(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023062314
(43)【公開日】2023-05-08
(54)【発明の名称】収容装置及びセンサ装置
(51)【国際特許分類】
G01S 7/481 20060101AFI20230426BHJP
【FI】
G01S7/481 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021172208
(22)【出願日】2021-10-21
(71)【出願人】
【識別番号】000005016
【氏名又は名称】パイオニア株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】520001073
【氏名又は名称】パイオニアスマートセンシングイノベーションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100110928
【弁理士】
【氏名又は名称】速水 進治
(74)【代理人】
【識別番号】100127236
【弁理士】
【氏名又は名称】天城 聡
(72)【発明者】
【氏名】細井 研一郎
【テーマコード(参考)】
5J084
【Fターム(参考)】
5J084AA05
5J084AD01
5J084BA04
5J084BA36
5J084BA48
5J084BB14
5J084BB28
5J084CA03
5J084DA05
5J084EA33
5J084EA40
(57)【要約】
【課題】透過部へのノイズ光の入り込み、透過部への異物の付着等の障害を簡易な構成で抑制する。
【解決手段】左側面224aは、近位端222aから遠位端222bに向かうにつれて第1方向Xの負方向の右方に向けて傾いている。右側面224bは、近位端222aから遠位端222bに向かうにつれて第1方向Xの正方向の左方に向けて傾いている。上面224cは、近位端222aから遠位端222bに向かうにつれて第2方向Yの負方向の下方に向けて傾いている。下面224dは、近位端222aから遠位端222bに向かうにつれて第2方向Yの正方向の上方に向けて傾いている。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
筐体と、
前記筐体に設けられた透過部と、
前記透過部に連通する開口が設けられた遮蔽体と、
を備え、
前記遮蔽体の少なくとも一部分の幅が前記透過部から離れるにつれて狭くなっている、収容装置。
【請求項2】
請求項1に記載の収容装置において、
前記遮蔽体の上面の少なくとも一部分が前記透過部から離れるにつれて下方に向けて傾いている、収容装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の収容装置において、
前記開口の上端が前記開口の下端よりも前記透過部の遠位側に位置している、収容装置。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか一項に記載の収容装置と、
前記筐体に収容されたセンサ部と、
を備えるセンサ装置。
【請求項5】
請求項4に記載のセンサ装置において、
前記開口の面積が、前記センサ部の視野の前記開口に投影される部分の面積の100%以上120%以下となっている、センサ装置。
【請求項6】
請求項4又は5に記載のセンサ装置において、
前記透過部の面積が、前記センサ部の視野の前記透過部に投影される部分の面積より大きくなっている、センサ装置。
【請求項7】
請求項4~6のいずれか一項に記載のセンサ装置において、
前記センサ部の送信ビームの光軸と、前記センサ部の受信ビームの光軸と、が実質的に一致している、センサ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、収容装置及びセンサ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、LiDAR(Light Detection And Ranging)等のセンサ部を有する様々なセンサ装置が開発されている。センサ部は、LD(レーザダイオード)等の光源と、APD(アバランシェフォトダイオード)等の光検出素子と、を含む光学系を有している。センサ部は、筐体に収容されることがある。この場合、筐体には、センサ部の送信ビーム及び受信ビームを透過させるための透過部が設けられている。
【0003】
特許文献1には、センサ部を収容する筐体の一例について記載されている。この筐体の透過部には、遮光マスクが設けられている。
【0004】
特許文献2には、センサ部を収容する筐体の一例について記載されている。この例では、筐体の透過部に付着した雨滴、泥、雪、埃、虫等の異物を吹き飛ばす空気を送るためのエアダクトが設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平8-327738号公報
【特許文献2】特開2006-194639号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
太陽光等のノイズ光が透過部に入り込むことを防ぐため、例えば特許文献1に記載されているように透過部の一部分に遮光マスクを設けることがある。しかしながら、遮光マスクを設けただけでは、雨滴、埃、雪、泥、虫、油等の異物が遮光マスクに付着した場合、異物が遮光マスクを伝って透過部に移動する可能性がある。一方、例えば特許文献2に記載されているように、透過部に付着した異物を空気によって吹き飛ばすことがある。しかしながら、この場合、透過部に付着した異物を空気によって吹き飛ばすための構成が比較的複雑になり得る。
【0007】
本発明が解決しようとする課題としては、透過部へのノイズ光の入り込み、透過部への異物の付着等の障害を簡易な構成で抑制することが一例として挙げられる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1に記載の発明は、
筐体と、
前記筐体に設けられた透過部と、
前記透過部に連通する開口が設けられた遮蔽体と、
を備え、
前記遮蔽体の少なくとも一部分の幅が前記透過部から離れるにつれて狭くなっている、収容装置である。
【0009】
請求項4に記載の発明は、
前記収容装置と、
前記筐体に収容されたセンサ部と、
を備えるセンサ装置である。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図2】実施形態に係るセンサ部の構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
【0012】
図1は、実施形態に係るセンサ装置10の斜視図である。
図2は、実施形態に係るセンサ部100の構成の一例を示す図である。
【0013】
図1及び
図2において、第1方向X、第2方向Y又は第3方向Zを示す矢印は、当該矢印の基端から先端に向かう方向が当該矢印によって示される方向の正方向であり、当該矢印の先端から基端に向かう方向が当該矢印によって示される方向の負方向であることを示している。
図2において、第2方向Yを示す黒点付き白丸は、紙面の奥から手前に向かう方向が第2方向Yの正方向であり、紙面の手前から奥に向かう方向が第2方向Yの負方向であることを示している。
【0014】
本実施形態において、第1方向Xは、センサ装置10の左右方向に平行な方向である。第1方向Xの正方向は、第3方向Zの負方向から見て、センサ装置10の右方から左方に向かう方向である。第1方向Xの負方向は、第3方向Zの負方向から見て、センサ装置10の左方から右方に向かう方向である。第2方向Yは、センサ装置10の高さ方向に平行な方向である。第2方向Yの正方向は、センサ装置10の底部から頂部に向かう方向である。第2方向Yの負方向は、センサ装置10の頂部から底部に向かう方向である。第3方向Zは、センサ装置10の前後方向に平行な方向である。第3方向Zの正方向は、センサ装置10の後方から前方に向かう方向である。第3方向Zの負方向は、センサ装置10の前方から後方に向かう方向である。
【0015】
本実施形態において、第2方向Yは、鉛直方向に平行な方向となっている。第2方向Yの正方向は、鉛直方向の下方から上方に向かう方向となっている。第2方向Yの負方向は、鉛直方向の上方から下方に向かう方向となっている。第1方向X及び第3方向Zは、鉛直方向に垂直な水平方向に平行な方向となっている。第1方向X、第2方向Y、第3方向Z、鉛直方向及び水平方向の関係は、上述した例に限定されない。例えば、第1方向X又は第3方向Zが鉛直方向に平行な方向となっていてもよい。
【0016】
センサ装置10は、
図2に示すセンサ部100と、
図1に示す収容装置20と、を備えている。
図2に示すように、センサ部100は、光源110、可動反射部120、光検出部130及びビームスプリッタ140を有している。
図1に示すように、センサ部100は、視野Fを有している。視野Fの第3方向Zに垂直な断面積は、第3方向Zの正方向の前方に向かうにつれて大きくなっている。
図1に示すように、収容装置20は、筐体200、透過部210及び遮蔽体220を有している。筐体200は、本体部202及び突出部204を有している。本体部202は、センサ部100を収容している。遮蔽体220は、近位端222a、遠位端222b、左側面224a、右側面224b、上面224c及び下面224dを含んでいる。
【0017】
図2を用いて、センサ部100について説明する。
図2に示す例において、センサ部100は、LiDAR(Light Detection And Ranging)である。
【0018】
光源110は、例えば、レーザダイオード(LD)である。
図2において光源110から伸びる実線矢印で示されるように、光源110は、所定の繰り返し周期で送信ビームTBを出射する。送信ビームTBは、光源110から出射されて、ビームスプリッタ140を透過して可動反射部120によって反射されている。
【0019】
本実施形態において、可動反射部120は、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)ミラーである。具体的には、可動反射部120は、互いに直交する所定の第1回転軸及び所定の第2回転軸の周りに揺動可能になっている。可動反射部120が第1回転軸の周りに揺動することで、可動反射部120によって反射される送信ビームTBの出射方向を第1方向Xに変化させることができる。また、可動反射部120が第2回転軸の周りに揺動することで、可動反射部120によって反射される送信ビームTBの出射方向を第2方向Yに変化させることができる。これによって、視野Fの走査が可能になる。
【0020】
透過部210を透過して筐体200の外部に向けて照射された送信ビームTBは、筐体200の外部に存在する不図示の物体に照射される。
図2において光検出部130に向けて伸びる破線矢印で示されるように、当該物体に照射された送信ビームTBの反射光又は散乱光は、受信ビームRBとして、可動反射部120によって反射され、ビームスプリッタ140によって反射され、光検出部130に達する。光検出部130は、例えば、APD(アバランシェフォトダイオード)である。光検出部130は、受信ビームRBを検出している。
【0021】
図2に示す例において、送信ビームTBの光軸と、受信ビームRBの光軸と、は実質的に一致している。したがって、送信ビームTB及び受信ビームRBの双方とも視野Fを通過している。
【0022】
【0023】
本実施形態において、本体部202は、第1方向Xの正方向側の左側面と、第1方向Xの負方向側の右側面と、第2方向Yの正方向側の頂面と、第2方向Yの負方向側の底面と、第3方向Zの正方向側の前面と、第3方向Zの負方向側の後面と、を有する実質的に直方体形状となっている。ただし、本体部202の形状は、本実施形態に係る形状に限定されない。
【0024】
突出部204は、本体部202の第3方向Zの正方向側の前面に設けられている。突出部204は、本体部202の前方に向けて突出している。本実施形態において、第3方向Zの正方向から見て、突出部204の第1方向Xの中心は、本体部202の第1方向Xの中心に対して、第1方向Xの正方向側に位置している。なお、突出部204が設けられる位置は、本実施形態に係る位置に限定されない。
【0025】
透過部210は、突出部204の第3方向Zの正方向側の前面に設けられている。本実施形態において、第3方向Zの正方向から見て、透過部210は、実質的に長方形形状となっている。なお、透過部210の形状は、本実施形態に係る形状に限定されない。透過部210の第3方向Zの正方向側の前面は、第3方向Zの正方向かつ第2方向Yの負方向の前方斜め下に向けられている。したがって、第3方向Zの正方向かつ第2方向Yの正方向の前方斜め上から太陽光等のノイズ光が透過部210に入り込みにくくすることができる。また、透過部210の第3方向Zの正方向側の前面に異物が留まりにくくすることができる。なお、透過部210の配置は、本実施形態に係る配置に限定されない。例えば、透過部210の第3方向Zの正方向側の前面は、第3方向Zの正方向の前方に向けられていてもよい。
【0026】
視野Fを通過する送信ビームTB及び受信ビームRBは、透過部210を透過している。
図1に示す投影領域PAは、視野Fの透過部210に投影される部分である。透過部210の第3方向Zの正方向の前面に垂直な方向から見て、透過部210の面積は、投影領域PAの面積より大きくなっている。したがって、例えば、センサ装置10の仕様の変更によって視野Fの第1方向Xの幅及び視野Fの第2方向Yの幅の少なくとも一方をさらに広くする必要が生じたとしても、透過部210を、より大きな面積を有する透過部210に交換する必要がない。
【0027】
遮蔽体220は、突出部204の第3方向Zの正方向側の前面に設けられている。本実施形態において、遮蔽体220は、実質的にテーパ筒形状となっている。
【0028】
近位端222aは、突出部204の第3方向Zの正方向側の前面に取り付けられている。本実施形態において、第3方向Zの正方向から見て、近位端222aの第3方向Zに垂直な方向の周りの外縁は、突出部204の第3方向Zの正方向側の前面の第3方向Zに垂直な方向の周りの外縁と実質的に一致している。なお、近位端222aの形状は、本実施形態に係る形状に限定されない。
【0029】
遠位端222bは、近位端222aに対して透過部210の第3方向Zの正方向の遠位側に位置している。遠位端222bには、開口222が設けられている。開口222は、透過部210の第3方向Zの正方向側の前面に連通している。したがって、送信ビームTB及び受信ビームRBは、開口222を通じて、第3方向Zの正方向から見て遮蔽体220によって囲まれた領域を通過することができる。
【0030】
本実施形態では、遮蔽体220の第1方向Xの幅及び遮蔽体220の第2方向Yの幅が透過部210から第3方向Zの正方向の前方に向けて離れるにつれて狭まっている。具体的には、左側面224aは、近位端222aから遠位端222bに向かうにつれて第1方向Xの負方向の右方に向けて傾いている。右側面224bは、近位端222aから遠位端222bに向かうにつれて第1方向Xの正方向の左方に向けて傾いている。上面224cは、近位端222aから遠位端222bに向かうにつれて第2方向Yの負方向の下方に向けて傾いている。下面224dは、近位端222aから遠位端222bに向かうにつれて第2方向Yの正方向の上方に向けて傾いている。
【0031】
本実施形態によれば、遮蔽体220の第1方向Xの幅及び遮蔽体220の第2方向Yの幅が近位端222aから遠位端222bにかけて一定である場合と比較して、太陽光等のノイズ光や、雨滴、埃、雪、泥、虫、油等の異物が開口222の内部に入り込みにくくすることができる。したがって、本実施形態によれば、遮蔽体220の第1方向Xの幅及び遮蔽体220の第2方向Yの幅が近位端222aから遠位端222bにかけて一定である場合と比較して、透過部210へのノイズ光の入り込み及び透過部210への異物の付着を抑制することができる。
【0032】
また、本実施形態によれば、透過部210に付着した異物を空気によって吹き飛ばすエアダクト等の構成を設ける必要がない。したがって、本実施形態によれば、エアダクト等の構成が設けられる場合と比較して、センサ装置10の構成を簡易にすることができる。なお、本実施形態と異なる他の例において、センサ装置10は、透過部210に付着した異物を空気によって吹き飛ばすエアダクト等の構成を備えていてもよい。
【0033】
上述したように、本実施形態においては、上面224cの少なくとも一部分が透過部210から第3方向Zの正方向の前方に向けて離れるにつれて第2方向Yの負方向の下方に向けて傾いている。したがって、上面224cに異物が付着しても、異物が遠位端222bに向けて移動しやすくなっている。このため、異物が上面224c上に滞留しにくくすることができる。
【0034】
本実施形態においては、開口222の第2方向Yの正方向の上端が、開口222の第2方向Yの負方向の下端より、透過部210の第3方向Zの正方向の遠位側に位置している。したがって、開口222の上端の第3方向Zの位置と開口222の下端の第3方向Zの位置とが第3方向Zに揃っている場合と比較して、第3方向Zの正方向かつ第2方向Yの正方向の前方斜め上から太陽光等のノイズ光が開口222に入り込みにくくすることができる。また、開口222の上端の第3方向Zの位置と開口222の下端の第3方向Zの位置とが第3方向Zに揃っている場合と比較して、上面224cを伝って開口222の第3方向Zの正方向の前方の空間に異物が落下しても、異物が開口222の内部に入りにくくすることができる。なお、開口222の形状は、本実施形態に係る形状に限定されない。例えば、開口222の上端の第3方向Zの位置は、開口222の下端の第3方向Zの位置と第3方向Zに揃っていてもよい。
【0035】
開口222の面積は、視野Fの開口222に投影される部分の面積の例えば100%以上120%以下にしてもよい。開口222の面積が当該範囲の下限以上である場合、視野Fが遠位端222bによって遮られなくすることができる。開口222の面積が当該範囲の上限以下である場合、開口222の面積が当該上限より大きい場合と比較して、ノイズ光や異物が開口222の内部に入り込みにくくすることができる。
【0036】
遮蔽体220は、筐体200に対して着脱自在になっていてもよい。例えば、近位端222aは、突出部204の第3方向Zの正方向側の前面に着脱自在に係合可能な係合部を有していてもよい。例えば、開口222の面積が互いに異なっていて遠位端222bと近位端222aとの間の第3方向Zの長さが互いに異なる複数の遮蔽体220を予め用意してもよい。遠位端222bと近位端222aとの間の遮蔽体220の第3方向Zの長さが長くなるほど、開口222の面積は、視野Fの開口222に投影される部分の面積に応じて大きくさせる必要がある。したがって、遮蔽体220によって遮蔽するノイズ光や異物の種類に応じて適当な遮蔽体220を使用することができる。
【0037】
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
【0038】
例えば、筐体200は、突出部204を有していなくてもよい。この場合、透過部210は、例えば、本体部202の第3方向Zの正方向側の前面に設けることができる。また、遮蔽体220は、例えば、本体部202の第3方向Zの正方向側の前面に設けることができる。
【0039】
また、左側面224a、右側面224b、上面224c及び下面224dの1つのみが近位端222aから遠位端222bに向かうにつれて開口222の第1方向X及び第2方向Yの中心に向けて傾いていてもよい。すなわち、左側面224a、右側面224b、上面224c及び下面224dの少なくとも1つが近位端222aから遠位端222bに向かうにつれて開口222の第1方向X及び第2方向Yの中心に向けて傾いている場合、遮蔽体220の少なくとも一部分の幅が、透過部210から第3方向Zの正方向の前方に向けて離れるにつれて狭くすることができる。
【0040】
また、遮蔽体220は、下面224dを有していなくてもよい。例えば、遮蔽体220が下面224dを有しない場合であっても、第3方向Zの正方向かつ第2方向Yの正方向の前方斜め上からの太陽光等のノイズ光は、上面224cによって遮蔽することができる。
【0041】
また、実施形態では、上面224cが近位端222aから遠位端222bにかけての全域に亘って第3方向Zに対して傾いている。しかしながら、上面224cは、近位端222aから遠位端222bにかけての一部分のみで第3方向Zに対して傾いていてもよい。左側面224a、右側面224b及び下面224dについても同様である。
【符号の説明】
【0042】
10 センサ装置
20 収容装置
100 センサ部
110 光源
120 可動反射部
130 光検出部
140 ビームスプリッタ
200 筐体
202 本体部
204 突出部
210 透過部
220 遮蔽体
222 開口
222a 近位端
222b 遠位端
224a 左側面
224b 右側面
224c 上面
224d 下面
F 視野
PA 投影領域
RB 受信ビーム
TB 送信ビーム
X 第1方向
Y 第2方向
Z 第3方向