(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023066675
(43)【公開日】2023-05-16
(54)【発明の名称】表示ドライバ及び表示装置
(51)【国際特許分類】
G09G 3/20 20060101AFI20230509BHJP
G09G 3/3291 20160101ALI20230509BHJP
G09G 3/36 20060101ALI20230509BHJP
【FI】
G09G3/20 670B
G09G3/3291
G09G3/36
G09G3/20 621M
G09G3/20 680G
G09G3/20 670E
G09G3/20 621J
G09G3/20 623R
G09G3/20 623B
G09G3/20 612T
G09G3/20 641C
G09G3/20 623G
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021177403
(22)【出願日】2021-10-29
(71)【出願人】
【識別番号】320012037
【氏名又は名称】ラピステクノロジー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001025
【氏名又は名称】弁理士法人レクスト国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】渡部 五常
【テーマコード(参考)】
5C006
5C080
5C380
【Fターム(参考)】
5C006AA16
5C006AF73
5C006BB12
5C006BC03
5C006BC11
5C006BC16
5C006BF04
5C006BF14
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5C006BF26
5C006BF49
5C006EB01
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5C080AA06
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5C080JJ02
5C080JJ03
5C080JJ04
5C380AA01
5C380AB04
5C380CA04
5C380CA11
5C380CA17
5C380CA51
5C380CA57
5C380CA60
5C380CB01
5C380CE19
5C380CF09
5C380CF22
5C380CF27
5C380CF32
5C380CF51
5C380CF56
5C380CF61
5C380CF64
5C380DA01
5C380DA06
5C380DA49
5C380FA02
5C380FA18
5C380FA30
5C380GA03
5C380GA09
5C380GA13
(57)【要約】
【目的】表示パネル及び表示ドライバ間を接続する配線の断線を検知することが可能な表示ドライバ及び表示装置を提供することを目的とする。
【構成】本発明は、複数の外部端子に夫々対応して設けられており、夫々が複数の外部端子のうちの対応する1の外部端子に接続されている複数の出力回路の各々が、外部端子の電圧が入力端子で受けた階調電圧と等しくなるまで1の外部端子に電流を出力するオペアンプと、1の外部端子に接続されている配線が断線しているか否かを検出する断線検出回路と、を含む。ここで、断線検出回路は、映像信号のフレーム各々の非表示期間にて、階調電圧に代えてテスト電圧をオペアンプの入力端子に供給し、そこから1の外部端子の電圧が基準電圧を超えるまでに掛かる時間を立上り時間として測定する。そして、1のフレームで測定した立上り時間と他のフレームで測定した立上り時間とに基づき1の外部端子に接続されている配線が断線しているか否かを表す断線検出信号を出力する。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の外部端子と、前記複数の外部端子に夫々対応して設けられており且つ夫々が前記複数の外部端子のうちの対応する1の外部端子に接続されており、映像信号に基づく複数の階調電圧を増幅した複数の出力電圧を前記複数の外部端子から出力することで前記複数の外部端子に接続されている複数の配線を介して前記複数の出力電圧を表示パネルの複数のソース線に供給する複数の出力回路と、を含む表示ドライバであって、
前記複数の出力回路の各々は、
前記階調電圧を入力端子で受け、前記外部端子の電圧が前記入力端子で受けた電圧と等しくなるまで前記1の外部端子に電流を出力するオペアンプと、
前記1の外部端子に接続されている前記配線が断線しているか否かを検出する断線検出回路と、を含み、
前記断線検出回路は、
前記映像信号におけるフレーム各々の非表示期間にて、前記階調電圧に代えてテスト電圧を前記オペアンプの前記入力端子に供給するテスト電圧供給部と、
前記テスト電圧を前記オペアンプの前記入力端子に供給してから前記1の外部端子の電圧が基準電圧を超えるまでに掛かる時間を立上り時間として測定する測定部と、
前記フレーム各々のうちの1のフレームで測定した前記立上り時間と他のフレームで測定した前記立上り時間とに基づき前記1の外部端子に接続されている前記配線が断線しているか否かを示す断線検出信号を出力する断線判定部と、を有することを特徴とする表示ドライバ。
【請求項2】
前記断線判定部は、前記1のフレームで測定した前記立上り時間と前記他のフレームで測定した前記立上り時間とが一致していない場合に、前記1の外部端子に接続されている前記配線が断線していると判定し、断線していることを示す前記断線検出信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の表示ドライバ。
【請求項3】
前記断線判定部は、前記1のフレームで測定した前記立上り時間と前記他のフレームで測定した前記立上り時間との差が所定値以上ある場合に、前記1の外部端子に接続されている前記配線が断線していると判定し、断線していることを示す前記断線検出信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の表示ドライバ。
【請求項4】
前記測定部は、
前記テスト電圧が前記オペアンプの前記入力端子に供給されたタイミングで、クロック信号のパルスの数をカウントしてカウント値を得るカウント動作を開始するカウンタと、
前記外部端子の電圧と前記基準電圧との大小比較を行い、前記外部端子の電圧が前記基準電圧より高くなったときに前記カウント動作を停止させるカウント停止信号を前記カウンタに供給する第1の比較器と、を含み、前記カウント動作停止後の前記カウンタのカウント値を前記立上り時間として出力することを特徴とする請求項1~3のいずれか1に記載の表示ドライバ。
【請求項5】
前記1のフレーム及び前記他のフレームは互いに連続したフレームであり、
前記断線判定部は、
前記カウント動作停止後の前記カウンタのカウント値を前記非表示期間の終了時点のタイミングで取り込みこれを第1のフレームカウント信号として出力する第1のラッチと、
前記第1のフレームカウント信号を前記非表示期間の終了時点のタイミングで取り込みこれを第2のフレームカウント信号として出力する第2のラッチと、
前記第1のフレームカウント信号と前記第2のフレームカウント信号とが一致しているか否かの比較を行い、一致していない場合に断線していることを示す前記断線検出信号を出力する第2の比較器と、を含むことを特徴とする請求項4に記載の表示ドライバ。
【請求項6】
前記非表示期間は垂直ブランキング期間であることを特徴とする請求項1~5のいずれか1に記載の表示ドライバ。
【請求項7】
前記映像信号から水平同期信号及び垂直同期信号を抽出すると共に、前記垂直同期信号に応じて垂直ブランキング期間であるか否かを2値で表す垂直ブランク信号を生成する信号抽出部を含み、
前記テスト電圧供給部は、前記垂直ブランク信号が前記垂直ブランキング期間を表している間に抽出された前記水平同期信号のタイミングで前記テスト電圧を前記オペアンプの前記入力端子に供給し、
前記カウンタは、前記垂直ブランク信号が前記垂直ブランキング期間を表している間だけイネーブル状態となり、前記水平同期信号のタイミングで前記カウント動作を開始し、
前記第1のラッチ及び前記第2のラッチは、前記垂直ブランク信号の縁部のタイミングで前記第1のフレームカウント信号及び前記第2のフレームカウント信号の取り込みを夫々行うことを特徴とする請求項5に記載の表示ドライバ。
【請求項8】
複数の外部端子と、前記複数の外部端子に夫々対応して設けられており且つ夫々が前記複数の外部端子のうちの対応する1の外部端子に接続されており、映像信号に基づく複数の階調電圧を増幅した複数の出力電圧を前記複数の外部端子から出力する表示ドライバと、
複数のソース線を有する表示パネルと、
前記複数の外部端子と前記複数のソース線とを接続する複数の配線と、を有する表示装置であって、
前記複数の出力回路の各々は、
前記階調電圧を入力端子で受け、前記外部端子の電圧が前記入力端子で受けた電圧と等しくなるまで前記1の外部端子に電流を出力するオペアンプと、
前記1の外部端子に接続されている前記配線が断線しているか否かを検出する断線検出回路と、を含み、
前記断線検出回路は、
前記映像信号におけるフレーム各々の非表示期間にて、前記階調電圧に代えてテスト電圧を前記オペアンプの前記入力端子に供給するテスト電圧供給部と、
前記テスト電圧を前記オペアンプの前記入力端子に供給してから前記1の外部端子の電圧が基準電圧を超えるまでに掛かる時間を立上り時間として測定する測定部と、
前記フレーム各々のうちの1のフレームで測定した前記立上り時間と他のフレームで測定した前記立上り時間とが一致していない場合に、前記1の外部端子に接続されている前記配線が断線していると判定し断線していることを示す断線検出信号を出力する断線判定部と、を有することを特徴とする表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、映像信号に応じて表示パネルを駆動する表示ドライバ及び表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、液晶表示パネルや有機EL(Electro Luminescence)表示パネル等の表示パネルを、車両の周囲の風景、車両の状態及び走行情報等の表示に用いるようにした車両が登場している。尚、車両の走行中に表示パネルが故障し、誤った表示がなされると運転に支障が生じる虞がある。
【0003】
そこで、運用中の当該表示パネルに対して、表示ドライバ側で表示異常やパネル故障が生じているか否かを常に検知し、その検知結果をコントローラ側に知らせることで、表示パネルの故障に対応できるようにした表示装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
当該特許文献1に記載の表示装置では、複数のゲート線及びソース線が交叉して並置されている表示パネルのガラス基板上に、その外縁に沿ってループ状の断線検知用配線が配線されている。更に、表示ドライバには、当該断線検知用配線に検知用電圧を印加することで断線検知用配線が断線しているか否かを検知し、断線していることを検知する断線検出回路が設けられている。つまり、当該表示装置では、表示パネルの外郭やガラス基板にクラック等の破損が生じると、その破損に伴い断線検知用配線が断線することから、この断線を検知した場合に、表示パネルに故障が生じていると判断する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載の表示装置では、表示パネルの外郭やガラス基板の破損を故障として検知できるものの、表示ドライバと表示パネルとの間を接続する配線の断線を検知することはできない。
【0007】
そこで、本願発明は、表示パネル及び表示ドライバ間を接続する配線の断線を検知することが可能な表示ドライバ及び表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る表示ドライバは、複数の外部端子と、前記複数の外部端子に夫々対応して設けられており且つ夫々が前記複数の外部端子のうちの対応する1の外部端子に接続されており、映像信号に基づく複数の階調電圧を増幅した複数の出力電圧を前記複数の外部端子から出力することで前記複数の外部端子に接続されている複数の配線を介して前記複数の出力電圧を表示パネルの複数のソース線に供給する複数の出力回路と、を含む表示ドライバであって、前記複数の出力回路の各々は、前記階調電圧を入力端子で受け、前記外部端子の電圧が前記入力端子で受けた電圧と等しくなるまで前記1の外部端子に電流を出力するオペアンプと、前記1の外部端子に接続されている前記配線が断線しているか否かを検出する断線検出回路と、を含み、前記断線検出回路は、前記映像信号におけるフレーム各々の非表示期間にて、前記階調電圧に代えてテスト電圧を前記オペアンプの前記入力端子に供給するテスト電圧供給部と、前記テスト電圧を前記オペアンプの前記入力端子に供給してから前記1の外部端子の電圧が基準電圧を超えるまでに掛かる時間を立上り時間として測定する測定部と、前記フレーム各々のうちの1のフレームで測定した前記立上り時間と他のフレームで測定した前記立上り時間とに基づき前記1の外部端子に接続されている前記配線が断線しているか否かを示す断線検出信号を出力する断線判定部と、を有する。
【0009】
また、本発明に係る表示装置は、複数の外部端子と、前記複数の外部端子に夫々対応して設けられており且つ夫々が前記複数の外部端子のうちの対応する1の外部端子に接続されており、映像信号に基づく複数の階調電圧を増幅した複数の出力電圧を前記複数の外部端子から出力する表示ドライバと、複数のソース線を有する表示パネルと、前記複数の外部端子と前記複数のソース線とを接続する複数の配線と、を有する表示装置であって、前記複数の出力回路の各々は、前記階調電圧を入力端子で受け、前記外部端子の電圧が前記入力端子で受けた電圧と等しくなるまで前記1の外部端子に電流を出力するオペアンプと、前記1の外部端子に接続されている前記配線が断線しているか否かを検出する断線検出回路と、を含み、前記断線検出回路は、前記映像信号におけるフレーム各々の非表示期間にて、前記階調電圧に代えてテスト電圧を前記オペアンプの前記入力端子に供給するテスト電圧供給部と、前記テスト電圧を前記オペアンプの前記入力端子に供給してから前記1の外部端子の電圧が基準電圧を超えるまでに掛かる時間を立上り時間として測定する測定部と、前記フレーム各々のうちの1のフレームで測定した前記立上り時間と他のフレームで測定した前記立上り時間とが一致していない場合に、前記1の外部端子に接続されている前記配線が断線していると判定し断線していることを示す断線検出信号を出力する断線判定部と、を有する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、表示装置の通常の表示動作時に、表示ドライバと表示パネルの複数のソース線の各々とを接続する複数の配線に対して、個別に断線が生じているか否かの検出を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本発明に係る表示装置としての表示装置100の構成を示すブロック図である。
【
図2】ソースドライバ13の内部構成の一例を示すブロック図である。
【
図3】出力回路AM1の内部構成の一例を示す回路図である。
【
図4】断線が生じていない場合での断線検出回路31の動作波形の一例を示すタイムチャートである。
【
図5】断線が生じている場合での断線検出回路31の動作波形の一例を示すタイムチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0013】
図1は、本発明に係る表示装置としての表示装置100の構成を示すブロック図である。
【0014】
表示装置100は、駆動制御部11、ゲートドライバ12、ソースドライバ13、及び容量性の表示パネル20を有する。
【0015】
表示パネル20には、夫々が2次元画面の水平方向に伸張するゲート線G1~Gm(mは2以上の整数)と、夫々が2次元画面の垂直方向に伸張するソース線S1~Sn(nは2以上の整数)とが交叉して配置されている。ゲート線とソース線との交叉部には、例えば液晶素子又は有機EL素子としての表示セルPCが形成されている。
【0016】
駆動制御部11は、映像信号VSを受け、当該映像信号VSに含まれる水平同期信号に応じて走査信号を生成しこれをゲートドライバ12に供給する。更に、駆動制御部11は、映像信号VSに含まれる水平同期信号及び垂直同期信号と共にデータ取込タイミングを表すデータロード信号及びクロック信号を含む各種制御信号、及び各画素の輝度レベルを例えば8ビットで表す表示データ片の系列PDを含む映像データ信号VPDを生成し、これをソースドライバ13に供給する。
【0017】
尚、駆動制御部11は、ソースドライバ13から送出された断線情報信号BKを受け、当該断線情報信号BKが断線している配線(断線配線とも称する)を示している場合には、例えば「断線有り」の警告メッセージ及びその断線配線を文字情報等で表す表示データ片の系列を、映像信号VSに基づく表示データ片の系列に含ませる。
【0018】
ゲートドライバ12は、駆動制御部11から供給された走査信号に応じて走査パルスを生成し、これを表示パネル20のゲート線G1~Gnに順次択一的に印加する。
【0019】
ソースドライバ13は、表示パネル20及びソースドライバ13間を接続する配線L1~Lnの各々が断線しているか否かを個別に検出し、断線配線がある場合には、その配線を示す信号を上記した断線情報信号BKとして駆動制御部11に供給する。
【0020】
更に、ソースドライバ13は、上記した映像データ信号VPDを取り込み、当該映像データ信号VPDに基づき、1水平走査期間毎にn個の出力電圧GV1~GVnを生成する。そして、ソースドライバ13は、当該ソースドライバ13と表示パネル20のソース線S1~Snの各々とを接続する配線L1~Lnを介して、出力電圧GV1~GVnを夫々表示パネル20のソース線S1~Snに供給する。これにより、表示パネル20には、映像データ信号VPDに基づく画像、又はこの画像中に、上記したような「断線有り」の警告メッセージ及びその断線配線を表す文字情報等が重畳された画像が表示される。
【0021】
図2は、ソースドライバ13の内部構成の一例を示すブロック図である。
【0022】
図2に示すように、ソースドライバ13は、信号抽出部130、データラッチ部131、デコーダ部132、及び出力部133を含む。
【0023】
信号抽出部130は、映像データ信号VPD中から、表示データ片の系列PD、及び上記した各種制御信号を抽出し、夫々をデータラッチ部131に供給する。また、信号抽出部130は、映像データ信号VPDに含まれる水平同期信号を水平同期信号Hsとして出力部133に供給する。更に、信号抽出部130は、映像データ信号VPDに含まれる垂直同期信号に基づき、垂直ブランキング期間を論理レベル1、表示動作期間を論理レベル0で表す2値の信号を垂直ブランク信号Vblkとして生成し、これを出力部133に供給する。
【0024】
データラッチ部131は、データロード信号のタイミングで、上記した表示データ片の系列PDを取り込む。そして、データラッチ部131は、1水平走査期間分のn個の表示データ片を取り込む度に、夫々を表示データJ1~Jnとしてデコーダ部132に供給する。
【0025】
デコーダ部132は、表示データJ1~Jnの各々毎に、互いに異なる電圧値を有する例えば256個の階調電圧のうちから、その表示データJq(qは1~nの整数)にて示される輝度レベルに対応した階調電圧を選択する。そして、デコーダ部132は、表示データJ1~Jnに基づき上記したように選択したn個の階調電圧を、階調電圧V1~Vnとして出力部133に供給する。
【0026】
出力部133は、表示パネル20のソース線S1~Snに夫々対応して設けられた出力回路AM1~AMnと、断線情報生成部DIGと、を含む。
【0027】
出力回路AM1~AMnは、階調電圧V1~Vnを受け、夫々を個別に増幅することで各階調電圧の電対値に対応した電圧値を有する出力電圧GV1~GVnを生成する。出力回路AM1~AMnは、生成した出力電圧GV1~GVnを、外部端子TM1~TMnから表示パネル20に出力する。尚、外部端子TM1~TMnには表示パネル20のソース線S1~Snが夫々接続されている。よって、ソースドライバ13の外部端子TM1~TMnから出力された出力電圧GV1~GVnは、夫々配線L1~Lnを介して表示パネル20のソース線S1~Snに供給される。
【0028】
更に、出力回路AM1~AMnは、配線L1~Ln毎にその配線が断線しているか否かを検出し、その検出結果を配線毎に示す断線検出信号f1~fnを生成して断線情報生成部DIGに供給する。断線情報生成部DIGは、断線検出信号f1~fnのうちで断線が生じていることを示す断線検出信号が存在する場合に、その断線が生じている配線(断線配線)を示す情報を断線情報信号BKとして生成し、これを駆動制御部11に供給する。
【0029】
尚、上記した出力回路AM1~AMnは同一の内部構成を有する。
【0030】
以下に、出力回路AM1~AMnのうちから出力回路AM1を抜粋してその内部構成について説明する。
【0031】
図3は、出力回路AM1の内部構成の一例を示す回路図である。
【0032】
出力回路AM1には、階調電圧V1を増幅した電圧を出力電圧GV1として生成する為に設けたオペアンプ30の他に、断線検出回路31が含まれている。
【0033】
オペアンプ30の出力端は外部端子TM1と接続されている。オペアンプ30は、階調電圧V1を自身の非反転入力端子で受け、外部端子TM1上の電圧が非反転入力端子で受けた電圧と等しくなるまで電流を外部端子TM1に出力する。
【0034】
断線検出回路31は、アンドゲートAN1、セレクタSEL、スイッチSW1、比較器Q1及びQ2、カウンタCTR、ラッチLC1及びLC2を含む。
【0035】
アンドゲートAN1は、水平同期信号Hs及び垂直ブランク信号Vblkが共に論理レベル1を有する期間中は論理レベル1、両者のいずれか一方又は双方が論理レベル0を有する期間中は論理レベル0の選択信号をセレクタSELに供給する。すなわち、アンドゲートAN1は、垂直ブランキング期間中の水平同期タイミング時にのみ論理レベル1の選択信号をセレクタSELに供給し、それ以外の期間中は論理レベル0の選択信号をセレクタSELに供給する。
【0036】
セレクタSELは、階調電圧V1と、所定の電圧値を有するテスト電圧VTSTと、を受け、これら階調電圧V1及びテスト電圧VTSTのうちの一方を上記した選択信号に基づいて選択する。すなわち、セレクタSELは、垂直ブランキング期間中の水平同期タイミング時にはテスト電圧VTSTを選択し、それ以外の期間中は階調電圧V1を選択する。そして、セレクタSELは、階調電圧V1及びテスト電圧VTSTのうちから選択した方を、オペアンプ30の非反転入力端に供給する。
【0037】
スイッチSW1は、垂直ブランク信号Vblkが論理レベル1を有する期間中、つまり垂直ブランキング期間中に限りオン状態となり、外部端子TM1の電圧を断線監視電圧FBとして比較器Q1に供給する。
【0038】
比較器Q1は、所定の基準電圧Vrefと断線監視電圧FBとの大小比較を行い、断線監視電圧FBが基準電圧Vrefより高い場合に、カウント停止を促す論理レベル1のカウント停止信号CSをカウンタCTRに供給する。
【0039】
カウンタCTRは、垂直ブランク信号Vblkが論理レベル1を有する期間、つまり垂直ブランキング期間中にだけイネーブル状態となり、以下の動作を行う。つまり、カウンタCTRは、水平同期信号Hsに応じて、クロック信号CLKのパルス数のカウント動作をゼロのカウント値からスタートし、そのカウント値をクロック信号CLKの1パルス毎に1ずつインクリメントする。ここで、比較器Q1から論理レベル1のカウント停止信号CSが供給された場合には、カウンタCTRは、カウント動作を停止し、当該カウント停止後のカウント値を表すカウント信号CoutをラッチLC1に供給する。
【0040】
すなわち、カウンタCTRは、当該カウント停止後のカウント値を、テスト電圧VTSTをオペアンプ30の非反転入力端子に供給してから、外部端子TM1上の電圧(FB)が基準電圧Vrefを超えるまでに掛かる時間(立上り時間)を表す情報として取得する。尚、カウンタCTRは、垂直ブランク信号Vblkが論理レベル0を有する期間、つまり通常の表示動作期間中はディスエーブル状態となって上記したカウント動作を停止する。
【0041】
ラッチLC1は、垂直ブランク信号Vblkが論理レベル1から論理レベル0に遷移する時点、つまり、垂直ブランキング期間から表示動作期間に移行する時点で、カウント信号Coutを取り込む。そして、ラッチLC1は、取り込んだカウント信号Coutによって示されるカウント値を表す信号を、第1フレームカウント信号C1としてラッチLC2及び比較器Q2に供給する。
【0042】
ラッチLC2は、垂直ブランク信号Vblkが論理レベル1から論理レベル0に遷移する時点で第1フレームカウント信号C1を取り込む。そして、ラッチLC2は、取り込んだ第1フレームカウント信号C1によって示されるカウント値を表す信号を、第2フレームカウント信号C2として比較器Q2に供給する。
【0043】
比較器Q2は、第1フレームカウント信号C1にて示されるカウント値と、第2フレームカウント信号C2にて示されるカウント値と、が一致しているか否かを判定する。ここで、両者が一致している場合には比較器Q2は、配線L1には断線が生じていないと判定し、断線が生じていないことを示す例えば論理レベル0の断線検出信号f1を出力する。一方、第1フレームカウント信号C1にて示されるカウント値と、第2フレームカウント信号C2にて示されるカウント値とが一致していない場合には、比較器Q2は、配線L1に断線が生じていると判定し、断線が生じていることを示す論理レベル1の断線検出信号f1を出力する。
【0044】
尚、前述したように、出力回路AM1以外の出力回路AM2~AMnの各々にも、オペアンプ30と共に、
図3に示す断線検出回路31(AN1、SEL、SW1、Q1、Q2、CTR、LC1及びLC2)が含まれており、配線L2~Lnの各々に断線が生じているか否かを個別に示す断線検出信号f2~fnが出力される。
【0045】
以下に、
図3に示す出力回路AM1を例にとって、断線検出回路31が、ソースドライバ13の外部端子TM1と表示パネル20のソース線S1とを接続する配線L1に断線が生じているか否かを検出する断線検出動作について説明する。
【0046】
尚、断線検出回路31は、映像信号における各フレーム内の非表示期間である垂直ブランキング期間を利用して、当該垂直ブランキング期間毎に、断線が生じているか否かの検出を行う。そこで、連続する2つのフレーム(第1及び第2のフレーム)を抜粋し、第1及び第2のフレームに亘って断線が生じていない場合と、第2のフレームの直前で断線が生じた場合とに分けて、断線検出回路31による断線検出動作について説明する。
【0047】
[断線無しの場合]
図4は、配線L1に断線が生じていない場合における出力回路AM1の断線検出回路31内の動作波形の一例を示すタイムチャートである。
【0048】
図4に示すように、垂直ブランク信号Vblkが論理レベル1を維持している垂直ブランキング期間内ではスイッチSW1がオン状態となり、外部端子TM1の電圧が断線監視電圧FBとして比較器Q1に供給される。
【0049】
ここで、第1のフレームの垂直ブランキング期間内において最初に供給されるパルス状(論理レベル1)の水平同期信号Hsに応じて、セレクタSELが階調電圧V1に代えてテスト電圧VTSTをオペアンプ30に供給する。
【0050】
オペアンプ30は、自身の出力電圧、つまり外部端子TM1の電圧がテスト電圧VTSTと等しくなるまで、当該外部端子TM1に電流を出力する。この際、配線L1に断線が生じていないことから、断線監視電圧FBの電圧値は、配線L1及び当該配線L1に接続されているソース線S1による配線容量に基づく速度で徐々に増加する。
【0051】
また、上記した第1のフレームの垂直ブランキング期間内での最初のパルス状(論理レベル1)の水平同期信号Hsに応じて、
図4に示すように、カウンタCTRがゼロからクロック信号CLKのパルス数のカウントを開始する。
【0052】
ここで、配線L1に断線が生じていないことから、例えば
図4に示すように、カウンタCTRのカウント値(Cout)が「4」に到達した直後に、断線監視電圧FBの電圧値が基準電圧Vrefを超える。よって、比較器Q1は、断線監視電圧FBの電圧値が基準電圧Vrefを超えた時点で、カウント動作の停止を促す論理レベル1のカウント停止信号CSをカウンタCTRに供給して、当該カウンタCTRのカウント動作を停止させる。これにより、カウンタCTRは、テスト電圧VTSTをオペアンプ30の非反転入力端子に供給してから、外部端子TM1上の断線監視電圧FBが基準電圧Vrefを超えるまでに掛かる立上り時間を表す情報として、カウント値「4」を示すカウント信号CoutをラッチLC1に供給する。
【0053】
ラッチLC1は、当該カウント値「4」を示すカウント信号Coutを、垂直ブランク信号Vblkの立下りエッジのタイミングで取り込み、これを第1フレームカウント信号C1としてラッチLC2及び比較器Q2に供給する。
【0054】
ところで、第2のフレームの垂直ブランキング期間の開始前に配線L1が断線していなければ、次の第2のフレームの垂直ブランキング期間内でも、断線検出回路31は前述した動作と同様な動作を行う。
【0055】
つまり、階調電圧V1に代えてテスト電圧VTSTがオペアンプ30に供給されることで、
図4に示すように、断線監視電圧FBの電圧値が、第1のフレームの垂直ブランキング期間での場合と同様な速度で増加する。そして、カウンタCTRのカウント値(Cout)が「4」に到達した直後に、断線監視電圧FBの電圧値が基準電圧Vrefを超える。そこで、カウンタCTRは、テスト電圧VTSTをオペアンプ30の非反転入力端子に供給してから、外部端子TM1上の断線監視電圧FBが基準電圧Vrefを超えるまでに掛かる立上り時間を表す情報として、カウント値「4」を示すカウント信号CoutをラッチLC1に供給する。これにより、ラッチLC1は、当該カウント値「4」を示すカウント信号Coutを、垂直ブランク信号Vblkの立下りエッジのタイミングで取り込み、これを第1フレームカウント信号C1として比較器Q2に供給する。
【0056】
一方、ラッチLC2は、第1のフレームの垂直ブランキング期間でラッチLC1が取り込んだカウント値「4」を示す第1フレームカウント信号C1を、垂直ブランク信号Vblkの立下りエッジのタイミングで取り込み、これを第2フレームカウント信号C2として比較器Q2に供給する。
【0057】
この際、比較器Q2は、第1フレームカウント信号C1にて示されるカウント値「4」と、第2フレームカウント信号C2にて示されるカウント値「4」と、が一致していることから、配線L1には断線が生じていないと判定し、断線が生じていないことを示す論理レベル0の断線検出信号f1を出力する。
【0058】
[断線有の場合]
図5は、第1のフレームの垂直ブランキング期間の段階では配線L1に断線が生じていないものの、次の第2のフレームの垂直ブランキング期間の直前で、配線L1が断線した場合での断線検出回路31内の動作波形の一例を示すタイムチャートである。
【0059】
尚、
図5に示す第1のフレームの垂直ブランキング期間内での動作は、
図4に示すものと同一であるので、その動作説明は省略する。
【0060】
図5に示す第2のフレームの垂直ブランキング期間では、テスト電圧VTSTがオペアンプ30の非反転入力端子に供給されることで、
図5に示すように、断線監視電圧FBの電圧値が上昇する。
【0061】
ただし、配線L1が断線してソース線S1との接続が遮断されていることから、このような断線が生じていない場合に比べて、外部端子TM1での配線容量が大幅に小となる。よって、その分だけ断線監視電圧FBの電圧値が高速に増加し、例えば
図5に示すようにカウンタCTRのカウント値(Cout)が「3」の時点で、断線監視電圧FBの電圧値が基準電圧Vrefを超える。したがって、カウンタCTRはカウント動作を停止し、当該カウント動作停止後のカウント値「3」を、上記した立上り時間として表すカウント信号CoutをラッチLC1に供給する。これにより、ラッチLC1は、当該カウント値「3」を示すカウント信号Coutを、垂直ブランク信号Vblkの立下りエッジのタイミングで取り込み、これを第1フレームカウント信号C1として比較器Q2に供給する。
【0062】
一方、ラッチLC2は、第1のフレームの垂直ブランキング期間でラッチLC1が取り込んだカウント値「4」を上記した立上り時間として表す第1フレームカウント信号C1を、垂直ブランク信号Vblkの立下りエッジのタイミングで取り込み、これを第2フレームカウント信号C2として比較器Q2に供給する。
【0063】
この際、比較器Q2は、第1フレームカウント信号C1にて示されるカウント値「3」と、第2フレームカウント信号C2にて示されるカウント値「4」とが、一致していないことから、配線L1に断線が生じていると判定し、断線が生じていることを示す論理レベル1の断線検出信号f1を出力する。
【0064】
以上、詳述したように、ソースドライバ13では、外部端子TM1~TMnと、ソース線S1~Sn各々との間を個別に接続する配線L1~Ln各々の断線を、出力回路AM1~AMnの各々に設けた断線検出回路31によって以下のように検出している。
【0065】
すなわち、断線検出回路31は、各垂直ブランキング期間にて、階調電圧Vt(tは1~nの整数)に代えてテスト電圧VTSTをオペアンプ30の非反転入力端子に供給する。更に、このようなテスト電圧VTSTの供給時点から、外部端子TMt上の断線監視電圧FBが基準電圧Vrefを超えるまでの間に亘りクロック信号CLKのパルスの数をカウントすることで、断線監視電圧FBの立上り時間を測定する。
【0066】
次に、断線検出回路31は、連続する2つのフレームのうちの第1のフレームの垂直ブランキング期間で測定した立上り時間(C1)と、第2のフレームの垂直ブランキング期間で測定した立上り時間(C2)とが一致しているか否かの比較を行う(Q2)。ここで、両立上り時間(C1、C2)が一致している場合には、断線検出回路31は、配線Lt(tは1~nの整数)には断線が生じていないと判定し、その旨を示す例えば論理レベル0の断線検出信号ftを出力する。一方、両立上り時間(C1、C2)が一致していない場合には、断線検出回路31は、配線Ltに断線が生じていると判定し、その旨を表す論理レベル1の断線検出信号ftを出力する。
【0067】
このように、断線検出回路31では、配線Ltが断線した場合には断線していない場合に比べて、外部端子TMt上の電圧の変化速度が速くなることに鑑みて、2つのフレーム間で、外部端子TMt上の電圧の立上り時間(C1、C2)が一致していない場合に、断線が生じていると判定する。
【0068】
これにより、表示装置100の通常使用中において、ソースドライバ13側で、当該ソースドライバ13の外部端子TM1~TMnと、表示パネル20のソース線S1~Snとを接続する配線L1~Lnに断線が生じているか否かを判定することが可能となる。
【0069】
尚、上記実施例では、各フレーム内の非表示期間としての垂直ブランキング期間で断線検出処理を実施しているが、垂直ブランキング期間以外の非表示期間で前述したような断線検出処理を実施するようにしても良い。
【0070】
また、上記実施例では、カウンタCTRによるクロック信号のパルス数のカウント値を、テスト電圧VTSTをオペアンプ30の非反転入力端子に供給してから、外部端子の電圧(FB)が基準電圧Vrefを超えるまでに掛かる立上り時間としているが、カウンタを用いずにこの立上り時間そのものを測定するようにしても良い。
【0071】
また、上記実施例では、2つのフレームで夫々測定した外部端子TMtの電圧の立上り時間(C1、C2)が一致していない場合に断線が生じていると判定している。しかしながら、クロック信号CLKの周波数として
図3に示すクロック信号CLKよりも高い周波数を採用した場合には、例え断線が生じていなくても、2つのフレームで夫々測定した立上り時間(C1、C2)には微量な測定誤差が生じる場合がある。
【0072】
そこで、比較器Q2では、第1のフレームで測定された立上り時間(C1)と第2のフレームで測定された立上り時間(C1)との差が所定値(測定誤差分に相当)以上ある場合に、断線が生じていると判定するようにしても良い。
【0073】
また、上記実施例では、連続する第1のフレーム及び第2のフレームで夫々測定した立上り時間同士を比較することで断線検出を行っているが、立上り時間の測定を行う2つのフレームは必ずしも連続したフレームでなくても良い。
【0074】
また、上記実施例では、水平同期信号Hsのタイミングでテスト電圧VTSTをオペアンプ30の非反転入力端子に供給すると共に、カウンタCTRのカウント動作を開始させている。しかしながら、垂直同期信号に基づいて垂直ブランキング期間内で生成した1パルスのタイミング信号に応じて、テスト電圧VTSTをオペアンプ30の非反転入力端子に供給すると共に、カウンタCTRのカウント動作を開始させるようにしても良い。
【0075】
要するに、本発明に係る表示ドライバは、複数の外部端子(TM1~TMn)と、各外部端子に対応して設けられており且つ夫々が対応する1の外部端子に接続されており、映像信号に基づく階調電圧(V1~Vn)を増幅した出力電圧(GV1~GVn)を、外部端子(TM1~TMn)から出力することで配線(L1~Ln)を介して表示パネル(20)のソース線(S1~Sn)に当該出力電圧群を供給する複数の出力回路(AM1~AMn)と、を含む。
【0076】
ここで、複数の出力回路(AM1~AMn)の各々としては、以下のオペアンプと、上記1の外部端子に接続されている配線が断線しているか否かを検出する断線検出回路と、を有するものであれば良い。
【0077】
すなわち、オペアンプ(30)は、階調電圧を入力端子で受け、上記1の外部端子の電圧が入力端子で受けた電圧と等しくなるまで当該1の外部端子に電流を出力する。
【0078】
テスト電圧供給部(AN1、SEL)は、映像信号におけるフレーム各々の非表示期間(例えば垂直ブランキング期間)にて、階調電圧に代えてテスト電圧(VTST)をオペアンプの入力端子に供給する。測定部(Q1、CTR)は、テスト電圧をオペアンプの入力端子に供給してから上記1の外部端子の電圧(FB)が基準電圧(Vref)を超えるまでに掛かる時間を立上り時間(Cout)として測定する。断線判定部(LC1、LC2、Q2)は、フレーム各々のうちの1のフレームで測定した立上り時間(C1)と他のフレームで測定した立上り時間(C2)とに基づき上記1の外部端子に接続されている配線が断線しているか否かを表す断線検出信号(f1)を出力する。
【符号の説明】
【0079】
13 ソースドライバ
20 表示パネル
30 オペアンプ
31 断線検出回路
100 表示装置
AM1~AMn 出力回路
CTR カウンタ
L1~Ln 配線
LC1、LC2 ラッチ
Q1、Q2 比較器
SEL セレクタ
S1~Sn ソース線