(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023064328
(43)【公開日】2023-05-11
(54)【発明の名称】印刷装置
(51)【国際特許分類】
B41J 11/70 20060101AFI20230501BHJP
B26D 1/08 20060101ALI20230501BHJP
B26D 5/20 20060101ALI20230501BHJP
B26D 5/00 20060101ALI20230501BHJP
【FI】
B41J11/70
B26D1/08
B26D5/20 C
B26D5/00 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021174548
(22)【出願日】2021-10-26
(71)【出願人】
【識別番号】501398606
【氏名又は名称】富士通コンポーネント株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(72)【発明者】
【氏名】紅谷 勝久
(72)【発明者】
【氏名】片岡 寛之
(72)【発明者】
【氏名】坂倉 太一
【テーマコード(参考)】
2C058
3C024
3C027
【Fターム(参考)】
2C058AB07
2C058AC06
2C058AE04
2C058AF06
2C058AF31
2C058AF51
2C058LA03
2C058LA24
2C058LB09
2C058LB17
2C058LB36
2C058LC28
3C024CC03
3C027JJ14
3C027JJ18
(57)【要約】
【課題】ラベル紙の粘着剤が可動刃に付着することを抑制できる印刷装置を提供すること。
【解決手段】印刷装置は、用紙を搬送する搬送機構と、用紙に印刷を行う印刷機構と、可動刃を固定刃に向けて移動させて用紙を切断するカット機構と、搬送機構およびカット機構を制御する制御手段とを備え、制御手段は、用紙が粘着層を有するラベル紙である場合、ラベル紙を切断した可動刃を移動させる前にラベル紙を後退させ、ラベル紙を後退させた状態で可動刃を固定刃から離れる方向に移動させ、その後にラベル紙を前進させる。
【選択図】
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
用紙を搬送する搬送機構と、
前記用紙に印刷を行う印刷機構と、
可動刃を固定刃に向けて移動させて前記用紙を切断するカット機構と、
前記搬送機構および前記カット機構を制御する制御手段と
を備え、
前記制御手段は、
前記用紙が粘着層を有するラベル紙である場合、前記ラベル紙を切断した前記可動刃を移動させる前に前記ラベル紙を後退させ、前記ラベル紙を後退させた状態で前記可動刃を前記固定刃から離れる方向に移動させ、その後に前記ラベル紙を前進させる
ことを特徴とする印刷装置。
【請求項2】
前記制御手段は、
前記ラベル紙を切断した前記可動刃を移動させる前に前記ラベル紙を後退させて待機した後、前記ラベル紙を後退させた状態で前記可動刃を前記固定刃から離れる方向に移動させ、その後に前記ラベル紙を前進させる
ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
【請求項3】
前記制御手段は、
前記用紙の種類に応じて、前記可動刃を前記固定刃に向けて移動させて前記用紙をカットした後、前記用紙を後退させることなく、前記可動刃を前記固定刃から離れる方向に移動させる
ことを特徴とする請求項1または2に記載の印刷装置。
【請求項4】
前記制御手段は、
前記用紙の種類に応じて、前記可動刃による前記用紙のカットスピードを変更する
ことを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、固定刃および可動刃によって用紙を切断する用紙カット機構において、可動刃に用紙を切断しない切り欠き部を設けることによってパーシャルカットを実現し、パーシャルカットを行った後、可動刃を用紙から退避させる前に用紙搬送手段により用紙を逆改行することによりフルカットを実現する技術が開示されている。
【0003】
特許文献2には、回転式の可動刃を用いた記録紙カッタを有する記録装置において、回転式の可動刃を用いて記録紙切断を行った後、記録紙を通紙方向と逆方向に搬送してから、回転式の可動刃を待機位置に戻す技術が開示されている。
【0004】
また、従来のラベル用紙は、互いにセパレートされた複数のラベル部が離型紙で連結されている。また、従来、互いにセパレートされた複数のラベル部に印刷した後、離型紙のみの部分をカットするラベル紙プリンタが知られている。また、従来、粘着層が連続したロール状のラベル紙へ印刷することにより、任意の大きさのラベルを作ることが可能なプリンタが所望されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2002-128378号公報
【特許文献2】特開平4-360454号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来技術は、ロール状のラベル紙をカットする際に、カッタ可動刃でラベル紙を切断して、可動刃をホームポジションに戻す。この動作によって、ラベル紙の粘着剤が可動刃移動方向に引きちぎられるため、可動刃に粘着剤が残りやすい。
【0007】
本発明は、上述した課題を解決するため、ラベル紙の粘着剤が可動刃に付着することを抑制できる印刷装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決するために、一実施形態の印刷装置は、用紙を搬送する搬送機構と、用紙に印刷を行う印刷機構と、可動刃を固定刃に向けて移動させて用紙を切断するカット機構と、搬送機構およびカット機構を制御する制御手段とを備え、制御手段は、用紙が粘着層を有するラベル紙である場合、ラベル紙を切断した可動刃を移動させる前にラベル紙を後退させ、ラベル紙を後退させた状態で可動刃を固定刃から離れる方向に移動させ、その後にラベル紙を前進させる。
【発明の効果】
【0009】
一実施形態の印刷装置によれば、ラベル紙の粘着剤が可動刃に付着することを抑制できる印刷装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図3】第1実施形態に係る印刷装置が備えるカット機構の外観斜視図
【
図4】第1実施形態に係る印刷装置の制御系の構成を示す図
【
図5】第1実施形態に係る制御回路による処理の手順を示す図
【
図7】第1実施形態に係る制御回路の制御による各モータの動作タイミングを示す図
【
図8】第2実施形態に係る制御回路による処理の手順を示す図
【発明を実施するための形態】
【0011】
〔実施形態〕
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
【0012】
〔第1実施形態〕
図1は、第1実施形態に係る印刷装置100の外観斜視図である。
図2は、印刷装置100のA-A断面図である。
図3は、印刷装置100が備えるカット機構150の外観斜視図である。
図1および
図2に示す印刷装置100は、用紙10に対する印刷および用紙10の切断を行うものであり、フルカットが可能な装置である。
【0013】
本実施形態では、X軸方向を前後方向とし、+X方向を前とする。Y軸方向を左右方向とし、+Y方向を右とする。Z軸方向を上下方向とし、+Z方向を上とする。
【0014】
図1~
図3に示すように、印刷装置100は、ケース110、および印刷ユニット120を備える。
【0015】
ケース110は、中空構造を有する箱状の部材である。ケース110の内部の前側には、印刷ユニット120が設けられている。ケース110の内部の後側には、収容部112が設けられている。収容部112には、ロール状に巻かれた用紙10が収容される。
【0016】
以下便宜上、用紙10を、ロール状に巻かれた部分であるロール部10A、ロール部10Aから前方に引き出された部分である引出部10B、印刷がなされた部分である印刷部10Cに分けて説明する。用紙10としては、加熱することによって印刷可能な各種感熱紙を用いることができる。本実施形態では、用紙10として、粘着層を有するラベル紙、および、粘着層を有しない普通紙を用いることができる。
【0017】
印刷ユニット120は、搬送ローラ130(搬送機構の例)、サーマルヘッド140(印刷機構の例)、およびカット機構150を有する。
【0018】
搬送ローラ130は、引出部10Bの上面に押し当てられ、図示しない搬送用モータの駆動によって回転することにより、用紙10を搬送する。搬送ローラ130は、正回転によって用紙10を前進させ、逆回転によって用紙10を後退させる。
【0019】
サーマルヘッド140は、用紙の幅方向に並べて配置された図示しない複数の発熱体を有する。サーマルヘッド140は、搬送ローラ130によって搬送された用紙10を発熱体によって加熱することにより、用紙10に対して画像を印刷する。
【0020】
カット機構150は、例えば金属製且つ平板状の固定刃151および可動刃152を有する。固定刃151は刃先151Aを、可動刃152は刃先152Aを有する。刃先151A,152Aの幅は、いずれも、用紙10の幅よりも大きい。固定刃151および可動刃152は、互いに刃先151A,152A同士が対向して配置されている。可動刃152は、図示しないカット用モータの駆動によって、固定刃151に近づく方向および固定刃151から離れる方向の双方に移動可能である。カット機構150は、可動刃152を固定刃151に近づく方向に移動させて、刃先151Aと刃先152Aとの間のカット位置150A(
図6参照)に搬送された用紙10に対して可動刃152を押し下げる。これにより、カット機構150は、印刷部10Cの後端を刃先151A,152Aで挟み込んで切断し、用紙10から印刷部10Cを切り離す。なお、
図3に示すように、刃先151Aが直線状であるのに対し、刃先152Aは両端から中央に向けて固定刃151から離れるように凹んだV字状を有する。これにより、カット機構150は、刃先152Aを押し下げたときに、用紙10の左右両端部から中央部に向かって用紙10を切断する。
【0021】
図4は、印刷装置100の制御系の構成を示す図である。印刷装置100は、制御回路160(制御手段の例)を備える。制御回路160は印刷装置100の各部の動作を制御する。制御回路160は、サーマルヘッド140による用紙10の印刷、搬送ローラ130による用紙10の搬送、およびカット機構150による用紙10の切断等を制御する。例えば、制御回路160は、プロセッサ、不揮発性メモリ等を有する。不揮発性メモリに記憶されているプログラムをプロセッサが実行することにより、制御回路160が有する各種機能を実現する。
【0022】
図5は、制御回路160による処理の手順を示す図である。
図6は、第1実施形態に係る印刷装置100の動作を示す図である。本実施形態では、印刷装置100がラベル紙の印刷の専用機である場合について説明する。
【0023】
まず、
図6(a)に示すように、制御回路160は、サーマルヘッド140により用紙10への印刷を行った後(S501)、搬送ローラ130によって用紙10を前進させて印刷部10Cをカット位置150Aよりも前方に排出する(S502)。なお、印刷領域は印刷内容に応じて可変である。
【0024】
そして、
図6(b)に示すように、制御回路160は、可動刃152を固定刃151に向けて押し下げることにより、印刷部10Cの後端を切断する(S503)。本実施形態では、用紙10をフルカットする。これにより、用紙10から印刷部10Cが切り離される。この際、
図6(b)に示すように、可動刃152の引出部10B側の面に、用紙10の切断された先端面より露出した粘着層10eの粘着剤が付着する虞がある。なお、
図6(b)に示すように、用紙10は、印刷面側から順に、熱感応層10d、粘着層10e、および剥離紙10fを有する。
【0025】
次に、
図6(c)に示すように、制御回路160は、可動刃152を押し下げた状態のまま、搬送ローラ130によって用紙10を所定量後退させ、用紙10の先端面と可動刃152の引出部10B側の面との間に隙間を生じさせる(S504)。この際の用紙10の後退量は、少なくとも用紙10の先端面と可動刃152の引出部10B側の面との間に隙間を生じさせることができる量であり、予め実験やシミュレーション等によって好適な値が求められる。
【0026】
その後、制御回路160は、所定の待機時間Tだけ待機する(S505)。待機時間Tは、少なくとも用紙10の粘着剤が可動刃152から完全に引き剥がされるのに十分な時間であり、予め実験やシミュレーション等によって好適な値が求められる。
【0027】
次に、
図6(d)に示すように、制御回路160は、可動刃152を固定刃151から離れる方向に移動させ、可動刃152を初期位置に復帰させる(S506)。
【0028】
さらに、
図6(e)に示すように、制御回路160は、搬送ローラ130によって用紙10の先端をカット位置150Aまで前進させる(S507)。その後、制御回路160は、
図5に示す一連の処理を終了する。
【0029】
図7は、制御回路160の制御による各モータの動作タイミングを示す図である。
図7(a)は、搬送用モータの動作タイミングである。
図7(b)は、カット用モータの動作タイミングである。
【0030】
制御回路160は、期間D0において、印刷装置100が起動されてから印刷開始指示がなされるまで待機した後、印刷開始指示がなされると、期間D1において、搬送用モータを正転させて用紙10を前進させながら、サーマルヘッド140による用紙10への印刷を行う。
【0031】
次に、制御回路160は、期間D2において、搬送用モータを停止させるとともに、カット用モータを正転させて可動刃152を固定刃151に向けて押し下げて、印刷部10Cの後端を切断する。
【0032】
次に、制御回路160は、期間D3において、カット用モータを停止させることによって可動刃152を押し下げた状態のまま、搬送用モータを逆転させて搬送ローラ130によって用紙10を所定量後退させる。
【0033】
その後、制御回路160は、期間D4において搬送用モータを停止させて、所定の待機時間Tだけ待機する。
【0034】
次に、制御回路160は、復帰期間D5において、カット用モータを逆転させて可動刃152を固定刃151から離れる方向に移動させて、可動刃152を初期位置に復帰させる。
【0035】
さらに、制御回路160は、期間D6において、搬送用モータを正転させて用紙10の先端部をカット位置150Aまで前進させる。その後、制御回路160は、再び期間D1から次ページの印刷処理を行う。
【0036】
〔第2実施形態〕
図8は、第2実施形態に係る制御回路160による処理の手順を示す図である。第2実施形態に係る印刷装置100は、ラベル紙および普通紙への印刷が可能な共用機である。第2実施形態に係る印刷装置100は、制御回路160による処理の手順が、第1実施形態に係る印刷装置100と異なる。
【0037】
制御回路160は、ユーザに用紙10の種類を選択させる(S801)。用紙10の種類は、ユーザが手動で選択してもよく、用紙10に識別子(例えば、記号、図形、文字、バーコード、二次元コード等)を設けて印刷装置100が自動認識してもよい。
【0038】
次に、制御回路160は、選択された用紙10の種類がラベル紙であるかを判断する(S802)。
【0039】
用紙10がラベル紙である場合(S802:Yes)、制御回路160は、サーマルヘッド140により用紙10への印刷を行った後(S803)、搬送ローラ130によって用紙10を前進させ、印刷部10Cをカット位置150Aよりも前方に排出する(S804)。
【0040】
そして、制御回路160は、可動刃152を固定刃151に向けて、低速(例えば、1000pps)で押し下げて、印刷部10Cの後端を切断する(S805)。これにより、用紙10から印刷部10Cが切り離される。
【0041】
次に、制御回路160は、可動刃152を押し下げた状態のまま、搬送ローラ130によって用紙10を所定量後退させ、用紙10の先端面と可動刃152の引出部10B側の面との間に隙間を生じさせる(S806)。その後、制御回路160は、所定の待機時間Tだけ待機する(S807)。
【0042】
次に、制御回路160は、可動刃152を固定刃151から離れる方向に低速(例えば、1000pps)で移動させ、可動刃152を初期位置に復帰させる(S808)。
【0043】
さらに、制御回路160は、搬送ローラ130によって用紙10をカット位置150Aまで前進させる(S809)。その後、制御回路160は、
図8に示す一連の処理を終了する。
【0044】
一方、選択された用紙10の種別が普通紙である場合(S802:No)、制御回路160は、サーマルヘッド140により用紙10への印刷を行った後(S810)、搬送ローラ130によって用紙10を前進させ、印刷部10Cをカット位置150Aよりも前方に排出する(S811)。
【0045】
そして、制御回路160は、可動刃152を固定刃151に向けて、高速(例えば、3000pps)で押し下げ、印刷部10Cの後端をフルカットする(S812)。これにより、用紙10から印刷部10Cが切り離される。
【0046】
次に、制御回路160は、可動刃152を固定刃151から離れる方向に高速(例えば、3000pps)で移動させ、可動刃152を初期位置に復帰させる(S813)。その後、制御回路160は、
図8に示す一連の処理を終了する。
【0047】
以上説明したように、一実施形態に係る印刷装置100は、用紙10を切断した可動刃152が押し下げられた状態のままラベル紙を後退させた後、可動刃152を固定刃151から離れる方向に移動させ、さらに、ラベル紙を前進させる。
【0048】
これにより、印刷装置100は、可動刃152を初期位置に戻す際にラベル紙の端面から露出した粘着剤が可動刃152に付着することを防ぐことができる。
【0049】
また、一実施形態に係る制御回路160は、ラベル紙を切断した可動刃152が押し下げられた状態のまま、ラベル紙を後退させて待機した後、可動刃152を固定刃151から離れる方向に移動させる。
【0050】
これにより、一実施形態に係る印刷装置100は、可動刃152を押し下げたときに可動刃152に付着した粘着剤を、待機中に引き剥がすことができる。したがって、一実施形態に係る印刷装置100によれば、ラベル紙の粘着剤が可動刃152に付着することを抑制することができる。
【0051】
また、一実施形態に係る制御回路160は、ラベル紙に替えて普通紙が用いられた場合など、用紙の種類に応じて可動刃152により用紙を切断した後、普通紙を後退させることなく可動刃152を初期位置に復帰させることができる。
【0052】
これにより、一実施形態に係る印刷装置100は、普通紙などが用いられたときには、用紙を後退させる処理とカット位置150Aまで前進させる処理とを省略できるため、用紙の切断に係る処理時間を抑制することができる。
【0053】
また、一実施形態に係る印刷装置100において、制御回路160は、可動刃152によるラベル紙のカットスピードを、普通紙のカットスピードよりも遅くできる。
【0054】
これにより、一実施形態に係る印刷装置100は、ラベル紙が用いられたときにはラベル紙のカットスピードを遅くできるため、普通紙よりも厚さが大きいラベル紙を切断するための十分なトルクによりラベル紙を切断することができる。
【0055】
また、一実施形態に係る印刷装置100は、粘着剤を有しない普通紙が用いられたときにはカットスピードを速めることができるため、普通紙の切断に係る処理時間を抑制することができる。
【0056】
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形又は変更が可能である。
【符号の説明】
【0057】
10 用紙、10B 引出部、10C 印刷部、10e 粘着層、10f 剥離紙、
100 印刷装置、120 印刷ユニット、130 搬送ローラ、
140 サーマルヘッド、150 カット機構、150A カット位置、
151 固定刃、152 可動刃、151A,152A 刃先、160 制御回路