(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023065120
(43)【公開日】2023-05-12
(54)【発明の名称】箱桁橋の橋脚の補修又は補強のための資材揚重方法
(51)【国際特許分類】
E01D 22/00 20060101AFI20230502BHJP
E01D 19/02 20060101ALI20230502BHJP
【FI】
E01D22/00 A
E01D19/02
E01D22/00 B
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021175742
(22)【出願日】2021-10-27
(71)【出願人】
【識別番号】000103769
【氏名又は名称】オリエンタル白石株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100120868
【弁理士】
【氏名又は名称】安彦 元
(74)【代理人】
【識別番号】100198214
【弁理士】
【氏名又は名称】眞榮城 繁樹
(72)【発明者】
【氏名】宮▲崎▼ 昌哉
(72)【発明者】
【氏名】菅野 茂
【テーマコード(参考)】
2D059
【Fターム(参考)】
2D059AA03
2D059AA05
2D059GG39
2D059GG40
(57)【要約】
【課題】箱桁橋の橋脚の補修・補強工事に適用でき、補修・補強する橋梁のコンクリート構造物を損傷することなく、資材揚重の反力を既設橋梁から得ることができる箱桁橋の橋脚の補修又は補強のための資材揚重方法を提供する。
【解決手段】箱桁G1を備える箱桁橋Bの橋脚P1の補修又は補強工事において、前記箱桁G1の上面に沿って設置される上辺材2と、前記箱桁G1の下面に沿って設置される下辺材3と、前記上辺材2と前記下辺材3とを連結する左右一対の連結材4と、を備えたサンドウィッチ型天井レール1を、あと施工アンカーを用いることなく、前記上辺材2と前記下辺材3とで前記箱桁g1を上下に挟み込んで設置し、前記サンドウィッチ型天井レール1で前記箱桁G1から反力を得て、前記箱桁橋Bの橋脚P1の補修又は補強工事に用いる資材を揚重する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
箱桁を備える箱桁橋の橋脚の補修又は補強工事において、前記箱桁の上面に沿って設置される上辺材と、前記箱桁の下面に沿って設置される下辺材と、前記上辺材と前記下辺材とを連結する左右一対の連結材と、を備えたサンドウィッチ型天井レールを、あと施工アンカーを用いることなく、前記上辺材と前記下辺材とで前記箱桁を上下に挟み込んで設置し、
前記サンドウィッチ型天井レールで前記箱桁から反力を得て、前記箱桁橋の橋脚の補修又は補強工事に用いる資材を揚重すること
を特徴とする箱桁橋の橋脚の補修又は補強のための資材揚重方法。
【請求項2】
前記上辺材と前記下辺材とをねじ付き鋼棒からなる左右一対の前記連結材で連結すること
を特徴とする請求項1に記載の箱桁橋の橋脚の補修又は補強のための資材揚重方法。
【請求項3】
前記上辺材と前記箱桁の上面と、前記下辺材と前記箱桁の下面との間に、それぞれ緩衝材を介装すること
を特徴とする請求項1又は2に記載の箱桁橋の橋脚の補修又は補強のための資材揚重方法。
【請求項4】
前記サンドウィッチ型天井レールに取り付けられた電動揚重機器を用いて資材を揚重すること
を特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の箱桁橋の橋脚の補修又は補強のための資材揚重方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、箱桁橋の橋脚の補修又は補強のための資材揚重方法に関し、詳しくは、サンドウィッチ型天井レールを用いた箱桁橋の橋脚の補修又は補強のための資材揚重方法に関する。
【背景技術】
【0002】
橋脚やその基礎の補修・補強工事を行う場合において橋梁の上部工(上部構造)がコンクリート構造物であり、空頭制限や周囲にスペース(施工空間)がない場合は、クレーン等の揚重機を用いて資材等の吊り上げができないという問題があった。このような場合は、従来、資材等を揚重するために、上部工である橋桁や下部工である橋脚などのコンクリート構造物に、あと施工アンカーを打設してそのアンカーに揚重用の鋼材からなるレールをボルト止めして資材等の吊り上げ時の反力を取っていた。しかし、あと施工アンカーは、施工性が悪く、安全性にも懸念がある上、既設のコンクリート構造物を損傷してしまうという問題があった。
【0003】
例えば、特許文献1には、橋脚1の天端に設置する支持部材5と、この支持部材5に吊下げ状となるよう取付けられ、橋脚1の上部周囲を囲むように配置されるサークルレール6とを有し、このサークルレール6に荷上機が該レールに沿って移動可能に取付けられている橋脚補強工事の施工装置が開示されている(特許文献1の実用新案登録請求の範囲の請求項1、明細書の段落[0011]~[0020]、図面の
図1,
図2等参照)。
【0004】
しかし、特許文献1に記載の橋脚補強工事の施工装置は、コンクリート構造物である橋脚1の天端上に、あと施工アンカーであるアンカー材7で支持部材8を固定するものであった。このため、特許文献1に記載の橋脚補強工事の施工装置は、従来と比べて天端上に設ける分安全性は向上するものの、施工性が悪いという問題やコンクリート構造物を損傷してしまうという問題が解消されていない。また、特許文献1に記載の橋脚補強工事の施工装置は、床版橋のような橋脚の天端にレール材を設置できる橋梁には適用できるものの、箱桁橋には適用できるものではなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで、本発明は、前述した問題に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、箱桁橋の橋脚の補修・補強工事に適用でき、補修・補強する橋梁のコンクリート構造物を損傷することなく、資材揚重の反力を既設橋梁から得ることができる箱桁橋の橋脚の補修又は補強のための資材揚重方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に係る箱桁橋の橋脚の補修又は補強のための資材揚重方法は、箱桁を備える箱桁橋の橋脚の補修又は補強工事において、前記箱桁の上面に沿って設置される上辺材と、前記箱桁の下面に沿って設置される下辺材と、前記上辺材と前記下辺材とを連結する左右一対の連結材と、を備えたサンドウィッチ型天井レールを、あと施工アンカーを用いることなく、前記上辺材と前記下辺材とで前記箱桁を上下に挟み込んで設置し、前記サンドウィッチ型天井レールで前記箱桁から反力を得て、前記箱桁橋の橋脚の補修又は補強工事に用いる資材を揚重することを特徴とする。
【0008】
請求項2に係る箱桁橋の橋脚の補修又は補強のための資材揚重方法は、請求項1に係る箱桁橋の橋脚の補修又は補強のための資材揚重方法において、前記上辺材と前記下辺材とをねじ付き鋼棒からなる左右一対の前記連結材で連結することを特徴とする。
【0009】
請求項3に係る箱桁橋の橋脚の補修又は補強のための資材揚重方法は、請求項1又は2に係る箱桁橋の橋脚の補修又は補強のための資材揚重方法において、前記上辺材と前記箱桁の上面と、前記下辺材と前記箱桁の下面との間に、それぞれ緩衝材を介装することを特徴とする。
【0010】
請求項4に係る箱桁橋の橋脚の補修又は補強のための資材揚重方法は、請求項1ないし3のいずれかに係る箱桁橋の橋脚の補修又は補強のための資材揚重方法において、前記サンドウィッチ型天井レールに取り付けられた手動揚重器を用いて資材を揚重することを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
請求項1~4に係る発明によれば、桁下空間にスペースがない箱桁橋の橋脚の補修・補強に適用することができ、補強する橋梁のコンクリート構造物を損傷することなく、資材揚重の反力を橋梁から得て揚重することができる。
【0012】
特に、請求項2に係る発明によれば、鋼棒からな連結材で上辺材と下辺材とを緊結するので、上辺材と下辺材とで箱桁を上下に挟み込んでサンドウィッチ型天井レールを設置することが容易となり、短時間で設置することができる。
【0013】
特に、請求項3に係る発明によれば、前記上辺材と前記箱桁の上面と、前記下辺材と前記箱桁の下面との間に、それぞれ緩衝材を介装するので、既設のコンクリート構造物である箱桁に、上辺材や下辺材が接触して箱桁が損傷することを防止することができる。
【0014】
特に、請求項4に係る発明によれば、手動揚重器を用いて資材を揚重するので、安価で簡易な設備で資材の揚重が可能となり、役所に設置届けを提出する必要もなくなる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】
図1は、本発明の実施形態に係る箱桁橋の橋脚の補修又は補強のための資材揚重方法により資材を搬入する状況を、箱桁橋を橋軸直角方向に沿って切断して示す模式断面図である。
【
図2】
図2は、同上の箱桁橋の橋脚の補修又は補強のための資材揚重方法により資材を搬入する状況を、箱桁橋の橋脚付近を橋軸直角方向に沿った側面視で示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明に係る箱桁橋の橋脚の補修又は補強のための資材揚重方法の一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0017】
図1,
図2を用いて、本発明の実施形態に係る箱桁橋の橋脚の補修又は補強のための資材揚重方法について説明する。既設橋梁である箱桁橋Bの橋脚P1の周りに補強鋼板S1を圧入して設置して橋脚P1を耐震補強する場合を例示して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る箱桁橋の橋脚の補修又は補強のための資材揚重方法により資材である補強鋼板S1を搬入する状況を、箱桁橋Bを橋軸直角方向Yに沿って切断して示す模式断面図である。また、
図2は、本発明の実施形態に係る箱桁橋の橋脚の補修又は補強のための資材揚重方法により資材である補強鋼板S1を搬入する状況を、箱桁橋Bの橋脚P1付近を橋軸直角方向Yに沿った側面視で示す側面図である。図中のXは、橋軸方向Xであり、図中のYは、橋軸直角方向Yであり、図中のZは、上下方向Zである。
【0018】
先ず、補強工事を行う箱桁橋Bについて簡単に説明する。
図1に示すように、箱桁橋Bは、電力ケーブル用のスペースと電話ケーブル用のスペースとに2つに区分けされた共同溝である箱桁G1が水平断面矩形の橋脚P1上に設置された既設の箱桁橋である。このため、幅が6m程度と狭く、規模として比較的小さいため、空頭制限も厳しく、橋脚P1の周りに殆どスペースが無い状況となっている。
【0019】
また、
図2に示すように、この箱桁橋Bは、橋脚P1を境に箱桁G1の高さが変わっており、橋脚P1の上面にも段差が形成されている。このため、背景技術で述べた特許文献1に記載の橋脚補強工事の施工装置のように、橋脚P1の上面に鋼材を固定してそこから反力をとって資材揚重することができない状況となっている。
【0020】
箱桁橋Bの補強工事は、耐震補強のために、橋脚P1の側面の周囲に補強鋼板S1を巻き立てて、その隙間にモルタルやコンクリートなどの充填材を充填して一体化して補強するものである。また、本補強工事では、
図2に示すように、複数の圧入ジャッキJ1を橋脚P1の側面に設置して橋脚P1の断面形状に合わせて断面ロの字状に組み立てた補強鋼板S1を圧入ジャッキJ1で圧入して設置する。
【0021】
なお、
図1に示すように、本補強工事では、圧入ジャッキJ1の下に補強鋼板S1を組み立てるスペースを確保するために、土留めのために鋼矢板SPを地盤Gに圧入して掘削し、橋脚P1周りの地盤Gを切り下げている。但し、
図2に示すように、箱桁G1下となる部分は、鋼矢板SPの設置が困難であるため、斜面として大型土嚢SBで土留めをしている。なお、
図2のC1は、補強鋼板S1の設置位置を位置出し(墨出し)するための捨てコンクリートC1を示している。
【0022】
本実施形態に係る箱桁橋の橋脚の補修又は補強のための資材揚重方法では、
図1に示すように、移動式揚重機である小型のクローラークレーンCLで補強鋼板S1を吊り上げ搬送することにより、鋼矢板SP内の作業スペースに搬入する。
【0023】
そして、サンドウィッチ型天井レール1に取り付けたチェーンブロックCBなどの小型の手動揚重器(例えば、設置届けが必要のない3t未満の揚重器)を用いて、資材である補強鋼板S1を吊り上げ揚重し、断面ロの字状に組み立てる。勿論、サンドウィッチ型天井レール1に取り付けて揚重する機器は、手動揚重器に限られず、ベビーホイストなどの電動揚重機器(例えば、設置届けが必要な3t以上の揚重機器)であっても構わない。また、補強鋼板S1の組立は、溶接で接合しても、ボルトなどで機械的に接合して組み立てても構わない。但し、大きな補強鋼板が必要ない場合は、役所への設置届けが必要のない3t未満の小型の手動揚重器が好ましい。
【0024】
(サンドウィッチ型天井レール)
このサンドウィッチ型天井レール1は、箱桁G1の上面に沿って設置された山留材(例えば、H形鋼を主体とするH-250)からなる上辺材2と、箱桁G1の下面に沿って設置された山留材からなる下辺材3と、これらを連結する左右一対のPC鋼棒やゲビン棒などのねじ付き鋼棒からなる連結材4など、から構成されている。
【0025】
このサンドウィッチ型天井レール1は、上辺材2と下辺材3とをねじ付き鋼棒からなる連結材4で緊結して連結し、上辺材2と下辺材3とで箱桁G1を上下にサンドウィッチ状に挟み込むことにより、あと施工アンカーで固定することなく設置される。このため、背景技術で述べた既設のコンクリート構造物を損傷してしまうという問題を解決することができる。また、あと施工アンカーのために、削孔したり、その削孔した孔を補強工事後に穴埋めして補修したりする作業が不要となり、施工性が向上するだけでなく、安全性も向上する。
【0026】
また、上辺材2と箱桁G1の上面と、下辺材3と箱桁G1の下面との間には、厚さ12mmのコンパネなどの緩衝材(図示せず)が介装されている。このため、既設のコンクリート構造物である箱桁G1に、鋼材である上辺材2や下辺材3が当接接触して箱桁G1が損傷することを防止することができる。
【0027】
本実施形態に係る箱桁橋の橋脚の補修又は補強のための資材揚重方法では、前述のサンドウィッチ型天井レール1にチェーンブロックCBを取り付け、このチェーンブロックCBを用いて箱桁G1から反力を取って資材である補強鋼板S1を吊り上げて揚重する。
【0028】
その後、1ロッド(1段)の補強鋼板S1を水平断面ロの字状に組み立て、橋脚P1の側面に固定された圧入ジャッキJ1で圧入して、補強工事を行う。
【0029】
以上説明した本実施形態に係る箱桁橋の橋脚の補修又は補強のための資材揚重方法によれば、あと施工アンカーを用いずに箱桁G1を上下に挟み込んで設置したサンドウィッチ型天井レール1を用いて資材である補強鋼板S1を揚重する。このため、箱桁橋Bの橋脚P1の補修・補強工事に適用でき、補修・補強する箱桁橋Bのコンクリート構造物を損傷することがない。
【0030】
また、本実施形態に係る箱桁橋の橋脚の補修又は補強のための資材揚重方法によれば、あと施工アンカーのように、削孔したり、その削孔した孔を補強工事後に穴埋めして補修したりする作業が不要となり、施工性が向上する。
【0031】
その上、本実施形態に係る箱桁橋の橋脚の補修又は補強のための資材揚重方法によれば、既設の箱桁G1を上下に挟み込んで設置されたサンドウィッチ型天井レール1を用いて、既設の箱桁G1から反力を得て資材を揚重するので、コンクリート構造物の下面に設置されたあと施工アンカーが抜け落ちるようなおそれもなく、安全性が向上する。
【0032】
さらに、本実施形態に係る箱桁橋の橋脚の補修又は補強のための資材揚重方法によれば、PC鋼棒やゲビン棒などのねじ付き鋼棒からなる連結材4で上辺材2と下辺材3とを締め付けて緊結するので、上辺材2と下辺材3とで箱桁を上下に挟み込んでサンドウィッチ型天井レール1を設置することが容易となり、短時間で設置することができる。
【0033】
また、本実施形態に係る箱桁橋の橋脚の補修又は補強のための資材揚重方法によれば、上辺材2と箱桁G1の上面と、下辺材3と箱桁G1の下面との間に、それぞれ緩衝材を介装するので、既設のコンクリート構造物である箱桁G1に、硬い鋼材からなる上辺材2や下辺材3が接触して箱桁G1が損傷することを防止することができる。
【0034】
さらに、本実施形態に係る箱桁橋の橋脚の補修又は補強のための資材揚重方法によれば、手動揚重器であるチェーンブロックCBを用いて資材である補強鋼板S1を揚重するので、安価で簡易な設備で資材の揚重が可能となるだけでなく、役所に設置届けを提出する必要もなくなる。
【0035】
以上、本発明の実施形態に係る箱桁橋の橋脚の補修又は補強のための資材揚重方法について詳細に説明したが、前述した又は図示した実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたって具体化した一実施形態を示したものに過ぎない。よって、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。
【0036】
特に、補修又は補強工事として、橋脚の周りに補強鋼板を設置して橋脚を耐震補強する場合を例示して説明したが、本発明は、橋脚の補強工事に限られず、箱桁橋の橋脚の補修又は補強工事の際の資材の揚重には適用することができる。また、資材も補強鋼板に限られず、補修又は補強工事に必要な資材であればよい。
【0037】
なお、本発明は、橋梁として箱桁橋を例示したが、橋脚上を通行止めで橋脚の補修・補強工事が可能で地覆部がなく上面が平らなフォロースラブ橋等の橋梁にも提供することは可能である。
【符号の説明】
【0038】
1:サンドウィッチ型天井レール
2:上辺材
3:下辺材
4:連結材(ねじ付き鋼棒)
CB:チェーンブロック(手動揚重器)
B:箱桁橋(既設橋梁)
G1:箱桁(橋桁)
P1:橋脚
S1:補強鋼板(資材)
J1:圧入ジャッキ
CL:クローラークレーン(移動式揚重機)
G:地盤
SP:鋼矢板(土留め)
SB:大型土嚢(土留め)
C1:捨てコンクリート