(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023065488
(43)【公開日】2023-05-12
(54)【発明の名称】置換足関節の脛骨インプラント部品を受容するための脛骨の準備
(51)【国際特許分類】
A61B 17/16 20060101AFI20230502BHJP
【FI】
A61B17/16
【審査請求】有
【請求項の数】19
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023024381
(22)【出願日】2023-02-20
(62)【分割の表示】P 2021565834の分割
【原出願日】2020-01-28
(31)【優先権主張番号】62/853,818
(32)【優先日】2019-05-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】504154126
【氏名又は名称】ライト メディカル テクノロジー インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】Wright Medical Technology, Inc.
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】弁理士法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】クバッキ,メーガン
(72)【発明者】
【氏名】ルナ,ラモン
(72)【発明者】
【氏名】ストローカーチ,テランス・ダブリュ
(57)【要約】 (修正有)
【課題】脛骨インプラントを受容するための脛骨髄内管を準備する様々な方法、距骨インプラントを受容するために距骨を準備する方法、および脛骨髄内管の準備を実行するために使用できる電力ドライバアダプタを提供する。
【解決手段】脛骨の遠位端を切除し、脛骨インプラントのための切除された関節空間を形成することであって、関節空間は、脛骨の遠位端において脛骨切除面を含みかつ前側において開放している、形成することと、切削工具ビットを備えた電力ドライバを前側から関節空間に配置することであって、切削工具ビットは脛骨の髄内管に向けられる、配置することと、電力ドライバを使用して髄内管に切り込み、脛骨孔または脛骨腔を形成することと、を含む。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
脛骨インプラントを受容するために脛骨に髄内管を準備する方法であって、前記脛骨は遠位端を含み、前記方法は、
a)前記脛骨の遠位端を切除して、前記脛骨インプラントのための切除された関節空間を形成することであって、前記関節空間は、前記脛骨の前記遠位端に脛骨切除面を含み、前側で開放している、形成することと、
b)切削工具ビットを備えた電力ドライバを前側から前記切除された関節空間に配置することであって、前記切削工具ビットは、前記脛骨の前記髄内管に向けられる、配置することと、
c)前記電力ドライバを使用して前記髄内管に切り込むことと、を含む方法。
【請求項2】
ステップ(a)の後、ステップ(b)の前に、前記関節空間にガイドアセンブリを取り付け、前記電力ドライバが前記前側から前記関節空間に配置された後、前記電力ドライバを前記ガイドアセンブリと係合させることをさらに含み、前記ガイドアセンブリとの係合は、前記脛骨の前記髄内管に向けられるように前記切削工具ビットを整列させる、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ガイドアセンブリを前記関節空間に設置することは、
前記ガイドアセンブリを前記前側から前記関節空間に挿入することと、
前記ガイドアセンブリを前記脛骨切除面と同じ高さに位置合わせすることと、
前記ガイドアセンブリを前記脛骨に固定することと、
前記ガイドの位置合わせおよび軌道を確認することと、
ガイドヘッド部分を1つ以上のピンで前記脛骨に固定することと、を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記髄内管に切り込むことにより、脛骨ステムまたは足関節置換インプラントの脛骨延長部を受容するために、前記髄内管内に延びる空隙または脛骨腔が形成される、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
脛骨インプラントを受容するために脛骨に髄内管を準備する方法であって、前記脛骨は遠位端を含み、前記方法は、
a)前記脛骨の遠位端を切除して、前記脛骨インプラントのための切除された関節空間を形成することであって、前記関節空間は、前記脛骨の前記遠位端に脛骨切除面を含み、後側で開放している、形成することと、
b)切削工具ビットを備えた電力ドライバを前記後側から前記関節空間に配置することであって、前記切削工具ビットは、前記脛骨の前記髄内管に向けられる、配置することと、
c)前記電力ドライバを使用して前記髄内管に切り込むことと、を含む方法。
【請求項6】
ステップ(a)の後、ステップ(b)の前に、前記関節空間にガイドアセンブリを取り付け、前記電力ドライバが前記後側から前記関節空間に配置された後、前記電力ドライバを前記ガイドアセンブリと係合させることをさらに含み、前記ガイドアセンブリとの係合は、前記脛骨の前記髄内管に向けられるように前記切削工具ビットを整列させる、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記ガイドアセンブリを前記関節空間に設置することは、
前記ガイドアセンブリを前記後側から前記関節空間に挿入することと、
前記ガイドアセンブリを前記脛骨切除面と同じ高さに位置合わせすることと、
前記ガイドアセンブリを前記脛骨に固定することと、
前記ガイドの位置合わせおよび軌道を確認することと、
ガイドヘッド部分を1つ以上のピンで前記脛骨に固定することと、を含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記髄内管に切り込むことにより、脛骨ステムまたは足関節置換インプラントの脛骨延長部を受容するために、髄内管内に延びる空隙または脛骨腔が形成される、請求項5に記載の方法。
【請求項9】
脛骨インプラントを受容するために脛骨に髄内管を準備する方法であって、前記脛骨は遠位端を含み、前記方法は、
a)前記脛骨の遠位端を切除して、前記脛骨インプラントのための切除された関節空間を形成することであって、前記関節空間は、前記脛骨の前記遠位端に脛骨切除面を含み、側方側で開放している、形成することと、
b)切削工具ビットを備えた電力ドライバを前記側方側から前記関節空間に配置することであって、前記切削工具ビットは、前記脛骨の前記髄内管に向けられる、配置することと、
c)前記電力ドライバを使用して前記髄内管に切り込むことと、を含む方法。
【請求項10】
ステップ(a)の後、ステップ(b)の前に、前記関節空間にガイドアセンブリを取り付け、前記電力ドライバが前記側方側から前記関節空間に配置された後、前記電力ドライバを前記ガイドアセンブリと係合させることであって、前記ガイドアセンブリとの係合は、前記脛骨の前記髄内管に向けられるように前記切削工具ビットを整列させる、係合させることをさらに含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記ガイドアセンブリを前記関節空間に設置することは、
前記ガイドアセンブリを前記側方側から前記関節空間に挿入することと、
前記ガイドアセンブリを前記脛骨切除面と同じ高さに位置合わせすることと、
前記ガイドアセンブリを前記脛骨に固定することと、
前記ガイドの位置合わせおよび軌道を確認することと、
ガイドヘッド部分を1つ以上のピンで前記脛骨に固定することと、を含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記髄内管に切り込むことにより、脛骨ステムまたは足関節置換インプラントの脛骨延長部を受容するために、髄内管内に延びる空隙または脛骨腔が形成される、請求項9に記載の方法。
【請求項13】
手術器具キットであって、
脛骨の髄内管に切り込むように構成された電力ドライバアダプタを備え、前記電力ドライバアダプタは、
駆動端部、切削工具ビット受容端部、および長手方向軸線を有する細長い本体であって、
前記駆動端部は、前記長手方向軸線と同軸に配置された駆動シャフトを有し、前記駆動シャフトは、前記駆動シャフトを前記長手方向軸線を中心に同軸に回転させる動力供給ユニットと嵌合するように構成されており、
前記切削工具ビット受容端部は、切削工具ビットと係合するように構成され、かつ切削動作のために前記切削工具ビットを回転させる切削工具ビット受容ベースを含み、前記切削工具ビット受容ベースは、前記細長い本体の前記長手方向軸線に直交する回転軸線を中心に回転し、
前記細長い本体は、前記駆動シャフトを前記切削工具ビット受容端部に接続する一連の歯車を含み、
前記一連の歯車は、前記駆動シャフトの同軸回転を前記切削工具ビット受容ベースの回転に変換する配置で構成されている、細長い本体と、
ガイドアセンブリであって、
前記脛骨の遠位端の切除面に取り付けるように構成されたガイド部分であって、前記ガイド部分は、前記切削工具ビットを受容しかつ前記ガイド部分に貫通させることを可能にするための穴を含む、ガイド部分と、
前記ガイド部分から近位方向に延在し、前記脛骨の前側に取り付けるように構成されたガイドヘッド部分と、を含むガイドアセンブリと、を備える、手術器具キット。
【請求項14】
前記切削工具ビットが、リーマビットである、請求項13に記載の手術器具キット。
【請求項15】
前記切削工具ビット受容ベースが、前記切削工具ビットのねじ山に係合するように構成される、請求項13に記載の手術器具キット。
【請求項16】
前記切削工具ビットは、ねじ山付きベースステムを含み、前記切削工具ビット受容ベースは、前記切削工具ビットと係合するためのねじ穴を含む、請求項13に記載の手術器具キット。
【請求項17】
前記電力ドライバアダプタの前記細長い本体は、1つ以上の位置合わせポストを備え、前記ガイドヘッド部分は、前記電力ドライバと前記ガイドアセンブリとの間の位置合わせ関係を確立するために前記位置合わせポストを受容するように構成された1つ以上の対応する位置合わせスロットを備える、請求項13に記載の手術器具キット。
【請求項18】
前記ガイドヘッド部分は、前記ガイドアセンブリを前記脛骨に固定するためにガイドワイヤまたは固定ピンを受容するために前記ガイドヘッド部分を貫通する1つ以上の穴をさらに備える、請求項13に記載の手術器具キット。
【請求項19】
前記一連の歯車が、かさ歯車配列を含む、請求項13に記載の手術器具キット。
【請求項20】
前記一連の歯車が、平歯車配列を含む、請求項13に記載の手術器具キット。
【請求項21】
1つ以上の切削工具ビットをさらに備える、請求項13に記載の手術器具キット。
【請求項22】
前記細長い本体の前記切削工具ビット受容端部は、前記切削工具ビットの前記回転軸線に同軸であり、かつ前記長手方向軸線に直交する方向に直線的に並進するように構成されている、請求項13に記載の手術器具キット。
【請求項23】
前記一連の歯車が、前記切削工具ビット受容端部を直線的に平行移動させるらせん状ねじ山配列を含む、請求項22に記載の手術器具キット。
【請求項24】
脛骨の髄内管に切り込むように構成された電力ドライバアダプタであって、前記電力ドライバアダプタは、
駆動端部、切削工具ビット受容端部、および長手方向軸線を有する細長い本体を備え、
前記駆動端部は、前記長手方向軸線と同軸に配置された駆動シャフトを有し、前記駆動シャフトは、前記駆動シャフトを前記長手方向軸線を中心に同軸に回転させる動力供給ユニットと嵌合するように構成されており、
前記切削工具ビット受容端部は、切削工具ビットと係合するように構成され、かつ切削動作のために前記切削工具ビットを回転させる切削工具ビット受容ベースを含み、前記切削工具ビット受容ベースは、前記細長い本体の前記長手方向軸線に直交する回転軸線を中心に回転し、
前記細長い本体は、前記駆動シャフトを前記切削工具ビット受容端部に接続する一連の歯車を含み、
前記一連の歯車は、前記駆動シャフトの同軸回転を前記切削工具ビット受容ベースの回転に変換する配置で構成されている、電力ドライバアダプタ。
【請求項25】
前記切削工具ビットが、リーマビットである、請求項24に記載の電力ドライバアダプタ。
【請求項26】
前記切削工具ビット受容ベースが、前記切削工具ビットのねじ山に係合するように構成されている、請求項24に記載の電力ドライバアダプタ。
【請求項27】
前記切削工具ビット受容ベースが、前記切削工具ビットと係合するソケットを備える、請求項24に記載の電力ドライバアダプタ。
【請求項28】
前記一連の歯車が、かさ歯車配列を含む、請求項24に記載の電力ドライバアダプタ。
【請求項29】
前記一連の歯車が、平歯車配列を含む、請求項24に記載の電力ドライバアダプタ。
【請求項30】
前記細長い本体の前記切削工具ビット受容端部は、前記切削工具ビットが回転させられているとき、前記切削工具ビットの前記回転軸線に同軸であり、かつ前記長手方向軸線に直交する方向に直線的に並進するように構成されている、請求項24に記載の電力ドライバアダプタ。
【請求項31】
前記一連の歯車が、前記切削工具ビット受容端部を直線的に並進させるらせん状ねじ山配列を備える、請求項30に記載の電力ドライバアダプタ。
【請求項32】
距骨インプラントを受容するために距骨を準備する方法であって、前記距骨が近位端を含み、前記方法は、
(a)前記距骨の近位端を切除して、前記距骨インプラントのための切除された関節空間を形成することであって、前記関節空間は、前記距骨の前記近位端に距骨切除面を含み、前側で開放している、形成することと、
(b)切削工具ビットを備えた電力ドライバを前側から前記切除された関節空間に配置することであって、前記切削工具ビットは、前記距骨切除面に向けられる、配置することと、
(c)前記電力ドライバを使用して前記距骨切除面に切り込むことと、を含む方法。
【請求項33】
前記距骨切除面に切り込むことは、距骨ステムおよび/または距骨インプラント用の増大部を受容するために前記距骨内に延びる空隙を形成する、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
脛骨の遠位端を切除し、前記ステップ(a)の前に脛骨インプラントのための切除関節空間を形成するステップをさらに含む、請求項32に記載の方法。
【請求項35】
距骨インプラントを受容するために距骨を準備する方法であって、前記距骨が近位端を含み、前記方法は、
(a)前記距骨の近位端を切除して、前記距骨インプラントのための切除された関節空間を形成することであって、前記関節空間は、前記距骨の前記近位端に距骨切除面を含み、後側で開放している、形成することと、
(b)切削工具ビットを備えた電力ドライバを前記後側から前記切除された関節空間に配置することであって、前記切削工具ビットは、前記距骨切除面に向けられる、配置することと、
(c)前記電力ドライバを使用して前記距骨切除面に切り込むことと、を含む方法。
【請求項36】
前記距骨切除面に切り込むことは、距骨ステムおよび/または距骨インプラント用の増大部を受容するために前記距骨内に延びる空隙を形成する、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
脛骨の遠位端を切除し、前記ステップ(a)の前に脛骨インプラントのための切除関節空間を形成するステップをさらに含む、請求項35に記載の方法。
【請求項38】
距骨インプラントを受容するために距骨を準備する方法であって、前記距骨が近位端を含み、前記方法は、
(a)前記距骨の前記近位端を切除して、前記距骨インプラントのための切除された関節空間を形成することであって、前記関節空間は、前記距骨の前記近位端に距骨切除面を含み、側方側で開放している、形成することと、
(b)切削工具ビットを備えた電力ドライバを前記側方側から前記切除された関節空間に配置することであって、前記切削工具ビットは、前記距骨切除面に向けられる、配置することと、
(c)前記電力ドライバを使用して前記距骨切除面に切り込むことと、を含む方法。
【請求項39】
前記距骨切除面に切り込むことは、距骨ステムおよび/または距骨インプラント用の増大部を受容するために前記距骨内に延びる空隙を形成する、請求項38に記載の方法。
【請求項40】
脛骨の遠位端を切除し、前記ステップ(a)の前に脛骨インプラントのための切除された関節空間を形成するステップをさらに含む、請求項38に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、足首置換術に関する。
【背景技術】
【0002】
足関節は、例えば、過去の足関節手術による関節炎、骨折、感染症、変形性関節炎、外傷後の変形性関節炎または関節リウマチにより、激しく損傷して、苦痛を生じるようになり得る。負傷した足関節を治療するためのオプションは、抗炎症薬と鎮痛薬、ブレース、理学療法、切断、関節固定術、および人工足関節全置換術を含んでいた。
【0003】
現在の足関節置換オプションは、踵骨および距骨を足の裏からドリルで穿孔して脛骨の遠位端にアクセスし、脛骨の髄内管をリーミングすることによって、脛骨の遠位端を準備することを含む。このようなアプローチは、踵に追加の切開を必要とする。患者の回復時間が長期化する可能性があり、手術後の体重支持時間を遅らせる可能性がある。
【0004】
近年の改善された足関節置換術は、前側からブローチによって足関節空間へアプローチし、脛骨の髄内管を手作業で準備することを含む。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
脛骨インプラントを受容するために脛骨に髄内管を準備する方法が開示される。いくつかの実施形態では、この方法は、(a)脛骨の遠位端を切除し、脛骨インプラントのための切除された関節空間を形成することであって、関節空間は、脛骨の遠位端において脛骨切除面を含みかつ前側において開放している、形成することと、(b)切削工具ビットを備えた電力ドライバを前側から関節空間に配置することであって、切削工具ビットは脛骨の髄内管に向けられる、配置することと、(c)電力ドライバを使用して髄内管に切り込み、脛骨孔または脛骨腔を形成することと、を含む。電力ドライバは、切削工具ビットの位置合わせを支援することができるガイドアセンブリと関連して使用することができる。
【0006】
本開示の別の態様によれば、脛骨インプラントを受容するために脛骨に髄内管を準備する方法は、切削工具ビットを備えた電力ドライバを後側から関節空間に配置することを含むことができる。
【0007】
本開示の別の態様によれば、脛骨インプラントを受容するために脛骨に髄内管を準備する方法は、切削工具ビットを備えた電力ドライバを側方側から関節空間に配置することを含むことができる。
【0008】
脛骨の髄内管に切り込むように構成された電力ドライバアダプタも開示される。電力ドライバアダプタは、駆動端部、切削工具ビット受容端部、および長手方向軸線を有する細長い本体を備える。駆動端は、長手方向軸線と同軸に配置された駆動シャフトを含み、駆動シャフトを長手方向軸線を中心に同軸に回転させる動力供給ユニットと嵌合するように構成されている。切削工具ビット受容端部は、切削工具ビットと係合するように構成されかつ切削動作のために切削工具ビットを回転させる切削工具ビット受容ベースを含み、切削工具受容ベースは、細長い本体の長手方向軸線と直交する回転軸線を中心に回転し、かつ上下に並進する。細長い本体は、駆動シャフトを切削工具ビット受容端部に接続する一連の歯車を含む。一連の歯車は、駆動シャフトの同軸回転を切削工具ビット受容ベースの回転および並進に変換する配置で構成されている。
【0009】
電力ドライバアダプタを含む手術器具キットも開示される。
本開示の本発明の概念は、以下の図面に関連してより詳細に説明される。図面における構造は概略的に示されており、実際の寸法を示すことは意図されていない。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図2】脛骨足関節置換インプラントを受容するための脛骨の遠位端の切除された関節空間の描写である。
【
図3】脛骨準備手順の完了時における、前側から脛骨の切除された関節空間に係合する本開示の本発明の電力ドライバアセンブリの図である。
【
図4】異なる角度から見た
図3の本発明の電力ドライバアセンブリの別の図である。
【
図5】本開示による電力ドライバアダプタの図である。
【
図6】切除された関節空間に取り付けられたガイドアセンブリの図である。
【
図7】脛骨の切除された関節空間に後側から配置された本開示の本発明の電力ドライバアセンブリの図である。
【
図8】脛骨の切除された関節空間に側方側から配置された本開示の本発明の電力ドライバアセンブリの図である。
【
図11A】
図10に示した線A-Aに沿った電力ドライバの断面図である。
【
図11B】切削工具ビット受容部が開始位置にある、
図10に示した線A-Aに沿った電力ドライバの別の断面図である。
【
図12A】本開示による脛骨の髄内管を作製するための方法の様々な実施形態を示すフローチャートである。
【
図12B】本開示による脛骨の髄内管を作製するための方法の様々な実施形態を示すフローチャートである。
【
図12C】本開示による脛骨の髄内管を作製するための方法の様々な実施形態を示すフローチャートである。
【
図12D】本開示による脛骨の髄内管を作製するための方法の様々な実施形態を示すフローチャートである。
【
図12E】本開示による脛骨の髄内管を作製するための方法の様々な実施形態を示すフローチャートである。
【
図12F】本開示による脛骨の髄内管を作製するための方法の様々な実施形態を示すフローチャートである。
【
図12G】本開示による脛骨の髄内管を作製するための方法の様々な実施形態を示すフローチャートである。
【
図12H】本開示による脛骨の髄内管を作製するための方法の様々な実施形態を示すフローチャートである。
【
図12I】本開示による脛骨の髄内管を作製するための方法の様々な実施形態を示すフローチャートである。
【
図13A】環境で使用するための位置合わせアームを有する本開示の電力ドライバアダプタの実施形態を示す。
【
図13B】環境で使用するための位置合わせアームを有する本開示の電力ドライバアダプタの実施形態を示す。
【
図13C】環境で使用するための位置合わせアームを有する本開示の電力ドライバアダプタの実施形態を示す。
【
図13D】脛骨の切除された関節空間に前側から配置され、ドライバビットが距骨に向けられている、本開示の本発明の電力ドライバの図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
例示的な実施形態のこの説明は、記述された説明全体の一部と見なされる添付の図面と関連して読まれることを意図されている。図面は必ずしも一定の縮尺で描かれているわけではなく、特定の特徴は、明瞭さおよび簡潔さのために、誇張された縮尺で、またはやや概略的な形で示されている場合がある。本説明では、「水平」、「垂直」、「上方」、「下方」、「上」および「下」などの相対用語、ならびにそれらの派生語(例えば、「水平に」、「下向きに」、「上向きに」等)は、そのとき記載されているような、または検討中の図面に示されているような向きを指すと解釈されるべきである。これらの相対用語は説明の便宜上のものであり、通常特定の方向を必要とすることを意図するものではない。「内向きに」対「外向きに」、「長手方向」対「横方向」などを含む用語は、必要に応じて、互いに対して、または伸長軸、または回転軸もしくは回転中心に対して、解釈されるべきである。「接続された」および「相互接続された」などの取り付け、連結などに関する用語は、別段明示的に記載されない限り、構造が介在構造を通して直接的もしくは間接的のいずれかで互いに固定または取り付けられた関係、ならびに可動もしくは剛性の両方の取り付けもしくは関係を指す。単一の機械のみが例示される場合、「機械」という用語は、本明細書で検討される方法論のうちの任意の1つ以上を実施するために1セット(または複数セット)の命令を個別にまたは共同で実行する任意の機械の集合も含むものと解釈される。「動作可能に接続された」という用語は、関連する構造がその関係によって意図されたように動作することを可能にする、そのような取り付け、連結、または接続である。特許請求の範囲において、ミーンズプラスファンクション条項は、使用される場合、構造上の等価物だけでなく等価な構造も含む、列挙された機能を実施するための記述もしくは図面によって説明、示唆、または明白にされる構造を網羅することを意図する。
【0012】
明示的に別段の定めがない限り、本明細書に記載の任意の方法は、そのステップが特定の順序で実行されることを要求するものとして解釈されることも、任意の装置に関して、そのように明記されない限り、特定の向きが要求されることも決して意図されていない。したがって、方法クレームが、そのステップが従うべき順序を実際に記載していない場合、または任意の装置クレームが、実際に個々の構成要素に対する順序または向きを記載していない場合、またはステップが特定の順序に限定されることが請求の範囲または説明に別段具体的に記載されていない場合、または装置の構成要素に対する特定の順序または向きが記載されていない場合、順序または向きが推測されることは一切意図されていない。これは、以下を含む、解釈のための任意の可能な非明示的な根拠に当てはまる。すなわち、ステップの配置、操作フロー、構成要素の順序、または構成要素の向きに関する論理の問題;文法的な構成または句読点に由来する明白な意味、および;本明細書に記載されている実施形態の数またはタイプである。
【0013】
図1は、足首関節2の解剖学的図を示している。足関節2は、脛骨6および腓骨(符号は付されていない)と接触している距骨4を含む。踵骨10は距骨4に隣接して位置している。人工足関節全置換術では、距骨インプラントと脛骨インプラントの挿入を可能にするために、距骨4および脛骨6が切除または切断され得る。
【0014】
足関節全置換システムは、距骨インプラント80および脛骨インプラント90を含む。距骨インプラント80は、距骨4の自然な関節面を模倣するように構成された関節面82を含むことができる。距骨インプラント80は、距骨インプラント80を固定するために距骨4内に延びるステム84を有することができる。脛骨インプラント90は、脛骨6に設置するようにサイズ設定および構成することができる。脛骨インプラント90は、脛骨6の自然な関節運動を模倣するように構成された関節面92と、脛骨インプラント90を固定するために脛骨6の髄内管内に延びる脛骨ステム50とを含む本体を含むことができ
る。それぞれのインプラント80、90の関節面82、92は、除去された自然の足首関節面に置き換わり、自然の関節を模倣する可動域を回復させる。
【0015】
図2は、切除された関節空間22を示す、人間の足関節における脛骨6の切除された脛骨端部16aの図である。
【0016】
図3~5および9~11を参照すると、脛骨の髄内管に切り込むように構成された電力ドライバ100が開示されている。電力ドライバ100は、手持ち操作用の電力ドライバユニット300と、電力ドライバアダプタ200とを備える。
【0017】
好ましくは、電力ドライバユニット300は、電力ドライバアダプタ200を回転可能に駆動することができ、電力ドライバアダプタ200の駆動シャフト222と係合するチャック310を備える、手持ちドリル状の電動工具である。
【0018】
図3~5および9~11に示すように、電力ドライバアダプタ200は、第1の端部220、第2の部分230、および長手方向軸線Lを有する細長い本体210を備える。第1の端部220は、駆動端部として構成されており、駆動シャフト222を有する。駆動シャフト222は、長手方向軸線Lと同軸に配置されており、駆動シャフト222を長手方向軸線Lと同軸に回転させる電力ドライバユニット300と係合するように構成されている。第2の部分230は、切削工具ビット受容部として構成される。切削工具ビット受容部230は、切削工具ビット500と係合し、切削動作のために切削工具ビット500を回転させるように構成される。例えば、
図10および11に示したように、切削工具ビット受容部230は、切削工具ビット500を受容しかつビットをしっかりと保持するように構成された切削工具ビット受容ベース232を備えることができる。切削工具ビット受容ベース232は、長手方向軸線Lに直交する回転軸Rを中心に回転するように構成される。
【0019】
図示の実施形態における切削工具ビット受容ベース232は、切削工具ビット500をねじ込むことができるねじ穴232aを含むディスク状の部品である。切削工具ビット受容ベース232に取り付けるように構成された切削工具ビット500は、ねじ山付きベースステム(図示せず)を備える。いくつかの他の実施形態では、切削工具ビット受容ベース232は、切削工具ビット500を受容する代わりに、ソケット穴を備えることができる。ソケット穴は、正方形の穴構成または六角形の穴構成を有することができ、切削工具ビット500を保持するためのばね式戻り止めシステムを有することができる。これらは単なる例であり、当業者によって容易に理解されるであろう、切削工具ビット受容ベース232を切削工具ビット500と係合させるための他の適切な構成が存在する。
【0020】
細長い本体210は、第1の部分210aおよび第2の部分210bを含む。細長い本体210は、第1の部分210aにスリップクラッチを備え、第2の部分210bに一連の歯車を備え、歯車は、駆動シャフト222を切削工具ビット受容部230に接続している。一連の歯車は、駆動シャフト222の同軸回転を、切削工具ビット受容ベース232の回転に変換する配列で構成されている。そのような一連の歯車の例は、
図11の細長い本体210の断面図に示されている。
【0021】
第1の部分210aは、スリップクラッチ機構223によって駆動シャフト222に接続された駆動シャフト延長部品222aを備える。切削工具ビット受容部分230が第2の部分210bのハウジングに対して下部(開始)または上部(終了)位置に達すると、スリップクラッチ223は、駆動シャフト222が電力ドライバ300によって回転され続けることを可能にする一方、ドライブシャフト延長部品222a(および、ひいては、平歯車227)が回転を停止する。第2の部分210bは、回転運動切削工具ビット受容
ベース232に伝達するための平歯車227のグループを含む。平歯車227のグループと、駆動軸222aとの間に、かさ歯車構成225が設けられており、駆動軸222、222aの同軸回転運動を、切断工具ビット受容ベース232の直交向きの回転運動に変換する。
【0022】
いくつかの実施形態では、切削工具ビット受容ベース232は平歯車であり、切削工具受容部分230は、切削工具ビット受容ベース232を平歯車227のグループと接続する1つ以上の追加の平歯車229を備えることができる。切削工具ビット受容ベース232および平歯車227のグループ内の追加の平歯車は、短いまたは低プロファイルを有し、かつディスク状の形状を有し、これにより、切削工具ビット受容部分230は、切除された関節空間22内へ切削工具ビット受容部分230を位置決めするための低プロファイルを維持することができる。平歯車227のグループの中の最後の平歯車227aは、追加の平歯車229の中の最初の平歯車229aと噛み合う。
【0023】
切削工具ビット500は、整形外科手術で使用され得る多くのタイプの切削工具ビットのうちの1つであることができる。電力ドライバアダプタ200のいくつかの実施形態では、切削工具ビット500はリーマビットである。
【0024】
電力ドライバアダプタ200のいくつかの実施形態では、切削工具ビット受容部分230は、切削工具ビット500の回転軸線Rと同軸であり、かつ長手方向軸線Lに直交する方向に沿って直線的に並進するように構成することができる。線形並進運動の方向は、
図11に矢印T1およびT2によって示されている。
図11の図は、側方から見た断面図である。したがって、電力ドライバアダプタ200が切除された関節空間22において動作中に使用されているとき、矢印T1は解剖学的上方向を表し、矢印T2は解剖学的下方向を表す。
【0025】
いくつかの実施形態では、平歯車227のグループに加えて、第2の部分210bは、切削工具ビット受容部分230の直線並進を可能にするらせん状ねじ山配列をさらに含む。
図11に示す例示的な構造では、このらせん状ねじ山配置は、らせん状ねじ山付きステム240と、切削工具ビット受容部分230内の追加の平歯車229のうちの第1の平歯車229aとを含む。第1の平歯車229aは、その回転中心にらせん状ねじ穴を備え、これは、らせん状ねじ穴を通って延びるらせんねじ山付きステム240と係合する。らせん状ねじ山付きステム240は回転しない。切削工具ビット500が切削動作のために回転しているとき、第1の平歯車229aが回転すると、そのらせん状ねじ穴は、らせん状ねじ山付きステム240のらせん状ねじ山と協働し、らせん状ねじ山付きステム240の長さに沿って並進し、これにより切削工具ビット受容部分230全体をらせん状ねじ山付きステム240の長さに沿って移動させる。
【0026】
回転方向に応じて、第1の平歯車229aのらせん状ねじ山およびらせん状ねじ山付きステム240は、適切にハンドされ(右ハンドまたは左ハンド)、これにより、第1の平歯車229a、したがって切削工具ビット受容部分230が、切断工具ビット500が切断方向に回転または駆動されたとき
図11に矢印によって示された方向T2に並進する。逆に、切断手順が完了すると、動力駆動ユニット300が逆になり、切削工具ビット500が反対方向に回転し、第1の平歯車229aおよび切削工具受容部分230が、らせん状ねじ山付きステム240に沿って反対方向T1に並進する。
【0027】
電力ドライバアダプタ200が、脛骨の遠位端をリーミングするために使用される場合、例えば、電力ドライバアダプタ200が、切削工具ビット500が脛骨の髄内管に向けられて配置されるような位置にある場合、切削工具受容部分230は、開始位置、すなわち切削工具受容部分230が最も下方の位置にあるような位置にある。この開始構成が、
図11Bに示されている。
図11Bでは、切削工具受容部分230は、位置合わせピン260の反対側にあるので、開始位置にあることがわかる。位置合わせピン260の機能は、
図3~5に関連して以下に説明される。電力ドライバユニット300がその切断モードになると、切削工具ビット500が切削方向に回転すると、切削工具保持部分230が方向T2に並進する。これにより、電力ドライバユニット300全体および電力ドライバアダプタ200を動かすことなく、切削工具ビット500を脛骨の髄内管内へ駆動することができる。電力ドライバユニット300および電力ドライバアダプタ200アセンブリが静止状態に保たれている間、切削工具ビット500は、切削工具ビット受容部分230の並進運動によって自動的に髄内管内へ駆動される。
【0028】
図3、4、および6を参照すると、いくつかの実施形態では、電力ドライバアダプタ200は、ガイドアセンブリ400に関連して使用することができ、ガイドアセンブリ400は、脛骨の髄内管を準備する手順の間、切除された関節空間22内での電力ドライバアダプタ200の位置決めおよび位置合わせを支援することができる。ガイドアセンブリ400は、脛骨の遠位端において切除面に取り付けるように構成されたガイド部分410を含み、ガイド部分は、切削工具ビット500を受容し、通過させることを可能にするための穴430を備える。ガイドアセンブリ400はまた、ガイド部分410から近位方向に延在し、
図6に示されるように脛骨の前側に取り付けるように構成されたガイドヘッド部分420を含む。
【0029】
電力ドライバアダプタ200およびガイドヘッド部分420は、脛骨の髄内管に切り込むために、電力ドライバアダプタ200に保持された切削工具ビット500を適切に位置合わせおよび配置するように構成されている。電力ドライバアダプタ200は、1つ以上の位置合わせピンを備えることができ、ガイドヘッド部分420は、電力ドライバアダプタ200の位置を位置合わせするための位置合わせピンを受容するための1つ以上の対応する位置合わせスロットを含むことができる。
【0030】
図4~6に示される例示的な実施形態では、電力ドライバアダプタ200は2つの位置合わせピン260を含み、ガイドヘッド部分420は、位置合わせピン260を受容するための対応する2つの位置合わせスロット440を備える。電力ドライバアダプタ200の切削工具ビット受容部分230を前側から関節空間22に挿入した後、2つの位置合わせピン260が、ガイドヘッド部分420の対応する位置合わせスロット440に挿入される。電力ドライバアダプタ200は、切削工具ビット500が切削工具ビット受容部分230内に保持されて、脛骨の髄内管に向けられた切除された脛骨の遠位端に配置され、脛骨の髄内管に切り込む準備ができるように配向される。いくつかの実施形態では、位置合わせスロット440は、位置合わせピン260および位置合わせスロット440がスリップフィット係合を確立するように成形およびサイズ設定され、これは、切断手順中に電力ドライバアダプタ200アセンブリを所定の位置にしっかりと保持するのを助けることができる。この配置は、
図3および4が実際に脛骨髄内管準備手順の最後の配置を示しているという事実を除いて、
図3および4に示されているものと非常によく似ている。
【0031】
使用中、ガイドアセンブリ400が、
図6に示されるように切除された関節空間22に配置された後、ガイドアセンブリ400は、kワイヤまたはスタインマンピンなどの1つ以上の固定ピンを使用することによって脛骨に固定することができる。ガイドヘッド部分420は、そのような固定ピンを受容するためにガイドヘッド部分420を貫通した1つ以上の穴を備えることができる。
図6に示す例では、ガイドヘッド部分420に複数の穴450が設けられている。固定ピン600が、これらの穴450に挿入され、ガイドアセンブリ400を脛骨6に固定していることが示されている。
【0032】
いくつかの実施形態では、電力ドライバアダプタ200は、位置合わせガイド400を
使用せずに、関節空間22内で位置合わせすることができる。例えば、電力ドライバアダプタ200は、
図13A~13Cに示されるもののような位置合わせアーム290で構成することができ、位置合わせアーム290および位置合わせピン292は放射線不透過性である。電力ドライバアダプタ200は、関節空間22に挿入され、透視下で観察されて、切削工具ビット500を位置合わせする。いくつかの実施形態では、電力ドライバアダプタ200は、放射線透過性材料で作ることができ、位置合わせの手がかりのために放射線不透過性マーカー(例えば、標的)を備えることができる。
【0033】
本開示の別の態様によれば、手術器具キットが開示される。手術器具キットは、脛骨の髄内管に切り込むように構成された電力ドライバアダプタ200、および1つ以上の骨切断工具ビット(例えば、1つ以上のリーミングビット500)を含む。電力ドライバアダプタ200の構造は上記の通りである。いくつかの実施形態では、手術器具キットはまた、その構造が上記の通りであるガイドアセンブリ400を含むことができる。
【0034】
本開示の別の態様によれば、脛骨インプラントを受容するために脛骨において髄内管を準備するためのいくつかの方法が開示されている。いくつかの実施形態によれば、
図13A~13Cに関連した
図12Aのフローチャート1000aは、このような方法の一例を示しており、この場合、切削工具ビット500を備えた電力ドライバアダプタ200が、一実施形態による脛骨インプラントを受容するために脛骨の遠位端に髄内管を準備するために、足関節の切断された関節空間22に前側からアプローチする。この方法は、脛骨の遠位端を切除し、脛骨インプラントを受容するための切除された関節空間22を形成することを含み、関節空間は、脛骨の遠位端に脛骨切除面を含み、前側で開放している(ステップ1010を参照)。必要に応じて、切除された関節空間22を適切に形成するために、距骨の近位端も切除する必要がある場合がある。次に、切削工具ビット500を備えた電力ドライバアダプタ200を備えた電力ドライバユニット300が、前側から関節空間22内に配置され、切削工具ビット500は、脛骨の髄内管に向けられる(ステップ1020を参照)。次に、電力ドライバユニット300がオンにされ、切削工具ビット500を駆動して髄内管に切り込む(ステップ1030を参照)。
【0035】
この方法のいくつかの実施形態では、髄内管に切り込むことにより、脛骨ステムまたは足関節置換インプラントの脛骨延長部を受容するために、髄内管内に延びる空隙または脛骨腔が形成される。
【0036】
図13A~13Cに示した構成では、一対の位置合わせアーム290を備えた電力ドライバアダプタ200の実施形態が示されている。位置合わせアーム290は、電力ドライバアダプタ200が切除された関節空間22内に配置されるときに、切削工具ビット500の軌道を位置合わせするのを支援する。位置合わせアーム290は、電力ドライバアダプタ200から延在し、前方に湾曲する端部291を有する。位置合わせアーム290は、端部291に設けられた位置合わせポスト292を備え、位置合わせポスト292は、切削工具ビット500の切断軌道を表し、切削手順の前または間に切削工具ビット500の位置合わせ/軌道を維持しながら電力ドライバアダプタ200を視覚的に配置するために使用することができる。
図13Aおよび13Cに示されるように、位置合わせアーム290および位置合わせポスト292は、位置合わせポスト292が、切削工具ビット受容ベース232に取り付けられた切削工具ビット500の回転軸線Rに対して平行になりかつ2つの位置合わせポスト292がまた回転軸線Rと同じ平面にあるように構成されている。この構成により、外科医は、位置合わせポスト292を視覚的ガイドとして使用して、電力ドライバアダプタ200を関節空間22に位置合わせすることができる。
図13Cの側面図は、位置合わせポスト292をガイドとして使用することにより、切削工具ビットの回転軸線Rが脛骨6の髄内管と位置合わせされた位置合わせ位置にある電力ドライバアダプタ200を示している。
【0037】
図3および
図4に関連した
図12Bのフローチャート1000bは、ガイドアセンブリ400を使用して切削工具ビット500の軌道を位置合わせする方法の別の実施形態を示している。フローチャート1000bに示した方法は、ステップ1010の後に足関節の前側から関節空間にガイドアセンブリ400を設置するステップ1015をさらに含む。次に、ステップ1020において、切削工具ビット500を備えた電力ドライバアダプタ200を前側から切除関節空間22に配置した後、電力ドライバアダプタ200を前側からガイドアセンブリ400と係合させ、切削工具ビット500の位置を位置合わせする(ステップ1025を参照)。次に、電力ドライバユニット300がオンにされ、切削工具ビット500を駆動して髄内管に切り込み、脛骨インプラントのために髄内管を準備する(ステップ1030を参照)。
【0038】
図7に関連した
図12Cのフローチャート2000aは、一実施形態による、脛骨インプラントを受容するために脛骨に髄内管を準備する後側アプローチ方法の例を示している。この方法は、脛骨の遠位端を切除し、脛骨インプラントを受容するための切除された関節空間22を形成することを含み、関節空間は、脛骨の遠位端に脛骨切除面を含み、後側で開放している(ステップ2010を参照)。必要に応じて、切除された関節空間22を適切に形成するために、距骨の近位端も切除する必要がある場合がある。次に、切削工具ビット500を備えた電力ドライバアダプタ200が、後側から関節空間22内に配置され、切削工具ビット500は、脛骨の髄内管に向けられる(ステップ2020を参照)。次に、電力ドライバユニット300がオンにされ、切削工具ビット500を駆動して髄内管に切り込み、脛骨インプラントのために髄内管を準備する(ステップ2030を参照)。
【0039】
図12Dのフローチャート2000bは、後側アプローチ方法の別の実施形態を示しており、この方法は、ステップ2010の後に足関節の後側から関節空間にガイドアセンブリ400を設置するステップ2015をさらに含む。次に、ステップ2020において、切削工具ビット500を備えた電力ドライバアダプタ200を後側から切除関節空間22に配置した後、電力ドライバアダプタ200を後側からガイドアセンブリ400と係合させ、切削工具ビット500の位置を位置合わせする(ステップ2025を参照)。次に、電力ドライバユニット300がオンにされ、切削工具ビット500を駆動して髄内管に切り込み、脛骨インプラントのために髄内管を準備する(ステップ2030を参照)。
【0040】
図7は、ガイドアセンブリ400が切除された関節空間22内に配置された後の後側アプローチ配置の図である。ガイドヘッド部分420は、ガイドアセンブリ400を後側から脛骨6に固定するための1つ以上の固定ピン600を受容するための複数の穴450を備えている。固定ピン600は、ガイドアセンブリ400を脛骨6に固定する穴450を通して挿入されて示されている。この実施形態では、ガイドアセンブリ400自体は、位置合わせガイドアーム490を含むことができる。位置合わせガイドアーム490は、適切な取り付け機構を介してガイドヘッド部分420に取り付けることができる。図示の例では、ガイドヘッド部分420は、位置合わせガイドアーム490が取り付けられている1つ以上のピン/ねじ422で構成されている。位置合わせガイドアーム490の重要な特徴は、それがガイドヘッド部分420から横方向に延在し、位置合わせポスト492を備えていることである。これにより、操作者/外科医は、脛骨6への取り付け中にガイドアセンブリ400を視覚的に位置合わせすることができ、これにより、切削工具ビット500が適切に位置合わせされることが保証される。次に、切削工具ビット500を備えた電力ドライバアダプタ200が、患者の後側から関節空間22内に配置され、ガイドアセンブリ400と結合される。位置合わせポスト492およびガイドヘッド部分420は、電力ドライバアダプタ200が、位置合わせピン260をガイドヘッド部分420の対応する位置合わせスロット440に滑り込ませることによって、ガイドヘッド部分420と
係合および位置合わせされるとき、位置合わせポスト492が、切削工具ビット500の回転軸線Rに対して平行になるように、構成されている。
【0041】
図8に関連した
図12Eのフローチャート3000aは、一実施形態による、脛骨インプラントを受容するために脛骨に髄内管を準備する側方アプローチ方法の例を示している。この方法は、脛骨の遠位端、必要であれば、距骨の近位端を切除し、脛骨インプラントを受容するための切除された関節空間22を形成することを含み、関節空間は、脛骨の遠位端に脛骨切除面を含み、側方側で開放している(ステップ3010を参照)。次に、切削工具ビット500を備えた電力ドライバアダプタ200が、側方側から関節空間22内に配置され、切削工具ビット500は、脛骨の髄内管に向けられる(ステップ3020を参照)。次に、電力ドライバユニット300がオンにされ、切削工具ビット500を駆動して髄内管に切り込み、脛骨インプラントのために髄内管を準備する(ステップ3030を参照)。
【0042】
図12Fのフローチャート1000bは、側方アプローチ方法の別の実施形態を示しており、この方法は、ステップ3010の後に足関節の側方側から関節空間にガイドアセンブリ400を設置するステップ3015をさらに含む。次に、ステップ3020において、切削工具ビット500を備えた電力ドライバアダプタ200を側方側から切除関節空間22に配置した後、電力ドライバアダプタ200を側方側からガイドアセンブリ400と係合させ、切削工具ビット500の位置を位置合わせする(ステップ3025を参照)。次に、電力ドライバユニット300がオンにされ、切削工具ビット500を駆動して髄内管に切り込み、脛骨インプラントのために髄内管を準備する(ステップ3030を参照)。
【0043】
図8は、ガイドアセンブリ400が次に切除された関節空間22内に配置される、側方アプローチ配列の図である。ガイドヘッド部分420は、ガイドアセンブリ400を後側から脛骨6に固定するための1つ以上の固定ピン600を受容するための複数の穴450を備えている。固定ピン600は、ガイドアセンブリ400を脛骨6に固定する穴450を通して挿入されて示されている。次に、切削工具ビット500を備えた電力ドライバアダプタ200が、患者の側方側から関節空間22内に配置され、ガイドアセンブリ400と結合される。
図7に関連して上で提供された説明と同様に、側方アプローチ配列のいくつかの実施形態では、ガイドアセンブリ400は、位置合わせポスト492を備えた位置合わせガイドアーム490を含むことができる。この実施形態における位置合わせガイドアーム490および位置合わせポスト492の機能は、
図7に示され、説明されている実施形態と同様である。
【0044】
図13Dに関連した
図12Gのフローチャート4000aは、一実施形態による、距骨インプラントを受容するために距骨の近位端を準備する前側アプローチ方法の例を示している。この方法は、脛骨の遠位端、必要であれば、距骨の近位端を切除し、切除された関節空間22を形成することを含み、関節空間は、脛骨の遠位端における脛骨切除面、および距骨の近位端における距骨切除面を含み、関節空間22は、前側で開放している(ステップ4010を参照)。次に、切削工具ビット500を備えた電力ドライバアダプタ200が、前側から関節空間22内に配置され、切削工具ビット500は、距骨に向けられる(ステップ4020を参照)。次に、電力ドライバユニット300がオンにされ、切削工具ビット500を駆動して距骨切除面に切り込み、距骨ステムおよび/または距骨インプラント用の増強物を受容するために距骨内に延びる空隙を形成する(ステップ4030を参照)。
【0045】
図12Hのフローチャート4000bは、一実施形態による、距骨インプラントを受容するために距骨の近位端を準備する後側アプローチ方法の例を示している。この方法は、
脛骨の遠位端、必要であれば、距骨の近位端を切除し、切除された関節空間22を形成することを含み、関節空間は、脛骨の遠位端における脛骨切除面、および距骨の近位端における距骨切除面を含み、関節空間22は、後側で開放している(ステップ4010bを参照)。次に、切削工具ビット500を備えた電力ドライバアダプタ200が、後側から関節空間22内に配置され、切削工具ビット500は、距骨に向けられる(ステップ4020bを参照)。次に、電力ドライバユニット300がオンにされ、切削工具ビット500を駆動して距骨切除面に切り込み、距骨ステムおよび/または距骨インプラント用の増強物を受容するために距骨内に延びる空隙を形成する(ステップ4030bを参照)。
【0046】
図12Iのフローチャート4000cは、一実施形態による、距骨インプラントを受容するために距骨の近位端を準備する側方アプローチ方法の例を示している。この方法は、脛骨の遠位端、必要であれば、距骨の近位端を切除し、切除された関節空間22を形成することを含み、関節空間は、脛骨の遠位端における脛骨切除面、および距骨の近位端における距骨切除面を含み、関節空間22は、側方側で開放している(ステップ4010cを参照)。次に、切削工具ビット500を備えた電力ドライバアダプタ200が、側方側から関節空間22内に配置され、切削工具ビット500は、距骨に向けられる(ステップ4020cを参照)。次に、電力ドライバユニット300がオンにされ、切削工具ビット500を駆動して距骨切除面に切り込み、距骨ステムおよび/または距骨インプラント用の増強物を受容するために距骨内に延びる空隙を形成する(ステップ4030cを参照)。
【0047】
本明細書に記載の方法の様々な実施形態では、切削工具ビット500を備えた電力ドライバアダプタ200は、脛骨または距骨の切除切断が行われる前に、脛骨と距骨との間の足関節空間に配置することができる。このような例では、適切に構成されたガイドアセンブリジグ(図示せず)を脛骨と距骨の間の関節に挿入することができ、次に、脛骨の遠位端または距骨の近位端に切除切断が行われる前に、電力ドライバアダプタ200の切断ツールビット端部を脛骨と距骨との間にガイドして配置することができる。
【0048】
デバイス、キット、システム、および方法は、例示的な実施形態に関して説明されてきたが、それらはそれに限定されない。むしろ、添付の特許請求の範囲は、デバイス、キット、システム、および方法の均等物の範囲およびレンジから逸脱することなく当業者によって成され得る、デバイス、キット、システム、および方法の他の変化形および実施形態を含むように広く解釈されるべきである。
【手続補正書】
【提出日】2023-03-06
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
脛骨の髄内管に切り込むように構成された電力ドライバアダプタであって、前記電力ドライバアダプタは、
駆動端部、切削工具ビット受容端部、および長手方向軸線を有する細長い本体を備え、
前記駆動端部は、前記長手方向軸線と同軸に配置された駆動シャフトを有し、前記駆動シャフトは、前記駆動シャフトを前記長手方向軸線を中心に同軸に回転させる動力供給ユニットと嵌合するように構成されており、
前記切削工具ビット受容端部は、切削工具ビットと係合するように構成され、かつ切削動作のために前記切削工具ビットを回転させる切削工具ビット受容ベースを含み、前記切削工具ビット受容ベースは、前記細長い本体の前記長手方向軸線に直交する回転軸線を中心に回転し、
前記細長い本体は、前記駆動シャフトを前記切削工具ビット受容端部に接続する一連の歯車を含み、
前記一連の歯車は、前記駆動シャフトの同軸回転を前記切削工具ビット受容ベースの回転に変換する配置で構成されている、電力ドライバアダプタ。
【請求項2】
前記切削工具ビットが、リーマビットである、請求項1に記載の電力ドライバアダプタ。
【請求項3】
前記切削工具ビット受容ベースが、前記切削工具ビットのねじ山に係合するように構成されている、請求項1に記載の電力ドライバアダプタ。
【請求項4】
前記切削工具ビット受容ベースが、前記切削工具ビットと係合するソケットを備える、請求項1に記載の電力ドライバアダプタ。
【請求項5】
前記一連の歯車が、かさ歯車配列を含む、請求項1に記載の電力ドライバアダプタ。
【請求項6】
前記一連の歯車が、平歯車配列を含む、請求項1に記載の電力ドライバアダプタ。
【請求項7】
前記細長い本体の前記切削工具ビット受容端部は、前記切削工具ビットが回転させられているとき、前記切削工具ビットの前記回転軸線に同軸であり、かつ前記長手方向軸線に直交する方向に直線的に並進するように構成されている、請求項1に記載の電力ドライバアダプタ。
【請求項8】
前記一連の歯車が、前記切削工具ビット受容端部を直線的に並進させるらせん状ねじ山
配列を備える、請求項7に記載の電力ドライバアダプタ。
【請求項9】
手術器具キットであって、
脛骨の髄内管に切り込むように構成された電力ドライバアダプタを備え、前記電力ドライバアダプタは、
駆動端部、切削工具ビット受容端部、および長手方向軸線を有する細長い本体であって、
前記駆動端部は、前記長手方向軸線と同軸に配置された駆動シャフトを有し、前記駆動シャフトは、前記駆動シャフトを前記長手方向軸線を中心に同軸に回転させる動力供給ユニットと嵌合するように構成されており、
前記切削工具ビット受容端部は、切削工具ビットと係合するように構成され、かつ切削動作のために前記切削工具ビットを回転させる切削工具ビット受容ベースを含み、前記切削工具ビット受容ベースは、前記細長い本体の前記長手方向軸線に直交する回転軸線を中心に回転し、
前記細長い本体は、前記駆動シャフトを前記切削工具ビット受容端部に接続する一連の歯車を含み、
前記一連の歯車は、前記駆動シャフトの同軸回転を前記切削工具ビット受容ベースの回転に変換する配置で構成されている、細長い本体と、
ガイドアセンブリであって、
前記脛骨の遠位端の切除面に取り付けるように構成されたガイド部分であって、前記ガイド部分は、前記切削工具ビットを受容しかつ前記ガイド部分に貫通させることを可能にするための穴を含む、ガイド部分と、
前記ガイド部分から近位方向に延在し、前記脛骨の前側に取り付けるように構成されたガイドヘッド部分と、を含むガイドアセンブリと、を備える、手術器具キット。
【請求項10】
前記切削工具ビットが、リーマビットである、請求項9に記載の手術器具キット。
【請求項11】
前記切削工具ビット受容ベースが、前記切削工具ビットのねじ山に係合するように構成される、請求項10に記載の手術器具キット。
【請求項12】
前記切削工具ビットは、ねじ山付きベースステムを含み、前記切削工具ビット受容ベースは、前記切削工具ビットと係合するためのねじ穴を含む、請求項10に記載の手術器具キット。
【請求項13】
前記電力ドライバアダプタの前記細長い本体は、1つ以上の位置合わせポストを備え、前記ガイドヘッド部分は、前記電力ドライバと前記ガイドアセンブリとの間の位置合わせ関係を確立するために前記位置合わせポストを受容するように構成された1つ以上の対応する位置合わせスロットを備える、請求項10に記載の手術器具キット。
【請求項14】
前記ガイドヘッド部分は、前記ガイドアセンブリを前記脛骨に固定するためにガイドワイヤまたは固定ピンを受容するために前記ガイドヘッド部分を貫通する1つ以上の穴をさらに備える、請求項10に記載の手術器具キット。
【請求項15】
前記一連の歯車が、かさ歯車配列を含む、請求項10に記載の手術器具キット。
【請求項16】
前記一連の歯車が、平歯車配列を含む、請求項10に記載の手術器具キット。
【請求項17】
1つ以上の切削工具ビットをさらに備える、請求項10に記載の手術器具キット。
【請求項18】
前記細長い本体の前記切削工具ビット受容端部は、前記切削工具ビットの前記回転軸線に同軸であり、かつ前記長手方向軸線に直交する方向に直線的に並進するように構成されている、請求項10に記載の手術器具キット。
【請求項19】
前記一連の歯車が、前記切削工具ビット受容端部を直線的に平行移動させるらせん状ねじ山配列を含む、請求項18に記載の手術器具キット。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0010】
【
図2】脛骨足関節置換インプラントを受容するための脛骨の遠位端の切除された関節空間の描写である。
【
図3】脛骨準備手順の完了時における、前側から脛骨の切除された関節空間に係合する本開示の本発明の電力ドライバアセンブリの図である。
【
図4】異なる角度から見た
図3の本発明の電力ドライバアセンブリの別の図である。
【
図5】本開示による電力ドライバアダプタの図である。
【
図6】切除された関節空間に取り付けられたガイドアセンブリの図である。
【
図7】脛骨の切除された関節空間に後側から配置された本開示の本発明の電力ドライバアセンブリの図である。
【
図8】脛骨の切除された関節空間に側方側から配置された本開示の本発明の電力ドライバアセンブリの図である。
【
図11A】
図10に示した線A-Aに沿った電力ドライバの断面図である。
【
図11B】切削工具ビット受容部が開始位置にある、
図10に示した線A-Aに沿った電力ドライバの別の断面図である。
【
図11C】
図9Bに示した線C-Cに沿った電力ドライバの断面図である。
【
図12A】本開示による脛骨の髄内管を作製するための方法の様々な実施形態を示すフローチャートである。
【
図12B】本開示による脛骨の髄内管を作製するための方法の様々な実施形態を示すフローチャートである。
【
図12C】本開示による脛骨の髄内管を作製するための方法の様々な実施形態を示すフローチャートである。
【
図12D】本開示による脛骨の髄内管を作製するための方法の様々な実施形態を示すフローチャートである。
【
図12E】本開示による脛骨の髄内管を作製するための方法の様々な実施形態を示すフローチャートである。
【
図12F】本開示による脛骨の髄内管を作製するための方法の様々な実施形態を示すフローチャートである。
【
図12G】本開示による脛骨の髄内管を作製するための方法の様々な実施形態を示すフローチャートである。
【
図12H】本開示による脛骨の髄内管を作製するための方法の様々な実施形態を示すフローチャートである。
【
図12I】本開示による脛骨の髄内管を作製するための方法の様々な実施形態を示すフローチャートである。
【
図13A】環境で使用するための位置合わせアームを有する本開示の電力ドライバアダプタの実施形態を示す。
【
図13B】環境で使用するための位置合わせアームを有する本開示の電力ドライバアダプタの実施形態を示す。
【
図13C】環境で使用するための位置合わせアームを有する本開示の電力ドライバアダプタの実施形態を示す。
【
図13D】脛骨の切除された関節空間に前側から配置され、ドライバビットが距骨に向けられている、本開示の本発明の電力ドライバの図である。
【外国語明細書】