(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023061861
(43)【公開日】2023-05-02
(54)【発明の名称】波を利用する海洋深層水汲み上げ装置。
(51)【国際特許分類】
F03B 13/14 20060101AFI20230425BHJP
E02B 3/06 20060101ALN20230425BHJP
【FI】
F03B13/14
E02B3/06 302
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021186013
(22)【出願日】2021-10-20
(71)【出願人】
【識別番号】592105273
【氏名又は名称】横尾 廣司
(72)【発明者】
【氏名】横尾 廣司
【テーマコード(参考)】
2D118
3H074
【Fターム(参考)】
2D118AA11
2D118DA04
2D118FA04
3H074AA02
3H074AA20
3H074BB09
3H074CC21
3H074CC50
(57)【要約】 (修正有)
【課題】波の運動エネルギーを利用することで海洋深層水を汲み上げる装置を提供する。
【解決手段】打ち寄せる波は、構造物の斜面に沿って盛り上がり、背後の海面に押し出される。波は繰り返し打ち寄せており、表層の海水は深層水まで届くカーテンで仕切られているため排出され深層水があがってくる。波が打ち寄せる間、汲み上げ続けるので大量の深層水を汲み上げることができる。波の運動エネルギーを利用することで海洋深層水を汲み上げるため装置の稼働部を少なくできる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
波によって打ち寄せられる水塊を構造物の斜面に沿って遡上、そして越波させ、背後の海面に排出することで深層水を汲み上げる、波を利用する海洋深層水汲み上げ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、海洋深層水を汲み上げる装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、潮流の運動エネルギーを利用して海洋深層水を汲み上げる装置が考案されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来の潮流の運動エネルギーを利用して海洋深層水を汲み上げる装置においては、スクリューを回転させて、深層水を汲み上げていたので装置が複雑であった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、波の運動エネルギーを利用することで海洋深層水を汲み上げるので装置の稼働部を少なくできる。
【発明の効果】
【0005】
本発明の波を利用する海洋深層水汲み上げ装置は波のエネルギーを利用するのでランニングコストを低く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【
図1】波によって打ち寄せられる水塊を構造物の斜面に沿って遡上、そして越波させ、背後の海面に排出することで、下層の深層水を汲み上げるのを説明している。
【符号の説明】
【0007】
1 遡上、越波する水塊
2 波の方向
3 構造物の斜面
4 防波壁
5 深層水まで届くカーテン
6 オイルフェンス
【実施例0008】
打ち寄せる波は、構造物の斜面に沿って盛り上がりやがて、背後の海面に押し出されます。
【0009】
波は繰り返し打ち寄せるのでやがて、表層の海水は深層水まで届くカーテンで仕切られているので排出されてしまい深層水があがってきます。
【0010】
波が打ち寄せる間、汲み上げ続けるので大量の深層水を汲み上げることができます。