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特開2023-64629制御装置、制御システムおよび制御方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023064629
(43)【公開日】2023-05-11
(54)【発明の名称】制御装置、制御システムおよび制御方法
(51)【国際特許分類】
   B60Q 3/80 20170101AFI20230501BHJP
   B60Q 3/76 20170101ALI20230501BHJP
【FI】
B60Q3/80
B60Q3/76
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021175006
(22)【出願日】2021-10-26
(71)【出願人】
【識別番号】591245473
【氏名又は名称】ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング
【氏名又は名称原語表記】ROBERT BOSCH GMBH
(74)【代理人】
【識別番号】100177839
【弁理士】
【氏名又は名称】大場 玲児
(74)【代理人】
【識別番号】100172340
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 始
(74)【代理人】
【識別番号】100182626
【弁理士】
【氏名又は名称】八島 剛
(72)【発明者】
【氏名】多田 新
【テーマコード(参考)】
3K040
【Fターム(参考)】
3K040AA02
3K040DA05
3K040DB13
3K040EA03
3K040EA04
3K040EB03
3K040GA04
3K040GB01
3K040GC01
(57)【要約】
【課題】車室内の乗員の顔が車両の外部から見えやすくなることを抑制する。
【解決手段】制御装置13は、車両1の車室1a内に配置される照明装置5を制御する制御装置13であって、車両1の外部の明るさである第1明るさを示す第1明るさ情報と、車室1a内の乗員3の少なくとも顔3bを含む部位P1の明るさである第2明るさを示す第2明るさ情報とを取得する取得部と、第1明るさ情報および第2明るさ情報に基づいて第2明るさが調整されるように、照明装置5を制御する照明制御を実行する制御部と、を備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両(1)の車室(1a)内に配置される照明装置(5)を制御する制御装置(13)であって、
前記車両(1)の外部の明るさである第1明るさを示す第1明るさ情報と、前記車室(1a)内の乗員(3)の少なくとも顔(3b)を含む部位(P1)の明るさである第2明るさを示す第2明るさ情報とを取得する取得部(13a)と、
前記第1明るさ情報および前記第2明るさ情報に基づいて前記第2明るさが調整されるように、前記照明装置(5)を制御する照明制御を実行する制御部(13b)と、
を備える、
制御装置。
【請求項2】
前記制御部(13b)は、前記照明制御において、前記第2明るさが前記第1明るさに基づいて決定される基準明るさよりも暗くなるように、前記照明装置(5)を制御する、
請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記基準明るさは、前記第1明るさよりも明るい、
請求項2に記載の制御装置。
【請求項4】
前記取得部(13a)は、前記車室(1a)内のうち前記乗員(3)の前記部位(P1)以外の領域(R1)の明るさである第3明るさを示す第3明るさ情報を取得し、
前記制御部(13b)は、前記照明制御において、前記第1明るさ情報および前記第2明るさ情報に加えて、前記第3明るさ情報に基づいて前記第2明るさが調整されるように、前記照明装置(5)を制御する、
請求項1~3のいずれか一項に記載の制御装置。
【請求項5】
前記制御部(13b)は、前記照明制御において、前記第2明るさが前記第3明るさよりも暗くなるように、前記照明装置(5)を制御する、
請求項4に記載の制御装置。
【請求項6】
前記取得部(13a)は、前記車室(1a)内のうち前記乗員(3)の前記部位(P1)以外の領域(R1)の明るさである第3明るさを示す第3明るさ情報を取得し、
前記制御部(13b)は、前記照明装置(5)が消灯している消灯状態で取得される前記第1明るさ情報、および、前記消灯状態で取得される前記第3明るさ情報に基づいて、前記照明装置(5)の点灯を許可する、
請求項1~5のいずれか一項に記載の制御装置。
【請求項7】
前記制御部(13b)は、前記消灯状態で取得される前記第1明るさ情報により示される前記第1明るさが前記消灯状態で取得される前記第3明るさ情報により示される前記第3明るさよりも明るい場合に、前記照明装置(5)の点灯を許可する、
請求項6に記載の制御装置。
【請求項8】
前記取得部(13a)は、前記車室(1a)内を映す赤外線画像データおよび可視光画像データに基づいて、前記第2明るさ情報を取得する、
請求項1~7のいずれか一項に記載の制御装置。
【請求項9】
前記制御部(13b)は、前記照明制御において、前記照明装置(5)の光源の明るさ、前記光源の位置、および、前記光源による光の照射方向の少なくとも1つを制御する、
請求項1~8のいずれか一項に記載の制御装置。
【請求項10】
前記制御部(13b)は、前記照明制御において、前記乗員(3)の手元の明るさを増大させるように、前記照明装置(5)を制御する、
請求項1~9のいずれか一項に記載の制御装置。
【請求項11】
車両(1)の外部を撮像する外部カメラ(11)と、
前記車両(1)の車室(1a)内を撮像する車室内カメラ(12)と、
前記車室(1a)内に配置される照明装置(5)を制御する制御装置(13)と、
を含み、
前記制御装置(13)は、
前記車両(1)の外部の明るさである第1明るさを示す第1明るさ情報を前記外部カメラ(11)により得られる画像データに基づいて取得し、前記車室(1a)内の乗員(3)の少なくとも顔(3b)を含む部位(P1)の明るさである第2明るさを示す第2明るさ情報を前記車室内カメラ(12)により得られる画像データに基づいて取得する取得部(13a)と、
前記第1明るさ情報および前記第2明るさ情報に基づいて前記第2明るさが調整されるように、前記照明装置(5)を制御する照明制御を実行する制御部(13b)と、
を備える、
制御システム。
【請求項12】
車両(1)の車室(1a)内に配置される照明装置(5)の制御方法であって、
前記車両(1)の外部の明るさである第1明るさを示す第1明るさ情報と、前記車室(1a)内の乗員(3)の少なくとも顔(3b)を含む部位(P1)の明るさである第2明るさを示す第2明るさ情報とを取得するステップと、
前記第1明るさ情報および前記第2明るさ情報に基づいて前記第2明るさが調整されるように、前記照明装置(5)を制御する照明制御を実行するステップと、
を含む、
制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、制御装置、制御システムおよび制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
車両の車室内には、車室内を明るくするために照明装置が設けられる(例えば、特許文献1を参照)。例えば、夜間等に車室内が暗くなるような状況において、車室内の照明装置を点灯させることによって車室内が光により照らされ、車室内の視認性を向上することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008-081053号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車室内の照明装置が点灯されて車両の外部に対して車室内が相対的に明るくなるような状況では、例えば、車室内の乗員の顔等が車両の外部から見えやすくなったり、夜間等に車両の外部から見た場合に乗員の顔が浮かび上がって見えたりすることがある。このような状況は、乗員のプライバシーが損なわれる虞がある。
【0005】
そこで、本発明は、このような課題に鑑み、車室内の乗員が車両の外部から見えやすくなることを抑制する制御装置、制御システムおよび制御方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、制御装置は、車両の車室内に配置される照明装置を制御する制御装置であって、車両の外部の明るさである第1明るさを示す第1明るさ情報と、車室内の乗員の少なくとも顔を含む部位の明るさである第2明るさを示す第2明るさ情報とを取得する取得部と、第1明るさ情報および第2明るさ情報に基づいて第2明るさが調整されるように、照明装置を制御する照明制御を実行する制御部と、を備える。
【0007】
上記課題を解決するために、制御システムは、車両の外部を撮像する外部カメラと、車両の車室内を撮像する車室内カメラと、車室内に配置される照明装置を制御する制御装置と、を含み、制御装置は、車両の外部の明るさである第1明るさを示す第1明るさ情報を外部カメラにより得られる画像データに基づいて取得し、車室内の乗員の少なくとも顔を含む部位の明るさである第2明るさを示す第2明るさ情報を車室内カメラにより得られる画像データに基づいて取得する取得部と、第1明るさ情報および第2明るさ情報に基づいて第2明るさが調整されるように、照明装置を制御する照明制御を実行する制御部と、を備える。
【0008】
上記課題を解決するために、制御方法は、車両の車室内に配置される照明装置の制御方法であって、車両の外部の明るさである第1明るさを示す第1明るさ情報と、車室内の乗員の少なくとも顔を含む部位の明るさである第2明るさを示す第2明るさ情報とを取得するステップと、第1明るさ情報および第2明るさ情報に基づいて第2明るさが調整されるように、照明装置を制御する照明制御を実行するステップと、を含む。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、車室内の乗員の顔が車両の外部から見えやすくなることを抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の実施形態に係る車両の構成を示す図である。
図2】本発明の実施形態に係る制御装置の構成を示す図である。
図3】本発明の実施形態に係る制御装置が行う照明装置の点灯に関する処理の流れを示す図である。
図4】本発明の実施形態に係る制御装置が行う第2明るさの調整に関する処理の流れを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易にするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
【0012】
<車両の構成>
図1および図2を参照して、本発明の実施形態に係る車両1の構成について説明する。
【0013】
図1は、車両1の概略構成を示す模式図である。図1では、車両1の車室1a内において、ドライバ2および乗員3が乗車している様子が示されている。ドライバ2は、運転席に座っている。乗員3は、後部座席に座っている。また、図1では、乗員3が、乗員3の手3aによって把持された視認対象物4を視認している様子が示されている。視認対象物4としては、例えば、本または地図等が挙げられる。
【0014】
車両1の車室1a内には、照明装置5が配置されている。図1の例では、照明装置5として、4つの上部照明装置5aと、1つの下部照明装置5bとが設けられている。各照明装置5は、光源を有し、光源から光を発することによって、車室1a内を照らす。各照明装置5は、主に後部座席を照らす。ただし、後述するように、照明装置5の照射範囲は後部座席以外であってもよい。
【0015】
上部照明装置5aは、車両1の天井付近に配置されており、下方に向けて光を照射する。4つの上部照明装置5aは、車両前後方向に間隔を空けて配置される。下部照明装置5bは、上部照明装置5aよりも下方に配置されており、下方に向けて光を照射する。下部照明装置5bは、例えば、車両1のドアよりも高い位置に配置されている。下部照明装置5bは、少なくとも乗員3の手3aに向けて光を照射可能である。
【0016】
なお、照明装置5の数および配置は、図1の例に限定されない。例えば、上部照明装置5aの数は、4つ以外であってもよく、下部照明装置5bの数は複数であってもよい。また、例えば、各照明装置5の上下方向位置は、図1の例と異なっていてもよく、下部照明装置5bが省略されてもよい。
【0017】
車両1では、照明装置5によって、車室1a内における視認性が確保される。例えば、夜間等において、照明装置5を点灯させることによって、車室1a内が光により照らされる。それにより、乗員3は、視認対象物4を視認できるようになる。
【0018】
ここで、照明装置5が点灯すると、車室1a内の乗員3の顔3bが車両1の外部から見えやすくなってしまう場合がある。例えば、夜間等において、照明装置5が点灯していると、車両1の外部から見た場合、車室1a内の乗員3の顔3bが浮かび上がって見える状況が生じ得る。そこで、車室1a内の乗員3の顔3bが車両1の外部から見えやすくなることを抑制するために、車両1には、制御システム10が搭載されている。制御システム10は、照明装置5を制御するためのシステムである。
【0019】
なお、以下では、照明装置5が主に後部座席を照らすものであり、後部座席に座る乗員3の顔3bが車両1の外部から見えやすくなることが抑制される例を説明する。ただし、照明装置5の照射範囲は後部座席以外であってもよく、その場合、照明装置5の照射範囲内の乗員の顔が車両1の外部から見えやすくなることが抑制される。例えば、照明装置5が主に助手席を照らすものである場合、助手席に座る乗員の顔が車両1の外部から見えやすくなることが抑制される。また、例えば、照明装置5が主に運転席を照らすものである場合、乗員であるドライバ2の顔が車両1の外部から見えやすくなることが抑制される。
【0020】
図1に示されるように、制御システム10は、外部カメラ11と、車室内カメラ12と、制御装置13とを含む。外部カメラ11により得られる画像データは、後述する処理の他に、例えば、アダプティブクルーズコントロール等の各種制御においても用いられ得る。また、車室内カメラ12により得られる画像データは、後述する処理の他に、例えば、ドライバ2等の乗員の状態の監視等においても用いられ得る。
【0021】
外部カメラ11は、車両1の外部を撮像する。外部カメラ11は、可視光画像を撮像する。具体的には、外部カメラ11は、可視光を感知する複数の撮像素子を有する。上記撮像素子によって可視光が感知されることによって、可視光画像が撮像される。
【0022】
外部カメラ11により得られる可視光画像データには、車両1の外部(車両1の外の景色)が映る。図1の例では、外部カメラ11は、車室1a内のうちフロントガラスの上部の近傍に設けられ、フロントガラスを介して車両1の前方を撮像する。ただし、外部カメラ11の位置および撮像方向は、図1の例に限定されない。
【0023】
車室内カメラ12は、車室1a内を撮像する。車室内カメラ12は、赤外線画像および可視光画像を撮像可能である。具体的には、車室内カメラ12は、赤外線を車室1a内に照射する赤外線照射装置と、赤外線を感知する複数の撮像素子とを有する。赤外線照射装置から照射された赤外線が車室1a内で反射し、反射した赤外線が上記撮像素子によって感知されることによって、赤外線画像が撮像される。また、車室内カメラ12は、可視光を感知する複数の撮像素子を有する。上記撮像素子によって可視光が感知されることによって、可視光画像が撮像される。
【0024】
車室内カメラ12により得られる赤外線画像データおよび可視光画像データには、車室1a内が映る。図1の例では、車室内カメラ12は、車室1a内のうち車両1の天井の前端部付近に設けられ、後下方を撮像する。ただし、車室内カメラ12の位置および撮像方向は、図1の例に限定されない。車室内カメラ12の撮像範囲には、少なくとも乗員3が含まれる。ただし、車室内カメラ12の撮像範囲にドライバ2がさらに含まれていてもよい。
【0025】
制御装置13は、照明装置5を制御する。制御装置13は、演算処理装置であるCPU(Central Processing Unit)、CPUが使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する記憶素子であるROM(Read Only Memory)、および、CPUの実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶する記憶素子であるRAM(Random Access Memory)等を含む。
【0026】
制御装置13は、図2に示されるように、例えば、取得部13aと、制御部13bとを備える。また、制御装置13は、車両1の各装置と通信する。
【0027】
取得部13aは、車両1の各装置から情報を取得し、制御部13bへ出力する。例えば、取得部13aは、外部カメラ11、車室内カメラ12および照明スイッチSW1から情報を取得する。照明スイッチSW1は、車両1に設けられ、ドライバ等の乗員による操作を受け付ける。なお、本明細書において、情報の取得には、情報の抽出または生成等が含まれ得る。
【0028】
制御部13bは、照明装置5を制御する。例えば、制御部13bは、照明装置5が消灯している消灯状態と、照明装置5が点灯している点灯状態とを切り替える。消灯状態は、全ての照明装置5が消灯している状態を意味する。点灯状態は、少なくとも1つ以上の照明装置5が点灯している状態を意味する。また、例えば、制御部13bは、点灯している照明装置5の光源の明るさ等の状態を制御する。
【0029】
<制御装置の動作>
図3および図4を参照して、本発明の実施形態に係る制御装置13の動作について説明する。
【0030】
以下の処理例では、第1明るさ、第2明るさ、および、第3明るさの各明るさを適宜考慮して照明装置5が制御される。第1明るさは、車両1の外部(車両1の外の景色)の明るさである。第2明るさは、車室1a内の乗員3の少なくとも顔3bを含む部位P1(図1を参照)の明るさである。なお、部位P1には、少なくとも顔3bが含まれていればよく、例えば、首または肩等の顔3b以外の部位もさらに含まれ得る。第3明るさは、車室1a内のうち乗員3の部位P1以外の領域R1(図1を参照)の明るさである。領域R1は、例えば、車室1a内のうち車両1のウィンドウよりも下方の領域である。
【0031】
制御システム10では、第2明るさを適切に調整するための照明制御が制御装置13によって実行される。それにより、乗員3の顔3bが車両1の外部から見えやすくなることが抑制される。以下、照明装置5の点灯に関する処理例について図3を参照して説明した後に、第2明るさの調整に関する処理例について図4を参照して説明する。なお、照明装置5が消灯状態となっている場合には図3の制御フローが実行され、照明装置5が点灯状態となっている場合には図4の制御フローが実行される。
【0032】
図3は、制御装置13が行う照明装置5の点灯に関する処理の流れの一例を示すフローチャートである。図3に示される制御フローは、照明装置5が消灯状態となっている場合に実行され、例えば、所定の時間間隔で繰り返し実行される。図3におけるステップS101は、図3に示される制御フローの開始に対応する。図3におけるステップS109は、図3に示される制御フローの終了に対応する。
【0033】
図3に示される制御フローが開始されると、ステップS102において、制御部13bは、照明スイッチSW1がONになっているか否かを判定する。例えば、照明スイッチSW1がONになっているか否かを示す情報が、照明スイッチSW1から制御装置13に出力される。制御装置13は、当該情報に基づいて、照明スイッチSW1がONになっているか否かを判定できる。
【0034】
照明スイッチSW1がOFFになっていると判定された場合(ステップS102/NO)、図3に示される制御フローは終了する。
【0035】
一方、照明スイッチSW1がONになっていると判定された場合(ステップS102/YES)、ステップS103に進み、ステップS103において、取得部13aは、第1明るさ情報を取得する。第1明るさ情報は、第1明るさを示す情報である。
【0036】
ステップS103では、取得部13aは、第1明るさ情報を外部カメラ11により得られる画像データ(具体的には、可視光画像データ)に基づいて取得する。例えば、取得部13aは、外部カメラ11により得られる可視光画像データ中の各画素の輝度の総和または平均値を第1明るさとし、このような第1明るさを示す第1明るさ情報を取得する。なお、画素の輝度は、画素から出力される光の強度を意味する。このように、第1明るさ情報により示される第1明るさは、車両1の外部(車両1の外の景色)を人が見たときに感じ取られる明るさである。
【0037】
ステップS103の次に、ステップS104において、取得部13aは、第3明るさ情報を取得する。第3明るさ情報は、第3明るさを示す情報である。
【0038】
ステップS104では、取得部13aは、第3明るさ情報を車室内カメラ12により得られる画像データ(具体的には、赤外線画像データおよび可視光画像データ)に基づいて取得する。例えば、まず、取得部13aは、車室内カメラ12により得られる赤外線画像データに対して画像処理を施すことによって、当該赤外線画像データの中で乗員3の部位P1が占める範囲と、乗員3の部位P1以外の領域R1が占める範囲とを抽出する。このような画像処理としては、パターンマッチング処理等の周知の処理が適宜採用され得る。なお、パターンマッチング処理では、処理の対象となる画像の中でテンプレートと類似する幾何学的パターンを有する部分が特定される。
【0039】
そして、取得部13aは、車室内カメラ12により得られる赤外線画像データの中で乗員3の部位P1以外の領域R1が占める範囲中の各画素の輝度の総和または平均値を第3明るさとし、このような第3明るさを示す第3明るさ情報を取得する。このように、第3明るさ情報により示される第3明るさは、車室1a内のうち乗員3の部位P1以外の領域R1を人が見たときに感じ取られる明るさである。
【0040】
ステップS104の次に、ステップS105において、制御部13bは、第1明るさが第3明るさよりも明るいか否かを判定する。
【0041】
第1明るさが第3明るさよりも明るいと判定された場合(ステップS105/YES)、ステップS106に進み、ステップS106において、制御部13bは、照明装置5の点灯を許可する。ステップS106の次に、ステップS107において、制御部13bは、照明装置5を点灯させ、図3に示される制御フローは終了する。なお、ステップS107では、制御部13bは、全ての照明装置5を点灯させてもよく、一部の照明装置5のみを点灯させてもよい。例えば、照明装置5の点灯状態において、点灯する照明装置5を乗員3等が予め設定できるようになっていてもよい。
【0042】
一方、第1明るさが第3明るさよりも暗いと判定された場合(ステップS105/NO)、ステップS108に進み、ステップS108において、制御部13bは、照明装置5の点灯を禁止する。この場合、照明装置5は点灯されずに、図3に示される制御フローは終了する。なお、ステップS105において、第1明るさが第3明るさと一致すると判定された場合、ステップS106に進んでもよく、ステップS108に進んでもよい。
【0043】
上記のように、制御部13bは、照明装置5が消灯している消灯状態で取得される第1明るさ情報、および、消灯状態で取得される第3明るさ情報に基づいて、照明装置5の点灯を許可する。具体的には、制御部13bは、消灯状態で取得される第1明るさ情報により示される第1明るさが消灯状態で取得される第3明るさ情報により示される第3明るさよりも明るい場合に、照明装置5の点灯を許可する。
【0044】
ここで、消灯状態において、第1明るさが第3明るさよりも暗い場合に照明装置5を点灯させると、乗員3の顔3bが車両1の外部からより見えやすくなってしまう。また、この場合には、車室1a内がある程度明るく、照明装置5を点灯させずとも乗員3の視認性がある程度確保されていると考えられる。ゆえに、第1明るさが第3明るさよりも暗い場合に照明装置5の点灯を禁止して、第1明るさが第3明るさよりも明るい場合に照明装置5の点灯を許可することによって、乗員3の顔3bが車両1の外部から見えやすくなることを抑制できる。
【0045】
図4は、制御装置13が行う第2明るさの調整に関する処理の流れの一例を示すフローチャートである。図4に示される制御フローは、照明装置5が点灯状態となっている場合に実行され、例えば、所定の時間間隔で繰り返し実行される。図4におけるステップS201は、図4に示される制御フローの開始に対応する。図4におけるステップS209は、図4に示される制御フローの終了に対応する。
【0046】
以下で説明するように、制御装置13は、第1明るさ情報および第2明るさ情報に基づいて第2明るさが調整されるように、照明装置5を制御する照明制御を実行する。図4に示される以下の制御フローは、このような照明制御における処理例に相当する。
【0047】
図4に示される制御フローが開始されると、ステップS202において、取得部13aは、第1明るさ情報を取得する。ステップS202の処理は、上述した図3のステップS103の処理と同様である。
【0048】
ステップS202の次に、ステップS203において、取得部13aは、第2明るさ情報を取得する。第2明るさ情報は、第2明るさを示す情報である。
【0049】
ステップS203では、取得部13aは、第2明るさ情報を車室内カメラ12により得られる画像データ(具体的には、赤外線画像データおよび可視光画像データ)に基づいて取得する。例えば、まず、取得部13aは、車室内カメラ12により得られる赤外線画像データに対して上述したパターンマッチング処理等の画像処理を施すことによって、当該赤外線画像データの中で乗員3の部位P1が占める範囲と、乗員3の部位P1以外の領域R1が占める範囲とを抽出する。
【0050】
そして、取得部13aは、車室内カメラ12により得られる赤外線画像データの中で乗員3の部位P1が占める範囲中の各画素の輝度の総和または平均値を第2明るさとし、このような第2明るさを示す第2明るさ情報を取得する。このように、第2明るさ情報により示される第2明るさは、車室1a内の乗員3の少なくとも顔3bを含む部位P1を人が見たときに感じ取られる明るさである。
【0051】
ステップS203の次に、ステップS204において、取得部13aは、第3明るさ情報を取得する。ステップS204の処理は、上述した図3のステップS104の処理と同様である。
【0052】
ステップS204の次に、ステップS205において、制御部13bは、第1明るさに基づいて基準明るさを決定する。後述するように、図4の処理例では、第2明るさは、基準明るさよりも暗くなるように調整される。
【0053】
例えば、制御部13bは、第1明るさよりも明るい明るさを基準明るさとして決定する。このような基準明るさとしては、例えば、第1明るさに対して所定の度合いだけ明るい明るさが採用され得る。例えば、制御部13bは、第1明るさに対して所定の値を加算して得られる明るさを基準明るさとして決定してもよく、第1明るさに対して所定の比率を乗算して得られる明るさを基準明るさとして決定してもよい。第1明るさに対して所定の度合いだけ明るい明るさを基準明るさとして用いることによって、第2明るさを第1明るさよりも暗くする、または、第2明るさを第1明るさよりは明るいものの過度に明るくならないようにすることができる。なお、制御部13bは、第1明るさ自体を基準明るさとして決定してもよい。基準明るさは、例えば、車両1の車室の構造、車室内における照明装置5aの配置、車両1の窓ガラスの光の透過率などを考慮して予め設定することができる。また、基準明るさは、例えば、1つ設定される構成でもよいし、2つ以上設定される構成でもよい。
【0054】
ステップS205の次に、ステップS206において、制御部13bは、第2明るさが基準明るさよりも明るいか否かを判定する。
【0055】
第2明るさが基準明るさよりも明るいと判定された場合(ステップS206/YES)、ステップS207に進み、ステップS207において、制御部13bは、第2明るさを所定の明るさだけ低下させるように、照明装置5を制御し、図4に示される制御フローは終了する。
【0056】
照明装置5のうち下部照明装置5bは、上部照明装置5aよりも下方に配置されており、第2明るさに対して影響を与えにくい。一方、上部照明装置5aは、車両1の天井付近に配置されており、第2明るさに対して直接的に影響を与え得る。ゆえに、ステップS207では、制御部13bは、例えば、照明装置5のうち上部照明装置5aを制御することによって、第2明るさを低下させる。
【0057】
ステップS207では、制御部13bは、例えば、上部照明装置5a等の照明装置5の光源の明るさ、光源の位置、および、光源による光の照射方向の少なくとも1つを制御する。制御部13bは、例えば、光源に供給される電圧、電流を低下させるように調整すること、光源に供給される電圧、電流の周波数を低下させるように調整すること、等により、照明装置5の光源の明るさを低下させること、光源と乗員との間の位置に光の透過率の低い板等を配置すること等によって、第2明るさを低下させることができる。また、例えば、制御部13bは、照明装置5の光源の位置を変更するように調整すること(例えば、乗員3の顔3bから遠ざけること等)によって、第2明るさを低下させることができる。なお、光源の位置の制御には、例えば、複数の照明装置5のうちの点灯している照明装置5を切り替えること等も含まれ得る。また、例えば、点灯している照明装置5を、乗員3の顔3bに対して近い照明装置5から乗員3の顔3bに対して遠い照明装置5に切り替えることによっても、第2明るさを低下させることができる。また、例えば、制御部13bは、照明装置5の光源による光の照射方向を変更するように調整すること(例えば、乗員3の顔3bに向かう方向との成す角が大きくなるように変更すること等)によって、第2明るさを低下させることができる。
【0058】
一方、第2明るさが基準明るさよりも暗いと判定された場合(ステップS206/NO)、ステップS208に進み、ステップS208において、制御部13bは、第2明るさが第3明るさよりも明るいか否かを判定する。なお、ステップS206において、第2明るさが基準明るさと一致すると判定された場合、ステップS207に進んでもよく、ステップS208に進んでもよい。
【0059】
第2明るさが第3明るさよりも明るいと判定された場合(ステップS208/YES)、ステップS207に進み、ステップS207において、制御部13bは、第2明るさを所定の明るさだけ低下させるように、照明装置5を制御し、図4に示される制御フローは終了する。
【0060】
一方、第2明るさが第3明るさよりも暗いと判定された場合(ステップS208/NO)、ステップS207に進まずに、図4に示される制御フローは終了する。なお、ステップS208において、第2明るさが第3明るさと一致すると判定された場合、ステップS207に進んでもよく、ステップS207に進まずに、図4に示される制御フローが終了してもよい。
【0061】
上記では、図4を参照して、制御部13bが実行する照明制御について説明した。ただし、照明制御において、上記で説明した処理に対して一部の処理の削除、変更または追加が行われてもよい。
【0062】
例えば、図4の例に対して、ステップS208が省略されてもよい。その場合、ステップS206においてNOと判定された場合、図4に示される制御フローは終了する。このように、制御部13bは、照明制御において、少なくとも第1明るさ情報および第2明るさ情報に基づいて第2明るさが調整されるように、照明装置5を制御すればよい。それにより、第2明るさを第1明るさよりも暗くする、または、第2明るさを第1明るさよりは明るいものの過度に明るくならないようにすることができる。ゆえに、車両1の外部から見た場合、車室1a内の乗員3の顔3bが浮かび上がって見える状況が抑制される。このように、本実施形態によれば、乗員3の顔3bが車両1の外部から見えやすくなることが抑制される。それにより、プライバシーが損なわれることが抑制される。
【0063】
ただし、車両1の外部からの乗員3の顔3bの見えやすさは、第2明るさと第3明るさとの関係によっても変化する。例えば、第2明るさが第3明るさよりも明るい場合、第2明るさが第3明るさよりも暗い場合と比べて、車両1の外部から車室1a内を見た際に、乗員3の顔3bが領域R1等の車室1a内の他の部分よりも目につきやすくなる。それにより、車両1の外部から見た場合、車室1a内の乗員3の顔3bが浮かび上がって見えやすくなる。ゆえに、乗員3の顔3bが車両1の外部から見えやすくなることをより効果的に抑制する観点では、図4の処理例のように、制御部13bは、照明制御において、第1明るさ情報および第2明るさ情報に加えて、第3明るさ情報に基づいて第2明るさが調整されるように、照明装置5を制御することが好ましい。
【0064】
また、例えば、ステップS208においてNOと判定された場合、制御部13bが、第2明るさを増大させるように、照明装置5を制御した後に、図4に示される制御フローが終了してもよい。この場合、制御部13bは、例えば、第2明るさが基準明るさおよび第3明るさに近づくものの基準明るさおよび第3明るさよりも暗くなる程度まで、第2明るさを増大させるように、照明装置5を制御する。なお、ステップS208が省略される場合においても、ステップS206においてNOと判定された場合に、制御部13bが、第2明るさを増大させるように照明装置5を制御した後に、図4に示される制御フローが終了してもよい。
【0065】
また、例えば、制御部13bは、照明制御において、上記で説明した処理に加えて、乗員3の手元の明るさを増大させるように、照明装置5を制御してもよい。制御部13bは、例えば、照明装置5のうち下部照明装置5bを制御することによって、乗員3の手元の明るさを増大させることができる。例えば、制御部13bは、下部照明装置5bの光源の明るさ、光源の位置、および、光源による光の照射方向の少なくとも1つを制御することによって、乗員3の手元の明るさを増大させることができる。乗員3の手元の明るさを増大させることによって、乗員3は、視認対象物4を視認しやすくなる。
【0066】
<制御装置の効果>
本発明の実施形態に係る制御装置13の効果について説明する。
【0067】
制御装置13では、制御部13bは、第1明るさ情報および第2明るさ情報に基づいて第2明るさが調整されるように、照明装置5を制御する照明制御を実行する。それにより、第2明るさを第1明るさよりも暗くする、または、第2明るさを第1明るさよりは明るいものの過度に明るくならないようにすることができる。ゆえに、車両1の外部から見た場合、車室1a内の乗員3の顔3bが浮かび上がって見える状況が抑制される。このように、本実施形態によれば、乗員3の顔3bが車両1の外部から見えやすくなることを抑制できる。それにより、プライバシーが損なわれることを抑制できる。
【0068】
好ましくは、制御装置13では、制御部13bは、照明制御において、第2明るさが第1明るさに基づいて決定される基準明るさよりも暗くなるように、照明装置5を制御する。それにより、第2明るさを第1明るさよりも暗くする、または、第2明るさを第1明るさよりは明るいものの過度に明るくならないようにすることが適切に実現される。
【0069】
好ましくは、制御装置13では、基準明るさは、第1明るさよりも明るい。それにより、第2明るさを第1明るさよりは明るいものの過度に明るくならない状況が許容され、乗員3の顔3bが車両1の外部から見えやすくなることの抑制と、乗員3の視認性の向上とを両立させることができる。
【0070】
好ましくは、制御装置13では、制御部13bは、照明制御において、第1明るさ情報および第2明るさ情報に加えて、第3明るさ情報に基づいて第2明るさが調整されるように、照明装置5を制御する。それにより、車両1の外部からの乗員3の顔3bの見えやすさに影響を与える第2明るさと第3明るさとの関係を加味して、第2明るさを調整できる。ゆえに、乗員3の顔3bが車両1の外部から見えやすくなることをより効果的に抑制できる。
【0071】
好ましくは、制御装置13では、制御部13bは、照明制御において、第2明るさが第3明るさよりも暗くなるように、照明装置5を制御する。それにより、第2明るさが第3明るさよりも明るくなることに起因して乗員3の顔3bが領域R1等の車室1a内の他の部分よりも目につきやすくなることが抑制される。ゆえに、乗員3の顔3bが車両1の外部から見えやすくなることをより効果的に抑制することが適切に実現される。
【0072】
好ましくは、制御装置13では、制御部13bは、照明装置5が消灯している消灯状態で取得される第1明るさ情報、および、消灯状態で取得される第3明るさ情報に基づいて、照明装置5の点灯を許可する。それにより、車両1の外部からの乗員3の顔3bの見えやすさに影響を与える第1明るさと第3明るさとの関係を加味して、照明装置5の点灯を許可できる。ゆえに、乗員3の顔3bが車両1の外部から見えやすくなることをより効果的に抑制できる。
【0073】
好ましくは、制御装置13では、制御部13bは、消灯状態で取得される第1明るさ情報により示される第1明るさが消灯状態で取得される第3明るさ情報により示される第3明るさよりも明るい場合に、照明装置5の点灯を許可する。それにより、第1明るさが第3明るさよりも暗い場合に照明装置5が点灯されることに起因して乗員3の顔3bが車両1の外部から見えやすくなることが抑制される。ゆえに、乗員3の顔3bが車両1の外部から見えやすくなることをより効果的に抑制することが適切に実現される。
【0074】
好ましくは、制御装置13では、取得部13aは、車室1a内を映す赤外線画像データおよび可視光画像データに基づいて、第2明るさ情報を取得する。それにより、車室1a内で乗員3の部位P1が占める範囲と、乗員3の部位P1以外の領域R1が占める範囲とを抽出した上で、乗員3の部位P1の明るさである第2明るさを示す第2明るさ情報を適切に取得できる。
【0075】
好ましくは、制御装置13では、制御部13bは、照明制御において、照明装置5の光源の明るさ、光源の位置、および、光源による光の照射方向の少なくとも1つを制御する。それにより、第2明るさの調整を適切に行うことができる。
【0076】
好ましくは、制御装置13では、制御部13bは、照明制御において、乗員3の手元の明るさを増大させるように、照明装置5を制御する。それにより、乗員3が視認対象物4を視認しやすくできる。
【0077】
以上、添付図面を参照しつつ本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されないことは勿論であり、特許請求の範囲に記載された範疇における各種の変更例または修正例についても、本発明の技術的範囲に属することは言うまでもない。
【0078】
例えば、本明細書においてフローチャートを用いて説明した処理は、必ずしもフローチャートに示された順序で実行されなくてもよい。いくつかの処理ステップは、並列的に実行されてもよい。また、追加的な処理ステップが採用されてもよく、一部の処理ステップが省略されてもよい。
【0079】
また、例えば、上記で説明した制御装置13による一連の制御処理は、ソフトウェア、ハードウェア、および、ソフトウェアとハードウェアとの組合せのいずれを用いて実現されてもよい。ソフトウェアを構成するプログラムは、例えば、情報処理装置の内部または外部に設けられる記憶媒体に予め格納される。
【0080】
また、例えば、上記では、外部カメラ11および車室内カメラ12を用いて、第1明るさ、第2明るさおよび第3明るさが取得される例を説明した。ただし、カメラを用いずに、明るさを直接的に検出可能なセンサを用いて、第1明るさ、第2明るさおよび第3明るさが取得されてもよい。
【符号の説明】
【0081】
1 車両
1a 車室
2 ドライバ
3 乗員
3a 手
3b 顔
4 視認対象物
5 照明装置
5a 上部照明装置
5b 下部照明装置
10 制御システム
11 外部カメラ
12 車室内カメラ
13 制御装置
13a 取得部
13b 制御部
P1 部位
R1 領域
SW1 照明スイッチ
図1
図2
図3
図4