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特開2023-60617建物の立ち上がり基礎のU字形捨て型枠
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  • 特開-建物の立ち上がり基礎のU字形捨て型枠 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023060617
(43)【公開日】2023-04-28
(54)【発明の名称】建物の立ち上がり基礎のU字形捨て型枠
(51)【国際特許分類】
   E02D 27/01 20060101AFI20230421BHJP
【FI】
E02D27/01 D
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021170307
(22)【出願日】2021-10-18
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2022-08-04
(71)【出願人】
【識別番号】506391657
【氏名又は名称】菊川 清
(72)【発明者】
【氏名】松原 雄平
(72)【発明者】
【氏名】菊川 清
(72)【発明者】
【氏名】菊川 康介
【テーマコード(参考)】
2D046
【Fターム(参考)】
2D046BA13
2D046BA15
(57)【要約】
【課題】住宅基礎を形成は、熟練した職人が必要であり、またコンクリートが固まるある程度の期間が必要で、作業効率を悪く、且つ、スケジューリングが面倒でコスト高になっていた。
【解決手段】建物基礎の立ち上がり基礎の型枠において、該型枠は工事で使用した後は打設したコンクリートと一体となるU字形の型枠で、前記U字形の底部はメッシュ状態に置き、両側壁はコンクリートを打設し、
建設現場で前記U字形の型枠をベース基礎上に配設して、コンクリートを打設、前記U字形型枠底部の鉄筋メッシュ材の枠目からコンクリートが流入してベース基礎と直接結着・硬化し、また、打設したコンクリートと前記U字形の型枠が結着・硬化する捨て型枠とすることを特徴とする建物の立ち上がり基礎のU字形捨て型枠。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
建物基礎の立ち上がり基礎の型枠において、該型枠は工事で使用した後は打設したコンクリートと一体となるU字形の型枠で、前記U字形の底部はメッシュ状態に置き、両側壁はコンクリートを打設し、
建設現場で前記U字形の型枠をベース基礎上に配設して、コンクリートを打設、前記U字形型枠底部の鉄筋メッシュ材の枠目からコンクリートが流入してベース基礎と直接結着・硬化し、また、打設したコンクリートと前記U字形の型枠が結着・硬化する捨て型枠とすることを特徴とする建物の立ち上がり基礎のU字形捨て型枠。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建物の立ち上がり基礎のU字形捨て型枠に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の一般住宅建設時において、コンクリート基礎を構築する場合の工法の一例を説明する。最初に熟練した職人が敷地内のベース基礎構築位置を凹状に掘り、その掘った底にグリ石や砕石を敷き、天圧し、その上に捨てコンクリートを打設し、コンクリート基礎内部に埋め込んで基礎を強固にするための鉄筋ユニット組み立て工事をし、その立ち上がり鉄筋には遣り方に水糸を張り、その水糸からベース天端を出し、ベースの高さを印すテープを張り付けるか、または目釘と称する短く切断した鉄筋棒をベース幅内に打ち込み、ベースの高さを出していた。
またベース幅に合わせた寸法の棒を作り、その棒に合わせて組み立てられた鉄筋ユニットの外側にベース枠を、鉄筋棒、木の杭または釘を使って固定し、組んだベース枠がコンクリート打設時の圧力に負けないように、土を大量に埋め戻して補強した。
【0003】
その後、ベース枠内にコンクリートベースを打設し、コンクリートベースが出来上がった後、立ち上がり型枠に剥離剤の油を枠の面板に塗り、その前記立ち上がり型枠を上下止め金具を用いてベース上に組み上げるのであるが、枠の面板に塗る剥離剤の油をたっぷり塗り付けるため、立ち上がり型枠を組み上げてから、生コンを打設するまでに、前記枠下のコンクリートベース上に剥離剤がたれ流れることも多く、そして ベース枠を取り外すが、取り外しにくく、枠板が割れたものやヒビの入ったものは使い捨てされていた。
このよう工程は熟練した職人が必要であり、またコンクリートが固まるある程度の期間が必要で、作業効率を悪くし、且つ、スケジューリングが面倒、ついては、住宅建設コストの上昇につながっている。
【0004】
一方、こうした施工方法に対する合理化にも取り組んでおり、ベース基礎枠内のコンクリートの打設と、その上部の立ち上がり基礎を一度に済ませるベース基礎と立ち上がり基礎を一体とした一体型枠工法が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】実用新案 昭和55-140548号広報
【特許文献2】特開平11-148137号広報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記の一体型枠工法によれば、従来工法に比べれば作業工程は単純化したように見受けるが、ベース基礎構築位置を凹状に掘り、その掘った底にグリ石や砕石を敷き、天圧し、その上に捨てコンクリートを打設して水平にする作業はこれまでと変わらない。また、この後の作業においてベース・立ち上がり一体型枠を設置するが、該型枠はいくつかの部位に分かれているものを、寸法精度を正確に組み立て配置しなければならず作業に手間を要している。
【0007】
本願発明は、上記の課題に鑑みてなされたもので、第1の工程のグリ石や砕石を敷き、天圧し、その上に捨てコンクリートを打設して水平にする作業と、第2の工程のベース基礎構築を一体化し、第3の立ち上がり基礎構築の型枠を見直す方法により、これまでの工法に更に簡素化を進め、効率的に行うことで作業期間の短縮を図っている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様の建物用立ち上がり基礎のU字形捨て型枠は、建物基礎の立ち上がり基礎の型枠において、該型枠は工事で使用した後は打設したコンクリートと一体となるU字形の型枠で、前記U字形の底部はメッシュ状態に置き、両側壁はコンクリートを打設し、
建設現場で前記U字形の型枠をベース基礎上に配設して、コンクリートを打設、前記U字形型枠底部の鉄筋メッシュ材の枠目からコンクリートが流入してベース基礎と直接結着・硬化し、また、打設したコンクリートと前記U字形の型枠が結着・硬化する捨て型枠とすることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明の建物用立ち上がり基礎のU字形捨て型枠は、型枠自体が左右対の一体であり、現場で組み立てを要しないことから、現場作業が簡単で寸法精度等も取りやすく、専門性が高くなくとも可能である。
先行文献はいずれも左右が一体ではなく、捨てコン等により底面を平坦にした後、ベース巾を保持し立ち上がり部を支持する台座を有している。
【0010】
また本発明に於いては、ベース基礎のコンクリート硬化が完全でなくとも、U字形捨て型枠の底面により地耐力を有することで、短期間でU字形捨て型枠のセッティングができて工期短縮になり、スケジューリングも楽になる。
更にまた、立ち上がり基礎のU字形捨て型枠は、工場生産によることで高精度、高生産性が可能となり低価格化が図れ、現場作業ではベース基礎に設置後コンクリートを流し込み、U字形捨て型枠を外さないことで後処理が不要となる。また、型枠自体が左右対の一体で工場成形されており、立ち上がり基礎の外側面および天端面にモルタル等で表面を平滑に仕上げる必要もなく、コスト低減、工期短縮になる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】(1)は、立ち上がり基礎のU字形捨て型枠製造の型枠正面図(2)は、メッシュ材をU字形に曲げた斜視図(3)は、立ち上がり基礎のU字形捨て型枠の型枠に前記U字形メッシュ材を組み入れた正面図(4)は、U字形捨て型枠の型枠にコンクリートを打設した正面図(5)は、U字形捨て型枠の型枠から取り出した立ち上がり基礎のU字形捨て型枠
図1】(1)は、現場にて、ベース基礎に立ち上がり基礎にあばら筋を立設した図 (2)は、建設現場に持ち込まれた立ち上がり基礎のU字形捨て型枠(3)は、立ち上がり基礎上にU字形捨て型枠を配設した図(4)は、U字形捨て型枠内に、主筋(横)、アンカーボルト等を組み立てた図 (5)は、立ち上がり基礎のU字形捨て型枠に生コンを打設した図
図3】は、従来のコンクリート布基礎施工の一例
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。但し、以下に示す実施
形態は本発明の技術思想を具体化するための建物の立ち上がり基礎のU字形
捨て型枠を例示するものであって、本発明をこれらに特定することを意図する
ものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものにも等しく
適応し得るものである。
【0013】
第3図は、従来のコンクリート布基礎施工の一例を示したもので、地面を採
掘し布基礎の巾・長さ・深さに合わせて形成した溝の底に割りぐり石を小端立てし、その隙間に砂利を詰めて突き固めた上に捨てコンを敷いて表面を平坦にし、その上に予め定められたベース巾に仮枠を据え付け、コンクリートを打って布基礎のベース部を形成し、そのベース部の上面中間部にコンクリート布基礎の立ち上がり部の仮枠を組み立て、そこへコンクリートを打ってコンクリート布基礎の立ち上がり部を形成し、ベース部および立ち上がり部の仮枠を取り外して溝に土を埋め戻し立ち上がり部の地上に出る部分の外側面および天端面および天端面にモルタルを塗って表面を平滑に仕上げている。
【0014】
この施工法では捨てコン、ベース基礎と立ち上がり基礎のコンクリートを
別々に3回打つことになり、また、コンクリートの硬化時間等その間の手待ちが必要となり、型枠の除去・移送・除去した型枠の清掃等に多くの労力と時間を費やし、工期が長くコスト高になっていた。
そこで、上記欠点を解消する方法として、ベース基礎および立ち上がり基礎
の仮枠を一体にしてコンクリートを打設する方法が提案されている。
例えば、一対の側板を別々に製作し、現場でそれぞれの下端をコンクリートベース巾保持具の両端部に固定して(台座にその機能を持たせている)、その一対の側板を対称に配置し、その両側板のそれぞれの上板にコンクリート布基礎の天端巾保持具の両端部を固定してコンクリート布基礎の捨て型枠を形成し、この型枠を地面の溝内に定置して型枠内にコンクリートを打ち込み、布基礎のベース部コンクリートと立ち上がり部のコンクリートを一回の打ち込みで(この機能も台座に持たせている)一体に成形し、型枠を除去しないで、そのまま地中に捨て置き、側板を外壁としたコンクリート布基礎を構築するようにしたものが提案されている。
しかしながら、ベース・立ち上がり型枠を一体としているが、いくつかに分解されている部材を現場で寸法精度に正確に組み立て配置しなければならず、組み立て作業に手間を要している
本願発明はこの欠点を改善するものである。
【実施例0015】
図1は、立ち上がり基礎のU字形捨て型枠20の工場での製造過程を記載したもので、その工程は、道路や土地の用・排水路に用いられる「鉄筋コンクリートU形」と形状は似通っているが、本願発明ではU字形の底面に当たる部分にコンクリートを打設していないのが大きい相違点である。
最初の過程は、建物用立ち上がり基礎のU字形捨て型枠20を工場で製造するとき、型枠の補強にメッシュ材11を予め定めたサイズでU字形に折り曲げて前記U字形の型枠を製造する型枠10に嵌め込み、側壁部にはコンクリート60等を打設、底部はメッシュ材11の状態のままである。
【0016】
図2は建設現場における作業手順を記載しており、初めの方は、従来のコン
クリート布基礎施工の一例を示したもので、地面を採掘し布基礎の巾・長さ・深さに合わせて形成した溝の底に割りぐり石40を小端立てし、その隙間に砂利を詰めて突き固めた上に捨てコン41を敷いて表面を平坦にし、その上に予め定められたベース巾に仮枠31を据え付け、コンクリート60を打設して布基礎のベース基礎30を形成する。
また、必要により立ち上がり基礎00に鉄筋を入れるときは、あばら筋22(縦筋、U字形捨て型枠20のメッシュ材11の隙間を通して)を立設し、立ち上がり基礎00のU字形捨て型枠20を配設後に横筋23(鉄筋ユニット24でも良い)やアンカーボルト25を組み立てる。
他の方法として、サイズの短いあばら筋22を立設し、U字形捨て型枠20を配設後に前記あばら筋22と鉄筋ユニット24を結着させる方法もある。
また、前記ベース基礎30上に、建物用立ち上がり基礎のU字形捨て型枠20を配設するが、型枠自体が一体で強固であり、現場で組み立てを要しないことから、現場作業が簡単で寸法精度等も取りやすく、専門性もあまり必要としない。
【0017】
次に、立ち上がり基礎のU字形捨て型枠20にコンクリート60を打設し、メッシュ材11の枠目からベース基礎上30へ流入させ、ベース基礎30と直接結着・硬化させるベース基礎30と立ち上がり基礎00が一体となる工法である。
U字形捨て型枠20は取り外さないので後処理が不要となり、また、型枠が工場で成形されており、立ち上がり基礎00の外側面および天端面にモルタル等で表面を平滑に仕上げる必要もなく、工期短縮、コスト低減になる。
【0018】
コンクリート布基礎には直線部・直角コーナー部・T部・十字部等があり、
その直線部においてはU字形捨て型枠20を水平に接続して延ばしてゆく、その場合、側板の接続部には3~5ミリメートル程度の間隙を設けて内側にアスファルト系接着テープなど粘着テープを接着し、外側から目地材などを詰め込むなどの方法があるが、他の部材も適宜工作を施すと良い。
【符号の説明】
【0019】
00 立ち上がり基礎
10 立ち上がり基礎のU字形捨て型枠の型枠
11 メッシュ材
20 立ち上がり基礎のU字形捨て型枠
22 あばら筋
23 主筋(横)
24 鉄筋ユニット
25 アンカーボルト
26 巾止め具
30 ベース基礎
31 仮枠
40 割りぐり石
41 捨てコン
60 コンクリート
図1
図2
図3
【手続補正書】
【提出日】2021-11-23
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0011】
図1図1工場でのU字形捨て型枠製作過程を(1)~(5)に記載、(1)は、立ち上がり基礎のU字形捨て型枠製造の型枠正面図(2)は、メッシュ材をU字形に曲げた斜視図(3)は、立ち上がり基礎のU字形捨て型枠の型枠に前記U字形 メッシュ材を組み入れた正面図(4)は、U字形捨て型枠の型枠にコンクリートを打設した正面 図(5)は、U字形捨て型枠の型枠から取り出した立ち上がり基礎 のU字形捨て型枠
図2図2建設現場でのU字形捨て型枠設置過程を(1)~(5)に記載、(1)は、現場にて、ベース基礎に立ち上がり基礎にあばら筋を 立設した図 (2)は、建設現場に持ち込まれた立ち上がり基礎のU字形捨て 型枠(3)は、立ち上がり基礎上にU字形捨て型枠を配設した図(4)は、U字形捨て型枠内に、主筋(横)、アンカーボルト等 を組み立てた図 (5)は、立ち上がり基礎のU字形捨て型枠に生コンを打設した 図
図3図3従来のコンクリート布基礎施工の一例
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0015】
図1は、立ち上がり基礎のU字形捨て型枠20の工場での製造過程を記載した
もので、その工程は、道路や土地の用・排水路に用いられる「鉄筋コンクリー
トU形」と形状は似通っているが、本願発明ではU字形の底面に当たる部分に
コンクリートを打設していないのが大きい相違点である。
最初の過程は、建物用立ち上がり基礎のU字形捨て型枠20を工場で製造するとき、図1(1)は、U字形の型枠を製造する型枠10である。図1(2)は、型枠の補強にメッシュ材11を予め定めたサイズでU字形に折り曲げ、図1(3)は、前記U字形に折り曲げられたメッシュ材11を前記U字形の型枠を製造する型枠10に嵌め込み、図1(4)は、側壁部にコンクリート60等を打設、底部はメッシュ材11の状態とし、コンクリートが硬化した後、図1(5)は、U字形捨て型枠20を型枠から型抜きしたU字形捨て型枠20である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0016】
図2は建設現場における作業手順を記載しており、初めの方は、従来のコン
クリート布基礎施工の一例を示したもので、図2(1)は、地面を採掘し布基礎の巾・長さ・深さに合わせて形成した溝の底に割りぐり石40を小端立てし、その隙間に砂利を詰めて突き固めた上に捨てコン41を敷いて表面を平坦にし、その上に予め定められたベース巾に仮枠31を据え付け、コンクリート60を打設して布基礎のベース基礎30を形成する。
次に図2(3)は、図2(2)の工場で製作されたU字形捨て型枠20を、前記ベース基礎30の上に配設する。
このとき、必要により立ち上がり基礎00に鉄筋を組み入れるときは、あばら筋22を立設し、立ち上がり基礎00のU字形捨て型枠20を配設後に、図2(4)の横筋23(鉄筋ユニット24でも良い)やアンカーボルト25を組み立てる。
工場で製作したU字形捨て型枠20は、型枠自体が一体で強固であり、現場で組み立てを要しないことから、現場作業が簡単で寸法精度等も取りやすく、専門性もあまり必要なく配設が可能である
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0017】
次に、図2(5)は、立ち上がり基礎のU字形捨て型枠20にコンクリート60を打設し、メッシュ材11の枠目からベース基礎上30へ流入させ、ベース基礎30と直接結着・硬化させるベース基礎30と立ち上がり基礎00が一体となる工法である。
U字形捨て型枠20は取り外さないので後処理が不要となり、また、型枠が工場で成形されており、立ち上がり基礎00の外側面および天端面にモルタル等で表面を平滑に仕上げる必要もなく、工期短縮、コスト低減になる。
【手続補正書】
【提出日】2022-03-07
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正の内容】
【請求項1】
建物基礎の立ち上がり基礎の型枠において、該型枠は工事で使用した後は打
設したコンクリートと一体となるU字形の型枠で、U字形の型枠の底部はメッシュ状態に置き、両側壁はコンクリートを打設する一体成形型で、建設現場で、前記U字形の型枠を該型枠のメッシュ状の隙間にベース基礎上に立設するアバラ筋を通して前記ベース基礎上に配設し、コンクリートを打設、前記U字形型枠底部の鉄筋メッシュ材の枠目からコンクリートが流入して前記ベース基礎と直接結着・硬化し、また、打設したコンクリートと前記U字形の型枠が結着・硬化する捨て型枠とすることを特徴とする建物の立ち上がり基礎のU字形捨て型枠。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様の建物用立ち上がり基礎のU字形捨て型枠は、建物基礎の立ち上がり基礎の型枠において、該型枠は工事で使用した後は打設したコンクリートと一体となるU字形の型枠で、
U字形の型枠の底部はメッシュ状態に置き、両側壁はコンクリートを打設する一体成形型で
建設現場で、前記U字形の型枠を該型枠のメッシュ状の隙間にベース基礎上に立設するアバラ筋を通して前記ベース基礎上に配設し、コンクリートを打設、前記U字形型枠底部の鉄筋メッシュ材の枠目からコンクリートが流入してベース基礎と直接結着・硬化し、また、打設したコンクリートと前記U字形の型枠が結着・硬化する捨て型枠とすることを特徴とする。