(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023061335
(43)【公開日】2023-05-01
(54)【発明の名称】通報機能を備えた光ケーブル監視システム
(51)【国際特許分類】
H04B 10/077 20130101AFI20230424BHJP
H02G 1/06 20060101ALI20230424BHJP
H02G 9/06 20060101ALI20230424BHJP
【FI】
H04B10/077 110
H02G1/06
H02G9/06
【審査請求】有
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021185023
(22)【出願日】2021-11-12
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2022-05-25
(31)【優先権主張番号】202111213409.8
(32)【優先日】2021-10-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】521498081
【氏名又は名称】国網新疆電力有限公司電力科学研究院
【氏名又は名称原語表記】State Grid Xinjiang Electric Power Co.,Ltd.Electric Power Research Institute
【住所又は居所原語表記】No.200,Hengda Street,High-tech Industrial Development Zone(Xinshi District),Urumqi City,Xinjiang,China
(71)【出願人】
【識別番号】518453590
【氏名又は名称】国家電網有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110000291
【氏名又は名称】弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】郭 慶瑞
(72)【発明者】
【氏名】李 峰
(72)【発明者】
【氏名】張 強
(72)【発明者】
【氏名】郭 学▲譲▼
(72)【発明者】
【氏名】何 玲
(72)【発明者】
【氏名】尹 軍
(72)【発明者】
【氏名】李 亜平
(72)【発明者】
【氏名】解 鵬
(72)【発明者】
【氏名】張 志軍
(72)【発明者】
【氏名】黎 玉娥
【テーマコード(参考)】
5G352
5G369
5K102
【Fターム(参考)】
5G352CA08
5G352CD10
5G352CG04
5G369AA16
5G369BA01
5G369BA03
5G369BA04
5G369EA04
5K102AA43
5K102AA45
5K102LA02
5K102LA15
5K102LA52
5K102PA01
(57)【要約】 (修正有)
【課題】光ケーブルの監視効率を向上させる通報機能を備えた光ケーブル監視システムを提供する。
【解決手段】光ケーブル監視システムは、警告ユニットと、監視ユニットと、を備え、2つ以上の監視ユニットが直列に監視線路を構成しており、2つ以上の警告ユニットが順次配置されてなり、警告ユニット同士の間は、監視線路を介して接続されている通報機能を備える。監視ユニットは、監視ケース31、駆動ケース及び接続ケーブル39を含み、監視ケース内には、検査アセンブリが設けられている。検査アセンブリは、第一の温度センサ33、信号モニター32、振動センサ及びコントローラ34を含み、設けられた監視ユニットを介して、光ケーブルの信号伝送、温度及び振動状況をリアルタイム監視することができ、且つ、検出された情報を、警告ユニットを介して地上に送信し、警告ユニットが表示ランプにより通報を行ない、通信器を介して検出情報を外部に送信する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
警告ユニットと、監視ユニットとを備え、2つ以上の監視ユニットが直列に監視線路を構成しており、2つ以上の警告ユニットが順次配置されてなり、警告ユニット同士の間は、監視線路を介して接続され、監視ユニットは、監視ケース、駆動ケース及び接続ケーブルを含み、駆動ケースは、監視ケースの端部に設けられ、接続ケーブルは、駆動ケースを通過し、光ケーブルは、監視ケースを貫通し、監視ケース内には、検査アセンブリが設けられ、
検査アセンブリは、第一の温度センサ、信号モニター、振動センサ及びコントローラを含み、第一の温度センサは、ケーブルに貼合わされ、信号モニターは、光ケーブル内に嵌入され、振動センサは、監視ケースの内部に固定され、信号モニター、振動センサ及び第一の温度センサは、いずれもコントローラに接続されている、ことを特徴とする通報機能を備えた光ケーブル監視システム。
【請求項2】
前記警告ユニットは、プラグ、収納ケース、表示ランプ及び通信器を含み、
プラグは、収納ケースの底部に固定され、表示ランプは、収納ケースの頂部に嵌めこまれ、通信器は、収納ケース内に設けられ、収納ケースは、接続ケーブルを介して監視ケースに接続され、接続ケーブルの中段には、通路が開設され、通路内には、リード線が設けられ、通信器は、リード線を介してコントローラに接続されている、ことを特徴とする請求項1に記載の通報機能を備えた光ケーブル監視システム。
【請求項3】
前記監視ユニットは、補助監視部材をさらに含み、監視ケースの両側には、いずれも摺動リング、第二の温度センサ、プーリ及びローラを含む補助監視部材が設けられ、
摺動リングは、光ケーブルに嵌合され、摺動リング内部には、2つ以上ボールが設けられ、ボールは、光ケーブルと転動接続され、第二の温度センサは、摺動リングの内部に固定され、且つ光ケーブルに貼合わされ、プーリは、摺動リング内部に回転接続され、且つ光ケーブルと回転接続され、摺動リングは、駆動チェーンを介して駆動ケースに接続されている、ことを特徴とする請求項2に記載の通報機能を備えた光ケーブル監視システム。
【請求項4】
前記摺動リングの両側には、いずれもテーパ状リングが回転接続され、テーパ状リングの一側には、駆動リングが固定され、駆動リング内側には、鋸歯が設けられ、前記プーリの両側には、いずれも支持プレートが設けられ、プーリの一側は、回転軸を介して支持プレートに回転接続され、滑りロールの他側は、ウォームを介して支持プレートに回転接続され、摺動リング内には、ウォームギヤ、駆動軸及び第一の駆動ギアを含む駆動部材が設けられ、駆動軸は、摺動リング内に回転接続され、且つウォームに垂直に設けられ、ウォームギヤは、駆動軸の中段に固定され、駆動軸の両端には、いずれも第一の駆動ギアが固定され、第一の駆動ギアは、隣接する駆動リングと噛合されている、ことを特徴とする請求項3に記載の通報機能を備えた光ケーブル監視システム。
【請求項5】
前記支持ケーブルには、中継輪が設けられ、前記駆動ケース内には、駆動機が設けられ、駆動チェーンの一端は、摺動リングの一側に接続され、駆動チェーンの他端は、中継輪を順次に迂回し、駆動機を通過して摺動リングの他端に接続され、駆動機の動力出力端には、第二の駆動ギアが固定され、第二の駆動ギアは、駆動チェーンと噛合されている、ことを特徴とする請求項4に記載の通報機能を備えた光ケーブル監視システム。
【請求項6】
前記監視ユニットは、二次警告ユニットをさらに含み、二次警告ユニットは、取付けケース、蓄電池及び警告ランプを含み、
取付けケースは、接続ケーブルを介して監視ケースに接続され、蓄電池は、取付けケース内に設けられ、警告ランプは、取付けケース頂部に嵌めこまれ、電源遮断スイッチは、警告ランプと蓄電池を連結し、電源遮断スイッチは、リード線にも電気的に接続されている、ことを特徴とする請求項1に記載の通報機能を備えた光ケーブル監視システム。
【請求項7】
前記監視ケースと光ケーブルとの連結箇所には、密封リングが設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の通報機能を備えた光ケーブル監視システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、監視装置分野に関し、より具体的には、通報機能を備えた光ケーブル監視システムに関する。
【背景技術】
【0002】
光ケーブルは、信号を伝送するための線路であり、通常、安全のために、地下に埋設されている。しかし、このような敷設方式であるため、日常的に監視観察することは困難である。障害が発生した場合には、察知が困難であり、受信側が信号を受信できず、受信側と送信側の問題を排除してからファイバ障害であることを確認することが往々にしてある。このようにして、監視修理維持の効率が大きく低下するとともに、光ケーブル障害であることを監視しても障害区間を決定するのにより多い時間がかかり、効率が低下している。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本発明が解決しようとする課題は、従来の光ケーブル障害監視効率が低下することである。従来の技術の欠陥を克服するために、本出願は、リアルタイム監視機能を備え、且つ階段的に通報することができ、光ケーブルの監視効率を向上させることができる通報機能を備えた光ケーブル監視システムを提案する。
【0004】
この目的を達成するために、本発明は、以下の技術案を用いる。
【0005】
本発明は、警告ユニットと、監視ユニットとを備え、2つ以上の監視ユニットが直列に監視線路を構成しており、2つ以上の警告ユニットが順次配置されてなり、警告ユニット同士の間は、監視線路を介して接続されている通報機能を備えた光ケーブル監視システムを提供する。監視ユニットは、監視ケース、駆動ケース及び接続ケーブルを含み、駆動ケースは、監視ケースの端部に設けられ、接続ケーブルは、駆動ケースを通過し、光ケーブルは、監視ケースを貫通し、監視ケース内には、検査アセンブリが設けられている。検査アセンブリは、第一の温度センサ、信号モニター、振動センサ及びコントローラを含み、第一の温度センサは、ケーブルに貼合わされ、信号モニターは、光ケーブル内に嵌入され、振動センサは、監視ケースの内部に固定され、信号モニター、振動センサ及び第一の温度センサは、いずれもコントローラに接続されている。
【0006】
本発明の好適技術案では、前記警告ユニットは、プラグ、収納ケース、表示ランプ及び通信器を含み、プラグは、収納ケースの底部に固定され、表示ランプは、収納ケースの頂部に嵌めこまれ、通信器は、収納ケース内に設けられ、収納ケースは、接続ケーブルを介して監視ケースに接続され、接続ケーブルの中段には、通路が開設され、通路内には、リード線が設けられ、通信器は、リード線を介してコントローラに接続されている。
【0007】
本発明の好適技術案では、前記監視ユニットは、補助監視部材をさらに含み、監視ケースの両側には、いずれも摺動リング、第二の温度センサ、プーリ及びローラを含む補助監視部材が設けられ、摺動リングは、光ケーブルに嵌合され、摺動リング内部には、2つ以上ボールが設けられ、ボールは、光ケーブルと転動接続され、第二の温度センサは、摺動リングの内部に固定され、且つ光ケーブルに貼合わされ、プーリは、摺動リング内部に回転接続され、且つ光ケーブルと回転接続され、摺動リングは、駆動チェーンを介して駆動ケースに接続されている。
【0008】
本発明の好適技術案では、前記摺動リングの両側には、いずれもテーパ状リングが回転接続され、テーパ状リングの一側には、駆動リングが固定され、駆動リング内側には、鋸歯が設けられ、前記プーリの両側には、いずれも支持プレートが設けられ、プーリの一側は、回転軸を介して支持プレートに回転接続され、滑りロールの他側は、ウォームを介して支持プレートに回転接続され、摺動リング内には、ウォームギヤ、駆動軸及び第一の駆動ギアを含む駆動部材が設けられ、駆動軸は、摺動リング内に回転接続され、且つウォームに垂直に設けられ、ウォームギヤは、駆動軸の中段に固定され、駆動軸の両端には、いずれも第一の駆動ギアが固定され、第一の駆動ギアは、隣接する駆動リングと噛合されている。
【0009】
本発明の好適技術案では、前記支持ケーブルには、中継輪が設けられ、前記駆動ケース内には、駆動機が設けられ、駆動チェーンの一端は、摺動リングの一側に接続され、駆動チェーンの他端は、中継輪を順次に迂回し、駆動機を通過して摺動リングの他端に接続され、駆動機の動力出力端には、第二の駆動ギアが固定され、第二の駆動ギアは、駆動チェーンと噛合されている。
【0010】
本発明の好適技術案では、前記監視ユニットは、二次警告ユニットをさらに含み、二次警告ユニットは、取付けケース、蓄電池及び警告ランプを含み、取付けケースは、接続ケーブルを介して監視ケースに接続され、蓄電池は、取付けケース内に設けられ、警告ランプは、取付けケース頂部に嵌めこまれ、電源遮断スイッチは、警告ランプと蓄電池を連結し、電源遮断スイッチは、リード線にも電気的に接続されている。
【0011】
本発明の好適技術案では、前記監視ケースと光ケーブルとの連結箇所には、密封リングが設けられている。
【0012】
本発明の有益な効果は、以下のとおりである。
本発明により提供される通報機能を備えた光ケーブル監視システムは、設けられた監視ユニットを介して、光ケーブルの信号伝送、温度及び振動状況をリアルタイム監視することができ、且つ検出された情報を、警告ユニットを介して地上に送信することができ、警告ユニット自体が表示ランプにより通報を行うことができ、通信器を介して検出情報を外部に送信することもでき、管理職員が光ケーブルの動作状態を把握することを容易にし、障害が生じた場合でもできるだけ早く知ることができる。一方、監視ユニットの段階化設置も光ケーブルに障害が発生した場合に、障害区間を迅速に決定させることができ、修理の精度を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】本発明の具体的な実施例による通報機能を備えた光ケーブル監視システムの構造概略図である。
【
図3】
図1における摺動リングの側面構造概略図である。
【
図4】
図1における駆動ケースの内部構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下は、添付図面を結び付けながら、具体的な実施形態に関連して本発明の技術案をさらに説明する。
【0015】
図1~4に示すように、実施例では、警告ユニットと、監視ユニットとを備え、2つ以上の監視ユニットが直列に監視線路を構成しており、2つ以上の警告ユニットが順次配置されてなり、警告ユニット同士の間は、監視線路を介して接続されている通報機能を備えた光ケーブル監視システムを提供する。監視ユニットは、監視ケース、駆動ケース及び接続ケーブルを含み、駆動ケースは、監視ケースの端部に設けられ、接続ケーブルは、駆動ケースを通過し、光ケーブルは、監視ケースを貫通し、監視ケース内には、検査アセンブリが設けられている。検査アセンブリは、第一の温度センサ、信号モニター、振動センサ及びコントローラを含み、第一の温度センサは、ケーブルに貼合わされ、信号モニターは、光ケーブル内に嵌入され、振動センサは、監視ケースの内部に固定され、信号モニター、振動センサ及び第一の温度センサは、いずれもコントローラに接続されている。
【0016】
さらに、前記警告ユニットは、プラグ、収納ケース、表示ランプ及び通信器を含み、プラグは、収納ケースの底部に固定され、表示ランプは、収納ケースの頂部に嵌めこまれ、通信器は、収納ケース内に設けられ、収納ケースは、接続ケーブルを介して監視ケースに接続され、接続ケーブルの中段には、通路が開設され、通路内には、リード線が設けられ、通信器は、リード線を介してコントローラに接続されている。
【0017】
さらに、前記監視ユニットは、補助監視部材をさらに含み、監視ケースの両側には、いずれも摺動リング、第二の温度センサ、プーリ及びローラを含む補助監視部材が設けられ、摺動リングは、光ケーブルに嵌合され、摺動リング内部には、2つ以上ボールが設けられ、ボールは、光ケーブルと転動接続され、第二の温度センサは、摺動リングの内部に固定され、且つ光ケーブルに貼合わされ、プーリは、摺動リング内部に回転接続され、且つ光ケーブルと回転接続され、摺動リングは、駆動チェーンを介して駆動ケースに接続されている。
【0018】
さらに、前記摺動リングの両側には、いずれもテーパ状リングが回転接続され、テーパ状リングの一側には、駆動リングが固定され、駆動リング内側には、鋸歯が設けられ、前記プーリの両側には、いずれも支持プレートが設けられ、プーリの一側は、回転軸を介して支持プレートに回転接続され、滑りロールの他側は、ウォームを介して支持プレートに回転接続され、摺動リング内には、ウォームギヤ、駆動軸及び第一の駆動ギアを含む駆動部材が設けられ、駆動軸は、摺動リング内に回転接続され、且つウォームに垂直に設けられ、ウォームギヤは、駆動軸の中段に固定され、駆動軸の両端には、いずれも第一の駆動ギアが固定され、第一の駆動ギアは、隣接する駆動リングと噛合されている。
【0019】
さらに、前記支持ケーブルには、中継輪が設けられ、前記駆動ケース内には、駆動機が設けられ、駆動チェーンの一端は、摺動リングの一側に接続され、駆動チェーンの他端は、中継輪を順次に迂回し、駆動機を通過して摺動リングの他端に接続され、駆動機の動力出力端には、第二の駆動ギアが固定され、第二の駆動ギアは、駆動チェーンと噛合されている。
【0020】
さらに、前記監視ユニットは、二次警告ユニットをさらに含み、二次警告ユニットは、取付けケース、蓄電池及び警告ランプを含み、取付けケースは、接続ケーブルを介して監視ケースに接続され、蓄電池は、取付けケース内に設けられ、警告ランプは、取付けケース頂部に嵌めこまれ、電源遮断スイッチは、警告ランプと蓄電池を連結し、電源遮断スイッチは、リード線にも電気的に接続されている。
【0021】
さらに、前記監視ケースと光ケーブルとの連結箇所には、密封リングが設けられている。
【0022】
本実施例の他の技術は、従来の技術を用いる。
【0023】
本発明は、好適な実施例によって説明されたが、当業者であれば理解できるように、本発明の主旨及び保護範囲から逸脱することなく、これらの特徴及び実施例に対してさまざまな変形又は同等置換を行うことができる。本発明は、本明細書に開示された具体的な実施例によって限定されるものではなく、本出願の特許請求の範囲内に入る他の実施例は、いずれも本発明の保護範囲に属する。
【符号の説明】
【0024】
1-光ケーブル、21-収納ケース、22-通信器、23-プラグ、24-表示ランプ、31-監視ケース、32-信号モニター、33-第一の温度センサ、34-コントローラ、35-密封リング、36-駆動ケース、37-第二の駆動ギア、38-駆動チェーン、39-接続ケーブル、30-中継輪、41-取付けケース、42-蓄電池、43-電源遮断スイッチ、44-警告ランプ、51-摺動リング、52-ローラ、53-第二の温度センサ、54-ウォーム、55-ウォームギヤ、56-駆動軸、57-第一の駆動ギア、58-テーパ状リング、59-駆動リング、50-支持プレート、6-ボール。
【手続補正書】
【提出日】2022-03-02
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
警告ユニットと、監視ユニットとを備え、2つ以上の監視ユニットが直列に監視線路を構成しており、2つ以上の警告ユニットが順次配置されてなり、警告ユニット同士の間は、監視線路を介して接続され、監視ユニットは、監視ケース、駆動ケース及び接続ケーブルを含み、駆動ケースは、監視ケースの端部に設けられ、接続ケーブルは、駆動ケースを通過し、光ケーブルは、監視ケースを貫通し、監視ケース内には、検査アセンブリが設けられ、
検査アセンブリは、第一の温度センサ、信号モニター、振動センサ及びコントローラを含み、第一の温度センサは、ケーブルに貼合わされ、信号モニターは、光ケーブル内に嵌入され、振動センサは、監視ケースの内部に固定され、信号モニター、振動センサ及び第一の温度センサは、いずれもコントローラに接続されている、ことを特徴とする通報機能を備えた光ケーブル監視システム。
【請求項2】
前記警告ユニットは、プラグ、収納ケース、表示ランプ及び通信器を含み、
プラグは、収納ケースの底部に固定され、表示ランプは、収納ケースの頂部に嵌めこまれ、通信器は、収納ケース内に設けられ、収納ケースは、接続ケーブルを介して監視ケースに接続され、接続ケーブルの中段には、通路が開設され、通路内には、リード線が設けられ、通信器は、リード線を介してコントローラに接続されている、ことを特徴とする請求項1に記載の通報機能を備えた光ケーブル監視システム。
【請求項3】
前記監視ユニットは、補助監視部材をさらに含み、監視ケースの両側には、いずれも摺動リング、第二の温度センサ、プーリ及びローラを含む補助監視部材が設けられ、
摺動リングは、光ケーブルに嵌合され、摺動リング内部には、2つ以上ボールが設けられ、ボールは、光ケーブルと転動接続され、第二の温度センサは、摺動リングの内部に固定され、且つ光ケーブルに貼合わされ、プーリは、摺動リング内部に回転接続され、且つ光ケーブルと回転接続され、摺動リングは、駆動チェーンを介して駆動ケースに接続されている、ことを特徴とする請求項2に記載の通報機能を備えた光ケーブル監視システム。
【請求項4】
前記摺動リングの両側には、いずれもテーパ状リングが回転接続され、テーパ状リングの一側には、駆動リングが固定され、駆動リング内側には、鋸歯が設けられ、前記プーリの両側には、いずれも支持プレートが設けられ、プーリの一側は、回転軸を介して支持プレートに回転接続され、滑りロールの他側は、ウォームを介して支持プレートに回転接続され、摺動リング内には、ウォームギヤ、駆動軸及び第一の駆動ギアを含む駆動部材が設けられ、駆動軸は、摺動リング内に回転接続され、且つウォームに垂直に設けられ、ウォームギヤは、駆動軸の中段に固定され、駆動軸の両端には、いずれも第一の駆動ギアが固定され、第一の駆動ギアは、隣接する駆動リングと噛合されている、ことを特徴とする請求項3に記載の通報機能を備えた光ケーブル監視システム。
【請求項5】
前記接続ケーブルには、中継輪が設けられ、前記駆動ケース内には、駆動機が設けられ、駆動チェーンの一端は、摺動リングの一側に接続され、駆動チェーンの他端は、中継輪を順次に迂回し、駆動機を通過して摺動リングの他端に接続され、駆動機の動力出力端には、第二の駆動ギアが固定され、第二の駆動ギアは、駆動チェーンと噛合されている、ことを特徴とする請求項4に記載の通報機能を備えた光ケーブル監視システム。
【請求項6】
前記監視ユニットは、二次警告ユニットをさらに含み、二次警告ユニットは、取付けケース、蓄電池及び警告ランプを含み、
取付けケースは、接続ケーブルを介して監視ケースに接続され、蓄電池は、取付けケース内に設けられ、警告ランプは、取付けケース頂部に嵌めこまれ、電源遮断スイッチは、警告ランプと蓄電池を連結し、電源遮断スイッチは、リード線にも電気的に接続されている、ことを特徴とする請求項1に記載の通報機能を備えた光ケーブル監視システム。
【請求項7】
前記監視ケースと光ケーブルとの連結箇所には、密封リングが設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の通報機能を備えた光ケーブル監視システム。
【手続補正書】
【提出日】2022-04-12
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
警告ユニットと、監視ユニットとを備え、2つ以上の監視ユニットが直列に監視線路を構成しており、2つ以上の警告ユニットが順次配置されてなり、警告ユニット同士の間は、監視線路を介して接続され、監視ユニットは、監視ケース、駆動ケース及び第1接続ケーブルを含み、駆動ケースは、監視ケースの端部に設けられ、第1接続ケーブルは、駆動ケースを通過し、光ケーブルは、監視ケースを貫通し、監視ケース内には、検査アセンブリが設けられ、
検査アセンブリは、第一の温度センサ、信号モニター、振動センサ及びコントローラを含み、第一の温度センサは、ケーブルに貼合わされ、信号モニターは、光ケーブル内に嵌入され、振動センサは、監視ケースの内部に固定され、信号モニター、振動センサ及び第一の温度センサは、いずれもコントローラに接続されている、ことを特徴とする通報機能を備えた光ケーブル監視システム。
【請求項2】
前記警告ユニットは、プラグ、収納ケース、表示ランプ及び通信器を含み、
プラグは、収納ケースの底部に固定され、表示ランプは、収納ケースの頂部に嵌めこまれ、通信器は、収納ケース内に設けられ、収納ケースは、第2接続ケーブルを介して監視ケースに接続され、第2接続ケーブルの中段には、通路が開設され、通路内には、リード線が設けられ、通信器は、リード線を介してコントローラに接続されている、ことを特徴とする請求項1に記載の通報機能を備えた光ケーブル監視システム。
【請求項3】
前記監視ユニットは、補助監視部材をさらに含み、監視ケースの両側には、いずれも摺動リング、第二の温度センサ、プーリ及びローラを含む補助監視部材が設けられ、
摺動リングは、光ケーブルに嵌合され、摺動リング内部には、2つ以上ボールが設けられ、ボールは、光ケーブルと転動接続され、第二の温度センサは、摺動リングの内部に固定され、且つ光ケーブルに貼合わされ、プーリは、摺動リング内部に回転接続され、且つ光ケーブルと回転接続され、摺動リングは、駆動チェーンを介して駆動ケースに接続されている、ことを特徴とする請求項2に記載の通報機能を備えた光ケーブル監視システム。
【請求項4】
前記摺動リングの両側には、いずれもテーパ状リングが回転接続され、テーパ状リングの一側には、駆動リングが固定され、駆動リング内側には、鋸歯が設けられ、前記プーリの両側には、いずれも支持プレートが設けられ、プーリの一側は、回転軸を介して支持プレートに回転接続され、滑りロールの他側は、ウォームを介して支持プレートに回転接続され、摺動リング内には、ウォームギヤ、駆動軸及び第一の駆動ギアを含む駆動部材が設けられ、駆動軸は、摺動リング内に回転接続され、且つウォームに垂直に設けられ、ウォームギヤは、駆動軸の中段に固定され、駆動軸の両端には、いずれも第一の駆動ギアが固定され、第一の駆動ギアは、隣接する駆動リングと噛合されている、ことを特徴とする請求項3に記載の通報機能を備えた光ケーブル監視システム。
【請求項5】
第3接続ケーブルには、中継輪が設けられ、前記駆動ケース内には、駆動機が設けられ、駆動チェーンの一端は、摺動リングの一側に接続され、駆動チェーンの他端は、中継輪を順次に迂回し、駆動機を通過して摺動リングの他端に接続され、駆動機の動力出力端には、第二の駆動ギアが固定され、第二の駆動ギアは、駆動チェーンと噛合されている、ことを特徴とする請求項4に記載の通報機能を備えた光ケーブル監視システム。
【請求項6】
前記監視ユニットは、二次警告ユニットをさらに含み、二次警告ユニットは、取付けケース、蓄電池及び警告ランプを含み、
取付けケースは、第1接続ケーブルを介して監視ケースに接続され、蓄電池は、取付けケース内に設けられ、警告ランプは、取付けケース頂部に嵌めこまれ、電源遮断スイッチは、警告ランプと蓄電池を連結し、電源遮断スイッチは、リード線にも電気的に接続されている、ことを特徴とする請求項1に記載の通報機能を備えた光ケーブル監視システム。
【請求項7】
前記監視ケースと光ケーブルとの連結箇所には、密封リングが設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の通報機能を備えた光ケーブル監視システム。