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▶ 佐原 十郎の特許一覧

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  • 特開-教材用落下実験補助具 図1
  • 特開-教材用落下実験補助具 図2
  • 特開-教材用落下実験補助具 図3
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  • 特開-教材用落下実験補助具 図5
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023061209
(43)【公開日】2023-05-01
(54)【発明の名称】教材用落下実験補助具
(51)【国際特許分類】
   G09B 23/06 20060101AFI20230424BHJP
   G09B 9/00 20060101ALI20230424BHJP
【FI】
G09B23/06 Z
G09B9/00 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021171066
(22)【出願日】2021-10-19
(71)【出願人】
【識別番号】309009199
【氏名又は名称】佐原 十郎
(72)【発明者】
【氏名】佐原 十郎
(72)【発明者】
【氏名】川上 美月
【テーマコード(参考)】
2C032
【Fターム(参考)】
2C032BA00
(57)【要約】
【課題】
ガリレオ・ガリレイの「落体の法則」の落下速度比較検証実験において、空気抵抗が無視できない形の物体の落下速度には相当な時間差があり、空気抵抗を無視する対策が必要である。
空気抵抗を無視する実験は、これまで米国アポロ15号の船長が行なった月面や一般的には真空実験装置など特殊な環境で行なわれ身近に実験できなかった。
【解決手段】
空気抵抗を無視する方法として、それぞれの物体を同じサイズのカプセルに入れて受風面積を同じにすることで空気抵抗が同じになるので、空気抵抗を無視することができる。
本発明の落下実験補助具のカプセルは、操作が安全で簡単に利用できるので教材としての利用も可能である。

【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
空気抵抗に相当な差のある少なくとも2つの物体の落下速度比較実験において、空気抵抗を同じにして無視するために、同じサイズのカプセルにそれぞれの物体を入れて落下実験することを特徴とする落下実験補助具。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、物体の落下速度比較実験において空気抵抗を無視する装置に関する
【背景技術】
【0002】
ガリレオ・ガリレイの「落体の法則」では「物体が自由落下する時、空気抵抗を
無視すれば、重いものも軽いものも同じ速度で落下する」とされているが、例えば
空気抵抗差が無視できない形の物体の、例えば鳥の羽根とハンマーの落下速度比較実
験は、これまで米国宇宙船アポロ15号の船長が行なった月面や、一般的には真空実
験装置など空気が存在しない特殊な環境で行なわれてきた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平07-117800
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ガリレオの「落体の法則」による落下速度比較実験を地上で行なった時、同じような形の物体は重さに関係なく落下速度はほぼ同じであるが、空気抵抗が無視できない形の物体では落下速度に相当な時間差が生じる。
【0005】
空気抵抗が無視できない少なくとも2つの物体の落下速度比較実験では、それぞれにかかる空気抵抗を同じにして、空気抵抗を無視する対策が必要である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る空気抵抗を無視する対策として、それぞれ物体の受風面積を同じにすることにより空気抵抗が同じになり、空気抵抗を無視することができる。
【0007】
物体の受風面積を同じにする対策として、本発明による落下実験補助具の同じサイズのカプセルにそれぞれの物体を入れて落下することにより、空気抵抗が同じになり空気抵抗を無視することができる。
【発明の効果】
【0008】
本発明により、落下実験補助具カプセルに入れたそれぞれの物体は、空気抵抗が同じになり空気抵抗が無視できた状況となり、落下速度は物体の形と重さに関係なく、落下速度はガリレオの「落体の法則」のとおり重いものも軽いものも落下速度は同じになる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明に係る落下実験補助具カプセルの正面図である。
図2】落下実験カプセルの開封図の正面図である。
図3】落下実験補助具カプセル図である。
図4】鳥の羽根とハンマー図である。
図5】カプセルに入れた鳥の羽根とハンマー図である。
図6】模擬落下実験図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1ないし図2は本発明に係る補助具の実施例を示す。図3ないし図6は実施例の
使用例写真を示す。
【符号の説明】
【0011】
1 カプセル上
2 カプセル下








図1
図2
図3
図4
図5
図6