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特開2023-65322オンラインショッピング情報提供方法、コンピュータプログラム及びユーザ端末
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023065322
(43)【公開日】2023-05-12
(54)【発明の名称】オンラインショッピング情報提供方法、コンピュータプログラム及びユーザ端末
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0601 20230101AFI20230502BHJP
【FI】
G06Q30/06 340
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022169963
(22)【出願日】2022-10-24
(31)【優先権主張番号】10-2021-0144154
(32)【優先日】2021-10-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ZIGBEE
(71)【出願人】
【識別番号】516014409
【氏名又は名称】ライン プラス コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】LINE Plus Corporation
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】カン ウン ビン
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB47
5L049BB66
(57)【要約】
【課題】ユーザ端末の少なくとも一つのプロセッサにより実行されるオンラインショッピング情報提供方法及びシステムを提供する。
【解決手段】オンラインショッピング情報提供方法は、動画の再生中に、動画に含まれた第1のオブジェクトと関連付けられた第1のタグを、第1のオブジェクトと隣接した位置に出力するステップと、動画の再生中に、動画に含まれた第2のオブジェクトと関連付けられた第2のタグを、第2のオブジェクトと隣接した位置に出力するステップと、動画の再生中に、第1のタグを選択する第1のユーザ入力を受信するステップと、第1のユーザ入力を受信することに応じて、第1のオブジェクトと関連付けられたオンラインショッピングプラットホームに登録されている第1の商品に関する情報を出力するステップとを含むことができる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ端末の少なくとも一つのプロセッサにより実行されるオンラインショッピング情報提供方法であって、
動画の再生中に、前記動画に含まれた第1のオブジェクトと関連付けられた第1のタグを、前記第1のオブジェクトと隣接した位置に出力するステップと、
前記動画の再生中に、前記動画に含まれた第2のオブジェクトと関連付けられた第2のタグを、前記第2のオブジェクトと隣接した位置に出力するステップと、
前記動画の再生中に、前記第1のタグを選択する第1のユーザ入力を受信するステップと、
前記第1のユーザ入力を受信することに応じて、前記第1のオブジェクトと関連付けられたオンラインショッピングプラットホームに登録されている第1の商品に関する情報を出力するステップとを含む、オンラインショッピング情報提供方法。
【請求項2】
前記第1のタグ及び前記第2のタグは、ユーザが動画プレーヤーにおいてショッピング連携機能を起動した場合に表示される、請求項1に記載のオンラインショッピング情報提供方法。
【請求項3】
前記第1の商品に関する情報は、販売価格、販売者情報、購入者評点情報又は商品イメージの少なくとも一つを含む、請求項1に記載のオンラインショッピング情報提供方法。
【請求項4】
前記動画に含まれた前記第1のオブジェクトは、前記第1の商品に関する情報に含まれた前記商品イメージに対して既定の第1の閾値以上の類似度を有する、請求項3に記載のオンラインショッピング情報提供方法。
【請求項5】
前記動画に含まれた前記第2のオブジェクトは、オンラインショッピングプラットホームに登録されている第2の商品の商品イメージに対して既定の第2の閾値以上及び前記既定の第1の閾値未満の類似度を有し、
前記第1のタグは、第1の視覚的オブジェクトとして表示され、
前記第2のタグは、前記第1の視覚的オブジェクトと異なる第2の視覚的オブジェクトとして表示される、請求項4に記載のオンラインショッピング情報提供方法。
【請求項6】
前記第1の商品を購入するためのアイコンを選択する第2のユーザ入力を受信するステップと、
前記第2のユーザ入力を受信することに応じて、前記オンラインショッピングプラットホームにおいて前記第1の商品を購入できるウェブページを出力するステップとをさらに含む、請求項1に記載のオンラインショッピング情報提供方法。
【請求項7】
前記第1のタグ及び前記第2のタグは、前記第1のオブジェクト及び前記第2のオブジェクトが、ユーザが選択した特定のショッピングカテゴリに属すると判定することに応じて出力される、請求項1に記載のオンラインショッピング情報提供方法。
【請求項8】
前記第1のタグ及び前記第2のタグは、前記第1のオブジェクト及び前記第2のオブジェクトが、ユーザが第1の既定の期間以内に検索した商品と関連付けられたと判定することに応じて出力される、請求項1に記載のオンラインショッピング情報提供方法。
【請求項9】
前記第1のタグ及び前記第2のタグは、前記第1のオブジェクト及び前記第2のオブジェクトが、ユーザが第2の既定の期間以内に購入した商品と関連付けられないと判定することに応じて出力される、請求項1に記載のオンラインショッピング情報提供方法。
【請求項10】
前記第1のタグは、前記第1のオブジェクトが消耗品であると判定することに応じて、第3の視覚的オブジェクトとして表示され、
前記第2のタグは、前記第2のオブジェクトが消耗品ではないと判定することに応じて、第4の視覚的オブジェクトとして表示され、
前記第3の視覚的オブジェクト及び前記第4の視覚的オブジェクトは異なる、請求項1に記載のオンラインショッピング情報提供方法。
【請求項11】
ユーザのオンラインショッピングプラットホームでの購入記録に基づいて、ユーザが前記第1のオブジェクトを購入してから、第3の既定の期間が経過したと判定することに応じて、消耗品である前記第1の商品の購入時期が到来したことを示す第5の視覚的オブジェクトを、前記第1のオブジェクトと隣接した位置に前記第1のタグと共に出力する、請求項10に記載のオンラインショッピング情報提供方法。
【請求項12】
前記動画の再生中に、前記第1のタグを選択して前記第1の商品を購入したユーザ数が、既定の第3の閾値以上であると判定することに応じて、人気商品であることを示す第6の視覚的オブジェクトを、前記第1のオブジェクトと隣接した位置に前記第1のタグと共に出力する、請求項1に記載のオンラインショッピング情報提供方法。
【請求項13】
ユーザが動画内のオブジェクトを手動で選択するためのアイコンを選択する第3のユーザ入力を受信するステップと、
前記第3のユーザ入力を受信することに応じて、前記動画の再生を停止するステップと、
前記動画内の第3のオブジェクトを選択する第4のユーザ入力を受信するステップとをさらに含む、請求項1に記載のオンラインショッピング情報提供方法。
【請求項14】
前記第4のユーザ入力は、前記第3のオブジェクトを取り囲む任意の形状の図形を描くユーザ入力である、請求項13に記載のオンラインショッピング情報提供方法。
【請求項15】
前記第4のユーザ入力は、前記第3のオブジェクトに該当する領域を擦るユーザ入力である、請求項13に記載のオンラインショッピング情報提供方法。
【請求項16】
前記第3のオブジェクトが属するショッピングカテゴリに関する情報を入力できるユーザインタフェースを出力するステップをさらに含む、請求項13に記載のオンラインショッピング情報提供方法。
【請求項17】
前記オンラインショッピングプラットホームに登録されている第1のセットの商品のうち、前記第3のオブジェクトと同一のショッピングカテゴリに属し、前記第3のオブジェクトに対して既定の第3の閾値以上の類似度を有する商品イメージと関連付けられた第2のセットの商品を出力するステップと、
前記第2のセットの商品のうち、第2の商品に対する選択を第5のユーザ入力により受信するステップとをさらに含み、
前記第2のセットの商品は、前記第1のセットの商品のサブセットである、請求項16に記載のオンラインショッピング情報提供方法。
【請求項18】
前記第5のユーザ入力を受信することに応じて、前記動画に関する情報、前記第3のオブジェクトに関する情報及び前記第2の商品に関する情報を情報処理システムに転送するステップをさらに含む、請求項17に記載のオンラインショッピング情報提供方法。
【請求項19】
請求項1乃至18のいずれか一項に記載の方法をコンピュータに実行させるコンピュータ読み取り可能なコンピュータプログラム。
【請求項20】
ユーザ端末であって、
メモリと、
前記メモリと連結され、前記メモリに含まれたコンピュータ読み取り可能な少なくとも一つのプログラムを実行するように構成された少なくとも一つのプロセッサとを含み、
前記少なくとも一つのプログラムは、
動画の再生中に、前記動画に含まれた第1のオブジェクトと関連付けられた第1のタグを、前記第1のオブジェクトと隣接した位置に出力し、
前記動画の再生中に、前記動画に含まれた第2のオブジェクトと関連付けられた第2のタグを、前記第2のオブジェクトと隣接した位置に出力し、
前記動画の再生中に、前記第1のタグを選択する第1のユーザ入力を受信し、
前記第1のユーザ入力を受信することに応じて、前記第1のオブジェクトと関連付けられたオンラインショッピングプラットホームに登録されている第1の商品に関する情報を出力するための命令語を含む、ユーザ端末。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、動画分析に基づいたオンラインショッピング情報提供のための方法に関し、より具体的には、動画に含まれたオブジェクトと関連付けられたタグを出力し、タグに対するユーザ入力に基づいて、オブジェクトと関連付けられたオンラインショッピングプラットホームに登録されている商品に関する情報を出力する動画分析に基づいたオンラインショッピング情報提供方法に関する。
【背景技術】
【0002】
PCやモバイルのような媒体を利用して製品やサービスを購入するE-コマース(E-Commerce)の利用が拡大されることにより、E-コマースプラットホームの形態も多様化している。特に、最近は、リアルタイム動画ストリーミングを介して消費者等に製品を紹介する方式のライブ-コマース(Live-Commerce)が新しいトレンドとして急浮上している。このようなライブ-コマースは、既存のテレビショッピングと類似しているが、コメントを利用して消費者及び販売者が双方向でコミュニケーションできるという特徴がある。
【0003】
しかしながら、従来のライブ-コマースは、販売対象の製品を紹介するための別途の映像を製作しなければならない面倒さがある。また、映像製作者は、視聴者の購入を誘導するために、当該映像で販売される商品に関する情報をいちいち入力しなければならない。また、映像を視聴する主な視聴者も販売製品に関心がある人々に限定されるため、新規の視聴者の流入を誘導するのに限界がある。したがって、より多いユーザが視聴する動画内に登場する製品を自動的に検索し、ショッピング機能まで提供するシステムに対する必要性が高まっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】韓国登録特許第0537563号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は、前記のような問題を解決するためのオンラインショッピング情報提供方法、コンピュータプログラム及び装置を提供する。
【0006】
動画に含まれたオブジェクトと関連付けられたタグを出力し、タグに対するユーザ入力に基づいて、オブジェクトと関連付けられたオンラインショッピングプラットホームに登録されている商品に関する情報を出力するオンラインショッピング情報提供方法、プログラム及び装置が提供される。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一実施例によれば、ユーザ端末の少なくとも一つのプロセッサにより実行されるオンラインショッピング情報提供方法は、動画の再生中に、動画に含まれた第1のオブジェクトと関連付けられた第1のタグを、第1のオブジェクトと隣接した位置に出力するステップと、動画の再生中に、動画に含まれた第2のオブジェクトと関連付けられた第2のタグを、第2のオブジェクトと隣接した位置に出力するステップと、動画の再生中に、第1のタグを選択する第1のユーザ入力を受信するステップと、第1のユーザ入力を受信することに応じて、第1のオブジェクトと関連付けられたオンラインショッピングプラットホームに登録されている第1の商品に関する情報を出力するステップとを含むことができる。
【0008】
一実施例によれば、第1のタグ及び第2のタグは、ユーザが動画プレーヤーにおいてショッピング連携機能を起動した場合に表示されることができる。
【0009】
一実施例によれば、第1の商品に関する情報は、販売価格、販売者情報、購入者評点情報又は商品イメージの少なくとも一つを含むことができる。
【0010】
一実施例によれば、動画に含まれた第1のオブジェクトは、第1の商品に関する情報に含まれた商品イメージに対して既定の第1の閾値以上の類似度を有することができる。
【0011】
一実施例によれば、動画に含まれた第2のオブジェクトは、オンラインショッピングプラットホームに登録されている第2の商品の商品イメージに対して既定の第2の閾値以上及び既定の第1の閾値未満の類似度を有し、第1のタグは、第1の視覚的オブジェクトとして表示され、第2のタグは、第1の視覚的オブジェクトと異なる第2の視覚的オブジェクトとして表示されることができる。
【0012】
一実施例によれば、第1の商品を購入するためのアイコンを選択する第2のユーザ入力を受信するステップと、第2のユーザ入力を受信することに応じて、オンラインショッピングプラットホームにおいて第1の商品を購入できるウェブページを出力するステップとをさらに含むことができる。
【0013】
一実施例によれば、第1のタグ及び第2のタグは、第1のオブジェクト及び第2のオブジェクトが、ユーザが選択した特定のショッピングカテゴリに属すると判定することに応じて出力されることができる。
【0014】
一実施例によれば、第1のタグ及び第2のタグは、第1のオブジェクト及び第2のオブジェクトが、ユーザが第1の既定の期間以内に検索した商品と関連付けられたと判定することに応じて出力されることができる。
【0015】
一実施例によれば、第1のタグ及び第2のタグは、第1のオブジェクト及び第2のオブジェクトが、ユーザが第2の既定の期間以内に購入した商品と関連付けられないと判定することに応じて出力されることができる。
【0016】
一実施例によれば、第1のタグは、第1のオブジェクトが消耗品であると判定することに応じて、第3の視覚的オブジェクトとして表示され、第2のタグは、第2のオブジェクトが消耗品ではないと判定することに応じて、第4の視覚的オブジェクトとして表示され、第3の視覚的オブジェクト及び第4の視覚的オブジェクトは異なることができる。
【0017】
一実施例によれば、ユーザのオンラインショッピングプラットホームでの購入記録に基づいて、ユーザが第1のオブジェクトを購入してから、第3の既定の期間が経過したと判定することに応じて、消耗品である第1の商品の購入時期が到来したことを示す第5の視覚的オブジェクトを、第1のオブジェクトと隣接した位置に第1のタグと共に出力することができる。
【0018】
一実施例によれば、動画の再生中に、第1のタグを選択して第1の商品を購入したユーザ数が、既定の第3の閾値以上であると判定することに応じて、人気商品であることを示す第6の視覚的オブジェクトを、第1のオブジェクトと隣接した位置に第1のタグと共に出力することができる。
【0019】
一実施例によれば、ユーザが動画内のオブジェクトを手動で選択するためのアイコンを選択する第3のユーザ入力を受信するステップと、第3のユーザ入力を受信することに応じて、動画の再生を停止するステップと、動画内の第3のオブジェクトを選択する第4のユーザ入力を受信するステップとをさらに含むことができる。
【0020】
一実施例によれば、第4のユーザ入力は、第3のオブジェクトを取り囲む任意の形状の図形を描くユーザ入力であり得る。
【0021】
一実施例によれば、第4のユーザ入力は、第3のオブジェクトに該当する領域を擦るユーザ入力であり得る。
【0022】
一実施例によれば、第3のオブジェクトが属するショッピングカテゴリに関する情報を入力できるユーザインタフェースを出力するステップをさらに含むことができる。
【0023】
一実施例によれば、オンラインショッピングプラットホームに登録されている第1のセットの商品のうち、第3のオブジェクトと同一のショッピングカテゴリに属し、第3のオブジェクトと既定の第3の閾値以上の類似度を有する商品イメージと関連付けられた第2のセットの商品を出力するステップと、第2のセットの商品のうち、第2の商品に対する選択を第5のユーザ入力により受信するステップとをさらに含み、第2のセットの商品は、第1のセットの商品のサブセットであり得る。
【0024】
一実施例によれば、第5のユーザ入力を受信することに応じて、動画に関する情報、第3のオブジェクトに関する情報及び第2の商品に関する情報を情報処理システムに転送するステップをさらに含むことができる。
【0025】
本開示の一実施例によれば、オンラインショッピング情報提供方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムが提供されることができる。
【0026】
本開示の一実施例によれば、ユーザ端末であって、メモリと、メモリと連結され、メモリに含まれたコンピュータ読み取り可能な少なくとも一つのプログラムを実行するように構成された少なくとも一つのプロセッサとを含み、少なくとも一つのプログラムは、動画の再生中に、動画に含まれた第1のオブジェクトと関連付けられた第1のタグを、第1のオブジェクトと隣接した位置に出力し、動画の再生中に、動画に含まれた第2のオブジェクトと関連付けられた第2のタグを、第2のオブジェクトと隣接した位置に出力し、動画の再生中に、第1のタグを選択する第1のユーザ入力を受信し、第1のユーザ入力を受信することに応じて、第1のオブジェクトと関連付けられたオンラインショッピングプラットホームに登録されている第1の商品に関する情報を出力するための命令語を含むユーザ端末が提供されることができる。
【発明の効果】
【0027】
本開示の一実施例によれば、ユーザの動画の視聴中におけるオンラインショッピングの利便性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
図1】本開示の一実施例に係る動画分析に基づいたオンラインショッピング情報提供サービスを利用する例を示す図である。
図2】本開示の一実施例に係る動画分析に基づいたオンラインショッピング情報提供サービスを提供するために、情報処理システムが複数のユーザ端末と通信可能であるように連結された構成を示す概要図である。
図3】本開示の一実施例に係るユーザ端末及び情報処理システムの内部構成を示すブロック図である。
図4】本開示の一実施例に係るショッピング連携機能を起動する例を示す図である。
図5】本開示の一実施例に係る複数のタグが出力された例を示す図である。
図6】本開示の一実施例に係るタグフィルタを使用する例を示す図である。
図7】本開示の一実施例に係るフィルタAが使用された例を示す図である。
図8】本開示の一実施例に係るフィルタBが使用されたた例を示す図である。
図9】本開示の一実施例に係る動画内のオブジェクトを手動で選択する例を示す図である。
図10】本開示の一実施例に係る人気商品であることを示す視覚的オブジェクトが表示される例を示す図である。
図11】本開示の一実施例に係る動画分析に基づいたオンラインショッピング情報提供方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下、本開示の実施のための具体的な内容を添付図面に基づいて詳細に説明する。ただし、以下の説明では、本開示の要旨を不要に不明瞭にする恐れがある場合、公知の機能や構成に関する具体的な説明は省略する。
【0030】
添付図面において、同一又は対応する構成要素には同一の参照符号が付与される。また、以下の実施例の説明において、同一又は対応する構成要素の重複記述は省略され得る。しかしながら、構成要素に関する記述が省略されても、そのような構成要素が、ある実施例に含まれないものと意図してはならない。
【0031】
開示の実施例の利点及び特徴、そしてそれらを達成する方法は、添付図面に基づいて後述する実施例を参照すれば明確になる。しかしながら、本開示は、以下で開示される実施例に限定されず、互いに異なる多様な形態で具現化され得る。但し、本実施例は、本開示が完全になるようにし、本開示が当業者に発明のカテゴリを正確に認識させるために提供されるだけである。
【0032】
本明細書で使用される用語について簡略に説明し、開示の実施例について具体的に説明する。本明細書で使用される用語は、本開示での機能を考慮しつつ、可能な限り現在広く使用される一般的な用語を選択したが、これは関連分野に従事する技術者の意図又は判例、新技術の出現などにより変化し得る。また、特定の場合は出願人が任意で選定した用語もあり得るが、これらの意味は当該発明の説明の部分において詳細に記載する。よって、本開示で使用される用語は、単純な用語の名称ではなく、その用語が有する意味と本開示の全般にわたった内容に基づいて定義されるべきである。
【0033】
本明細書では、文脈上において明確に特定しない限り、単数の表現は複数の表現を含み、複数の表現は単数の表現を含むことができる。明細書の全般に渡り、ある部分がある構成要素を「含む」とする際、これは特に反対の記載がない限り、他の構成要素を除くものではなく、他の構成要素をさらに含むこともできることを意味する。
【0034】
また、明細書で使用される「モジュール」又は「部」という用語は、ソフトウェアやハードウェア構成要素を意味し、「モジュール」又は「部」はある役割を実行する。しかしながら、「モジュール」又は「部」はソフトウェアやハードウェアに限定される意味ではない。「モジュール」又は「部」は、アドレッシング可能な記憶媒体にあるように構成してもよく、一つ又はそれ以上のプロセッサを再生させるように構成してもよい。したがって、一例として、「モジュール」又は「部」は、ソフトウェア構成要素、オブジェクト指向ソフトウェア構成要素、クラス構成要素、タスク構成要素のような構成要素、並びに、プロセス、関数、属性、プロシーザー、サブルーチン、プログラムコードのセグメント、ドライバー、ファームウェア、マイクロコード、回路、データ、データベース、データ構造、テーブル、アレイ又は変数のうちで少なくとも一つを含むことができる。構成要素と「モジュール」又は「部」は、内部で提供される機能はさらに小さい数の構成要素及び「モジュール」又は「部」で結合されたり、付加的な構成要素と「モジュール」又は「部」にさらに分離されたりできる。
【0035】
本開示の一実施例によれば、「モジュール」又は「部」はプロセッサ及びメモリで具現化され得る。「プロセッサ」は汎用プロセッサ、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、制御器、マイクロ制御器、状態マシンなどを含むように広く解釈されるべきである。いくつかの環境では、「プロセッサ」は特定用途向け半導体(ASIC)、プログラム可能なロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラム可能なゲートアレイ(FPGA)等を称することもできる。「プロセッサ」は、例えば、DSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサの組合せ、DSPコアと結合した一つ以上のマイクロプロセッサの組合せ、若しくは、任意の他のそのような構成等の組合せのような処理デバイスの組合せを称することもできる。また、「メモリ」は電子情報を保存可能な任意の電子コンポーネントを含むように広く解釈されるべきである。「メモリ」は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、NVRAM(Non-Volatile Random Access Memory)、PROM(Programmable Read-Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read-Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Reda-Only Memory)、フラッシュメモリ、磁気又は光学データ記憶装置、レジスタなどのようなプロセッサ読み取り可能な媒体の多様な類型を称することもできる。プロセッサがメモリから情報を読み取り/読み取ったり、メモリに情報を記録できる場合、メモリはプロセッサと電子通信状態にあると言われる。プロセッサに集積されたメモリはプロセッサと電子通信状態にある。
【0036】
図1は、本開示の一実施例に係る動画分析に基づいたオンラインショッピング情報提供サービスを利用する例を示す図である。図に示すように、ユーザ110は、ユーザ端末120を介して、動画を視聴すると同時に、動画に登場する商品と関連付けられたオンラインショッピング情報130、140を確認できる。ここで、オンラインショッピング情報130、140は、オンラインショッピングプラットホームに登録されている販売商品の情報を称することができる。
【0037】
一般に、動画は、商品の形態、大きさ及び色相のような視覚的な外形情報だけを断片的に伝達するため、ユーザ110が動画に登場する商品と同一の販売商品の情報を得るのに困難がある。反面、動画分析に基づいたオンラインショッピング情報提供サービスを利用する場合、ユーザ110には、別途の検索を実行しなくても、動画に登場する商品と同一又は類似の販売商品の情報(例えば、販売価格、販売者情報、購入者評点情報など)が提供されることができる。ここで、販売商品はオンラインショッピングプラットホームに登録されている商品であり得る。このような構成により、ユーザ110の動画の視聴中におけるオンラインショッピングの便宜性を向上させることができる。また、動画サービス提供者は、ユーザ110に販売商品のショッピング情報を自然に露出させることで、オンラインショッピングプラットホームのユーザの利用率を向上させることができる。
【0038】
一実施例によれば、ユーザ110は、動画に登場する商品を選択することで、選択された商品と関連付けられたオンラインショッピング情報130、140を確認できる。例えば、動画に登場するオブジェクトに対して90%以上の類似度を有する販売商品が存在する場合、ユーザ110は、当該オブジェクトと関連付けられたタグを選択することで、当該オブジェクトと類似の販売商品に関するオンラインショッピング情報を確認できる。このような構成により、ユーザ110は、オンラインショッピングプラットホームに登録されている販売商品のうち、動画に登場する商品と同一又は類似度が高い商品を容易に購入できる。
【0039】
一実施例によれば、ユーザ110は、動画に登場する商品と同一又は類似の販売商品を、オンラインショッピングプラットホームのカートに入れることができる。例えば、ユーザ110は、カートアイコン150をタッチ入力などにより選択することで、オンラインショッピングプラットホームのカートに当該販売商品を入れることができる。これにより、ユーザ110は、様々な動画を視聴しながら、動画に登場するオブジェクトと同一又は類似の販売商品をカートに入れた後、オンラインショッピングプラットホームにおいてカートに入れた販売商品等を一時に購入できる。
【0040】
一実施例によれば、ユーザ110は、動画に登場する商品と同一又は類似の販売商品を購入するための画面に移動できる。例えば、ユーザ110は、購入アイコン160をタッチ入力などにより選択することで、販売商品を購入するためのオンラインショッピングプラットホームの画面に移動できる。付加的又は代替的に、ユーザ110は、動画が再生中である画面において、「今すぐ購入」などの機能を利用して販売商品をすぐ購入できる。
【0041】
本開示の一実施例によれば、動画サービス提供者は、ユーザに販売商品のショッピング情報を自然に露出させることで、オンラインショッピングプラットホームのユーザの利用率を向上させることができる。
【0042】
本開示の一実施例によれば、ユーザは、オンラインショッピングプラットホームに登録されている販売商品のうち、動画に登場する商品に対して同一又は類似度が高い商品を容易に購入できる。
【0043】
本開示の一実施例によれば、ユーザは、色相が変更されたタグと隣接した位置にあるオブジェクトを確認して、多数のオブジェクトが含まれた動画内において、自分が選択したタグと関連付けられたオブジェクトを容易に確認できる。
【0044】
本開示の一実施例によれば、ユーザは、使用周期がそれぞれ異なる様々な消耗品を使い切ったか否かいちいち確認しなくても、適切な時期を逃さなくて消耗品を購入できる。
【0045】
本開示の一実施例によれば、ユーザは、動画の再生中に過度な数のタグが表示されて動画の視聴に邪魔になるのを防止し、関心のある可能性が高いタグだけを表示させることができる。
【0046】
本開示の一実施例によれば、ユーザは、動画の停止画面において所望のオブジェクトを容易に選択できる。
【0047】
本開示の一実施例によれば、動画サービス提供者は、動画内のオブジェクトと関連付けられたオンラインショッピング情報を蓄積できる。
【0048】
図2は、本開示の一実施例に係る動画分析に基づいたオンラインショッピング情報提供サービスを提供するために、情報処理システム230が複数のユーザ端末210_1、210_2、210_3と通信可能であるように連結された構成を示す概要図である。情報処理システム230は、ネットワーク220を介して、動画分析に基づいたオンラインショッピング情報提供サービスを提供できるシステムを含むことができる。一実施例において、情報処理システム230は、動画分析に基づいたオンラインショッピング情報提供サービスと関連付けられたコンピュータ実行可能なプログラム(例えば、ダウンロード可能なアプリケーション)や、データを保存、提供及び実行できる一つ以上のサーバ装置及び/又はデータベースや、クラウドコンピューティング(cloud computing)サービスベースの一つ以上の分散コンピュータ装置及び/又は分散データベースを含むことができる。例えば、情報処理システム230は、動画分析に基づいたオンラインショッピング情報提供サービスを提供するための別途のシステム(例えば、サーバ)を含むことができる。
【0049】
情報処理システム230により提供される動画分析に基づいたオンラインショッピング情報提供サービスは、複数のユーザ端末210_1、210_2、210_3の各々に設置された動画分析に基づいたオンラインショッピング情報提供のためのアプリケーション又はウェブブラウザなどを介してユーザに提供できる。付加的又は代替的に、情報処理システム230により提供される動画分析に基づいたオンラインショッピング情報提供サービスは、複数のユーザ端末210_1、210_2、210_3の各々に設置された動画プラットホームアプリケーション、動画プレーヤーアプリケーション、ショッピングアプリケーション、検索アプリケーション、ソーシャルネットワークアプリケーション、モバイルブラウザアプリケーション又はウェブブラウザなどを介して、動画再生サービスの一部としてユーザに提供できる。
【0050】
複数のユーザ端末210_1、210_2、210_3は、ネットワーク220を介して情報処理システム230と通信できる。ネットワーク220は、複数のユーザ端末210_1、210_2、210_3及び情報処理システム230間の通信が可能であるように構成できる。ネットワーク220は、設置環境に応じて、例えば、イーサネット(Ethernet)、PLC(Power Line Communication)、電話線通信装置及びRS-serial通信などのような有線ネットワーク、移動通信網、WLAN(Wireless LAN)、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)及びZigBeeなどのような無線ネットワーク又はその組合せからなることができる。通信方式は制限されず、ネットワーク220を含むことができる通信網(例えば、移動通信網、有線インターネット、無線インターネット、放送網、衛星網等)を活用する通信方式だけでなく、ユーザ端末210_1、210_2、210_3間の近距離無線通信も含まれる。
【0051】
図2では、携帯電話端末210_1、タブレット端末210_2及びPC端末210_3をユーザ端末の例として示したが、これに限定されず、ユーザ端末210_1、210_2、210_3は、有線及び/又は無線通信が可能であり、イメージセンサが搭載された任意のコンピュータ装置であり得る。例えば、ユーザ端末は、スマートフォン、携帯電話、ナビゲーションシステム、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、デジタル放送用端末、PDA(Personal Digital Assistants)、PMP(Portable Multimedia Player)、タブレットPC、ゲームコンソール(game console)、ウェアラブルデバイス(wearable device)、IoT(internet of things)デバイス、VR(virtual reality)デバイス、AR(augmented reality)デバイスなどを含むことができる。また、図2では、3つのユーザ端末210_1、210_2、210_3がネットワーク220を介して情報処理システム230と通信するものと示したが、これに限定されず、異なる数のユーザ端末がネットワーク220を介して情報処理システム230と通信するように構成されることもできる。複数のユーザ端末210_1、210_2、210_3は、動画分析に基づいたオンラインショッピング情報提供サービスを利用するユーザ等のユーザ端末であり得る。
【0052】
一実施例において、情報処理システム230は、ユーザ端末から動作する動画分析に基づいたオンラインショッピング情報提供のためのアプリケーションなどを介して、ユーザ端末から入力されるデータ(例えば、ショッピングカテゴリに関する情報)を受信できる。その後、情報処理システム230は、受信したデータを保存したり/保存してネットワーク220と連結された他のユーザ端末に転送できる。付加的に、情報処理システム230は、ユーザ端末から入力されるユーザ入力に基づいて、動画分析に基づいたオンラインショッピング情報提供サービスを制御できる。
【0053】
一実施例において、情報処理システム230は、ユーザ端末で動作する動画分析に基づいたオンラインショッピング情報提供のためのアプリケーションなどを介して、ユーザ端末から入力されるデータ(例えば、動画)を分析できる。例えば、情報処理システム230は、動画の秒当たりN個のフレームイメージからオブジェクト(例えば、家具、衣類、小物など)を抽出できる。その後、情報処理システム230は、抽出されたオブジェクトと予め保存されたデータ(例えば、オンラインショッピングプラットホームに保存された商品イメージ)とを比較して、抽出されたオブジェクト及び予め保存されたデータ間の類似度を算出できる。算出された類似度に基づいて、情報処理システム230は、オブジェクト(例えば、家具、衣類、小物など)に対して特定情報(例えば、オンラインショッピングサービスを提供するウェブページの特定リンク)が含まれたタグをタグ付けすることができる。例えば、情報処理システム230は、抽出されたオブジェクトに対して既定の閾値(例えば、90%)以上の類似度を有する商品に関する情報を互いに関連させて保存できる。
【0054】
図3は、本開示の一実施例に係るユーザ端末210及び情報処理システム230の内部構成を示すブロック図である。ユーザ端末210は、動画分析に基づいたオンラインショッピング情報提供のためのアプリケーション、ウェブブラウザアプリケーションなどが実行可能であり、有線/無線通信が可能な任意のコンピュータ装置を称することができ、例えば、図2の携帯電話端末210_1、タブレット端末210_2及びPC端末210_3などを含むことができる。図に示すように、ユーザ端末210は、メモリ312、プロセッサ314、通信モジュール316及び入出力インタフェース318を含むことができる。これと同様に、情報処理システム230は、メモリ332、プロセッサ334、通信モジュール336及び入出力インタフェース338を含むことができる。図3に示すように、ユーザ端末210及び情報処理システム230は、各々の通信モジュール316、336を用いて、ネットワーク220を介して情報及び/又はデータが通信できるように構成できる。また、入出力装置320は、入出力インタフェース318を介して、ユーザ端末210に情報及び/又はデータを入力したり、ユーザ端末210から生成された情報及び/又はデータを出力したりするように構成できる。
【0055】
メモリ312、332は、非一時的な任意のコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含むことができる。一実施例によれば、メモリ312、332は、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)、ディスクドライブ、SSD(solid state drive)及びフラッシュメモリ(flash memory)などのような永久的な大容量記憶装置(permanent mass storage device)を含むことができる。他の例として、ROM、SSD、フラッシュメモリ及びディスクドライブなどのような永久的な大容量記憶装置は、メモリとは区分される別途の永久保存装置としてユーザ端末210又は情報処理システム230に含まれることができる。また、メモリ312、332には、オペレーティングシステムと少なくとも一つのプログラムコード(例えば、ユーザ端末210に設置されて駆動される動画分析に基づいたオンラインショッピング情報提供のためのアプリケーションなどのためのコード)が保存され得る。
【0056】
このようなソフトウェア構成要素は、メモリ312、332とは別途のコンピュータ読み取り可能な記録媒体からローディングできる。このような別途のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、このようなユーザ端末210及び情報処理システム230に直接連結可能な記録媒体を含むことのできるが、例えば、フロッピードライブ、ディスク、テープ、DVD/CD-ROMドライブ及びメモリカードなどのようなコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含むことができる。他の例として、ソフトウェア構成要素等は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体でなく、通信モジュールを介してメモリ312、332にローディングされることもできる。例えば、少なくとも一つのプログラムは、開発者又はアプリケーションのインストールファイルを配信するファイル配信システムが、ネットワーク220を介して提供するファイルによりインストールされるコンピュータプログラム(例えば、動画分析に基づいたオンラインショッピング情報提供のためのアプリケーションなど)に基づいてメモリ312、332にローディングされることができる。
【0057】
プロセッサ314、334は、基本的な算術、ロジック及び入出力演算を実行することで、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成できる。命令は、メモリ312、332又は通信モジュール316、336によりプロセッサ314、334に提供され得る。例えば、プロセッサ314、334は、メモリ312、332のような記録装置に保存されたプログラムコードによって受信される命令を実行するように構成できる。
【0058】
通信モジュール316、336は、ネットワーク220を介して、ユーザ端末210と情報処理システム230とが互いに通信するための構成や機能が提供でき、ユーザ端末210及び/又は情報処理システム230が、他のユーザ端末又は他のシステム(例えば、別途のクラウドシステムなど)と通信するための構成や機能が提供できる。一例として、ユーザ端末210のプロセッサ314がメモリ312などのような記録装置に保存されたプログラムコードによって生成した要求又はデータ(例えば、ショッピング連携機能起動要求、ショッピングカテゴリに関する情報など)は、通信モジュール316の制御により、ネットワーク220を介して情報処理システム230に伝達され得る。反対に、情報処理システム230のプロセッサ334の制御により提供される制御信号や命令が、通信モジュール336及びネットワーク220を経て、ユーザ端末210の通信モジュール316を介してユーザ端末210に受信され得る。
【0059】
入出力インタフェース318は、入出力装置320とのインタフェースのための手段であり得る。一例として、入力装置はオーディオセンサ及び/又はイメージセンサを含むカメラ、キーボード、マイクロホン、マウスなどのような装置を含み、出力装置はディスプレイ、スピーカ、ハプティック(触覚)フィードバックデバイス(haptic feedback device)などのような装置を含むことができる。他の例として、入出力インタフェース318は、タッチスクリーンなどのように入力及び出力を実行するための構成又は機能が一つで統合された装置とのインタフェースのための手段であり得る。
【0060】
図3では、入出力装置320がユーザ端末210に含まれないように示したが、これに限定されず、ユーザ端末210と一体に構成することもできる。また、情報処理システム230の入出力インタフェース338は、情報処理システム230と連結するか、又は、情報処理システム230が含むことのできる入力や出力のための装置(図示せず)とのインタフェースのための手段であり得る。図3では、入出力インタフェース318、338がプロセッサ314、334と別途に構成された要素として示したが、これに限定されず、入出力インタフェース318、338がプロセッサ314、334に含まれるように構成することもできる。
【0061】
ユーザ端末210及び情報処理システム230は、図3に示す構成要素よりも多くの構成要素を含むことができる。しかしながら、大部分の従来技術による構成要素を明確に示す必要はない。一実施例によれば、ユーザ端末210は、前述した入出力装置320の少なくとも一部を含むように具現化できる。また、ユーザ端末210は、送受信機(transceiver)、GPS(Global Positioning system)モジュール、カメラ、各種センサ及びデータベースなどのような他の構成要素をさらに含むことができる。例えば、ユーザ端末210がスマートフォンである場合、一般にスマートフォンが有する構成要素を含むことができ、例えば、加速度センサ、ジャイロセンサ、カメラモジュール、各種物理的なボタン、タッチパネルを用いたボタン、入出力ポート及び振動のための振動器などのような多様な構成要素がユーザ端末210にさらに含まれるように具現化できる。
【0062】
一実施例によれば、ユーザ端末210のプロセッサ314は、動画分析に基づいたオンラインショッピング情報提供のためのアプリケーション、又は、ウェブブラウザアプリケーションが動作するように構成できる。このとき、当該アプリケーションと関連付けられたプログラムコードをユーザ端末210のメモリ312にローディングできる。アプリケーションが動作する際に、ユーザ端末210のプロセッサ314は、入出力装置320から提供された情報及び/又はデータを入出力インタフェース318を介して受信したり、通信モジュール316を介して情報処理システム230から情報及び/又はデータを受信したりでき、受信された情報及び/又はデータを処理してメモリ312に保存できる。また、このような情報及び/又はデータは、通信モジュール316を介して情報処理システム230に提供できる。
【0063】
動画分析に基づいたオンラインショッピング情報提供のためのアプリケーション又はウェブブラウザアプリケーションなどが動作される際に、プロセッサ314は、入出力インタフェース318と連結されたタッチスクリーン、キーボード、オーディオセンサ及び/又はイメージセンサを含むカメラ、マイクロホンなどのような入力装置により入力又は選択されたテキスト、イメージ、映像などが受信でき、受信されたテキスト、イメージ及び/又は映像などをメモリ312に保存したり、通信モジュール316及びネットワーク220を介して情報処理システム230に提供したりできる。
【0064】
情報処理システム230のプロセッサ334は、複数のユーザ端末及び/又は複数の外部システムから受信された情報及び/又はデータを管理、処理及び/又は保存するように構成できる。一実施例において、プロセッサ334は、ユーザ端末210から受信した写真、映像、オディーオ、文書、連絡先リスト、テキストなどを保存、処理及び転送できる。付加的又は代替的に、プロセッサ334は、ユーザ端末210から受信したユーザ入力に応じて、動画分析に基づいたオンラインショッピング情報提供サービスを制御できる。
【0065】
図4は、本開示の一実施例に係るショッピング連携機能を起動する例を示す図である。図に示すように、ユーザは、第1の動作410及び第2の動作420により、ショッピング連携機能を起動できる。第1の動作410は、再生中(または、一時停止)の動画のショッピング連携機能を起動するアイコン412が出力された例を示す。ここで、ショッピング連携機能とは、当該動画を提供する動画プラットホーム(または、動画プレーヤー)と、オンラインショッピング情報を提供するオンラインショッピングプラットホームとを連動する機能を称することができる。例えば、ショッピング連携機能は、動画プラットホームを介して、ユーザに動画と関連付けられたオンラインショッピング情報を提供する機能を含むことができる。他の例として、ショッピング連携機能は、動画プラットホームにおいて、動画と関連付けられたオンラインショッピングプラットホームに移動する機能を含むことができる。
【0066】
一実施例によれば、プロセッサは、アイコン412を選択するユーザ入力に応じて、ショッピング連携機能を起動することで、一つ以上のタグ422、424、426を出力できる。ここで、タグ422、424、426は動画に含まれた一つ以上のオブジェクトと関連付けられる。例えば、第1のタグ422は動画に含まれた「ヨガリング」オブジェクトと関連付けられる。他のとして、第2のタグ424は動画に含まれた「ネックレス」オブジェクトと関連付けられる。また他のとして、第3のタグ426は動画に含まれた「ソファー」オブジェクトと関連付けられる。
【0067】
一実施例によれば、タグ422、424、426は、関連付けられたオブジェクトと隣接した位置に出力できる。例えば、第1のタグ422は動画内の「ヨガリング」オブジェクトと隣接した位置に出力できる。他の例として、第2のタグ424は動画内の「ネックレス」オブジェクトと隣接した位置に出力できる。また他の例として、第3のタグ426は動画内の「ソファー」オブジェクトと隣接した位置に出力できる。
【0068】
一実施例によれば、プロセッサは、タグ422、424、426の一つを選択するユーザ入力に応じて、選択された一つのタグの模様、形態又は色相の少なくとも一つを変更して出力できる。例えば、プロセッサは、一つ以上のタグ422、424、426のうち、第1のタグ422を選択するユーザ入力に応じて、第1のタグ422の色相を変更できる。このような構成により、ユーザは、色相が変更された第1のタグ422と隣接した位置にあるオブジェクト(「ヨガリング」)を確認して、多数のオブジェクトが含まれた動画内において、自分が選択したタグと関連付けられたオブジェクトを容易に確認できる。代替的に、ユーザがタグ422、424、426の一つを選択する場合、選択されたタグと関連付けられたオブジェクトに関するオンラインショッピング情報を出力できる。
【0069】
図5は、本開示の一実施例に係る複数のタグ510、520、530、540が出力された例を示す図である。図に示すように、プロセッサは、動画に含まれた複数のオブジェクト(「ヨガリン」、「ネックレス」、「ソファー」、「ちり紙」)の各々と関連付けられた複数のタグ510、520、530、540を出力できる。このとき、動画に含まれたオブジェクトが消耗品である場合、当該オブジェクトのタグを消耗品ではないオブジェクトのタグと視覚的に異なるように表示できる。
【0070】
一実施例によれば、第1のオブジェクト(「ヨガリング」)と関連付けられた第1のタグ510は、第1のオブジェクト(「ヨガリング」)が消耗品ではないと判定することに応じて、第1の視覚的オブジェクトとして表示できる。例えば、第1の視覚的オブジェクトは黒い円の中に白い「+」が表示された図形であり得る。これと類似するように、第2のオブジェクト(「ネックレス」)及び第3のオブジェクト(「ソファー」)が消耗品ではない場合、第2のタグ520及び第3のタグ530は、第1の視覚的オブジェクトとして表示できる。反面、第4のオブジェクト(「ちり紙」)と関連付けられた第4のタグ540は、第4のオブジェクト(「ちり紙」)が消耗品であると判定することに応じて、第1の視覚的オブジェクトと異なる第2の視覚的オブジェクトとして表示できる。例えば、第2の視覚的オブジェクトは斜線を引いた円の中に白い「+」が表示された図形であり得る。
【0071】
一実施例によれば、プロセッサは、消耗品である第4のオブジェクト(または、商品)(「ちり紙」)を購入する時期が到来したことを示す第3の視覚的オブジェクト542を、第4のオブジェクト(「ちり紙」)と隣接した位置に出力できる。例えば、プロセッサは、消耗品である第4のオブジェクト(「ちり紙」)を購入する時期が到来したことを示すタイプの形状の第3の視覚的オブジェクトを、第1のオブジェクト(「ちり紙」)と隣接した位置に第4のタグ540と共に出力できる。具体的に、プロセッサは、ユーザのオンラインショッピングプラットホームでの購入記録に基づいて、ユーザが第4のオブジェクト(「ちり紙」)又は第4のオブジェクトと類似の商品を購入してから、既定の期間(例えば、1週間、1ケ月など)が経過したと判定することに応じて、消耗品である第4のオブジェクト(または、商品)(「ちり紙」)を購入する時期が到来したことを示す第3の視覚的オブジェクト542を、第4のオブジェクト(「ちり紙」)と隣接した位置に出力できる。このような構成により、ユーザは、使用周期がそれぞれ異なる様々な消耗品を使い切ったか否かいちいち確認しなくても、適切な時期を逃さなくて消耗品を購入できる。
【0072】
図6は、本開示の一実施例に係るタグフィルタを使用する例を示す図である。図に示すように、ユーザは、第1の動作610及び第2の動作620により、タグフィルタを使用できる。第1の動作610は、ユーザが動画の再生メニューにおいて、詳細設定アイコン612をタッチ入力などにより選択する例を示す。
【0073】
第2の動作620は、ユーザがタグフィルタを設定する例を示す。ユーザが動画の再生メニューにおいて、詳細設定アイコン612を選択することに応じて、プロセッサは、詳細設定インタフェースを出力できる。詳細設定インタフェースは、タグフィルタメニュー622を含むことができる。一実施例において、タグフィルタメニュー622は、フィルタA及びフィルタBを含むことができる。フィルタAは、ショッピングカテゴリを利用して画面に表示されるタグをフィルタリングするためのメニューである。例えば、図に示すように、ユーザがフィルタAの項目において「生活用品」を選択する場合、生活用品カテゴリに属する商品と関連付けられたタグだけを画面に表示できる。
【0074】
フィルタBは、ユーザの最近検索記録及び/又は最近購入記録を利用して画面に表示されるタグをフィルタリングするためのメニューである。例えば、ユーザがフィルタBの項目において「最近検索1ケ月」を選択する場合、ユーザが最近1ケ月間検索した商品と同一/類似の商品と関連付けられたタグだけを画面に表示できる。他の例において、ユーザがフィルタBの項目において「最近購入1ケ月」を選択する場合、ユーザが最近1ケ月間購入した商品と同一/類似の商品と関連付けられたタグを除いたタグだけを画面に表示できる。すなわち、ユーザが最近に1ケ月間購入した商品と相異/非類似の商品と関連付けられたタグだけを画面に表示できる。
【0075】
このような構成により、ユーザは、動画の再生中に過度な数のタグが表示されて動画の視聴に邪魔になるのを防止し、関心のある可能性が高いタグだけを表示させることができる。
【0076】
図7は、本開示の一実施例に係るフィルタAが使用された例を示す図である。図に示すように、プロセッサは、フィルタAの項目において特定のショッピングカテゴリを選択するユーザ入力に応じて、フィルタリングされたタグ710を表示できる。例えば、ユーザがフィルタAの項目において「生活用品」を選択する場合、動画に含まれた商品(「ヨガリング」、「ネックレス」、「ソファー」、「ちり紙」)のうち、一部の商品(「ちり紙」)と関連付けられたタグ710だけを画面に表示できる。
【0077】
図8は、本開示の一実施例に係るフィルタBが使用された例を示す図である。図に示すように、プロセッサは、フィルタBの項目において最近検索記録及び/又は最近購入記録関連の項目を選択するユーザ入力に応じて、フィルタリングされたタグ810を表示できる。すなわち、フィルタBにより、動画に含まれた商品(「ヨガリング」、「ネックレス」、「ソファー」、「ちり紙」)のうち、一部の商品(「ソファー」)と関連付けられたタグ810だけを表示できる。
【0078】
例えば、プロセッサは、フィルタBの項目において「最近検索1ケ月」を選択するユーザ入力に応じて、ユーザが最近1ケ月間検索した商品(「ソファー」)と同一/類似の商品に関連付けられたタグ810だけを画面に表示できる。他の例において、プロセッサは、フィルタBの項目において「最近購入1ケ月」を選択するユーザ入力に応じて、ユーザが最近1ケ月間購入した商品(「ソファー」)と同一/類似の商品に関連付けられたタグを除いたタグだけを画面に表示できる。
【0079】
図9は、本開示の一実施例に係る動画内のオブジェクトを手動で選択する例を示す図である。図に示すように、ユーザは、第1の動作910、第2の動作920及び第3の動作930により、動画内の関心オブジェクトにタグがない場合、動画内の関心オブジェクトを手動で選択できる。第1の動作910は、ユーザが動画内のオブジェクトを手動で選択するためのアイコン912を選択する例を示す。一実施例において、プロセッサは、アイコン912を選択するユーザ入力に応じて、動画の再生を停止できる。このような構成により、ユーザは、動画の停止画面において所望のオブジェクトを容易に選択できる。
【0080】
第2の動作920は、ユーザがタグ付けされていない動画内のオブジェクトを手動で選択する例を示す。ここで、動画内のオブジェクトにタグ付けされていないことは、オブジェクトと同一又は既定の第1の閾値(例えば、90%)以上の類似度を有する商品がオンラインショッピングプラットホームに登録されていないことを意味できる。ユーザによっては、動画内に表示される関心オブジェクトと同一又は既定の第1の閾値以上の類似度を有する商品がない場合、一定の水準以上の類似の製品に関する情報を受けたいことがある。
【0081】
一実施例において、ユーザは、タグ付けされていないオブジェクトのうち、関心オブジェクト(例えば、「ヨガリング」)を取り囲む任意の図形(例えば、円、三角形、四角形など)を描くことで、動画の再生中の画面に含まれた特定のオブジェクトを選択できる。このとき、プロセッサは、オブジェクト(「ヨガリング」)を取り囲む任意の図形を描くユーザ入力に応じて、ユーザが描く図形と対応する図形オブジェクト922を出力できる。他の例において、ユーザは、オブジェクト(「ヨガリング」)領域を指示してオブジェクトを選択できる。このとき、プロセッサは、オブジェクト(「ヨガリング」)上にユーザ入力により指示する形態のオブジェクト(図示せず)を出力できる。ユーザには、タグと関連付けられないオブジェクトを手動で選択することで、第1の閾値よりも低い既定の第2の閾値(例えば、60%)以上の類似度(例えば、60%乃至90%の類似度)を有する商品のショッピング情報が提供されることができる。
【0082】
付加的に、プロセッサは、オブジェクトを取り囲むか、又は、指示するユーザ入力に応じて、オブジェクトが属するショッピングカテゴリに関する情報を入力できるユーザインタフェース(図示せず)を出力できる。例えば、ユーザは、ユーザインタフェースにオブジェクト(「ヨガリング」)が属するショッピングカテゴリである「運動用品」を入力できる。ユーザには、認識されないオブジェクトのショッピングカテゴリを限定することで、当該ショッピングカテゴリに属すると同時に、第2の閾値(例えば、60%)以上の類似度を有する商品のショッピング情報が提供されることができる。
【0083】
第3の動作930は、手動で選択されたオブジェクトに対して第2の閾値以上の類似度を有する商品リストが画面に表示される例を示す。一実施例において、プロセッサは、オンラインショッピングプラットホームに登録されている第1のセットの商品(すなわち、オンラインショッピングプラットホームに登録されている全ての商品)のうち、オブジェクトに対して既定の第2の閾値以上及び既定の第1の閾値以下の類似度を有する商品イメージと関連付けられた第2のセットの商品(「ヨガリングのストレッチング機構」、「ヨガリングのピラティスリング」など)を出力できる。付加的又は代替的に、プロセッサは、オンラインショッピングプラットホームに登録されている第1のセットの商品(すなわち、オンラインショッピングプラットホームに登録されている全ての商品)のうち、オブジェクト(「ヨガリング」)と同一のショッピングカテゴリ(「運動用品」)に属し、オブジェクトに対して既定の第2の閾値以上及び既定の第1の閾値以下の類似度を有する商品イメージと関連付けられた第2のセットの商品(「ヨガリングのストレッチング機構」、「ヨガリングのピラティスリング」など)を出力できる。
【0084】
このとき、ユーザは、第2のセットの商品(「ヨガリングのストレッチング機構」、「ヨガリングのピラティスリング」など)のうち、オブジェクト(「ヨガリング」)に対してより類似度が高いと判断されたり、購入意思があったりする一つの商品932を選択できる。プロセッサは、第2のセットの商品の一つの商品932に対するユーザ入力を受信することに応じて、動画に関する情報(例えば、動画のリンク、動画の識別番号など)、オブジェクト(「ヨガリング」)に関する情報(動画の再生時点、画面中の当該領域など)及び一つの商品932に関する情報(販売商品リンク、販売商品識別子など)を情報処理システム(例えば、図2の230)に転送できる。このような構成により、動画サービス提供者は、動画内のオブジェクトと関連付けられたオンラインショッピング情報を蓄積できる。
【0085】
一実施例において、情報処理システムは、動画に関する情報、オブジェクトに関する情報及び一つの商品に関する情報に基づいて、当該動画に対してユーザが手動で選択したオブジェクトとユーザが選択した販売商品とをマッチングして保存できる。これにより、以後、他のユーザが当該動画を視聴する場合には、オブジェクト(「ヨガリング」)と隣接した位置にタグが出力され、他のユーザが当該タグを選択すれば、当該商品932に関する情報(例えば、ユーザが選択した商品932に関する情報)が出力され得る。このとき、ユーザが手動で選択したオブジェクトと関連付けられたタグは、システムが自動的に追加したタグと視覚的に異なる方式により表示できる。例えば、システムが自動的に追加したタグ(例えば、オンラインショッピングプラットホームに登録されている商品のイメージに対して第1の閾値以上の類似度を有するオブジェクト)は、黒い円の中に白い「+」が表示された視覚的オブジェクトとして表示できる。反面、ユーザが手動で追加したタグ(例えば、オンラインショッピングプラットホームに登録されている商品のイメージに対して第2の閾値以上及び第1の閾値未満の類似度を有するオブジェクト)は、灰色円の中に白い「+」が表示された視覚的オブジェクトとして表示できる。このような構成により、動画サービス提供者は、動画内のオブジェクトと関連付けられたオンラインショッピング情報を蓄積できる。
【0086】
図10は、本開示の一実施例に係る人気商品であることを示す視覚的オブジェクト1020が表示される例を示す図である。図に示すように、プロセッサは、カーソル1010がタグに位置するとき、当該タグと関連付けられたオブジェクト(「ヨガリング」)に関する代表商品情報1030を出力できる。例えば、カーソル1010がタグに位置するとき、当該タグと関連付けられたオブジェクト(「ヨガリング」)と関連付けられたオンラインショッピングプラットホームに登録されている代表商品情報(「ヨガリングのストレッチング機構」)1030を出力できる。代替的に、カーソル1010がタグに位置するとき、当該タグを手動で選択した他のユーザが入力した文言(例えば、他のユーザが入力した商品情報)を出力できる。
【0087】
一実施例において、動画に含まれたオブジェクト(「ソファー」)が人気商品である場合、人気商品であることを示す視覚的オブジェクト1020を出力できる。ここで、人気商品とは、動画の再生中にオブジェクト(「ソファー」)と関連付けられたタグをクリックして、オンラインショッピングモールに登録されている関連商品を購入したユーザ数が既定の閾値(例えば、1、000名)以上である商品を称することができる。例えば、図に示すように、プロセッサは、動画の再生中にオブジェクト(「ソファー」)と関連付けられたタグを選択して、オブジェクトと関連付けられた商品を購入したユーザ数が既定の閾値以上であると判定することに応じて、当該オブジェクトが人気商品であることを示す視覚的オブジェクト1020を、オブジェクト(「ソファー」)と隣接した位置にタグと共に出力できる。例えば、視覚的オブジェクトは、「HOT ITEM」が表記された花火形状の視覚的オブジェクトであり得る。他の例として、視覚的オブジェクトは、「TOP」又は「BEST」が表記された視覚的オブジェクトであり得る。
【0088】
図11は、本開示の一実施例に係る動画分析に基づいたオンラインショッピング情報提供方法1100を示すフローチャートである。方法1100は、ユーザ端末の少なくとも一つのプロセッサ(例えば、図3の314)により実行できる。図に示すように、方法1100は、動画の再生中に、動画に含まれた第1のオブジェクトと関連付けられた第1のタグを、第1のオブジェクトと隣接した位置に出力するステップ(S1110)により開始することができる。さらに、プロセッサは、動画の再生中に、動画に含まれた第2のオブジェクトと関連付けられた第2のタグを、第2のオブジェクトと隣接した位置に出力できる(S1120)。
【0089】
一実施例において、第1のタグ及び第2のタグは、ユーザが動画プレーヤーにおいてショッピング連携機能を起動した場合に表示できる。他の実施例において、第1のタグ及び第2のタグは、第1のオブジェクト及び第2のオブジェクトを、ユーザが選択した特定のショッピングカテゴリに属するものと判定することに応じて出力できる。また他の実施例において、第1のタグ及び第2のタグは、第1のオブジェクト及び第2のオブジェクトを、ユーザが第2の既定の期間以内に購入した商品と関連付けられないものと判定することに応じて出力できる。
【0090】
一実施例において、第1のタグは、第1のオブジェクトが消耗品であると判定することに応じて、第3の視覚的オブジェクトとして表示でき、第2のタグは、第2のオブジェクトが消耗品ではないと判定することに応じて、第4の視覚的オブジェクトとして表示できる。このとき、第3の視覚的オブジェクト及び第4の視覚的オブジェクトは異なることができる。さらに、プロセッサは、ユーザのオンラインショッピングプラットホームでの購入記録に基づいて、ユーザが第1のオブジェクトを購入してから、第3の既定の期間が経過したものと判定することに応じて、消耗品である第1の商品の購入時期が到来したことを示す第5の視覚的オブジェクトを、第1のオブジェクトと隣接した位置に第1のタグと共に出力できる。付加的又は代替的に、プロセッサは、動画の再生中に第1のタグを選択して第1の商品を購入したユーザ数が既定の第3の閾値以上であると判定することに応じて、人気商品であることを示す第6の視覚的オブジェクトを、第1のオブジェクトと隣接した位置に第1のタグと共に出力できる。
【0091】
一実施例において、プロセッサは、動画の再生中に、第1のタグを選択する第1のユーザ入力を受信できる(S1130)。プロセッサは、第1のユーザ入力を受信することに応じて、第1のオブジェクトと関連付けられたオンラインショッピングプラットホームに登録されている第1の商品に関する情報を出力できる(S1140)。ここで、第1の商品に関する情報は、販売価格、販売者情報、購入者評点情報又は商品イメージの少なくとも一つを含むことができる。
【0092】
一実施例において、動画に含まれた第1のオブジェクトは、第1の商品に関する情報に含まれた商品イメージに対して既定の第1の閾値以上の類似度を有することができる。さらに、動画に含まれた第2のオブジェクトは、オンラインショッピングプラットホームに登録されている第2の商品の商品イメージに対して既定の第2の閾値以上及び既定の第1の閾値未満の類似度を有することができる。このとき、第1のタグは、第1の視覚的オブジェクトとして表示でき、第2のタグは、第1の視覚的オブジェクトと異なる第2の視覚的オブジェクトとして表示できる。
【0093】
一実施例において、プロセッサは、第1の商品を購入するためのアイコンを選択する第2のユーザ入力を受信できる。プロセッサは、第2のユーザ入力を受信することに応じて、オンラインショッピングプラットホームにおいて第1の商品を購入できるウェブページを出力できる。
【0094】
一実施例において、プロセッサは、ユーザが動画内のオブジェクトを手動で選択するためのアイコンを選択する第3のユーザ入力を受信できる。プロセッサは、第3のユーザ入力を受信することに応じて、動画の再生を停止し、動画内の第3のオブジェクトを選択する第4のユーザ入力を受信できる。このとき、第4のユーザ入力は、第3のオブジェクトを取り囲む任意の形状の図形を描くユーザ入力であり得る。また、第4のユーザ入力は、第3のオブジェクトに該当する領域を指示するユーザ入力であり得る。
【0095】
一実施例において、プロセッサは、第3のオブジェクトが属するショッピングカテゴリに関する情報を入力できるユーザインタフェースを出力できる。その後、プロセッサは、オンラインショッピングプラットホームに登録されている第1のセットの商品のうち、第3のオブジェクトと同一のショッピングカテゴリに属し、第3のオブジェクトに対して既定の第3の閾値以上の類似度を有する商品イメージと関連付けられた第2のセットの商品を出力できる。さらに、プロセッサは、第2のセットの商品のうち、第2の商品に対する選択を第5のユーザ入力により受信できる。プロセッサは、第5のユーザ入力を受信することに応じて、動画に関する情報、第3のオブジェクトに関する情報及び第2の商品に関する情報を情報処理システムに転送できる。
【0096】
本開示の方法、動作又は技術は多様な手段により具現化できる。例えば、このような技術は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、若しくはこれらの組合せで具現化できる。本願の開示により説明された多様な例示的な論理的ブロック、モジュール、回路及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、若しくは両方の組合せで具現化できることを、当業者であれば理解できるはずである。ハードウェア及びソフトウェアのこのような相互の代替を明確に説明するために、多様な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路及びステップが、それらの機能的観点から一般的に前述された。そのような機能が、ハードウェアとして具現化されるか、若しくは、ソフトウェアとして具現化されるかは、特定アプリケーション及び全体システムに付加される設計要求事項によって変化する。当業者は、各々の特定アプリケーションのために多様な方式により説明された機能を具現化することもできるが、そのような具現化は本開示の範囲から逸脱するものと解釈してはならない。
【0097】
ハードウェアの具現化において、技術の実行に利用されるプロセッシングユニットは、一つ以上のASIC、DSP、デジタル信号処理デバイス(digital signal processing devices DSPD)、プログラム可能な論理デバイス(programmable logic devices PLD)、フィールドプログラム可能なゲートアレイ(field programmable gate arrays FPGA)、プロセッサ、制御器、マイクロ制御器、マイクロプロセッサ、電子デバイス、本開示に説明された機能を実行するように設計された他の電子ユニット、コンピュータ、若しくはこれらの組合せ内で具現化されることもできる。
【0098】
したがって、本開示により説明された多様な例示的な論理ブロック、モジュール及び回路は、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAや他のプログラム可能な論理デバイス、離散ゲートやトランジスタロジック、離散ハードウェアコンポーネント、若しくは、本願に説明された機能を実行するように設計されたもの等の任意の組合せで具現化又は実行されることもできる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替的に、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、制御器、マイクロ制御器、若しくは状態マシンであり得る。プロセッサは、また、コンピューティングデバイスの組合せ、例えば、DSPとマイクロプロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと関連付けられる一つ以上のマイクロプロセッサ、若しくは任意の他の構成の組合せで具現化されることもできる。
【0099】
ファームウェア及び/又はソフトウェアの具現化において、技術は、RAM(random access memory)、ROM(read-only memory)、NVRAM(non-volatile random access memory)、PROM(programmable read-only memory)、EPROM(erasable programmable read-only memory)、EEPROM(electrically erasable PROM)、フラッシュメモリ、CD(compact disc)、磁気又は光学データストレージデバイスなどのようなコンピュータ読み取り可能な媒体上に保存された命令として具現化できる。命令は、一つ以上のプロセッサによって実行可能であり得、プロセッサが本開示に説明された機能の特定様態を実行するようにできる。
【0100】
以上で説明された実施例が一つ以上の独立型コンピュータシステムで現在開示された主題の態様を活用するものとして記述しているが、本開示はこれに限定されず、ネットワークや分散コンピューティング環境のような任意のコンピューティング環境によって具現化できる。さらには、本開示における主題の態様は複数のプロセッシングチップや装置で具現化されることもでき、ストレージは複数の装置に亘って同様に影響を受ける場合もある。このような装置は、PC、ネットワークサーバ及び携帯用装置を含むこともできる。
【0101】
本明細書では、本開示が一部の実施例によって説明されたが、本開示の発明が属する技術分野における当業者が理解し得る本開示から逸脱しない範囲内で多様な変形や変更が可能である。また、そのような変形や変更は、本明細書に添付された特許請求の範囲内に属するものと理解されるべきである。
【符号の説明】
【0102】
110 ユーザ
120 ユーザ端末
130、140 オンラインショッピング情報
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