IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 日本航空電子工業株式会社の特許一覧

<>
  • 特開-防水コネクタ 図1
  • 特開-防水コネクタ 図2
  • 特開-防水コネクタ 図3
  • 特開-防水コネクタ 図4
  • 特開-防水コネクタ 図5
  • 特開-防水コネクタ 図6
  • 特開-防水コネクタ 図7
  • 特開-防水コネクタ 図8
  • 特開-防水コネクタ 図9
  • 特開-防水コネクタ 図10
  • 特開-防水コネクタ 図11
  • 特開-防水コネクタ 図12
  • 特開-防水コネクタ 図13
  • 特開-防水コネクタ 図14
  • 特開-防水コネクタ 図15
  • 特開-防水コネクタ 図16
  • 特開-防水コネクタ 図17
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023063731
(43)【公開日】2023-05-10
(54)【発明の名称】防水コネクタ
(51)【国際特許分類】
   H01R 13/52 20060101AFI20230428BHJP
【FI】
H01R13/52 301H
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021173715
(22)【出願日】2021-10-25
(71)【出願人】
【識別番号】000231073
【氏名又は名称】日本航空電子工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100117341
【弁理士】
【氏名又は名称】山崎 拓哉
(72)【発明者】
【氏名】越前谷 敏人
(72)【発明者】
【氏名】森下 雲也
【テーマコード(参考)】
5E087
【Fターム(参考)】
5E087EE14
5E087FF12
5E087LL04
5E087LL12
5E087MM05
5E087RR12
(57)【要約】
【課題】相手側コネクタに嵌合抜去する際にシール部材の捩じれを抑制可能な防水コネクタを提供する。
【解決手段】防水コネクタ100は、端子200と、ハウジング300と、シール部材500とを備えている。ハウジング300には、装着部310が設けられている。装着部310は、前後方向に沿って見た場合に、複数の第1辺320と、複数の第1連結部330とを含む外周形状を有している。シール部材500は、弾性材料で形成されており、装着部310に取り付けられている。シール部材500は、前後方向に沿って見た場合に、複数の第2辺520と、複数の第2連結部540とを含む閉環状の形状を有している。第2辺520には、少なくとも1つの特定の第2辺530が含まれている。シール部材500の装着部310への取付前の状態における第2辺520の夫々の長さをL、第2辺520に対応する第1辺320の長さをLとすると、L>Lである。
【選択図】図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
前後方向に沿って相手側コネクタと嵌合可能な防水コネクタであって、
前記防水コネクタは、端子と、ハウジングと、シール部材とを備えており、
前記端子は、前記ハウジングに保持されており、
前記ハウジングには、装着部が設けられており、
前記装着部は、前記前後方向に沿って見た場合に、複数の第1辺と、複数の第1連結部とを含む外周形状を有しており、
前記第1連結部は、互いに異なる方向に延びており
前記第1連結部の夫々は、互いに隣接する前記第1辺同士を連結しており、
前記シール部材は、弾性材料で形成されており、前記装着部に取り付けられており、
前記シール部材は、前記前後方向に沿って見た場合に、複数の第2辺と、複数の第2連結部とを含む閉環状の形状を有しており、
前記第2辺は、前記第1辺に夫々対応しており、
前記第2連結部は、互いに異なる方向に延びており、
前記第2連結部の夫々は、互いに隣接する前記第2辺同士を連結しており、
前記第2辺には、少なくとも1つの特定の第2辺が含まれており、
前記少なくとも1つの特定の第2辺には、前側凹部と、後側凹部とが設けられており、
前記前側凹部は、前記前後方向において後方に凹んでおり、
前記後側凹部は、前記前後方向において前方に凹んでおり、
前記シール部材の前記装着部への取付前の状態における前記第2辺の夫々の長さをL、前記対応する第1辺の長さをLとすると、L>Lであり、
前記シール部材の前記装着部への取付時の前記第2辺の夫々の想定歪みGをG=(L-L)/Lとしたとき、前記少なくとも1つの特定の第2辺は、前記想定歪みGが最大である前記第2辺である
防水コネクタ。
【請求項2】
請求項1記載の防水コネクタであって、
前記少なくとも1つの特定の第2辺は、2つあり、
前記複数の第1辺は、2つの長辺と、2つの短辺とを含んでおり、
前記2つの長辺の夫々は、前記前後方向と直交する水平方向に延びており、
前記2つの短辺の夫々は、前記前後方向及び前記水平方向の双方と直交する上下方向に延びており、
前記特定の第2辺は、夫々、前記2つの長辺である前記第1辺に対応する前記第2辺である
防水コネクタ。
【請求項3】
請求項1又は請求項2記載の防水コネクタであって、
前記シール部材の前記装着部への取付前の状態において、前記第2辺の長さは互いに等しい
防水コネクタ。
【請求項4】
請求項1から請求項3までのいずれかに記載の防水コネクタであって、
前記ハウジングは、後端部を有しており、
前記後端部は、前記前後方向と直交する面内において、前記装着部の外側に位置しており、
前記装着部は、前記後端部から前記前後方向における前方に延びており、
前記シール部材の前記前後方向における後端は、前記後端部に押し付けられている
防水コネクタ。
【請求項5】
請求項4記載の防水コネクタであって、
前記ハウジングには、後側回転防止部が設けられており、
前記後側回転防止部は、前記後端部から前記前後方向における前方に突出しており、
前記後側回転防止部は、前記後側凹部内に位置している
防水コネクタ。
【請求項6】
請求項4又は請求項5記載の防水コネクタであって、
前記防水コネクタは、フロントリテーナを更に備えており、
前記フロントリテーナは、前記装着部に取り付けられており、
前記フロントリテーナは、前端部を有しており、
前記シール部材は、前記前後方向において前記前端部と前記後端部とに挟まれている
防水コネクタ。
【請求項7】
請求項6記載の防水コネクタであって、
前記フロントリテーナには、前側回転防止部が設けられており、
前記前側回転防止部は、前記前端部から前記前後方向における後方に突出しており、
前記前側回転防止部は、前記前側凹部内に位置している
防水コネクタ。
【請求項8】
請求項1から請求項7までのいずれかに記載の防水コネクタであって、
前記特定の第2辺は、前記前後方向と直交する第1所定方向に延びており、
前記特定の第2辺以外の前記第2辺は、前記前後方向と直交する第2所定方向に延びており、
前記特定の第2辺のうち前記前側凹部が設けられた部分の前記第1所定方向と直交する断面積は、前記特定の第2辺以外の前記第2辺の前記第2所定方向と直交する断面積よりも小さい
防水コネクタ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シール部材を備えている防水コネクタに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、この種の防水コネクタ900を開示している。図17を参照して、特許文献1の防水コネクタ900は、X方向(嵌合方向)に沿って相手側コネクタ(図示せず)と嵌合可能となっている。防水コネクタ900は、端子910と、ハウジング920と、シール部材950とを備えている。端子910は、ハウジング920に保持されている。ハウジング920には、装着部922が設けられている。シール部材950は、弾性材料で形成されており、装着部922に取り付けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2014-99255号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の防水コネクタ900は、相手側コネクタに嵌合抜去する際において、シール部材950が捩じれてしまう場合がある。
【0005】
本発明は、相手側コネクタに嵌合抜去する際にシール部材の捩じれを抑制可能な防水コネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本出願の発明者は、シール部材の捩じれを抑制可能な防水コネクタを検討する中で、嵌合方向と直交する面内において、ハウジングの装着部の形状やサイズよりもシール部材の形状やサイズを小さくした場合、シール部材の捩じれを抑制可能であることを見出す一方、この場合、防水コネクタと相手側コネクタとのシーリング特性が悪化してしまう場合があることにも気づいた。
【0007】
ここで発明者は、このシーリング特性の悪化の原因について更に検討し、このシーリング特性の悪化が、以下に起因することを突き止めた:シール部材を装着部に取り付けた際のシール部材の各辺に生じる歪みの大きさが異なる場合、辺同士を連結する連結部に作用する力のバランスが悪化し、連結部の装着部における位置が適切な位置からズレてしまう。
【0008】
そこで発明者は、他の辺と比べて歪みが最大になると想定される特定の辺に対して嵌合方向両端に凹部を設けることにより、上記特定の辺を伸びやすくし、シール部材を装着部に取り付けた際の連結部に作用する力のバランスを向上させて、連結部の装着部における位置が適切な位置からズレることを防ぐことを発案し、本発明に至った。
【0009】
即ち、本発明は、第1の防水コネクタとして、
前後方向に沿って相手側コネクタと嵌合可能な防水コネクタであって、
前記防水コネクタは、端子と、ハウジングと、シール部材とを備えており、
前記端子は、前記ハウジングに保持されており、
前記ハウジングには、装着部が設けられており、
前記装着部は、前記前後方向に沿って見た場合に、複数の第1辺と、複数の第1連結部とを含む外周形状を有しており、
前記第1連結部は、互いに異なる方向に延びており
前記第1連結部の夫々は、互いに隣接する前記第1辺同士を連結しており、
前記シール部材は、弾性材料で形成されており、前記装着部に取り付けられており、
前記シール部材は、前記前後方向に沿って見た場合に、複数の第2辺と、複数の第2連結部とを含む閉環状の形状を有しており、
前記第2辺は、前記第1辺に夫々対応しており、
前記第2連結部は、互いに異なる方向に延びており、
前記第2連結部の夫々は、互いに隣接する前記第2辺同士を連結しており、
前記第2辺には、少なくとも1つの特定の第2辺が含まれており、
前記少なくとも1つの特定の第2辺には、前側凹部と、後側凹部とが設けられており、
前記前側凹部は、前記前後方向において後方に凹んでおり、
前記後側凹部は、前記前後方向において前方に凹んでおり、
前記シール部材の前記装着部への取付前の状態における前記第2辺の夫々の長さをL、前記対応する第1辺の長さをLとすると、L>Lであり、
前記シール部材の前記装着部への取付時の前記第2辺の夫々の想定歪みGをG=(L-L)/Lとしたとき、前記少なくとも1つの特定の第2辺は、前記想定歪みGが最大である前記第2辺である
防水コネクタを提供する。
【0010】
また、本発明は、第2の防水コネクタとして、第1の防水コネクタであって、
前記少なくとも1つの特定の第2辺は、2つあり、
前記複数の第1辺は、2つの長辺と、2つの短辺とを含んでおり、
前記2つの長辺の夫々は、前記前後方向と直交する水平方向に延びており、
前記2つの短辺の夫々は、前記前後方向及び前記水平方向の双方と直交する上下方向に延びており、
前記特定の第2辺は、夫々、前記2つの長辺である前記第1辺に対応する前記第2辺である
防水コネクタを提供する。
【0011】
また、本発明は、第3の防水コネクタとして、第1又は第2の防水コネクタであって、
前記シール部材の前記装着部への取付前の状態において、前記第2辺の長さは互いに等しい
防水コネクタを提供する。
【0012】
また、本発明は、第4の防水コネクタとして、第1から第3までのいずれかの防水コネクタであって、
前記ハウジングは、後端部を有しており、
前記後端部は、前記前後方向と直交する面内において、前記装着部の外側に位置しており、
前記装着部は、前記後端部から前記前後方向における前方に延びており、
前記シール部材の前記前後方向における後端は、前記後端部に押し付けられている
防水コネクタを提供する。
【0013】
また、本発明は、第5の防水コネクタとして、第4の防水コネクタであって、
前記ハウジングには、後側回転防止部が設けられており、
前記後側回転防止部は、前記後端部から前記前後方向における前方に突出しており、
前記後側回転防止部は、前記後側凹部内に位置している
防水コネクタを提供する。
【0014】
また、本発明は、第6の防水コネクタとして、第4又は第5の防水コネクタであって、
前記防水コネクタは、フロントリテーナを更に備えており、
前記フロントリテーナは、前記装着部に取り付けられており、
前記フロントリテーナは、前端部を有しており、
前記シール部材は、前記前後方向において前記前端部と前記後端部とに挟まれている
防水コネクタを提供する。
【0015】
また、本発明は、第7の防水コネクタとして、第6の防水コネクタであって、
前記フロントリテーナには、前側回転防止部が設けられており、
前記前側回転防止部は、前記前端部から前記前後方向における後方に突出しており、
前記前側回転防止部は、前記前側凹部内に位置している
防水コネクタを提供する。
【0016】
また、本発明は、第8の防水コネクタとして、第1から第7までのいずれかの防水コネクタであって、
前記特定の第2辺は、前記前後方向と直交する第1所定方向に延びており、
前記特定の第2辺以外の前記第2辺は、前記前後方向と直交する第2所定方向に延びており、
前記特定の第2辺のうち前記前側凹部が設けられた部分の前記第1所定方向と直交する断面積は、前記特定の第2辺以外の前記第2辺の前記第2所定方向と直交する断面積よりも小さい
防水コネクタを提供する。
【発明の効果】
【0017】
本発明の防水コネクタは、以下のように構成されている:装着部は、前後方向に沿って見た場合に、複数の第1辺と、複数の第1連結部とを含む外周形状を有している;シール部材は、前後方向に沿って見た場合に、複数の第2辺と、複数の第2連結部とを含む閉環状の形状を有している;シール部材の装着部への取付前の状態における第2辺の夫々の長さをL、第2辺に対応する第1辺の長さをLとすると、L>Lである。これにより、本発明の防水コネクタにおいては、相手側コネクタに嵌合抜去する際にシール部材の捩じれが抑制されている。
【0018】
また、本発明の防水コネクタは、以下のように構成されている:第2辺には、少なくとも1つの特定の第2辺が含まれている;シール部材の装着部への取付時の第2辺の夫々の想定歪みGをG=(L-L)/Lとしたとき、少なくとも1つの特定の第2辺は、想定歪みGが最大である第2辺である;少なくとも1つの特定の第2辺には、前側凹部と、後側凹部とが設けられている。これにより、上記少なくとも1つの特定の第2辺は他の第2辺と比べて伸びやすくなっており、第1連結部の装着部における位置が適切な位置からズレることが防止されている。即ち、本発明の防水コネクタにおいては、シーリング特性の悪化が避けられている。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本発明の実施の形態による防水コネクタを示す斜視図である。
図2図1の防水コネクタを示す正面図である。
図3図2の防水コネクタをA-A線に沿って示す断面図である。
図4図2の防水コネクタをB-B線に沿って示す断面図である。
図5図1の防水コネクタを示す上面図である。
図6図5の防水コネクタをC-C線に沿って示す断面図である。
図7図1の防水コネクタを示す分解斜視図である。
図8図7の防水コネクタに含まれるハウジングを示す斜視図である。
図9図8のハウジングを示す正面図である。
図10図8のハウジングを示す上面図である。
図11図10のハウジングをD-D線に沿って示す断面図である。
図12図8のハウジングを示す側面図である。
図13図7の防水コネクタに含まれるシール部材を示す正面図である。
図14図13のシール部材を示す上面図である。
図15図13のシール部材を示す側面図である。
図16図7の防水コネクタに含まれるフロントリテーナを示す背面図である。
図17】特許文献1の防水コネクタを示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
図1を参照して、本発明の実施の形態の防水コネクタ100は、前後方向に沿って相手側コネクタと嵌合可能である。より詳しくは、本実施の形態の防水コネクタ100は、防水コネクタ100の前方に位置する相手側コネクタに対して後方から前後方向に沿って嵌合可能となっている。本実施の形態において、前後方向はX方向である。ここで、前方は+X方向であり、後方は-X方向である。
【0021】
図7に示されるように、本実施の形態の防水コネクタ100は、ハウジング300と、シール部材500と、複数の端子200とを備えている。なお、本発明はこれに限定されず、端子200の数は1つであってもよい。即ち、防水コネクタ100は、ハウジング300と、シール部材500と、端子200とを備えていればよい。
【0022】
図7を参照して、本実施の形態のハウジング300は、絶縁体からなる。ハウジング300は、包囲部305を有している。
【0023】
図9に示されるように、本実施の形態の包囲部305は、ハウジング300の前後方向と直交する方向における外端を規定している。
【0024】
図11に示されるように、ハウジング300には、装着部310が設けられている。
【0025】
図11を参照して、本実施の形態の装着部310の一部は、前後方向と直交する平面において包囲部305に包囲されている。装着部310は、前後方向と直交する平面において、角丸長方形の外周を有している。即ち、装着部310は、前後方向に沿って見た場合に、複数の第1辺320と、複数の第1連結部330とを含む外周形状を有している。
【0026】
図11に示されるように、本実施の形態の第1辺320は、2つの長辺322と、2つの短辺324とを含んでいる。具体的には、第1辺320は、2つの長辺322と、2つの短辺324とで構成されている。
【0027】
図11に示されるように、本実施の形態の長辺322の夫々は、前後方向と直交する水平方向に延びている。本実施の形態において、水平方向は、Y方向である。また、水平方向は、左右方向でもある。ここで、右方を+Y方向とし、左方を-Y方向とする。2つの長辺322は、前後方向及び水平方向の双方と直交する上下方向において離れて位置している。2つの長辺322のうち上側に位置する長辺322は、装着部310の上下方向における上端を規定している。2つの長辺322のうち下側に位置する長辺322は、装着部310の上下方向における下端を規定している。本実施の形態において、上下方向はZ方向である。ここで、上方は+Z方向であり、下方は-Z方向である。
【0028】
図11に示されるように、本実施の形態の短辺324の夫々は、前後方向及び水平方向の双方と直交する上下方向に延びている。2つの短辺324は、水平方向において離れて位置している。2つの短辺324のうち右側に位置する短辺324は、装着部310の左右方向における右端を規定している。2つの短辺324のうち左側に位置する短辺324は、装着部310の左右方向における左端を規定している。
【0029】
図11に示されるように、長辺322の水平方向の長さL1Aは、短辺324の上下方向の長さL1Bよりも長い。
【0030】
図11に示されるように、本実施の形態の第1連結部330は、互いに異なる方向に延びている。第1連結部330の夫々は、互いに隣接する第1辺320同士を連結している。より詳しくは、第1連結部330の夫々は、隣接する長辺322と短辺324とを互いに連結している。
【0031】
図11に示されるように、ハウジング300は、後端部340を有している。
【0032】
図11に示されるように、本実施の形態の後端部340は、前後方向において前方に向いている。後端部340は、前後方向と直交する面内において、装着部310の外側に位置している。図3及び図4から理解されるように、装着部310は、後端部340から前後方向における前方に延びている。図3に示されるように、シール部材500の前後方向における後端510は、後端部340に押し付けられている。
【0033】
図11に示されるように、ハウジング300は、壁部360と、第1収容部370とを更に有している。
【0034】
図11に示されるように、本実施の形態の壁部360は、包囲部305の前後方向と直交する方向における内側に位置している。装着部310は、前後方向と直交する方向において壁部360の内側に位置している。図8に示されるように、壁部360は、後端部340から前後方向における前方に延びている。前後方向において、壁部360の前端は、包囲部305の前端よりも後方に位置している。前後方向において、壁部360の前端は、装着部310の前端よりも後方に位置している。
【0035】
図11に示されるように、壁部360は、右側壁部362と、左側壁部364とを含んでいる。
【0036】
図11に示されるように、本実施の形態の右側壁部362は、左右方向において左側壁部364の右側に位置している。右側壁部362及び左側壁部364は、左右方向に並んでいる。右側壁部362及び左側壁部364は、前後方向において互いに同じ位置に位置している。
【0037】
図11に示されるように、本実施の形態の左側壁部364は、左右方向において右側壁部362の左側に位置している。
【0038】
図11を参照して、本実施の形態の第1収容部370は、前後方向において後方に凹んだ凹部である。第1収容部370は、壁部360と装着部310との間に位置している。第1収容部370は、前後方向と直交する方向において壁部360の内側に位置している。第1収容部370は、前後方向と直交する方向において装着部310の外側に位置している。後端部340は、第1収容部370の前後方向における後端を規定している。第1収容部370は、右側第1収容部372と、左側第1収容部374とを含んでいる。
【0039】
図11に示されるように、本実施の形態の右側第1収容部372は、左右方向において左側第1収容部374の右側に位置している。右側第1収容部372は、左右方向において右側壁部362の左側に位置している。右側第1収容部372と左側第1収容部374とは、左右方向に並んでいる。
【0040】
図11に示されるように、本実施の形態の左側第1収容部374は、左右方向において右側第1収容部372の左側に位置している。左側第1収容部374は、左右方向において左側壁部364の右側に位置している。
【0041】
図11に示されるように、ハウジング300には、2つの後側回転防止部350が設けられている。なお、本発明はこれに限定されず、後側回転防止部350の数は1つであってもよい。
【0042】
図3に示されるように、後側回転防止部350の夫々は、後端部340から前後方向における前方に突出している。図11に示されるように、後側回転防止部350の夫々は、ハウジング300の水平方向における中央に位置している。2つの後側回転防止部350は、上下方向に並んでいる。前後方向において、後側回転防止部350の前端は、壁部360の前端と同じ位置に位置している。2つの後側回転防止部350は、左右方向において互いに同じ位置に位置している。右側壁部362は、左右方向において後側回転防止部350の右側に位置している。右側壁部362は、後側回転防止部350に連結されている。右側壁部362は、2つの後側回転防止部350を互いに連結している。左側壁部364は、左右方向において後側回転防止部350の左側に位置している。左側壁部364は、後側回転防止部350に連結されている。左側壁部364は、2つの後側回転防止部350を互いに連結している。後側回転防止部350の夫々は、左右方向において右側第1収容部372と左側第1収容部374との間に位置している。右側第1収容部372は、左右方向において後側回転防止部350の右側に位置している。左側第1収容部374は、左右方向において後側回転防止部350の左側に位置している。
【0043】
図14を参照して、本実施の形態のシール部材500は、弾性材料で形成されている。より詳しくは、シール部材500は、ゴム製である。図14及び図15を参照して、シール部材500は、前後方向と直交する平面であってシール部材500の前後方向における中央を通る平面に対して対称な形状を有している。図13を参照して、シール部材500は、上下方向と直交する平面であってシール部材500の上下方向における中央を通る平面に対して対称な形状を有している。シール部材500は、左右方向と直交する平面であってシール部材500の左右方向における中央を通る平面に対して対称な形状を有している。シール部材500は、前後方向に沿って見た場合に、複数の第2辺520と、複数の第2連結部540とを含む閉環状の形状を有している。より詳しくは、シール部材500は、前後方向に沿って見た場合に、4つの第2辺520と、4つの第2連結部540とを含む閉環状の形状を有している。具体的には、シール部材500は、前後方向に沿って見た場合に、4つの第2辺520と、4つの第2連結部540とで構成される閉環状の形状を有している。即ち、シール部材500は、前後方向と直交する平面において、角丸正方形の外周を有している。
【0044】
図6に示されるように、シール部材500は、装着部310に取り付けられている。シール部材500は、前後方向と直交する平面において包囲部305に包囲されている。図3に示されるように、前後方向において、シール部材500の前端は、包囲部305の前端の後方に位置している。
【0045】
図6を参照して、第2辺520は、第1辺320に夫々対応している。図11及び図13を参照して、シール部材500の装着部310への取付前の状態における第2辺520の夫々の長さをL、第2辺520に対応する第1辺320の長さをLとすると、L>Lである。これにより、本実施の形態の防水コネクタ100においては、相手側コネクタに嵌合抜去する際にシール部材500の捩じれが抑制されている。なお、シール部材500の装着部310への取付前の状態において、第2辺520の長さLは互いに等しくなっている。また、シール部材500の装着部310への取付前の状態における第2辺520の長さLは、短辺324の上下方向の長さL1Bよりも短い。即ち、L<L1B<L1Aである。
【0046】
図6に示されるように、第2辺520には、2つの特定の第2辺530と、特定の第2辺530以外の2つの第2辺560とが含まれている。以下では、特定の第2辺530以外の2つの第2辺560を、非特定第2辺560という。
【0047】
図6及び図13を参照して、本実施の形態の特定の第2辺530の夫々は、前後方向と直交する第1所定方向に延びている。本実施の形態において、第1所定方向は、水平方向である。特定の第2辺530は、夫々、2つの長辺322である第1辺320に対応する第2辺520である。図6図11及び図13を参照して、シール部材500の装着部310への取付時の第2辺520の夫々の想定歪みGをG=(L-L)/Lとしたとき、特定の第2辺530の夫々は、想定歪みGが最大である第2辺520である。
【0048】
図6及び図11から理解されるように、特定の第2辺530の一部は、第1収容部370に収容される。
【0049】
図14を参照して、特定の第2辺530の夫々には、前側凹部532と、後側凹部534とが設けられている。
【0050】
図14に示されるように、本実施の形態の前側凹部532は、前後方向において後方に凹んでいる。前側凹部532は、水平方向においてシール部材500の中央に位置している。前側凹部532は、前後方向において後側凹部534の前方に位置している。
【0051】
図14に示されるように、本実施の形態の後側凹部534は、前後方向において前方に凹んでいる。後側凹部534は、水平方向においてシール部材500の中央に位置している。後側凹部534は、前後方向において前側凹部532の後方に位置している。図3に示されるように、後側回転防止部350は、後側凹部534内に位置している。
【0052】
図6に示されるように、本実施の形態の非特定第2辺560の夫々は、前後方向と直交する第2所定方向に延びている。即ち、特定の第2辺530以外の第2辺560の夫々は、前後方向と直交する第2所定方向に延びている。本実施の形態において、第2所定方向は、上下方向である。非特定第2辺560は、夫々、2つの短辺324である第1辺320に対応する第2辺520である。
【0053】
図6及び図11から理解されるように、非特定第2辺560の一部は、第1収容部370に収容される。
【0054】
上述のように、第1収容部370は、特定の第2辺530の一部及び非特定第2辺560の一部を収容している。即ち、第1収容部370は、シール部材500の一部を収容している。これにより、シール部材500の捩じれや、防水コネクタ100と相手側コネクタとの嵌合時にシール部材500が前後方向と直交する方向における外側に逃げることが防止されている。
【0055】
図13に示されるように、第2連結部540は、互いに異なる方向に延びている。第2連結部540の夫々は、互いに隣接する第2辺520同士を連結している。第2連結部540は、隣接する特定の第2辺530と非特定第2辺560とを互いに連結している。図6及び図11から理解されるように、第2連結部540の一部は、第1収容部370に収容されている。図6に示されるように、第2連結部540は、第1連結部330と夫々対応している。シール部材500を装着部310に取り付けた際、第2連結部540の夫々は、対応する第1連結部330と同じ位置に位置している。
【0056】
上述のように、本実施の形態の防水コネクタ100においては、第2辺520には、2つの特定の第2辺530が含まれており、シール部材500の装着部310への取付時の第2辺520の夫々の想定歪みGをG=(L-L)/Lとしたとき、特定の第2辺530の夫々は、想定歪みGが最大である第2辺520となっている。即ち、シール部材500を装着部310に取り付けた際、特定の第2辺530に生じる歪みは、非特定第2辺560に生じる歪みよりも大きいため、仮に、特定の第2辺530に前側凹部532及び後側凹部534が設けられていないシール部材500を装着部310に取り付けた直後においては、特定の第2辺530の張力が非特定第2辺560の張力よりも大きくなる。ここで、これらの張力の不均衡を緩和するように、第2連結部540は、装着部310における位置が対応する第1連結部330からズレることとなる。この第2連結部540の位置ズレは、防水コネクタ100のシーリング特性を悪化させる。
【0057】
しかしながら、本実施の形態のシール部材500においては、特定の第2辺530の夫々に前側凹部532と後側凹部534とが設けられている。これにより、本実施の形態の防水コネクタ100においては、想定歪みGが最大である特定の第2辺530が、想定歪みGが特定の第2辺530より小さい非特定第2辺560と比べて、伸びやすくなっており、シール部材500を装着部310に取り付けた直後において、特定の第2辺530の張力と非特定第2辺560の張力との不均衡が緩和されている。よって、シール部材500を装着部310に取り付けた際、第2連結部540の装着部310における位置が、適切な位置である対応する第1連結部330からズレることが防止されている。即ち、本実施の形態の防水コネクタ100においては、シーリング特性の悪化が避けられている。
【0058】
図13図14及び図15を参照して、特定の第2辺530のうち前側凹部532が設けられた部分の第1所定方向と直交する断面積は、非特定第2辺560の第2所定方向と直交する断面積よりも小さくなっている。即ち、特定の第2辺530のうち前側凹部532が設けられた部分の第1所定方向と直交する断面積は、特定の第2辺530以外の第2辺560の第2所定方向と直交する断面積よりも小さくなっている。これにより、特定の第2辺530は非特定第2辺560と比べて伸びやすくなっており、第2連結部540の装着部310における位置が適切な位置からズレることが防止されている。即ち、本実施の形態の防水コネクタ100においては、シーリング特性の悪化が避けられている。
【0059】
また、図13図14及び図15を参照して、特定の第2辺530のうち後側凹部534が設けられた部分の第1所定方向と直交する断面積は、非特定第2辺560の第2所定方向と直交する断面積よりも小さくなっている。即ち、特定の第2辺530のうち後側凹部534が設けられた部分の第1所定方向と直交する断面積は、特定の第2辺530以外の第2辺560の第2所定方向と直交する断面積よりも小さくなっている。これにより、特定の第2辺530は非特定第2辺560と比べて伸びやすくなっており、第2連結部540の装着部310における位置が適切な位置からズレることが防止されている。即ち、本実施の形態の防水コネクタ100においては、シーリング特性の悪化が避けられている。
【0060】
図14及び図15に示されるように、シール部材500は、前方被収容部570と、後方被収容部580とを有している。
【0061】
図14に示されるように、本実施の形態の前方被収容部570は、シール部材500の前後方向における前端に位置している。前方被収容部570は、前方右側被収容部572と、前方左側被収容部574とを含んでいる。
【0062】
図14に示されるように、本実施の形態の前方右側被収容部572は、左右方向において前方左側被収容部574の右側に位置している。前方右側被収容部572と前方左側被収容部574とは、左右方向に並んでいる。
【0063】
図14に示されるように、本実施の形態の前方左側被収容部574は、左右方向において前方右側被収容部572の左側に位置している。前側凹部532は、左右方向において前方右側被収容部572と前方左側被収容部574との間に位置している。前方右側被収容部572、前方左側被収容部574及び前側凹部532は、前後方向において互いに同じ位置に位置している。
【0064】
図14に示されるように、本実施の形態の後方被収容部580は、シール部材500の前後方向における後端に位置している。図6及び図11から理解されるように、後方被収容部580は、第1収容部370に収容されている。後方被収容部580は、後方右側被収容部582と、後方左側被収容部584とを含んでいる。
【0065】
図14に示されるように、本実施の形態の後方右側被収容部582は、左右方向において後方左側被収容部584の右側に位置している。後方右側被収容部582と後方左側被収容部584とは、左右方向に並んでいる。図3に示されるように、後方右側被収容部582は、右側第1収容部372に収容されている。
【0066】
図14に示されるように、本実施の形態の後方左側被収容部584は、左右方向において後方右側被収容部582の左側に位置している。後側凹部534は、左右方向において後方右側被収容部582と後方左側被収容部584との間に位置している。後方右側被収容部582、後方左側被収容部584及び後側凹部534は、前後方向において互いに同じ位置に位置している。図3に示されるように、後方左側被収容部584は、左側第1収容部374に収容されている。
【0067】
図7を参照して、本実施の形態の端子200の夫々は、金属製である。端子200は、所謂雌コンタクトである。図6に示されるように、端子200は、ハウジング300に保持されている。
【0068】
図7に示されるように、防水コネクタ100は、フロントリテーナ400を更に備えている。
【0069】
図4に示されるように、本実施の形態のフロントリテーナ400は、装着部310に取り付けられている。フロントリテーナ400は、前端部480を有している。
【0070】
図3に示されるように、本実施の形態の前端部480は、前後方向において後方を向いている。シール部材500は、前後方向において前端部480と後端部340とに挟まれている。即ち、シール部材500は、前後方向においてフロントリテーナ400とハウジング300とに挟まれている。
【0071】
図16に示されるように、フロントリテーナ400は、第2収容部470を更に有している。
【0072】
図16を参照して、第2収容部470は、前後方向において前方に凹んだ凹部である。前端部480は、第2収容部470の前後方向における前端を規定している。図3図13及び図16を参照して、第2収容部470は、特定の第2辺530の一部及び非特定第2辺560の一部を収容している。即ち、第2収容部470は、シール部材500の一部を収容している。これにより、シール部材500の捩じれや、防水コネクタ100と相手側コネクタとの嵌合時にシール部材500が前後方向と直交する方向における外側に逃げることが更に防止されている。第2収容部470は、右側第2収容部472と、左側第2収容部474とを含んでいる。
【0073】
図16に示されるように、本実施の形態の右側第2収容部472は、左右方向において左側第2収容部474の右側に位置している。右側第2収容部472と左側第2収容部474とは、左右方向に並んでいる。図3に示されるように、前方右側被収容部572は、右側第2収容部472に収容されている。
【0074】
図16に示されるように、本実施の形態の左側第2収容部474は、左右方向において右側第2収容部472の左側に位置している。図3に示されるように、前方左側被収容部574は、左側第2収容部474に収容されている。
【0075】
図16に示されるように、本実施の形態のフロントリテーナ400には、2つの前側回転防止部410が設けられている。なお、本発明はこれに限定されず、前側回転防止部410の数は1つであってもよい。
【0076】
図3を参照して、本実施の形態の前側回転防止部410の夫々は、前端部480から前後方向に突出している。より詳しくは、前側回転防止部410は、前端部480から前後方向における後方に突出している。前側回転防止部410は、前側凹部532内に位置している。図4に示されるように、前後方向において、前側回転防止部410の後端は、ハウジング300の包囲部305の前端よりも後方に位置している。
【0077】
図16に示されるように、前側回転防止部410は、左右方向において右側第2収容部472と左側第2収容部474との間に位置している。右側第2収容部472は、左右方向において前側回転防止部410の右側に位置している。左側第2収容部474は、左右方向において前側回転防止部410の左側に位置している。
【0078】
以上、本発明について、実施の形態を掲げて具体的に説明してきたが、本発明はこれに限定されるわけではなく、種々の変形が可能である。
【0079】
上述の実施の形態の防水コネクタ100において、第2辺520には2つの特定の第2辺530が含まれていたが、本発明はこれに限定されない。即ち、第2辺520には、少なくとも1つの特定の第2辺530が含まれていればよい。なお、このとき、シール部材500の装着部310への取付時の第2辺520の夫々の想定歪みGをG=(L-L)/Lとしたとき、上記少なくとも1つの特定の第2辺530は、想定歪みGが最大である第2辺520であり、上記少なくとも1つの特定の第2辺530には、前側凹部532と、後側凹部534とが設けられている必要がある。これにより、本実施の形態と同様の効果が得られる。
【0080】
上述の実施の形態のハウジング300は、後端部340と、第1収容部370と、後側回転防止部350とを有していたが、本発明はこれに限定されない。即ち、ハウジング300は、第1収容部370を有さなくてもよい。また、ハウジング300は、後側回転防止部350を有さなくてもよい。同様に、上述の実施の形態のフロントリテーナ400は、前端部480と、第2収容部470と、前側回転防止部410とを有していたが、本発明はこれに限定されない。即ち、フロントリテーナ400は、第2収容部470を有さなくてもよい。また、フロントリテーナ400は、前側回転防止部410を有さなくてもよい。なお、シール部材500が前後方向においてフロントリテーナ400とハウジング300とに挟まれるという本実施の形態と同様の効果を得るためには、ハウジング300が後端部340を有し、且つ、フロントリテーナ400が前端部480を有するように、防水コネクタ100が構成されている必要がある。また、このような構成の防水コネクタ100においてハウジング300に後側回転防止部350を設ける場合には、後側回転防止部350は後端部340から前後方向における前方に突出している必要がある。同様に、このような構成の防水コネクタ100においてフロントリテーナ400に前側回転防止部410を設ける場合には、前側回転防止部410は前端部480から前後方向における後方に突出している必要がある。
【符号の説明】
【0081】
100 防水コネクタ
200 端子
300 ハウジング
305 包囲部
310 装着部
320 第1辺
322 長辺
324 短辺
330 第1連結部
340 後端部
350 後側回転防止部
360 壁部
362 右側壁部
364 左側壁部
370 第1収容部
372 右側第1収容部
374 左側第1収容部
400 フロントリテーナ
410 前側回転防止部
470 第2収容部
472 右側第2収容部
474 左側第2収容部
480 前端部
500 シール部材
510 後端
520 第2辺
530 特定の第2辺
532 前側凹部
534 後側凹部
540 第2連結部
560 第2辺(非特定第2辺)
570 前方被収容部
572 前方右側被収容部
574 前方左側被収容部
580 後方被収容部
582 後方右側被収容部
584 後方左側被収容部
長さ
1A 長さ
1B 長さ
長さ
G 想定歪み
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17