(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023061855
(43)【公開日】2023-05-02
(54)【発明の名称】多機能エコバック(登録商標)
(51)【国際特許分類】
A45C 3/04 20060101AFI20230425BHJP
A45C 9/00 20060101ALI20230425BHJP
A61F 5/058 20060101ALI20230425BHJP
【FI】
A45C3/04 C
A45C9/00 Z
A61F5/058
【審査請求】有
【請求項の数】2
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021185233
(22)【出願日】2021-10-20
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2022-08-03
(71)【出願人】
【識別番号】521496308
【氏名又は名称】山田 みどり
(72)【発明者】
【氏名】山田 みどり
【テーマコード(参考)】
3B045
4C098
【Fターム(参考)】
3B045AA53
3B045CE10
3B045EA02
3B045GA01
3B045GB01
3B045GC01
3B045GD01
4C098AA01
4C098BB09
4C098BC02
4C098BC09
4C098BC42
(57)【要約】
【課題】携帯エコバック
(登録商標)は、形状を変え普段、買い物バックとして使用する事ができ、災害時・防災時は、場所を選ばず誰もが簡単に上肢固定の応急処置が可能となる、多機能エコバック
(登録商標)として提供する。
【解決手段】多機能エコバック
(登録商標)本体のチャック1a、1bを上から下へ下し、本体から外した2本の紐2a、2bを、上肢の固定用の紐として使用する。エコバック
(登録商標)本体1を、頭から首まで通し上肢を挿入後、マチ部分に肘をいれる事で負傷した上肢の応急処置が可能となり、エコバック
(登録商標)の再利用ができるよう布製・防水撥水性生地で作成されている。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体バック両側面にチャック(1a)と(1b)を取り付け、バックの口元に紐(2a)と(2b)を通し、本体バックのチャックを開けて展開する事で、災害時や防災時、三角巾として上肢固定と肘関節の安定化が図れ、上肢の負担を少なくした特徴を備えた、布製・防水撥水性生地の多機能エコバック。
【請求項2】
本体バック両側面にチャック(1a)と(1b)を取り付けた時、マチを作らず、バックの口元に紐を設けない事を特徴とする請求項1記載の多機能エコバック。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、普段は、携帯エコバックとして、買い物時に通常の大きさに広げエコバックとして使用可能となり、災害時・防災時は三角巾の代用として、上肢固定をする際に、場所を選ばず誰もが簡単に使用できる多機能エコバックに関する。
【背景技術】
【0002】
2020年7月1日より環境対策の取り組みによって、日本国内でレジ袋の有料化が開始された。レジ袋の料金を支払い購入する人が居る一方で、普段から商品を購入する際、レジ袋に変わるエコバックを所有している人が増えた。災害時・防災時、三角巾を持ち合わせていなくても、ビニール製レジ袋をはさみで一部カットする事で、上肢固定する方法があるが、使用後はレジ袋として再利用できないが公知である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ビニール製レジ袋は、2020年7月1日より有料化となった。レジ袋を使用した方法で、上肢固定をする際、はさみ等でカットする必要性がある。災害時・防災時レジ袋を持っていても、はさみ等を携帯していない場合がある。また、三角巾があっても技術を知らなくては正しく使用する事ができない。そのため、誰もが簡単に使用できないという課題を持っている。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本体バック両側面にチャック(1a)と(1b)を取り付け、バックの口元に紐(2a)と(2b)を通し、本体バックのチャックを開けて展開する事で、災害時や防災時、三角巾として上肢固定と肘関節の安定化が図れ、上肢の負担を少なくした特徴を備えた、布製・防水撥水性生地の多機能エコバック。
【発明の効果】
【0005】
布製・防水撥水性生地のエコバックは、ビニール製レジ袋より環境問題の取り組みに貢献できる。
【0006】
エコバック口元に紐がある事で、形状が変わり繰り返し使用できるエコバックとして提供できる。
【0007】
災害時・防災時、三角巾を代用した上肢固定を医療者に関わらず、誰もが簡単に、場所を選ばず使用でき、マチがある事から肘の固定、上肢の安定化を図り安楽な良肢位を保ち安全に提供する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本発明にかかる、上方からみた多機能エコバックの斜視図である。
【
図2】本発明にかかる多機能エコバックの使用状態を示す図である。
【
図4】
図3(B)2a,2bの、上肢固定用紐として使用した図である。
【
図5】
図3(A)本体を展開して三角巾として使用した図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
普段は、
図1・
図2に示すように(レジ袋型・巾着型)携帯エコバックとして買い物した荷物を入れ使用する事ができる。
【0010】
図1・
図2に示すように本体1の上部に紐ゴム3を取り付け、携帯エコバックとしてコンパクトにする事ができる。
【0011】
図3・
図4・
図5は、本発明における災害時、防災時の実用例を示す。
【0012】
図3に示すように、エコバック本体1を紐2a、2bを左右に引き抜き、
図3(B)に示すように、2本の紐となり上肢を固定する際、使用する事ができる。エコバック本体1のチャック1aと1bを上から下に開閉し
図3(A)状態に展開する事ができる。
【0013】
図4は、負傷した上肢をより安定性を保持する為に、近くにある新聞紙・雑誌・段ボールを
図3で展開した(B)2本の紐を使い、副え木として上肢を固定する事ができる。
【0014】
図5は、
図3で展開した(A)の本体部分を、頭から首まで通し固定した上肢を挿入後マチ部分に肘をいれ安定化を図る事ができる。
【0015】
本体1は、箱状に形成され一対の正面板11、12と一対の側面板13、14と底面板15とを有し、一対の正面板11、12の対向する上部に持ち手16、17が設けられている。一対の側面板13、14には、上下方向にわたってチャック1a、1bが形成されている。チャック1a、1bは、側面板13、14の上端から下端部近くまで形成されている。持ち手16、17は、頭を通過させるサイズに形成され持ち手16、17を頭部に引っ掛けると、底部15の位置が上腹部の位置となり、三角巾となるように形成されている。本体1の素材は、布、プラスッチック、皮革等が考えられ、特に限定されない。
【符号の説明】
【0016】
1 エコバック本体
2 1a,1b上から下に開閉するチャック
3 2a,2b左右に引き抜く事ができる紐
4 3エコバックをたたみ小さくコンパクトにした状態を固定する紐ゴム
【手続補正書】
【提出日】2022-04-12
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エコバック本体(1)の両側面にチャック(1a)と(1b)が形成され、エコバック本体の、対向する一対の正面板11と正面板12との間に、二つの持ち手(16)(17)が設けられ、チャック(1a)と(1b)を開け展開することで、持ち手(16)(17)が輪になり頭から首まで通し引っ掛けることができ、バック本体(1)内に、上肢を挿入後には、上肢をのせる底部15の位置が上腹部の位置で良肢位となり安定化して固定が図れ、三角巾に代用でき、エコバック本体の口元に紐(2a)と(2b)を設けた事を特徴とする、布製・防水撥水性生地の多機能エコバック。
【請求項2】
エコバック本体の口元に紐(2a)と(2b)を設け、展開した際口元の紐(2a)と(2b)を取り外し副え木固定に使用することで上肢を固定する事を特徴とする、請求項1記載の多機能エコバック。
【手続補正書】
【提出日】2022-05-31
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エコバック(登録商標)本体(1)の両側面にチャック(1a)と(1b)が形成され、エコバック(登録商標)本体の、対向する一対の正面板11と正面板12との間に、二つの持ち手(16)(17)が設けられ、チャック(1a)と(1b)を開け展開することで、持ち手(16)(17)が輪になり頭から首まで通し引っ掛けることができ、バック本体(1)内に、上肢を挿入後には、上肢をのせる底部15の位置が上腹部の位置で良肢位となり安定化して固定が図れ、三角巾に代用でき、エコバック(登録商標)本体の口元に紐(2a)と(2b)を設けた事を特徴とする、布製・防水撥水性生地の多機能エコバック(登録商標)。
【請求項2】
エコバック(登録商標)本体の口元に紐(2a)と(2b)を設け、展開した際口元の紐(2a)と(2b)を取り外し副え木固定に使用することで上肢を固定する事を特徴とする、請求項1記載の多機能エコバック(登録商標)。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、普段は、携帯エコバック(登録商標)として、買い物時に通常の大きさに広げエコバック(登録商標)として使用可能となり、災害時・防災時は三角巾の代用として、上肢固定をする際に、場所を選ばず誰もが簡単に使用できる多機能エコバック(登録商標)に関する。
【背景技術】
【0002】
2020年7月1日より環境対策の取り組みによって、日本国内でレジ袋の有料化が開始された。レジ袋の料金を支払い購入する人が居る一方で、普段から商品を購入する際、レジ袋に変わるエコバック(登録商標)を所有している人が増えた。災害時・防災時、三角巾を持ち合わせていなくても、ビニール製レジ袋をはさみで一部カットする事で、上肢固定する方法があるが、使用後はレジ袋として再利用できないが公知である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ビニール製レジ袋は、2020年7月1日より有料化となった。レジ袋を使用した方法で、上肢固定をする際、はさみ等でカットする必要性がある。災害時・防災時レジ袋を持っていても、はさみ等を携帯していない場合がある。また、三角巾があっても技術を知らなくては正しく使用する事ができない。そのため、誰もが簡単に使用できないという課題を持っている。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本体バック両側面にチャック(1a)と(1b)を取り付け、バックの口元に紐(2a)と(2b)を通し、本体バックのチャックを開けて展開する事で、災害時や防災時、三角巾として上肢固定と肘関節の安定化が図れ、上肢の負担を少なくした特徴を備えた、布製・防水撥水性生地の多機能エコバック(登録商標)。
【発明の効果】
【0005】
布製・防水撥水性生地のエコバック(登録商標)は、ビニール製レジ袋より環境問題の取り組みに貢献できる。
【0006】
エコバック(登録商標)口元に紐がある事で、形状が変わり繰り返し使用できるエコバック(登録商標)として提供できる。
【0007】
災害時・防災時、三角巾を代用した上肢固定を医療者に関わらず、誰もが簡単に、場所を選ばず使用でき、マチがある事から肘の固定、上肢の安定化を図り安楽な良肢位を保ち安全に提供する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本発明にかかる、上方からみた多機能エコバック
(登録商標)の斜視図である。
【
図2】本発明にかかる多機能エコバック
(登録商標)の使用状態を示す図である。
【
図4】
図3(B)2a,2bの、上肢固定用紐として使用した図である。
【
図5】
図3(A)本体を展開して三角巾として使用した図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
普段は、
図1・
図2に示すように(レジ袋型・巾着型)携帯エコバック
(登録商標)として買い物した荷物を入れ使用する事ができる。
【0010】
図1・
図2に示すように本体1の上部に紐ゴム3を取り付け、携帯エコバック
(登録商標)としてコンパクトにする事ができる。
【0011】
図3・
図4・
図5は、本発明における災害時、防災時の実用例を示す。
【0012】
図3に示すように、エコバック
(登録商標)本体1を紐2a、2bを左右に引き抜き、
図3(B)に示すように、2本の紐となり上肢を固定する際、使用する事ができる。エコバック
(登録商標)本体1のチャック1aと1bを上から下に開閉し
図3(A)状態に展開する事ができる。
【0013】
図4は、負傷した上肢をより安定性を保持する為に、近くにある新聞紙・雑誌・段ボールを
図3で展開した(B)2本の紐を使い、副え木として上肢を固定する事ができる。
【0014】
図5は、
図3で展開した(A)の本体部分を、頭から首まで通し固定した上肢を挿入後マチ部分に肘をいれ安定化を図る事ができる。
【0015】
本体1は、箱状に形成され一対の正面板11、12と一対の側面板13、14と底面板15とを有し、一対の正面板11、12の対向する上部に持ち手16、17が設けられている。一対の側面板13、14には、上下方向にわたってチャック1a、1bが形成されている。チャック1a、1bは、側面板13、14の上端から下端部近くまで形成されている。持ち手16、17は、頭を通過させるサイズに形成され持ち手16、17を頭部に引っ掛けると、底部15の位置が上腹部の位置となり、三角巾となるように形成されている。本体1の素材は、布、プラスッチック、皮革等が考えられ、特に限定されない。
【符号の説明】
【0016】
1 エコバック(登録商標)本体
2 1a,1b上から下に開閉するチャック
3 2a,2b左右に引き抜く事ができる紐
4 3エコバック(登録商標)をたたみ小さくコンパクトにした状態を固定する紐ゴム