(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023066372
(43)【公開日】2023-05-15
(54)【発明の名称】基板テスト装置およびそれを用いるデチャック力の測定方法
(51)【国際特許分類】
H01L 21/683 20060101AFI20230508BHJP
【FI】
H01L21/68 R
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022146787
(22)【出願日】2022-09-15
(31)【優先権主張番号】10-2021-0145982
(32)【優先日】2021-10-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】598123150
【氏名又は名称】セメス株式会社
【氏名又は名称原語表記】SEMES CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】77,4sandan 5-gil,Jiksan-eup,Seobuk-gu,Cheonan-si,Chungcheongnam-do,331-814 Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110000671
【氏名又は名称】IBC一番町弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】キム,ジン ホ
(72)【発明者】
【氏名】イ,ド ヒ
(72)【発明者】
【氏名】リュ,へ ヨン
【テーマコード(参考)】
5F131
【Fターム(参考)】
5F131AA02
5F131BA19
5F131CA09
5F131CA68
5F131EA03
5F131EB15
5F131EB24
5F131EB28
5F131KA40
5F131KA54
5F131KA64
5F131KA72
(57)【要約】 (修正有)
【課題】基板を垂直方向に押し引きする垂直力測定部を追加し、信頼度の高いデチャック力を測定できる基板テスト装置及びデチャック力の測定方法を提供する。
【解決手段】基板テスト装置は、基板100を支持する静電チャック220と、静電チャック上に配置され、基板を垂直方向に押し引きする垂直力測定部610と、静電チャックに駆動電圧HV及び第1接地電圧GND1を印加する静電チャック電源印加部300と、基板に第2接地電圧GND2を印加する基板電源印加部400と、を含む。方法は、静電チャックに駆動電圧を印加し、基板に第2接地電圧を印加し、基板をチャージングし、その後、静電チャックに第1接地電圧を印加し、基板に第2接地電圧を印加し、基板をディスチャージングし、次いで、垂直力測定部が基板を垂直方向に引いて基板のデチャック力を測定することを含む。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板を支持する静電チャックと、
前記静電チャック上に配置される垂直力測定部と、
前記静電チャックに駆動電圧および第1接地電圧を印加する静電チャック電源印加部と、
前記基板に第2接地電圧を印加する基板電源印加部を含み、
前記静電チャックに前記駆動電圧を印加し、前記基板に前記第2接地電圧を印加し、前記基板をチャージング(charging)し、
その後、前記静電チャックに前記第1接地電圧を印加し、前記基板に前記第2接地電圧を印加し、前記基板をディスチャージング(discharging)し、
次に、前記垂直力測定部が前記基板のデチャック力(dechucking force)を測定することを含む、基板テスト装置。
【請求項2】
前記基板をチャージングする前に、
前記基板に前記第2接地電圧を印加して前記基板の初期電荷を設定することをさらに含む、請求項1に記載の基板テスト装置。
【請求項3】
前記基板の初期電荷を設定するとき、前記静電チャック電源印加部は前記静電チャックに前記駆動電圧および前記第1接地電圧を印加しない、請求項2に記載の基板テスト装置。
【請求項4】
前記基板をチャージングすることは第1稼動時間の間行われ、
前記基板をディスチャージングすることは前記第1稼動時間と異なる第2稼動時間の間行われる、請求項1に記載の基板テスト装置。
【請求項5】
前記基板をチャージングした後、前記基板をディスチャージングする前に、
前記静電チャックに前記駆動電圧を印加せず、前記基板に前記第2接地電圧を印加せず、前記基板を帯電された状態に維持させることをさらに含む、請求項1に記載の基板テスト装置。
【請求項6】
前記基板をチャージングすることは第1稼動時間の間行われ、
前記基板をディスチャージングすることは前記第1稼動時間より短い第2稼動時間の間行われ、
前記基板を帯電された状態に維持させることは前記第2稼動時間より短い第3稼動時間の間行われる、請求項5に記載の基板テスト装置。
【請求項7】
前記静電チャックの下に配置され、前記静電チャックを固定させるクランプをさらに含む、請求項1に記載の基板テスト装置。
【請求項8】
前記垂直力測定部が前記基板のデチャック力を測定することは、
前記基板に前記第2接地電圧を印加せず、前記静電チャックに前記駆動電圧と前記第1接地電圧を印加しない状態で行われる、請求項1に記載の基板テスト装置。
【請求項9】
前記基板をディスチャージングした後、前記基板内部に残留電荷が残留し、
前記残留電荷によって、前記基板と前記静電チャックの間に静電引力が発生し、
前記デチャック力は前記静電引力により決定される、請求項1に記載の基板テスト装置。
【請求項10】
前記基板を処理するための内部空間を含むテストチャンバと、
前記テストチャンバの下に配置され、前記テストチャンバを移送させる移送部をさらに含む、請求項1に記載の基板テスト装置。
【請求項11】
前記テストチャンバの上面上に前記垂直力測定部に前記基板を押し引きすることができる動力を提供するモータをさらに含み、
前記モータはボールスクリュ方式により前記垂直力測定部に前記基板に垂直方向に動力を提供する、請求項10に記載の基板テスト装置。
【請求項12】
前記モータが前記垂直力測定部に前記動力を提供することによって、前記垂直力測定部は前記基板を第1速度または第2速度で一定に引くことができ、
前記第1速度は前記第2速度と異なる、請求項11に記載の基板テスト装置。
【請求項13】
前記モータと前記垂直力測定部の間に配置され、前記モータが前記垂直力測定部に前記動力を提供することにより発生する振動を減少させるダンパをさらに含む、請求項11に記載の基板テスト装置。
【請求項14】
静電チャック上に基板を位置させ、
前記静電チャックに駆動電圧を印加し、前記基板に第2接地電圧を印加し、前記基板をチャージングし、
その後、前記静電チャックに第1接地電圧を印加し、前記基板に前記第2接地電圧を印加し、前記基板をディスチャージングし、
次に、前記基板上に配置された垂直力測定部が前記基板を垂直方向に引いて、前記基板のデチャック力(dechucking force)を測定する、デチャック力の測定方法。
【請求項15】
前記基板をチャージングする前に、
前記基板に前記第2接地電圧を印加して前記基板の初期電荷を設定することをさらに含む、請求項14に記載のデチャック力の測定方法。
【請求項16】
前記基板の初期電荷を設定するとき、前記静電チャックに前記駆動電圧および前記第1接地電圧を印加しない、請求項15に記載のデチャック力の測定方法。
【請求項17】
前記基板をチャージングした後、前記基板をディスチャージングする前に、
前記静電チャックに前記駆動電圧を印加せず、前記基板に前記第2接地電圧を印加せず、前記基板を帯電された状態に維持させることをさらに含む、請求項14に記載のデチャック力の測定方法。
【請求項18】
前記垂直力測定部が前記基板を垂直方向に引いて前記基板のデチャック力を測定することは、
前記基板に前記第2接地電圧を印加せず、前記静電チャックに前記駆動電圧と前記第1接地電圧を印加しない状態で行われる、請求項14に記載のデチャック力の測定方法。
【請求項19】
前記基板をディスチャージングした後、前記基板内部に残留電荷が残留し、
前記残留電荷によって、前記基板と前記静電チャックの間に静電引力が発生し、
前記デチャック力は前記静電引力により決定される、請求項14に記載のデチャック力の測定方法。
【請求項20】
基板を支持する静電チャックと、
前記静電チャック上に配置される垂直力測定部と、
前記静電チャックに駆動電圧および第1接地電圧を印加する静電チャック電源印加部と、
前記基板に第2接地電圧を印加する基板電源印加部を含み、
前記静電チャックに前記駆動電圧を印加し、前記基板に前記第2接地電圧を印加し、前記基板をチャージング(charging)し、
その後、前記静電チャックに前記第1接地電圧を印加し、前記基板に前記第2接地電圧を印加し、前記基板をディスチャージング(discharging)し、
次に、前記垂直力測定部が前記基板のデチャック力(dechucking force)を測定することを含み、
前記基板をチャージングすることは第1稼動時間の間行われ、
前記基板をディスチャージングすることは前記第1稼動時間と異なる第2稼動時間の間行われ、
前記垂直力測定部が前記基板のデチャック力を測定することは、
前記基板に前記第2接地電圧を印加せず、前記静電チャックに前記駆動電圧と前記第1接地電圧を印加しない状態で行われる、基板テスト装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は基板テスト装置およびそれを用いるデチャック力の測定方法に関する。より詳細には、静電チャックのデチャック力(dechucking force)を評価するための基板テスト装置およびそれを用いるデチャック力の測定方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に半導体ウエハ、平板ディスプレイ基板などの表面を処理するプラズマ処理方式は、大きく容量結合型プラズマ(CCP:Capacitively Coupled Plasma)処理方式と誘導結合型プラズマ(ICP:Inductively Coupled Plasma)処理方式が用いられている。
【0003】
このようにプラズマを用いた基板処理工程は真空チャンバ内に高周波電源を印加してチャンバ内に供給されたガスをプラズマ状態に移行させ、このとき形成された高エネルギ電子またはラジカルによって薄膜をエッチング、除去する工程をいう。このようなプラズマを用いた基板処理工程を成功的に行うためには、チャンバ内部で半導体基板をチャッキングおよびデチャックする過程が重要な工程として必須に求められる。
【0004】
一般に半導体素子製造のための工程チャンバ内での基板のホールディングはメカニカルクランプ(mechanical clamp)方式、真空チャックを用いる方式などがあるが、最近ではパーティクル(particle)と工程の均一性(uniformity)に優れた静電チャック(electrostatic chuck:ESC)の使用が急増している。しかし、このような静電チャックを使用する場合、プラズマ処理後に静電チャックから基板を分離する過程、すなわち、デチャック(dechucking)過程で基板表面に残留する電荷による静電力が完全に除去されずスティッキング(sticking)等の問題が発生して反応チャンバ内で基板が割れたりチャンバから基板のアンローディング時基板ホールディングロボットのブレード上に基板が誤って配置され得る。
【0005】
そのため、最近デチャック電圧印加部に一定時間の間0Vを印加したり接地させるなどのデチャックの際に基板に残留する表面電荷を除去するための方法が研究されている。
【0006】
しかし、このような従来の方法は静電チャックの使用量が増加することにより静電チャックの静電容量が増加し、そのため基板の表面電荷量が増加する場合、少なくない時間が必要とされ、表面電荷が完全に除去されない問題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
静電チャックから基板を分離する過程、すなわちデチャック過程がよく行われるのかを評価する方法が必要である。このために従来にはデチャックの際に基板に残留する表面電荷がよく除去されたか否かを確認するために水平スライディング方法を用いた。しかし、前記方法は基板に垂直方向に作用するデチャック力(dechucking force)を測定するのに基板に水平方向に押す力を用いるので、デチャック力の評価方法としての信頼度が低い。
【0008】
また、従来には人が直接手動でデチャック力を評価するので散布が大きく、評価効率が劣る問題がある。
【0009】
本発明で解決しようとする技術的課題は、基板を垂直方向に押し引きすることができる垂直力測定部を追加し、信頼度の高いデチャック力を測定できる基板テスト装置を提供することにある。
【0010】
本発明の技術的課題は、以上で言及した技術的課題に制限されず、言及されていないまた他の技術的課題は以下の記載から当業者に明確に理解されることができる。
【課題を解決するための手段】
【0011】
前記技術的課題を達成するための本発明の基板テスト装置の一面(aspect)は、基板を支持する静電チャック、前記静電チャック上に配置され、基板を垂直方向に押し引きすることができる垂直力測定部、前記静電チャックに駆動電圧および第1接地電圧を印加する静電チャック電源印加部、および前記基板に第2接地電圧を印加する基板電源印加部を含み、前記静電チャックに前記駆動電圧を印加し、前記基板に前記第2接地電圧を印加し、前記基板をチャージング(charging)し、その後、前記静電チャックに前記第1接地電圧を印加し、前記基板に前記第2接地電圧を印加し、前記基板をディスチャージング(discharging)し、次いで、前記垂直力測定部が前記基板を垂直方向に引いて前記基板のデチャック力(dechucking force)を測定することを含み得る。
【0012】
前記基板をチャージングする前に、前記基板に前記第2接地電圧を印加して前記基板の初期電荷を設定することをさらに含み得る。
【0013】
前記基板の初期電荷を設定するとき、前記静電チャック電源印加部は前記静電チャックに前記駆動電圧および前記第1接地電圧を印加しなくてもよい。
【0014】
前記基板をチャージングすることは第1稼動時間の間行われ、前記基板をディスチャージングすることは前記第1稼動時間と異なる第2稼動時間の間行われ得る。
【0015】
前記基板をチャージングした後、前記基板をディスチャージングする前に、前記静電チャックに前記駆動電圧を印加せず、前記基板に前記第2接地電圧を印加せず、前記基板を帯電された状態に維持させることをさらに含み得る。
【0016】
前記基板をチャージングすることは第1稼動時間の間行われ、前記基板をディスチャージングすることは前記第1稼動時間より短い第2稼動時間の間行われ、前記基板を帯電された状態に維持させることは前記第2稼動時間より短い第3稼動時間の間行われ得る。
【0017】
前記静電チャックの下に配置され、前記静電チャックを固定させるクランプをさらに含み得る。
【0018】
前記垂直力測定部が前記基板を垂直方向に引いて前記基板のデチャック力を測定することは、前記基板に前記第2接地電圧を印加せず、前記静電チャックに前記駆動電圧と前記第1接地電圧を印加しない状態で行われ得る。
【0019】
前記基板をディスチャージングした後、前記基板内部に残留電荷が残留し、前記残留電荷によって、前記基板と前記静電チャックの間に静電引力が発生し、前記デチャック力は前記静電引力により決定され得る。
【0020】
前記基板を処理するための内部空間を含むテストチャンバと、前記テストチャンバの下に配置され、前記テストチャンバを移送させる移送部をさらに含み得る。
【0021】
前記テストチャンバの上面上に前記垂直力測定部に前記基板を押し引きすることができる動力を提供するモータをさらに含み、前記モータはボールスクリュ方式により前記垂直力測定部に前記基板に垂直方向に動力を提供し得る。
【0022】
前記モータが前記垂直力測定部に前記動力を提供することによって、前記垂直力測定部は前記基板を第1速度または第2速度で一定に引くことができ、前記第1速度は前記第2速度と異なってもよい。
【0023】
前記モータと前記垂直力測定部の間に配置され、前記モータが前記垂直力測定部に前記動力を提供することにより発生する振動を減少させるダンパをさらに含み得る。
【0024】
前記他の課題を達成するための本発明の基板テスト装置の一面は、静電チャック上に基板を位置させ、前記静電チャックに駆動電圧を印加し、前記基板に第2接地電圧を印加し、前記基板をチャージングし、その後、前記静電チャックに第1接地電圧を印加し、前記基板に前記第2接地電圧を印加し、前記基板をディスチャージングし、次いで、前記基板上に配置された垂直力測定部が前記基板を垂直方向に引いて、前記基板のデチャック力(dechucking force)を測定し得る。
【0025】
前記基板をチャージングする前に、前記基板に前記第2接地電圧を印加して前記基板の初期電荷を設定することをさらに含み得る。
【0026】
前記基板の初期電荷を設定するとき、前記静電チャックに前記駆動電圧および前記第1接地電圧を印加しなくてもよい。
【0027】
前記基板をチャージングした後、前記基板をディスチャージングする前に、前記静電チャックに前記駆動電圧を印加せず、前記基板に前記第2接地電圧を印加せず、前記基板を帯電された状態に維持させることをさらに含み得る。
【0028】
前記垂直力測定部が前記基板を垂直方向に引いて前記基板のデチャック力を測定することは、前記基板に前記第2接地電圧を印加せず、前記静電チャックに前記駆動電圧と前記第1接地電圧を印加しない状態で行われ得る。
【0029】
前記基板をディスチャージングした後、前記基板内部に残留電荷が残留し、前記残留電荷によって、前記基板と前記静電チャックの間に静電引力が発生し、前記デチャック力は前記静電引力により決定され得る。
【0030】
その他実施形態の具体的な内容は詳細な説明および図面に含まれている。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【
図1】本発明の一実施形態による基板テスト装置を説明するための断面図である。
【
図2】発明の一実施形態によるデチャック力の評価方法を説明するためのフローチャートである。
【
図3】発明の一実施形態によるデチャック力の評価方法を説明するためのフローチャートである。
【
図4】本発明の一実施形態によるデチャック力の評価方法を説明するための中間段階図である。
【
図5】本発明の一実施形態によるデチャック力の評価方法を説明するための中間段階図である。
【
図6】本発明の一実施形態によるデチャック力の評価方法を説明するための中間段階図である。
【
図7】本発明の一実施形態によるデチャック力の評価方法を説明するための中間段階図である。
【
図8】
図3によるデチャック力の評価方法の中間段階での電圧の印加状態と、ウエハのリフティング(lifting)状態を説明するためのグラフである。
【
図9】
図3によるデチャック力の評価方法の中間段階での垂直力測定部が基板を引く速度を説明するためのグラフである。
【
図10】本発明の一実施形態によるデチャック力の評価方法を説明するためのフローチャートである。
【
図11】本発明の一実施形態によるデチャック力の評価方法を説明するための中間段階図である。
【
図12】
図10によるデチャック力の評価方法の中間段階での電圧の印加状態と、ウエハのリフティング状態を説明するためのグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0032】
以下、添付する図面を参照して本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。本発明の利点および特徴、並びにこれらを達成する方法は、添付する図面と共に詳細に後述している実施形態を参照すると明確になる。しかし、本発明は以下に開示する実施形態に限定されるのではなく、互いに異なる多様な形態で実現することができ、本実施形態は、単に本発明の開示を完全にし、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供するものであり、本発明は請求項の範疇によってのみ定義される。明細書全体にわたって同一参照符号は同一構成要素を指すものとする。
【0033】
素子(elements)または層が他の素子または層「上(on)」「の上(on)」と称される場合は他の素子または層の真上だけでなく中間に他の層または他の素子が介在する場合をすべて含む。反面、素子が「直接上(directly on)」または「真上」と称される場合は中間に他の素子または層を介在しない場合を示す。
【0034】
第1、第2などが多様な素子、構成要素および/またはセクションを叙述するために使われるが、これらの素子、構成要素および/またはセクションはこれらの用語によって制限されないのはもちろんである。これらの用語は単に一つの素子、構成要素またはセクションを他の素子、構成要素またはセクションと区別するために使用する。したがって、以下で言及される第1素子、第1構成要素または第1セクションは本発明の技術的思想内で第2素子、第2構成要素または第2セクションであり得るのはもちろんである。
【0035】
本明細書で使用された用語は実施形態を説明するためのものであり、本発明を制限しようとするものではない。本明細書で、単数形は文面で特記しない限り、複数形も含む。明細書で使用される「含む(comprises)」および/または「含む(comprising)」は、言及された構成要素、段階、動作および/または素子は一つ以上の他の構成要素、段階、動作および/または素子の存在または追加を排除しない。
【0036】
本発明は基板を垂直方向に押し引きすることができる垂直力測定部により基板のデチャック力(dechucking force)を測定できる基板テスト装置、基板テスト装置およびデチャック力の評価方法に関するものである。以下では図面などを参照して本発明を詳しく説明する。
【0037】
図1は本発明の一実施形態による基板テスト装置を説明するための断面図である。
【0038】
図1を参照すると、いくつかの実施形態による基板テスト装置は、テストチャンバ10、基板100、基板支持部200、静電チャック電源印加部300、基板電源印加部400、クランプ500および駆動部600を含むことができる。基板テスト装置は基板100のデチャック力を評価するためのテスト用途に用いられる装置であり得る。
【0039】
テストチャンバ10は基板100を処理するための内部空間13を含む。テストチャンバ10は本体部11とフレーム部12をさらに含むことができる。
【0040】
本体部11は基板テスト装置の構成を支える。すなわち、本体部11は基板100、基板支持部200、クランプ500を支える。本体部11は基板100、基板支持部200、クランプ500の下に配置される。
【0041】
フレーム部12は本体部11の上面縁から形成される。フレーム部12は本体部11上に配置される。フレーム部12は本体部11の内部空間を包む。フレーム部12によりテストチャンバ10の内部空間13が確保される。
【0042】
テストチャンバ10内部の内部空間13には基板100、基板支持部200、静電チャック電源印加部300、基板電源印加部400、クランプ500および駆動部600が配置される。ただし、これは例示であり、本発明の技術的思想はこれに限定されない。
【0043】
いくつかの実施形態による基板テスト装置は移送部700をさらに含むことができる。移送部700はテストチャンバ10の下に配置される。移送部700はテストチャンバ10を移送させ得る。
【0044】
移送部700は輪形状で示されているが、これは例示であり、本発明の技術的思想はこれに限定されない。
【0045】
基板支持部200はベース210、静電チャック220、静電チャック電極230を含む。静電チャック220はベース210上に配置される。
【0046】
静電チャック220は静電気力を用いてその上部に安着する基板100を支持するものである。このような静電チャック220はセラミック材質で提供されることができる。静電チャック220はベース210上に固定されるようにベース210と結合される。
【0047】
ベース210は静電チャック220の下に配置される。
【0048】
ベース210は下部が水平方向により広い形状を有することができる。ベース210は下部がより広い直径を有することができる。図示するように、ベース210は上部より下部がより広く、クランプ500がベース210を固定させる取っ手を提供することができる。そのため、ベース210は後述するクランプ500により固定されることができる。
【0049】
静電チャック電極230は静電チャック220内に備えられる。静電チャック電極230は基板100をチャッキングするための直流電圧の印加を受け、静電気力によって基板を吸着させる。その後、基板100を静電チャック220から分離するデチャック工程が行われる。
【0050】
静電チャック電源印加部300は静電チャック220に駆動電圧HVおよび第1接地電圧GND1を印加する。静電チャック電源印加部300は静電チャック220に直接電圧を印加する。ただし、これは例示であり、本発明の技術的思想はこれに限定されない。
【0051】
静電チャック電源印加部300は駆動電圧印加部310、第1接地電圧印加部320、制御部330およびスイッチ340を含むことができる。
【0052】
駆動電圧印加部310は静電チャック220に駆動電圧HVを印加する。駆動電圧印加部310は直流電源を用いることができる。ただし、これは例示であり、本発明の技術的思想はこれに限定されない。
【0053】
第1接地電圧印加部320は静電チャック220に第1接地電圧GND1を印加する。
【0054】
制御部330は駆動電圧印加部310および第1接地電圧印加部320の間に配置される。制御部330は静電チャック220に駆動電圧HVおよび第1接地電圧GND1のうちどの電圧が印加されるのかを決定する。
【0055】
また、静電チャック電源印加部300はスイッチ340を介して電圧印加を中断する。例えば、電圧印加中断は電圧が印加される電源ラインに設置されたスイッチ340を開放させることによって行われる。
【0056】
基板電源印加部400は基板100に第2接地電圧GND2を印加する。基板電源印加部400は基板100に直接電圧を印加する。ただし、これは例示であり、本発明の技術的思想はこれに限定されない。
【0057】
図面では、基板電源印加部400および静電チャック電源印加部300が相異なる接地電圧源を用いることで図示されているが、これは例示であり、本発明の技術的思想はこれに限定されない。例えば、基板電源印加部400が印加する第2接地電圧GND2は静電チャック電源印加部300が印加する第1接地電圧GND1と同じソースを用いることができる。
【0058】
クランプ500は本体部11の上面上に配置される。クランプ500は本体部11の上面の縁に配置される。クランプ500は本体部11上に一対が形成される。ただし、これは例示であり、本発明の技術的思想はこれに限定されない。
【0059】
クランプ500は静電チャック220の下に配置される。クランプ500は基板支持部200の側面上に配置される。クランプ500は基板支持部200を固定させる。具体的には、クランプ500は静電チャック220を固定させることができる。
【0060】
例えば、クランプ500はベース210を包んで一体に形成される。
【0061】
クランプ500は鉤形状を有することができる。そのため、クランプ500はその上に配置された基板支持部200のベース210を固定させることができる。
【0062】
クランプ500の形状は例示であり、本発明の技術的思想はこれに限定されない。クランプ500の形状はその上に配置された静電チャック220を固定させるための形状であり得る。
【0063】
クランプ500は静電チャック220を固定解除することによって、いくつかの実施形態による基板テスト装置は静電チャック220を交換することができる。
【0064】
図示するように、クランプ500と本体部11の間にプレートが形成されてもよい。これは基板テスト装置の安定性のための目的のための例示であり、本発明の技術的思想はこれに限定されない。
【0065】
例えば、クランプ500は本体部11上に形成される。クランプ500は本体部11と接触する。
【0066】
駆動部600は静電チャック220上に配置される。具体的には、駆動部600は基板100上に配置される。駆動部600は垂直力測定部610、モータ620およびダンパ630を含む。
【0067】
垂直力測定部610は静電チャック220上に配置される。具体的には、垂直力測定部610は基板100上に配置される。垂直力測定部610は基板100と接触し得る。
【0068】
垂直力測定部610にはプッシュプルゲージ(pushpull gauge)、荷重センサ(load cell)等多様な装置を適用することができる。ただし、これは例示であり、本発明の技術的思想はこれに限定されない。垂直力測定部610は基板100を引いて静電引力を測定することにおいて、基板100の垂直方向への力を測定する構成であり得る。
【0069】
ただし、垂直力測定部610の基板100の垂直方向への力を測定する方法は本発明の技術的思想を限定しない。例えば、垂直力測定部610としてロードセルが適用される場合、ロードセルが重量を受けることによって変形される量により垂直力を測定することができる。この時、垂直力測定部610に動力を提供するモータ620が含まれないのはもちろんである。本発明では説明の便宜上、プッシュプルゲージを基準として説明する。
【0070】
垂直力測定部610は基板100を垂直方向に押し引きする。
【0071】
垂直力測定部610は基板100と接着された後、基板100を垂直方向に引いてデチャック力を測定するのに用いられる。具体的なデチャック力の測定方法は後述する。
【0072】
モータ620は垂直力測定部610上に配置される。モータ620はテストチャンバ10の外壁上に配置される。モータ620はテストチャンバ10の上面上に配置される。ただし、これは図面上の例示であり、本発明の技術的思想はこれに限定されない。
【0073】
例えば、モータ620はテストチャンバ10の内部空間13内に配置され得るのはもちろんである。
【0074】
モータ620は垂直力測定部610に基板100を押し引きすることができる動力を提供する。モータ620は垂直力測定部610に、基板100と垂直方向への動力を提供する。モータ620は例えば、ボールスクリュ(Ball Screw)方式により垂直力測定部610に動力を提供することができる。ただし、モータ620の動力伝達方式は例示であり、本発明の技術的思想はこれに限定されない。
【0075】
ダンパ630は垂直力測定部610およびモータ620の間に配置される。ダンパ630はモータ620が垂直力測定部610に動力を提供する間に発生する振動を減衰させる。
【0076】
図2および
図3は本発明の一実施形態によるデチャック力の評価方法を説明するためのフローチャートである。
図4ないし
図7は本発明の一実施形態によるデチャック力の評価方法を説明するための中間段階図である。
図8は
図3によるデチャック力の評価方法の中間段階での電圧の印加状態と、ウエハのリフティング(lifting)状態を説明するためのグラフである。
図9は
図3によるデチャック力の評価方法の中間段階での垂直力測定部が基板を引く速度を説明するためのグラフである。
【0077】
参考までに、
図2および
図3はいくつかの実施形態による基板テスト装置を用いたデチャック力の評価方法の順序を図示する。
【0078】
図2を参照すると、基板テスト装置の電源をつける(S100)。基板テスト装置は電圧および駆動力を提供してデチャック力を評価する電子装置であるから電源が必要とされる。
【0079】
その次、基板100に対して初期設定(Set-up)をする(S200)。初期設定とは、基板100に対してデチャック力を評価するために初期位置、初期電圧などを評価する意味であり得る。
【0080】
一例として、基板100を静電チャック220の上に位置させ得る。基板100は静電チャック220および垂直力測定部610の間に配置され得る。
【0081】
他の例で、
図2および
図4を参照すると、基板100に第2接地電圧GND2を印加することができる。基板100に第2接地電圧GND2を印加するのは基板100に残っている残留電荷を除去するための目的であり得る。そのため、基板100をチャージングする前に、基板100の初期電荷を設定することができる。
【0082】
基板100の初期電荷を設定するとき、静電チャック電源印加部300は静電チャック220に駆動電圧HVおよび第1接地電圧GND1を印加しなくてもよい。
【0083】
図2、
図3および
図5ないし
図7を参照すると、基板100に対して初期設定をした後、静電チャック220のデチャック評価を実施する(S300)。
【0084】
第一に、基板100をチャージング(charging)する(S310)。基板100をチャージングするために、静電チャック220に駆動電圧HVを印加する。基板100に第2接地電圧GND2を印加する。
【0085】
静電チャック220の駆動電圧HVは約2.73kVであり得る。静電チャック220に駆動電圧HVが印加されることにより、基板100が帯電され得る。静電チャック220に隣接する基板100の下面側に第1残留電荷C10が集まる。
【0086】
基板100をチャージングすること(S310)は、半導体処理工程で基板100を静電チャック220上にチャッキング(chucking)する過程を模写することであり得る。
【0087】
第二に、基板100をディスチャージング(discharging)する(S320)。基板100をディスチャージングするために、静電チャック220に第1接地電圧GND1を印加する。基板100に第2接地電圧GND2を印加する。
【0088】
静電チャック220に第1接地電圧GND1が印加されることにより、基板100はディスチャージングすることができる。具体的には、静電チャック220に隣接する基板100の下面側に集まった第1残留電荷C10が散逸する。そのため、基板100の下面側に、基板100をチャージングした状態の第1残留電荷C10より少量の第2残留電荷C20が集まる。
【0089】
基板100をディスチャージングすること(S320)は、半導体処理工程で基板100を静電チャック220からデチャック(dechucking)するために基板100をディスチャージングする過程を模写することであり得る。
【0090】
第三に、基板100をデチャックする(S330)。基板100をデチャックするために、静電チャック220に駆動電圧HVと第1接地電圧GND1を印加しなくてもよい。基板100に第2接地電圧GND2を印加しなくてもよい。
【0091】
その後、垂直力測定部610は基板100を垂直方向に引く。そのため、基板100は静電チャック220と離隔してデチャックされる。
【0092】
基板100をディスチャージングした後、基板100の内部に第2残留電荷C20が残留する。第2残留電荷C20により、基板100と静電チャック220の間に静電引力が発生し得る。静電チャック220および基板100に何の電圧が印加されないことにより、基板100に残っている第2残留電荷C20による静電チャック220との静電引力が維持されることができる。
【0093】
この時、垂直力測定部610は基板100を引くことによって、静電引力が測定されることができる。静電引力はデチャック力Fに対応する。すなわち、デチャック力Fは静電引力によって決定される。
【0094】
図3および
図8を参照すると、基板100をチャージングする段階(S310)は第1時間t1まで行われる。
【0095】
参考までに、
図8で水平軸は時間を説明するための軸である。垂直軸は静電チャック220に駆動電圧HVおよび第1接地電圧GND1が印加されるのか、基板100に第2接地電圧GND2が印加されるのか、垂直力測定部610が基板100を引き上げるのか(LIFT UP)について説明する。
【0096】
第1時間t1まで、静電チャック220に駆動電圧HVが印加される。静電チャック220に第1接地電圧GND1は印加されない。基板100に第2接地電圧GND2が印加される。
【0097】
基板100をディスチャージングする段階(S320)は第1時間t1から第2時間t2まで行われる。
【0098】
第1時間t1から第2時間t2まで、静電チャック220に駆動電圧HVは印加されない。静電チャック220に第1接地電圧GND1は印加される。基板100に第2接地電圧GND2が印加される。
【0099】
基板100がチャージングされる第1時間t1までかかる時間は第1稼動時間0~t1であり得る。基板100がディスチャージングされる第1時間t1から第2時間t2までかかる時間は第2稼動時間t1~t2であり得る。第1稼動時間0~t1は第2稼動時間t1~t2と異なってもよい。具体的には、第1稼動時間0~t1は第2稼動時間t1~t2より長い。
【0100】
基板100をディスチャージングした後、第2時間t2から基板100は垂直力測定部610によって持ち上げられる(LIFT UP)。この際、静電チャック220に駆動電圧HVは印加されない。静電チャック220に第1接地電圧GND1は印加されない。基板100に第2接地電圧GND2は印加されない。
【0101】
図3および
図9を参照すると、基板100をデチャックする段階(S330)は第2時間t2以後に行われる。
【0102】
参照的に、
図9において、水平軸は時間を説明するための軸であり、垂直軸は速度を説明するための軸である。また、垂直力測定部610が基板100を引き上げる(LIFT UP)多様な速度を説明するためのグラフである。
【0103】
モータ620が垂直力測定部610に動力を提供することによって、垂直力測定部610は基板100を第1速度v1または第2速度v2で一定に引くことができる。第1速度v1および第2速度v2は異なってもよい。
【0104】
例えば、第1速度v1は第2速度v2より遅くてもよい。
【0105】
垂直力測定部610は基板100を二つの速度で一定に引くことができることを記載したが、これは例示であり、本発明の技術的思想はこれに限定されない。例えば、垂直力測定部610は二つ以上の速度で基板100を一定に引くことができる。
【0106】
静電チャック220のデチャック評価を実施(S300)した後、測定されたデチャック力Fを確認する(S400)。
【0107】
デチャック力Fが高く測定されるほど、基板100と静電チャック220の間の静電引力が多く残っていることを意味する。すなわち、基板100に残留した電荷が多く基板100のデチャックが不完全に行われたことを意味する。
【0108】
その後、デチャック力の評価が完了する(S500)。
【0109】
図10は本発明の一実施形態によるデチャック力の評価方法を説明するためのフローチャートである。
図11は本発明の一実施形態によるデチャック力の評価方法を説明するための中間段階図である。
図12は
図10によるデチャック力の評価方法の中間段階での電圧の印加状態と、ウエハのリフティング状態を説明するためのグラフである。説明の便宜上、
図2ないし
図8を用いて説明した内容と重複するのは簡略にするかまたは省略する。
【0110】
参照的に、
図10はいくつかの実施形態による基板テスト装置を用いたデチャック力の評価方法の順序を図示する。
【0111】
図10および
図11を参照すると、基板100をチャージングした後(S310)、基板100をディスチャージングする前に(S320)、基板100を待機させる過程(S315)をさらに含むことができる。
【0112】
基板100を待機させる過程(S315)で、静電チャック220に駆動電圧HVおよび第1接地電圧GND1を印加しなくてもよい。基板100に第2接地電圧GND2を印加しなくてもよい。
【0113】
静電チャック220および基板100に何ら電圧が印加されないことにより、基板100は帯電された状態に維持され得る。すなわち、静電チャック220に隣接する基板100の下面側に集まった第1残留電荷C10は維持されることができる。
【0114】
基板100を待機させる過程(S315)は基板100をチャージングする段階(S310)と基板100をディスチャージングする段階(S320)が行われることを確認するために、これを明確に区分する意味を有することができる。
【0115】
図12を参照すると、基板100をチャージングする段階と基板100をディスチャージングする段階の間に、基板100を待機させる段階が含まれ得る。
【0116】
基板100を待機させる段階は基板100がチャージングされた後、第1時間t1から第3時間t3まで行われる。
【0117】
第1時間t1から第3時間t3まで、静電チャック220に駆動電圧HVおよび第1接地電圧GND1は印加されない。基板100に第2接地電圧GND2は印加されない。
【0118】
基板100をディスチャージングする段階(S320)は第3時間t3から第2時間t2まで行われる。
【0119】
第3時間t3から第2時間t2まで、静電チャック220に駆動電圧HVは印加されない。静電チャック220に第1接地電圧GND1は印加される。基板100に第2接地電圧GND2が印加される。
【0120】
基板100がチャージングされる第1時間t1までかかる時間は第1稼動時間0~t1であり得る。基板100がディスチャージングされる第3時間t3から第2時間t2までかかる時間は第2稼動時間t3~t2であり得る。第1稼動時間0~t1は第2稼動時間t3~t2と異なってもよい。具体的には、第1稼動時間0~t1は第2稼動時間t3~t2より長くてもよい。
【0121】
基板100を帯電された状態に維持させる第1時間t1から第3時間t3までかかる時間は第3稼動時間t1~t3であり得る。第3稼動時間t1~t3は第1稼動時間0~t1および第2稼動時間t3~t2より短くてもよい。
【0122】
以上、添付する図面を参照して本発明の実施形態について説明したが、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者は、本発明がその技術的思想や必須の特徴を変更せず他の具体的な形態で実施できることを理解することができる。したがって、上記一実施形態はすべての面で例示的なものであり、限定的なものではないと理解しなければならない。
【符号の説明】
【0123】
100 基板
220 静電チャック
230 静電チャック電極
300 静電チャック電源印加部
400 基板電源印加部
500 クランプ
610 垂直力測定部
HV 駆動電圧
GND1 第1接地電圧
GND2 第2接地電圧