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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023060795
(43)【公開日】2023-04-28
(54)【発明の名称】福祉関連製品販売システム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0601 20230101AFI20230421BHJP
   G06Q 50/22 20180101ALI20230421BHJP
【FI】
G06Q30/06 330
G06Q50/22
【審査請求】未請求
【請求項の数】13
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021202740
(22)【出願日】2021-12-14
(31)【優先権主張番号】P 2021170047
(32)【優先日】2021-10-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】521421883
【氏名又は名称】株式会社velfare
(74)【代理人】
【識別番号】110000556
【氏名又は名称】弁理士法人有古特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】芦田 朋彦
【テーマコード(参考)】
5L049
5L099
【Fターム(参考)】
5L049BB24
5L049CC11
5L049CC17
5L099AA13
(57)【要約】
【課題】簡易に所望の製品が購入できる、福祉関連製品の販売システムの提供。
【解決手段】本福祉関連製品販売システム2は、記憶器10、コントローラ12及び通信器14を有するサーバ4と、サーバ4と通信可能なユーザ端末6と、を備える。記憶器10には、1又は複数のユーザを識別する情報及びその属性と、1又は複数の製品を識別する情報及びその属性とを記録した参照テーブル16が格納されている。コントローラ12は、ユーザ端末6から得たユーザを識別する情報を基に、参照テーブル16から対応する製品を識別する情報を読み出して通信器14に送るか、又は、ユーザ端末6から得た属性を基に、参照テーブル16から対応するユーザを識別する情報を読み出して通信器14に送る。通信器14は、コントローラ12からの情報を前記ユーザ端末6に送る。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
記憶器、コントローラ及び通信器を有するサーバと、前記サーバと通信可能なユーザ端末と、を備え、
前記記憶器には、1又は複数のユーザを識別する情報及びその属性と、1又は複数の製品を識別する情報及びその属性と、を記録した参照テーブルが格納されており、
前記コントローラが、前記ユーザ端末から得たユーザを識別する情報を基に、前記参照テーブルから対応する製品を識別する情報を読み出して前記通信器に送り、
又は、
前記コントローラが、前記ユーザ端末から得た属性を基に、前記参照テーブルから対応するユーザを識別する情報を読み出して前記通信器に送り、
前記通信器が、前記コントローラからの情報を前記ユーザ端末に送る、福祉関連製品販売システム。
【請求項2】
前記ユーザを識別する情報には福祉施設を識別する情報が含まれており、
前記福祉施設を識別する情報の属性には、前記福祉施設の存在場所の郵便番号が含まれており、
前記コントローラが、前記ユーザ端末から得た郵便番号を基にして、この郵便番号に対応する福祉施設を識別する情報を全て前記参照テーブルから読み出して前記通信器に送る、請求項1に記載の福祉関連製品販売システム。
【請求項3】
前記ユーザを識別する情報には障害を有する個人を識別する情報が含まれており、
前記個人を識別する情報の属性には、前記個人の障害の種類が含まれており、
前記製品を識別する情報の属性には、この製品を使用するのに適した障害の種類が含まれており、
前記コントローラが、前記ユーザ端末から得た個人を識別する情報を基にして、この個人の障害の種類に適した前記製品を識別する情報を前記参照テーブルから読み出して前記通信器に送る、請求項1又は2に記載の福祉関連製品販売システム。
【請求項4】
前記ユーザを識別する情報には福祉施設を識別する情報が含まれており、
前記福祉施設を識別する情報の前記属性には、前記福祉施設の種類が含まれており、
前記製品を識別する情報の属性には、この製品を使用するのに適した福祉施設の種類が含まれており、
前記コントローラが、前記ユーザ端末から得た福祉施設を識別する情報を基にして、この福祉施設の種類に適した前記製品を識別する情報を前記参照テーブルから読み出して前記通信器に送る、請求項1から3のいずれかに記載の福祉関連製品販売システム。
【請求項5】
前記ユーザを識別する情報の属性には、価格用情報が含まれており、
前記製品を識別する情報の属性には価格の情報が含まれており、
前記コントローラが、前記価格用情報を用いて前記ユーザが選択した製品のこのユーザに対応する価格を決めて前記通信器に送る、請求項1から4のいずれかに記載の福祉関連製品販売システム。
【請求項6】
前記価格用情報が、個人の障害の程度を示す情報、個人の家族情報、又は福祉施設の種類の情報から決められる、請求項5に記載の福祉関連製品販売システム。
【請求項7】
前記サーバと通信可能な製造者端末をさらに備え、
前記サーバが、前記ユーザを識別する情報及びこのユーザが購入する製品を識別する情報を前記製造者端末に送付する、請求項1から6のいずれかに記載の福祉関連製品販売システム。
【請求項8】
前記ユーザを識別する情報及びその属性の一部又は全部が、障がい者手帳、母子手帳又は児童扶養手当受給証明書により入力される、請求項1から7のいずれかに記載の福祉関連製品販売システム。
【請求項9】
前記製品を識別する情報の属性には、この製品を購入したユーザが支払う寄付金の値がさらに含まれており、
前記ユーザを識別する情報の属性には、寄付総額がさらに含まれており、
前記コントローラが、ユーザが製品を購入するごとにこの製品の寄付金の値をこのユーザの寄付総額に足し込み、これによりこのユーザの寄付金の総額が前記参照テーブルの寄付総額に格納され、
前記コントローラが、前記参照テーブルから前記ユーザの寄付総額を読み出して前記通信器に送る、請求項1から8のいずれかに記載の福祉関連製品販売システム。
【請求項10】
前記記憶器には、製品名とこの製品名に関連する複数のキーワードを格納した検索テーブルがさらに格納されており、
前記コントローラが、前記ユーザ端末から得たキーワードを基に前記検索テーブルから対応する製品名を読み出して前記通信器に送る、請求項1から9のいずれかに記載の福祉関連製品販売システム。
【請求項11】
前記コントローラが、カテゴリー別の障害の種類の一覧をユーザ端末に表示させる機能をさらに備え、
ユーザがこの一覧から障害の種類を選択することで前記ユーザ端末から入力された障害の種類を基に、前記コントローラが、対応する製品を前記参照テーブルから読み出して前記通信器に送る、請求項1から10のいずれかに記載の福祉関連製品販売システム。
【請求項12】
前記記憶器には、全国の福祉施設について、福祉施設名及びその所在地に関する情報がさらに格納されており、前記コントローラが前記ユーザ端末から得た福祉施設名を基に、対応する施設名の一覧を前記通信器に送る、請求項1から11のいずれかに記載の福祉関連製品販売システム。
【請求項13】
前記記憶器には、全国の福祉施設について、福祉施設名及びその所在地に関する情報がさらに格納されており、前記コントローラが、前記ユーザ端末においてユーザが地図から指定した地域の情報を基に、この地域に位置する施設名の一覧を前記通信器に送る、請求項1から12のいずれかに記載の福祉関連製品販売システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、福祉関連製品販売システムに関する。
【背景技術】
【0002】
高齢化の進展、社会参加する障がい者の増加等に伴い、高齢者向けや障がい者向け製品に代表される福祉関連製品への需要が高まっている。福祉関連製品では、豊富な品揃えを有する店舗の数は多くなく、また店舗まで出向くのが容易ではないユーザも多く存在する。このため、インターネットを利用した福祉関連製品の販売システムへの要求は強い。
【0003】
インターネットを利用した製品販売システムでは、ユーザは、端末から販売者のサーバにアクセスして、欲しい製品を検索する。例えば、ユーザは、サーバから提供された画面に製品名を入力することで、対象の製品を複数表示させる。ユーザはこれらの中から製品を選択し、注文する。これにより、販売者から製品がユーザに送付される。インターネットを利用した製品販売システムについての検討が、特開2011-237937公報で報告されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2011-237937公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
福祉関連製品のユーザには、端末の操作が容易でない者が一般商品のユーザに比べて多い。簡易に所望の製品が購入できる、福祉関連製品の販売システムが求められている。
【0006】
本発明の目的は、簡易に所望の製品が購入できる、福祉関連製品の販売システムの提供にある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本福祉関連製品販売システムは、記憶器、コントローラ及び通信器を有するサーバと、前記サーバと通信可能なユーザ端末と、を備える。前記記憶器には、1又は複数のユーザを識別する情報及びその属性と、1又は複数の製品を識別する情報及びその属性とを記録した参照テーブルが格納されている。前記コントローラは、前記ユーザ端末から得たユーザを識別する情報を基に、前記参照テーブルから対応する製品を識別する情報を読み出して前記通信器に送るか、又は、前記ユーザ端末から得た属性を基に、前記参照テーブルから対応するユーザを識別する情報を読み出して前記通信器に送る。前記通信器は、前記コントローラからの情報を前記ユーザ端末に送る。
【発明の効果】
【0008】
本福祉関連製品販売システムでは、ユーザが、ユーザを識別する情報を入力することで、関連する製品情報が端末に表示される。又は、ユーザが、ユーザに関係する属性を入力することで、ユーザを識別する情報が端末に表示される。このシステムでは、簡易に所望の福祉関連製品が購入できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、一実施形態に係る福祉関連製品販売システムが示された、模式図である。
図2図2は、図1の販売システムのサーバが示された、ブロック図である。
図3図3(a)、(b)及び(c)は、それぞれ図2の参照テーブルが示された図である。
図4図4は、図2のユーザ情報入力支援の処理が示されたフロー図である。
図5図5(a)、(b)及び(c)は、それぞれ図2の製品検索支援の処理が示されたフロー図である。
図6図6は、図2のユーザ別価格設定の処理が示されたフロー図である。
図7図7は、図1の販売システムに関連した、福祉設備の施工依頼システムが示された、ブロック図である。
図8図8は、図1の販売システムに関連した、福祉人材紹介システムが示された、ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
【0011】
図1には、福祉関連製品販売システム2が示されている。図1に示されるように、この販売システム2は、サーバ4、ユーザ端末6及び製造者端末8を備える。ユーザ端末6とサーバ4とは、インターネットを介して接続されている。製造者端末8とサーバ4とは、インターネットを介して接続されている。この販売システム2は、オンライン上のモールサイトでの、福祉関連製品の取り引きを実現している。
【0012】
サーバ4は、オンライン上のモールサイトを提供している(図1の(A))。複数の福祉関連製品の製造者が、このモールサイトに出店している。また、複数の福祉関連製品の製造者が、このモールサイトに製品を出品している。サーバ4が提供する主な機能は、以下である。
・ユーザが製品を購入するためのインターフェース画面の提供
・販売する福祉関連製品の情報の表示
・ユーザ情報の入力支援
・所望の店舗又は製品の検索支援
・注文製品の製造者への通知
【0013】
この実施形態では、サーバ4は、クラウドサーバである。クラウドサーバにおいて、専用のプログラムを実行させることで、前記の機能が実現されている。本販売システム2が、専用のサーバを有していてもよい。
【0014】
ユーザ端末6は、福祉関連製品を購入するユーザが使用する。このシステム2の主なユーザは、福祉関連製品を必要とする個人及び福祉施設である。個人の例として、高齢者とその家族、障害を有する者とその家族、妊婦及び児童扶養手当の受給者が挙げられる。福祉施設の例として、高齢者施設、障がい者施設、病院、託児所及び保育所が挙げられる。ユーザは、ユーザ端末6を通してサーバ4にアクセスし、サーバ4が提供するモールサイトにて所望の製品を検索して購入する(図1の(B))。ユーザ端末6は、典型的にはスマートフォン又はパソコンである。
【0015】
製造者端末8は、福祉関連製品の製造者が使用する。福祉関連製品の例として、高齢者や障がい者の活動をサポートする製品、子供用の製品、書物等が挙げられる。製造者端末8には、サーバ4から、ユーザが購入した製品の注文情報が送付される(図1の(C))。製造者端末8からは、製品情報がサーバ4に送られる(図1の(D))。
【0016】
このモールサイトにおいて、ユーザが物品を購入する際の典型的な手順は、以下のとおりである。
(1)ユーザ登録
ユーザは、ユーザ登録用の画面において、氏名(施設の場合は施設名)、住所、クレジットカード番号、障害程度、障害の種類等を入力し、ユーザ登録を行う。この登録により、認証用コード及びパスワードが決定される。
(2)システムログイン
ユーザは、 認証用コード及びパスワードを用いて本システム2にログインする。
(3)製品検索と選択
ユーザは、モールサイト内で所望の製品を検索し、購入する製品を選択する。例えば、製品を提供する製造者を指定することで、製造者の仮想店舗が表示される。この店舗において、ユーザは製品を検索する。また、製品名を指定することで、複数の製造者について当該製品が複数表示される。ユーザは、これらの中から、所望の製品を選択する。
(4)製品の注文
ユーザは、選択した製品の注文を確定させる。
(5)注文情報送付
サーバ4は、製品を注文したユーザを識別する情報及び製品を識別する情報を、製造者端末8に送付する。例えばサーバ4は、ユーザ名、住所等の連絡先及び製品名を製造者端末8に送付する。
上記(1)のユーザ登録は、通常一度実施すればよい。ユーザ登録を一度済ませば、次回からは、ユーザは(2)のシステムログインから開始できる。
【0017】
このシステム2では、(1)のユーザ登録用に、ユーザによって異なる複数の登録画面が用意されている。以下は、その例である。
・障がい者施設用の登録画面
障がい者施設用の登録画面では、例えば障がい者施設の登録支援機能が、サポートされている。
・障がい者用の登録画面
障がい者用の登録画面では、例えば障がい者手帳の写真が入力できる。
・妊婦・児童扶養手当受給者用の入力画面
妊婦・児童扶養手当受給者用の入力画面では、母子手帳又は児童扶養手当受給証明書の写真が入力できる。
ユーザ登録用の画面が一つであり、一つの登録画面から、障がい者手帳、母子手帳、児童扶養手当受給証明書の入力等、全てのユーザ向けの登録ができるようになっていてもよい。
【0018】
上記の(1)から(5)の処理の完了後、製造者から製品が直接ユーザに送付される(図1の(E))。ユーザから製品の代金が、本販売システム2の運営者に支払われる(図1の(F))。支払いは、クレジットカード、電子マネー、口座振り込み等で行われる。さらに本販売システム2の運営者から製造者に、代金が支払われる(図1の(G))。この実施形態では、本販売システム2の運営者は、製品を製造者から購入しない。本販売システム2の運営者は、製品の在庫を有していない。
【0019】
図2は、サーバ4が示されたブロック図である。本サーバ4は、記憶器10、コントローラ12及び通信器14を備える。以下では、本システム2の特徴的な機能である、「ユーザ情報入力支援」、「製品の検索支援」及び「ユーザ別価格設定」について、図2を参照しながら説明される。
【0020】
記憶器10には、参照テーブル16及び検索テーブル18が格納されている。この実施形態では、参照テーブル16は、個人のユーザに関する情報を格納した個人参照テーブル16a、福祉施設のユーザに関連する情報を格納した施設参照テーブル16b、及び製品に関連する情報を格納した製品参照テーブル16cを含む。
【0021】
図3(a)には、個人参照テーブル16aの例が示されている。個人参照テーブル16aには、個人であるユーザについて、ユーザ識別情報とその属性とが格納されている。ユーザ識別情報は、典型的にはユーザの氏名である。この実施形態では、属性には以下の項目が含まれる。
・個人の郵便番号、住所及び電話番号
・障害の種類:障害の種類は、例えば障害を有する箇所や病名である。
・障害の程度:障害の程度は、「介護度」のように、障害の程度を表す指標である。
・価格用情報:価格用情報は、この個人が製品を購入する際の、価格を決めるための情報(割引率を決めるための情報)である。障害の程度や個人の家族情報により、異なった値が設定されうる。価格用情報は、例えば前述の障がい者手帳、母子手帳及び児童扶養手当受給証明書の入力により、高い割引率となるように設定される。例えば、障害の程度が重いほど、高い割引率となるように設定される。
【0022】
個人参照テーブル16aの各項目は、ユーザ登録の際にユーザが入力した情報を基に、コントローラ12が登録する。ただし価格用情報は、本システム2の利用状況に基づいて、変更されうる。例えば利用頻度が高いほど、より高い割引率が設定される。
【0023】
図3(b)には、施設参照テーブル16bの例が示されている。施設参照テーブル16bは、本システム2の運営者により登録される。施設参照テーブル16bには、福祉施設に対して、ユーザ識別情報と、その属性とが格納されている。ユーザ識別情報は、典型的には施設名である。この実施形態では、属性には以下の項目が含まれる。
・この施設の郵便番号、住所及び電話番号
・施設の種類:施設の種類は、例えば高齢者施設、介護施設、保育所等である。
・価格用情報:価格用情報は、この施設が製品を購入する際の、価格を決めるための情報である。価格用情報は、例えば福祉施設の種類により、高い割引率となるように設定される。
【0024】
図3(c)には、製品参照テーブル16cの例が示されている。製品参照テーブル16cは、製造者からの情報をもとに、本システム2の運営者により登録される。製品参照テーブル16cには、製品識別情報と、その属性が格納されている。製品識別情報は、典型的には製品名である。この実施形態では、属性には以下の項目が含まれる。
・障害の種類:障害の種類は、この製品を使用するのに適した障害の種類を表す。
・施設の種類:施設の種類は、この製品を使用するのに適した施設の種類を表す。
・対応価格:対応価格は、価格用情報に対応したこの製品の価格である。複数の対応価格が設定されている。例えば価格用情報に対応して、高い割引率を設定するときの価格及び低い割引率を適用するとのき価格等が格納されている。
【0025】
参照テーブル16の構造は、上記の図3(a)-(c)で示された構造に限られない。ユーザ識別情報と属性とが対応付けられており、製品識別情報と属性とが対応付けられていればよい。
【0026】
図示されないが、製造者識別情報と属性との対応を示す、製造者参照テーブルが設けられていてもよい。このテーブルでは、例えば製造者識別情報としての製造者名と、属性としての障害の種類及び施設の種類とが対応付けられている。障害の種類は、この製造者が主に製造する製品を使用するのに適した障害の種類を表す。施設の種類は、この製造者が主に製造する製品を使用するのに適した施設の種類を表す。
【0027】
図示されないが、検索テーブル18は、製品の検索を補助するテーブルである。検索テーブル18には、一つの製品名に対して、この製品に関連する複数のキーワードが関連付けられて格納されている。検索テーブル18は、本システム2の運営者により登録される。
【0028】
コントローラ12は、上記の記憶器10に格納されたテーブルを使用して、前述の「ユーザ情報入力支援」、「製品の検索支援」及び「ユーザ別価格設定」の各機能を実現する。これらの処理の詳細は、以下のとおりである。
【0029】
(a)ユーザ情報入力支援
コントローラ12は、ユーザが入力した属性を基に、参照テーブル16から対応するユーザ識別情報を読み出し表示させることで、ユーザ情報入力の入力支援を行う。このフローが、図4に示されている。この実施形態では、ユーザが福祉施設である場合において、ユーザ登録用の画面で、属性の一つである「郵便番号」を入力する(A1)。コントローラ12は、施設参照テーブル16bを読み込み(A2)、この「郵便番号」と同じ郵便番号を有する福祉施設を全て選択し(A3)、この施設名の一覧を通信器14に送る。通信器14は、施設名の一覧をユーザ端末6に送り、ユーザ端末6にこの一覧が表示される(A4)。ユーザは、一覧の中から、自らの施設名を選択することで、住所等のその他のユーザ情報が入力できる。
【0030】
ユーザが福祉施設である場合、ユーザは、ユーザ登録用の画面において、県名又は市名等の「住所の一部」を入力してもよい(A1)。コントローラ12は、施設参照テーブル16bを読み込み(A2)、住所がこの「住所の一部」を含む福祉施設を全て選択し(A3)、この施設名の一覧を通信器14に送る。ユーザ端末6に、この一覧が表示される(A4)。ユーザは、一覧の中から、自らの施設名を選択するとことで、住所等のその他のユーザ情報が入力できる。
【0031】
ユーザが福祉施設である場合、ユーザが、「郵便番号」又は「住所の一部」と、「施設の種類」との組み合わせを入力してもよい(A1)。コントローラ12は、施設参照テーブル16bを読み込み(A2)、対応する福祉施設を全て選択し(A3)、この施設名の一覧を通信器14に送る。ユーザ端末6にこれらの一覧が表示される(A4)。ユーザは、一覧の中から、自らの施設名を選択するとことで、住所等のその他のユーザ情報が入力できる。
【0032】
(b)製品検索支援
コントローラ12は、ユーザが入力したユーザを識別するための情報を基に、参照テーブル16から対応する製品を読み出す。このフローが、図5(a)に示されている。例えば、システムログインの際に、ユーザが入力した認証用コードが、ユーザを識別するための情報である(B1)。ユーザが個人である場合、コントローラ12は、この認証用コードに対応する氏名を基に、個人参照テーブル16aから個人の障害種類を特定する(B2)。コントローラ12は、製品参照テーブル16cを参照して(B3)、この個人の障害種類に対応する障害種類を有する製品を選択する(B4)。コントローラ12は選択された商品の一覧を通信器14に送り、ユーザ端末6にこれらの一覧が表示される(B5)。ユーザは、この一覧の中から、所望の製品が選択できる。
【0033】
ユーザが施設である場合のフローが、図5(b)に示されている。この場合も、システムログインの際に、ユーザが入力した認証用コードがユーザを識別するための情報である(C1)。この認証用コードに対応する施設名を基に、コントローラ12は、施設参照テーブル16bから施設種類を特定する(C2)。コントローラ12は、製品参照テーブル16cを参照して(C3)、この施設種類に対応する施設種類を有する製品を選択する(C4)。コントローラ12は、選択された製品の一覧を通信器14に送り、ユーザ端末6にこれらの一覧が表示される(C5)。ユーザは、この一覧の中から、所望の製品が選択できる。
【0034】
なお、図示されないが、製造者参照テーブルが設けられている場合、図5(a)及び(b)の処理で、ユーザを識別するための情報を基に、コントローラが、ユーザに適した製造者の一覧を併せて選択してもよい。この場合、コントローラ12は、選択された製造者の一覧を通信器14に送り、ユーザ端末6にこれらの一覧が表示される。
【0035】
この実施形態では、コントローラ12は、さらにユーザが入力した「キーワード」を基に、製品を検索することができる。このフローが図5(c)に示されている。ユーザは、検索しようとする製品に関連するキーワードを入力する(D1)。コントローラ12は、検索テーブル18を読み込み(D2)、キーワードに関連付けられた製品を全て選択する(D3)。コントローラ12は、選択された製品の一覧を通信器14に送り、ユーザ端末6にこれらの一覧が表示される(D4)。ユーザは、この一覧の中から、所望の製品が選択できる。
【0036】
(c)ユーザ別価格設定
コントローラ12は、ユーザが入力したユーザを識別するための情報を基に、ユーザが選択した製品の価格を設定する。このフローが図6に示されている。システムログインの際に、ユーザが入力した認証用コード(E1)に対応する個人名又は施設名を基に、コントローラ12は、参照テーブル16から価格用情報を特定する(E2)。コントローラ12は、製品参照テーブル16cを参照して(E3)、ユーザが選択した製品の、この価格用情報に対応する価格を選択する(E4)。コントローラ12は、選択された価格を通信器14に送り、ユーザ端末6にこの価格が表示される(E5)。
【0037】
なお、製品参照テーブル16cには対応価格として一つの「基準価格」が格納されており、価格用情報が割引率であり、ユーザが選択した製品のこのユーザに対応する価格が、「基準価格」×「価格用情報」の計算で決められてもよい。この場合、図5の(E4)の処理が、この計算処理となる。
【0038】
コントローラ12は、上記で説明した機能の他に、「寄付額表示機能」を有している。福祉用品では、製品本体の価格とは別に、寄付金を含むものがある。図示されないが、このシステム2では、製品参照テーブル16cには属性として、この寄付金の値が格納されている。製品価格と併せて、この寄付金の値が表示される。図示されないが、個人参照テーブル16a及び施設参照テーブル16bには、属性として「寄付総額」が設けられている。ユーザがこの製品を購入したとき、コントローラ12は、ユーザが支払った寄付金の額を、個人参照テーブル16a又は施設参照テーブル16bの「寄付総額」に足し込む。ユーザが製品を購入する毎に、寄付金は足し合わされる。個人参照テーブル16a及び施設参照テーブル16bには、ユーザがこれまでに行った寄付の総額が格納される。コントローラは、「寄付総額」を読み出して通信器14に送ることで、この寄付の総額を表示させることができる。ユーザは、これまで行った寄付の総額を確認することができる。
【0039】
上記では、物品を購入する際の典型的な手順として、(1)から(5)が示されたが、物品を購入する手順は、これに限られない。例えば、まず本サイトにて(3)の商品の検索と選択を行い実際に購入する商品を決めてから、(1)ユーザ登録及び(2)のシステムログインが行われてもよい。このシステム2は、ユーザ登録の前のユーザも使用できる製品の検索支援として、障害カテゴリー別製品表示機能を有する。
【0040】
障害カテゴリー別製品表示機能では、コントローラ12がカテゴリー別に分類された各種障害の症状を、通信器14に送る。この情報は、このモールサイトの入力画面に設けられた、「障害症状」のメニューに反映される。ユーザがこのメニューをクリックすると、各種障害の症状がカテゴリー別に表示される。例えば、発達障害の症状(自閉スペクトラム症、多動症等)やその他の障害の症状(認知症、身体障害等)が表示される。ユーザがこの中から症状を選択することで、コントローラ12は、この症状に対応する障害の種類を属性として有する製品を製品参照テーブル16cから選択し、通信器14に送る。これにより、ユーザが選択した症状に関連する製品の一覧が表示される。ユーザは、これらの中から、欲しい製品を選択できる。
【0041】
このシステム2では、ユーザ登録の前のユーザも使用できる機能として、上記の他に、全国の福祉施設の検索支援機能を有する。この機能では、ユーザが福祉施設名を入力することで、全国のこの施設名を有する福祉施設が、一覧表示される。記憶器10には、全国の福祉施設について、福祉施設名及びその所在地に関する情報がさらに格納されている。この機能は、コントローラ12が、ユーザが入力した福祉施設名に対応する施設名を記憶器10から読み出し、この一覧を通信器に送ることで、実現されている。
【0042】
また、このシステム2では、地図から福祉施設の検索することも可能となっている。全国の地図が表示され、ユーザはこの地図から地域を選択することで、この地域に位置する福祉施設を一覧表示させることができる。この機能は、コントローラ12が、ユーザが地図から入力した地域について、この地域に対応する所在地の施設名を記憶器10から読み出し、この一覧を通信器に送ることで実現されている。福祉施設名入力と地図からの地域選択とを併せて行ってもよい。これにより、選択された地域に位置するこの施設名を有する福祉施設が一覧表示される。
【0043】
以下では、本発明の作用効果が説明される。
【0044】
本福祉関連製品販売システム2では、ユーザを識別する情報を入力することで、関連する製品情報が端末に表示される。例えば、ユーザがシステム2にログインするための識別用コードを入力することで、このユーザの障害の種類に適した製品が表示される。又は、ユーザがこのユーザに関する属性を入力することで、ユーザを識別する情報が端末に表示される。例えば、ユーザである福祉施設が、その郵便番号を入力することで、この郵便番号を有する施設名が表示できる。このシステム2では、簡易に所望の福祉関連製品が購入できる。
【0045】
本販売システム2では、上記のとおり、郵便番号又は住所の一部を指定することで、この郵便番号又は住所の一部に対応した福祉施設の一覧が表示できる。福祉施設であるユーザは、この一覧から自らの施設名を選択することで、必要なユーザ情報入力ができる。このシステム2では、ユーザ情報の設定が容易である。
【0046】
本販売システム2では、個人であるユーザは、認証用コードを入力してログインすることで、ユーザの障害の種類に適した製品を表示させることができる。これは、障害を有するユーザが製品を選択するのを容易にする。このシステム2では、障害を有する者が、容易に製品を購入できる。
【0047】
本販売システム2では、施設であるユーザは、認証用コードを入力してログインすることで、施設の種類に適した製品を表示させることができる。これは、福祉施設が製品を選択するのを容易にする。このシステム2では、福祉施設であるユーザが、容易に製品を購入できる。
【0048】
本販売システム2では、ユーザがキーワードを入力することで、このキーワードに関連する製品を表示させることができる。福祉関連製品には、長い名前、一般的ではない名前、難しい名前等を有する製品が存在する。ユーザは、所望の製品に関係する簡易なキーワードを入力することで、このキーワードに関連する製品の一覧を表示させることができる。これは、ユーザが製品を選択するのを容易にする。このシステム2では、ユーザは容易に製品を購入できる。
【0049】
本販売システム2では、ユーザは、認証用コードを入力してログインすることで、ユーザに適した価格で製品を購入することができる。例えば、障害の程度、児童扶養手当受給しているか否か等により、高い割引率で製品を購入することができる。例えば、福祉施設の種類により、高い割引率で製品を購入することができる。
【0050】
本販売システム2では、複数の福祉関連製品の製造者が店舗を出店している。ユーザは、所望の店舗において、製品を探すことができる。さらに本システム2では、同じ種類の製品について、複数の製造者から製品が出品される。ユーザは、複数の製造者の製品を比較して購入することができる。
【0051】
本販売システム2では、画面のメニューから各種障害の症状を選択することで、この障害に適した製品を表示させることができる。これは、障害を有するユーザが製品を選択するのを容易にする。このシステム2では、障害を有する者が、容易に製品を購入できる。
【0052】
以上説明されたとおり、福祉関連製品の販売システムでは、簡易に所望の製品が購入できる。このことから、本発明の優位性は明らかである。
【0053】
図7は、前述の福祉関連製品の販売システム2に関連して実現した、福祉設備の施工依頼システム30である。図7に示されるように、この施工依頼システム30は、サーバ32、ユーザ端末34及び建設業者端末36を備える。この施工依頼システム30は、オンライン上での、福祉設備施工の取り引きを実現している。
【0054】
このシステム30では、サーバ32はオンライン上のモールサイトを提供する。サーバ32は、このモールサイトで、施工を必要とする福祉関連製品を提供するとともに、施工内容と施工費用の見積りを提供する。ユーザは、施工内容を確認した後、建設業者を選択して、本システム30で施工注文を行う。サーバ32は、注文情報を建設業者端末36に送付することで、発注を行う。
【0055】
建設業者に発注がされると、建設業者が工事を実施する。ユーザから工事の代金が、本販売システム30の運営者に支払われる。さらに本施工依頼システム30の運営者から建設業者に代金が支払われる。なお施工の内容によっては、建設業者を使わずに、本施工依頼システム30の運営者が施工を行うこともできる。
【0056】
図8は、前述の販売システム2に関連して実現された、福祉人材紹介システム40である。図8に示されるように、この福祉人材紹介システム40は、サーバ42、求職者端末44及び求人者端末46を備える。この福祉人材紹介システム40は、オンライン上での、福祉人材の紹介業務を実現している。
【0057】
このシステム40では、求職者は、求職者端末44からサーバ42に登録を行う。求人者は、求人者端末46からサーバ42にアクセスし、登録者の中から採用したい者を選択して、注文を出す。サーバ42から登録者に対して、採用依頼(発注)が出される。本システム40を介して求職者と求人者とが電子契約を締結する。求職者から、本システム40の運営者に、紹介料としての費用が支払われる。さらに、本システム40の運営者から、求職者に対して、準備金が支払われる。
【0058】
[開示項目]
以下の項目は、好ましい実施形態の開示である。
【0059】
[項目1]
記憶器、コントローラ及び通信器を有するサーバと、前記サーバと通信可能なユーザ端末と、を備え、
前記記憶器には、1又は複数のユーザを識別する情報及びその属性と、1又は複数の製品を識別する情報及びその属性と、を記録した参照テーブルが格納されており、
前記コントローラが、前記ユーザ端末から得たユーザを識別する情報を基に、前記参照テーブルから対応する製品を識別する情報を読み出して前記通信器に送り、
又は、
前記コントローラが、前記ユーザ端末から得た属性を基に、前記参照テーブルから対応するユーザを識別する情報を読み出して前記通信器に送り、
前記通信器が、前記コントローラからの情報を前記ユーザ端末に送る、福祉関連製品販売システム。
【0060】
[項目2]
前記ユーザを識別する情報には福祉施設を識別する情報が含まれており、
前記福祉施設を識別する情報の属性には、前記福祉施設の存在場所の郵便番号が含まれており、
前記コントローラが、前記ユーザ端末から得た郵便番号を基にして、この郵便番号に対応する福祉施設を識別する情報を全て前記参照テーブルから読み出して前記通信器に送る、項目1に記載の福祉関連製品販売システム。
【0061】
[項目3]
前記ユーザを識別する情報には障害を有する個人を識別する情報が含まれており、
前記個人を識別する情報の属性には、前記個人の障害の種類が含まれており、
前記製品を識別する情報の属性には、この製品を使用するのに適した障害の種類が含まれており、
前記コントローラが、前記ユーザ端末から得た個人を識別する情報を基にして、この個人の障害の種類に適した前記製品を識別する情報を前記参照テーブルから読み出して前記通信器に送る、項目1又は2に記載の福祉関連製品販売システム。
【0062】
[項目4]
前記ユーザを識別する情報には福祉施設を識別する情報が含まれており、
前記福祉施設を識別する情報の前記属性には、前記福祉施設の種類が含まれており、
前記製品を識別する情報の属性には、この製品を使用するのに適した福祉施設の種類が含まれており、
前記コントローラが、前記ユーザ端末から得た福祉施設を識別する情報を基にして、この福祉施設の種類に適した前記製品を識別する情報を前記参照テーブルから読み出して前記通信器に送る、項目1から3のいずれかに記載の福祉関連製品販売システム。
【0063】
[項目5]
前記ユーザを識別する情報の属性には、価格用情報が含まれており、
前記製品を識別する情報の属性には価格の情報が含まれており、
前記コントローラが、前記価格用情報を用いて前記ユーザが選択した製品のこのユーザに対応する価格を決めて前記通信器に送る、項目1から4のいずれかに記載の福祉関連製品販売システム。
【0064】
[項目6]
前記価格用情報が、個人の障害の程度を示す情報、個人の家族情報、又は福祉施設の種類の情報から決められる、項目5に記載の福祉関連製品販売システム。
【0065】
[項目7]
前記サーバと通信可能な製造者端末をさらに備え、
サーバが、前記ユーザ端末からの前記ユーザを識別する情報、このユーザが購入する製品を識別する情報を前記製造者端末に送付する、項目1から6のいずれかに記載の福祉関連製品販売システム。
【0066】
[項目8]
前記ユーザを識別する情報及びその属性の一部又は全部が、障がい者手帳、母子手帳又は児童扶養手当受給証明書により入力される、項目1から7のいずれかに記載の福祉関連製品販売システム。
【0067】
[項目9]
前記製品を識別する情報の属性には、この製品を購入したユーザが支払う寄付金の値がさらに含まれており、
前記ユーザを識別する情報の属性には、寄付総額がさらに含まれており、
前記コントローラが、ユーザが製品を購入するごとにこの製品の寄付金の値をこのユーザの寄付総額に足し込み、これによりこのユーザの寄付金の総額が前記参照テーブルの寄付総額に格納され、
前記コントローラが、前記参照テーブルから前記ユーザの寄付総額を読み出して前記通信器に送る、項目1から8のいずれかに記載の福祉関連製品販売システム。
【0068】
[項目10]
前記記憶器には、製品名とこの製品名に関連する複数のキーワードを格納した検索テーブルがさらに格納されており、
前記コントローラが、前記ユーザ端末から得たキーワードを基に前記検索テーブルから対応する製品名を読み出して前記通信器に送る、項目1から9のいずれかに記載の福祉関連製品販売システム。
【0069】
[項目11]
前記コントローラが、カテゴリー別の障害の種類の一覧をユーザ端末に表示させる機能をさらに備え、
ユーザがこの一覧から障害の種類を選択することで前記ユーザ端末から入力された障害の種類を基に、前記コントローラが、対応する製品を前記参照テーブルから読み出して前記通信器に送る、項目1から10のいずれかに記載の福祉関連製品販売システム。
【0070】
[項目12]
前記記憶器には、全国の福祉施設について、福祉施設名及びその所在地に関する情報がさらに格納されており、前記コントローラが前記ユーザ端末から得た福祉施設名を基に、対応する施設名の一覧を前記通信器に送る、項目1から11のいずれかに記載の福祉関連製品販売システム。
【0071】
[項目13]
前記記憶器には、全国の福祉施設について、福祉施設名及びその所在地に関する情報がさらに格納されており、前記コントローラが、前記ユーザ端末においてユーザが地図から指定した地域の情報を基に、この地域に位置する施設名の一覧を前記通信器に送る、項目1から12のいずれかに記載の福祉関連製品販売システム。
【産業上の利用可能性】
【0072】
以上説明された販売システムは、種々の福祉関連製品に適用されうる。
【符号の説明】
【0073】
2・・・福祉関連製品販売システム
4、32、42・・・サーバ
6、34・・ユーザ端末
10・・・記憶器
12・・・コントローラ
14・・・通信器
16・・・参照テーブル
18・・・検索テーブル
30・・・福祉設備施工依頼システム
36・・・建設業者端末
40・・・福祉人材紹介システム
44・・・求職者端末
46・・・求人者端末
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8