(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023066561
(43)【公開日】2023-05-16
(54)【発明の名称】段ボールケーサー
(51)【国際特許分類】
B65G 47/90 20060101AFI20230509BHJP
B65G 17/36 20060101ALI20230509BHJP
B65G 17/42 20060101ALI20230509BHJP
B65B 5/08 20060101ALI20230509BHJP
【FI】
B65G47/90 A
B65G17/36 A
B65G17/42 B
B65B5/08
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021177218
(22)【出願日】2021-10-29
(71)【出願人】
【識別番号】503282194
【氏名又は名称】東京施設工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002664
【氏名又は名称】弁理士法人相原国際知財事務所
(72)【発明者】
【氏名】中村 文雄
【テーマコード(参考)】
3E003
3F034
3F072
【Fターム(参考)】
3E003AA01
3E003AB05
3E003BA02
3E003BA06
3E003BB02
3E003BC01
3E003BD04
3E003BE01
3E003CB01
3E003DA05
3F034LA03
3F034LB01
3F072AA09
3F072GD01
3F072JA06
3F072KA01
3F072KD23
(57)【要約】
【課題】大量の製品を高速処理することができ、コンパクトであり、且つ、バケットを容易に着脱可能な段ボールケーサーを提供する。
【解決手段】段ボールケーサー4は、第1~第3搬送経路16,18,20をそれぞれ有する第1~第3製品コンベヤ8,10,12と、第4及び第5搬送経路30,46をそれぞれ有する第1及び第2箱コンベヤ24,26と、第3搬送経路20においてバケット22に載置された製品Pを保持し、第4搬送経路30における段ボール箱Bに箱詰めするロボット42とを備え、第3製品コンベヤ12は、タイミングベルト58と、タイミングベルト58にバケット22を取り付けるためのバケット取付機構62を有し、バケット取付機構62は、バケット22をタイミングベルト58の幅方向Yにスライドすることにより着脱自在に支持する。
【選択図】
図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
搬入された製品を第1搬送経路において搬送する第1製品コンベヤと、
前記第1搬送経路を搬送された前記製品を前記第1搬送経路と直交する第2搬送経路において搬送する第2製品コンベヤと、
前記第2搬送経路を搬送された前記製品をバケットにて受け取って、前記第2搬送経路と直交し、且つ前記第1搬送経路と平行に延びる第3搬送経路において、前記バケットとともに前記製品を搬送する第3製品コンベヤと、
前記第1搬送経路への製品の搬入方向と同一方向から搬入される段ボール箱を受け取って、前記第2搬送経路の下側に位置し、且つ前記第1搬送経路と平行に延びる第4搬送経路において、前記段ボール箱を搬送する第1箱コンベヤと、
前記第4搬送経路を搬送された前記段ボール箱を受け取って、前記第3搬送経路の下側に位置し、且つ前記第4搬送経路に隣接しつつ前記第4搬送経路と平行に延びる第5搬送経路において、前記段ボール箱を搬送する第2箱コンベヤと、
前記第3搬送経路において前記バケットに載置された前記製品を保持し、前記第4搬送経路における前記段ボール箱に箱詰めするロボットと
を備え、
前記第3製品コンベヤは、タイミングベルトと、前記タイミングベルトに前記バケットを取り付けるためのバケット取付機構とを有し、
前記バケット取付機構は、前記バケットを前記タイミングベルトの幅方向にスライドすることにより着脱自在に支持する、段ボールケーサー。
【請求項2】
前記バケット取付機構は、
前記幅方向に延びるとともに、前記タイミングベルトに取り付けられるアタッチメントと、
前記幅方向に延び、前記バケットの下面に固定されるとともに、前記アタッチメントにスライド自在に取り付けられるアダプタと
を有し、
前記第3製品コンベヤは、前記タイミングベルトの延設方向に延び、前記タイミングベルトの前記幅方向における両側にて前記第3製品コンベヤの本体に固定され、前記第3搬送経路において、前記タイミングベルトとともに前記バケット及び前記バケット取付機構が走行する際、前記アダプタの前記幅方向における移動を規制するアダプタガイドを有し、
前記タイミングベルトの前記幅方向における外側に位置する前記アダプタガイドは、それぞれ着脱可能なガイド部材を有し、
前記ガイド部材を取り外すことにより前記アダプタガイドに間隙が形成され、前記間隙を介して前記バケット及び前記アダプタが前記幅方向にスライド可能となり、前記バケットが前記アダプタとともに前記アタッチメントに対し前記幅方向に着脱可能となる、請求項1に記載の段ボールケーサー。
【請求項3】
前記アタッチメントは、
前記幅方向に延び、前記タイミングベルトに取り付けられるベースと、
前記ベースに対し前記幅方向にスライド自在に取り付けられるとともに、前記アダプタを前記幅方向にスライド自在に支持するレールと
を有し、
前記ベースは、その前記幅方向における両端から下方に延び、それぞれ前記タイミングベルトの下面に向けて折曲された第1爪部を有し、
前記タイミングベルトは、その前記下面に、前記幅方向に延び、且つ前記延設方向に間隔を存して形成される複数のベルト歯を有し、
前記各第1爪部を隣り合う前記ベルト歯の間に係合することにより、前記ベースが前記タイミングベルトに固定され、
前記アタッチメントは、前記各第1爪部を隣り合う前記ベルト歯の間において係合解除することにより前記延設方向に移動可能である、請求項2に記載の段ボールケーサー。
【請求項4】
前記アダプタは、
前記バケットが固定される固定部と、
前記固定部の前記延設方向における両端から下方に延び、それぞれ前記レールの前記延設方向における両側面に接触する下延部と、
前記各下延部からそれぞれ前記レールの下面に向けて折曲された第2爪部と
を有し、
前記アダプタは、前記レールに対し前記各下延部において前記幅方向に沿ってスライド可能であるとともに、前記各第2爪部において前記レールからの脱落が阻止される、請求項3に記載の段ボールケーサー。
【請求項5】
前記バケットは、
前記バケットの前記延設方向における外端に第1仕切壁が立設された第1バケット要素と、
前記バケットの前記延設方向における外端に第2仕切壁が立設された第2バケット要素と、
前記第1バケット要素と前記第2バケット要素との間に位置し、前記幅方向における両端にそれぞれ第3仕切壁が立設された第3バケット要素と
を有し、
前記第1バケット要素、前記第2バケット要素、及び前記第3バケット要素に、それぞれ前記アダプタが固定され、当該各アダプタがそれぞれ前記アタッチメントに取り付けられ、当該各アタッチメントがそれぞれ前記タイミングベルトに前記延設方向において間隔を存して取り付けられる、請求項1から4の何れか一項に記載の段ボールケーサー。
【請求項6】
前記第3製品コンベヤは、並行して個別に走行する2つの前記タイミングベルトを有し、
前記各タイミングベルトは、それぞれ前記バケット取付機構を介して、前記延設方向に隣接して並べられた複数の前記バケットからなる複数のバケット群を個別に搬送する、請求項1から5の何れか一項に記載の段ボールケーサー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、段ボールケーサーに関し、詳しくは、袋詰めなどされた製品を段ボール箱に箱詰めする段ボールケーサーに関する。
【背景技術】
【0002】
袋詰めなどされた製品を段ボール箱に箱詰めする段ボールケーサーが知られている。段ボールケーサーは、段ボールシートを段ボール箱に成形する製函機と、製品が箱詰めされた段ボール箱にテープを貼り付けるなどして封をする封函機とを組み合わせて用いられる。
【0003】
特許文献1には、搬送コンベヤの一方のコンベヤ列を第1の搬送速度で制御し、搬送コンベヤの他方のコンベヤ列を第1の搬送速度と異なる第2の搬送速度で制御し、各コンベヤ列の速度差によって、物品を方向転換させながら搬送する方向転換装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の方向転換装置は、直線状に延設される1つのコンベヤの搬送経路を製品が搬送される過程において、搬送方向における製品の向きを方向転換する。このため、方向転換のためにコンベヤの搬送経路を長距離確保する必要があり、また、方向転換に時間を要する。従って、装置が大型化するとともに、大量の製品を搬送して段ボール箱に箱詰めする処理を高速で行うのは困難である。
【0006】
また、段ボールケーサーにおいては、搬送される製品をバケットにて受け取って、製品とともにバケットを製品コンベヤの搬送経路において搬送し、バケットに載置された製品をロボットにより保持して段ボール箱に箱詰めする場合が想定される。この場合、段ボール箱に箱詰めする製品の大きさ、数などを変更すると、製品が載置されるバケットの大きさも変更するのが好ましい。
【0007】
しかし、段ボールケーサーの仕様に応じてバケットの大きさは予め決定されるため、段ボールケーサーの完成後にバケットを着脱するのは困難である。従って、段ボール箱に箱詰めする製品の大きさ、数に応じて、バケットの大きさを容易に変更可能な段ボールケーサーが求められている。
【0008】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、大量の製品を高速処理することができ、コンパクトであり、且つ、バケットの大きさを容易に変更可能な段ボールケーサーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の目的を達成するべく、一態様に係る段ボールケーサーは、搬入された製品を第1搬送経路において搬送する第1製品コンベヤと、第1搬送経路を搬送された製品を第1搬送経路と直交する第2搬送経路において搬送する第2製品コンベヤと、第2搬送経路を搬送された製品をバケットにて受け取って、第2搬送経路と直交し、且つ第1搬送経路と平行に延びる第3搬送経路において、バケットとともに製品を搬送する第3製品コンベヤと、第1搬送経路への製品の搬入方向と同一方向から搬入される段ボール箱を受け取って、第2搬送経路の下側に位置し、且つ第1搬送経路と平行に延びる第4搬送経路において、段ボール箱を搬送する第1箱コンベヤと、第4搬送経路を搬送された段ボール箱を受け取って、第3搬送経路の下側に位置し、且つ第4搬送経路に隣接しつつ第4搬送経路と平行に延びる第5搬送経路において、段ボール箱を搬送する第2箱コンベヤと、第3搬送経路においてバケットに載置された製品を保持し、第4搬送経路における段ボール箱に箱詰めするロボットとを備え、第3製品コンベヤは、タイミングベルトと、タイミングベルトにバケットを取り付けるためのバケット取付機構とを有し、バケット取付機構は、バケットをタイミングベルトの幅方向にスライドすることにより着脱自在に支持する。
【発明の効果】
【0010】
大量の製品を高速処理することができ、コンパクトであり、且つバケットの大きさを容易に変更可能な段ボールケーサーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】製函機、段ボールケーサー、及び封函機を連結した連結一体ユニットの斜視図である。
【
図6】バケットを取り付けたときの第3製品コンベヤを
図5のA-A方向断面から見た斜視図である。
【
図7】
図6を別角度から見たときの第3製品コンベヤの斜視図である。
【
図8】バケットを取り付ける前の第3製品コンベヤの部分的な図である。
【
図9】
図8においてガイド部材を取り外した状態を示す図である。
【
図10】
図9において第1バケット要素を取り付けた状態を示す図である。
【
図11】
図10において第3バケット要素を取り付けた状態を示す図である。
【
図12】
図11において第2バケット要素を取り付けた状態を示す図である。
【
図13】
図12においてタイミングベルトを延設方向に移動した状態を示す図である。
【
図14】
図13においてガイド部材を取り付けた状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1は、製函機2、段ボールケーサー4、及び封函機6を連結した連結一体ユニット1の斜視図を示す。製函機2、段ボールケーサー4、及び封函機6はそれぞれユニット化され、これらのユニットがこれらの順に連結された連結一体ユニット1を形成する。なお、製函機2、段ボールケーサー4、及び封函機6をそれぞれユニット2,4,6と称することがある。また、以降の説明において、方向性及び角度に関する平行、直交、直角などの記載は、実質的なものであり、厳密なものではない。
【0013】
製函機2は、搬入された段ボールシートを段ボール箱に成形する。段ボールケーサー4は、袋詰めなどされて搬入された製品を製函機2から搬入された段ボール箱に箱詰めする。封函機6は、段ボールケーサー4から搬入された製品箱詰め済みの段ボール箱にテープを貼り付けるなどして封をする。製函機2における段ボールシートの全体としての搬送方向と、段ボールケーサー4及び封函機6における段ボール箱の搬送方向とは、全体として同一方向である。
【0014】
また、段ボールケーサー4における製品の搬送方向は、全体として段ボール箱の搬送方向と同一方向である。すなわち、各ユニット2,4,6及び連結一体ユニット1における製品及び段ボール箱の全体としての搬送方向は同一となる。また、各ユニット2,4,6を接続するためのブラケット等の接続部材を不要とすることができる。
【0015】
このように、製函機2、段ボールケーサー4、及び封函機6をそれぞれユニット化し、各ユニット2,4,6における製品や段ボール箱の搬送方向が全体として同一方向となるように連結した連結一体ユニット1を形成することにより、各ユニット2,4,6及び連結一体ユニット1のコンパクト化を実現することができる。
【0016】
ここで、段ボールケーサー4は、製品と段ボール箱との双方の搬送が行われるため、これらの搬送経路が複雑になる傾向があり、また、設置面積も大きくなる傾向がある。しかし、本実施形態の段ボールケーサー4では、製品及び段ボール箱の双方を製函機2側となる同一方向から搬入し、製品箱詰め済みの段ボールを封函機6に搬出する。また、以降において説明するが、各コンベヤを集約配置し、さらに後述する各種装置を設置することにより、極力小さな設置面積の段ボールケーサー4を実現している。
【0017】
また、製品及び段ボール箱の搬送経路の距離が短くなり、大量の製品を高速処理することができる。さらに、本実施形態においては、後述するバケット取付機構を設けることにより、段ボール箱に箱詰めする製品の大きさ、数に応じて、バケットの大きさを容易に変更可能な汎用性の高い段ボールケーサーを実現している。
【0018】
図2は、段ボールケーサー4の斜視図を示し、
図3は、段ボールケーサー4の上面図を示す。段ボールケーサー4は、第1製品コンベヤ8、第2製品コンベヤ10、及び第3製品コンベヤ12を備えている。これらのコンベヤ8,10,12は、例えばベルトコンベヤであり、製品搬送ライン14を構成する。製品搬送ライン14における製品Pの搬送方向は、黒塗りの矢印で示される。第1製品コンベヤ8は、段ボールケーサー4の製函機2の側から投入された製品Pを第1搬送経路16において搬送する。
【0019】
第1搬送経路16は、各ユニット2,4,6の連結方向Xと平行に延設される。第2製品コンベヤ10は、第1搬送経路16を搬送された製品Pを第1搬送経路16と直交する第2搬送経路18において搬送する。第3製品コンベヤ12は、第2搬送経路18を搬送された製品Pをそれぞれバケット22にて受け取って、第3搬送経路20において、バケット22とともに製品Pを搬送する。第3搬送経路20は、第2搬送経路18と直交し、且つ第1搬送経路16と平行に延びる。
【0020】
また、段ボールケーサー4は、第1箱コンベヤ24及び第2箱コンベヤ26を備えている。第1箱コンベヤ24は、例えばベルトコンベヤであり、第2箱コンベヤ26は、例えばローラコンベヤであり、これらのコンベヤ24,26は段ボール箱搬送ライン28を構成する。段ボール箱搬送ライン28は、製品搬送ライン14の下側に形成され、搬送ラインの2段構造が構築される。段ボール箱搬送ライン28における段ボール箱Bの搬送方向は、白抜きの矢印で示される。
【0021】
第1箱コンベヤ24は、製函機2から搬入される段ボール箱B、すなわち、第1搬送経路16への製品Pの搬入方向と同一方向から搬入される段ボール箱Bを受け取って、第4搬送経路30において搬送する。第4搬送経路30は、第2搬送経路18の下側に位置し、且つ第1搬送経路と平行に延びる。より詳しくは、第4搬送経路30には、段ボール箱Bの位置決め装置32、及び受け取り装置34が設けられている。
【0022】
図4は、段ボール箱搬送ライン28の上面図を示す。位置決め装置32は、例えば2つ設けられ、それぞれ段ボール箱Bを保持するとともに第4搬送経路30を搬送される各段ボール箱Bを第4搬送経路30の幅方向中央に位置決めする。また、各位置決め装置32は、段ボール箱Bの向きを必要に応じて直角に方向転換可能であり、保持した段ボール箱Bとともに第4搬送経路30を搬送される。
【0023】
受け取り装置34は、各位置決め装置32とともに搬送されてきた2つの段ボール箱Bを受け取る。具体的には、受け取り装置34は、2つの受け取りプレート36と、各受け取りプレート36にそれぞれ接続されたシリンダ38とを備える。各受け取りプレート36の上面には、それぞれ吸着パッド40が配置されている。先ず、段ボール箱Bを保持した位置決め装置32は、第4搬送経路30の所定位置に搬送される。
【0024】
次に、シリンダ38を駆動することにより、受け取りプレート36が位置決め装置32の下側に移動するとともに上昇し、段ボール箱Bは受け取りプレート36の上面に載置される。次に、段ボール箱Bの底部が受け取りプレート36の吸着パッド40に吸着され、段ボール箱Bが受け取りプレート36に保持される。次に、位置決め装置32は、段ボール箱Bの保持を解除した後、下方に退避し、製函機2から搬入される段ボール箱Bを受け取り可能な位置に移動する。
【0025】
一方、
図2及び
図3に示すように、段ボールケーサー4は、例えば6軸の垂直多関節型の構造を有するロボット42を備えている。ロボット42は、第4搬送経路30の上側において天井からブラケット44を介して吊り下げられている。ロボット42は、ハンド及びアームを備え、第3搬送経路20においてバケット22に載置された製品Pをハンドでピッキングして保持する。次に、ロボット42は、アームの動作によって、ハンドで保持した製品Pを第4搬送経路30における段ボール箱Bに移動して箱詰めする。ロボット42による製品Pの箱詰め動作は、段ボール箱Bに所定数の製品Pが箱詰めされるまで行われる。
【0026】
第2箱コンベヤ26は、第4搬送経路30において製品Pが箱詰めされた段ボール箱Bを受け取って、第5搬送経路46において搬送する。
図2及び
図3に示すように、第5搬送経路46は、第3搬送経路20の下側に位置し、且つ第4搬送経路30に隣接しつつ第4搬送経路30と平行に延びる。より詳しくは、
図4にも示すように、第5搬送経路46には、段ボール箱Bの引込装置48、及び方向転換装置50が設けられている。
【0027】
引込装置48は、第5搬送経路46の幅方向の側端に設けられ、第4搬送経路30で製品Pが箱詰めされた段ボール箱Bを保持して第5搬送経路46に引き込んで移動させる。具体的には、引込装置48は、2つの引込プレート52と、各引込プレート52にそれぞれ接続されたシリンダ54とを備える。各引込プレート52の先端には、それぞれ吸着パッド56が配置されている。
【0028】
先ず、各シリンダ54を駆動することにより、各引込プレート52は第5搬送経路46を横断する方向に伸張し、第4搬送経路30で製品Pが箱詰めされた段ボール箱Bの側部に当接する。次に、段ボール箱Bの側部が各引込プレート52の各吸着パッド56により吸着され、各引込プレート52に保持される。次に、受け取り装置34による段ボール箱Bの保持を解除した後、各シリンダ54を駆動して段ボール箱Bを第5搬送経路46に引き込んで移動させる。これにより、段ボール箱Bは、第5搬送経路46の幅方向中央に位置付けられる。
【0029】
引込装置48により第4搬送経路30から第5搬送経路46に移動した段ボール箱Bは、各吸着パッド56による保持が解除され、第5搬送経路46を搬送される過程において、方向転換装置50の上を通過する。方向転換装置50は、段ボール箱Bの向きを必要に応じて直角に方向転換可能である。そして、製品Pが箱詰めされた段ボール箱Bは、第5搬送経路46を搬送されて封函機6に向けて搬出される。
【0030】
図5は、第3製品コンベヤ12の部分的な斜視図を示す。第3製品コンベヤ12は、並行して個別に走行可能な2つの無端状のタイミングベルト58(以下、単にベルトともいう)を有するベルトコンベヤである。各ベルト58は、第3搬送経路20を形成し、それぞれ図示しないサーボモータの駆動制御により、間欠的又は連続的な走行が可能である。具体的には、サーボモータは第3製品コンベヤ12の図示しない駆動軸に連結され、この駆動軸の周面には、図示しない多数のプーリ歯が形成される。
【0031】
第3製品コンベヤ12は、3つのアダプタガイド60A,60B,60Cを備えている。各アダプタガイド60A,60B,60Cは、ベルト58の延設方向X(連結方向と同一方向)に延び、ベルト58の幅方向Yにおける両側にて第3製品コンベヤ12の本体に固定される。
図5には、後述するバケット取付機構62を構成するアタッチメント64の一部であるベース68のみが示されている。
【0032】
図6は、バケット22を取り付けたときの第3製品コンベヤ12を
図5のA-A方向断面から見た斜視図を示し、
図7は、
図6を別の角度から見た斜視図を示す。
図6及び
図7においては、各ベルト58のうちの一方のベルト58のみが示されている。また、
図6においては、各アダプタガイド60A,60B,60Cのうちの一方のベルト58の幅方向Yにおける外側に位置するアダプタガイド60Aのみが示されている。また、
図6及び
図7においては、バケット22は幅方向Yの中央で分割された状態で示される。
【0033】
第3製品コンベヤ12は、各ベルト58にバケット22を取り付けるためのバケット取付機構62を有する。バケット取付機構62は、バケット22をベルト58の幅方向Yにスライド可能とすることによりバケット22を着脱自在に支持する。バケット取付機構62は、アタッチメント64及びアダプタ66を備えている。アタッチメント64は、ベルト58の幅方向Yに延びるとともに、ベルト58に取り付けられる。
【0034】
アダプタ66は、幅方向Yに延び、バケット22の下面22aにビス等で固定されるとともに、アタッチメント64にスライド自在に取り付けられる。アタッチメント64は、ベース68及びレール70を備えている。ベース68は、幅方向Yに延び、ベルト58に取り付けられる。レール70は、ベース68に対し幅方向Yにスライド自在に取り付けられるとともに、アダプタ66を幅方向Yにスライド自在に支持する。
【0035】
図5に示した各アダプタガイド60A,60B,60Cは、第3搬送経路20において、ベルト58とともにバケット22及びバケット取付機構62が走行する際、アダプタ66の幅方向Yにおける移動を規制する。
図5に示すように、各ベルト58の幅方向Yにおける外側に位置する2つのアダプタガイド60A,60Cは、それぞれ着脱可能なガイド部材72を備えている。
【0036】
具体的には、ガイド部材72は、例えば樹脂製であり、ガイド部材72の延設方向Xにおける端面には、それぞれ相補形状となる凹部72a又は凸部72bが形成されている。凹部72a及び凸部72bを嵌合させながらガイド部材72を嵌め込むことにより、ガイド部材72を含む一連のアダプタガイド60A,60Cが形成される。一方、凹部72a及び凸部72bの嵌合を解除してガイド部材72を上方に移動することにより、アダプタガイド60A,60Cからガイド部材72を取り外すことができる。
【0037】
ベース68は、その幅方向Yにおける両端から下方に延び、それぞれベルト58の下面に向けて折曲された一対の第1爪部68aを有する。ベルト58は、前述した第3製品コンベヤ12の駆動軸のプーリ歯が噛み合う多数のベルト歯59を有する。ベルト歯59は、ベルト58の下面58bにおいて、幅方向Yに延び、且つ延設方向Xに所定のピッチで間隔を存して形成される。
【0038】
各第1爪部68aを隣り合うベルト歯59の間に係合することにより、ベース68がベルト58に固定される。従って、ベース68、ひいてはアタッチメント64は、各第1爪部68aを隣り合うベルト歯59の間において係合解除することにより延設方向Xに移動可能である。
【0039】
アダプタ66は、縦断面がU字状をなし、レール70に対して幅方向Yにスライドするスライダであり、レール70を上側から覆う。
図7に示すように、アダプタ66は、上側から順に、固定部66a、下延部66b、及び第2爪部66cを有する。固定部66aには、バケット22の下面22aが固定される。各下延部66bは、固定部66aの延設方向Xにおける両端から下方に延び、それぞれレール70の延設方向Xに拡幅された両側面70aに接触する。
【0040】
第2爪部66cは、各下延部66bから、それぞれレール70の両側面70aに連なる下面70bに向けて折曲される。アダプタ66は、レール70に対し各下延部66bにおいて幅方向Yに沿ってスライド可能であるとともに、各第2爪部66cにおいてレール70からの脱落が阻止される。
【0041】
バケット22は、第1バケット要素22A、第2バケット要素22B、及び第3バケット要素22Cから構成されている。第1バケット要素22Aには、バケット22の延設方向Xにおける外端に第1仕切壁22Awが立設されている。第2バケット要素22Bには、バケット22の延設方向Xにおける外端に第2仕切壁22Bwが立設されている。第3バケット要素22Cは、第1バケット要素22Aと第2バケット要素22Bとの間に位置し、第3バケット要素22Cの幅方向Yにおける両端には、それぞれ第3仕切壁22Cwが立設されている。
【0042】
第1バケット要素22A、第2バケット要素22B、及び第3バケット要素22Cに、それぞれアダプタ66が固定され、当該各アダプタ66がそれぞれアタッチメント64に取り付けられ、当該各アタッチメント64がそれぞれベルト58に延設方向Xにおいて間隔を存して取り付けられる。なお、載置面積の異なる第3バケット要素22Cを用いることにより、バケット22における製品Pの載置面積を容易に変更することができる。
【0043】
また、前述したように、第3製品コンベヤ12は、並行して個別に走行する2つのベルト58を有する。各ベルト58は、それぞれバケット取付機構62を介して、延設方向Xに並べられた複数のバケット22からなる複数のバケット群を個別に搬送する。より具体的には、バケット取付機構62を介してバケット群を支持する一方のベルト58は、サーボモータの駆動により間欠的に走行する。
【0044】
これにより、第3搬送経路20において、ロボット42による製品Pのピッキング位置に、バケット群を構成する各バケット22を段階的に位置付けられる。従って、ロボット42による製品Pのピッキングがバケット22間においてタイムラグなく順次迅速に行うことが可能となる。
【0045】
一方、バケット取付機構62を介して他のバケット群を支持する他方のベルト58は、製品Pのピッキングを終えたバケット群を第3搬送経路20における製品Pの受取位置に戻すべく、サーボモータの駆動により連続的に走行する。これにより、第2搬送経路18を搬送された製品Pは、各バケット22にてタイムラグなく順次迅速に受け取り可能となる。
【0046】
以下、
図8~
図14を参照して、第3製品コンベヤ12におけるバケット22の取り付け作業について説明する。
図8は、バケット22を取り付ける前の第3製品コンベヤ12の部分的な図を示す。先ず、アダプタガイド60Aを構成するガイド部材72を取り外す。
【0047】
図9は、
図8においてガイド部材72を取り外した状態を示す。ガイド部材72を取り外すことにより、取り外したガイド部材72の延設方向Xにおける長さに相当する間隙74がアダプタガイド60Aに形成される。間隙74には、例えば2つのアタッチメント64の幅方向Yにおける端部が位置付けられる。これにより、間隙74を介してバケット22及びアダプタ66が幅方向Yにスライド可能となり、バケット22がアダプタ66とともにアタッチメント64に対し幅方向Yに着脱可能となる。
【0048】
図10は、
図9において第1バケット要素22Aを取り付けた状態を示す。次に、間隙74を通じて、第1バケット要素22Aに固定されたアダプタ66をアタッチメント64のレール70の端部に嵌め込み、第1バケット要素22Aを幅方向Yにスライドしてレール70に取り付ける。アダプタ66をアタッチメント64にスライドして取り付ける際、第1バケット要素22Aは、
図10で見て幅方向Yの中央及び一端側に位置する各アダプタガイド60Aの直上に位置付けられる。
【0049】
従って、第1バケット要素22Aは、アタッチメント64に取り付けられた状態で各アダプタガイド60に接触することはなく、また、ベルト58の走行に支障を来すことはない。後述する第3バケット要素22C及び第2バケット要素22Bの場合においても同様である。
【0050】
図11は、
図10において第3バケット要素22Cを取り付けた状態を示す。次に、間隙74を通じて、第3バケット要素22Cに固定されたアダプタ66を第1バケット要素22Aに隣接するレール70の端部に嵌め込み、第3バケット要素22Cを幅方向Yにスライドしてレール70に取り付ける。第3バケット要素22Cと第1バケット要素22Aとが取り付けられる各レール70の間隔は、第3バケット要素22Cの取り付けに支障を来さない距離が予め確保されている。
【0051】
次に、第1及び第3バケット要素22A、22Cが取り付けられたベルト58を延設方向Xに移動する。これにより、
図11に示すように、間隙74に3つ目のアタッチメント64のレール70の端部が位置付けられ、第2バケット要素22Bの取り付けが可能となる。
【0052】
図12は、
図11において第2バケット要素22Bを取り付けた状態を示す。第3バケット要素22Cと第2バケット要素22Bとが取り付けられる各レール70の間隔は、第2バケット要素22Bの取り付けに支障を来さない距離が予め確保されている。第1及び第3バケット要素22A、22Cを取り付けたときと同じ要領で、アダプタ66を介して第2バケット要素22Bをレール70に取り付ける。これにより、第1バケット要素22A、第2バケット要素22B、及び第3バケット要素22Cにより構成されたバケット22の取り付けが完了する。
【0053】
図13は、
図12においてベルト58を延設方向Xに移動した状態を示す。次に、ベルト58を延設方向Xにさらに移動することにより、取り付けが完了したバケット22を間隙74から外れる位置に移動する。このバケット22の移動により、外していたガイド部材72を間隙74に嵌め込むことが可能となる。
【0054】
図14は、
図13においてガイド部材72を取り付けた状態を示す。最後に、外していたガイド部材72を間隙74に嵌め込み、アダプタガイド60Aを復旧し、バケット取付機構62を介したバケット22の一連の取り付け作業が完了する。なお、バケット22の取り外し作業は、前述した作業を逆の手順で行うことにより可能となる。
【0055】
以上のように、本実施形態の段ボールケーサー4は、第1~第3搬送経路16,18,20をそれぞれ有する第1~第3製品コンベヤ8,10,12により製品搬送ライン14を形成し、第4及び第5搬送経路30,46をそれぞれ有する第1及び第2箱コンベヤ24,26により段ボール箱搬送ライン28を形成する。製品搬送ライン14及び段ボール箱搬送ライン28の始端は連結方向Xにおいて製函機2側であり、また、製品搬送ライン14及び段ボール箱搬送ライン28の終端は連結方向Xにおいて封函機6側である。
【0056】
また、製品搬送ライン14及び段ボール箱搬送ライン28は、直線状の搬送経路を必要最低限の数だけ集約した2段構造を構築する。さらに、第1箱コンベヤ24には位置決め装置32が設けられている。位置決め装置32は、第4搬送経路30に搬入される段ボール箱Bを保持するとともに位置決めする。また、位置決め装置32は、第4搬送経路30の搬送方向Xにおける段ボール箱Bの向きを直角に方向転換する方向転換動作が可能であり、段ボール箱Bとともに第4搬送経路30を搬送される。
【0057】
これらの特徴により、段ボールケーサー4の設置面積を極力小さくすることができるとともに、製品P及び段ボール箱Bの搬送経路の距離を極力短くすることができるため、大量の製品Pを高速で搬送して箱詰めすることができる。従って、大量の製品Pを高速処理することができるコンパクトな段ボールケーサー4を提供することができる。
【0058】
特に、本実施形態では、第3製品コンベヤ12は、ベルト58にバケット22を取り付けるためのバケット取付機構62を有し、バケット取付機構62は、バケット22をベルト58の幅方向Yにスライドすることにより着脱自在に支持する。これにより、段ボール箱Bに箱詰めする製品Pの大きさ、数に応じて、バケット22の大きさを容易に変更することができる。
【0059】
詳しくは、バケット取付機構62は、前述したように、アタッチメント64、及びアダプタ66を有し、第3製品コンベヤ12は、各アダプタガイド60A,60B,60Cを有し、ベルト58の幅方向Yにおける外側に位置するアダプタガイド60A,60Cは、それぞれ着脱可能なガイド部材72を備えている。
【0060】
ガイド部材72を取り外すことにより、アダプタガイド60A,60Cの何れかに間隙74が形成され、間隙74を介してバケット22及びアダプタ66を幅方向Yにスライド可能となる。これにより、バケット22をベルト58の幅方向Yにスライドすることにより着脱可能となる。
【0061】
また、アタッチメント64は、前述したように、ベース68及びレール70を有し、ベース68は各第1爪部68aを有する。アタッチメント64は、各第1爪部68aを隣り合うベルト歯59の間において係合解除することにより延設方向Xに移動可能である。これにより、アタッチメント64を任意の位置に移動することができるため、バケット22間の間隔を容易に調整することができる。従って、種々の大きさのバケット22を容易に設置可能となり、複数のバケット22を並べたバケット群を容易に形成することができる。
【0062】
また、アダプタ66は、前述したように、固定部66a、各下延部66b、及び各第2爪部66cを有し、レール70に対し各下延部66bにおいて幅方向Yに沿ってスライド可能であるとともに、各第2爪部66cにおいてレール70からの脱落が阻止される。これにより、レール70に対してバケット22を幅方向Yに円滑に着脱可能となり、また、レール70に対してバケット22を安定支持させることができる。
【0063】
また、バケット22は、前述したように、第1仕切壁22Awが立設された第1バケット要素22A、第2仕切壁22Bwが立設された第2バケット要素22B、各第3仕切壁22Cwが立設された第3バケット要素22Cを有する。そして、第1バケット要素22A、第2バケット要素22B、及び第3バケット要素22Cに、それぞれアダプタ66が固定され、当該各アダプタ66がそれぞれアタッチメント64に取り付けられ、当該各アタッチメント64がそれぞれベルト58に延設方向Xにおいて間隔を存して取り付けられる。
【0064】
これにより、第1バケット要素22A、第2バケット要素22B、及び第3バケット要素22Cをそれぞれベルト58に安定支持させることができる。また、第1バケット要素22A、第2バケット要素22B、及び第3バケット22Cからバケット22を形成することにより、バケット22の載置面積を容易に変更することができる。
【0065】
また、第3製品コンベヤ12は、前述したように、並行して個別に走行する2つのベルト58を有し、各ベルト58は、それぞれバケット取付機構62を介して、延設方向Xに隣接して並べられた複数のバケット22からなる複数のバケット群を個別に搬送する。これにより、第3製品コンベヤ12は、第3搬送経路20における製品Pのピッキング及び受け取りを2つのベルト58によりバケット22の待機時間なく行うことができる。従って、個別のサーボモータにより2つのベルト58をそれぞれ間欠的又は連続的に走行させる、いわばサーボループを構築することができ、段ボールケーサー4の高速処理をより一層促進することができる。
【0066】
以上で本発明の実施形態についての説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更ができるものである。例えば、バケット取付機構62は、前述した機能を実現可能であれば、
図5から
図7に示したバケット取付機構62の構成及び構成部材の形状に厳密に限定されるものではない。
【0067】
また、アダプタガイド60A,60Cに複数のガイド部材72を設けても良い。この場合には、
図9に示した状態において、複数の隣り合うガイド部材72を取り外すことにより、延設方向Xに長い間隙74を確保される。これにより、バケット22の着脱がさらに容易になる。また、複数のガイド部材74を予め取り外しておけば、
図11に示した状態のときのベルト58の移動は不要となるため、バケット22の着脱がより一層容易になる。
【符号の説明】
【0068】
4 段ボールケーサー
8 第1製品コンベヤ
10 第2製品コンベヤ
12 第3製品コンベヤ
16 第1搬送経路
18 第2搬送経路
20 第3搬送経路
22 バケット
22a 下面
22A 第1バケット要素
22Aw 第1仕切壁
22B 第2バケット要素
22Bw 第2仕切壁
22C 第3バケット要素
22Cw 第3仕切壁
24 第1箱コンベヤ
26 第2箱コンベヤ
30 第4搬送経路
42 ロボット
46 第5搬送経路
58 タイミングベルト
58a 側面
58b 下面
59 ベルト歯
60A タイミングベルトの幅方向における外側に位置するアダプタガイド
60B アダプタガイド
60C タイミングベルトの幅方向における外側に位置するアダプタガイド
62 バケット取付機構
64 アタッチメント
66 アダプタ
66a 固定部
66b 下延部
66c 第2爪部
68 ベース
68a 第1爪部
70 レール
70a 側面
70b 下面
72 ガイド部材
74 間隙
B 段ボール箱
P 製品
X 延設方向
Y 幅方向