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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023061184
(43)【公開日】2023-05-01
(54)【発明の名称】支持部材組付構造
(51)【国際特許分類】
   B62D 25/06 20060101AFI20230424BHJP
   B60R 21/232 20110101ALI20230424BHJP
   B60R 21/213 20110101ALI20230424BHJP
【FI】
B62D25/06 A
B62D25/06 Z
B60R21/232
B60R21/213
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021171019
(22)【出願日】2021-10-19
(71)【出願人】
【識別番号】000003137
【氏名又は名称】マツダ株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】000117135
【氏名又は名称】芦森工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000914
【氏名又は名称】弁理士法人WisePlus
(72)【発明者】
【氏名】中尾 宏明
(72)【発明者】
【氏名】南 雄太
(72)【発明者】
【氏名】加藤 雅教
【テーマコード(参考)】
3D054
3D203
【Fターム(参考)】
3D054AA02
3D054AA03
3D054AA04
3D054AA07
3D054AA18
3D054BB21
3D054DD14
3D054EE20
3D203AA02
3D203BB62
3D203CA52
3D203CB04
3D203CB09
3D203CB19
3D203DA27
3D203DA57
(57)【要約】
【課題】内装部品を取り付けるための支持部材の変形を抑制することができる、支持部材組付構造を提供する。
【解決手段】車両のルーフサイドレールに取り付けられる少なくとも2つの支持部材を備えた支持部材組付構造であって、ルーフサイドレールの長手方向に並んで配置されて前記ルーフサイドレールに固定される一対の固定部と、前記固定部から車両内側に突出し前記内装部品が取り付けられる取付部と、をそれぞれ有する第1の支持部材および第2の支持部材と、前記2つの支持部材の隣り合った前記固定部を連結する連結部材と、を備え、前記連結部材には、前記第1の支持部材又は前記第2の支持部材の少なくとも一方の一対の固定部を連結する補強部が一体的に形成されている、支持部材組付構造。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両のルーフサイドレールに取り付けられる少なくとも2つの支持部材を備えた支持部材組付構造であって、
ルーフサイドレールの長手方向に並んで配置されて前記ルーフサイドレールに固定される一対の固定部と、前記固定部から車両内側に突出し前記内装部品が取り付けられる取付部と、をそれぞれ有する第1の支持部材および第2の支持部材と、
前記2つの支持部材の隣り合った前記固定部を連結する連結部材と、
を備え、
前記連結部材には、前記第1の支持部材又は前記第2の支持部材の少なくとも一方の一対の固定部を連結する補強部が一体的に形成されている、支持部材組付構造。
【請求項2】
前記ルーフサイドレールに取り付けられ、インフレータと、前記インフレータを固定するインフレータブラケットと、を有するカーテンエアバッグ装置を備え、
前記補強部は、前記第1の支持部材の一対の固定部を連結する第1の補強部であり、
前記第2の支持部材の一対の固定部は、前記インフレータブラケット又は前記連結部材に一体的に形成された第2の補強部によって連結されている、請求項1に記載の支持部材組付構造。
【請求項3】
前記連結部材の板厚と前記支持部材の板厚が異なる請求項1又は2に記載の支持部材組付構造。
【請求項4】
前記連結部材には、車両のルーフサイドレールに取り付けられるクリップを嵌合するための嵌合孔が設けられている請求項1~3のいずれかに記載の支持部材組付構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、支持部材組付構造に関する。より詳しくは、車両のルーフサイドに設けられた内装部品を取り付ける支持部材を車両のルーフサイドレールに取り付けるための支持部材組付構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、カーテンエアバッグ装置のインフレータを固定するブラケットとグラブハンドルを取り付ける支持部材を組付けボルトで一体にすることで、カーテンエアバッグ装置をルーフサイドレールに取り付けると同時に支持部材を車両に配置する構造が知られている。
また、特許文献2には、グラブレール(グラブハンドル)を取り付けるための一対の部品取付座の間にエアバッグ装置の固定部を取り付けるためのバッグ取付座を設けて、一体にしたブラケットが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】米国特許8439392号明細書
【特許文献2】特開2008-302889号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の構造の場合、カーテンエアバッグ装置のインフレータを固定するブラケットとグラブハンドルを取り付ける支持部材が組付けボルトで一体化されていることから、インフレータの位置とグラブハンドルの位置を合わせなければならない。しかしながら、インフレータの位置とグラブハンドルの位置が別々に設計される場合にはこの構造を適用することができず、この構造は設計上の自由度が低い構造といえる。
【0005】
特許文献2に記載の構造の場合、ブラケットを車両に取り付ける車両取付座は、ブラケットの両端に設けられた2か所のみであるため、エアバッグの膨張展開時の勢いによってバッグ取付座が車室内側へ引っ張られてブラケットが変形し、エアバッグが所望の位置に展開しないおそれがある。また、バッグ取付座がルーフサイドレールから離れていることで、エアバッグをバッグ取付座に取り付ける際に、側方延出部が変形することで部品取付座の位置が所定の位置からずれてしまい、グラブレールを部品取付座に取りつけられないおそれがある。また、あらかじめカーテンエアバッグ装置とブラケットとを一体にした状態で車両に取り付ける場合も、カーテンエアバッグ装置の重さでブラケットが変形するおそれがある。
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、支持部材を車両に取り付けることができ、かつ、内装部品を取り付けるための支持部材の変形を抑制することができる、支持部材組付構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様は、車両のルーフサイドレールに取り付けられる少なくとも2つの支持部材を備えた支持部材組付構造であって、ルーフサイドレールの長手方向に並んで配置されて前記ルーフサイドレールに固定される一対の固定部と、前記固定部から車両内側に突出し前記内装部品が取り付けられる取付部と、をそれぞれ有する第1の支持部材および第2の支持部材と、前記2つの支持部材の隣り合った前記固定部を連結する連結部材と、を備え、前記連結部材には、前記第1の支持部材又は前記第2の支持部材の少なくとも一方の一対の固定部を連結する補強部が一体的に形成されている、支持部材組付構造である。
【発明の効果】
【0008】
本発明の支持部材組付構造によれば、支持部材を車両に取り付けることができ、かつ、内装部品を取り付けるための支持部材の変形を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、支持部材組付構造の一例を模式的に示す正面図である。
図2図2は、支持部材組付構造の一例を模式的に示す背面図である。
図3A図3Aは、支持部材の一例を模式的に示す斜視図である。
図3B図3Bは、支持部材の一例を模式的に示す斜視図である。
図4図4は、連結部材の一例を模式的に示す斜視図である。
図5図5は、カーテンエアバッグ装置を構成するインフレータブラケットの一例を模式的に示す斜視図である。
図6A図6Aは、クリップの一例を模式的に示す斜視図である。
図6B図6Bは、連結部材の嵌合孔にクリップを嵌合させた状態を模式的に示す斜視図である。
図7A図7Aは、インフレータブラケットにインフレータを固定した状態を模式的に示す正面図である。
図7B図7Bは、図7AのA-A線断面図である。
図8図8は、支持部材組付構造をルーフサイドレールに組み付けた状態を模式的に示す正面図である。
図9図9は、支持部材組付構造をルーフサイドレールに組み付けた状態を模式的に示す拡大図であり、図8の四角Bで囲んだ部分の拡大図である。
図10図10は、支持部材組付構造の別の一例を模式的に示す正面図である。
図11図11は、支持部材組付構造の別の一例を模式的に示す背面図である。
図12図12は、支持部材組付構造の別の一例を模式的に示す正面図である。
図13図13は、支持部材組付構造の別の一例を模式的に示す背面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しながら、本発明の支持部材組付構造の一実施形態について説明する。
なお、各図中に示される矢印FRは、車両前方を示し、矢印REは、車両後方を示す。両矢印FR-REの方向が車両の長手方向である。
また、矢印INは、車幅方向内側を示している。
【0011】
(第1実施形態)
第1実施形態に係る支持部材組付構造は、第1の支持部材の一対の固定部を連結部材に一体的に形成された第1の補強部により連結し、第2の支持部材の一対の固定部をインフレータブラケットに一体的に形成された第2の補強部により連結する形態である。
【0012】
図1は、支持部材組付構造の一例を模式的に示す正面図である。
図2は、支持部材組付構造の一例を模式的に示す背面図である。
図1及び図2に示す支持部材組付構造1は、支持部材を少なくとも2つ、車両のルーフサイドレールに取り付ける構造であり、少なくとも2つの支持部材としての第1の支持部材10及び第2の支持部材20を備える。
第1の支持部材10と第2の支持部材20は、車両の内装部品が取り付けられる部材である。
【0013】
支持部材組付構造1は、さらに、連結部材30及びカーテンエアバッグ装置40を備える。
図1及び図2にはカーテンエアバッグ装置40の一部であるインフレータブラケット50を示している。
第1の支持部材10と第2の支持部材20は、連結部材30とスポット溶接により接合されている。また、第2の支持部材20及び連結部材30はインフレータブラケット50とスポット溶接により接合されている。従って、第1の支持部材10、第2の支持部材20、連結部材30及びインフレータブラケット50は、車両に取り付けていない状態で一体化された構造となっている。
また、第1の支持部材10、第2の支持部材20、連結部材30、インフレータブラケット50の接合の方法はスポット溶接に限定されるものではなく他の方法でもよい。例えば熱カシメ等の方法を用いることができる。
【0014】
第1の支持部材10と第2の支持部材20は車両の長手方向(図1で両矢印RE-FRの方向)に並んでいる。車両の後方側を第1の支持部材、車両の前方側を第2の支持部材とする。
なお、本明細書において第1の支持部材と第2の支持部材を区別しないときは単に支持部材という。
支持部材には車両の内装部品が取り付けられる。支持部材に取り付けられる内装部品の例としては、グラブハンドル(アシストグリップ)等が挙げられる。
第1の支持部材10と第2の支持部材20には同じ内装部品が取り付けられていてもよく、異なる内装部品が取り付けられていてもよい。内装部品がグラブハンドル(アシストグリップ)である場合は、第1の支持部材10と第2の支持部材20には同じ内装部品が取り付けられていることになる。
【0015】
カーテンエアバッグ装置40は、インフレータブラケット50と、図1及び図2に示していないその他の構成(インフレータ、カーテンエアバッグ等)とを備える装置である。
本発明の支持部材組付構造において、カーテンエアバッグ装置は、連結部材の第2の端部及び第2の支持部材に取り付けられる。
以下には、カーテンエアバッグ装置40のインフレータブラケット50が連結部材30に取り付けられた構成について説明するが、本発明の支持部材組付構造において、カーテンエアバッグ装置が連結部材に取り付けられる部位は、インフレータブラケットに限定されるものではなく、カーテンエアバッグ装置を構成する部材のうちカーテンエアバッグをルーフサイドレールに取り付けるブラケット等インフレータブラケット以外の部材が連結部材に取り付けられた構成であってもよい。
【0016】
まず、支持部材組付構造を構成する第1の支持部材及び第2の支持部材の部品としての構造について図面を参照して説明する。
図3A及び図3Bは、支持部材の一例を模式的に示す斜視図である。図3Aには第1の支持部材10を、図3Bには第2の支持部材20を示している。第1の支持部材10と第2の支持部材20としては基本的に同じ仕様のものを使用することができるので、図3Aに示す第1の支持部材10と図3Bに示す第2の支持部材は参照符号のみが異なる。
【0017】
第1の支持部材10は内装部品が取り付けられる取付部15と、ルーフサイドレールに第1の支持部材10を固定する一対の固定部である第1の固定部11及び第2の固定部12を有する。第1の固定部11と第2の固定部12は車両の長手方向に並んでおり、車両の後方側を第1の固定部11、車両の前方側を第2の固定部12とする。
第1の固定部11、第2の固定部12はそれぞれ、ルーフサイドレールにボルト止めするための貫通孔11a、貫通孔12aを備える平板状の部位である。当該平板は車両の長手方向に沿った面となっている。
取付部15と第1の固定部11の間、取付部15と第2の固定部12の間、はそれぞれ屈曲部16、屈曲部17によって繋がっている。屈曲部16、屈曲部17は第1の支持部材10を構成する金属部材が曲げ加工された部位であり、屈曲部16と第1の固定部11で略L字形状を形成し、屈曲部17と第2の固定部12で略L字形状を形成するようになっている。
【0018】
第2の支持部材20は内装部品が取り付けられる取付部25と、ルーフサイドレールに第2の支持部材20を固定する一対の固定部である第3の固定部23及び第4の固定部24を有する。第3の固定部23と第4の固定部24は車両の長手方向に並んでおり、車両の後方側を第3の固定部23、車両の前方側を第4の固定部24とする。
第3の固定部23、第4の固定部24はそれぞれ、ルーフサイドレールにボルト止めするための貫通孔23a、貫通孔24aを備える平板状の部位である。当該平板は車両の長手方向に沿った面となっている。
取付部25と第3の固定部23の間、取付部25と第4の固定部24の間、はそれぞれ屈曲部26、屈曲部27によって繋がっている。屈曲部26、屈曲部27は第2の支持部材20を構成する金属部材が曲げ加工された部位であり、屈曲部26と第3の固定部23で略L字形状を形成し、屈曲部27と第4の固定部24で略L字形状を形成するようになっている。
【0019】
次に、支持部材組付構造を構成する連結部材の部品としての構造について図面を参照して説明する。
図4は、連結部材の一例を模式的に示す斜視図である。
図4に示す連結部材30は車両の長手方向に伸びる部材であり、車両の後方側に配置される部位が第1の端部31であり、車両の前方側に配置される部位が第2の端部32である。連結部材30の第1の端部31、第2の端部32は車両の長手方向の端部の近傍の領域を意味しており、特定の範囲を定めるものではない。
【0020】
連結部材30の第1の端部31には第1の支持部材10が取り付けられる。第1の端部31には貫通孔31a及び貫通孔31bが設けられている。
また、第1の端部31には、第1の支持部材10の一対の固定部を連結する第1の補強部35が設けられている。第1の補強部35の役割については後述する。
【0021】
連結部材30の第2の端部32には第2の支持部材20の第3の固定部23が取り付けられる。さらに、連結部材30の第2の端部32にはカーテンエアバッグ装置40の一部であるインフレータブラケット50の端部51が取り付けられる。第2の端部32には貫通孔32aが設けられている。
【0022】
次に、支持部材組付構造を構成するカーテンエアバッグ装置が備えるインフレータブラケットの部品としての構造について図面を参照して説明する。
図5は、カーテンエアバッグ装置が備えるインフレータブラケットの一例を模式的に示す斜視図である。
インフレータブラケット50は、車両の後方側に配置される端部51を有しており、その端部51の最も車両の後方側の位置において、第2の支持部材20の第3の固定部23が取り付けられる。さらに、連結部材30の第2の端部32が取り付けられる。端部51の最も車両の後方側の位置には貫通孔51aが設けられている。
インフレータブラケット50の端部51は車両の後方側に配置される端部の近傍の領域を意味しており、特定の範囲を定めるものではない。
【0023】
インフレータブラケット50の端部51のもっとも車両の前方側の位置において、すなわちインフレータブラケット50の端部51に設けられた貫通孔51aの位置よりも車両の前方側の位置において、第2の支持部材20の第4の固定部24が取り付けられる。端部51に設けられた貫通孔51aの位置よりも車両の前方側の位置には貫通孔51bが設けられている。
また、インフレータブラケットの端部51には、第2の支持部材20の一対の固定部を連結する第2の補強部55が設けられている。第2の補強部55の役割については後述する。
【0024】
インフレータブラケット50の端部51よりも車両の前方側の位置において、インフレータブラケット50にはインフレータ固定部52が設けられている。インフレータ固定部52は、インフレータブラケット50から車幅方向内側にせり出す板状の部位であり、インフレータ固定穴52a及びインフレータ固定穴52bを有する。
インフレータ固定部にインフレータを固定した形態については後述する。
【0025】
支持部材組付構造1における第1の支持部材10、第2の支持部材20、連結部材30及びインフレータブラケット50の関係について図1及び図2を参照して説明する。
【0026】
連結部材30の第1の端部31に設けられた貫通孔31aは第1の支持部材10の第1の固定部11に設けられた貫通孔11aと重なり、連結部材30の第1の端部31に設けられた貫通孔31bは第1の支持部材10の第2の固定部12に設けられた貫通孔12aと重なっている。
これらの重なった貫通孔により、連結部材30をルーフサイドレールに第1の支持部材10とともにボルト止めできるようになっている。
連結部材30と第1の支持部材10の接合は、第1の支持部材10の第1の固定部11と第2の固定部12のそれぞれにおいて、連結部材30の第1の端部31とスポット溶接されることでなされていることが好ましい。
【0027】
連結部材30の第2の端部32に設けられた貫通孔32aは第2の支持部材20の第3の固定部23に設けられた貫通孔23aと重なり、インフレータブラケット50の端部51に設けられた貫通孔51aとも重なっている。
これらの重なった貫通孔により、連結部材30をルーフサイドレールに第2の支持部材20及びインフレータブラケット50とともにボルト止めできるようになっている。
連結部材30、第2の支持部材20及びインフレータブラケット50の3つの部材が、連結部材30の第2の端部32において重なっている。これら3つの部材の接合は、第2の支持部材20の第3の固定部23において、連結部材30の第2の端部32とインフレータブラケット50の端部51とスポット溶接されることでなされていることが好ましい。
【0028】
インフレータブラケット50の端部51に設けられた貫通孔51bは第2の支持部材20の第4の固定部24に設けられた貫通孔24aと重なっている。
これらの重なった貫通孔により、インフレータブラケット50をルーフサイドレールに第2の支持部材20とともにボルト止めできるようになっている。
インフレータブラケット50と第2の支持部材20の接合は、第2の支持部材20の第4の固定部24において、インフレータブラケット50の端部51とスポット溶接されることでなされていることが好ましい。
すなわち、インフレータブラケット50は第2の支持部材20の第3の固定部23及び第4の固定部24の両方に取り付けられているともいえる。
【0029】
上記のような構成を有する支持部材組付構造1では、第1の支持部材10の一対の固定部である第1の固定部11と第2の固定部12は、連結部材30に一体的に形成された第1の補強部35により連結されている。
図1図2及び図4において、連結部材30のうち、第1の支持部材10の第1の固定部11と第2の固定部12の間を連結する部位が第1の補強部35となる。第1の補強部35の位置の概略を網掛けで示している。
第1の支持部材10の第1の固定部11と第2の固定部12の間に第1の補強部35が設けられていると、第1の支持部材10の第1の固定部11と第2の固定部12の間隔が第1の補強部35により固定されるので、第1の支持部材10が変形することが抑制される。
【0030】
また、支持部材組付構造1では、第2の支持部材20の一対の固定部である第3の固定部23と第4の固定部24は、インフレータブラケット50に一体的に形成された第2の補強部55により連結されている。
図2において、インフレータブラケット50のうち、第2の支持部材20の第3の固定部23と第4の固定部24の間を連結する部位が第2の補強部55となる。図2には第2の補強部55の位置の概略を網掛けで示している。
第2の支持部材20の第3の固定部23と第4の固定部24の間に第2の補強部55が設けられていると、第2の支持部材20の第3の固定部23と第4の固定部24の間隔が第2の補強部55により固定されるので、第2の支持部材20が変形することが抑制される。
【0031】
すなわち、第1実施形態の支持部材組付構造では、第1の支持部材がルーフサイドレールに固定される部位である第1の固定部と第2の固定部の間が第1の補強部により補強され、かつ、第2の支持部材がルーフサイドレールに固定される部位である第3の固定部と第4の固定部の間が第2の補強部により補強されている。このように第1の支持部材と第2の支持部材がそれぞれルーフサイドレールに固定される部位の間が補強されているので、エアバッグの膨張展開時やエアバッグの車両への組付時に第1の支持部材と第2の支持部材が変形することが抑制される。
【0032】
本発明の支持部材組付構造では、第1の支持部材、第2の支持部材、連結部材及びカーテンエアバッグ装置(インフレータブラケット)が別々の部材であり、これらの部材が組み合わされて支持部材組付構造を構成している。
そして、本発明の支持部材組付構造では、連結部材の板厚と支持部材の板厚が異なっていてもよい。
支持部材に取り付ける内装部品が異なると、支持部材に要求される強度が異なることから、支持部材を構成する板材の板厚を変更する必要がある。この場合、支持部材と連結部材が一体となった部材であると支持部材の板厚の変更に合わせて連結部材の厚さを変更する必要があるが、連結部材側にも要求される厚さが別の理由で存在することから、支持部材と連結部材の厚さを同じにできるとは限らない。
支持部材と連結部材を別々の部材としておき、後で接合して支持部材組付構造とすることにより、支持部材の仕様が異なる場合であっても共通の連結部材を使用することができる。
【0033】
また、同様の理由により、本発明の支持部材組付構造では、インフレータブラケットの板厚と支持部材の板厚が異なっていてもよい。
このように、支持部材組付構造を構成する支持部材、連結部材及びインフレータブラケットの厚さをそれぞれの部材に適した厚さにすることができる点で、支持部材と連結部材やインフレータブラケットを一体成型した支持部材組付構造を使用する場合と比較して、本発明の支持部材組付構造は有利な構造であるといえる。
【0034】
例えば、支持部材の板厚を連結部材の板厚より厚く又は薄くすることが好ましい。また、支持部材の板厚をインフレータブラケットの板厚より厚く又は薄くすることが好ましい。
また、具体的な厚さの例として、支持部材の板厚が1.0~2.0mmであり、連結部材の板厚が1.2~2.0mmであり、インフレータブラケットの板厚が1.2~2.0mmであってもよい。
また、支持部材、連結部材及びインフレータブラケットの板厚が同じであってもよい。
【0035】
なお、支持部材、連結部材及びインフレータブラケットを構成する板材は亜鉛めっき鋼板等の材質とすることができる。
また、支持部材を補強する観点から、連結部材及びインフレータブラケットを構成する板材の材質を、支持部材を構成する板材よりも強度の強い材質としてもよい。例えば、冷間圧延鋼板等が挙げられる。
【0036】
本発明の支持部材組付構造において、連結部材には、車両のルーフサイドレールに取り付けられるクリップを嵌合するための嵌合孔が設けられていてもよい。
図6Aは、クリップの一例を模式的に示す斜視図であり、図6Bは、連結部材の嵌合孔にクリップを嵌合させた状態を模式的に示す斜視図である。
図6Aに示すクリップ60は全体として円筒形であり、円筒63の両端に、切り欠きを有する円環板61、62が設けられた形態となっている。
【0037】
図6Bに示すように、連結部材30は嵌合孔36を有している。嵌合孔36は径の大きな孔である大径孔36aと径の小さな孔である小径孔36bを組み合わせてなる孔であり、クリップ60を大径孔36aに入れてから小径孔36b側にずらすことでクリップ60を嵌合孔36に嵌合させることができる。
なお、クリップ60を嵌合させていない嵌合孔36、大径孔36a及び小径孔36bの形状は図4にも示している。
【0038】
上記説明のようにクリップ60を嵌合孔36に嵌合させる場合、クリップの円環板61と円環板62の間隔と連結部材30の板厚を略同じとする。または、連結部材30の板厚を少し小さくする。
クリップ60における円環板61と円環板62の間隔はクリップの仕様上所定の範囲に定める必要があるので、連結部材30の板厚をクリップ60の仕様に合わせた板厚にするようにする。
この場合、連結部材30と第1の支持部材10及び第2の支持部材20は別部材からなるので、第1の支持部材10及び第2の支持部材20の板厚は支持部材に要求される板厚として定めて、連結部材30の板厚はクリップ60の仕様に合わせた板厚として定めることができる。
【0039】
例えば、クリップを嵌合させる連結部材の板厚を1.7~2.0mmとし、グラブハンドルを支持する支持部材の板厚を1.0~2.0mmとすることができる。
【0040】
クリップ60は、樹脂製のクリップであることが好ましく、車両のボディにはクリップを嵌合させる部位が設けられているのでクリップを車両のボディに直接嵌めこむことができる。クリップを嵌めこむことにより、支持部材組付構造を車両に仮固定することができる。
そして、クリップにより、車両のルーフサイドレールに取り付ける部品を固定することができる。クリップにより固定する部品としては、ドレンホース、電子部品のハーネス等が挙げられる。
【0041】
本発明の支持部材組付構造において、カーテンエアバッグ装置は、インフレータと、インフレータを固定するインフレータブラケットとを備え、インフレータブラケットが連結部材の第2の端部及び第2の支持部材に取り付けられることが好ましい。
【0042】
図7Aは、インフレータブラケットにインフレータを固定した状態を模式的に示す正面図であり、図7Bは、図7AのA-A線断面図である。
図7Aに示すように、インフレータブラケット50のインフレータ固定部52にはインフレータ70が載置され、インフレータ固定穴52a及びインフレータ固定穴52bに固定ピンを挿すことによりインフレータ70がインフレータ固定部52に固定される。
図7Bに示すように、インフレータ固定部52は車幅方向内側(図7Aの矢印INの方向)に突出した位置でインフレータ70を固定している。
図7A及び図7Bでは、インフレータとして円筒状のインフレータを示しているが、インフレータの形状は特に限定されるものではない。
【0043】
インフレータ及びインフレータブラケットは、剛性のある(強度の高い)部材である。そのため、ルーフサイドレールに支持部材組付構造を取り付ける際に、インフレータを持ってインフレータブラケットから取り付けるようにすると、支持部材組付構造を取り付ける際の作業性を向上させることができる。
【0044】
図8は、支持部材組付構造をルーフサイドレールに取り付けた状態を模式的に示す正面図である。
図8には、支持部材組付構造1をルーフサイドレール100に取り付けた状態を示している。インフレータ70はその車両の前方側でエアバッグ80に差し込まれている。
支持部材組付構造をルーフサイドレールに取り付ける位置は特に限定されるものではないが、図8には車両の後部座席側でセンターピラー90の後方に取り付けた態様を示している。
【0045】
図9は、支持部材組付構造をルーフサイドレールに取り付けた状態を模式的に示す拡大図であり、図8の四角Bで囲んだ部分の拡大図である。
支持部材組付構造1をルーフサイドレール100に取り付けるために、支持部材組付構造1に設けられた各貫通孔に対してボルト止めを行う。
第1の支持部材10の第1の固定部11に設けられた貫通孔11aと連結部材の第1の端部31に設けられた貫通孔31aが重なった貫通孔をボルト81で固定する。
第1の支持部材10の第2の固定部12に設けられた貫通孔12aと連結部材の第1の端部31に設けられた貫通孔31bが重なった貫通孔をボルト82で固定する。
第2の支持部材20の第3の固定部23に設けられた貫通孔23aと連結部材の第2の端部32に設けられた貫通孔32aとインフレータブラケット50の端部51に設けられた貫通孔51aが重なった貫通孔をボルト83で固定する。
第2の支持部材20の第4の固定部24に設けられた貫通孔24aとインフレータブラケット50の端部51に設けられた貫通孔51bが重なった貫通孔をボルト84で固定する。
このようにして支持部材組付構造をルーフサイドレールに取り付けることにより、車両の内装部品が取り付けられる支持部材を少なくとも2つ、車両のルーフサイドレールに取り付けることができる。
【0046】
(第2実施形態)
第2実施形態に係る支持部材組付構造は、第1の支持部材の一対の固定部を連結部材に一体的に形成された第1の補強部により連結し、第2の支持部材の一対の固定部を連結部材に一体的に形成された第2の補強部により連結する形態である。
【0047】
図10は、支持部材組付構造の別の一例を模式的に示す正面図である。
図11は、支持部材組付構造の別の一例を模式的に示す背面図である。
図10及び図11に示す支持部材組付構造2では、第1実施形態の支持部材組付構造の連結部材30とは第2の端部の形状が異なる連結部材30´を使用する。また、第1実施形態の支持部材組付構造のインフレータブラケット50とはその端部51の形状が異なるインフレータブラケット50´を使用する。
支持部材組付構造2では、第2の支持部材20の一対の固定部である第3の固定部23及び第4の固定部24は、連結部材30´に一体的に形成された第2の補強部37により連結されている。
【0048】
連結部材30´の第2の端部32にはカーテンエアバッグ装置40の一部であるインフレータブラケット50´の端部51が取り付けられるが、その位置が第1実施形態の支持部材組付構造とは異なる。
【0049】
連結部材30´の第2の端部32には貫通孔32a及び貫通孔32bが設けられており、第2の端部32の最も車両の後方側の位置に貫通孔32aが、最も車両の前方側の位置に貫通孔32bがそれぞれ設けられている。
貫通孔32aは第2の支持部材20の第3の固定部23に設けられた貫通孔23aと重なっている。貫通孔32aにはインフレータブラケット50´の端部51は重なっていない。
【0050】
貫通孔32bは第2の支持部材20の第4の固定部24に設けられた貫通孔24aと重なっている。また、インフレータブラケット50´の端部51に設けられた貫通孔51bとも重なっている。
これら3つの部材の接合は、第2の支持部材20の第4の固定部24において、連結部材30´の第2の端部32とインフレータブラケット50´の端部51とのスポット溶接によりなされていることが好ましい。
【0051】
上記のような構成を有する支持部材組付構造2では、第2の支持部材20の一対の固定部である第3の固定部23と第4の固定部24は、連結部材30´に一体的に形成された第2の補強部37により連結されている。
図10及び図11において、連結部材30´のうち、第2の支持部材20の第3の固定部23と第4の固定部24の間を連結する部位が第2の補強部37となる。図10及び図11には、第2の補強部37の位置の概略を網掛けで示している。
第2の支持部材20の第3の固定部23と第4の固定部24の間に第2の補強部37が設けられていると、第2の支持部材20の第3の固定部23と第4の固定部24の間隔が第2の補強部37により固定されるので、第2の支持部材20が変形することが抑制される。
【0052】
上記に説明した構成以外は、第1実施形態の支持部材組付構造と同様の構成とすることができるのでその他の詳細な説明は省略する。また、第1実施形態の支持部材組付構造と同様にして支持部材組付構造をルーフサイドレールに取り付けることにより、車両の内装部品が取り付けられる支持部材を少なくとも2つ、車両のルーフサイドレールに取り付けることができる。
【0053】
(第3実施形態)
第3実施形態に係る支持部材組付構造は、第1の支持部材の一対の固定部を連結部材に一体的に形成された第1の補強部により連結し、第2の支持部材の一対の固定部を連結部材に一体的に形成された第2の補強部及びインフレータブラケットに一体的に形成された第2の補強部により連結する形態である。
【0054】
図12は、支持部材組付構造の別の一例を模式的に示す正面図である。
図13は、支持部材組付構造の別の一例を模式的に示す背面図である。
図12及び図13に示す支持部材組付構造3では、第1実施形態の支持部材組付構造の連結部材30とは第2の端部の形状が異なる連結部材30´を使用する。インフレータブラケット50としては第1実施形態の支持部材組付構造と同じインフレータブラケット50を使用する。
支持部材組付構造3では、第2の支持部材20の一対の固定部である第3の固定部23及び第4の固定部24は、連結部材30´に一体的に形成された第2の補強部37及びインフレータブラケットに一体的に形成された第2の補強部55により連結されている。
【0055】
連結部材30´の第2の端部32にはカーテンエアバッグ装置40の一部であるインフレータブラケット50の端部51が取り付けられるが、その位置が第1実施形態の支持部材組付構造及び第2実施形態の支持部材組付構造とは異なる。
【0056】
連結部材30´の第2の端部32には貫通孔32a及び貫通孔32bが設けられており、第2の端部32の最も車両の後方側の位置に貫通孔32aが、最も車両の前方側の位置に貫通孔32bがそれぞれ設けられている。
インフレータブラケット50の端部51には貫通孔51a及び貫通孔51bが設けられており、端部51の最も車両の後方側の位置に貫通孔51aが、最も車両の前方側の位置に貫通孔51bがそれぞれ設けられている。
【0057】
第2の支持部材20の第3の固定部23に設けられた貫通孔23aは、連結部材30´の第2の端部32に設けられた貫通孔32a及びインフレータブラケット50の端部51に設けられた貫通孔51aと重なっている。
第2の支持部材20の第4の固定部24に設けられた貫通孔24aは、連結部材30´の第2の端部32に設けられた貫通孔32b及びインフレータブラケット50の端部51に設けられた貫通孔51bと重なっている。
【0058】
連結部材30´、第2の支持部材20及びインフレータブラケット50の3つの部材が、連結部材30´の第2の端部32及びインフレータブラケット50の端部51において重なっている。これら3つの部材の接合は、第2の支持部材20の第3の固定部23及び第4の固定部24において、連結部材30´の第2の端部32とインフレータブラケット50の端部51とのスポット溶接によりなされていることが好ましい。
【0059】
上記のような構成を有する支持部材組付構造3では、第2の支持部材20の一対の固定部である第3の固定部23と第4の固定部24は、連結部材30´に一体的に形成された第2の補強部37及びインフレータブラケット50に一体的に形成された第2の補強部55により連結されている。
図12及び図13において、連結部材30´のうち、第2の支持部材20の第3の固定部23と第4の固定部24の間を連結する部位が第2の補強部37となる。図12及び図13には、第2の補強部37の位置の概略を網掛けで示している。
図13において、インフレータブラケット50のうち、第2の支持部材20の第3の固定部23と第4の固定部24の間を連結する部位が第2の補強部55となる。図13には第2の補強部55の位置の概略を網掛けで示している。
第2の支持部材20の第3の固定部23と第4の固定部24の間に第2の補強部37及び第2の補強部55が設けられていると、第2の支持部材20の第3の固定部23と第4の固定部24の間隔が第2の補強部37及び第2の補強部55により固定されるので、第2の支持部材20が変形することが抑制される。
【0060】
上記に説明した構成以外は、第1実施形態の支持部材組付構造と同様の構成とすることができるのでその他の詳細な説明は省略する。また、第1実施形態の支持部材組付構造と同様にして支持部材組付構造をルーフサイドレールに取り付けることにより、車両の内装部品が取り付けられる支持部材を少なくとも2つ、車両のルーフサイドレールに取り付けることができる。
【0061】
本発明は、上記実施形態に記載された内容に限定されるものではなく、実施形態に記載された各構成は、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜削除されてもよいし、追加されてもよいし、変更されてもよいし、組み合わされてもよい。
【符号の説明】
【0062】
1、2、3:支持部材組付構造
10:第1の支持部材
11:第1の固定部
11a:第1の固定部の貫通孔
12:第2の固定部
12a:第1の固定部の貫通孔
15:取付部
16、17:屈曲部
20:第2の支持部材
23:第3の固定部
23a:第3の固定部の貫通孔
24:第4の固定部
24a:第4の固定部の貫通孔
25:取付部
26、27:屈曲部
30、30´:連結部材
31:第1の端部
31a、31b:第1の端部の貫通孔
32:第2の端部
32a、32b:第2の端部の貫通孔
35:第1の補強部
36:嵌合孔
36a:大径孔
36b:小径孔
37、55:第2の補強部
40:カーテンエアバッグ装置
50、50´:インフレータブラケット
51:インフレータブラケットの端部
51a、51b:インフレータブラケットの端部の貫通孔
52:インフレータ固定部
52a、52b:インフレータ固定穴
60:クリップ
61、62:円環板
63:円筒
70:インフレータ
80:エアバッグ
81、82、83、84:ボルト
90:センターピラー
100:ルーフサイドレール
図1
図2
図3A
図3B
図4
図5
図6A
図6B
図7A
図7B
図8
図9
図10
図11
図12
図13