IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ベルズシステム株式会社の特許一覧

特開2023-64462ファイル管理システム及びファイル管理プログラム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023064462
(43)【公開日】2023-05-11
(54)【発明の名称】ファイル管理システム及びファイル管理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 16/14 20190101AFI20230501BHJP
   H04L 67/02 20220101ALI20230501BHJP
   G06F 16/383 20190101ALI20230501BHJP
【FI】
G06F16/14
H04L67/02
G06F16/383
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021174761
(22)【出願日】2021-10-26
(71)【出願人】
【識別番号】501250692
【氏名又は名称】ベルズシステム株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100114627
【弁理士】
【氏名又は名称】有吉 修一朗
(74)【代理人】
【識別番号】100182501
【弁理士】
【氏名又は名称】森田 靖之
(74)【代理人】
【識別番号】100175271
【弁理士】
【氏名又は名称】筒井 宣圭
(74)【代理人】
【識別番号】100190975
【弁理士】
【氏名又は名称】遠藤 聡子
(72)【発明者】
【氏名】小野寺 隆
【テーマコード(参考)】
5B175
【Fターム(参考)】
5B175FA01
5B175FB02
5B175FB03
(57)【要約】
【課題】ユーザの求めに合致するファイル検索が実現可能なファイル管理システムを提供する。
【解決手段】アップロードファイルの情報を管理するファイル管理手段3を備え、ファイル管理手段3は、キーワード記録手段31、検索インデックス記録手段32、キーワード抽出手段33、キーワード確認手段34、質問情報出力手段35、キーワード書込手段36、ファイル書込手段37、インデックス作成手段38、検索手段39を有する。質問情報出力手段35は未知のワードについての質問情報を出力し、キーワード書込手段は、質問情報の回答に基づいて、未知のワードをユーザ辞書データ31bに書き込む。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定のユーザが利用するユーザ端末からファイル記録手段にアップロードされたファイルであるアップロードファイルの情報を管理するファイル記録手段を備えるファイル管理システムであって、
前記ファイル管理手段は、
所定の文言の情報を記録可能に構成された文言情報記録手段と、
前記ユーザ端末から送信された検索情報から文言を抽出する文言抽出手段と、
前記文言抽出手段が抽出した文言である抽出文言が、前記文言情報記録手段に情報が記録された文言である記録済文言と一致しない場合に、前記抽出文言の情報を前記ユーザに回答させるための質問情報を、前記ユーザ端末に出力する質問情報出力手段と、
前記ユーザ端末から送信された、前記質問情報の回答情報に基づいて、前記抽出文言の情報を前記文言情報記録手段に書き込んで記録する文言情報書込手段と、
前記検索情報をクエリとして、前記文言情報記録手段に記録された文言に基づいて、前記ファイル記録手段に記録されたファイルを検索する検索手段と、を有する
ファイル管理システム。
【請求項2】
所定のユーザが利用するユーザ端末からファイル記録手段にアップロードされたファイルであるアップロードファイルの情報を管理するファイル記録手段を備えるファイル管理システムであって、
前記ファイル管理手段は、
所定の文言の情報を記録可能に構成された文言情報記録手段にアクセス可能に構成され、
前記ユーザ端末から送信された検索情報から文言を抽出する文言抽出手段と、
前記文言抽出手段が抽出した文言である抽出文言が、前記文言情報記録手段に情報が記録された文言である記録済文言と一致しない場合に、前記抽出文言の情報を前記ユーザに回答させるための質問情報を、前記ユーザ端末に出力する質問情報出力手段と、
前記ユーザ端末から送信された、前記質問情報の回答情報に基づいて、前記抽出文言の情報を前記文言情報記録手段に書き込んで記録する文言情報書込手段と、
前記検索情報をクエリとして、前記文言情報記録手段に記録された文言に基づいて、前記ファイル記録手段に記録されたファイルを検索する検索手段と、を有する
ファイル管理システム。
【請求項3】
前記検索手段は、
前記アップロードファイルの名称、前記アップロードファイルの内容、前記アップロードファイルの説明情報、前記アップロードファイルが格納されていた前記ユーザ端末におけるディレクトリの名称、前記アップロードファイルが格納されている前記ファイル記録手段の情報、前記アップロードファイルが格納されている前記ファイル記録手段におけるディレクトリの名称、前記アップロードファイルが格納されている前記ファイル記録手段におけるディレクトリの説明情報、前記アップロードファイルをアップロードした前記ユーザの情報、前記アップロードファイルをダウンロードした前記ユーザの情報、前記アップロードファイルをアップロードした日時の情報、前記アップロードファイルをダウンロードした日時の情報、前記アップロードファイルを更新した日時の情報、若しくは、前記アップロードファイルのサムネイル画像の情報、の少なくとも1つの情報から作成されたインデックス、
及び、
前記文言情報記録手段に記録された文言に基づいて検索する
請求項1または請求項2に記載のファイル管理システム。
【請求項4】
前記文言情報記録手段は、同義語の情報を記録可能に構成され、
前記検索手段は、前記文言情報記録手段に記録された前記検索情報の同義語をクエリとして、前記ファイル記録手段に記録されたファイルを検索する
請求項1、請求項2または請求項3に記載のファイル管理システム。
【請求項5】
前記ファイル記録手段は、前記ファイル管理手段とは異なるサーバに設けられている
請求項1、請求項2、請求項3または請求項4に記載のファイル管理システム。
【請求項6】
前記ファイル記録手段は、複数のファイルサーバを含んで構成され、
前記検索手段は、複数の前記ファイルサーバを検索する
請求項1、請求項2、請求項3、請求項4または請求項5に記載のファイル管理システム。
【請求項7】
前記質問情報出力手段は、前記ファイル管理手段をチャットメンバーに含むチャット画面を前記ユーザ端末に表示させると共に、前記チャット画面に前記質問情報を前記ファイル管理手段の入力情報として表示させ、
前記文言情報書込手段は、前記チャット画面に入力された前記ユーザの入力情報に基づいて、前記抽出文言の情報を前記文言情報記録手段に書き込んで記録する
請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5または請求項6に記載のファイル管理システム。
【請求項8】
前記文言抽出手段及び前記検索手段は、前記ユーザ端末に表示された前記ファイル管理手段をチャットメンバーに含むチャット画面に入力された前記ユーザの入力情報を前記検索情報として機能する
請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6または請求項7に記載のファイル管理システム。
【請求項9】
情報処理機器を、所定のユーザが利用するユーザ端末からファイル記録手段にアップロードされたファイルであるアップロードファイルの情報を管理するファイル記録手段として機能させるためのファイル管理プログラムであって、
前記ファイル管理手段は、
所定の文言の情報を記録可能に構成された文言情報記録手段と、
前記ユーザ端末から送信された検索情報から文言を抽出する文言抽出手段と、
前記文言抽出手段が抽出した文言である抽出文言が、前記文言情報記録手段に情報が記録された文言である記録済文言と一致しない場合に、前記抽出文言の情報を前記ユーザに回答させるための質問情報を、前記ユーザ端末に出力する質問情報出力手段と、
前記ユーザ端末から送信された、前記質問情報の回答情報に基づいて、前記抽出文言の情報を前記文言情報記録手段に書き込んで記録する文言情報書込手段と、
前記検索情報をクエリとして、前記文言情報記録手段に記録された文言に基づいて、前記ファイル記録手段に記録されたファイルを検索する検索手段と、を有する
ファイル管理プログラム。
【請求項10】
情報処理機器を、所定のユーザが利用するユーザ端末からファイル記録手段にアップロードされたファイルであるアップロードファイルの情報を管理するファイル記録手段として機能させるためのファイル管理プログラムであって、
前記ファイル管理手段は、
所定の文言の情報を記録可能に構成された文言情報記録手段にアクセス可能に構成され、
前記ユーザ端末から送信された検索情報から文言を抽出する文言抽出手段と、
前記文言抽出手段が抽出した文言である抽出文言が、前記文言情報記録手段に情報が記録された文言である記録済文言と一致しない場合に、前記抽出文言の情報を前記ユーザに回答させるための質問情報を、前記ユーザ端末に出力する質問情報出力手段と、
前記ユーザ端末から送信された、前記質問情報の回答情報に基づいて、前記抽出文言の情報を前記文言情報記録手段に書き込んで記録する文言情報書込手段と、
前記検索情報をクエリとして、前記文言情報記録手段に記録された文言に基づいて、前記ファイル記録手段に記録されたファイルを検索する検索手段と、を有する
ファイル管理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ファイル管理システム及びファイル管理プログラムに関する。詳しくは、ユーザ端末からファイル記録手段にアップロードされたファイルの情報を管理するファイル管理システム及びファイル管理プログラムに係るものである。
【背景技術】
【0002】
インターネットの普及により、ユーザによる入力キーワードをクエリとして、ファイルなどのコンテンツを検索(抽出)する技術が盛んに利用されている。具体的には、ファイルの情報を形態素解析してインデックス化した上で、「インデックス化した語句」と「入力キーワード」との適合度が高いコンテンツを検索する、といった具合である。
【0003】
ここで、目的に合致したコンテンツの検索を容易に行えるように、特許文献1では、メタデータを付与する技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003-228569号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載された技術は、「第1のキーワード群と第2のキーワード群が所定の適合度以上である場合に、管理メタデータをコンテンツ情報に付与する」というものである。そのため、汎用的なメタデータをコンテンツに付与するという目的には適しているものの、ユーザが独自に作成したコンテンツを対象とした場合には、ユーザの求めに合致するコンテンツを検索するという点では充分であるとは言い難い。
【0006】
即ち、ユーザが独自に作成したコンテンツには、「コンテンツを作成したユーザ自身のみが使用するワード」や「特定組織内でのみ使用するワード」が含まれることが多分に考えられ、こうした「一般的ではないワード」を含むコンテンツを対象とした場合には、ユーザの求めに合致するコンテンツを検索するという点において、特許文献1に記載された技術では充分であるとは言い難いのである。
【0007】
本発明は以上の点に鑑みて創案されたものであり、ユーザの求めに合致するファイル検索が実現可能なファイル管理システム及びファイル管理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するために、本発明のファイル管理システムは、所定のユーザが利用するユーザ端末からファイル記録手段にアップロードされたファイルであるアップロードファイルの情報を管理するファイル記録手段を備えるファイル管理システムであって、前記ファイル管理手段は、所定の文言の情報を記録可能に構成された文言情報記録手段と、前記ユーザ端末から送信された検索情報から文言を抽出する文言抽出手段と、前記文言抽出手段が抽出した文言である抽出文言が、前記文言情報記録手段に情報が記録された文言である記録済文言と一致しない場合に、前記抽出文言の情報を前記ユーザに回答させるための質問情報を、前記ユーザ端末に出力する質問情報出力手段と、前記ユーザ端末から送信された、前記質問情報の回答情報に基づいて、前記抽出文言の情報を前記文言情報記録手段に書き込んで記録する文言情報書込手段と、前記検索情報をクエリとして、前記文言情報記録手段に記録された文言に基づいて、前記ファイル記録手段に記録されたファイルを検索する検索手段と、を有する。
【0009】
また、本発明のファイル管理システムは、所定のユーザが利用するユーザ端末からファイル記録手段にアップロードされたファイルであるアップロードファイルの情報を管理するファイル記録手段を備えるファイル管理システムであって、前記ファイル管理手段は、所定の文言の情報を記録可能に構成された文言情報記録手段にアクセス可能に構成され、前記ユーザ端末から送信された検索情報から文言を抽出する文言抽出手段と、前記文言抽出手段が抽出した文言である抽出文言が、前記文言情報記録手段に情報が記録された文言である記録済文言と一致しない場合に、前記抽出文言の情報を前記ユーザに回答させるための質問情報を、前記ユーザ端末に出力する質問情報出力手段と、前記ユーザ端末から送信された、前記質問情報の回答情報に基づいて、前記抽出文言の情報を前記文言情報記録手段に書き込んで記録する文言情報書込手段と、前記検索情報をクエリとして、前記文言情報記録手段に記録された文言に基づいて、前記ファイル記録手段に記録されたファイルを検索する検索手段と、を有する。
【0010】
更に、上記の目的を達成するために、本発明のファイル管理プログラムは、情報処理機器を、所定のユーザが利用するユーザ端末からファイル記録手段にアップロードされたファイルであるアップロードファイルの情報を管理するファイル記録手段として機能させるためのファイル管理プログラムであって、前記ファイル管理手段は、所定の文言の情報を記録可能に構成された文言情報記録手段と、前記ユーザ端末から送信された検索情報から文言を抽出する文言抽出手段と、前記文言抽出手段が抽出した文言である抽出文言が、前記文言情報記録手段に情報が記録された文言である記録済文言と一致しない場合に、前記抽出文言の情報を前記ユーザに回答させるための質問情報を、前記ユーザ端末に出力する質問情報出力手段と、前記ユーザ端末から送信された、前記質問情報の回答情報に基づいて、前記抽出文言の情報を前記文言情報記録手段に書き込んで記録する文言情報書込手段と、前記検索情報をクエリとして、前記文言情報記録手段に記録された文言に基づいて、前記ファイル記録手段に記録されたファイルを検索する検索手段と、を有する。
【0011】
また、本発明のファイル管理プログラムは、情報処理機器を、所定のユーザが利用するユーザ端末からファイル記録手段にアップロードされたファイルであるアップロードファイルの情報を管理するファイル記録手段として機能させるためのファイル管理プログラムであって、前記ファイル管理手段は、所定の文言の情報を記録可能に構成された文言情報記録手段にアクセス可能に構成され、前記ユーザ端末から送信された検索情報から文言を抽出する文言抽出手段と、前記文言抽出手段が抽出した文言である抽出文言が、前記文言情報記録手段に情報が記録された文言である記録済文言と一致しない場合に、前記抽出文言の情報を前記ユーザに回答させるための質問情報を、前記ユーザ端末に出力する質問情報出力手段と、前記ユーザ端末から送信された、前記質問情報の回答情報に基づいて、前記抽出文言の情報を前記文言情報記録手段に書き込んで記録する文言情報書込手段と、前記検索情報をクエリとして、前記文言情報記録手段に記録された文言に基づいて、前記ファイル記録手段に記録されたファイルを検索する検索手段と、を有する。
【0012】
ここで、所定の文言の情報を記録可能に構成された文言情報記録手段を有することによって、文言抽出手段が抽出した文言(抽出文言)の情報を蓄積することができる。
同様に、所定の文言の情報を記録可能に構成された文言情報記録手段にアクセス可能に構成されたことによって、文言抽出手段が抽出した文言(抽出文言)の情報を蓄積することができる。
【0013】
また、ユーザ端末から送信された検索情報から文言を抽出する文言抽出手段を有することによって、文言情報記録手段に情報が記録された文言(記録済文言)との一致性の判断対象を特定することができる。
【0014】
また、文言抽出手段が抽出した文言である抽出文言が、文言情報記録手段に情報が記録された文言である記録済文言と一致しない場合に、抽出文言の情報をユーザに回答させるための質問情報を、ユーザ端末に出力する質問情報出力手段を有することによって、その情報が文言情報記録手段に記録されていない抽出文言(換言すると、記録済文言と一致しない抽出文言)を対象として、ユーザに回答を求めることができる。
【0015】
また、ユーザ端末から送信された、質問情報の回答情報に基づいて、抽出文言の情報を文言情報記録手段に書き込んで記録する文言情報書込手段を有することによって、抽出文言を使用(検索情報の少なくとも一部に抽出文言を使用)したユーザからの回答情報を文言情報記録手段に書き込むことができる。
【0016】
また、検索情報(ユーザ端末から送信された検索情報)をクエリとして、文言情報記録手段に記録された文言に基づいて、ファイル記録手段に記録されたファイルを検索する検索手段を有することによって、ユーザの回答情報を踏まえたファイルの検索が実現する。
【0017】
なお、ここでの「検索情報」とは、検索手段がファイルを検索することができる情報であれば良く、文字情報に限らない。例えば、音声情報等であっても良い。
【0018】
本発明では、文言情報記録手段に情報が記録されていない抽出文言について、その抽出文言を使用したユーザ本人に回答を求め、ユーザ本人から得られた回答情報に基づいて、記録されていない抽出文言を新たに文言情報記録手段に記録することを前提とした上で、検索手段が文言情報記録手段に記録された文言に基づいて検索を行うことによって、ユーザの求めに合致するファイル検索の実現が可能になる。
即ち、文言情報記録手段に未蓄積の情報については、抽出文言を最も理解しているユーザ(抽出文言を使用したユーザ)に情報の蓄積を促し、こうして蓄積された情報に基づいて検索を行うことによって、ユーザの求めに合致するファイル検索の実現が可能になるのである。
【0019】
ところで、インデックスが、アップロードファイルの名称から作成された場合には、ファイルの名称に基づくファイル検索が実現する。
【0020】
同様に、インデックスが、アップロードファイルの内容から作成された場合には、ファイルの内容に基づくファイル検索が実現する。
【0021】
同様に、インデックスが、アップロードファイルの説明情報から作成された場合には、ファイルの説明情報に基づくファイル検索が実現する。
【0022】
同様に、インデックスが、アップロードファイルが格納されていたユーザ端末におけるディレクトリの名称から作成された場合は、ファイルが格納されていたユーザ端末におけるディレクトリの名称に基づくファイル検索が実現する。
【0023】
同様に、インデックスが、アップロードファイルが格納されているファイル記録手段の情報から作成された場合は、ファイルが格納されているファイル記録手段の情報に基づくファイル検索が実現する。
【0024】
同様に、インデックスが、アップロードファイルが格納されているファイル記録手段におけるディレクトリの名称から作成された場合は、ファイルが格納されているファイル記録手段におけるディレクトリの名称に基づくファイル検索が実現する。
【0025】
同様に、インデックスが、アップロードファイルが格納されているファイル記録手段におけるディレクトリの説明情報から作成された場合は、ファイルが格納されているファイル記録手段におけるディレクトリの説明情報に基づくファイル検索が実現する。
【0026】
同様に、インデックスが、アップロードファイルをアップロードしたユーザの情報から作成された場合は、ファイルをアップロードしたユーザの情報に基づくファイル検索が実現する。
【0027】
同様に、インデックスが、アップロードファイルをダウンロードしたユーザの情報から作成された場合は、ファイルをダウンロードしたユーザの情報に基づくファイル検索が実現する。
【0028】
同様に、インデックスが、アップロードファイルをアップロードした日時の情報から作成された場合は、ファイルをアップロードした日時の情報に基づくファイル検索が実現する。
【0029】
同様に、インデックスが、アップロードファイルをダウンロードした日時の情報から作成された場合は、ファイルをダウンロードした日時の情報に基づくファイル検索が実現する。
【0030】
同様に、インデックスが、アップロードファイルを更新した日時の情報から作成された場合は、ファイルを更新した日時の情報に基づくファイル検索が実現する。
【0031】
同様に、インデックスが、アップロードファイルのサムネイル画像の情報から作成された場合は、ファイルのサムネイル画像の情報に基づくファイル検索が実現する。
【0032】
また、文言情報記録手段が、同義語の情報を記録可能に構成され、検索手段が、文言情報記録手段に記録された検索情報の同義語をクエリとして、ファイル記録手段に記録されたファイルを検索する場合には、「ユーザ端末から送信された情報(検索情報)をクエリとしたファイル検索」のみならず、「ユーザ端末から送信された情報(検索情報)の同義語をクエリとした検索」もなされることになり、より一層、ユーザの求めに合致するファイル検索の実現が可能になる。
【0033】
また、ファイル記録手段が、ファイル管理手段とは異なるサーバに設けられている場合には、アップロードファイルを記録するためのファイルサーバ(ストレージ)の選択の自由度が高まり、本発明の利用者(ユーザ)のニーズに即したファイルサーバの選択が実現する。
【0034】
また、ファイル記録手段が、複数のファイルサーバを含んで構成され、検索手段が、複数のファイルサーバを検索する場合には、ファイルサーバ(ストレージ)を横断した検索が可能となり、本発明の利用者(ユーザ)のニーズに即したファイルサーバの選択が実現する。
【0035】
また、質問情報出力手段が、ファイル管理手段をチャットメンバーに含むチャット画面をユーザ端末に表示させると共に、チャット画面に質問情報をファイル管理手段の入力情報として表示させ、文言情報書込手段が、チャット画面に入力されたユーザの入力情報に基づいて、抽出文言の情報を文言情報記録手段に書き込んで記録する場合には、対話している感覚でユーザに入力を促すことができ、必要な情報をユーザから導きやすくなることが期待できる。
具体的には、文言情報記録手段に情報を書き込んで記録するにあたって、本発明におけるファイル管理手段が得たい回答情報を、ユーザから導き出しやすくなることが期待できる。
【0036】
また、文言抽出手段が、ユーザ端末に表示されたファイル管理手段をチャットメンバーに含むチャット画面に入力されたユーザの入力情報を検索情報として機能する場合には、対話している感覚でユーザに入力を促すことができ、必要な情報をユーザから導きやすくなることが期待できる。
具体的には、文言抽出手段が文言を抽出するにあたって、本発明におけるファイル管理手段が得たい検索情報(ユーザ端末からの入力情報)を、ユーザから導きやすくなることが期待できる。
【0037】
同様に、検索手段が、ユーザ端末に表示されたファイル管理手段をチャットメンバーに含むチャット画面に入力されたユーザの入力情報を検索情報として機能する場合には、対話している感覚でユーザに入力を促すことができ、必要な情報をユーザから導きやすくなることが期待できる。
具体的には、検索手段がファイルを検索するにあたって、本発明におけるファイル管理手段が得たい検索情報(ユーザ端末からの入力情報)を、ユーザから導きやすくなることが期待できる。
【発明の効果】
【0038】
本発明のファイル管理システム及びファイル管理プログラムは、ユーザの求めに合致するファイル検索が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0039】
図1】本発明のファイル管理システムの構成例を説明するための模式図である。
図2-1】実施の形態に係るシステムの使用方法の説明図(1)である。
図2-2】実施の形態に係るシステムの使用方法の説明図(2)である。
図2-3】実施の形態に係るシステムの使用方法の説明図(3)である。
図2-4】実施の形態に係るシステムの使用方法の説明図(4)である。
図2-5】実施の形態に係るシステムの使用方法の説明図(5)である。
図2-6】実施の形態に係るシステムの使用方法の説明図(6)である。
図2-7】実施の形態に係るシステムの使用方法の説明図(7)である。
図2-8】実施の形態に係るシステムの使用方法の説明図(8)である。
図2-9】実施の形態に係るシステムの使用方法の説明図(9)である。
図2-10】実施の形態に係るシステムの使用方法の説明図(10)である。
図2-11】実施の形態に係るシステムの使用方法の説明図(11)である。
図2-12】実施の形態に係るシステムの使用方法の説明図(12)である。
【発明を実施するための形態】
【0040】
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施の形態」と称する)について説明を行う。なお、本実施の形態では、「営業チーム」に属する「山田太郎」がファイルをアップロードし、また、ファイルをダウンロードする場合を例に挙げて説明を行う。
【0041】
[システム構成の説明]
図1は、本発明のファイル管理システムの構成例の一例を説明するための模式図であり、図1で示すファイル管理システム1は、所定のユーザが利用するユーザ端末2と、ファイル管理手段3と、ファイルサーバ(ストレージ)4とで構成される。
なお、本発明の「ファイル管理プログラム」を情報処理機器にインストールすることによって、ファイル管理手段3として機能させている。
【0042】
なお、ここでのユーザ端末2は、インターネットを介してファイル管理手段3にアクセス可能に構成されている。同様に、ファイル管理手段3も、インターネットを介してファイルサーバ4にアクセス可能に構成されている。
【0043】
本実施の形態のファイル管理システム1は、ファイル管理手段3にユーザとして登録されている者が利用でき、ユーザ端末2を利用するユーザは、ファイル管理手段3にアクセス(ログイン)する際にIDとパスワードが求められることになる。
【0044】
また、ファイル管理手段3は、キーワード記録手段31と、検索インデックス記録手段32と、キーワード抽出手段33と、キーワード確認手段34と、質問情報出力手段35と、キーワード書込手段36と、ファイル書込手段37と、インデックス作成手段38と、検索手段39を有する。
【0045】
ここで、キーワード記録手段31は、「一般辞書データ31a」と「ユーザ辞書データ31b」から構成されている。
一般辞書データ31aは、一般的なワード(例えば、一般的な辞書に掲載されているワードなど)が記録されると共に、一般的に同義語として使用されるワード同士の関連付けの情報が記録されている。ここでの「ワード同士の関連付け」とは、例えば、「セールス=営業」「ツール=資料」といった具合である(本実施の形態では、AとBが同義語であることを示す場合に「A=B」と表記する)。
なお、一般辞書データ31aは、初期状態(換言すると、本発明のファイル管理システムをユーザが利用し始める前の状態)において、情報が記録されている。
【0046】
一方、ユーザ辞書データ31bは、一般辞書データに記録されていないワードを記録可能に構成されると共に、ユーザが同義語として使用しているワード同士の関連付けの情報を記録可能に構成されている。ここでの「ワード同士の関連付け」とは、例えば、「ロアンナ=Roanna」といった具合である。
なお、ユーザ辞書データ31bは、初期状態(換言すると、本発明のファイル管理システムをユーザが利用し始める前の状態)において、情報は記録されていない。
【0047】
また、検索インデックス記録手段32は、ファイルサーバ4にアップロードされたファイル(アップロードファイル)を検索するための索引情報(インデックス)を記録可能に構成されている。なお、検索インデックス記録手段32は、検索キーワードがどのファイルサーバにアップロードされているのかを記録することになる。
【0048】
また、キーワード抽出手段33は、アップロードファイルの検索のためにユーザ端末から送信された検索情報から、形態素解析方式を用いてキーワードを抽出する。なお、形態素解析を行うために必要な解析用の辞書は、形態素解析用の標準的な辞書に加え、キーワード記録手段31の一般辞書データ31aとユーザ辞書データ31bを用いている。
【0049】
また、キーワード確認手段34は、キーワード抽出手段33が抽出したキーワード(以下、「抽出キーワード」と称する。)が、キーワード記録手段31に記録されているか否かの確認を行う。即ち、抽出キーワードが一般辞書データ31a若しくはユーザ辞書データ31bに記録されたワードと一致するか否かの確認を行う。
なお、抽出キーワードが複数の場合には、各抽出キーワードについて、キーワード記録手段31に記録されているか否かの確認を行う。
【0050】
また、質問情報出力手段35は、キーワード確認手段34による確認によって、抽出キーワードがキーワード記録手段31に記録されていない場合に、キーワード記録手段31に記録されていない抽出キーワード(未知のワード)についての質問情報をユーザ端末2に出力する。
例えば、(1)未知のワードを辞書登録するか否か、(2)未知のワードの別の表記が存在するか否か、(3)未知のワードが何かの名前であるか否か、等の質問情報をユーザ端末2に出力する。
【0051】
また、キーワード書込手段36は、キーワード確認手段34による確認によって、抽出キーワードが未知のワードである場合に、抽出キーワードをユーザ辞書データ31bに書き込みを行う。そして、キーワード書込手段36が書き込みを行うことで、その後はキーワード記録手段に記録されたワード(既知のワード)として取り扱われる。
即ち、キーワード書込手段36による書き込みによって、ファイル管理手段3は未知のワードを学習することになり、学習後は既知のワードとして取り扱われるのである。
【0052】
ファイル書込手段37は、ファイルサーバ4にファイルをアップロード可能に構成されている。
【0053】
インデックス作成手段38は、ファイルサーバにアップロードされたファイル(アップロードファイル)の情報に基づいて、形態素解析方式を用いて抽出した索引情報(インデックス)を作成し、検索インデックス記録手段32に記録する。なお、形態素解析を行うために必要な解析用の辞書は、汎用的なインデックス作成手段が標準で有する辞書に加えて、キーワード記録手段31の一般辞書データ31aとユーザ辞書データ31bを用いている。
【0054】
本実施の形態のインデックス作成手段38は、(1)アップロードファイルの名称、(2)アップロードファイルの内容、(3)アップロードファイルの説明情報、(4)アップロードファイルが格納されていたユーザ端末2のディレクトリの名称、(5)アップロードファイルが格納されているファイルサーバ4のディレクトリの名称、及び、(6)アップロードファイルが格納されているファイルサーバ4のディレクトリの説明情報、からインデックスを作成する。
また、インデックス作成手段38は、(7)アップロードファイルをアップロードしたユーザの情報、(8)アップロードファイルをダウンロードしたユーザの情報、(9)アップロードファイルをアップロードした日時の情報、(10)アップロードファイルをダウンロードした日時の情報、(11)アップロードファイルを更新した日時の情報、(12)アップロードファイルが格納されているファイルサーバ4の情報、(13)アップロードファイルのサムネイル画像の情報、からもインデックスを作成する。
【0055】
また、検索手段39は、ユーザ端末2から送信された文字情報(検索情報)をクエリとして、検索インデックス記録手段32に記録された索引情報(インデックス)を検索する。
例えば、文字情報(検索情報)として、1つの単語(検索キーワード)だけを含んでいても良いし、複数の単語を含んでいても良い。文字情報(検索情報)が複数の単語を含む場合には、複数の単語がスペースで区切られていても良い。この場合、複数の単語は、AND条件で用いられても良いし、OR条件で用いられても良い。
また例えば、文字情報(検索情報)は、単語に限られずに、文章であっても良いし、文章の一部であっても良い。
【0056】
また、ファイルサーバ4は、第1のファイルサーバ41、第2のファイルサーバ42、及び、第3のファイルサーバ43で構成されている。
第1のファイルサーバ41は、本実施の形態のファイル管理システム1のユーザが属する組織内に設置された自社サーバ(社内サーバ)であり、第2のファイルサーバ42及び第3のファイルサーバ43は、社外に設置されたサーバである。
【0057】
[システムの使用方法の説明]
以下、本発明のファイル管理システムの使用方法の一例を説明する。
図2-1~図2-12は、本発明のファイル管理システムの使用方法を説明するための図であり、ユーザ端末2の表示画面を示している。
【0058】
先ず、ファイル管理システムを利用するユーザは、ユーザ端末2を用いてログインを行う。ログイン直後の画面が図2-1であり(図2では、ユーザ名が「山田太郎」の場合を示している)、初期画面では「ツールボックス」のモードが表示されている(符号aで示す領域にモードを示している)。
本実施の形態では、「ツールボックス」の他に、「フォルダ」「アップロード」「ダウンロード」「埋没」「サーチ」のモードが存在する。
【0059】
(モード:ツールボックス)
図2-1に示すツールボックスのモードでは、符号bで示す領域に、ログインしたユーザに関する情報として、ユーザ名(山田太郎)、ユーザの所属グループ名(営業チーム)が表示されている。
【0060】
また、符号cで示す領域には、チャット画面が表示されており(以下、符号cで示す領域を「チャット画面」と称する)、ログイン直後の画面では、ファイル管理システムからユーザに対するメッセージが表示されている。具体的には、「ファイルをお探しの場合は下のメッセージ記入欄へ、ファイルをアップロードする場合はUPLOAD AREAにファイルをドロップしてください。」というメッセージが表示されている。
【0061】
また、符号dで示す領域(以下、「メイン画面」と称する)には、ユーザがアップロードしたファイルの中から、ユーザが選択したファイル(例えば、使用頻度が高いファイルなど)が表示されている。
【0062】
ここで、アイコン中の「+」のボタン(符号gで示すボタン)をクリックすることで、図2-2中符号hで示すポップアップウィンドウが表示される。そして、ポップアップウィンドウを表示することで、(1)ファイルをシェアする、(2)ファイルにコメントを付す、(3)別のフォルダに移動する、(4)ファイルを削除する、といった作業が可能となる。
なお、「ファイルをシェアする」とは、後述する「aviyフォルダ」にファイルをコピーして、ファイル管理システムのユーザ以外もダウンロードできるように、URLを発行する処理を意味する。また、「ファイルにコメントを付す」とは、ファイルを説明するための補足的な情報(コメント)をファイルに関連付けて記録することを意味する。更に、「別のフォルダに移動する」とは、ファイルの保存先フォルダを変更することを意味する。
【0063】
更に、図2-1の符号eで示す領域は、アップロードするファイルをドラッグ&ドロップすべき領域である。
【0064】
また、図2-1の符号fで示す領域には、ごみ箱のアイコンが表示されており、ごみ箱のアイコン上にファイルのアイコンをドラッグすることで、ファイルを削除することができる。なお、ポップアップウィンドウで「ファイルを削除する」といった作業を行った場合もファイルを削除することができる。
【0065】
(モード:フォルダ)
次に、モードを「フォルダ」に切り替えると、図2-3で示すように、メイン画面に「新規作成」「未分類」「AIRI」「事業計画関連」「開発関連」「aviy」といった6つのフォルダアイコンが表示される。
【0066】
ここで、「AIRI」「事業計画関連」「開発関連」というフォルダは、ユーザがファイルサーバに作成したフォルダであり、アップロードファイルが保存されることになる。なお、アップロード先が指定されずにアップロードされたファイルは「未分類」のフォルダに保存されることになる。
また、フォルダアイコンに表示された数字は、フォルダ中に保存されているファイル数を示している。具体的には、「AIRI」のフォルダに18のファイルが保存され、「事業計画関連」のフォルダに10のファイルが保存され、「開発関連」のフォルダに7のファイルが保存され、「未分類」のフォルダに18のファイルが保存されていることを意味している。
【0067】
また、「aviy」のフォルダは、第三者がアクセス可能なフォルダであり、「aviy」のフォルダに保存されているファイルは、ユーザ以外もダウンロードすることができる。
【0068】
ここで、フォルダアイコン中の「+」のボタンをクリックすることで、ポップアップウィンドウが表示され(表示のされ方については、図2-2と同様)、(1)フォルダをシェアする、(2)フォルダにコメントを付す、(3)別のファイルサーバに移動する、(4)フォルダを削除する、といった作業が可能となる。
なお、「フォルダをシェアする」とは、「aviyフォルダ」にコピーして、ファイル管理システムのユーザ以外もフォルダ中のファイルをダウンロードできるように、URLを発行する処理を意味する。また、「フォルダにコメントを付す」とは、フォルダを説明するための補足的な情報(コメント)をフォルダに関連づけて記録することを意味する。更に、「別のファイルサーバに移動する」とは、フォルダの保存先ファイルサーバを変更することを意味する。
【0069】
また、「新規作成」のフォルダアイコンをクリックすると、図2-3に示すように、チャット領域に「フォルダを作成します。フォルダ名を入力してください。」というメッセージが表示され、ユーザがフォルダ名を入力すると、入力したフォルダ名のフォルダが新規作成されることになる。
【0070】
(モード:アップロード)
次に、モードを「アップロード」に切り替えると、図2-4で示すように、メイン画面に、ユーザがアップロードした履歴が表示される。具体的には、2021年10月5日にアップロードした4つのファイルのアイコンと、2021年10月4日にアップロードした2つのファイルのアイコンが表示されることになる。
【0071】
なお、アップロードのモードにおける「+」ボタンの操作や、「ごみ箱アイコン」の使い方については、上述したツールボックスのモードと同様である。
【0072】
(モード:ダウンロード)
次に、モードを「ダウンロード」に切り替えると、図2-5で示すように、メイン画面に、ユーザがダウンロードした履歴が表示される。具体的には、2021年10月5日にダウンロードした4つのファイルのアイコンと、2021年10月4日にダウンロードした2つのファイルのアイコンが表示されることになる。
【0073】
なお、ダウンロードのモードにおける「+」ボタンの操作や、「ごみ箱アイコン」の使い方については、上述したツールボックスのモードと同様である。
【0074】
(モード:埋没)
次に、モードを「埋没」に切り替えると、図2-6で示すように、メイン画面に、6ヶ月以上動きがない埋没ファイル(例えば、6ヶ月以上ダウンロードされていないファイル、6ヶ月以上更新されていないファイルなど)が表示される。具体的には、2020年10月4日にアップロードした4つのファイル(埋没ファイル)のアイコンと、2020年10月5日にアップロードした2つのファイル(埋没ファイル)のアイコンが表示されることになる。
【0075】
(ファイルのアップロード)
次に、ファイルをファイルサーバ4にアップロードする場合は、図2-7で示すように、アップロードしようとするファイル(図2-7中符号xで示す)を、アップロードエリアeにドラッグ&ドロップする。
なお、本実施の形態では、ファイルxの名称が「ロアンナ画面仕様.pdf」である場合を例に挙げて説明を行う。
【0076】
ファイルxがアップロードエリアにドラッグ&ドロップされると、チャット画面には、「ファイル『ロアンナ画面仕様.pdf』をアップロードします。」と表示される(図2-8参照)。
【0077】
なお、ファイル書込手段37の保存先(アップロード先)については、自動的に設定されるファイルサーバに保存するような仕様としても良いし、手動で保存するファイルサーバを選択するような仕様としても良い。
【0078】
そして、ファイル書込手段37により、ファイルxがファイルサーバ4にアップロードされると、チャット画面には、「ファイル『ロアンナ画面仕様.pdf』を[未分類]にアップロードしました。」と表示される(図2-8参照)。
【0079】
なお、本実施の形態では、アップロード先のフォルダが指定されておらず、「未分類」のフォルダにアップロードされる場合を例に挙げている。また、ファイルをアップロードエリアにドラッグ&ドロップすると、モードは「アップロード」に切り替わることになる。
【0080】
続いて、インデックス作成手段38により、ファイルサーバ4にアップロードされたファイルxの索引情報(インデックス)を作成し、検索インデックス記録手段32に記録する。
具体的には、「ファイルxの名称」、「ファイルxの内容」、「ファイルxが格納されていたユーザ端末2のディレクトリの名称」、及び、「ファイルxが格納されているファイルサーバ4のディレクトリの名称」からインデックスを作成する。また、「ファイルxをアップロードしたユーザの情報」、「ファイルxをアップロードした日時の情報」、及び、「ファイルxが格納されているファイルサーバ4の情報」からもインデックスを作成する。
【0081】
更に、「ファイルxのサムネイル画像の情報」や「ファイルxの説明情報」や「ファイルxが格納されているファイルサーバ4のディレクトリの説明情報」がある場合には、こうした情報からもインデックスを作成する。
なお、「ファイルxの説明情報」とは、「ファイルxの名称や内容」とは別に、ファイルxを説明するために補足的に付加された情報を意味する。
【0082】
本実施の形態では、以下に示すような対話を行う場合を例に挙げて説明を行っているが(図2-8参照)、対話はこれに限られるものではない。

システム:ファイルをお探しの場合は下のメッセージ記入欄へ、
:ファイルをアップロードする場合はUPLOAD AREAに
:ファイルをドロップしてください。

システム:ファイル『ロアンナ画面仕様.pdf』をアップロードします。

システム:ファイル「ロアンナ画面仕様.pdf」を、
:[未分類]
:にアップロードしました。
【0083】
その他の対話例1:
アップロードしようとするファイルと同じ名称のアップロードファイルが存在する場合には、アップロード作業を続行するか否かの確認を行う。

システム:ファイルをお探しの場合は下のメッセージ記入欄へ、
:ファイルをアップロードする場合はUPLOAD AREAに
:ファイルをドロップしてください。

システム:ファイル『ロアンナ画面仕様.pdf』をアップロードします。

システム:同じファイル名のファイルが別のフォルダにあります。
:[DIT¥天神ガス]
:このままファイルをアップロードしますか? ⇒「はい」
:キャンセルする場合は、分かり易いファイル名に変更してから、
:アップロードしてください。 ⇒「キャンセル」

ユーザ :はい。

システム:[未分類]
:にアップロードしました。
【0084】
その他の対話例2:
アップロードしようとするファイルの説明情報(コメント)の入力を求める。なお、こうしたファイルの説明情報からもインデックスが作成されることになる。

システム:ファイルをお探しの場合は下のメッセージ記入欄へ、
:ファイルをアップロードする場合はUPLOAD AREAに
:ファイルをドロップしてください。

システム:ファイル『ロアンナ画面仕様.pdf』をアップロードします。

システム:具体的な情報が少な過ぎます。
:コメントの記入をお願いします。
:いつ、どこで、誰と、何が関連しているのか?など

ユーザ :9月3日にDITの岡田さんと天神ガスの打ち合わせで使用したファイル

システム:コメントありがとうございました。
:[未分類]
:にアップロードしました。
【0085】
その他の対話例3:
アップロードしようとするファイル名が長いワードの場合に、そのままアップロードするか否かの確認を行う。

システム:ファイルをお探しの場合は下のメッセージ記入欄へ、
:ファイルをアップロードする場合はUPLOAD AREAに
:ファイルをドロップしてください。

システム:ファイル「コーポレートサイトワイヤー.pptx」をアップロードします。

システム:長いワードはできるだけ分離した方が理解しやすいです。
:ファイル「コーポレートサイトワイヤー」としてアップロードしますか?
:「はい」「いいえ」

ユーザ :いいえ

システム:「コーポレートサイトワイヤー」
:を分かり易い名前に変更してからアップロードしてください。
【0086】
その他の対話例4:
フォルダ作成時に同じフォルダ名が存在した場合には、新規作成を継続するか否かの確認を行う。

システム:ファイルをお探しの場合は下のメッセージ記入欄へ、
:ファイルをアップロードする場合はUPLOAD AREAに
:ファイルをドロップしてください。

システム:フォルダを作成します。
:フォルダ名を入力してください。

ユーザ :福岡ガス

システム:既に同じ名前のフォルダがあります。
:[DIT¥福岡ガス]
:新規に作成しますか?
:「はい」「キャンセル」

ユーザ :はい

システム:[直案件¥福岡ガス]
:としてフォルダを作成しました。
【0087】
その他の対話例5:
フォルダ作成時にフォルダの説明情報(コメント)の入力を求める。なお、こうしたフォルダの説明情報からもインデックスが作成されることになる。

システム:ファイルをお探しの場合は下のメッセージ記入欄へ、
:ファイルをアップロードする場合はUPLOAD AREAに
:ファイルをドロップしてください。

システム:フォルダを作成します。
:フォルダ名を入力してください。

ユーザ :福岡ガス

システム:以降、検索しやすくするために、コメントを追加することをお勧めします。
:「コメントを追加する」「追加しない」

ユーザ :コメントを追加する

システム:わかりやすいコメントを記入してください。
:いつ、どこで、誰と、何が関連しているのか?など

ユーザ :2021年7月、DIT関連

システム:コメントを追加してフォルダを作成しました。
【0088】
その他の対話例6:
システム待機時に、月1程度の頻度で埋没ファイルの確認を促す。

システム:ファイルをお探しの場合は下のメッセージ記入欄へ、
:ファイルをアップロードする場合はUPLOAD AREAに
:ファイルをドロップしてください。

システム:半年以上、動きがない埋没ファイルがあります。
:確認しますか?
:「確認する」「確認しない」

ユーザ :確認する

システム:メイン画面に表示します。
【0089】
その他の対話例7:
モードを触ったことがないユーザに対してモードの切り替えを案内する場合

システム:ファイルをお探しの場合は下のメッセージ記入欄へ、
:ファイルをアップロードする場合はUPLOAD AREAに
:ファイルをドロップしてください。

システム:画面右上の「MODE」で、
:ツールボックス
:フォルダ
:アップロード順
:ダウンロード順
:埋没順
:に切り替えることができます。
:「確認しました」
【0090】
(ファイルのダウンロード)
次に、ファイルをファイルサーバ4からダウンロードする場合は、ユーザはチャット画面にファイル名やファイル情報を入力する。チャット画面に入力された情報は検索情報として取り扱われる。
なお、モードは「サーチ」に切り替わることになる。
【0091】
本実施の形態では、「ロアンナ仕様書」と入力しており(図2-9参照)、キーワード抽出手段33によって、入力情報(検索情報)である「ロアンナ仕様書」からキーワードの抽出を行う。
【0092】
次に、キーワード確認手段34が、キーワード抽出手段33により抽出されたキーワード(抽出キーワード)について、キーワード記録手段31に記録されているか否かの確認を行う。
【0093】
なお、本実施の形態では、「キーワード記録手段31に記録されている抽出キーワード」を「既知のワード」として取り扱い、「キーワード記録手段31に記録されていない抽出キーワード」を「未知のワード」として取り扱う。
【0094】
そして、キーワード確認手段34による確認の結果、未知のワードが検出された場合には、質問情報出力手段35が、ユーザ端末2に質問情報を出力する。質問情報出力手段35が出力した情報は、ユーザ端末2のチャット画面に表示されることになる。
【0095】
本実施の形態では、「ロアンナ」という「未知のワード」が検出されたために、チャット画面に「『ロアンナ』を辞書登録しますか?日常的によく使うワードの場合は辞書登録することをお勧めします。『はい』『いいえ』『別のワードを登録』」と表示される(図2-9参照)。
こうしたチャット表示に対して、ユーザが「はい」と入力すると(図2-10参照)、キーワード書込手段36により、未知のワード「ロアンナ」がユーザ辞書データ31bに新しいワードとして書き込まれる。
【0096】
更に、質問情報出力手段35は、ユーザ辞書データ31bに新しいワードとして書き込んだ「ロアンナ」と同義語の存在を確認するための質問情報を出力し、チャット画面に「英字や略字など『ロアンナ』の別の表記はありますか?複数ある場合はスペース区切りで記入してください。」と表示される(図2-10参照)。
【0097】
こうしたチャット表示に対して、ユーザが「Roanna」と入力すると(図2-10参照)、キーワード書込手段36により、「ロアンナ」と「Roanna」が同義語であるとして、「ロアンナ=Roanna」とユーザ辞書データ31bに書き込まれる。
なお、チャット画面には、「『ロアンナ』『Roanna』を別の表記として辞書登録しました。」と表示される(図2-11参照)。
【0098】
続いて、検索情報である「ロアンナ仕様書」に基づいて、検索手段39が検索インデックス記録手段32に記録された索引情報(インデックス)を検索する。
【0099】
また、ユーザ辞書データ31bに「ロアンナ=Roanna」と記録されており、「ロアンナ」と「Roanna」が同義語(別の表記)であると学習しているため、「Roanna仕様書」という文字情報(検索情報)に基づいても、検索手段39が検索インデックス記録手段32に記録された索引情報(インデックス)を検索する。
【0100】
本実施の形態では、「ロアンナ仕様書」及び「Roanna仕様書」という文字情報(検索情報)に基づく検索によって、4件が見つかったために、チャット画面に「関連ファイルが4件ありました。メイン画面をご覧ください。『ロアンナ画面仕様.xlsx』『Roannaについて.xlsx』『Roannaの説明.doc』『ロアンナのコスト.doc』」と表示され、メイン画面に4件の関連ファイルのアイコンが表示される(図2-12参照)。
【0101】
その後、ユーザが関連ファイルのダウンロードを行った場合には、インデックス作成手段38は、ダウンロードされたファイルの索引情報(インデックス)を作成し、検索インデックス記録手段32に記録する。
具体的には、「ファイルをダウンロードしたユーザの情報」や「ファイルをダウンロードした日時の情報」からインデックスを作成する。
【0102】
本実施の形態では、以下に示すような対話を行う場合を例に挙げて説明を行っているが(図2-9、図2-10、図2-11、図2-12参照)、対話はこれに限られるものではない。

システム:ファイルをお探しの場合は下のメッセージ記入欄へ、
:ファイルをアップロードする場合はUPLOAD AREAに
:ファイルをドロップしてください。

ユーザ :ロアンナ仕様書

システム:「ロアンナ」を辞書登録しますか?
:日常的によく使うワードの場合は辞書登録することをお勧めします。
:「はい」「いいえ」「別のワードを登録」

ユーザ :はい

システム:英字や略字など「ロアンナ」の別の表記はありますか?
:複数ある場合はスペース区切りで記入してください。

ユーザ :Roanna

システム:「ロアンナ」「Roanna」を別の表記として辞書登録しました。

システム:関連ファイルが4件ありました。
:メイン画面をご覧ください。
:「ロアンナ画面仕様.xlsx」「Roannaについて.xlsx」
:「Roannaの説明.doc」「ロアンナのコスト.doc」
【0103】
その他の対話例8:
未知のワードが検出されても辞書登録を行わない場合(本実施の形態において、「ロアンナ」の辞書登録をしない場合)には、そのまま検索を行う。

システム:ファイルをお探しの場合は下のメッセージ記入欄へ、
:ファイルをアップロードする場合はUPLOAD AREAに
:ファイルをドロップしてください。

ユーザ :ロアンナ仕様書

システム:「ロアンナ」を辞書登録しますか?
:日常的によく使うワードの場合は辞書登録することをお勧めします。
:「はい」「いいえ」「別のワードを登録」

ユーザ :いいえ

システム:関連ファイルが2件ありました。
:メイン画面をご覧ください。
:「ロアンナ画面仕様.xlsx」「ロアンナのコスト.doc」
【0104】
その他の対話例9:
未知のワードが検出されない場合には、辞書登録の有無を確認することなく、検索を行う。

システム:ファイルをお探しの場合は下のメッセージ記入欄へ、
:ファイルをアップロードする場合はUPLOAD AREAに
:ファイルをドロップしてください。

ユーザ :事業計画書の最新版

システム:3件ありました。
:「AAA.txt」「BBB.pptx」「CCC.xlsx」
【0105】
その他の対話例10:
検索で見つかった件数が多い場合には、追加の条件の有無を確認する(その1)。

システム:ファイルをお探しの場合は下のメッセージ記入欄へ、
:ファイルをアップロードする場合はUPLOAD AREAに
:ファイルをドロップしてください。

ユーザ :ロアンナ仕様書

システム:「ロアンナ」を辞書登録しますか?
:日常的によく使うワードの場合は辞書登録することをお勧めします。
:「はい」「いいえ」「別のワードを登録」

ユーザ :はい

システム:英字や略字など「ロアンナ」の別の表記はありますか?
:複数ある場合はスペース区切りで記入してください。

ユーザ :Roanna

システム:「ロアンナ」「Roanna」を別の表記として辞書登録しました。

システム:関連ファイルが30件ありました。
:どうしますか?
:「全部表示する」「条件を追加する」

ユーザ :条件を追加する

システム:ファイルの種類はわかりますか?

ユーザ :エクセルファイル

システム:3件ありました。
:「AAA.xlsx」「BBB.xlsx」「CCC.xlsx」
【0106】
その他の対話例11:
検索で見つかった件数が多い場合には、追加の条件の有無を確認する(その2)。

システム:ファイルをお探しの場合は下のメッセージ記入欄へ、
:ファイルをアップロードする場合はUPLOAD AREAに
:ファイルをドロップしてください。

ユーザ :ロアンナ仕様書

システム:「ロアンナ」を辞書登録しますか?
:日常的によく使うワードの場合は辞書登録することをお勧めします。
:「はい」「いいえ」「別のワードを登録」

ユーザ :はい

システム:英字や略字など「ロアンナ」の別の表記はありますか?
:複数ある場合はスペース区切りで記入してください。

ユーザ :Roanna

システム:「ロアンナ」「Roanna」を別の表記として辞書登録しました。

システム:関連ファイルが30件ありました。
:どうしますか?
:「全部表示する」「条件を追加する」

ユーザ :条件を追加する

システム:いつ頃アップロードもしくはダウンロードしたか分かりますか?

ユーザ :3ヶ月くらい前

システム:3件ありました。
:「AAA.txt」「BBB.pptx」「CCC.xlsx」
【0107】
[効果]
本実施の形態では、ファイルのダウンロード時に、抽出キーワード「ロアンナ」が未知である場合に、「ロアンナを辞書登録するか否か」をユーザに問い合わせた上で、ユーザ辞書データ31bに記録を行っており、ユーザの求めに合致したファイル検索の実現が期待できる。
即ち、ファイルのダウンロード時に、インデックス作成手段38が形態素解析を行うための辞書である「ユーザ辞書データ31b」に「未知のワード」を機械学習させることによって、ファイルのダウンロード時において、ユーザの求めに合致したファイル検索の実現が期待できるのである。
【0108】
また、本実施の形態では、ファイルのダウンロード時に、抽出キーワード「ロアンナ」が未知である場合に、「ロアンナの別の表記」をユーザに問い合わせた上で、別の表記「Roanna」もユーザ辞書データ31bに記録を行っており、この点においても、ユーザの求めに合致したファイル検索の実現が期待できる。
即ち、ファイルのダウンロード時に、インデックス作成手段38が形態素解析を行うための辞書である「ユーザ辞書データ31b」に「未知のワードの別の表記」を機械学習させることによって、ファイルのダウンロード時において、ユーザの求めに合致したファイル検索の実現が期待できるのである。
【0109】
[変形例1]
上記した本実施の形態では、ファイル管理手段3がキーワード記録手段31を有する場合を例に挙げて説明を行っているが、「一般辞書データ31a」及び「ユーザ辞書データ31b」から各種データを読み出すことができ、また、「ユーザ辞書データ31b」に各種データを書き込むことができれば充分であって、必ずしも、ファイル管理手段3がキーワード記録手段31を有する必要は無い。
例えば、ファイル管理手段3の外部にキーワード記録手段31を設けた上で、ファイル管理手段3がキーワード記録手段31にアクセス可能に構成されても良い。
【0110】
[変形例2]
また、本実施の形態では、ファイル管理手段3が検索インデックス記録手段32を有する場合を例に挙げて説明を行っているが、「検索インデックス記録手段32」から各種データを読み出すことができ、また、「検索インデックス記録手段32」に各種データを書き込むことができれば充分であって、必ずしも、ファイル管理手段3が検索インデックス記録手段32を有する必要は無い。
例えば、ファイル管理手段3の外部に検索インデックス記録手段32を設けた上で、ファイル管理手段3が検索インデックス記録手段32にアクセス可能に構成されても良い。
【0111】
[変形例3]
更に、本実施の形態では、ファイルのアップロード時やダウンロード時に索引情報(インデックス)の作成(更新)を行う場合(換言すると、リアルタイムで作成・更新する場合)を例に挙げて説明を行っているが、索引情報(インデックス)の作成(更新)タイミングは、必ずしも、ファイルのアップロード時やダウンロード時である必要は無い。
例えば、ファイルの情報を直ぐに索引情報(インデックス)に反映させる必要が無い場合には、所定のタイミング(例えば、夜間など)で、検索情報(インデックス)の作成(更新)を行っても良い。
【0112】
[変形例4]
また、本実施の形態では、事前に索引情報(インデックス)を作成する索引型を例に挙げて説明を行っているが、アップロードファイルの検索を行うことができれば充分であって、複数のファイルの内容を順次走査していくgrep型であっても良い。
更に、本実施の形態では、索引情報(インデックス)の作成にあたって、形態素解析方式を用いる場合を例に挙げて説明を行っているが、必ずしも、形態素解析方式を用いる必要は無く、N-gram方式等その他の方式を用いても良い。
【0113】
[変形例5]
また、上記した本実施の形態では、キーワード抽出手段33が、形態素解析方式を用いてキーワードを抽出する場合を例に挙げて説明を行っているが、未知のワードの検出ができれば充分であって、キーワードの抽出方式については、形態素解析方式に限定されるものではない。
【0114】
[変形例6]
また、上記した本実施の形態では、同一ユーザが「アップロードする場合」と「ダウンロードする場合」を例に挙げて説明を行っているが、システムの仕様としては、(1)ユーザ自身がアップロードしたファイルに限ってダウンロードできる場合、(2)別のユーザがアップロードしたファイルもダウンロードできる場合、(3)所属するグループが同一である別のユーザがアップロードしたファイルに限ってダウンロードできる場合、のいずれであっても良い。
【符号の説明】
【0115】
1 ファイル管理システム
2 ユーザ端末
3 ファイル管理手段
31 キーワード記録手段
32 検索インデックス記録手段
33 キーワード抽出手段
34 キーワード確認手段
35 質問情報出力手段
36 キーワード書込手段
37 ファイル書込手段
38 インデックス作成手段
39 検索手段
4 ファイルサーバ
41 第1のファイルサーバ
42 第2のファイルサーバ
43 第3のファイルサーバ
図1
図2-1】
図2-2】
図2-3】
図2-4】
図2-5】
図2-6】
図2-7】
図2-8】
図2-9】
図2-10】
図2-11】
図2-12】