(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023061000
(43)【公開日】2023-05-01
(54)【発明の名称】間仕切装置
(51)【国際特許分類】
E04B 2/74 20060101AFI20230424BHJP
E04B 2/82 20060101ALI20230424BHJP
E04B 1/86 20060101ALI20230424BHJP
E04B 1/82 20060101ALI20230424BHJP
E04C 2/26 20060101ALI20230424BHJP
【FI】
E04B2/74 551E
E04B2/82 501H
E04B2/82 511H
E04B1/86 T
E04B1/82 W
E04C2/26 S
E04C2/26 W
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021170730
(22)【出願日】2021-10-19
(71)【出願人】
【識別番号】000139780
【氏名又は名称】株式会社イトーキ
(74)【代理人】
【識別番号】100177264
【弁理士】
【氏名又は名称】柳野 嘉秀
(74)【代理人】
【識別番号】100074561
【弁理士】
【氏名又は名称】柳野 隆生
(74)【代理人】
【識別番号】100124925
【弁理士】
【氏名又は名称】森岡 則夫
(74)【代理人】
【識別番号】100141874
【弁理士】
【氏名又は名称】関口 久由
(74)【代理人】
【識別番号】100166958
【弁理士】
【氏名又は名称】堀 喜代造
(72)【発明者】
【氏名】河村 匡人
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 諒一
【テーマコード(参考)】
2E001
2E162
【Fターム(参考)】
2E001DF04
2E001FA07
2E001GA12
2E001GA42
2E001HA03
2E001HA32
2E001HB01
2E001HF15
2E162CA16
2E162CB01
(57)【要約】
【課題】センターパネルを設けることなく変位パネル体と吸音パネルとを設けることで構造を簡素化して施工性を向上でき、組付け時のコスト抑制が可能となる、間仕切装置を提供する。
【解決手段】間仕切装置100は、上下方向に並んで設けられる複数のパネル体(上パネル体6、変位パネル体7、及び、下パネル体8)と、吸音パネル10と、を備え、一のパネル体である変位パネル体7は、上側に隣接する上パネル体6及び下側に隣接する下パネル体8と比較して、表面が背面側に位置するように設けられ、吸音パネル10は、変位パネル体7の表面側に、変位パネル体7と重ねて配置される。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
上下方向に並んで設けられる複数のパネル体と、吸音パネルと、を備え、
一の前記パネル体である変位パネル体は、上側及び/又は下側に隣接する他のパネル体と比較して、表面が背面側に位置するように設けられ、
前記吸音パネルは、前記変位パネル体の表面側に、前記変位パネル体と重ねて配置される、間仕切装置。
【請求項2】
前記吸音パネルと前記他のパネル体とは、表面が同一面上に配置される、請求項1に記載の間仕切装置。
【請求項3】
前記吸音パネルは、前記変位パネル体の表面を被覆する、請求項1又は請求項2に記載の間仕切装置。
【請求項4】
前記吸音パネルは、前記変位パネル体に対して固定手段を介して固定される、請求項1から請求項3の何れか一項に記載の間仕切装置。
【請求項5】
前記パネル体は、板金部材と石膏ボードとを組み合わせて構成される、請求項1から請求項4の何れか一項に記載の間仕切装置。
【請求項6】
前記パネル体の背面側には吸音材が設けられる、請求項1から請求項5の何れか一項に記載の間仕切装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この開示は、複数のパネル体と吸音パネルとを組付けて構成した間仕切装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、センターパネルの一面又は両面に吸音パネルを設ける構成の間仕切装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の間仕切装置によれば、天井から床面に亘ってセンターパネルが設けられるため、構造が複雑になるとともに、施工性が悪くコスト増の要因となっていた。そこで、本開示は、上記に関する課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第1観点に係る間仕切装置は、上下方向に並んで設けられる複数のパネル体と、吸音パネルと、を備え、一の前記パネル体である変位パネル体は、上側及び/又は下側に隣接する他のパネル体と比較して、表面が背面側に位置するように設けられ、前記吸音パネルは、前記変位パネル体の表面側に、前記変位パネル体と重ねて配置される。
【0006】
上記第1観点に係る間仕切装置によれば、センターパネルを設けることなく変位パネル体と吸音パネルとを設けることにより、間仕切装置の構造を簡素化でき、間仕切装置の施工性を向上できるため、組付け時のコスト抑制が可能となる。
【0007】
上記第1観点に係る間仕切装置において、他のパネル体を変位パネル体に対して、上側のみ、下側のみ、又は、上下両側に設ける構成とすることが可能である。
【0008】
本発明の第2観点に係る間仕切装置は、第1観点に係る間仕切装置であって、前記吸音パネルと前記他のパネル体とは、表面が同一面上に配置される。
【0009】
上記第2観点に係る間仕切装置によれば、間仕切装置の表面を平坦に形成することにより意匠性を向上させることが可能となる。
【0010】
本発明の第3観点に係る間仕切装置は、第1観点又は第2観点に係る間仕切装置であって、前記吸音パネルは、前記変位パネル体の表面を被覆する。
【0011】
上記第3観点に係る間仕切装置によれば、変位パネル体の露出を防ぐことにより意匠性を向上させることが可能となる。
【0012】
本発明の第4観点に係る間仕切装置は、第1観点から第3観点の何れか一に係る間仕切装置であって、前記吸音パネルは、前記変位パネル体に対して固定手段を介して固定される。
【0013】
上記第4観点に係る間仕切装置によれば、簡易な構成で吸音パネルを着脱可能とすることができる。
【0014】
本発明の第5観点に係る間仕切装置は、第1観点から第4観点の何れか一に係る間仕切装置であって、前記パネル体は、板金部材と石膏ボードとを組み合わせて構成される。
【0015】
上記第5観点に係る間仕切装置によれば、パネル体が遮音性を有することにより、吸音性と遮音性を備えることができる。
【0016】
本発明の第6観点に係る間仕切装置は、第1観点から第5観点の何れか一に係る間仕切装置であって、前記パネル体の背面側には吸音材が設けられる。
【0017】
上記第6観点に係る間仕切装置によれば、吸音材により吸音性を向上させることができる。
【発明の効果】
【0018】
以上における本発明に係る間仕切装置は、以下に示す効果を奏する。
【0019】
第1観点に係る間仕切装置によれば、構造を簡素化して施工性を向上できるため、組付け時のコスト抑制が可能となる。
【0020】
第2観点に係る間仕切装置によれば、意匠性を向上させることが可能となる。
【0021】
第3観点に係る間仕切装置によれば、意匠性を向上させることが可能となる。
【0022】
第4観点に係る間仕切装置によれば、簡易な構成で吸音パネルを着脱可能とすることができる。
【0023】
第5観点に係る間仕切装置によれば、吸音性と遮音性を備えることができる。
【0024】
第6観点に係る間仕切装置によれば、吸音性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【
図2】間仕切装置から吸音パネルを取り外した状態を示す正面図。
【
図5】(a)は吸音パネルの背面図、(b)は吸音パネルの端部を示す拡大断面図。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下では
図1から
図5を用いて、本発明の一実施形態に係る間仕切装置100について説明する。本実施形態においては、
図1における紙面手前側を間仕切装置100の前方(表面側)とし、
図1における左右両側を間仕切装置100の左右方向として説明する。
【0027】
図1から
図4に示す如く、間仕切装置100は床面Fと天井Cとの間に設けられ、地レール1、天レール2、支柱3、横桟5、上パネル体6、変位パネル体7、下パネル体8、吸音材の一種であるロックウール9、吸音パネル10、裏面パネル20等を主な構成要素として備える。以下、各構成要素について順に説明する。
【0028】
間仕切装置100は
図1から
図4に示す如く、床面Fに固定された側面視でU字状の金属製の長尺部材である地レール1と、地レール1を上下反転させた形状で天井Cに固定された金属製の天レール2と、の間において、所定間隔で立設した角柱状の金属製の支柱3・3・・の間に設けられる。
図1から
図3に示す如く、互いに対向する支柱3・3の間には金属製の横桟5が架け渡される。
【0029】
図4に示す如く、支柱3の左右両側面には、パネル体を支持するための係止金具4又は係止金具14が固定される。係止金具4には、前端部に係止部4a、後端部に係止部4bが形成される。
図4に示す如く、係止部4aは支柱3の前端面よりも後側に位置する。また、係止部4bは支柱3の後端面よりも後側に延出されている。係止金具14は、前端部及び後端部が支柱3の前端面及び後端面から延出されている。
【0030】
図3及び
図4に示す如く、間仕切装置100の裏面には裏面パネル20が設けられる。
図4に示す如く、裏面パネル20は左右両側が係止部4bに係止されることにより支柱3に支持される。裏面パネル20は板金部材と石膏ボードとを組み合わせた板状部材として構成されることにより遮音性を備えている。
【0031】
図1に示す如く、間仕切装置100の前面(表面)には、上下方向に並んで設けられる複数のパネル体である上パネル体6、変位パネル体7、及び、下パネル体8と、吸音パネル10と、が設けられる。本実施形態において、上パネル体6、変位パネル体7、及び、下パネル体8はそれぞれ、石膏ボード6a・7a・8aとスチール製の板金部材6b・7b・8bとを組み合わせた板状部材として構成されることにより遮音性を備えている。また、本実施形態においては
図3及び
図4に示す如く、パネル体を構成する上パネル体6、変位パネル体7、及び、下パネル体8の背面側(上パネル体6、変位パネル体7、及び、下パネル体8と、裏面パネル20と、の間)には、吸音材の一種であるロックウール9が設けられる。
【0032】
図3に示す如く、複数のパネル体における一のパネル体である変位パネル体7は、上側に隣接する上パネル体6、及び、下側に隣接する下パネル体8と比較して、表面が背面側に位置するように設けられている。具体的には
図4に示す如く、変位パネル体7は左右両側が係止部4aに係止されることにより支柱3に支持される。これにより、変位パネル体7の表面は支柱3の前面とほぼ同一面上に配置される。また、
図3に示す如く、変位パネル体7の表面は横桟5の前面近くに配置される。
【0033】
一方、上パネル体6及び下パネル体8は左右両側が係止金具14の前端部に係止されることにより支柱3に支持される(
図4の左右両側で係止金具14に支持されるパネル体を参照)。これにより、上パネル体6及び下パネル体8の表面は支柱3の前面よりも前側に配置される。
【0034】
本実施形態に係る間仕切装置100においては
図2に示す如く、上パネル体6及び下パネル体8は隣接する三本の支柱3に亘って設けられる。即ち、上パネル体6及び下パネル体8は変位パネル体7に対して約二倍の横幅で形成される。このため、本実施形態においては
図3に示す如く、上パネル体6及び下パネル体8の左右方向中途部に固定したフック6c・8cを横桟5に係止することにより、上パネル体6及び下パネル体8が変形して前方に膨らむことを防止している。
【0035】
図3及び
図4に示す如く、吸音パネル10は、変位パネル体7の表面側に、変位パネル体7と重ねて配置される。
図5(a)及び(b)に示す如く、本実施形態に係る吸音パネル10は、ロックウールを板状に形成した吸音板11の前面に布状体12を貼り付けて形成している。吸音パネル10において、吸音板11の後面には、固定手段として複数のマグネット13・13・・が貼付されている。そして、マグネット13・13・・を変位パネル体7の板金部材7bに吸着させることにより、吸音パネル10が変位パネル体7の表面に組付けられる。これにより、間仕切装置100の表面側には
図1に示す如く、上段の上パネル体6、中段の吸音パネル10、下段の下パネル体8が上から順に並べて配置される。
【0036】
本実施形態に係る間仕切装置100によれば上記の如く、センターパネルを設けることなく変位パネル体7と吸音パネル10とを設ける構成としている。これにより、間仕切装置100の構造を簡素化でき、間仕切装置100の施工性を向上できる。このため、間仕切装置100を組付ける際のコスト抑制が可能となる。
【0037】
また、本実施形態に係る間仕切装置100によれば上記の如く、センターパネルを設けない構成であるため、
図3に示すように間仕切装置100の表面側と裏面側との間に設ける横桟5の前後幅を大きく確保することができる。即ち、センターパネルを設ける構成と比較して、横桟5の前後幅を大きくすることができるため、間仕切装置100の強度を高めることが可能となる。
【0038】
本実施形態に係る間仕切装置100においては、
図3に示す如く、吸音パネル10と、上パネル体6・下パネル体8とは、支柱3の前端面からの厚さがほぼ同一となるように形成されている。このため、間仕切装置100を構成した際には、
図3に示す如く吸音パネル10と、上パネル体6・下パネル体8との表面が同一面上に配置される。このように、本実施形態における間仕切装置100は、表面を平坦に形成することにより、間仕切装置100の意匠性を向上させることを可能としている。
【0039】
また、
図3及び
図4に示す如く、本実施形態に係る間仕切装置100において、吸音パネル10は変位パネル体7よりも一回り大きく形成されるとともに、変位パネル体7の表面を被覆するように配置される。このように、本実施形態においては
図1に示す如く変位パネル体7の表面への露出を防ぐことにより、間仕切装置100の意匠性を向上させることを可能としている。
【0040】
本実施形態に係る間仕切装置100において、吸音パネル10は固定手段であるマグネット13・13・・を介して変位パネル体7の表面に固定される。このように、本実施形態に係る間仕切装置100においては、簡易な構成で吸音パネル10を変位パネル体7に着脱可能としている。
【0041】
本実施形態に係る間仕切装置100において、パネル体を構成する上パネル体6、変位パネル体7、及び、下パネル体8は、石膏ボード6a・7a・8aと板金部材6b・7b・8bとを組み合わせた板状部材として構成される。これにより、パネル体が遮音性を有するため、間仕切装置100は吸音パネル10による吸音性に加えて、パネル体による遮音性を備えることができる。
【0042】
パネル体を構成する上パネル体6、変位パネル体7、及び、下パネル体8をさらに具体的に説明すると、板金部材6b・7b・8bは、周囲を折り曲げて構成したスチールパネルであり、スチールパネルの裏面に石膏ボード6a・7a・8aを貼着した構成の不燃材料である。
【0043】
本実施形態に係る間仕切装置100において、パネル体を構成する上パネル体6、変位パネル体7、及び、下パネル体8の背面側には、吸音材の一種であるロックウール9が設けられる。これにより、間仕切装置100は吸音材であるロックウール9により吸音性をさらに向上させることが可能となる。
【0044】
上記の如く、本実施形態に係る間仕切装置100は、吸音パネル10を除く構成部材(地レール1、天レール2、支柱3、横桟5、上パネル体6、変位パネル体7、下パネル体8、吸音材の一種であるロックウール9、裏面パネル20等)を全て不燃材料で構成することで、内装制限の影響を受けない間仕切壁を構成し、この間仕切壁の変位パネル体7の表面で構成された凹部に対して、吸音パネル10を壁面の飾り要素として簡易着脱可能に構成したものである。
【0045】
吸音パネル10は、利用者の好みに合わせた色柄の布状体12を採用することが可能であり、デザイン上のアクセントとして機能させることができる。また、吸音パネル10はマグネット13・13・・・による固定の為、色柄の異なる複数の吸音パネル10を用意することで、利用者自身が簡単に付け替え可能であり、吸音性能のみならず、外観を変化させて楽しむことも可能である。
【0046】
[変形例]
上記の実施形態は、以下に示す変形例に示すように適宜変形が可能である。なお、本明細書に記載する各変形例は、矛盾が生じない範囲で他の変形例と組み合わせて適用されてもよい。
【0047】
図6を用いて、本発明の変形例に係る間仕切装置100Aについて説明する。本変形例においては、前記実施形態に係る間仕切装置100と同様の構成については同符号を付して詳細な説明を省略する。
【0048】
図6に示す如く、本変形例に係る間仕切装置100Aの裏面には、前記実施形態に係る間仕切装置100における裏面パネル20に代えて、パネル体を構成する上パネル体6、変位パネル体7、及び下パネル体8と、吸音パネル10と、が設けられる。このように、本発明に係る間仕切装置は、本変形例の如く表裏両面にパネル体(上パネル体6、変位パネル体7、及び下パネル体8)及び吸音パネル10を設ける構成とすることが可能である。なお、本変形例においては、横桟5Aが裏面側の上パネル体6及び下パネル体8のフック6c・8cを係止可能な形状に形成される。
【0049】
本実施形態に係る間仕切装置100において、変位パネル体7の上側に上パネル体6を設け、変位パネル体7の下側に下パネル体8を設ける構成としているが、変位パネル体7の上側又は下側に他のパネル体を設けない構成とすることも可能である。即ち、他のパネル体を変位パネル体7に対して、上側のみ、下側のみ、又は、上下両側に設ける構成の何れを採用することも可能である。
【0050】
本実施形態に係る間仕切装置100において、吸音パネル10と、上パネル体6・下パネル体8との表面が同一面上に配置されるが、吸音パネル10が他のパネル体に対して表面の前後位置が前側又は後側に位置する構成とすることも可能である。
【0051】
本実施形態に係る間仕切装置100において、吸音パネル10は変位パネル体7の表面を被覆するように配置されるが、吸音パネル10の背後に位置する変位パネル体7が表面に露出する構成とすることも可能である。
【0052】
本実施形態に係る間仕切装置100において、吸音パネル10は固定手段であるマグネット13・13・・を介して変位パネル体7の表面に固定されるが、吸音パネル10を支柱3に直接的に組付ける構成とすることも可能である。また、吸音パネル10を変位パネル体7に固定するための固定手段は、マグネット13・13・・以外に、接着剤、粘着テープ、面ファスナー等、他の手段を採用することも可能である。また、吸音パネル10を構成する吸音板11の素材として、ロックウールに代えて、有孔ボード、板状のグラスウール又はフェルト材等、他の素材を採用することも可能である。
【0053】
また、パネル体を構成する上パネル体6、変位パネル体7、及び、下パネル体8を、石膏ボードと板金部材以外の素材で構成することも可能である。例えば、木製板、樹脂製板、金属板、又は、これらの組み合わせでパネル体を構成することも可能である。
【0054】
また、本発明に係る間仕切装置においては、吸音材であるロックウール9を設けない構成とすることも可能である。また、吸音材を設ける場合には、ロックウール9の他に、グラスウール、ウレタンスポンジ、フェルト材等、他の素材を採用することも可能である。
【符号の説明】
【0055】
1 地レール 2 天レール
3 支柱 4 係止金具
4a 係止部 4b 係止部
5 横残 5A 横残
6 上パネル体(パネル体)
6a 石膏ボード 6b 板金部材
6c フック 7 変位パネル体(パネル体)
7a 石膏ボード 7b 板金部材
7f 被係止部 8 下パネル体(パネル体)
8a 石膏ボード 8b 板金部材
8c フック 9 ロックウール(吸音材)
10 吸音パネル 11 吸音板
12 布状体
13 マグネット(固定手段)
14 係止金具 20 裏面パネル
100 間仕切装置
100A 間仕切装置(変形例)
C 天井 F 床面