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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023065764
(43)【公開日】2023-05-15
(54)【発明の名称】台車板
(51)【国際特許分類】
   B62B 5/00 20060101AFI20230508BHJP
【FI】
B62B5/00 F
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021176098
(22)【出願日】2021-10-28
(71)【出願人】
【識別番号】000245830
【氏名又は名称】矢崎化工株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100090114
【弁理士】
【氏名又は名称】山名 正彦
(74)【代理人】
【識別番号】100174207
【弁理士】
【氏名又は名称】筬島 孝夫
(72)【発明者】
【氏名】永野 卓也
【テーマコード(参考)】
3D050
【Fターム(参考)】
3D050AA01
3D050BB02
(57)【要約】
【課題】台車板の外部への露出面に格子状の凹みを出さず、台車板に付着したごみや汚れを容易に落とせてクリーンルームなどで好適に使用される搬送台車用の台車板を提供する。
【解決手段】被搬送物が載置される台車板であり、内部に中空部2を有する本体1と、内部に中空部11を有する蓋10とで構成され、蓋10の爪部13が本体1の段差部4に掛け止められて、蓋10が本体1に着脱可能に取り付けられる。蓋10の中空部11内に設けたハニカム状のリブ14と、本体1の中空部2内に設けたハニカム状のリブ5とが、上下に当接されてハニカム構造になる。
【選択図】図4


【特許請求の範囲】
【請求項1】
搬送台車用の被搬送物が載置される台車板であって、
前記台車板は、内部に中空部を有する本体と、内部に中空部を有する蓋とで構成され、前記本体の縁回りに段差部が設けられ、前記蓋の縁回りに前記段差部に掛け止められる爪部が設けられていること、
前記蓋の爪部が前記本体の段差部に掛け止められて、前記蓋が前記本体に着脱可能に取り付けられる構成としたことを特徴とする、台車板。
【請求項2】
前記蓋の中空部内に設けたハニカム状のリブと、前記本体の中空部内に設けたハニカム状のリブとが、上下に当接されてハニカム構造になるように形成されていることを特徴とする、請求項1に記載した台車板。
【請求項3】
前記中空部内にリブを設けた蓋の載置面にヒケが目立たない肉厚となるように蓋の高さが前記本体の高さより低く形成され、前記蓋と前記本体との全体で適切な台車板の剛性が保持されるようにしたことを特徴とする、請求項1又は2に記載した台車板。
【請求項4】
前記本体に、取っ手取付具を取付けるための取付部が設けられ、前記蓋に、前記取っ手取付具と干渉しないための切欠き部が形成されていることを特徴とする、請求項1~3のいずれか一に記載した台車板。
【請求項5】
前記蓋の中空部及び/又は前記本体の中空部に吸音材を設けたことを特徴とする請求項1~4のいずれか一に記載した台車板。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、搬送台車用の被搬送物が載置される台車板に関し、さらに言えば、台車板の外部への露出面に格子状の凹みが出ないようにして、台車板に付着したごみや汚れを容易に落とせてクリーンルームなどで好適に使用される搬送台車用の台車板の技術分野に属する。
【背景技術】
【0002】
従来、下記特許文献1に開示の台車1は、物品を載置可能な台盤と、台盤の下面側の4隅に対応して取付けられたキャスターとを備えている。台盤は、略矩形板状をなし、上面側が物品を載置可能な載置面として構成される本体部と、本体部の相対する一対の長側辺部からそれぞれ下方に延びる長辺側側辺リブと、本体部の相対する一対の短側辺部からそれぞれ下方に延びる短辺側側辺リブと、一対の長辺側側辺リブ、及び一対の短辺側側辺リブの内周側において格子状に設けられる補強リブとを備えている。補強リブには、台盤の長手幅方向に沿って(長辺側側辺リブと平行して)延びるものと、台盤の短手幅方向に沿って(短辺側側辺リブと平行して)延びるものとがあり、それぞれが短辺側側辺リブ、又は長辺側側辺リブと連結された構成となっている(同文献1の段落[0023]、請求項7、図2等参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2020-82984公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記特許文献1の台車は、矩形状の一枚板であって、外部(床側)に剛性確保のリブがむき出し状態で露出していて、そこにゴミが容易に入って掃除し難い。
しかも、ポリプロピレン樹脂成形品の大きな一枚板では、強度の確保から肉厚なリブを格子状に沢山入れた関係上、載置側の表面にリブのヒケが目立って見た目が悪い、といった問題点が指摘されており、これらが解決すべき課題となっている。
【0005】
したがって、本発明の目的は、台車板の外表面に補強用のリブが露出しないようにして、台車板に付着したごみや汚れを容易に落とせて衛生上優れている上、補強用リブによるヒケが目立たない、外観的にも良い台車板を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決する手段として、請求項1に記載した発明は、搬送台車20用の被搬送物が載置される台車板であって、
前記台車板は、内部に中空部2を有する本体1と、内部に中空部11を有する蓋10とで構成され、前記本体1の縁回り3に段差部4が設けられ、前記蓋10の縁回り12に前記段差部4に掛け止められる爪部13が設けられていること、
前記蓋10の爪部13が前記本体1の段差部4に掛け止められて、前記蓋10が前記本体1に着脱可能に取り付けられる構成としたことを特徴とする、台車板である。
【0007】
請求項2に記載した発明は、前記蓋10の中空部11内に設けたハニカム状のリブ14と、前記本体1の中空部2内に設けたハニカム状のリブ5とが、上下に当接されてハニカム構造になるように形成されていることを特徴とする、請求項1に記載した台車板である。
【0008】
請求項3に記載した発明は、前記中空部11内にリブ14を設けた蓋10の載置面17にヒケが目立たない肉厚となるように蓋10の高さH1が前記本体1の高さH2より低く形成され、前記蓋10と前記本体1との全体で適切な台車板の剛性が保持されるようにしたことを特徴とする、請求項1又は2に記載した台車板である。
【0009】
請求項4に記載した発明は、前記本体1に、取っ手取付具22を取付けるための取付部6が設けられ、前記蓋10に、前記取っ手取付具22と干渉しないための切欠き部15が形成されていることを特徴とする、請求項1~3のいずれか一に記載した台車板である。
【0010】
請求項5に記載した発明は、前記蓋10の中空部11及び/又は前記本体1の中空部2に吸音材7を設けたことを特徴とする請求項1~4のいずれか一に記載した台車板である。
【発明の効果】
【0011】
本発明の請求項1に係る台車板によれば、本体と蓋の二つの部材で成り、前記本体に蓋が取り付けられる構成なので、台車板の外部への露出面に格子状の凹み(リブ)が出なくなり、台車板に付着したごみや汚れを容易に落とせて衛生面に優れている。そのため、高品質な衛生管理が要求されるクリーンルームなどで使用することができる。
また、本体の縁回りの段差部に、蓋の縁回りに設けられた適宜数の爪を掛け止めて、蓋を本体に被せる着脱自在な構造なので、容易に蓋を着せ替え出来る自在性に優れている。
さらに、大きな成形品にはそれだけの射出容量が必要な事から、従来の一枚板だと大きな成形機が必要となっていたが、本体と蓋の二つの部材に分けたことにより一部材あたりの部材質量が減ったので、既存の成形機でも、大きな成形機でしか作れない大きさの台車板を製作できる。例えば、一枚板なら約5900gの質量になるところを、約4400g(本体)と約1500g(蓋)の成形品の質量に分けられたので、既存の成形機での製品化が可能となった。
加えて、本体側は強度に関わる機能面、蓋側は荷物のすべり止め等のデザイン面、と求める機能を分離でき、蓋を複数種類製作した場合、本体を共通にして、製造費用を抑えられ、組み合わせの変更仕様で外観が違う台車を複数作れる利便性にも優れている。
【0012】
請求項2、3に係る台車板によれば、内部に中空を有する蓋と本体の上下二枚の中空部内に設けたハニカム状のリブ同士を当接させることで剛性のある板状体が可能で、特に蓋の高さを薄く、軽くして、載置面にヒケが目立たない外観の良い台車板が実現される。
また、台車板の中空部の中央部にハニカム構造を採用することにより、リブの総量を最小化出来るので軽量化に繋がり、かつ中央部のたわみを抑えて、台車板の高さの割には強度を有した板状体にできる。
請求項4に係る台車板によれば、取っ手取付具は本体側の取付部に取付けるが、蓋の四隅は取っ手取付具と干渉しないための切欠き部が形成されているので、蓋が本体に対し容易に着脱出来て便利である。
請求項5に係る台車板によれば、蓋や本体の中空部に、ロックウールやグラスウール等の吸音材を詰めたりして設けることによって、台車の走行時の音を吸収し、騒音対策も図った。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】(A)は台車板を構成する蓋と本体の組み合わせ状態を示した平面図、(B)は(A)の正面図、(C)は(A)のA-A断面図、(D)は(A)の側面図である。
図2】(A)は本体の隅を拡大して示した斜視図、(B)は蓋の爪部を上方と下方から拡大して示した各斜視図、(C)は図1(A)のA―A断面の一端において台車板の隅で本体の段差部に蓋の爪部が掛け止められた状態を示した拡大断面図である。
図3】台車板を上方から示した右方斜視図である。
図4】台車板を一部切欠して示した左方斜視図である。
図5】(A)は蓋の表面を上方から示した斜視図、(B)は蓋の裏面を下方から示した斜視図である。
図6】(A)は本体の表面を上方から示した斜視図、(B)は本体の裏面を下方から示した斜視図である。
図7】蓋と本体の組み合わせ要領を示した説明図である。
図8】本体の取付部を介した取っ手取付具の取付け要領と、蓋の本体への取付け要領を示した説明図である。
図9】台車板が取り付けられた搬送台車を示した全体斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
次に、本発明に係る台車板を図面に基づいて説明する。
この台車板は、例えば図9に示したような搬送用の台車20を構成する台車板として好適に実施され、載置面17の上に被搬送物を載置して搬送に供されるものである。台車20としては、図9の図示例のようなクローラ23付き運搬台車20のほか、図示を省略したが、キャスター付き搬送台車等にも実施される。
【0015】
図1図4は、完成された台車板を示している。この台車板は、図8に示したような本体1と蓋10の二つの部材の組み合わせで成り、下部に位置する本体1の上に蓋10を被せて一体にした構成である(図7)。本体1と蓋10とは、合成樹脂成型品であり所定高さ(厚さ)で、平面方向視が略同じ大きさの矩形状に形成されている。
本体1は、図6Aに示したように、表面側の内部に中空部2を有し、その中空部2の中央部には、剛性確保と撓みを抑える目的でハニカム状のリブ5が設けられている。
さらに、前記ハニカム状のリブ5を挟んで、本体1の長手方向の両外側には、台車板としての持ち易さを考えた、大きい持ち手孔50が本体1を貫通させて設けられ、かつ本体1の短手方向の中央部両外側近傍にも、小さい持ち手孔50’が貫通孔で設けられており、前記持ち手孔50、50’の周囲には、各持ち手孔50、50’を囲むようにリブ5’が設けられている。
そして、この本体1の外周上端の縁回り3には、後述する4隅の取付け部6を除いて全周にわたり外側に湾曲して膨出した下部に段差部4が設けられている(図2A、C、図6参照)。これは、後述する蓋10の爪部13の段差部13aをこの段差部4に着脱自在に掛け止めるためである。
また、図8に示したように、この本体1の4隅には、図9に係る台車20の取っ手21の取っ手取付具22を取付けるための取付部6が設けられている。当該本体1の短手の一方の側に、前記取付部6に略同形・同大の取っ手取付具22が上から被せられ、取っ手取付具22に通したボルトを、本体1の取付部6のボルト孔に通してボルトの先端にナットをねじ込んで、取っ手取付具22は本体1に固定される(図示は省略)。
なお、図6中、符号9は、載置した被搬送物に掛け渡して拘束する紐部材を掛け止めるための被掛止片を示しており、本体1の各辺に各2箇所ずつ設けられている。また、符号8は、本体1の裏面に長手方向に並列して長く突出した、一対の補強用凸部を示している。
【0016】
蓋10は、図5Bに裏面を示したように、裏面側の内部に中空部11を有し、その中空部11内に前記本体1のハニカム状の前記リブ5に当接可能に、ハニカム状のリブ14がその位置が同じで同形状に設けられている。
さらに、図1C図4が分かり易いが、本体1の前記持ち手孔50、50’の周囲に設けられた前記リブ5’の内側に沿うような位置と形状で持ち手孔50、50’に入り込むリブ14’が、蓋10の位置決めのために設けられている。
また、図5Aに蓋10の表面を示したように、上面の載置面17の内側表面には、滑り止めの模様を施した滑り止め部18を適宜形成して好適に実施される。
この蓋10の高さH1は、図7図5)に示した如く、中空部11内にリブ14を設けた当該蓋10の載置面17にヒケが目立たない肉厚となるように、前記本体1の高さH2より低く形成されている。本実施例では、蓋10の高さH1は8mmで実施がされ、実際に載置面17にはヒケは目立っていないし、これにより、蓋10と本体1との全体(H1+H2)で適切な台車板の剛性が保持されている。
また、当該蓋10の外周の縁回り12の下端部12aから垂直方向に突き出す適宜の数の爪部13が設けられている(図2B)。本実施形態では、図5Bに示したように、各長辺の中央と左右の3箇所、各短辺の中央と左右の3箇所の合計12箇所設けられているが、それらの数や位置はこの限りでない。
前記蓋10の爪部13が前記本体1の段差部4に掛け止められて、蓋10が本体1に着脱可能に取り付けられる構成とされている(図2参照)。具体的には、この爪部13は、図2Cに示すように、本体1の縁回り3の下部の段差部4に引っ掛かる同形状の段差部13aを有し、その爪部13の段差部13aから縁回り12の外側に向かって符号dで示す傾斜した先細る下端部13bと、そこから上方に向かって縁回り12の外側方向にやや湾曲して繋がる形状となっており、前記下端部13bの傾斜(符号d)により爪部13の段差部13aがスムーズに入りながら自然に本体1の段差部4に掛かって蓋10を被せ易くなっている。また、傾斜dによりできる隙間で指先が爪部13の下端部13bに掛かり易くなっているので外し易く、着脱がし易い。
と共に、前記蓋10のハニカム状のリブ14と、前記本体1のハニカム状のリブ5とが、上下に当接されてハニカム構造になるように形成して剛性が確保されている(図1C図4)。なお、無負荷時に上下のリブ14、5間に隙間があっても、荷物の重みで載置面17は撓んで上下のリブ14、5同士は当接するから、寸法設定が多少荒くとも許容される。
また、この蓋10の四隅は、図8に示したように、前記台車20の取っ手21が付いた取っ手取付具22と干渉しないために切欠かれた切欠き部15が形成されている。仮に蓋10に取っ手取付具22が入る形状に貫通孔をあけて実施すれば、取っ手21は本体1に取り付けが可能だが、孔だといちいち取っ手21を外してからの蓋10の着脱となり不便があることから、切り欠いた切欠き部15を形成して、取っ手21を外さなくても本体1に被せられる蓋10として本体1への着脱自在を可能にした。
さらに、取っ手取付具22が付かない側の前記切欠き部15によって、載置面に本体1の取付け部6が露出して見栄えが悪いことから、エラストマー製の目隠しカバー24を残った側の取付け部6に被せる実施形態が好適である(図8)。尚、エラストマー製にしたことにより、目隠しカバー24に、被搬送物の滑り止めの機能や衝突時の緩衝機能も持たせた。
【0017】
したがって、上述した本体1の上に蓋10を被せ(図7図8)、本体1の縁回り3の下部の段差部4に、蓋10の縁回り12に設けられた爪部13を掛け止め(図2C)、蓋10と本体1を合体して、着脱自在な一体構造にする(図3図4)。
その際、蓋10の爪部13の数を増減することにより、蓋10を固定する力を加減できるから、手で外れるが固定もしっかり出来る具合を調節して、本実施例では爪部13を合計12個にしている。仮に、蓋10を強固に固定したければ、容易には手で外せなくなるが、蓋10の縁回り12の全体に爪部13を設けて本体1に被せるように実施しても良い。
取っ手取付け具22は、上述したように本体1側に取り付け、蓋10を容易に外し易くするため、四隅を取付部6の形状が入る大きさに切り取って逃がしており、わざわざ取っ手21を外さずなくても蓋10を本体1に被せたり、外したりすることが可能である。
そして、短手の一方側の取付部6の上に、取っ手21を付けた取っ手取付け具22を取り付け(図8参照)、他方側の取付部6の上には、目隠しカバー24を被せて、図9に示したような取っ手21付き運搬台車20が完成する。なお、図示は省略したが、取っ手取付け具22を取付けた取付け部6の縁回りには、衝突緩衝用として、エラストマー製バンパーを後から差し込んである。
以上より、上下二枚の蓋10と本体1の中空部2、11に設けたハニカム状のリブ5、14同士を当接することで形成されたハニカム構造で、全体としての剛性を確保しながら蓋10の高さH1を薄く出来るので、蓋10の載置面17をヒケが目立たない表面に出来、見た目がきれいな台車20が製作できる。しかも、前記リブ5、14は外表面に出ないので、リブ5、14にゴミが入り込む畏れがなく掃除し易いのである。
【0018】
図8に示した符号7は、前記中空部2に設けたロックウールやグラスウール等の吸音材であって、台車20の走行時の騒音対策のため、上述した本体1や蓋10の各中空部2、11内に、その両方あるいはどちらか一方に詰めたり、内部に貼り付けたりして、台車板から発生する走行時の振動音等の吸収が考えられている。
静音の搬送台車を要求される場合には、このように音を吸収する実施形態が好ましい。
【0019】
上述した通り、実施例を図面に基づいて説明したが、本発明は図示例の限りではなく、上述した本体1の上に蓋10を被せて一体にするほか、外表面にリブが出ない事を重要視すれば、本体1の下方から蓋10を被せることにより同様に一体にして実施しても良い等、その技術的思想を逸脱しない範囲において、当業者が通常に行う設計変更、応用のバリエーションの範囲を含むことを念のために申し添える。
【符号の説明】
【0020】
1 本体
2 中空部
3 縁回り
4 段差部
5 リブ
6 取付部
7 吸音材
8 補強用凸部
9 被掛止片
H2 高さ
10 蓋
11 中空部
12 縁回り
12a 下端部
13 爪部
13a 段差部
13b 下端部
14 リブ
15 切欠き部
17 載置面
18 滑り止め部
H1 高さ
20 台車
21 取っ手
22 取っ手取付具
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9