(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023060788
(43)【公開日】2023-04-28
(54)【発明の名称】洗髪用蒸しタオル
(51)【国際特許分類】
A47K 7/02 20060101AFI20230421BHJP
【FI】
A47K7/02 C
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021184395
(22)【出願日】2021-10-18
(71)【出願人】
【識別番号】321011837
【氏名又は名称】早川 正志
(72)【発明者】
【氏名】早川 正志
【テーマコード(参考)】
2D134
【Fターム(参考)】
2D134CC01
(57)【要約】
【課題】洗髪するときにおいて、頭皮に付着した皮脂を溶かして洗い流しやすくするための洗髪用蒸しタオルを提供する。
【解決手段】洗髪・頭皮洗浄前に、保温素材もしくは発熱素材を有する洗髪用蒸しタオルを風呂湯やシャワー湯などの湯(38度から42度を想定)に浸してから一定時間(5分程)頭部に巻いて(もしくは被って)使用する。これにより、頭部が温められ皮脂が溶ける。溶けた皮脂は、シャワーなどで洗い流して除去する事が容易になる。なお、発熱素材は吸湿発熱素材であるのが好ましい。
【選択図】
図1、
図2、
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
洗髪時、頭皮に付着した皮脂を温めることにより溶かして除去する事を目的として使用する洗髪用蒸しタオル。
【請求項2】
保温素材もしくは吸湿発熱素材を使用して保温・保湿効果をより高める事により、頭皮に付着した皮脂を容易に溶かしやすくする請求項1の洗髪用蒸しタオル。
【請求項3】
形状は、タオル型(
図1)、帽子型(
図2)、筒型(
図3)による請求項1~2に記述の洗髪用蒸しタオル。
【請求項4】
素材は、伸縮性のある保温素材もしくは吸湿発熱素材を使用して頭部に密着しやすくする請求項1~3に記述の洗髪用蒸しタオル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、頭皮に付着した皮脂を溶かしてシャワーなどで洗い流して除去することを容易にする洗髪用蒸しタオルに関する。
【背景技術】
【0002】
洗髪するときにおいては、指先などで頭皮をマッサージしながら洗っても、頭皮に付着した皮脂まで除去することが困難であることは多くの方が経験しているのではないだろうか。この問題を解決するために、皮脂汚れ除去剤の発明(特開2019-131496)や頭皮洗浄ブラシの発明(特開2013-013601)が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2019-131496
【特許文献2】特開2013-013601
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特開2019-131496及び特開2013-013601などの用品は、肌質に適合せずに使用できない人、また肌質に適合するか否か不明で使用をためらう人もいるのではないだろうか。
【0005】
本発明は、洗髪・頭皮洗浄前に洗髪用蒸しタオルを風呂湯もしくはシャワー湯などの湯(38度から42度を想定)に浸して、5分程頭に巻く(もしくは被る)事のみで、皮脂を溶かして洗い流す事を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、洗髪用蒸しタオルに保温素材もしくは発熱素材を含む生地を使用し、一般的なタオルよりも保温、保湿の持続性を高めるものである。
【0007】
前記保温素材としては、それ自体公知の市販品を使用することができ、保温性、吸湿性が高く伸縮性のある素材で、例えば、キルトニットなどがあげられる。また、前記発熱素材としては、吸湿発熱素材を使用することが好ましい。吸湿発熱素材としては、それ自体公知の市販品を使用することができ、例えば、アクリル繊維やレーヨン繊維を改質した繊維などがあげられる。
具体的には、ユニクロ社製「ヒートテック(登録商標)」東洋紡社製の「エクス(登録商標)」、旭化成社製の「ベンベルグ(登録商標)」、美津濃社製の「ブレスサーモ(登録商標)」などを用いることができる。
【0008】
洗髪用蒸しタオルの大きさや形状は、例えば、縦30cm横80cm程度の長方形、帽子型、筒型とすることができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、頭皮の皮脂を溶かし洗い流して除去する事を目的として繰り返し使用できる。また、除去剤や洗浄ブラシを使用する必要がないため、肌質などによらず多くの方が幅広く使用できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】