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▶ パウムテック株式会社の特許一覧

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  • 特開-利き手を選ばない握り式鉛筆削り器 図1
  • 特開-利き手を選ばない握り式鉛筆削り器 図2
  • 特開-利き手を選ばない握り式鉛筆削り器 図3
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023064018
(43)【公開日】2023-05-10
(54)【発明の名称】利き手を選ばない握り式鉛筆削り器
(51)【国際特許分類】
   B43L 23/08 20060101AFI20230428BHJP
【FI】
B43L23/08
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021187409
(22)【出願日】2021-10-25
(71)【出願人】
【識別番号】522453485
【氏名又は名称】パウムテック株式会社
(72)【発明者】
【氏名】小林 桂樹
【テーマコード(参考)】
2C071
【Fターム(参考)】
2C071BA04
2C071BB06
2C071BC02
2C071BC03
2C071BC10
(57)【要約】
【課題】本発明は、右利き用に作られている着脱式鉛筆削り9を左利きであっても簡単に使って鉛筆を削ることができる鉛筆削り器を提供する。
【解決手段】上握り柄1と下握り柄2を連結軸3にてV字型に構成する。上握り柄1と下握り柄2は連結軸3を中心にして板バネ4で閉じたり開いたりする。上下の握り柄1と2は互いに中空になっていて、その中で連結軸3に取り付けた受回しギア5によりクラウンギア6を一方向に回す一体装置を構成する。クラウンギア6と着脱式鉛筆削り9を取り付けるボックス7を回転軸8でつなげ、ボックス7には着脱式鉛筆削り9をはめ込む。上下の握り柄1と2を握った手で閉じたり開いたりすることで、中の着脱式鉛筆削り9が一方向に回り、差し込んだ鉛筆が削れていく。削られた鉛筆の削りかすは中空の上下の握り柄1と2に保持される。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
交点を軸に上下2つの握り柄(1と2)を有し、V字状に連結された上握り柄(1)と下握り柄(2)が開閉し、中空の上下握り柄(1と2)の中の一方向回転式のギア(5と6)につながるボックス(7)に着脱式鉛筆削り(9)を装着させた、利き手を選ばない鉛筆削り器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、左右利き手のどちらか専用使いの発想で作られているものを、利き手を選ばずに使えるようにした鉛筆削りに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、左右どちらかかの利き手専用の鉛筆削りはあった。しかし、そのどちらも利き手専用になっているのは公知である。
二本の鉛筆を左右向かい合わせで鉛筆削りに差し込んで左右の手で互いに回す鉛筆削り器があった(特許文献1参照)。
また、左右の利き手で使う非回転式鉛筆削り具があった(特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009-208453号広報
【特許文献2】特開2002-103887号広報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
利き手で使うことが前提で、反対の利き手で使うには不便である。また、左右の利き手どちらでも使うことができる鉛筆削り器には次のような問題点があった。
使いなれることが必要で、誰もが簡単気軽に使うことがむずかしかった。
削りかすが散らかりがちであった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
V字型で連結された上下の握り柄の中空に鉛筆削りを設ける。
上下の握り柄を左右どちらかの手でも握ったり開いたりできるようにする。
この運動で中の鉛筆削りが一方向に回る仕組みの鉛筆削り器である。
削りかすは中空の握り柄の中に保持され散らかりを防ぐ。
【発明の効果】
【0006】
左右どちらの手で使っても、装着された鉛筆削りが差し込んだ鉛筆を削ることができるので、利き手を選ばずに使うことができて、安全で手軽である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明の開いた時の側面の断面図である。
図2】本発明の仕組みを示した側面の断面図である。
図3】本発明の仕組みを示した伏せの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
(イ)図1においてV字型に接続した上握り柄1と下握り柄2は連結軸3を起点にして構成する。
(ロ)上握り柄1と下握り柄2は共に中空になっており、連結軸3を中心に板バネ4で閉じたり開いたりする。
(ハ)連結軸3には受回しギア5を取り付け、クラウンギア6を一方向に回す組み合わせとなる一体装置を構成する。
(ニ)クラウンギア6には着脱式鉛筆削り9を取り付けるボックス7を回転軸8にてつなげる。
(ホ)ボックス7に着脱式鉛筆削り9をはめ込む。
本発明は、以上のような構成である。
本発明を使用するときは、上握り柄1と下握り柄2の中空に設けた着脱式鉛筆削り9に鉛筆を差し込む。
上下の握り柄1と2を握った手で閉じたり開いたりすることで、中の着脱式鉛筆削り9が一方向に回り、差し込んだ鉛筆が削れていく。
しかも、てこの原理で軽い力で鉛筆が削れていくので安全で手軽である。
削られた鉛筆の削りかすは中空の上下の握り柄1と2に保持される。
また、本体に動物の着ぐるみを装着させて、動物が鉛筆を食べる演出の鉛筆削り器になる。
【符号の説明】
1 上握り柄
2 下握り柄
3 連結軸
4 板バネ
5 受回しギア
6 クラウンギア
7 ボックス
8 回転軸
9 着脱式鉛筆削り
図1
図2
図3