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特開2023-59273多目的用途のための計量投入及び噴霧用ボトル、ならびに関連する使用方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023059273
(43)【公開日】2023-04-26
(54)【発明の名称】多目的用途のための計量投入及び噴霧用ボトル、ならびに関連する使用方法
(51)【国際特許分類】
   B08B 3/02 20060101AFI20230419BHJP
   B65D 83/00 20060101ALI20230419BHJP
   B05B 11/00 20230101ALI20230419BHJP
   B65D 1/04 20060101ALI20230419BHJP
   B05C 17/00 20060101ALN20230419BHJP
   B05B 1/16 20060101ALN20230419BHJP
【FI】
B08B3/02 G
B65D83/00 G
B05B11/00 102D
B05B11/00 102E
B65D1/04
B05C17/00
B05B1/16
【審査請求】有
【請求項の数】17
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023004244
(22)【出願日】2023-01-16
(62)【分割の表示】P 2021097406の分割
【原出願日】2017-03-10
(31)【優先権主張番号】62/306,467
(32)【優先日】2016-03-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】510250467
【氏名又は名称】エコラボ ユーエスエー インコーポレイティド
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100146466
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 正俊
(74)【代理人】
【識別番号】100202418
【弁理士】
【氏名又は名称】河原 肇
(74)【代理人】
【識別番号】100191444
【弁理士】
【氏名又は名称】明石 尚久
(72)【発明者】
【氏名】キャンディス ジェイ.トーマス
(72)【発明者】
【氏名】ロビン ビー.ハーバウ
(57)【要約】
【課題】グリルを洗浄するためのボトル及び方法の提供。
【解決手段】例示的な方法は、上部グリル及び下部グリルを有するグリルに適用することができる。方法は、第1の出口を有する投入チャンバと、溶液を貯蔵するように構成され、第2の出口を含む貯留チャンバと、該第2の出口を介して溶液を分注するための噴霧器と、を有するボトルを提供することを含み得る。噴霧器は、スプレーヘッドと、作動されると貯留チャンバから溶液を引き出し、該スプレーヘッドから該溶液を噴霧することによって分注するトリガと、を含む。方法は、貯留チャンバからの所定用量の溶液で投入チャンバを充填し、第1の出口から下部グリル上に該溶液を分注し、第2の出口から上部グリル上に該溶液を噴霧することによって上部グリル上に該溶液を分注することを含み得る。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定量の溶液がボトル内の貯留チャンバから投入チャンバに流入するように、ボトルを回転させる工程と、
前記ボトルの第1の出口を介して、前記所定量の溶液を前記投入チャンバから第1の洗浄表面に出す工程であって、前記所定量の溶液を前記投入チャンバから前記第1の洗浄表面に出す際に前記貯留チャンバからの溶液が前記投入チャンバ又は前記第1の出口に流れないように、前記ボトルは、前記貯留チャンバと前記投入チャンバとを隔てる隔壁を含む、工程と、
前記ボトルのスプレーヘッドを作動させて、溶液を前記貯留チャンバから前記スプレーヘッドに流入させ、前記スプレーヘッドから第2の洗浄表面に噴霧することにより、前記ボトルの第2の出口を介して、前記貯留チャンバから第2の洗浄表面に溶液を出す工程と
を含む、方法。
【請求項2】
前記所定量の溶液を前記投入チャンバから前記第1の洗浄表面に出す際に、前記貯留チャンバからの溶液が前記投入チャンバ、前記第1の出口、又は前記第2の出口に流れないように、前記隔壁が前記貯留チャンバと前記投入チャンバとを隔てる、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ボトルの前記投入チャンバに開口部を作る工程をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記開口部は、前記投入チャンバに配置された第1の出口に作られる、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記開口部は、前記所定量の溶液が前記貯留チャンバから前記投入チャンバに流入した後に作られる、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記開口部は、前記第1の出口を覆うキャップを開くことによって作られる、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記キャップは、前記ボトルの前記第1の出口に結合された第1の部分と、ヒンジを介して前記ボトルに結合された第2の部分とを有するフリップキャップを含み、前記キャップを開くことは、前記ヒンジを介してキャップを回転させ前記第1の出口から離すことを含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記スプレーヘッドを作動させることは、前記スプレーヘッドのトリガを作動させることを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記第2の出口が前記ボトルの上端に近接して配置されている、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記トリガが前記ボトルの上端より下方に延在しない、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記スプレーヘッドから布又はスポンジに前記溶液を噴霧する工程と、前記布又はスポンジで第2の洗浄表面を洗浄する工程とを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記第1の洗浄表面が、水平な洗浄表面を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記第2の洗浄表面が、垂直な洗浄表面を含む、請求項12記載の方法。
【請求項14】
前記水平な洗浄表面が、グリルの下部グリル表面である、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記垂直な洗浄表面が、前記グリルの上部グリル表面である、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記隔壁は、前記ボトルが直立位置にあるときに前記投入チャンバが所定の最大容積を保持するように配置されている、請求項1に記載の方法。
【請求項17】
前記所定の最大容積が2オンス(約56.7g)である、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記投入チャンバが、前記投入チャンバ内の溶液のレベルを示すための一つ又は複数の計量マーキングを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項19】
前記ボトルを垂直から90度より大きい角度に傾けると、前記所定量の溶液が前記貯留チャンバから前記投入チャンバに流入する、請求項1に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
グリースを含む頑固な物質を除去するのに役立つ洗剤の使用によって、調理器具などの器具を洗浄することがより容易になる。器具の寿命を延ばし、器具の適切な操作をサポートするため、これらの物質を除去することは、集積や堆積を防ぐのに重要である。
【背景技術】
【0002】
洗浄液などの洗剤は、ボトルから分注することができる。洗剤以外の他の溶液も分注することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
一般に、本開示は、溶液(例えば、流体、液体)を分注するためのボトル、及び溶液を分注して洗浄する方法に関する。本明細書に記載されている例示的なボトル及び方法は、限定されるものでないが、器具のような物品の洗浄を含むボトル及び洗浄方法に関する。
【0004】
定期的な洗浄を要する器具には、グリル、特にレストランで使用されるグリルが含まれる。このようなグリルは、上部グリルと下部グリルとを有し、上部グリル表面と下部グリル表面との間で食品が調理されるように配置され得る。一般に、上部グリル(例えばプラテン)は下部グリルに対して枢動自在(pivotable)である。これらのグリルを洗浄するために、グリルの様々な表面に洗剤が適用される。
【0005】
このようなグリルの対向する上部グリル表面及び下部グリル表面のために、グリル上に洗剤を分注することは厄介になり得る。さらに、計量される様式で洗剤を分注することは困難であり得る。適切に洗浄を行うには、十分な洗剤が必要であるため、適切な量の洗剤を分注することは重要である。しかし、グリルにあまりにも多くの洗剤を分注すると無駄になり得、すすぎに時間がかかる。洗剤の特性によっては、過剰な洗剤を分注することはまた、器具またはユーザにとっても有害ともなり得る。
【課題を解決するための手段】
【0006】
ボトルの例示的な実施形態では、ボトルは、第1の出口を有する投入チャンバと、第2の出口を有する貯留チャンバとを含む。貯留チャンバは溶液を貯蔵するように構成される。スプレーヘッドは、第2の出口に結合され、第2の出口を介して溶液を分注する。噴霧器は、スプレーヘッドと、作動されると貯留チャンバから溶液を引き出し、噴霧によって分注するトリガとを含むことができる。噴霧器は、第2の出口に配置されてもよい。
【0007】
例示的な実施形態では、本開示は、グリルを溶液で洗浄する方法を提供する。いくつかの実施形態では、溶液は洗浄液であってもよい。この方法は、上部グリルと下部グリルとを有するグリルに適用することができる。この方法は、例示的なボトルを提供することを含む。
【0008】
この方法のステップは、貯留チャンバからの所定用量の溶液で投入チャンバを充填することと、第1の出口から下部グリル上に溶液を注ぐことによって下部グリル上に溶液を分注することと、を含むことができる。この方法のステップは、上部グリル上に溶液を噴霧することによって上部グリル上に溶液を分注するステップをさらに含むことができる。
【発明の効果】
【0009】
本開示は、洗浄される物品上での洗浄及び分注の問題を解決する。特に、表面が異なる向きに配置されている場合、同じボトルから2つの表面に溶液を効率的に直接分注することによって、洗浄がより容易になる。溶液は、2つの異なる出口から2つの異なる方法で計量した(例えば、用量の、所定の、予め計量した、段階的な)様式でボトルから分注可能である。
【0010】
1つ以上の実施例の詳細が、添付の図面及び以下の記述に記載される。他の特徴、目的及び利点は、記述及び図面から、かつ特許請求の範囲から明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】グリルを洗浄する方法で使用することができる例示的な計量投入及び噴霧用ボトルの側面図である。
図2】グリルを洗浄する例示的な方法の1つ以上のステップに従う図1の例示的なボトルを使用して洗浄することができる例示的なグリルの斜視図であり、この方法は図3~20に記載されている。
図3】グリルを洗浄する例示的な方法の可能なステップを示す図である。
図4】グリルを洗浄する例示的な方法の可能なステップを示す図である。
図5】グリルを洗浄する例示的な方法の可能なステップを示す図である。
図6】グリルを洗浄する例示的な方法の可能なステップを示す図である。
図7】グリルを洗浄する例示的な方法の可能なステップを示す図である。
図8】グリルを洗浄する例示的な方法の可能なステップを示す図である。
図9】グリルを洗浄する例示的な方法の可能なステップを示す図である。
図10】グリルを洗浄する例示的な方法の可能なステップを示す図である。
図11】グリルを洗浄する例示的な方法の可能なステップを示す図である。
図12】グリルを洗浄する例示的な方法の可能なステップを示す図である。
図13】グリルを洗浄する例示的な方法の可能なステップを示す図である。
図14】グリルを洗浄する例示的な方法の可能なステップを示す図である。
図15】グリルを洗浄する例示的な方法の可能なステップを示す図である。
図16】グリルを洗浄する例示的な方法の可能なステップを示す図である。
図17】グリルを洗浄する例示的な方法の可能なステップを示す図である。
図18】グリルを洗浄する例示的な方法の可能なステップを示す図である。
図19】グリルを洗浄する例示的な方法の可能なステップを示す図である。
図20】グリルを洗浄する例示的な方法の可能なステップを示す図である。
図21図3~20に記載した例示的な方法の選択されたステップを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下の詳細な説明は、本質的に典型例であり、いずれにしても本開示の範囲、適用範囲、または構成を限定しない。以下の説明は、幾分、本開示の例示的な実施形態を実施するための実際的な図を提供する。
【0013】
この開示は、有利な計量投入及び噴霧用ボトルを提供する。本開示の例示的な計量投入及び噴霧用ボトルは、図1に関して示されるように提供され得る。一般に、計量投入及び噴霧用ボトルは、投入チャンバと、計量投入部分から計量溶液を注ぐための第1の出口と、溶液を噴霧するためのスプレーヘッドを含む噴霧器と、を含む。この配置の利点は、ボトルが2つの異なる方法で溶液を分注するように構成されているため、異なる向きに配置された表面に溶液を適用する方法を、溶液の単一ボトルで達成できることである。
【0014】
この開示はまた、グリル、特に上部グリル及び下部グリルを有するグリルを洗浄する有利な方法を提供する。本開示のグリルを洗浄する例示的な方法は、図3~20に関して示されるように提供されてもよい。図3~20の方法は、図1に提供される例示的なボトルのような計量投入及び噴霧用ボトルを使用して達成されてもよい。
【0015】
例示的なボトル及び方法は、上部グリル及び下部グリルの両方を含む図2の例示的なグリルのような、異なる向きに配置された表面に溶液を適用する場合に、ユーザにとって改善された人間工学を提供する。
【0016】
計量投入及び噴霧用ボトル1の例示的な実施形態を図1に示す。例示的なボトル1は、貯留チャンバ10と、貯留チャンバと流体連通する投入チャンバ20と、貯留チャンバ10と投入チャンバ20との間の障壁を形成する隔壁40と、を含むことができる。いくつかの例では、隔壁40は投入チャンバ20の境界を規定する。
【0017】
ボトル1は、注ぐように構成された第1の出口22と、噴霧器31を有する第2の出口30と、をさらに含む。より具体的には、第1の出口22は、投入チャンバ20からの計量用量の溶液を注ぐように構成され得、第2の出口30は、スプレーヘッド34を介して貯留チャンバ10から溶液を噴霧するように構成され得る。出口と称されるが、いくつかの例では、第1の出口22及び/または第2の出口30を使用して、投入チャンバ20及び/または貯蔵チャンバ10を溶液で充填することができる。
【0018】
図1の例では、スプレーヘッドは、ノズル36及びトリガ35を含む。操作中、ユーザは、ノズル36を介して溶液をボトル1から噴霧させるためにトリガ35を強く握ることができる。図示されているように、いくつかの実施例では、トリガ35の一端は、ピンまたは他の取り付け点を介してスプレーヘッド34に取り付けることができ、作動されると、トリガ35の残りの部分は、その取り付け点の周りを回転する。
【0019】
貯留チャンバ10は、投入チャンバ20を複数倍充填するのに十分な溶液を保持するようなサイズにすることができる。投入チャンバ20は、ボトル1の上端部12に近接して配置することができ、上端部12は、ボトル1の静止の向き(例えば、図1に示す向き)にある場合に床、地面またはテーブルによって支持されるように設計されるボトル1の端部とは反対側の端部として規定されている。図9を参照して示されているように、投入チャンバ20は、ボトルの静止向きから90度より大きい角度にボトル1を傾けるかまたは回転させることによって、貯留チャンバ10内の流体が隔壁40を越えて投入チャンバ20に流れるよう充填される。投入チャンバ20が所望のレベルまで充填されると、ボトル1は、図9に示されるように、静止の向きに戻され、これについては本明細書でさらに詳細に説明する。
【0020】
溶液は、少なくとも2つの方法でボトル1から分注されてもよい。例えば、第1の出口22を介して及び第2の出口30に結合された別個の噴霧器31を介して両方で溶液を分注することができる。
【0021】
第1の出口22(例えば、注ぎ込み用)は、投入チャンバ20に近接して流体連通して配置され、計量されたまたは所定量の溶液の投入を容易にする。いくつかの実施形態では、投入チャンバ20は、単一の計量マーキングまたは段階的な計量マーキングを含むことができる。いくつかの例では、計量マーキングは、ボトル1が垂直の向きにあるときの投入チャンバ20内の溶液の量を示す。これに加えてまたはこれに代えて、ボトル1が垂直でない向きにあるときに、ユーザが投入チャンバ20内の溶液の量を計量できるように、計量マーキングを配置して位置付けることができる。例えば、ユーザが、より高い分解能で投入チャンバ20内の溶液の量を調節することができるように、計量マーキングは、溶液を貯蔵チャンバ10から投入チャンバ20に移送する間に、投入チャンバ20内の溶液の量をユーザに示すことができる。
【0022】
いくつかの例では、ボトル1は、例えば、図9に示すようにボトルを傾けたり回転させたりするときに溶液が投入チャンバ20から不必要に流出するのを防止するため、第1の出口22を選択的に閉鎖するように構成されたキャップ24を含む。いくつかの例では、キャップ24は、ねじ状内面を含み第1の出口22においてねじ状表面に係合するように構成された、スクリューキャップを含むことができる。追加的または代替的に、キャップ24は、第1の出口22においてボトル1を係合させるための第1の部分と溶液が第1の出口22を介して投入チャンバ20から出ることを可能にするために第1の部分に係合または係合解除することができる第2の部分を含む、フリップキャップを含むことができる。いくつかの例では、フリップキャップは、第2の部分が第1の部分から外れてスプレーヘッド34に向かって回転し、第2の部分が第1の出口22から表面上への溶液の流れを妨げないように位置付けることができる。
【0023】
噴霧器31(例えば噴霧用)は、第2の出口でボトルに結合されてもよい。注ぐことと噴霧の両方によって同じボトルから同じ溶液を分注できるという利点は、溶液を異なる表面に適用するための厄介さと余分なステップが減少することである。例えば、従来の洗浄用具や方法では、表面上に溶液を分注するために重力と戦っているときには、溶液を布に注ぎ、それを表面に適用しなければならない場合があり、いくつかのケースでは、複数のボトルや洗浄用具を要する。
【0024】
いくつかの実施形態では、噴霧器31は、貯留チャンバ10から溶液を分注するように構成することができる。他の実施形態では、噴霧器31は、投入チャンバ20から溶液を分注するように構成することが考えられる。投入チャンバ20から溶液を分注するように構成された噴霧器31を有することは、投入チャンバ20に収容された計量されたまたは所定量の溶液のみが噴霧器31に供給されるように、噴霧器31によって分注される溶液の量を調節する能力が提供される。
【0025】
図1の図示の例では、噴霧器31は、噴霧器31をボトル1の第2の出口30に固定するように構成された、取り付け部分32を含む。いくつかの実施形態では、取り付け部分32は、第2の出口30において対応するねじ状表面に係合するように構成されたねじ状表面を含むスクリューキャップを備える。
【0026】
図1の噴霧器31は、取り付け部分32とスプレーヘッド34との間に延在する細長いネック38をさらに含む。いくつかの例では、噴霧器31のネック38は、作動時にトリガ35がボトル1の上端部12の下方に延在しないように十分に長い。この構成は、ユーザにいくつかの人間工学的利点を提供する。例えば、噴霧器31の向きにかかわらず、ボトル1(例えば、投入チャンバ20)は、噴霧器31のノズル36から溶液を噴霧するためのトリガ35の作動を妨げない。さらに、この構成は、ユーザにとって便利な把持面を提供し、ユーザは、例えば投入チャンバ20によって把持が妨げられることなく、手で噴霧器31のネック38を把持することができ同時に同じ手の指でトリガ35に到達することができる。
【0027】
図2は、図1に参照される、計量投入及び噴霧用ボトル1と一緒に使用され得るグリル100の例である。例示的なグリル100はまた、図3~20に関して記載されるグリル100の洗浄方法200で使用することもできる。
【0028】
例示的なグリル100は、下部グリル表面122を有する下部グリル120と、上部グリル表面114を有する上部グリル110とを含む。上部グリル110は、調理中に上部グリル表面114(例えば、一つ又は複数のプラテン)が下部グリル表面122に面するように配置されてもよい。上部グリル110は、上部グリル110と下部グリル120との間の空間に接近できるように、下部グリル120に対して枢動自在であってもよい。
【0029】
上部グリル110は、一つ又は複数のプラテンのような複数のセクションに分割されてもよい。各プラテン112は、互いから分離して枢動自在であってもよい。各プラテン112の上部グリル表面114に加えて、各プラテン112はまた、プラテン112の周囲に延びる側部を有してもよい。
【0030】
グリル100のいくつかの実施形態では、上部及び/または下部剥離シート140が提供されてもよい。使用される場合、上部剥離シート150は上部グリル表面(複数可)114(例えばプラテン)上に設置され、及び/または下部剥離シート140は下部グリル表面(複数可)122上に設置される。剥離シート140、150は、TEFLON(登録商標)または他の非粘着性タイプの材料を含む任意の他の適切な材料で作られていてもよい。
【0031】
上部及び下部の剥離シート150、140は、より良好な牛肉パティ品質を生み出すために提供され、より少ない内部温度ギャップでよりジューシーなパティを生成する。剥離シート142はまた、滑らかなパティ取り出しの形態で、ユーザにとってより簡単な操作を提供する。剥離シート142が耐汚れ性であり、毎日の洗浄プロセスをより容易にするので、剥離シート142はより容易な保守をもたらす。剥離シート140、150はまた、品質だけでなく、パティが正しい温度で調理されることを保証する食品の安全性も改善する。
【0032】
グリル100の適切な機能を維持し、損傷を防止するために、上部グリル110及び下部グリル120、特にプラテン112及び下部グリル表面122を含むグリル100を適切かつ定期的に洗浄することが重要である。上部及び下部剥離シート150、140が使用される実施形態では、剥離シート150、140を適切に洗浄し、洗浄後にそれらを適切に再設置することも重要である。
【0033】
次に、図2のグリル100のようなグリルを洗浄する例示的な方法200のステップを、図3~20のステップ及び図21のフローチャートに関して説明する。ステップで参照されるグリルは、上述の例示的なグリルであるが、この方法は、例示的なグリルに限定されない。
【0034】
図3は、グリルを洗浄する方法200のステップ205を示す説明図である。ステップ205は、グリル100を洗浄モードに置く(グリル100がこの設定を有する場合)などの、グリル100を洗浄するための準備を含むことができる。ステップ205は、グリル100が冷却している間に、耐熱手袋170を着け、グリーストラフ160を取り出して空にし、グリーストラフ160をすすぎそして交換し、洗浄ステップを完了するための他の材料を集めることを含めてもよい。他の材料としては、例えば手袋、グリル布172、洗剤などを挙げることができる。
【0035】
図4は、方法200のステップ210を示す説明図である。ステップ210は、上の剥離シート(複数可)150を清潔な消毒剤浸漬グリル布172で拭くことを含んでいてもよい。上部剥離シート150が存在しない実施形態では、上部グリル表面114(複数可)を拭き取ることができる。ステップ210はまた、清潔な消毒剤浸漬グリル布172で下部剥離シート(複数可)150を拭き取り、グリル布172を捨てることを含んでもよい。下部剥離シート140が存在しないいくつかの実施形態では、下部剥離シート140の代わりに下部グリル表面122(複数可)を拭くことができる。
【0036】
図5は、この方法のステップ215の説明図である。ステップ215は、清潔な消毒剤浸漬グリル布172に、熱活性グリル及びトースター洗剤(Heat-Activated Grill and Toaster Cleaner(HAGTC))のような洗剤または洗浄剤の溶液を噴霧し、上部及び下部剥離シート150、140(使用する場合は)の露出表面を洗浄し、グリル布172を廃棄することを含み得る。
【0037】
図6は、グリル100を洗浄する方法200のステップ220の説明図である。ステップ220は、剥離シート140、150及び任意のクリップ及びバーを取り出すステップを含むことができる。
【0038】
図7は、この方法のステップ225の説明図である。ステップ225は、すべての剥離シート140、150を剥離シート保管トレイ176上に平らに置き、クリップ及びバー(ある場合)を洗浄することを含むことができる。クリップ及びバーは、洗面所または食器洗い機のような他の適切な手段で洗浄、すすぎ、及び消毒することができる。
【0039】
図8は、この方法のステップ230の説明図である。ステップ230aは、図1の例示的な投入及びスプレーヘッド34ボトル1のようなボトル1を提供し、使用して、上部グリル110の表面(例えば、プラテン)に溶液(例えば、流体洗剤)を適用することを含んでもよい。スプレーヘッド34を用いて溶液を適用することができる。スプレーヘッド34がまだボトル1に取り付けられていない場合は、ステップ230は、スプレーヘッド34をボトル1に取り付けることを含むことができる。例えば、これは、第2の出口30においてスプレーヘッド34にねじ山を付けることによる。
【0040】
ボトル1内の溶液は再びHAGTCでもよいが、任意の適切な溶液を使用してもよい。いくつかの実施形態では、上部グリル表面114を洗剤で噴霧すること(ステップ230b)は、各プラテンを7回噴霧することを含む。例えば、各プラテン112について、各側部に1回スプレーし、下部グリル表面122に面するプラテン112の上部グリル表面114のために、3回噴霧する。場合によっては、一度に1つのプラテン112を下げることは、プラテン112の側部116をユーザが適切に噴霧することを助ける。
【0041】
図9は、この方法のステップ235の説明図である。ステップ235は、(例えば、同じ例示的なボトル1を使用して)溶液の用量を計量することを含むことができる。溶液の用量を計量するために、ボトル1を図9に示すように逆さにして、溶液が隔壁40の上を流れるようにすることによって、貯留チャンバからの溶液で投入チャンバ20を充填することができる。例えば、投入チャンバ20を充填しその後ボトル1を静止の向きに戻すまで、ボトル1をボトルの静止の向きから90度より大きい角度に傾けるかまたは枢動させることによって、投入チャンバ20を充填する。投入チャンバ20は、投入チャンバ20上のキャップ24を開くことによって(例えば、フリップキャップの一部をフリッピングすることよって)開くことができる。図9は、リビングヒンジ、によってキャップ24のボトル結合部分に繋がれたフリップキャップ24を示しているが、フリップキャップ24の代わりに任意の適切な閉鎖機構を使用することができる。
【0042】
図10は、この方法のステップ240の説明図である。ステップ240は、用量の洗剤を下部グリル表面122上に注ぐことを含んでいてもよい。いくつかの実施形態では、図10に示すようにボトル1を90度の角度で注ぐと、用量の洗浄剤を注ぐことが最も正確で安全であり得る。注ぎが完了すると、投入チャンバ20のフリップキャップ24を閉じることができる。いくつかの実施形態では、投入チャンバ20は、約2オンスの溶液を計量するように構成することができる。
【0043】
図11は、この方法のステップ245の説明図である。ステップ245は、洗剤をグリル100の表面(例えば、上部プラテン、下部グリル表面122)上に置くことを可能にすることを含むことができる。洗剤をグリル表面114、122上に置くことを可能にすることにより、重度の汚れの集積をゴシゴシこすり清潔なグリル100を達成するために必要とされる労力と時間がより少なくなる。ステップ245はまた、グリル洗浄用パッドホルダとパッド174を使用してグリル100の表面をゴシゴシこするステップを含むことができる。
【0044】
図12は、この方法のステップ250の説明図である。ステップ250は、目に見える汚れの蓄積を有する任意の領域を、汚れが液状化するまでゴシゴシこするステップを含むことができる。いくつかの実施形態において、または必要とされる状況において、上部プラテン112は、第2のスクラブブラシでゴシゴシこすってもよい。時間の経過とともにグリル100への損傷を防止するためには、プラテン112の側部116を含むグリル100を徹底的に洗浄することが重要である。
【0045】
図13は、この方法のステップ255の説明図である。ステップ255は、清潔な消毒剤浸漬グリル布172を用いて上部プラテンをすすぎ、汚れたグリル布172を廃棄することを含むことができる。上部プラテンをすすぐことに加えて、ステップ255は、フード、ブルノーズ及びバックスラッシュ(図示せず)などの周囲の領域を洗浄することも含むことができる。
【0046】
図14は、この方法のステップ260の説明図である。剥離シート142を使用する場合、ステップ260は、上部剥離シート150を設置または再設置する準備を含むことができる。ステップ260は、拭き取り中の支持のため、上部剥離シート150を下部グリル表面122上に配置することを含むことができる。ステップ260はまた、上部剥離シート150の両面を清潔な消毒剤浸漬グリル布172で拭き取り、グリル布172を廃棄することによって、上部プラテン112上に設置または再設置するために上部剥離シート150を準備することを含むことができる。
【0047】
図15は、この方法のステップ265の説明図である。ステップ265は、上部プラテン112上に上部剥離シート150を設置することを含むことができる。シートの寿命を延ばすために、上部剥離シート150は、剥離シート150が前に調理に使用されたところの反対側に設置するべきである。
【0048】
図16は、この方法のステップ270の説明図である。ステップ270は、下部のグリル表面122を清潔な消毒剤浸漬グリル布172で拭いて布を捨てることを含むことができる。
【0049】
図17は、この方法のステップ275の説明図である。ステップ275は、下部剥離シート140が使用される実施形態において採用されてもよい。ステップ275は、グリル100をオンにして、下部グリル表面122に大豆付着フレーク(Soy Adhesion Flakes)を振りかけることを含むことができる。ステップ275は、下部剥離シート150を下部グリル表面122上に設置する前に、清潔なスキージで調理ゾーン上の大豆付着フレークを広げることをさらに含むことができる。
【0050】
図18は、この方法のステップ280の説明図である。ステップ280は、下部剥離シート140が使用される実施形態において採用されてもよい。ステップ280は、各剥離シートから気泡及びしわをスキージで取り除くことを含むことができる。レストランが閉店する場合には、グリル100をオフにし、そうでなければ、グリル100を調理のための適切な設定に戻すことができる。
【0051】
図19は、この方法のステップ285の説明図である。ステップ285は、グリーストラフ160を取り出して空にし、グリーストラフ160をすすぎ、交換することを含むことができる。
【0052】
図20は、この方法のステップ290の説明図である。ステップ290は、グリル100パッド174の取り出し、洗浄、すすぎ、続いて次のグリル100の洗浄のために用具上のパッド174の裏返し及び交換のような一般的な洗浄作業を含むことができる。グリル100を洗浄するために使用される他のすべての用品及び用具は、洗浄、すすぎ及び消毒されてもよい。
【0053】
図21は、上述の方法200のいくつかのステップを含むフローチャートを示す。図21の実施形態は、ボトルを提供するステップ(ステップ230a)を含むことができる。ボトルにまだ溶液が入っていない場合は、ボトルに所望の溶液を充填する。ステップ235は、ボトルの貯留チャンバからボトルの投入チャンバを充填するステップを含むことができる。ステップ240は、計量した溶液をボトルの第1の出口から注ぐことによって、溶液を下部グリル上に分注することを含むことができる。ステップ230bは、ボトルの第2の出口で噴霧器から溶液を噴霧することによって溶液を上部グリル表面上に分注することを含むことができる。ステップの順序は変更可能である。必要に応じて、追加のステップを含めるか削除することができる。
【0054】
方法200のステップは、本明細書に記載された計量投入及び噴霧用ボトル1とともに使用され得るが、例示的な方法200のステップは他のボトルとともに使用されてもよく、他の方法が例示的なボトル1とともに使用されてもよい。さらに、例示的な方法200のすべてのステップが必要とされるわけではない。いくつかのステップが省略され、他のステップが追加されてもよい。
【0055】
いくつかの実施形態では、図1に示すようなボトルを溶液で予め充填し、例えば一つ又は複数のインダクションシールを介して、使用場所への分注前に密封することができる。いくつかのそのような例では、ボトル1内の溶液及び投入チャンバ20の容積は、使用場所で洗浄作業を行うために特別に調整することができる。例えば、特定の洗浄作業は、所定の組成及び希釈を有する所定の容量の溶液を必要とすることが知られている。所定の容積に等しい容積を有する投入チャンバ(例えば、20)を有するボトル(例えば、1)を構成することができる。ボトルは、特定の洗浄作業の効率的な実施のために、所定の組成及び希釈度を有する溶液で充填され、使用場所への配達のために密封され得る。
【0056】
ボトル及び洗浄方法の例示的な実施形態が示されており、いくつかの可能な変形が参照されている。本発明のこれらと他の変形及び変更は、本発明の範囲から逸脱することなく当業者には明らかであり、本発明は本明細書に記載の例示的な実施形態に限定されないことを理解するべきである。
【0057】
種々の実施例が記載されている。これら及び他の実施例は、以下の特許請求の範囲内にある。以下の項目[1]~[20]に、本発明の実施形態の例を列記する。
[1]
グリルを洗浄する方法であって、前記グリルは上部グリルと下部グリルとを有し、前記方法は、
ボトルを提供することであって、前記ボトルは、
第1の出口を備える投入チャンバと、
第2の出口を備え、溶液を貯蔵するように構成された、貯留チャンバと、
前記第2の出口を介して溶液を分注するための噴霧器であって、作動されると前記貯留チャンバから溶液を引き出し、噴霧によってそれを分注する、スプレーヘッドとトリガとを含む噴霧器と、を有する、提供することと、
前記貯留チャンバから所定用量の溶液を前記投入チャンバに充填することと、
前記溶液を前記第1の出口から前記下部グリル上に注ぐことによって前記下部グリル上に前記溶液を分注することと、
前記上部グリル上に前記溶液を噴霧することによって前記上部グリル上に前記溶液を分注することと、を含む、方法。
[2]
前記貯留チャンバから所定用量の溶液を前記投入チャンバに充填することは、前記貯留チャンバから前記投入チャンバに溶液が流れるように、前記ボトルを垂直から90度より大きい角度に傾けることを含む、項目1に記載の方法。
[3]
前記ボトルは、流体が前記第2の出口から流出することを選択的に可能にするように構成されたキャップをさらに備え、前記方法は、
前記貯留チャンバから所定用量の溶液を前記投入チャンバに充填した後に、前記キャップを開いて前記第1の出口から前記下部グリル上に前記溶液を分注することを可能にすることをさらに含む、項目2に記載の方法。
[4]
前記キャップがフリップキャップを含み、前記キャップを開くことが前記フリップキャップをフリップオープンさせることを含む、項目3に記載の方法。
[5]
前記貯留チャンバから所定用量の溶液を前記投入チャンバに充填することは、前記投入チャンバを最大量まで充填することを含む、項目1に記載の方法。
[6]
前記第1の出口から前記下部グリル上に前記溶液を注ぐことによって前記溶液を前記下部グリル上に分注するときに、前記貯留チャンバからの溶液が、前記投入チャンバ、前記第1の出口、または前記第2の出口に流れないように、前記ボトルが、前記貯留チャンバと前記投入チャンバとを隔てる隔壁をさらに備える、項目1に記載の方法。
[7]
前記ボトルの前記第2の出口から前記噴霧器を取り外すことと、
前記第2の出口を介して前記貯留チャンバに溶液を加えることと、をさらに含む、項目1に記載の方法。
[8]
貯留チャンバと、
前記貯留チャンバと流体連通する投入チャンバと、
前記投入チャンバから溶液の適用を可能にするように構成された、前記投入チャンバに配置された第1の出口と、
前記第1の出口に選択的に係合するように構成された第1のキャップと、
前記ボトルの上端に近接して配置され、前記貯留チャンバと流体連通する第2の出口と、
噴霧器と、
を含む、ボトルであって、
前記噴霧器は、
前記第2の出口に係合するように構成された取り付け部分と、
スプレーヘッドと、
前記取り付け部分と前記スプレーヘッドとの間に延在する細長いネックと、
前記スプレーヘッドに結合されたトリガと、
ノズルと、を有し、
前記トリガを作動させると、前記噴霧器は前記貯留チャンバから溶液を引き出し、前記ノズルから前記溶液を噴霧する、ボトル。
[9]
前記トリガは、前記ボトルの前記上端より下方に延在しない、項目8に記載のボトル。
[10]
前記取り付け部分が、前記第2の開口に近接したねじ状表面に係合するように構成されたねじ状内面を備える、項目8に記載のボトル。
[11]
前記キャップが、前記ボトルの第1の開口部に結合された第1の部分と、ヒンジを介して前記第1の部分に結合された第2の部分とを有するフリップキャップを備える、項目8に記載のボトル。
[12]
前記投入チャンバが、前記投入チャンバ内の溶液のレベルを示すための一つ又は複数の計量マーキングを含む、項目8に記載のボトル。
[13]
前記貯留チャンバと前記投入チャンバとの間に隔壁をさらに備える、項目8に記載のボトル。
[14]
前記隔壁が、前記投入チャンバの一部を形成する、項目13に記載のボトル。
[15]
前記隔壁は、前記ボトルが直立位置にあるときに前記投入チャンバが所定の最大容積を保持するように配置されている、項目14に記載のボトル。
[16]
前記所定の最大容積が約2オンスである、項目15に記載のボトル。
[17]
洗浄作業を行う方法であって、
所定量の溶液がボトル内の貯留チャンバから投入チャンバ内に流れるように、前記ボトルを回転させることと、
前記投入チャンバに配置された第1の出口を覆うキャップを開けて前記ボトル内の前記投入チャンバに開口部を作ることと、
前記所定量の溶液を前記投入チャンバから第1の洗浄表面に適用することと、
前記ボトルのスプレーヘッド上に配置されたトリガを作動させて、前記貯留チャンバから第2の出口を介して前記スプレーヘッドに流体を流し、かつ前記スプレーヘッドから第2の洗浄表面に噴霧することと、を含む、方法。
[18]
前記第1の洗浄表面が、実質的に水平な洗浄表面を含む、項目17に記載の方法。
[19]
前記第1の洗浄表面が、後続の洗浄ステップに使用される布またはスポンジを含む、項目17に記載の方法。
[20]
前記第2の洗浄表面が実質的に垂直な表面である、項目17記載の方法。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
【手続補正書】
【提出日】2023-01-25
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定量の溶液がボトル内の貯留チャンバから投入チャンバに流入するように、ボトルを回転させる工程と、
前記ボトルの第1の出口を介して、前記所定量の溶液を前記投入チャンバから第1の洗浄表面に出す工程であって、前記所定量の溶液を前記投入チャンバから前記第1の洗浄表面に出す際に前記貯留チャンバからの溶液が前記投入チャンバ又は前記第1の出口に流れないように、前記ボトルは、前記貯留チャンバと前記投入チャンバとを隔てる隔壁を含む、工程と、
前記ボトルのスプレーヘッドを作動させて、溶液を前記貯留チャンバから前記スプレーヘッドに流入させ、前記スプレーヘッドから第2の洗浄表面に噴霧することにより、前記ボトルの第2の出口を介して、前記貯留チャンバから第2の洗浄表面に溶液を出す工程であって、前記スプレーヘッドを作動させることは、前記スプレーヘッドのトリガを作動させることを含み、前記トリガが前記ボトルの上端より下方に延在しない、工程
を含む、方法。
【請求項2】
前記所定量の溶液を前記投入チャンバから前記第1の洗浄表面に出す際に、前記貯留チャンバからの溶液が前記投入チャンバ、前記第1の出口、又は前記第2の出口に流れないように、前記隔壁が前記貯留チャンバと前記投入チャンバとを隔てる、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ボトルの前記投入チャンバに開口部を作る工程をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記開口部は、前記投入チャンバに配置された第1の出口に作られる、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記開口部は、前記所定量の溶液が前記貯留チャンバから前記投入チャンバに流入した後に作られる、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記開口部は、前記第1の出口を覆うキャップを開くことによって作られる、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記キャップは、前記ボトルの前記第1の出口に結合された第1の部分と、ヒンジを介して前記ボトルに結合された第2の部分とを有するフリップキャップを含み、前記キャップを開くことは、前記ヒンジを介してキャップを回転させ前記第1の出口から離すことを含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記第2の出口が前記ボトルの上端に近接して配置されている、請求項に記載の方法。
【請求項9】
前記スプレーヘッドから布又はスポンジに前記溶液を噴霧する工程と、前記布又はスポンジで第2の洗浄表面を洗浄する工程とを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記第1の洗浄表面が、水平な洗浄表面を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記第2の洗浄表面が、垂直な洗浄表面を含む、請求項10記載の方法。
【請求項12】
前記水平な洗浄表面が、グリルの下部グリル表面である、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記垂直な洗浄表面が、前記グリルの上部グリル表面である、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記隔壁は、前記ボトルが直立位置にあるときに前記投入チャンバが所定の最大容積を保持するように配置されている、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記所定の最大容積が2オンス(約56.7g)である、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記投入チャンバが、前記投入チャンバ内の溶液のレベルを示すための一つ又は複数の計量マーキングを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項17】
前記ボトルを垂直から90度より大きい角度に傾けると、前記所定量の溶液が前記貯留チャンバから前記投入チャンバに流入する、請求項1に記載の方法。