする場合は、第2流量としては、第1流量の50%以下の流量に設定される。これにより、その後、実際に、ユーザによって勢いよく浴槽蓋12が開けられた場合でも、既に洗浄ノズル13から噴射する湯水の噴射流量が浴槽11外に飛散しない流量以下の第2流量に低減されているため、洗浄ノズル13から噴射した湯水が浴槽11外に飛散することが無い。従って、浴槽蓋12を開けたユーザに湯水がかかることが防止され、浴槽洗浄運転中の湯水の飛散に対する安全性が一層向上する。
【0049】
そして、ステップS15にて、第1流量での噴射時間及び第2流量での噴射時間をカウントし、第1流量及び第2流量による全噴射時間が予備洗浄時間に達していない場合は、処理をステップS12に戻して、予備洗浄工程を継続する。この場合、ステップS12にて、人検知センサ6により浴室内に人がいないことを検出すると、浴室内にいた人が浴室外へ退出したものとし、ステップS13にて、制御ユニット3は、流量調整弁31を全開に戻して洗浄ノズル13からの湯水の噴射流量を第1流量とする。ここで、浴槽洗浄運転を実行する際は、浴槽11上を浴槽蓋12で閉じていることが前提となっているので、浴槽洗浄運転実行中に、浴室内に入った人が浴槽11上から浴槽蓋12を開けた場合でも、浴室外へ退出する際には浴槽11上を浴槽蓋12で閉じた状態にして浴室外へ退出すると考えられる。従って、人検知センサ6が、浴室内に人がいることを検知した後に浴室内に人がいなくなったことを検知した場合、浴槽11は浴槽蓋12で閉じられていると考えられるため、洗浄ノズル13からの湯水の噴射流量を第1流量に戻しても、浴槽蓋12が閉じられている限り、洗浄ノズル13から噴射する湯水が浴槽11外に飛散することはない。
【0050】
ステップS15にて、第1流量及び第2流量による全噴射時間が予備洗浄時間に達した場合は、ステップS16にて、注湯弁33を閉弁させるように制御して、湯水の噴射を停止して、予備洗浄工程を終了する。なお、ステップS15での予備洗浄時間の経過の判断は、第1流量での噴射時間のみカウントする制御構成でもよい。
【0051】
以上より、実施形態2の浴槽洗浄装置1によれば、浴槽洗浄運転実行中は、浴槽11上の浴槽蓋12が開けられる前段階においてユーザが浴槽11上の浴槽蓋12を開けうる状況であることが検出された場合には、洗浄ノズル13からの湯水の噴射流量を、第1流量から、湯水が浴槽11外に飛散しない流量以下の第2流量に低減させる。そのため、その後、実際にユーザによって浴槽11上の浴槽蓋12が開けられたときには、既に湯水の噴射が浴槽11外に飛散しない噴射流量である第2流量に低減されているので、浴槽11外への湯水の飛散が確実に抑制される。従って、例えば、勢いよく浴槽蓋12が開けられた場合であってもユーザに湯水が勢いよくかかってしまうおそれがないため、浴槽洗浄運転実行中の湯水の飛散に対して安全性が一層向上する。また、浴室内に人がいることを検出した段階では、洗浄ノズル13からの湯水の噴射を停止しないため(第2流量≠0)、浴槽洗浄運転による洗浄性能の低下を抑制できる。
【0052】
なお、実施形態2において、浴室内に人がいることを検出してユーザが浴槽11上の浴槽蓋12を開けうる状況にあることを検出した場合、第2流量として湯水の噴射流量を0(ゼロ)にしてもよい。すなわち、制御ユニット3は、注湯弁33を閉弁させるようにして洗浄ノズル13からの湯水の噴射を停止する。これにより、その後、実際にユーザが浴槽11上の浴槽蓋12を勢いよく開けた場合でも、既に湯水の噴射が停止されているため、浴槽蓋12を開けたユーザに湯水がかかることが防止され、浴槽洗浄運転中における安全性が一層向上する。この制御構成の場合、洗浄ユニット2には、洗浄ノズル13から噴射する噴射流量を調整するための流量調整弁31を設けない構成としてもよい。また、ステップ15での予備洗浄時間の経過の判断は、第1流量での噴射時間のみカウントする制御構成とする。
【0053】
(変形例)
前記実施形態1、2において、事前蓋開検出手段として、人検知センサ6を用いるが、人検知センサ6に代えて、物体の接近又は接触を検出する近接センサを用いるようにしてもよい。この場合、例えば、近接センサ(事前蓋開検出手段)を浴槽11の上面フランジ壁又は浴槽蓋12等に設けて、この近接センサによって、人の手等であろう物体が浴槽11上の浴槽蓋12への接近又は接触を検出した場合には、ユーザが浴槽11上の浴槽蓋12を開けうる状況であると検出するものとする。すなわち、浴槽洗浄運転実行中にユーザの手が浴槽11上の浴槽蓋12に接近又は接触した場合には、浴槽蓋12が開けられる可能性が高いため、近接センサによってユーザの手であろう物体が浴槽11上の浴槽蓋12に接近又は接触したことを検出した時点で湯水の噴射流量を第1流量から第2流量に低減させる。これにより、その後、ユーザが浴槽11上の浴槽蓋12を勢いよく開けた場合であってもユーザに湯水が勢いよくかかるおそれが確実に抑制され、浴槽洗浄運転実行中の湯水の飛散に対して安全性がより一層向上する。また、このような近接センサ、つまり、浴槽蓋12への接近又は接触を検出した場合にユーザが浴槽11上の浴槽蓋12を開けうる状況であると検出する事前蓋開検出手段によれば、例えば、シャンプーの交換などのためだけのように、単に浴室内に人がいるだけでは湯水の噴射流量を第2流量に低減させないため、浴槽洗浄運転による洗浄性能の低下を抑制できる。
【0054】
なお、本発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内で様々な変更を行うことが可能である。
例えば、蓋開閉手段や事前蓋開検出手段のセンサ等は、複数設けるようにしてもよい。
【符号の説明】
【0055】
1 浴槽洗浄装置
2 洗浄ユニット
3 制御ユニット
4 給湯器(熱源機)
5 浴室暖房乾燥機
6 人検知センサ(事前蓋開検出手段)
7 蓋開閉センサ(蓋開閉検出手段)
8 台所リモコン
9 浴室リモコン
11 浴槽
12 浴槽蓋
13 洗浄ノズル
14 自動排水栓
15 循環アダプタ
16 開閉駆動部
17 洗剤タンク
21 給湯配管
22 洗剤配管
23 洗浄管
24 洗剤管
25 ベンチュリ
26 排水管
31 流量調整弁
32 流量センサ
33 注湯弁
34 逆止弁
35 逃し弁
36 洗剤弁
41 給水管
42 出湯管
43 風呂往き管
44 風呂戻り管
45 給湯導入管
51 ドア