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特開2023-64896ポリイミド樹脂及びグラファイトを用いた抵抗発熱体
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  • 特開-ポリイミド樹脂及びグラファイトを用いた抵抗発熱体 図1
  • 特開-ポリイミド樹脂及びグラファイトを用いた抵抗発熱体 図2
  • 特開-ポリイミド樹脂及びグラファイトを用いた抵抗発熱体 図3
  • 特開-ポリイミド樹脂及びグラファイトを用いた抵抗発熱体 図4
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023064896
(43)【公開日】2023-05-12
(54)【発明の名称】ポリイミド樹脂及びグラファイトを用いた抵抗発熱体
(51)【国際特許分類】
   G03G 15/20 20060101AFI20230502BHJP
   G03G 15/00 20060101ALI20230502BHJP
   H05B 3/12 20060101ALI20230502BHJP
【FI】
G03G15/20 515
G03G15/00 550
G03G15/00 552
H05B3/12 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】15
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021175331
(22)【出願日】2021-10-27
(71)【出願人】
【識別番号】511076424
【氏名又は名称】ヒューレット-パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー.
【氏名又は名称原語表記】Hewlett‐Packard Development Company, L.P.
(74)【代理人】
【識別番号】100088155
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷川 芳樹
(74)【代理人】
【識別番号】100113435
【弁理士】
【氏名又は名称】黒木 義樹
(74)【代理人】
【識別番号】100130052
【弁理士】
【氏名又は名称】大阪 弘一
(74)【代理人】
【識別番号】100185591
【弁理士】
【氏名又は名称】中塚 岳
(72)【発明者】
【氏名】河本 惠司
【テーマコード(参考)】
2H033
2H171
3K092
【Fターム(参考)】
2H033BA11
2H033BA12
2H033BB03
2H033BB05
2H033BB06
2H033BB13
2H033BB14
2H033BB15
2H033BB19
2H033BB22
2H033BB28
2H033BE00
2H171FA19
2H171FA24
2H171FA26
2H171FA27
2H171FA30
2H171MA02
2H171QC37
2H171TA15
2H171TA17
2H171UA03
2H171UA07
2H171UA10
2H171VA02
2H171VA04
2H171VA06
2H171XA03
3K092PP18
3K092QA05
3K092QB15
3K092QB17
3K092VV19
(57)【要約】      (修正有)
【課題】画像形成装置の定着ベルトの熱源として好適な抵抗発熱体および抵抗発熱層を有する無端ベルトを提供する。
【解決手段】ポリイミド樹脂と、3~18μmの平均粒径及び1.23以上の平均アスペクト比を有するグラファイト粒子と、を含有する抵抗発熱体および抵抗発熱層を有する無端ベルト。グラファイト粒子の平均アスペクト比が3.0以下、グラファイト粒子の平均粒径が5~10μm、ポリイミド樹脂の含有量が、抵抗発熱体の全体積を基準として50~90体積%、グラファイト粒子の含有量が、抵抗発熱体の全体積を基準として10~50体積%。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ポリイミド樹脂と、
3~18μmの平均粒径及び1.23以上の平均アスペクト比を有するグラファイト粒子と、
を含有する抵抗発熱体。
【請求項2】
前記グラファイト粒子の平均アスペクト比が3.0以下である、請求項1に記載の抵抗発熱体。
【請求項3】
前記グラファイト粒子の平均粒径が5~10μmである、請求項1に記載の抵抗発熱体。
【請求項4】
前記ポリイミド樹脂の含有量が、抵抗発熱体の全体積を基準として50~90体積%である、請求項1に記載の抵抗発熱体。
【請求項5】
前記グラファイト粒子の含有量が、抵抗発熱体の全体積を基準として10~50体積%である、請求項1に記載の抵抗発熱体。
【請求項6】
抵抗発熱層を備える無端ベルトであって、
前記抵抗発熱層が、
ポリイミド樹脂と、
3~18μmの平均粒径及び1.23以上の平均アスペクト比を有するグラファイト粒子と、
を含有する、無端ベルト。
【請求項7】
前記グラファイト粒子の平均アスペクト比が3.0以下である、請求項6に記載の無端ベルト。
【請求項8】
前記グラファイト粒子の平均粒径が5~10μmである、請求項6に記載の無端ベルト。
【請求項9】
前記ポリイミド樹脂の含有量が、抵抗発熱層の全体積を基準として50~90体積%である、請求項6に記載の無端ベルト。
【請求項10】
前記グラファイト粒子の含有量が、抵抗発熱層の全体積を基準として10~50体積%である、請求項6に記載の無端ベルト。
【請求項11】
前記抵抗発熱層と、
前記抵抗発熱層の外周面上に設けられた支持層と、
前記支持層の外周面上に設けられた弾性層と、
前記弾性層の外周面上に設けられた表面層と、
を備える、請求項6に記載の無端ベルト。
【請求項12】
支持層と、
前記支持層の外周面上に設けられた前記抵抗発熱層と、
前記抵抗発熱層の外周面上に設けられた弾性層と、
前記弾性層の外周面上に設けられた表面層と、
を備える、請求項6に記載の無端ベルト。
【請求項13】
定着ベルトと、加圧ローラとを備える定着装置であって、
前記定着ベルトが請求項11に記載の無端ベルトである、定着装置。
【請求項14】
定着ベルトと、加圧ローラとを備える定着装置であって、
前記定着ベルトが請求項12に記載の無端ベルトである、定着装置。
【請求項15】
請求項14に記載の定着装置を備える、画像形成装置。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
画像形成装置は、トナー像が転写された用紙を加熱及び加圧して用紙にトナー像を定着する定着装置を備える。定着装置は例えば無端状の定着ベルトを備えており、この定着ベルトが有する熱により、トナー像が転写された用紙が加熱される。定着ベルトに熱を発生させる方法としては、定着ベルトに抵抗発熱体を設けて、この抵抗発熱体に給電することにより熱を発生させる方法が知られている。
【図面の簡単な説明】
【0002】
図1】一例の定着装置を示す模式図である。
図2】定着ベルトの層構成の一例を示す模式図である。
図3】定着ベルトの層構成の他の一例を示す模式図である。
図4】実施例1の抵抗発熱体の断面を観察したSEM画像である。
【発明を実施するための形態】
【0003】
以下、抵抗発熱体の一実施形態について説明する。一実施形態に係る抵抗発熱体は、ポリイミド樹脂と、グラファイト粒子とを含有する。
【0004】
ポリイミド樹脂は、適宜選択することができる。ポリイミド樹脂は、市販品(例えば、ON-20(商品名)、新日本理化株式会社製)を購入して使用することができる。抵抗発熱体がポリイミド樹脂を含有することにより、抵抗発熱体の強度が向上し得ると共に、例えば抵抗発熱体がシート状に形成された場合に、グラファイト粒子が偏析しやすく、抵抗発熱体の抵抗値が低くなり得る。
【0005】
ポリイミド樹脂の含有量は、抵抗発熱体の全体積を基準として、50体積%以上、60体積%以上、70体積%以上、又は80体積%以上であってよく、90体積%以下、80体積%以下、又は70体積%以下であってよい。
【0006】
グラファイト粒子は、3~18μmの平均粒径を有する。グラファイト粒子の平均粒径は、4μm以上、5μm以上、又は6μm以上であってもよく、15μm以下、12μm以下、10μm以下、9μm以下、8μm以下、7μm以下、又は6μm以下であってもよい。
【0007】
グラファイト粒子は、1.23以上の平均アスペクト比を有する。グラファイト粒子の平均アスペクト比は、1.3以上、1.5以上、1.8以上、2.0以上、又は2.2以上であってもよく、3.0以下、2.8以下、又は2.6以下であってもよい。
【0008】
本明細書におけるグラファイト粒子の平均粒径及び平均アスペクト比は、以下の手順で測定される。
まず、SEM(走査型電子顕微鏡)を用いて5000倍でグラファイト粒子を観察し、グラファイト粒子の長径と短径を測定する。グラファイト粒子の長径は、グラファイト粒子の最大長さとして定義される。グラファイト粒子の短径は、グラファイト粒子の長径方向に垂直な方向における最大長さとして定義される。ただし、短径が0.9μm以下となるグラファイト粒子は、測定対象外とする(例えば、厚み方向の長さを測定している可能性があるため)。測定された長径及び短径から、以下の式に従ってグラファイト粒子の粒径とアスペクト比が求められる。
粒径=(長径+短径)/2
アスペクト比=長径/短径
上記の粒径及びアスペクト比をグラファイト粒子10個について求め、それらの平均値をそれぞれグラファイト粒子の平均粒径及び平均アスペクト比と定義する。
【0009】
グラファイト粒子の含有量は、抵抗発熱体の全体積を基準として、10体積%以上、20体積%以上、又は30体積%以上であってよく、50体積%以下、40体積%以下、30体積%以下、又は20体積%以下であってよい。
【0010】
抵抗発熱体は、ポリイミド樹脂及びグラファイト粒子のみを含有してよく、その他の成分を更に含有してもよい。その他の成分は、抵抗発熱体が使用される温度において耐熱性を有している材料から適宜選択される。その他の成分としては、例えば、ポリイミド樹脂以外の樹脂、並びに、カーボンブラック、カーボンナノチューブ及び金属粉などの導電材料が挙げられる。
【0011】
抵抗発熱体は、一実施形態において、層状であってよい。層状の抵抗発熱体は、例えば、ポリイミド樹脂と、グラファイト粒子と、分散媒(例えばN-メチルピロリドン(NMP))とを含有する分散液を調製し、当該分散液を塗布して塗膜を形成した後、塗膜を加熱して分散媒を除去することにより得られる。層状の抵抗発熱体の厚みは、例えば、10μm以上であってよく、1000μm以下であってよい。
【0012】
抵抗発熱体が層状である場合、抵抗発熱体は、一層で構成されていてよく、複数の層で構成されていてもよい。抵抗発熱体が一層で構成されている場合、当該一層には、ポリイミド樹脂及びグラファイト粒子が略一様に存在していてよい。抵抗発熱体が複数の層で構成されている場合、当該複数の層は、例えば、ポリイミド樹脂が偏在しているポリイミド層と、グラファイト粒子が偏在しているグラファイト層とを有している。ポリイミド層の厚みは、例えば1.5~7μmであってよい。グラファイト層の厚みは、例えば1~5μmであってよい。当該複数の層は、例えば、ポリイミド層とグラファイト層とが交互に積層した構造を有していてよい。この場合、抵抗発熱体の厚み10μmあたり、ポリイミド層及びグラファイト層が合計で3~10層存在していてよい。
【0013】
抵抗発熱体の用途は、特に制限されない。抵抗発熱体は、例えば、画像形成装置において用いられる。画像形成装置の一実施形態は、トナー像が転写された用紙を加熱及び加圧して用紙にトナー像を定着する定着装置を備えている。なお、画像形成装置は、定着装置以外の公知構成(例えば、感光体、帯電装置、露光装置、現像装置、転写装置など)を更に備えていてよい。
【0014】
図1は、定着装置の一例を示す模式図である。図1に示すように、一例の定着装置1は、定着ベルト(定着フィルム)2と、加圧ローラ3とを備えている。定着ベルト2は、無端状のベルト(無端ベルト)である。この定着ベルト2(無端ベルト)が、上述した抵抗発熱体で構成された抵抗発熱層を備えている。加圧ローラ3は、軸部4と、軸部4の周りに取り付けられた弾性変形可能な外周部5とを有している。定着ベルト2及び加圧ローラ3は、軸周りに回転可能である。加圧ローラ3は、用紙Pを定着ベルト2に押圧する。これにより、定着ベルト2と加圧ローラ3との間に、用紙P上のトナー像を用紙Pに定着するためのニップ領域が形成される。
【0015】
図2は、定着ベルト2の層構成の一例を示す模式図である。一例の定着ベルト2Aは、抵抗発熱層6と、抵抗発熱層6の外周面上に設けられた支持層7と、支持層7の外周面上に設けられた弾性層8と、弾性層8の外周面上に設けられた表面層9とを備えている。
【0016】
図3は、定着ベルト2の層構成の他の一例を示す模式図である。他の一例の定着ベルト2Bは、支持層7と、支持層7の外周面上に設けられた抵抗発熱層6と、抵抗発熱層6の外周面上に設けられた弾性層8と、弾性層8の外周面上に設けられた表面層9とを備えている。
【0017】
抵抗発熱層6は、上述した抵抗発熱体で構成されている。すなわち、抵抗発熱層6は、上述したポリイミド樹脂及びグラファイト粒子を含有する。ポリイミド樹脂及びグラファイト粒子の詳細は、上述したとおりである。抵抗発熱層6におけるポリイミド樹脂及びグラファイト粒子の含有量は、上述した抵抗発熱体におけるポリイミド樹脂及びグラファイト粒子の含有量において、「抵抗発熱体の全体積を基準として」を「抵抗発熱層6の全体積を基準として」と読み替えることができる。抵抗発熱層6の厚みは、例えば、10μm以上又は50μm以上であってよく、1000μm以下又は500μm以下であってよい。
【0018】
支持層7は、樹脂で構成されていてよい。当該樹脂としては、ポリイミド樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、ポリアミドイミド樹脂、及びポリフェニレンサルファイド樹脂が挙げられる。支持層7の厚みは、例えば、20μm以上又は50μm以上であってよく、300μm以下又は200μm以下であってよい。
【0019】
弾性層8は、ゴムで構成されていてよい。ゴムとしては、例えば、フッ素ゴム及びシリコーンゴムが挙げられる。弾性層8の厚みは、例えば、100μm以上であってよく、300μm以下であってよい。なお、上記の例では定着ベルト2が弾性層8を備えているが、他の一例の定着ベルトは弾性層を備えていなくてもよい。
【0020】
表面層9は、離型性を有する離型層ともいえる。表面層9は、例えば、フッ素樹脂を含有する。フッ素樹脂としては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン-パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、及びテトラフルオロエチレン-ヘキサフルオロエチレン共重合体(FEP)が挙げられる。一実施形態において、表面層9は、PFAチューブを含有していてよい。PFAチューブは、公知のものを使用することができる。表面層9の厚みは、例えば、5μm以上であってよく、30μm以下であってよい。
【0021】
定着ベルト2は、抵抗発熱層6に給電するための電極(図示せず)を更に備えている。電極は、抵抗発熱層6と電気的に接続可能なように設けられており、かつ外部の電源と電気的に接続可能なように露出している。電極は、例えば、Cu、Ni、Ag、Al、Au、Mg等で構成されていてよい。電極の厚みは、例えば、1μm以上であってよく、50μm以下であってよい。
【0022】
抵抗発熱体は、上述した画像形成装置以外の装置に用いられてもよい。抵抗発熱体は、一実施形態において、インクジェット装置(特に産業用インクジェット装置)において用いられ得る。より具体的には、抵抗発熱体は、インクジェット装置内において、用紙上に吐出されたインクジェットインクを乾燥するための熱源として好適であり得る。
【実施例0023】
以下、実施例によって抵抗発熱体を更に詳細に説明するが、抵抗発熱体は実施例に限定されない。
【0024】
ポリイミド樹脂溶液(ON-20(商品名)、新日本理化株式会社製)と、以下のグラファイト粒子1~7のいずれかとを、表1に示す体積比となるように、スパチュラで混合した。
【0025】
(グラファイト粒子1)平均粒径:2μm、平均アスペクト比:1.30、FT-2(商品名)、富士黒鉛工業株式会社製
(グラファイト粒子2)平均粒径:5μm、平均アスペクト比:1.31、UP-5N(商品名)、日本黒鉛工業株式会社製
(グラファイト粒子3)平均粒径:7μm、平均アスペクト比:2.28、FS-5(商品名)、富士黒鉛工業株式会社製
(グラファイト粒子4)平均粒径:6μm、平均アスペクト比:1.23、CGB-6R(商品名)、日本黒鉛工業株式会社製
(グラファイト粒子5)平均粒径:7μm、平均アスペクト比:1.21、FT-7J(商品名)、富士黒鉛工業株式会社製
(グラファイト粒子6)平均粒径:7μm、平均アスペクト比:1.56、PTG-7(商品名)、富士黒鉛工業株式会社製
(グラファイト粒子7)平均粒径:20μm、平均アスペクト比:1.37、MF-20N(商品名)、富士黒鉛工業株式会社製
【0026】
続いて、ポリイミド樹脂溶液とグラファイト粒子との混合物に、固形分量が15~20質量%となるようにNMPを加えた後、ホモジナイザーを用いて、15,000rpmで90秒間撹拌して、分散液を得た。バーコーターを用いて分散液をガラス基板上に塗布し、約100μmの厚みの塗膜を形成した。この塗膜を室温(25℃)で30分間静置した後、200℃のオーブンにて270分間加熱することにより、厚み約10μmの抵抗発熱体を得た。
【0027】
(抵抗発熱体の断面観察)
得られた実施例1の抵抗発熱体について、市販の工業用メスを使って、抵抗発熱体をガラス板平面に対して垂直に切断することにより断面を露出させ、当該断面をSEMで観察した。得られたSEM画像(1,000倍)を図4に示す。抵抗発熱体が、複数の層で構成されていることが分かる。
【0028】
(抵抗値の測定)
各実施例及び比較例の抵抗発熱体について、低抵抗率計(Loresta-GX MCP-T700(商品名)、日東精工アナリテック株式会社製)にASPプローブを装着したものを使用して、抵抗値を測定した。その際、抵抗値の算出に必要な抵抗発熱体の厚みは、厚み計(デジマチックインジケータ ID-S112X(商品名)、株式会社ミツトヨ社製)を使用して測定した。結果を表1に示す。なお、表1中、「OL」は、抵抗値が高すぎて測定できなかったことを意味する。
【0029】
【表1】
【0030】
上記に実証されているように、上述した抵抗発熱体では、特定の平均粒径及び平均アスペクト比を有するグラファイト粒子を用いることにより、低い抵抗値が得られる。
【0031】
以上、抵抗発熱体の様々な例について具体的に説明したが、特許請求の範囲の精神の範囲を逸脱しない範囲において種々の変形及び変更が可能であることは当業者にとって明らかである。すなわち、特許請求の範囲に記載した精神を逸脱しない範囲内において全ての変更が含まれることが意図される。
図1
図2
図3
図4