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特開2023-62681液供給ユニット、これを有する基板処理装置、及び基板処理方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023062681
(43)【公開日】2023-05-08
(54)【発明の名称】液供給ユニット、これを有する基板処理装置、及び基板処理方法
(51)【国際特許分類】
   H01L 21/304 20060101AFI20230426BHJP
【FI】
H01L21/304 648G
H01L21/304 643A
H01L21/304 648F
H01L21/304 648K
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022166044
(22)【出願日】2022-10-17
(31)【優先権主張番号】10-2021-0140906
(32)【優先日】2021-10-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】518162784
【氏名又は名称】セメス カンパニー,リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100114775
【弁理士】
【氏名又は名称】高岡 亮一
(74)【代理人】
【識別番号】100121511
【弁理士】
【氏名又は名称】小田 直
(74)【代理人】
【識別番号】100202751
【弁理士】
【氏名又は名称】岩堀 明代
(74)【代理人】
【識別番号】100208580
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 玲奈
(74)【代理人】
【識別番号】100191086
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 香元
(72)【発明者】
【氏名】ハ,ド ギョン
(72)【発明者】
【氏名】ユン,テ サク
(72)【発明者】
【氏名】チェ,ムン スン
(72)【発明者】
【氏名】アン,ク ヨル
(72)【発明者】
【氏名】リム,チェ ヤン
(72)【発明者】
【氏名】ジョン,ブ ヤン
【テーマコード(参考)】
5F157
【Fターム(参考)】
5F157BB66
5F157CF04
5F157CF34
5F157CF42
5F157CF44
5F157CF74
5F157CF99
5F157DB02
5F157DC86
(57)【要約】      (修正有)
【課題】基板を効率的に処理する液供給ユニット、これを有する基板処理装置及び方法を提供する。
【解決手段】基板処理装置において、支持ユニットに支持された基板W上に処理液を供給する液供給ユニットは、内部に処理液が貯蔵される収容空間を有する循環タンク3410ク、貯蔵された処理液が循環する循環ライン3430、収容空間に処理液を供給し、バルブ3290が設置される補充ライン3230、循環ラインに設置され、処理液を加熱するヒーター3470及びバルブを制御する制御器を含む。制御器は、収容空間に貯蔵された処理液の補充が必要であると判断されれば、補充動作が遂行されるように、補充動作の第1時期の間には処理液が単位時間当たり第1供給量で供給されるようにバルブ3290を制御し、補充動作の第2時期の間には処理液が単位時間当たり第2供給量で供給されるようにバルブ3290を制御する。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板を処理する装置において、
基板を支持する支持ユニットと、
前記支持ユニットに支持された基板上に処理液を供給する液供給ユニットと、を含み、
前記液供給ユニットは、
内部に前記処理液が貯蔵される収容空間を有するタンクと、
前記収容空間内に貯蔵された前記処理液が循環する循環ラインと、
前記収容空間に前記処理液を供給し、バルブが設置される補充ラインと、
前記循環ラインに設置され、前記処理液を加熱するヒーターと、
前記バルブを制御する制御器と、を含み、
前記制御器は、
前記収容空間に貯蔵された前記処理液の補充が必要であることと判断されれば、前記補充ラインを通じて前記処理液を前記収容空間に供給する補充動作が遂行されるように前記バルブを制御し、
前記補充動作の第1時期の間には前記処理液が単位時間当たり第1供給量で前記収容空間に供給されるように前記バルブを制御し、前記補充動作の第2時期の間には前記処理液が単位時間当たり第2供給量で前記収容空間に供給されるように前記バルブを制御し、
前記処理液の単位時間当たり第1供給量は前記第1時期の全体期間での平均供給量であり、前記処理液の単位時間当たり第2供給量は、前記第2時期の全体期間での平均供給量であり、前記第1時期は、前記第2時期より以前に行われる基板処理装置。
【請求項2】
前記第1時期の間に供給される前記処理液の単位時間当たり平均供給量は、前記第2時期の間に供給される前記処理液の単位時間当たり平均供給量より少ない請求項1に記載の基板処理装置。
【請求項3】
前記制御器は、
前記第1時期の間にはオン動作とオフ動作を繰り返すパルス動作を遂行するように前記バルブを制御する請求項2に記載の基板処理装置。
【請求項4】
前記制御器は、
前記第2時期の間にはオン動作を維持するように前記バルブを制御する請求項2に記載の基板処理装置。
【請求項5】
前記補充ラインは、分岐されて各々バルブと配管が提供された第1供給部材と第2供給部材に前記処理液を流動させ、
前記第1供給部材と前記第2供給部材に提供された前記バルブ又は前記配管のサイズは、互いに異なりに提供される請求項2に記載の基板処理装置。
【請求項6】
前記第1供給部材に提供された第1バルブと第1配管のサイズは、前記第2供給部材に提供された第2バルブと第2配管のサイズより相対的に小さい請求項5に記載の基板処理装置。
【請求項7】
前記制御器は、
前記第1時期の間には前記第1供給部材を通じて前記処理液が前記収容空間に供給されるように前記第1バルブをオンし、前記第2バルブをオフし、
前記第2時期の間には前記第2バルブをオンするように制御する請求項6に記載の基板処理装置。
【請求項8】
前記バルブは、流量調節バルブに提供される請求項2に記載の基板処理装置。
【請求項9】
前記装置は、
前記収容空間に貯蔵された前記処理液の水位を測定する測定ユニットをさらに含み、
前記制御器は、
前記測定ユニットから測定された前記収容空間に貯蔵された前記処理液の水位を検出して前記補充動作が遂行される補充区間を決定する請求項1に記載の基板処理装置。
【請求項10】
前記補充動作の時、前記ヒーターによって前記収容空間に貯蔵された前記処理液を継続的に加熱する請求項1乃至請求項9のいずれかの一項に記載の基板処理装置。
【請求項11】
基板上に処理液を供給する液供給ユニットにおいて、
内部に処理液が貯蔵される収容空間を有するタンクと、
前記収容空間内に貯蔵された前記処理液が循環する循環ラインと、
前記収容空間に前記処理液を供給し、バルブが設置される補充ラインと、
前記循環ラインに設置され、前記処理液を加熱するヒーターと、
前記バルブを制御する制御器と、を含み、
前記制御器は、
前記収容空間に貯蔵された前記処理液の補充が必要であることと判断されれば、前記補充ラインを通じて前記処理液を前記収容空間に供給する補充動作が遂行されるように前記バルブを制御し、
前記補充動作の第1時期の間には前記処理液が単位時間当たり第1供給量で前記収容空間に供給されるように前記バルブを制御し、前記補充動作の第2時期の間には前記処理液が単位時間当たり第2供給量で前記収容空間に供給されるように前記バルブを制御し、
前記処理液の単位時間当たり第1供給量は前記第1時期の全体期間での平均供給量であり、前記処理液の単位時間当たり第2供給量は前記第2時期の全体期間での平均供給量であり、前記第1時期は前記第2時期より以前に行われる液供給ユニット。
【請求項12】
前記第1時期の間に供給される前記処理液の単位時間当たり平均供給量は、前記第2時期の間に供給される前記処理液の単位時間当たり平均供給量より少ない請求項11に記載の液供給ユニット。
【請求項13】
前記制御器は、
前記第1時期の間にはオン動作とオフ動作を繰り返すパルス動作を遂行し、前記第2時期の間にはオン動作を遂行するように前記バルブを制御する請求項12に記載の液供給ユニット。
【請求項14】
前記補充ラインは、分岐されて各々バルブと配管が提供された第1供給部材と第2供給部材に前記処理液を流動させ、
前記第1供給部材に提供された第1バルブと第1配管のサイズは、前記第2供給部材に提供された第2バルブと第2配管のサイズより相対的に小さく、提供される請求項12に記載の液供給ユニット。
【請求項15】
前記制御器は、
前記第1時期の間には前記第1供給部材を通じて前記処理液が前記収容空間に供給されるように前記第1バルブをオンし、前記第2バルブをオフし、
前記第2時期の間には前記第2バルブをオンするように制御する請求項14に記載の液供給ユニット。
【請求項16】
前記バルブは、流量調節バルブで提供される請求項12に記載の液供給ユニット。
【請求項17】
基板を処理する方法において、
タンクの内部の収容空間に処理液を貯蔵し、前記収容空間に貯蔵された前記処理液は循環ライン上で設定温度まで加熱され、前記循環ラインの内部を流動し、前記設定温度まで加熱された前記処理液は基板上に吐出されて基板を処理し、
前記収容空間に貯蔵された前記処理液の補充が必要とする時、前記収容空間に前記処理液を供給する補充動作を遂行し、
前記補充動作の第1時期の間には単位時間当たり第1供給量で前記処理液を前記収容空間に供給し、前記第1時期の後に行われる前記補充動作の第2時期の間には単位時間当たり第2供給量で前記処理液を前記収容空間に供給し、
前記処理液の単位時間当たり第1供給量は前記第1時期の全体期間での平均供給量であり、前記処理液の単位時間当たり第2供給量は、前記第2時期の全体期間での平均供給量である基板処理方法。
【請求項18】
前記第1時期の間に供給される前記処理液の単位時間当たり平均供給量は、前記第2時期の間に供給される前記処理液の単位時間当たり平均供給量より少ない請求項17に記載の基板処理方法。
【請求項19】
前記第1時期の間には前記収容空間に前記処理液を供給する動作と前記処理液の供給を停止する動作を繰り返すパルス方式に前記収容空間に前記処理液を供給し、前記第2時期の間には前記収容空間に前記処理液を継続的に供給する請求項18に記載の基板処理方法。
【請求項20】
前記処理液を前記収容空間に供給する補充ラインは、各々バルブと配管が提供された第1供給部材と第2供給部材に前記処理液を流動させ、
前記第1供給部材に提供された第1バルブと第1配管のサイズは、前記第2供給部材に提供された第2バルブと第2配管のサイズより相対的に小さく提供され、
前記第1時期の間には前記第1供給部材を通じて前記処理液を前記収容空間に供給し、前記第2時期の間には前記第2供給部材を通じて前記処理液を前記収容空間に供給する請求項18に記載の基板処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は液供給ユニット及びこれを有する基板処理装置及び方法に関し、さらに詳細には基板に液を供給して基板を処理する装置及び方法、そしてこれに使用される液供給ユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
基板の表面に残留するパーティクル、有機汚染物、又は金属汚染物等の汚染物質は半導体素子の特性と生産収率に多い影響を及ぶ。したがって、基板の表面に付着された各種の汚染物質を除去する洗浄工程は半導体製造工程で重要な意味を有する。洗浄工程は半導体を製造する各単位工程の前後段階で遂行される。洗浄工程は洗浄液を利用して基板上に残留する汚染物質を除去する洗浄液処理工程、純水を利用して基板上に残留する洗浄液を除去するリンス工程、そして有機溶剤、超臨界流体、又は窒素ガス等を利用して基板を乾燥する乾燥工程を含む。
【0003】
洗浄工程で使用される各種の処理液は一定範囲の温度が要求される。このために、処理液が流動する配管上で処理液を加熱するインラインヒーティング(Inline-heating)技術が一般的に使用される。インラインヒーティング技術は処理液を加熱して処理液の温度が一定範囲に維持されるように循環させ、必要に応じて基板上に処理液を吐出する方式である。但し、インラインヒーティング技術は処理液を基板上に一定量吐出した後、処理液を再び補充する時、既維持された処理液の温度が急変する問題点が発生する。このような問題点は処理液の温度が設定温度に基板上に供給されず、基板に対する処理効率を低下させる問題として帰結する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】国際特許公開第WO2015119400A号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は基板を効率的に処理することができる液供給ユニット、これを有する基板処理装置、及び方法を提供することにある。
【0006】
また、本発明の目的は処理液を補充する時、補充される処理液によって既貯蔵された処理液の温度が急激に変化されることを最小化することができる液供給ユニット、これを有する基板処理装置、及び方法を提供することにある。
【0007】
また、本発明の目的は処理液の温度を一定範囲内に維持することができる液供給ユニット、これを有する基板処理装置、及び方法を提供することにある。
【0008】
本発明の目的はここに制限されなく、言及されないその他の目的は下の記載から当業者に明確に理解されるべきである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は基板を処理する装置を提供する。基板を処理する装置は基板を支持する支持ユニット及び前記支持ユニットに支持された基板上に処理液を供給する液供給ユニットを含み、前記液供給ユニットは内部に前記処理液が貯蔵される収容空間を有するタンク、前記収容空間内に貯蔵された前記処理液が循環する循環ライン、前記収容空間に前記処理液を供給し、バルブが設置される補充ライン、前記循環ラインに設置され、前記処理液を加熱するヒーター、及び前記バルブを制御する制御器を含み、前記制御器は前記収容空間に貯蔵された前記処理液の補充が必要であることと判断されれば、前記補充ラインを通じて前記処理液を前記収容空間に供給する補充動作が遂行されるように前記バルブを制御し、前記補充動作の第1時期の間には前記処理液が単位時間当たり第1供給量で前記収容空間に供給されるように前記バルブを制御し、前記補充動作の第2時期の間には前記処理液が単位時間当たり第2供給量で前記収容空間に供給されるように前記バルブを制御し、前記処理液の単位時間当たり第1供給量は前記第1時期の全体期間での平均供給量であり、前記処理液の単位時間当たり第2供給量は前記第2時期の全体期間での平均供給量であり、前記第1時期は前記第2時期より以前に行われることができる。
【0010】
一実施形態によれば、前記第1時期の間に供給される前記処理液の単位時間当たり平均供給量は前記第2時期の間に供給される前記処理液の単位時間当たり平均供給量より小いことができる。
【0011】
一実施形態によれば、前記制御器は前記第1時期の間にはオン動作とオフ動作を繰り返すパルス動作を遂行するように前記バルブを制御することができる。
【0012】
一実施形態によれば、前記制御器は前記第2時期の間にはオン動作を維持するように前記バルブを制御することができる。
【0013】
一実施形態によれば、前記補充ラインは分岐されて各々バルブと配管が提供された第1供給部材と第2供給部材に前記処理液を流動させ、前記第1供給部材と前記第2供給部材に提供された前記バルブ又は前記配管のサイズは互いに異なりに提供されることができる。
【0014】
一実施形態によれば、前記第1供給部材に提供された第1バルブと第1配管のサイズは前記第2供給部材に提供された第2バルブと第2配管のサイズより相対的に小さいことができる。
【0015】
一実施形態によれば、前記制御器は前記第1時期の間には前記第1供給部材を通じて前記処理液が前記収容空間に供給されるように前記第1バルブをオンし、前記第2バルブをオフし、前記第2時期の間には前記第2バルブをオンするように制御することができる。
【0016】
一実施形態によれば、前記バルブは流量調節バルブに提供されることができる。
【0017】
一実施形態によれば、前記装置は前記収容空間に貯蔵された前記処理液の水位を測定する測定ユニットをさらに含み、前記制御器は前記測定ユニットから測定された前記収容空間に貯蔵された前記処理液の水位を検出して前記補充動作が遂行される補充区間を決定することができる。
【0018】
一実施形態によれば、前記補充動作の時前記ヒーターによって前記収容空間に貯蔵された前記処理液を継続的に加熱することができる。
【0019】
また、本発明は基板上に処理液を供給する液供給ユニットを提供する。液供給ユニットは内部に処理液が貯蔵される収容空間を有するタンク、前記収容空間内に貯蔵された前記処理液が循環する循環ライン、前記収容空間に前記処理液を供給し、バルブが設置される補充ライン、前記循環ラインに設置され、前記処理液を加熱するヒーター及び前記バルブを制御する制御器を含み、前記制御器は前記収容空間に貯蔵された前記処理液の補充が必要であることと判断されれば、前記補充ラインを通じて前記処理液を前記収容空間に供給する補充動作が遂行されるように前記バルブを制御し、前記補充動作の第1時期の間には前記処理液が単位時間当たり第1供給量で前記収容空間に供給されるように前記バルブを制御し、前記処理液の単位時間当たり第1供給量は前記第1時期の全体期間での平均供給量であり、前記処理液の単位時間当たり第2供給量は前記第2時期の全体期間での平均供給量であり、前記第1時期は前記第2時期より以前に行われることができる。
【0020】
一実施形態によれば、前記第1時期の間に供給される前記処理液の単位時間当たり平均供給量は前記第2時期の間に供給される前記処理液の単位時間当たり平均供給量より小いことができる。
【0021】
一実施形態によれば、前記制御器は前記第1時期の間にはオン動作とオフ動作を繰り返すパルス動作を遂行し、前記第2時期の間にはオン動作を遂行するように前記バルブを制御することができる。
【0022】
一実施形態によれば、前記補充ラインは分岐されて各々バルブと配管が提供された第1供給部材と第2供給部材に前記処理液を流動させ、前記第1供給部材に提供された第1バルブと第1配管のサイズは前記第2供給部材に提供された第2バルブと第2配管のサイズより相対的に小さく提供されることができる。
【0023】
一実施形態によれば、前記制御器は前記第1時期の間には前記第1供給部材を通じて前記処理液が前記収容空間に供給されるように前記第1バルブをオンし、前記第2バルブをオフし、前記第2時期の間には前記第2バルブをオンするように制御することができる。
【0024】
一実施形態によれば、前記バルブは流量調節バルブで提供されることができる。
【0025】
また、本発明は基板を処理する方法を提供する。基板を処理する方法はタンクの内部の収容空間に処理液を貯蔵し、前記収容空間に貯蔵された前記処理液は循環ライン上で設定温度まで加熱され前記循環ラインの内部を流動し、前記設定温度まで加熱された前記処理液は基板上に吐出されて基板を処理し、前記収容空間に貯蔵された前記処理液の補充が必要する時、前記収容空間に前記処理液を供給する補充動作を遂行し、前記補充動作の第1時期の間には単位時間当たり第1供給量で前記処理液を前記収容空間に供給し、前記第1時期の後に行われる前記補充動作の第2時期の間には単位時間当たり第2供給量で前記処理液を前記収容空間に供給し、前記処理液の単位時間当たり第1供給量は前記第1時期の全体期間での平均供給量であり、前記処理液の単位時間当たり第2供給量は前記第2時期の全体期間での平均供給量であり得る。
【0026】
一実施形態によれば、前記第1時期の間に供給される前記処理液の単位時間当たり平均供給量は前記第2時期の間に供給される前記処理液の単位時間当たり平均供給量より小いことができる。
【0027】
一実施形態によれば、前記第1時期の間には前記収容空間に前記処理液を供給する動作と前記処理液の供給を停止する動作を繰り返すパルス方式に前記収容空間に前記処理液を供給し、前記第2時期の間には前記収容空間に前記処理液を継続的に供給することができる。
【0028】
一実施形態によれば、前記処理液を前記収容空間に供給する補充ラインは各々バルブと配管が提供された第1供給部材と第2供給部材に前記処理液を流動させ、前記第1供給部材に提供された第1バルブと第1配管のサイズは前記第2供給部材に提供された第2バルブと第2配管のサイズより相対的に小さく提供され、前記第1時期の間には前記第1供給部材を通じて前記処理液を前記収容空間に供給し、前記第2時期の間には前記第2供給部材を通じて前記処理液を前記収容空間に供給することができる。
【発明の効果】
【0029】
本発明の一実施形態によれば、基板を効率的に処理することができる。
【0030】
また、本発明の一実施形態によれば、処理液を補充する時、補充される処理液によって既貯蔵された処理液の温度が急激に変化されることを最小化することができる。
【0031】
また、本発明の一実施形態によれば、処理液の温度を一定範囲内に維持することができる。
【0032】
本発明の効果が上述した効果によって限定されることではなく、言及されない効果は本明細書及び添付された図面から本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に明確に理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0033】
図1】本発明の基板処理装置の一実施形態を概略的に示す図面である。
図2図1の工程チャンバーの一実施形態を概略的に示す図面である。
図3図1の液供給ユニットの一実施形態を概略的に示す図面である。
図4】補充動作を遂行する間に図3の供給バルブのオンオフを概略的に示す図面である。
図5図3の液供給ユニットが第1時期にタンクに処理液を供給する形状を概略的に示す図面である。
図6図3の液供給ユニットが第2時期にタンクに処理液を供給する形状を概略的に示す図面である。
図7図1の液供給ユニットの他の実施形態を概略的に示す図面である。
図8】補充動作を遂行する間に図7の供給バルブの流量を概略的に示す図面である。
図9】補充動作を遂行する間に図7の供給バルブの流量を概略的に示す図面である。
図10図1の液供給ユニットの他の実施形態を概略的に示す図面である。
図11】補充動作を遂行する間に図10の第1供給部材及び第2供給部材から供給される流量を概略的に示す図面である。
図12図10の液供給ユニットが第1時期にタンクに処理液を供給する形状を概略的に示す図面である。
図13図10の液供給ユニットが第2時期にタンクに処理液を供給する形状を概略的に示す図面である。
【発明を実施するための形態】
【0034】
以下、本発明の実施形態を添付された図面を参照してさらに詳細に説明する。本発明の実施形態は々な形態に変形されることができ、本発明の範囲が下で説明する実施形態によって限定されないことと解釈されてはならない。本実施形態は当業界で平均的な知識を有する者に本発明をさらに完全に説明するために提供されることである。したがって、図面での構成要素の形状はより明確な説明を強調するために誇張されたものである。
【0035】
以下、図1乃至図13を参照して本発明の一例を詳細に説明する。本実施形態には基板上に洗浄液のような液を供給して基板を液処理する工程を例として説明する。しかし、本実施形態は洗浄工程に限定されなく、基板に液を供給して基板を処理する多様な種類の装置に適用可能である。例えば、基板処理装置に基板上にフォトレジストを塗布し、露光の後、基板を現像する工程を遂行する装置、基板に薬液を供給して基板で薄膜を除去する工程を遂行する装置等にも適用されることができる。
【0036】
図1は本発明の一実施形態による基板処理装置を概略的に示す図面である。図1を参照すれば、基板処理装置1はインデックスモジュール10(index module)と処理モジュール20(treating module)を含む。一実施形態によれば、インデックスモジュール10と処理モジュール20は一方向に沿って配置される。以下では、インデックスモジュール10と処理モジュール20が配置された方向を第1方向2とし、上部から見る時、第1方向2と垂直になる方向を第2方向4とし、第1方向2と第2方向4を全て含む平面に垂直になる方向を第3方向6として定義する。
【0037】
インデックスモジュール10は基板Wが収納された容器Fから基板Wを処理する処理モジュール20に基板Wを搬送する。インデックスモジュール10は処理モジュール20で処理が完了された基板Wを容器Fに収納する。インデックスモジュール10の長さ方向は第2方向4に提供される。インデックスモジュール10はロードポート120とインデックスフレーム140を有する。
【0038】
ロードポート120には基板Wが収納された容器Fが安着される。ロードポート120はインデックスフレーム140を基準に処理モジュール20の反対側に位置する。ロードポート120は複数が提供されることができ、複数のロードポート120は第2方向4に沿って一列に配置されることができる。ロードポート120の数は処理モジュール20の工程効率及びフットプリント条件等に応じて増加するか、又は減少することができる。
【0039】
容器Fには基板Wを地面に対して水平に配置した状態に収納するための多数のスロット(図示せず)が形成される。容器Fとしては前面開放一体型ポッド(Front Opening Unifed Pod;FOUP)のような密閉用容器が使用されることができる。容器Fはオーバーヘッドトランスファー(Overhead Transfer)、オーバーヘッドコンベア(Overhead Conveyor)、又は自動案内車両(Automatic Guided Vehicle)のような移送手段(図示せず)や作業者によってロードポート120に置かれることがきる。
【0040】
インデックスフレーム140の内部にはインデックスレール142とインデックスロボット144が提供される。インデックスレール142はインデックスフレーム140内にその長さ方向が第2方向4に沿って提供される。インデックスロボット144は基板Wを搬送することができる。インデックスロボット144はインデックスモジュール10、そして後述するバッファチャンバー240の間に基板Wを搬送することができる。
【0041】
インデックスロボット144はインデックスハンド1440を含むことができる。インデックスハンド1440には基板Wが置かれることができる。インデックスハンド1440は円周の一部が対称されるように切断された環状のリング形状を有するインデックスベース1442とインデックスベース1442を移動させるインデックス支持部1444を含むことができる。インデックスハンド1440の構成は後述する搬送ハンド2240の構成と同一又は類似である。インデックスハンド1440はインデックスレール142上で第2方向4に沿って移動可能に提供されることができる。したがって、インデックスハンド1440はインデックスレール142に沿って前進及び後進移動が可能である。また、インデックスハンド1440は第3方向6を軸とする回転、そして第3方向6に沿って移動可能に提供されることができる。
【0042】
制御器30は基板処理装置を制御することができる。制御器30は基板処理装置の制御を実行するマイクロプロセッサー(コンピュータ)から成されるプロセスコントローラと、オペレータが基板処理装置を管理するためにコマンド入力操作等を行うキーボードや、基板処理装置の稼動状況を可視化して表示するディスプレイ等で成されるユーザインターフェイスと、基板処理装置で実行される処理をプロセスコントローラの制御によって実行するための制御プログラムや、各種データ及び処理条件に応じて各構成部に処理を実行させるためのプログラム、即ち処理レシピが格納された格納部を具備することができる。また、ユーザインターフェイス及び格納部はプロセスコントローラに接続されていることができる。処理レシピは格納部の中で記憶媒体に記憶されていることができ、記憶媒体は、ハードディスクであってもよく、CD-ROM、DVD等の可搬性ディスクや、フラッシュメモリ等の半導体メモリであってもよい。
【0043】
制御器30は以下では説明する基板処理方法を遂行できるように基板処理装置1を制御することができる。例えば、制御器30は以下では説明する基板処理方法を遂行できるように後述する液供給ユニット300に提供される構成を制御することができる。
【0044】
処理モジュール20はバッファユニット220、搬送チャンバー240、そして工程チャンバー260を含む。バッファユニット220は処理モジュール20に搬入される基板Wと処理モジュール20から搬出される基板Wが一時的に留まる空間を提供する。搬送チャンバー240はバッファユニット220と工程チャンバー260との間に、そして工程チャンバー260の間に基板Wを搬送する空間を提供する。工程チャンバー260は基板W上に液を供給して基板Wを液処理する液処理工程を遂行することができる。例えば、液処理工程は洗浄液で基板を洗浄する洗浄工程であり得る。工程チャンバー260内で基板に対してケミカル処理、リンス処理、そして乾燥処理が全て遂行されることができる。選択的に、基板を乾燥処理する工程チャンバー260は液処理を遂行する工程チャンバー260と別に提供されることができる。
【0045】
バッファユニット220はインデックスフレーム140と搬送チャンバー240との間に配置されることができる。バッファユニット220は搬送チャンバー240の一端に位置されることができる。バッファユニット220の内部には基板Wが置かれるスロット(図示せず)が提供される。スロット(図示せず)は相互間に第3方向6に沿って離隔されるように複数が提供される。バッファユニット220は前面(front face)と背面(rear face)が開放される。前面はインデックスモジュール10と対向する面であり、後面は搬送チャンバー240と対向する面であり得る。インデックスロボット144は前面を通じてバッファユニット220に接近し、後述する搬送ロボット244は背面を通じてバッファユニット220に接近することができる。
【0046】
搬送チャンバー240はその長さ方向が第1方向2に提供されることができる。搬送チャンバー240の両側には各々の工程チャンバー260が配置されることができる。工程チャンバー260は搬送チャンバー240の側部に配置されることができる。工程チャンバー260と搬送チャンバー240は第2方向4に沿って配置されることができる。
【0047】
一例によれば、工程チャンバー260は搬送チャンバー240の両側に配置され、搬送チャンバー240の一側で工程チャンバー260は第1方向2及び第3方向6に沿って各々AXB(A、Bは各々1又は1より大きい自然数)配列に提供されることができる。ここで、Aは第1方向2に沿って一列に提供された工程チャンバー260の数であり、Bは第3方向6に沿って一列に提供された工程チャンバー260の数である。搬送チャンバー240の一側に工程チャンバー260が4つ又は6つ提供される場合、工程チャンバー260は2X2又は3X2の配列に配置されることができる。工程チャンバー260の数は増加するか、或いは減少してもよい。上述したことと異なりに、工程チャンバー260は搬送チャンバー240の一側のみに提供されることができる。また、工程チャンバー260は搬送チャンバー240の一側及び両側に単層に提供されることができる。
【0048】
搬送チャンバー240はガイドレール242と搬送ロボット244を有する。ガイドレール242はその長さ方向が第1方向2に搬送チャンバー240内に提供される。搬送ロボット244はガイドレール242上で第1方向2に沿って直線移動可能に提供されることができる。搬送ロボット244はバッファユニット220と工程チャンバー260との間に、そして工程チャンバー260との間に基板Wを搬送する。
【0049】
搬送ロボット2440はベース2442、本体2444、そしてアーム2446を含む。ベース2442はガイドレール242に沿って第1方向2に移動可能するように設置される。本体2444はベース2442に結合される。本体2444はベース2442上で第3方向6に沿って移動移動可能するように提供される。また、本体2444はベース2442上で回転可能するように提供される。アーム2446は本体2444に結合され、これは本体2444に対して前進及び後進移動可能するように提供される。アーム2446は複数に提供されて各々個別駆動されるように提供される。アーム2446は第3方向6に沿って互いに離隔された状態に積層されるように配置される。
【0050】
工程チャンバー260は基板Wに対して液処理する工程を遂行する。例えば、工程チャンバー260は基板Wに対して洗浄液を供給して洗浄工程を遂行するチャンバーであり得る。これと異なりに、工程チャンバー260は液体プラズマを供給して基板の上の薄膜を除去する湿式蝕刻工程を遂行するチャンバーであり得る。工程チャンバー260は基板Wを処理する工程の種類に応じて異なる構造を有することができる。これと異なりに、各々の工程チャンバー260は互いに同一な構造を有することができる。選択的に、工程チャンバー260は複数のグループに区分されてグループの中でいずれか1つのグループに属する工程チャンバー260は洗浄工程と湿式蝕刻工程の中でいずれか1つを遂行する工程チャンバー260であり、グループの中で他の1つのグループに属する工程チャンバー260は洗浄工程と湿式蝕刻工程の中で他の1つを遂行する工程チャンバー260であり得る。
【0051】
以下の本発明の実施形態では工程チャンバー260で基板W上に処理液を供給して基板Wを液処理する液処理工程を遂行する場合を例として説明する。本発明の一実施形態による処理液はケミカル、リンス液、そして有機溶剤の中でいずれか1つであり得る。例えば、ケミカルは希釈された硫酸(H2SO4、Diluted Sulfuric acid Peroxide)、リン酸(P2O5)、フッ酸(HF)、そして水酸化アンモニウム(NH4OH)を含むことができる。例えば、リンス液は水又は脱イオン水(DIW)を含むことができる。例えば、有機溶剤はイソプロピルアルコール(Isopropyl Alcohol;IPA)のようなアルコールを含むことができる。以下では、説明の便宜のために基板Wに供給される処理液がケミカルである場合を例として説明する。
【0052】
図2図1の工程チャンバーの一実施形態を概略的に示す図面である。図2を参照すれば、工程チャンバー260はハウジング2610、処理容器2820、そして支持ユニット2830を含む。
【0053】
ハウジング2610は内部に空間を有する。ハウジング2610は大体に直方体の形状に提供される。ハウジング2610の一側には開口(図示せず)が形成されることができる。開口(図示せず)は基板Wが内部空間に搬入されるか、或いは内部空間で基板Wが搬出される出入口として機能する。処理容器2620と支持ユニット2630はハウジング2610内に配置される。
【0054】
処理容器2620は上部が開放された処理空間を有する。処理容器2620は処理空間を有するボウル(Bowl)であり得る。処理容器2620は処理空間を囲むように提供されることができる。処理容器2620が有する処理空間は後述する支持ユニット2630が基板Wを支持、そして回転させる空間であり得る。処理空間は後述する液供給ユニット300が処理液を基板W上に供給して基板Wが処理される空間であり得る。
【0055】
一例によれば、処理容器2620は案内壁2621と複数の回収筒2623、2625、2627を有することができる。各々の回収筒2623、2625、2627は基板処理に使用された処理液の中で互いに異なる処理液を分離回収する。回収筒2623、2625、2627は各々基板処理に使用された処理液を回収する回収空間を有する。案内壁2621と各々の回収筒2623、2625、2627は支持ユニット2630を囲む環状のリング形状に提供される。液処理工程が進行される時、基板Wの回転によって飛散される処理液は後述する各回収筒2623、2625、2627の流入口2623a、2625a、2627aを通じて回収空間に流入される。各々の回収筒には互いに異なる種類の処理液が流入されることができる。
【0056】
一例によれば、処理容器2620は案内壁2621、第1回収筒2623、第2回収筒2625、そして第3回収筒2627を有する。案内壁2621は支持ユニット2630を囲む環状のリング形状に提供され、第1回収筒2623は案内壁2621を囲む環状のリング形状に提供される。第2回収筒2625は第1回収筒2623を囲む環状のリング形状に提供され、第3回収筒2627は第2回収筒2625を囲む環状のリング形状に提供される。第1回収筒2623と案内壁2621との間の空間は処理液が流入される第1流入口2623aとして機能する。第1回収筒2623と第2回収筒2625との間の空間は処理液が流入される第2流入口2625aとして機能する。第2回収筒2625と第3回収筒2627との間の空間は処理液が流入される第3流入口2627aとして機能する。第2流入口2625aは第1流入口2623aより上部に位置され、第3流入口2627aは第2流入口2625aより上部に位置されることができる。
【0057】
案内壁2621の下端と第1回収筒2623との間の空間は処理液から発生されたヒューム(Fume)と気流を排出される第1排出口2623bとして機能する。第1回収筒2623の下端と第2回収筒2625との間の空間は処理液から発生されたヒュームと気流を排出される第2排出口2625bとして機能する。第2回収筒2625の下端と第3回収筒2627との間の空間は処理液から発生されたヒュームと気流を排出される第3排出口2627bとして機能する。第1排出口2623b、第2排出口2625b、そして第3排出口2627bから排出されたヒューム(fume)と気流は後述する排気ユニット2660を通じて排気される。
【0058】
各々の回収筒2623、2625、2627にはその底面の下方向に垂直に延長される回収ライン2623c、2625c、2627cが連結される。各々の回収ライン2623c、2625c、2627cは各々の回収筒2623、2625、2627を通じて流入された処理液を排出する。排出された処理液は外部の処理液再生システム(図示せず)を通じて再使用されることができる。
【0059】
支持ユニット2630は処理空間内で基板Wを支持し、回転させる。支持ユニット2630はスピンチャック2631、支持ピン2633、チョクピン2635、回転軸2637、そして駆動器2639を有することができる。
【0060】
スピンチャック2631は上部から見る時、大体に円形に提供される上部面を有する。スピンチャック2631の上部面は基板Wより大きい直径を有するように提供されることができる。
【0061】
支持ピン2633は複数に提供される。支持ピン2633はスピンチャック2631の上部面の縁部に所定の間隔に離隔されるように配置されスピンチャック2631から上部に突出される。支持ピン2633は相互間の組み合わせによって全体的に環状のリング形状を有するように配置される。支持ピン2633はスピンチャック2631の上部面から基板Wが一定距離離隔されるように基板Wの背面縁を支持する。
【0062】
チョクピン2635は複数に提供される。チョクピン2635はスピンチャック2631の中心で支持ピン2633より遠く離れるように配置される。チョクピン2635はスピンチャック2631で上部面から突出されるように提供される。チョクピン2635は基板Wが回転される時、正位置から側方向に離脱されないように基板Wの側部を支持する。チョクピン2635はスピンチャック2631の半径方向に沿って待機位置と支持位置との間に直線移動が可能するように提供される。待機位置は支持位置に比べてスピンチャック2631の中心から遠く離れた位置である。基板Wが支持ユニット2630にローディング又はアンローディングする時、チョクピン2635は待機位置に位置され、基板Wに対して工程を遂行する時、チョクピン2635は支持位置に位置される。支持位置でチョクピン2635は基板Wの側部と接触される。
【0063】
回転軸2637はスピンチャック2631と結合される。回転軸2637はスピンチャック2631の下面と結合することができる。回転軸2637は長さ方向が上下方向に向かうように提供されることができる。回転軸2637は駆動器2639から動力が伝達されて回転可能するように提供される。回転軸2637が駆動器2639によって回転することによってスピンチャック2631を回転させる。駆動器2639は回転軸2637の回転速度を可変することができる。駆動器2639は駆動力を提供するモーターであり得る。しかし、これに限定されることではなく、駆動力を提供する公知された装置で多様に変形されることができる。
【0064】
昇降ユニット2640はハウジング2610内に配置される。昇降ユニット2640は処理容器2620と支持ユニット2630との間の相対高さを調節する。昇降ユニット2640は処理容器2620を第3方向6に直線移動させる。
【0065】
排気ライン2650は処理空間に発生されたヒューム(Fume)と気体を排気する。排気ライン2650は基板Wを液処理発生されるヒュームと気体を排気する。排気ライン2650は処理容器2620の底面に結合されることができる。一実施形態として、排気ライン2650は支持ユニット2630の回転軸2637と処理容器2620の内側壁との間の空間に提供されることができる。排気ライン2650には減圧ユニット(図示せず)が提供される。減圧ユニットによって、基板Wを液処理発生されるヒュームと気体を処理空間から処理空間の外部に排気する。
【0066】
気流供給ユニット2660はハウジング2610の内部空間に気流を供給する。気流供給ユニット2660は内部空間に降下気流を供給することができる。気流供給ユニット2660はハウジング2610に設置されることができる。気流供給ユニット2660は処理容器2620と支持ユニット2630より上部に設置されることができる。気流供給ユニット2660を通じてハウジング2610の内部空間に供給された気体は内部空間で降下気流を形成する。処理空間内で処理工程によって発生された気体副産物は降下気流によって排気ライン2650を通じてハウジング2610の外部に排出される。気流供給ユニット2660はファンフィルターユニットで提供されることができる。
【0067】
図3図1の液供給ユニットの一実施形態を概略的に示す図面である。図3を参照すれば、液供給ユニット300は工程チャンバー260に位置した基板Wに液を供給することができる。液供給ユニット300は支持ユニット2630に支持された基板Wに処理液を供給することができる。一例として、液供給ユニット300が基板Wに供給する液はケミカルであり得る。
【0068】
液供給ユニット300は補充部320、循環部340、供給部360、そして排出部380で成されることができる。補充部320は処理液が貯蔵され、循環される後述する循環タンク3410に処理液を供給する。循環部340は循環タンク3410に貯蔵された処理液を加熱し、加熱された処理液を後述する循環ライン3430に循環させる。供給部360は循環ライン3430を流動する処理液を基板W上に供給する。排出部380は循環ライン3430を流動する処理液を液供給ユニット300の外部に排出することができる。
【0069】
補充部320は処理液供給源3210、補充ライン3230、圧力センサー3250、フィルター3270、そしてバルブ3290を含むことができる。処理液供給源3210は密閉された内部空間を形成することができる。一例として、処理液供給源3210は処理液が貯蔵されるタンクで提供されることができる。選択的に、処理液供給源3210はリザーバー(Reservoir)で提供されることができる。処理液供給源3210の内部空間には処理液が貯蔵される。処理液供給源3210には補充ライン3230が連結されることができる。
【0070】
補充ライン3230は処理液供給源3210に連結されることができる。一例として、補充ライン3230の一端は供給源3210に連結され、補充ライン3230の他端は後述する循環タンク3410に連結されることができる。補充ライン3230は処理液供給源3210から循環タンク3410に処理液を供給することができる。一例として、補充ライン3230は循環タンク3410の内部に形成される収容空間に処理液を供給することができる。補充ライン3230には圧力センサー3250、フィルター3270、そしてバルブ3290が設置されることができる。
【0071】
圧力センサー3250は補充ライン3230内の圧力を測定する。圧力センサー3250は補充ライン3230の内部を流動する処理液の圧力を実時間に測定する。圧力センサー3250によって測定された圧力値に応じて補充ライン3230の内部を流動する処理液の供給量を調節することができる。
【0072】
フィルター3270は補充ライン3230から供給される処理液を濾過することができる。例えば、フィルター3270は供給源3210から循環タンク3410に供給される処理液を濾過することができる。フィルター3270は処理液に含まれることができる不純物を濾過することができる。
【0073】
バルブ3290は補充ライン3230を通じて循環タンク3410に供給される処理液の量を調節することができる。一例として、バルブ3290はオンオフバルブで提供されて補充ライン3230を開閉することができる。バルブ3290の開閉によって収容空間への処理液の供給の可否が決定されることができる。一例によれば、バルブ3290はフィルター3270より補充ライン3230の下流に設置されることができる。但し、これに限定されることではなく、バルブ3290はフィルター3270より補充ライン3230の上流に設置されてもよい。
【0074】
循環部340は循環タンク3410、循環ライン3430、ポンプ3450、ヒーター3470、そして循環バルブ3490を含むことができる。循環タンク3410は内部に処理液が貯蔵される収容空間を有する。循環タンク3410は密閉された収容空間を有することができる。循環タンク3410の収容空間には処理液が貯蔵される。一例として、循環タンク3410の収容空間には供給源3210から供給された処理液が貯蔵されることができる。循環タンク3410に貯蔵された処理液は後述するヒーター3470によって設定温度に加熱された処理液が貯蔵される。循環タンク3410には測定ユニット3420が設置されることができる。
【0075】
測定ユニット3420は循環タンク3410の収容空間に貯蔵された処理液の水位を測定することができる。一例として、測定ユニット3420は収容空間に収容された処理液の液面の高さを検出するために受光部と発光部で構成された一対の光センサーで提供されることができる。
【0076】
一実施形態において、測定ユニット3420は第1水位センサーLL、第2水位センサーL、第3水位センサーM、第1補充水位センサーMR-L、第2補充水位センサーMR-H、第4水位センサーH、そして限界水位センサーHHを含むことができる。第1水位センサーLL、第2水位センサーL、第3水位センサーM、第1補充水位センサーMR-L、第2補充水位センサーMR-H、第4水位センサーH、そして限界水位センサーHHは収容空間の底面から上方向に向かって順次的に配置されることができる。上述した本発明の一実施形態による測定ユニット3420が6対で提供される場合を例として説明したが、これに限定されることではない。本発明の実施形態による測定ユニット3420の数及び設置位置は工程の要求条件に応じて多様に変形されて提供されることができる。
【0077】
第1補充水位センサーMR-Lと第2補充水位センサーMR-Hが互いに組み合わせて後述する補充動作を遂行する補充区間MRを形成することができる。一例として、収容空間に貯蔵された処理液の水位が補充区間MRに位置する場合、収容空間に処理液を供給することができる。これと異なりに、収容空間に貯蔵された処理液の水位が第2補充水位センサーMR-Hの高さより下に位置した場合、収容空間に処理液を供給する補充動作が遂行されることができる。補充動作に対する詳細な説明は後述する。
【0078】
循環ライン3430は循環タンク3410に連結されることができる。例えば、循環ライン3430の一端は循環タンク3410の下端に連結され、循環ライン3430の他端は循環タンク3410の上端に連結されることができる。循環ライン3430は循環タンク3410の収容空間に貯蔵された処理液を循環させる。循環ライン3430には後述するヒーター3470によって設定温度に加熱された処理液が流動することができる。循環ライン3430にはポンプ3450、ヒーター3470、そして循環バルブ3490が設置されることができる。
【0079】
ポンプ3450は循環ライン3430内の処理液が循環ライン3430を通じて循環されるように圧力を印加する。ポンプ3450は循環ライン3430の一端から他端に処理液が循環されるように流動圧を提供する。一実施形態によれば、ポンプ3450はインペラータイプのポンプで提供されることができる。但し、これに限定されななく、循環ライン3430内の処理液を循環させる圧力を提供するベローズ方式のポンプで提供されてもよい。上述した実施形態と異なりに、本発明の一実施形態によるポンプ3450は流動圧を提供することができる公知された様々なポンプで提供されることができる。
【0080】
ヒーター3470は循環ライン3430に設置される。ヒーター3470は循環ライン3430の上流に設置されることができる。ヒーター3470は循環ライン3430の内部を流動する処理液を加熱する。ヒーター3470は処理液を設定温度に加熱することができる。ヒーター3470は少なくとも1つ以上提供されることができる。ヒーター3470は循環タンク3410、そして循環ライン3430を流動する処理液の温度が設定温度に維持されるように処理液を加熱する。一例として、ヒーター3470は後述する補充区間で収容空間に供給される処理液が循環ライン3430を経りながら、設定温度まで加熱されるように継続的に処理液を加熱することができる。
【0081】
循環バルブ3490は循環ライン3430に設置される。例えば、循環バルブ3490は循環ライン3430を開閉するオンオフバルブで提供されることができる。循環バルブ3490は循環ライン3430内に処理液が循環されるように循環ライン3430を開放することができる。循環バルブ3490は循環ライン3430内に処理液が循環されないように循環ライン3430を閉鎖することができる。
【0082】
供給部360は分岐ライン3610、分岐バルブ3630、そして供給ノズル3650を含むことができる。分岐ライン3610は循環ライン3430で分岐されることができる。例えば、分岐ライン3610の一端は循環ライン3430で分岐され、分岐ライン3610の他端は供給ノズル3650に連結されることができる。分岐ライン3610には設定温度に加熱された処理液が流動することができる。
【0083】
分岐バルブ3630は分岐ライン3610に設置されることができる。分岐バルブ3630は分岐ライン3610を開閉するオンオフバルブで提供されることができる。分岐バルブ3630は分岐ライン3610を開放して供給ノズル3650を通じて基板Wに処理液を供給することができる。分岐バルブ3630は分岐ライン3610を閉鎖して基板Wに処理液の供給を中止することができる。
【0084】
供給ノズル3650は処理液を基板Wに供給することができる。一例として、供給ノズル3650は基板Wに設定温度まで加熱されたケミカルを供給することができる。供給ノズル3650は駆動器(図示せず)によって移動されることができる。
【0085】
以下では本発明の一実施形態による基板処理方法に対して詳細に説明する。以下では説明する基板処理方法は上述した液供給ユニット300が遂行することができる。また、上述した制御器30は以下では説明する基板処理方法を液供給ユニット300が遂行できるように液供給ユニット300が有する構成を制御することができる。例えば、制御器30は以下では説明する基板処理方法を液供給ユニット300が有する構成が遂行できるようにバルブ3290、測定ユニット3420、そしてヒーター3470の中で少なくともいずれか1つを制御する制御信号を発生させることができる。
【0086】
以下では、説明の便宜のために、収容空間に満たされた処理液の水位が第4水位センサーHの高さより高く位置する場合、H区間と定義する。また、収容空間に貯蔵された処理液の水位が第2補充水位センサーMR-Hの高さより低く位置する場合これを補充区間MRと定義する。一例によれば、収容空間に貯蔵された処理液の水位が第2補充水位センサーMR-Hの高さと第1補充水位センサーMR-Lの高さとの間に位置する場合、収容空間に処理液を供給する補充区間MRと判断することができる。
【0087】
H区間では収容空間に処理液の補充が中止されるか、或いは収容空間に補充される処理液の量が補充区間MRに比べて相対的に最小化される区間であり得る。補充区間MRでは収容空間に処理液が供給される区間であり得る。補充区間MRでは収容空間に処理液を供給する補充動作が遂行されることができる。補充動作は第1時期と第2時期に区分されることができる。
【0088】
第1時期は収容空間に処理液を供給する初期であり得る。例えば、第1時期は収容空間に処理液を最初に補充する時期から既設定時間までの時期であり得る。
【0089】
第2時期は第1時期の後に行われることができる。第2時期は第1時期の既設定された時間から収容空間に貯蔵された処理液の水位が第2補充水位センサーMR-Hの高さより高く位置するようになった時間までの時期であり得る。一例として、第2時期は第1時期の既設定された時間から収容空間に貯蔵された処理液の水位が第4水位センサーHの高さと対応される高さに位置される時までの時期であり得る。
【0090】
第1時期は緩衝時期として機能することができる。第1時期は収容空間内に貯蔵された処理液の温度が急激に変化しないように収容空間に供給する処理液の量が第2時期より相対的に小いことができる。一例として、第1時期の間に収容空間に供給される単位時間当たり処理液は第1供給量であり得る。第1供給量は第1時期全体期間での収容空間に供給される処理液の平均供給量を意味することができる。第2時期の間に収容空間に供給される単位時間当たり処理液は第2供給量であり得る。第2供給量は第2時期全体期間での収容空間に供給される処理液の平均供給量を意味することができる。第1時期の間に収容空間に供給される処理液の単位時間当たり平均供給量は第2時期の間に収容空間に供給される処理液の単位時間当たり平均供給量より小いことができる。
【0091】
図4は補充動作を遂行する間に図3の供給バルブのオンオフを概略的に示す図面である。図5図3の液供給ユニットが第1時期にタンクに処理液を供給する形状を概略的に示す図面である。図6図3の液供給ユニットが第2時期にタンクに処理液を供給する形状を概略的に示す図面である。
【0092】
図4乃至図6を参照すれば、処理液供給源3210から補充ライン3230を経て循環タンク3410の内部の収容空間に処理液を供給する。循環タンク3410の内部の収容空間に貯蔵された処理液は循環ライン3430を通じて循環される。循環ライン3430を循環する処理液はヒーター3470によって設定温度まで加熱される。設定温度まで加熱された処理液は分岐ライン3610を経て供給ノズル3650を通じて基板W上に吐出される。
【0093】
処理液を基板W上に吐出する工程を繰り返す場合、循環タンク3410の内部の収容空間に貯蔵された処理液の量が減少することができる。循環タンク3410の収容空間に貯蔵された処理液が補充区間MRに位置した場合、収容空間に処理液を供給する補充動作が遂行されることができる。
【0094】
一例によれば、収容空間に貯蔵された処理液の水位が第2補充水位センサーMR-Hの高さと第1補充水位センサーMR-Lの高さとの間に位置する場合、収容空間に処理液を供給する補充区間MRと判断することができる。収容空間に貯蔵された処理液が補充区間MRに位置する場合、補充動作が遂行されることができる。
【0095】
図4を参照すれば、収容空間に満たされた処理液の水位がH区間から補充区間MRに低くなった場合、補充動作を遂行することができる。補充動作はバルブ3290の開放又は閉鎖によって遂行されることができる。補充動作は第1時期と第2時期に区分されることができる。バルブ3290は補充動作の第1時期の間にオン動作とオフ動作を繰り返すパルス動作を遂行することができる。バルブ3290は補充動作の第2時期の間にオン動作を遂行することができる。一例として、バルブ3290は補充区間MRを抜け出すH区間まで収容空間の処理液の水位が高くなる場合、オフ動作を遂行することができる。但し、これに限定されることではなく、収容空間の処理液の水位がHH区間まで満たされる時までバルブ3290がオン動作を遂行することができる。
【0096】
図5を参照すれば、補充動作の第1時期の間にはバルブ3290が一定時間間隔にオン動作とオフ動作を反復遂行することができる。即ち、補充動作の第1時期の間にはバルブ3290がパルス動作を遂行することができる。補充動作の第1時期の間には収容空間に供給される処理液の単位時間当たり平均供給量を第2時期より相対的に低く形成することができる。図6を参照すれば、補充動作の第2時期の間にはバルブ3290がオン動作を遂行することができる。補充動作の第2時期の間には収容空間に供給される処理液の単位時間当たり平均供給量は第1時期より相対的に高く形成することができる。
【0097】
上述した本発明の一実施形態によれば、処理液供給源3210から供給される処理液の温度が設定温度と異なっも、循環タンク3410の内部に既貯蔵された処理液の温度を設定温度範囲内に維持することができる。即ち、循環タンク3410の内部は設定温度に維持された処理液が貯蔵されてあるので、循環タンク3410の内部に補充される処理液の温度が設定温度から外れた場合、循環タンク3410の内部に既貯蔵された処理液の温度が急激に変化されることができる。本発明の一実施形態によれば、循環タンク3410の内部の収容空間に初期に供給される処理液の量を最小化して循環タンク3410の内部に既貯蔵された処理液の温度が急変しないように温度緩衝区間を形成することができる。
【0098】
また、補充動作の第1時期に供給される単位時間当たり平均供給量をバルブ3290のパルス動作に調節することによって、循環タンク3410に既貯蔵された処理液の温度を設定温度範囲内に維持することができる。したがって、循環ライン3430を流動する処理液がヒーター3470で設定温度まで予熱される時間を短縮することができる。また、設定温度範囲内に処理液の温度を一定に維持することによって、効率的な基板Wに対する液処理を遂行することができる。
【0099】
以下では説明する本発明の一実施形態による液供給ユニットは前述した一実施形態による液供給ユニットに対する説明の中で補充部320をを除き、ほとんど大部分類似に提供される。したがって、内容の重複を防止するために重複される構成に対しては説明を省略する。
【0100】
図7図1の液供給ユニットの他の実施形態を概略的に示す図面である。図7を参照すれば、補充部320は処理液供給源3210、補充ライン3230、圧力センサー3250、フィルター3270、そしてバルブ3290を含むことができる。処理液供給源3210は密閉された内部空間を形成することができる。一例として、処理液供給源3210は処理液が貯蔵されるタンクで提供されることができる。選択的に、処理液供給源3210はリザーバー(Reservoir)で提供されることができる。処理液供給源3210の内部空間には処理液が貯蔵される。処理液供給源3210には補充ライン3230が連結されることができる。
【0101】
補充ライン3230は処理液供給源3210に連結されることができる。一例として、補充ライン3230の一端は供給源3210に連結され、補充ライン3230の他端は後述する循環タンク3410に連結されることができる。補充ライン3230は処理液供給源3210から循環タンク3410に処理液を供給することができる。一例として、補充ライン3230は循環タンク3410の内部に形成される収容空間に処理液を供給することができる。補充ライン3230には圧力センサー3250、フィルター3270、そしてバルブ3290が設置されることができる。
【0102】
圧力センサー3250は補充ライン3230内の圧力を測定する。圧力センサー3250は補充ライン3230の内部を流動する処理液の圧力を実時間に測定する。圧力センサー3250によって測定された圧力値に応じて補充ライン3230の内部を流動する処理液の供給量を調節することができる。
【0103】
フィルター3270は補充ライン3230から供給される処理液を濾過することができる。例えば、フィルター3270は供給源3210から循環タンク3410に供給される処理液を濾過することができる。フィルター3270は処理液に含まれることができる不純物を濾過することができる。
【0104】
バルブ3290は補充ライン3230を通じて循環タンク3410に供給される処理液の量を調節することができる。バルブ3290は流量調節バルブで提供されることができる。一例として、バルブ3290は電空レギュレータ基盤の静圧バルブで提供されることができる。電空レギュレータは静圧バルブの圧力を調節するために空圧を調節することができる。但し、これに限定されることではなく、本発明の一実施形態によるバルブ3290は補充ライン3230を流動する処理液の流量を調節することができる公知された様々なバルブで提供されることができる。
【0105】
図8及び図9は補充動作を遂行する間に図7の供給バルブの流量を概略的に示す図面である。図8図9を参照して本発明の一実施形態による基板処理方法に対して詳細に説明する。
【0106】
図8及び図9を参照すれば、処理液供給源3210から補充ライン3230を経て循環タンク3410の内部の収容空間に処理液を供給する。循環タンク3410の内部の収容空間に貯蔵された処理液は循環ライン3430を通じて循環される。循環ライン3430を循環する処理液はヒーター3470によって設定温度まで加熱される。設定温度まで加熱された処理液は分岐ライン3610を経て供給ノズル3650を通じて基板W上に吐出される。
【0107】
処理液を基板W上に吐出する工程を繰り返す場合、循環タンク3410の内部の収容空間に貯蔵された処理液の量が減少することができる。循環タンク3410の収容空間に貯蔵された処理液が補充区間MRに位置した場合、収容空間に処理液を供給する補充動作が遂行されることができる。
【0108】
一例によれば、収容空間に貯蔵された処理液の水位が第2補充水位センサーMR-Hの高さと第1補充水位センサーMR-Lの高さとの間に位置する場合、収容空間に処理液を供給する補充区間MRと判断することができる。収容空間に貯蔵された処理液が補充区間MRに位置する場合、補充動作が遂行されることができる。
【0109】
収容空間に満たされた処理液の水位がH区間から補充区間MRに低くなった場合、補充動作を遂行することができる。補充動作は第1時期と第2時期に区分されることができる。バルブ3290は補充動作の第1時期の間に図8のように第1流量に収容空間に処理液を供給することができる。バルブ3290は補充動作の第2時期の間に第1流量より単位時間当たり平均供給量が大きい第2流量に収容空間に処理液を供給することができる。即ち、バルブ3290は第1時期と第2時期に収容空間に供給される処理液の単位時間当たり平均流量を異なりに調節することができる。
【0110】
上述した例と異なりに、図9のようにバルブ3290は補充動作の第1時期で第2時期に行くほど、収容空間に供給される処理液の単位時間当たり平均供給量を増加させることができる。一例として、補充動作の第1時期から第2時期に時間が経過するほど、収容空間に供給される処理液の単位時間当たり平均流量を漸進的に増加させることができる。
【0111】
バルブ3290は補充区間MRを抜け出すH区間まで収容空間の処理液の水位が高くなる場合、収容空間に供給される処理液の単位時間当たり平均供給量は第1時期に供給される処理液の単位時間当たり平均供給量より低くすることができる。選択的に、バルブ3290は補充区間MRを抜け出すH区間まで収容空間の処理液の水位が高くなる場合、収容空間に供給される処理液が中止されるようにバルブ3290は補充ライン3230を閉鎖することもできる。また、上述した例に限定されることではなく、収容空間の処理液の水位がHH区間に至るまで上述した動作を遂行することもできる。
【0112】
上述した本発明の実施形態によれば、処理液供給源3210から供給される処理液の温度が設定温度と異なっも、循環タンク3410の内部に既貯蔵された処理液の温度を設定温度範囲内に維持することができる。即ち、循環タンク3410の内部は設定温度に維持された処理液が貯蔵されてあるので、循環タンク3410の内部に補充される処理液の温度が設定温度から外れた場合、循環タンク3410の内部に既貯蔵された処理液の温度が急激に変化されることができる。本発明の一実施形態によれば、循環タンク3410の内部の収容空間に初期に供給される処理液の量を最小化して循環タンク3410の内部に既貯蔵された処理液の温度が急変しないように温度緩衝区間を形成することができる。
【0113】
また、補充動作の第1時期に収容空間に供給される処理液の単位時間当たり平均供給量を第2時期に収容空間に供給される処理液の単位時間当たり平均供給量より低くバルブ3290の流量を調節することによって、循環タンク3410に既貯蔵された処理液の温度を設定温度範囲内に維持することができる。したがって、循環ライン3430を流動する処理液がヒーター3470で設定温度まで予熱される時間を短縮することができる。また、設定温度範囲内に処理液の温度を一定に維持することによって、効率的な基板Wに対する液処理を遂行することができる。
【0114】
以下では説明する本発明の一実施形態による液供給ユニットは前述した一実施形態による液供給ユニットに対する説明の中で補充部320をを除器、ほとんど分類似に提供される。したがって、内容の重複を防止するために重複される構成に対しては説明を省略する。
【0115】
図10図1の液供給ユニットの他の実施形態を概略的に示す図面である。図10を参照すれば、補充部320は処理液供給源3210、補充ライン3230、圧力センサー3250、そしてフィルター3270を含むことができる。処理液供給源3210は密閉された内部空間を形成することができる。一例として、処理液供給源3210は処理液が貯蔵されるタンクで提供されることができる。選択的に、処理液供給源3210はリザーバー(Reservoir)で提供されることができる。処理液供給源3210の内部空間には処理液が貯蔵される。処理液供給源3210には補充ライン3230が連結されることができる。
【0116】
補充ライン3230は処理液供給源3210と循環タンク3410を互いに連結することができる。補充ライン3230の一端は処理液供給源3210と連結されることができる。補充ライン3230の他端は分岐されることができる。補充ライン3230の他端は第1配管3231と第2配管3235に分岐されることができる。
【0117】
第1配管3231の一端は補充ライン3230と連結され、第1配管3231の他端は循環タンク3410と連結されることができる。第1配管3231は第1直径を有することができる。第1配管3231には第1バルブ3233が設置されることができる。第1バルブ3233はオンオフバルブで提供されることができる。但し、これに限定されることではなく、第1バルブ3233は流量調節バルブで提供されることもできる。第1バルブ3233の内部で処理液が流動する第1バルブ3233の直径は第3直径に提供されることができる。第1バルブ3233の流量係数は第1流量係数を有することができる。第1配管3231と第1バルブ3233は第1供給部材を構成することができる。処理液供給源3210から補充ライン3230、そして第1供給部材を経て循環タンク3410の内部の収容空間に処理液が供給されることができる。
【0118】
第2配管3235の一端は補充ライン3230と連結され、第2配管3235の他端は循環タンク3410と連結されることができる。第2配管3235は第1配管3231の第1直径より大きい第2直径を有することができる。第2配管3235には第2バルブ3237が設置されることができる。第2バルブ3237はオンオフバルブで提供されることができる。但し、これに限定されることではなく、第2バルブ3237は流量調節バルブで提供されることもできる。第2バルブ3237の内部で処理液が流動する第2バルブ3237の直径は第1バルブ3231の第3直径より大きい第4直径で提供されることができる。第2バルブ3237は第1バルブ3233が有する第1流量係数より大きい第2流量係数を有することができる。第2配管3235と第2バルブ3237は第2供給部材を構成することができる。処理液供給源3210から補充ライン3230、そして第2供給部材を経て循環タンク3410の内部の収容空間に処理液が供給されることができる。
【0119】
圧力センサー3250は補充ライン3230に設置されることができる。圧力センサー3250は補充ライン3230内の圧力を測定する。圧力センサー3250は補充ライン3230の内部を流動する処理液の圧力を実時間に測定する。圧力センサー3250によって測定された圧力値に応じて補充ライン3230の内部を流動する処理液の供給量を調節することができる。
【0120】
フィルター3270は補充ライン3230に設置されることができる。フィルター3270は補充ライン3230から供給される処理液を濾過することができる。例えば、フィルター3270は供給源3210から循環タンク3410に供給される処理液を濾過することができる。フィルター3270は処理液に含まれることができる不純物を濾過することができる。
【0121】
図11は補充動作を遂行する間に図10の第1供給部材及び第2供給部材から供給される流量を概略的に示す図面である。図12図10の液供給ユニットが第1時期にタンクに処理液を供給する形状を概略的に示す図面である。図13図10の液供給ユニットが第2時期にタンクに処理液を供給する形状を概略的に示す図面である。図11乃至図13を参照して本発明の一実施形態による基板処理方法に対して詳細に説明する。
【0122】
図11乃至図13を参照すれば、処理液供給源3210から補充ライン3230を経て循環タンク3410の内部の収容空間に処理液を供給する。一例として、処理液供給源3210から補充ライン3230で分岐された第1配管3231又は/及び第2配管3235を経て循環タンク3410の内部の収容空間に処理液を供給する。循環タンク3410の内部の収容空間に貯蔵された処理液は循環ライン3430を通じて循環される。循環ライン3430を循環する処理液はヒーター3470によって設定温度まで加熱される。設定温度まで加熱された処理液は分岐ライン3610を経て供給ノズル3650を通じて基板W上に吐出される。
【0123】
処理液を基板W上に吐出する工程を繰り返す場合、循環タンク3410の内部の収容空間に貯蔵された処理液の量が減少することができる。循環タンク3410の収容空間に貯蔵された処理液が補充区間MRに位置した場合、収容空間に処理液を供給する補充動作が遂行されることができる。
【0124】
一例によれば、収容空間に貯蔵された処理液の水位が第2補充水位センサーMR-Hの高さと第1補充水位センサーMR-Lの高さとの間に位置する場合、収容空間に処理液を供給する補充区間MRと判断することができる。収容空間に貯蔵された処理液が補充区間MRに位置する場合、補充動作が遂行されることができる。
【0125】
収容空間に満たされた処理液の水位がH区間から補充区間MRに低くなった場合、補充動作を遂行することができる。補充動作は第1時期と第2時期に区分されることができる。図11のように、補充動作の第1時期には第1バルブ3233は開放され、第2バルブ3237は閉鎖されることができる。したがって、第1時期には第1配管3231を通じて収容空間に処理液を供給する。第1時期には第1バルブ3233で収容空間に供給される処理液の単位時間当たり平均供給量は第1流量であり得る。
【0126】
補充動作の第2時期には第1バルブ3233を閉鎖し、第2バルブ3237を開放することができる。したがって、第2時期には第2配管3235を経て収容空間に処理液が流動することができる。第2時期には第2バルブ3237で収容空間に供給される処理液の単位時間当たり平均供給量は第1流量より高い第2流量であり得る。
【0127】
上述した本発明の実施形態によれば、処理液供給源3210から供給される処理液の温度が設定温度と異なっも、循環タンク3410の内部に既貯蔵された処理液の温度を設定温度範囲内に維持することができる。即ち、循環タンク3410の内部は設定温度に維持された処理液が貯蔵されてあるので、循環タンク3410の内部に補充される処理液の温度が設定温度から外れた場合、循環タンク3410の内部に既貯蔵された処理液の温度が急激に変化されることができる。本発明の一実施形態によれば、循環タンク3410の内部の収容空間に初期に供給される処理液の量を最小化して循環タンク3410の内部に既貯蔵された処理液の温度が急変しないように温度緩衝区間を形成することができる。
【0128】
したがって、循環タンク3410に既貯蔵された処理液の温度を設定温度範囲内に維持することができる。循環ライン3430を流動する処理液がヒーター3470で設定温度まで予熱される時間を短縮することができる。また、設定温度範囲内に処理液の温度を一定に維持することによって、効率的な基板Wに対する液処理を遂行することができる。
【0129】
上述した本発明の実施形態において、説明の便宜のために第1バルブ3233と第2バルブ3237がオンオフバルブで提供される場合を例として説明した。但し、これに限定されることではなく、第1バルブ3233と第2バルブ3237が流量制御バルブで提供されて第1時期に第1バルブ3233を通じて収容空間に供給される処理液の流量が第2時期に第2バルブ3237を通じて収容空間に供給される処理液の流量より低く形成して温度緩衝区間形成することができる。
【0130】
以上の詳細な説明は本発明を例示するものである。また、前述した内容は本発明の好ましい実施形態を例として説明することであり、本発明は多様な他の組合、変更、及び環境で使用することができる。即ち、本明細書に開示された発明の概念の範囲、前述した開示内容と均等な範囲、及び/又は当業界の技術又は知識の範囲内で変更又は修正が可能である。前述した実施形態は本発明の技術的思想を具現するための最善の状態を説明することであり、本発明の具体的な適用分野及び用途で要求される様々な変更も可能である。したがって、以上の発明の詳細な説明は開示された実施状態に本発明を制限しようとする意図ではない。添付された請求の範囲は他の実施状態も含むことと解析されなければならない。
【符号の説明】
【0131】
10 インデックスモジュール
20 処理モジュール
30 制御器
260 工程チャンバー
300 液供給ユニット
320 補充部
340 循環部
360 供給部
3210 処理液供給源
3230 補充ライン
3410 循環タンク
3430 循環ライン
3470 ヒーター
3650 供給ノズル
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13