(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023067792
(43)【公開日】2023-05-16
(54)【発明の名称】グループチャットルームを利用した注文方法、装置、およびコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/0601 20230101AFI20230509BHJP
G06Q 10/10 20230101ALI20230509BHJP
【FI】
G06Q30/06 340
G06Q10/10
G06Q30/06 302
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022168203
(22)【出願日】2022-10-20
(31)【優先権主張番号】10-2021-0147236
(32)【優先日】2021-10-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】321003371
【氏名又は名称】LINE株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ジャン ホリョン
(72)【発明者】
【氏名】ユン スキョン
(72)【発明者】
【氏名】キム ミニョン
(72)【発明者】
【氏名】パク ソン チョル
(72)【発明者】
【氏名】アン チ ヒョン
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA12
5L049BB24
5L049BB66
(57)【要約】
【課題】グループチャットルームを利用した注文方法、装置、およびコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】宅配商品注文方法は、ユーザの要請にしたがってコミュニティ上のグループチャットルームで宅配サービスを呼び出す段階、前記グループチャットルームに参加している各ユーザと関連するデータに基づいて宅配商品を推薦する段階、および前記グループチャットルームに前記宅配商品に対する支払いを連携して注文を処理する段階を含む。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータ装置で実行される宅配商品注文方法であって、
前記コンピュータ装置は、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、
前記宅配商品注文方法は、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、ユーザの要請にしたがってコミュニティ上のグループチャットルームで宅配サービスを呼び出す段階、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記グループチャットルームに参加している各ユーザと関連するデータに基づいて宅配商品を推薦する段階、および
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記グループチャットルームに前記宅配商品に対する支払いを連携して注文を処理する段階
を含む、宅配商品注文方法。
【請求項2】
前記推薦する段階は、
前記データを利用して、ユーザを対象に共通の趣向の商品を推薦すること
を特徴とする、請求項1に記載の宅配商品注文方法。
【請求項3】
前記推薦する段階は、
前記データを利用して、各ユーザが選好する商品を集めて推薦する商品を決めること
を特徴とする、請求項1に記載の宅配商品注文方法。
【請求項4】
前記宅配商品注文方法は、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記グループチャットルームに対して届け先を設定する段階
をさらに含む、請求項1に記載の宅配商品注文方法。
【請求項5】
前記設定する段階は、
前記グループチャットルームで前記宅配サービスを呼び出したユーザまたは支払い権限者に該当するユーザが特定した住所地を前記届け先として設定すること
を特徴とする、請求項4に記載の宅配商品注文方法。
【請求項6】
前記設定する段階は、
前記グループチャットルームに参加している各ユーザが入力した住所地を各ユーザの届け先として個別に設定すること
を特徴とする、請求項4に記載の宅配商品注文方法。
【請求項7】
前記推薦する段階は、
前記データとともに前記届け先を基準として前記宅配商品を推薦すること
を特徴とする、請求項4に記載の宅配商品注文方法。
【請求項8】
前記処理する段階は、
前記宅配商品に対する投票機能を提供し、投票結果によって決まった商品に対する支払いおよび注文を処理すること
を特徴とする、請求項1に記載の宅配商品注文方法。
【請求項9】
前記処理する段階は、
前記グループチャットルームで前記宅配サービスを呼び出したユーザまたは支払い権限者に該当するユーザが特定した支払いタイプによって前記宅配商品に対する支払いを処理する段階
を含み、
前記支払いタイプは、1人が一度に支払いする方式と、複数人で分けて支払いする方式を含むこと
を特徴とする、請求項1に記載の宅配商品注文方法。
【請求項10】
前記処理する段階は、
前記グループチャットルームに連携された支払い情報あるいは支払い権限者に該当するユーザの支払い情報に基づいて、前記宅配商品に対する先払いによって注文を完了する段階、および
注文完了後に、前記グループチャットルームに参加しているユーザらが先払い金額を精算する段階
を含む、請求項1に記載の宅配商品注文方法。
【請求項11】
前記処理する段階は、
ゲームを利用して、前記グループチャットルームに参加しているユーザのうちから少なくとも1人の支払人を選定するか、ユーザごとに支払い比率を分割して支払い処理する段階
を含む、請求項1に記載の宅配商品注文方法。
【請求項12】
前記処理する段階は、
前記グループチャットルームに参加しているユーザのうちの少なくとも1人のユーザの支払い情報に基づいて前記宅配商品に対する支払いを処理するにあたり、以前の注文に関する支払人情報を提供する段階
を含む、請求項1に記載の宅配商品注文方法。
【請求項13】
請求項1~12のうちのいずれか一項に記載の宅配商品注文方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
【請求項14】
コンピュータ装置であって、
メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサ
を含み、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
ユーザの要請にしたがってコミュニティ上のグループチャットルームで宅配サービスを呼び出し、
前記グループチャットルームに参加している各ユーザと関連するデータに基づいて宅配商品を推薦し、
前記グループチャットルームに前記宅配商品に対する支払いを連携して注文を処理すること
を特徴とする、コンピュータ装置。
【請求項15】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記データを利用して、ユーザを対象に共通の趣向の商品を推薦すること
を特徴とする、請求項14に記載のコンピュータ装置。
【請求項16】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記グループチャットルームで前記宅配サービスを呼び出したユーザまたは支払い権限者に該当するユーザが特定した住所地を、前記グループチャットルームに対する届け先として設定すること
を特徴とする、請求項14に記載のコンピュータ装置。
【請求項17】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記データとともに前記届け先を基準として前記宅配商品を推薦すること
を特徴とする、請求項16に記載のコンピュータ装置。
【請求項18】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記宅配商品に対する投票機能を提供し、投票結果によって決まった商品に対する支払いおよび注文を処理すること
を特徴とする、請求項14に記載のコンピュータ装置。
【請求項19】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記グループチャットルームで前記宅配サービスを呼び出したユーザまたは支払い権限者に該当するユーザが特定した支払いタイプによって前記宅配商品に対する支払いを処理し、
前記支払いタイプは、1人が一度に支払いする方式と、複数人で分けて支払いする方式を含むこと
を特徴とする、請求項14に記載のコンピュータ装置。
【請求項20】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記グループチャットルームに連携された支払い情報あるいは支払い権限者に該当するユーザの支払い情報に基づいて、前記宅配商品に対する先払いによって注文を完了し、
注文完了後に、前記グループチャットルームに参加しているユーザらで先払い金額を精算すること
を特徴とする、請求項14に記載のコンピュータ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
以下の説明は、宅配商品を注文する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的なコミュニケーションツールであるインスタントメッセンジャー(instant messenger)は、メッセージやデータをリアルタイムで送受信するためのソフトウェアであって、ユーザがメッセンジャー上に対話相手を登録し、対話リストにいる相手とリアルタイムでメッセージをやり取りする。
【0003】
このようなメッセンジャー機能は、PCはもちろん、移動通信端末のモバイル環境でも利用可能であることから、メッセンジャーの使用はますます普及している。
【0004】
例えば、特許文献1(公開日2002年9月30日)には、携帯端末機にインストールされたモバイルメッセンジャー間にメッセンジャーサービスを提供することができる、無線通信網を利用した携帯端末機のモバイルメッセンジャーサービスシステムおよび方法が開示されている。
【0005】
メッセンジャーを含んだ多様なコミュニティが社会全般に拡散しながら、共通の関心事を有する集団が情報を共有する目的で利用するようになり、その活用範囲は広範囲な社会領域にまで拡がっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】韓国公開特許第10-2002-0074304号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の課題は、グループチャットルームを利用した注文方法、装置、およびコンピュータプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
コンピュータ装置で実行される宅配商品注文方法であって、前記コンピュータ装置は、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、前記宅配商品注文方法は、前記少なくとも1つのプロセッサにより、ユーザの要請にしたがってコミュニティ上のグループチャットルームで宅配サービスを呼び出す段階、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記グループチャットルームに参加している各ユーザと関連するデータに基づいて宅配商品を推薦する段階、および前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記グループチャットルームに前記宅配商品に対する支払いを連携して注文を処理する段階を含む、宅配商品注文方法を提供する。
【0009】
一側面によると、前記推薦する段階は、前記データを利用して、ユーザを対象に共通の趣向の商品を推薦してよい。
【0010】
他の側面によると、前記推薦する段階は、前記データを利用して、各ユーザが選好する商品を集めて推薦する商品を決定してよい。
【0011】
また他の側面によると、前記宅配商品注文方法は、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記グループチャットルームに対して届け先を設定する段階をさらに含んでよい。
【0012】
また他の側面によると、前記設定する段階は、前記グループチャットルームで前記宅配サービスを呼び出したユーザまたは支払い権限者に該当するユーザが特定した住所地を前記届け先として設定してよい。
【0013】
また他の側面によると、前記設定する段階は、前記グループチャットルームに参加している各ユーザが入力した住所地を各ユーザの届け先として個別に設定してよい。
【0014】
また他の側面によると、前記推薦する段階は、前記データとともに前記届け先を基準にして前記宅配商品を推薦してよい。
【0015】
また他の側面によると、前記処理する段階は、前記宅配商品に対する投票機能を提供し、投票結果によって決まった商品に対する支払いおよび注文を処理してよい。
【0016】
また他の側面によると、前記処理する段階は、前記グループチャットルームで前記宅配サービスを呼び出したユーザまたは支払い権限者に該当するユーザが特定した支払いタイプによって前記宅配商品に対する支払いを処理する段階を含み、前記支払いタイプは、1人が一度に支払いする方式と、複数人で分けて支払いする方式を含んでよい。
【0017】
また他の側面によると、前記処理する段階は、前記グループチャットルームに連携する支払い情報あるいは支払い権限者に該当するユーザの支払い情報に基づいて前記宅配商品に対する先払いで注文を完了する段階、および注文完了後に、前記グループチャットルームに参加しているユーザらで先払い金額を精算する段階を含んでよい。
【0018】
また他の側面によると、前記処理する段階は、ゲームを利用しながら、前記グループチャットルームに参加しているユーザのうちの少なくとも1人の支払人を選定するか、ユーザごとに支払い比率を分割して支払いを処理する段階を含んでよい。
【0019】
さらに他の側面によると、前記処理する段階は、前記グループチャットルームに参加しているユーザのうちの少なくとも1人のユーザの支払い情報に基づいて前記宅配商品に対する支払いを処理するにあたり、以前の注文に対する支払人情報を提供する段階を含んでよい。
【0020】
前記宅配商品注文方法をコンピュータに実行させるためにコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録される、コンピュータプログラムを提供する。
【0021】
コンピュータ装置であって、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、前記少なくとも1つのプロセッサは、ユーザの要請にしたがってコミュニティ上のグループチャットルームで宅配サービスを呼び出し、前記グループチャットルームに参加している各ユーザと関連するデータに基づいて宅配商品を推薦し、前記グループチャットルームに前記宅配商品に対する支払いを連携して注文を処理することを特徴とする、コンピュータ装置を提供する。
【発明の効果】
【0022】
本発明によると、グループチャットルームを利用した注文方法、装置、およびコンピュータプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【
図1】本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。
【
図2】本発明の一実施形態における、コンピュータ装置の例を示したブロック図である。
【
図3】本発明の一実施形態における、コンピュータ装置が実行することのできる方法の一例を示したフローチャートである。
【
図4】本発明の一実施形態における、グループチャットルームに宅配サービスを呼び出す過程を説明するための例示図である。
【
図5】本発明の一実施形態における、グループチャットルームに宅配サービスを呼び出す過程を説明するための例示図である。
【
図6】本発明の一実施形態における、フード宅配サービスのシナリオを説明するための例示図である。
【
図7】本発明の一実施形態における、フード宅配サービスのシナリオを説明するための例示図である。
【
図8】本発明の一実施形態における、フード宅配サービスのシナリオを説明するための例示図である。
【
図9】本発明の一実施形態における、フード宅配サービスのシナリオを説明するための例示図である。
【
図10】本発明の一実施形態における、フード宅配サービスのシナリオを説明するための例示図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照しながら詳しく説明する。
【0025】
本発明の実施形態は、宅配商品を注文する技術に関する。
【0026】
本明細書で具体的に開示される事項を含む実施形態は、コミュニティ上のグループチャットルームを利用して、該当のグループチャットルームの参加者が宅配商品をともに注文することができる。
【0027】
本発明の実施形態に係る宅配商品注文システムは、少なくとも1つのコンピュータ装置によって実現されてもよく、本発明の実施形態に係る宅配商品注文方法は、宅配商品注文システムに含まれる少なくとも1つのコンピュータ装置によって実行されてもよい。このとき、コンピュータ装置においては、本発明の一実施形態に係るコンピュータプログラムがインストールされて実行されてもよく、コンピュータ装置は、実行されたコンピュータプログラムの制御にしたがって本発明の実施形態に係る宅配商品注文方法を実行してもよい。上述したコンピュータプログラムは、コンピュータ装置と結合して宅配商品注文方法をコンピュータに実行させるためにコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。
【0028】
図1は、本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。
図1のネットワーク環境は、複数の電子機器110、120、130、140、複数のサーバ150、160、およびネットワーク170を含む例を示している。このような
図1は、発明の説明のための一例に過ぎず、電子機器の数やサーバの数が
図1のように限定されることはない。また、
図1のネットワーク環境は、本実施形態に適用可能な環境のうちの一例を説明したものに過ぎず、本実施形態に適用可能な環境が
図1のネットワーク環境に限定されることはない。
【0029】
複数の電子機器110、120、130、140は、コンピュータ装置によって実現される固定端末や移動端末であってよい。複数の電子機器110、120、130、140の例としては、スマートフォン、携帯電話、ナビゲーションシステム、PC(personal computer)、ノート型PC、デジタル放送用端末、PDA(Personal Digital Assistant)、PMP(Portable Multimedia Player)、タブレットなどがある。一例として、
図1では、電子機器110の例としてスマートフォンを示しているが、本発明の実施形態において、電子機器110は、実質的に無線または有線通信方式を利用し、ネットワーク170を介して他の電子機器120、130、140および/またはサーバ150、160と通信することのできる多様な物理的なコンピュータ装置のうちの1つを意味してよい。
【0030】
通信方式が限定されることはなく、ネットワーク170が含むことのできる通信網(一例として、移動通信網、有線インターネット、無線インターネット、放送網)を利用する通信方式だけではなく、機器間の近距離無線通信が含まれてもよい。例えば、ネットワーク170は、PAN(personal area network)、LAN(local area network)、CAN(campus area network)、MAN(metropolitan area network)、WAN(wide area network)、BBN(broadband network)、インターネットなどのネットワークのうちの1つ以上の任意のネットワークを含んでよい。さらに、ネットワーク170は、バスネットワーク、スターネットワーク、リングネットワーク、メッシュネットワーク、スター-バスネットワーク、ツリーまたは階層的ネットワークなどを含むネットワークトポロジのうちの任意の1つ以上を含んでもよいが、これらに限定されることはない。
【0031】
サーバ150、160それぞれは、複数の電子機器110、120、130、140とネットワーク170を介して通信して命令、コード、ファイル、コンテンツ、サービスなどを提供する1つ以上のコンピュータ装置によって実現されてもよい。例えば、サーバ150は、ネットワーク170を介して接続した複数の電子機器110、120、130、140にサービス(一例として、コミュニティサービスなど)を提供するシステムであってもよい。
【0032】
図2は、本発明の一実施形態における、コンピュータ装置の例を示したブロック図である。上述した複数の電子機器110、120、130、140それぞれやサーバ150、160それぞれは、
図2に示したコンピュータ装置200によって実現されてもよい。
【0033】
このようなコンピュータ装置200は、
図2に示すように、メモリ210、プロセッサ220、通信インタフェース230、および入力/出力インタフェース240を含んでもよい。メモリ210は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)、およびディスクドライブのような永続的大容量記録装置を含んでもよい。ここで、ROMやディスクドライブのような永続的大容量記録装置は、メモリ210とは区分される別の永続的記録装置としてコンピュータ装置200に含まれてもよい。また、メモリ210には、オペレーティングシステムと、少なくとも1つのプログラムコードが記録されてもよい。このようなソフトウェア構成要素は、メモリ210とは別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体からメモリ210にロードされてもよい。このような別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、フロッピー(登録商標)ドライブ、ディスク、テープ、DVD/CD-ROMドライブ、メモリカードなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含んでもよい。他の実施形態において、ソフトウェア構成要素は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体ではない通信インタフェース230を通じてメモリ210にロードされてもよい。例えば、ソフトウェア構成要素は、ネットワーク170を介して受信されるファイルによってインストールされるコンピュータプログラムに基づいてコンピュータ装置200のメモリ210にロードされてもよい。
【0034】
プロセッサ220は、基本的な算術、ロジック、および入出力演算を実行することにより、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成されてもよい。命令は、メモリ210または通信インタフェース230によって、プロセッサ220に提供されてもよい。例えば、プロセッサ220は、メモリ210のような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって受信される命令を実行するように構成されてもよい。
【0035】
通信インタフェース230は、ネットワーク170を介してコンピュータ装置200が他の装置(一例として、上述した記録装置)と互いに通信するための機能を提供してもよい。一例として、コンピュータ装置200のプロセッサ220がメモリ210のような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって生成した要求や命令、データ、ファイルなどが、通信インタフェース230の制御にしたがってネットワーク170を介して他の装置に伝達されてもよい。これとは逆に、他の装置からの信号や命令、データ、ファイルなどが、ネットワーク170を経てコンピュータ装置200の通信インタフェース230を通じてコンピュータ装置200に受信されてもよい。通信インタフェース230を通じて受信された信号や命令、データなどは、プロセッサ220やメモリ210に伝達されてもよく、ファイルなどは、コンピュータ装置200がさらに含むことのできる記録媒体(上述した永続的記録装置)に記録されてもよい。
【0036】
入力/出力インタフェース240は、入力/出力装置250とのインタフェースのための手段であってもよい。例えば、入力装置は、マイク、キーボード、またはマウスなどの装置を、出力装置は、ディスプレイ、スピーカのような装置を含んでもよい。他の例として、入力/出力インタフェース240は、タッチスクリーンのように入力と出力のための機能が1つに統合された装置とのインタフェースのための手段であってもよい。入力/出力装置250は、コンピュータ装置200と1つの装置で構成されてもよい。
【0037】
また、他の実施形態において、コンピュータ装置200は、
図2の構成要素よりも少ないか多くの構成要素を含んでもよい。しかし、大部分の従来技術的構成要素を明確に図に示す必要はない。例えば、コンピュータ装置200は、上述した入力/出力装置250のうちの少なくとも一部を含むように実現されてもよいし、送受信機、データベースなどのような他の構成要素をさらに含んでもよい。
【0038】
以下では、グループチャットルームを利用した注文方法および装置の具体的な実施形態について説明する。
【0039】
本明細書において、グループチャットルームとは、メッセンジャーまたはSNS(social network service)などのインターネット上のコミュニティ空間であって、2人以上のユーザがリアルタイムでメッセージをやり取りするためのコミュニケーション空間を意味する。例えば、グループチャットルームは、電話番号やIDなどを利用した友達追加過程を経てチャットすることができるチャットルームはもちろん、友達追加過程を経ずにURLのようなリンクを通じて直ぐにチャットすることができるオープンチャット(openchat)などが含まれてもよい。ただし、これに限定されてはならず、共通の関心事や環境をもつユーザが、チャット、掲示文、ポスト、メッセージ、コメントなどの多様なコミュニケーション機能を利用して通信することが可能な空間であれば、すべて適用可能である。
【0040】
なお、商品とは、宅配可能なアイテムを包括したものを意味し、飲食物(フード)を代表的な例として説明するが、フードの他にも、2人以上のユーザが共同購入品目として注文することが可能なアイテムを意味してもよい。
【0041】
本実施形態に係るコンピュータ装置200は、クライアントを対象に、クライアント上にインストールされた専用アプリケーションやコンピュータ装置200と関連するウェブ/モバイルサイトへの接続によってコミュニティサービスを提供してよい。コンピュータ装置200には、コンピュータで実現された宅配商品注文システムが構成されてもよい。一例として、宅配商品注文システムは、独立的に動作するプログラム形態で実現されてもよいし、特定のアプリケーションのイン-アプリ(in-app)形態で構成されて前記特定のアプリケーション上で動作が可能なように実現されてもよい。
【0042】
コンピュータ装置200のプロセッサ220は、以下の宅配商品注文方法を実行するための構成要素で実現されてもよい。実施形態によって、プロセッサ220の構成要素は、選択的にプロセッサ220に含まれても除外されてもよい。また、実施形態によって、プロセッサ220の構成要素は、プロセッサ220の機能の表現のために分離されても併合されてもよい。
【0043】
このようなプロセッサ220およびプロセッサ220の構成要素は、以下の宅配商品注文方法に含まれる段階を実行するようにコンピュータ装置200を制御してもよい。例えば、プロセッサ220およびプロセッサ220の構成要素は、メモリ210が含むオペレーティングシステムのコードと、少なくとも1つのプログラムのコードとによる命令(instruction)を実行するように実現されてもよい。
【0044】
ここで、プロセッサ220の構成要素は、コンピュータ装置200に記録されたプログラムコードが提供する命令にしたがってプロセッサ220によって実行される、互いに異なる機能(different functions)の表現であってもよい。
【0045】
プロセッサ220は、コンピュータ装置200の制御と関連する命令がロードされたメモリ210から必要な命令を読み取ってもよい。この場合、前記読み取られた命令は、プロセッサ220が以下で説明する段階を実行するように制御するための命令を含んでもよい。
【0046】
以下で説明する段階は、図に示したものとは異なる順序で実行されてもよいし、段階のうちの一部が省略されたり追加の過程がさらに含まれたりしてもよい。
【0047】
図3は、本発明の一実施形態における、コンピュータ装置が実行することのできる方法の一例を示したフローチャートである。
【0048】
図3を参照すると、段階310で、プロセッサ220は、コミュニティ上の2人以上のユーザが参加するグループチャットルーム(一例として、メッセンジャーチャットルームなど)で、ユーザの要請にしたがって宅配サービスを呼び出してもよい。プロセッサ220は、グループチャットルームで宅配サービス呼び出しイベントとして定められた条件を満たしたユーザ要請が認識される場合、該当のグループチャットルームに宅配サービスを呼び出してもよい。一例として、プロセッサ220は、グループチャットルームでアクセス可能なメニューとして宅配サービスに該当するメニューをユーザが選択した場合、該当のグループチャットルームに宅配サービスをトリガーしてもよい。他の例として、プロセッサ220は、グループチャットルームで宅配サービスに対して事前に定められたキーワードをユーザが入力した場合、該当のグループチャットルームに宅配サービスをトリガーしてもよい。また他の例として、プロセッサ220は、グループチャットルームに参加中のユーザの対話メッセージを分析した結果に基づいて、該当のグループチャットルームに宅配サービスをトリガーしてもよい。例えば、グループチャットルームに「今日の夜ご飯は何にしますか?」、「お手拭きも注文しますか?」などのように宅配注文と関連するニーズを含んだメッセージが登場した場合、該当のグループチャットルームに宅配サービスを自動でトリガーしてもよい。
【0049】
段階320で、プロセッサ220は、グループチャットルームに参加中のユーザのうちの少なくとも1人のユーザが特定した住所地を届け先として設定してもよい。プロセッサ220は、配達タイプによって、代表届け先を設定するか、個別の届け先を設定してもよい。配達タイプは、届け先が一カ所である一カ所配達と、ユーザごとに届け先が異なる個別配達に区分されてもよい。一例として、プロセッサ220は、1ヶ所配達が要請されたときには、グループチャットルームに対して事前に登録された住所地、あるいはグループチャットルームであるユーザが入力した住所地を代表届け先として設定してもよい。他の例として、プロセッサ220は、個別配達が要請されたときには、グループチャットルームを通じて各ユーザから届け先の住所地を受信し、これを各ユーザの届け先として個別に設定してもよい。
【0050】
段階330で、プロセッサ220は、グループチャットルームに参加中の各ユーザと関連するデータをベースとして商品を推薦してもよい。プロセッサ220は、グループチャットルームに参加しているユーザそれぞれに対してユーザ識別キー(例えば、IDなど)を利用しながら、コミュニティプラットフォームや宅配サービスプラットフォームなどのインターネット上の情報から該当のユーザのプロフィールや宅配サービスの使用履歴などを抽出してもよい。プロセッサ220は、抽出されたデータを利用して、グループチャットルームのユーザを対象として共通の趣向の商品を推薦してもよい。言い換えれば、プロセッサ220は、商品を注文するユーザの性別や年齢、注文曜日や時間帯などのビックデータから各ユーザが選好する宅配商品を集め、グループチャットルームを対象に最大限多くのユーザが共通して満足するような宅配商品を推薦してもよい。
【0051】
さらに、プロセッサ220は、段階320で設定された届け先を基準にして宅配商品を推薦してもよい。宅配商品それぞれには配達可能地域が設定されており、プロセッサ220は、グループチャットルームに設定された届け先が配達可能地域に該当する宅配商品を推薦してもよい。ユーザごとに届け先が異なる個別配達の場合には、ユーザそれぞれの個別の届け先すべてが配達可能地域に属する宅配商品を選定して推薦してもよい。
【0052】
段階340で、プロセッサ220は、グループチャットルームに、推薦商品のうちで特定された商品に対する支払いを連携して注文を処理してもよい。プロセッサ220は、支払いシステムとの連携によって、グループチャットルームで宅配商品の支払いを進めて注文を完了してもよい。
【0053】
実施形態によっては、グループチャットルームに参加しているユーザを対象にして推薦商品に対する投票を行ってもよい。各ユーザは、推薦された商品のうちで自身が所望する商品に投票し、プロセッサ220は、投票結果によって決まった商品に対する支払いおよび注文を進めてもよい。
【0054】
プロセッサ220は、各ユーザがグループチャットルームで推薦商品のうちの少なくとも1つの商品を選択すると、選択された商品全体に対する支払いを1人のユーザの支払い情報に基づいて一度に処理してもよい。他の例として、プロセッサ220は、グループチャットルームに参加しているユーザを対象に、支払い総額を割り勘(1/n)して支払いを進めてもよい。また他の例として、プロセッサ220は、各ユーザが選択した商品に対する支払いを該当の各ユーザに要求する支払いである個別会計(Dutchpay)によって支払いを実行してもよい。また他の例として、プロセッサ220は、手動設定や自動設定によって、支払い総額に対してユーザごとに支払い比率を分割して支払いを実行してもよい。支払いの比率を分割するための自動設定方式にはゲームが利用されてもよい。例えば、あみだくじゲームによって各ユーザの支払い比率をランダムに設定してもよい。または、ババ抜きのように支払人を選ぶゲームによって支払いを実行してもよい。ゲームによって支払いの比率や支払人を決める支払い環境では、グループチャットルーム内の過去の支払い履歴を提供してもよい。例えば、「前回の注文はユーザaが支払いました」のように、以前の支払人情報に関する通知を提供してもよい。
【0055】
実施形態によっては、先払い方式によって注文を完了した後、追ってユーザらが精算を行うことも可能である。プロセッサ220は、グループチャットルームに連携された口座、あるいはグループチャットルーム内の支払い権限者である1人の支払い情報に基づいて先払いを行った後、該当のグループチャットルームに参加中のユーザによる割り勘方式、個別会計方式、支払い比率分割方式などの個別の精算機能を提供してもよい。
【0056】
以下では、フード宅配サービスを例示しながら、具体的な実施形態について説明する。
【0057】
例えば、プロセッサ220は、ユーザの要請にしたがって、フード宅配サービスの公式アカウント(offici alaccount)のチャットボットを呼び出してもよい。公式アカウントとは、メッセンジャー上で各種サービスやコンテンツを提供するボット(bot)形態のアカウントを意味する。本実施形態で表現する公式アカウントは、ユーザとのコミュニケーションが可能な双方向チャンネルで構成されてもよい。チャットボットとは、メッセンジャーを利用して文字または音声などでユーザと対話できるように実現されたチャットロボットプログラムを意味する。チャットボットのメッセージは、コンピュータ装置200またはコンピュータ装置200と電気的に接続する他のコンピュータ装置とのインターフェーシングによって決定されてもよい。チャットボットのメッセージは、定められた応答規則に基づいて決定されるか、機械学習を利用して決定されてもよい。
【0058】
図4および
図5は、本発明の一実施形態における、チャットボットを呼び出す過程を説明するための例示図である。
【0059】
図4および
図5は、ユーザが参加しているグループチャットルーム画面400の例を示している。
【0060】
図4を参照すると、プロセッサ220は、ユーザがグループチャットルーム400で提供するリッチメニュー410からフード宅配チャットボットの公式アカウントを招待するためのメニュー411を選択した場合、フード宅配チャットボット420を呼び出してグループチャットルーム400に参加させてもよい。
【0061】
他の例として、
図5を参照すると、プロセッサ220は、ユーザがグループチャットルーム400内に入力した対話メッセージ501にチャットボットをトリガーするためのキーワードが含まれる場合、フード宅配チャットボット420を自動で呼び出してグループチャットルーム400に参加させてもよい。プロセッサ220は、ユーザがグループチャットルーム400にチャットボットをトリガーするためのキーワード、例えば、「フード宅配」、「飲食物宅配」、「デリバリー」などを直接入力した場合、フード宅配チャットボット420を招待してグループチャットルーム400に参加させてもよい。
【0062】
チャットボットをトリガーするためのキーワードやメニューを利用してフード宅配チャットボット420を呼び出す方式の他にも、グループチャットルーム400内のユーザの対話メッセージを分析し、分析結果に基づいてフード宅配チャットボット420を自動で呼び出す方式も実現可能である。
【0063】
プロセッサ220は、グループチャットルーム400内でユーザが作成したメッセージの内容やパターンなどを分析した結果、ユーザの対話に宅配注文のニーズが出現する場合、フード宅配チャットボット420を自動で呼び出してグループチャットルーム400に参加させてもよい。
【0064】
フード宅配チャットボット420が提供するメッセージ、すなわち、チャットボットメッセージ421は、ユーザとのコミュニケーションのために定められたタイプのタイトル(title)、説明(description)、要素リスト(element list)、ボタン(button)要素などを活用して、ユーザとのインタラクションが可能なメッセージタイプで構成されてもよい。
【0065】
図6~10は、本発明の一実施形態における、フード宅配サービスのシナリオを説明するための例示図である。
【0066】
フード宅配サービスは、届け先が一カ所である一カ所配達シナリオと、ユーザごとに届け先が異なる個別配達シナリオを含んでもよい。配達タイプを直接選択するサービスシナリオを含んでもよい。
【0067】
一例として、
図6に示すように、プロセッサ220は、サービスシナリオにより、グループチャットルーム400に参加しているユーザのうちでフード宅配チャットボット420を呼び出したユーザまたは支払い権限者として特定されたユーザを対象に、配達タイプを選択するためのインタフェース630を提供してもよい。
【0068】
プロセッサ220は、届け先の設定を誘導してもよく、ユーザがインタフェース630から配達タイプとして1ヶ所配達を選択した場合、
図7に示すように、届け先住所設定画面700を提供してもよい。1ヶ所配達の場合は、配達タイプを選択したユーザを対象に届け先住所設定画面700が提供されてもよい。該当のユーザは、届け先住所設定画面700で代表届け先を設定してもよい。
【0069】
一方、ユーザがインタフェース630から配達タイプとして個別配達を選択した場合、グループチャットルーム400に参加しているすべてのユーザを対象に届け先住所設定画面700を提供して届け先の設定を誘導してもよい。各ユーザは、届け先住所設定画面700で届け先を個別に設定してもよい。
【0070】
プロセッサ220は、グループチャットルーム400に参加しているユーザのデータに基づいて宅配フードを推薦してもよい。プロセッサ220は、グループチャットルーム400に参加中のユーザの識別キーを利用して該当のユーザのプロフィールと宅配サービスの使用履歴などを抽出してもよく、抽出されたデータに基づいて各ユーザが選好する宅配フードを集め、最大限多くのユーザが満足するような宅配フードを推薦してもよい。
【0071】
このとき、プロセッサ220は、グループチャットルーム400に設定された届け先を基準にして飲食店を推薦してもよい。ユーザごとに届け先が異なる個別配達の場合は、各ユーザの届け先すべてが配達可能地域に属する飲食店を選定して推薦してもよい。
【0072】
例えば、
図8を参照すると、プロセッサ220は、グループチャットルーム400に参加している各ユーザを対象にフード選択画面800を提供してもよい。このとき、フード選択画面800には、グループチャットルーム400に参加しているユーザを対象に共通の趣向の推薦フードリスト810が含まれてもよい。
【0073】
フード選択画面800には、飲食店やメニュー検索などの検索環境を支援するためのインタフェース820がさらに含まれてもよい。
【0074】
プロセッサ220は、推薦フードリスト810に対する投票機能を提供してもよい。プロセッサ220は、グループチャットルーム400に参加しているユーザを対象に推薦フードに対する投票を行ってもよい。各ユーザは、推薦フードリスト810のうちで自身が所望するフードに投票してもよく、プロセッサ220は、投票結果によって決まったフードに対する注文を行ってもよい。
【0075】
プロセッサ220は、投票方式の他にも、ユーザそれぞれが選択したフードを注文することも可能である。投票によって1つのメニューを決めるか1つの飲食店を決めた後、該当の飲食店でユーザごとに個別のメニューを決めて注文することはもちろん、投票過程を経ずに個別選択によって各ユーザが所望する飲食店で所望するメニューを決めて注文することも可能である。
【0076】
グループチャットルーム400に参加しているユーザそれぞれが、互いに異なる飲食店やメニューを選択することもある。このとき、それぞれ異なる選択であっても、グループチャットルーム400を基準として1つの注文単位として処理してもよい。
【0077】
プロセッサ220は、フードの選択が完了すれば、選択フードに対する支払いに進んでもよい。
【0078】
一例として、
図9を参照すると、プロセッサ220は、フードの選択が完了すれば、支払い画面900を提供してもよい。このとき、支払い画面900には、グループチャットルーム400に参加しているユーザのうちでフード宅配チャットボット420を呼び出したユーザまたは支払い権限者として特定されたユーザを対象に、支払いタイプを選択するためのインタフェース910を提供してもよい。
【0079】
例えば、支払いタイプには、支払い権限者が一度に支払いする方法、グループチャットルーム400に参加中のユーザで分けて支払いする方法などが含まれてもよい。
【0080】
分けて支払いする方法の場合は、支払い総額を同等に分けて支払いする割り勘支払い、ユーザそれぞれが自身の選択したフードの金額を支払う個別会計支払いなどが含まれてもよい。
【0081】
この他にも、支払い総額に対して、ユーザごとに支払い比率を分割して支払いを行うことも可能である。支払い比率を分割するにあたり、手動設定によって各ユーザの支払い比率を直接決めてもよいし、ゲームによって各ユーザの支払い比率をランダムに設定してもよい。
【0082】
一度に支払いする方法も、決められたユーザ、すなわち、フード宅配チャットボット420を呼び出したユーザまたは支払い権限者が支払いすることはもちろん、ゲームによって1人の支払人をランダムに選んで支払いを行うことも可能である。
【0083】
他の例として、プロセッサ220は、グループチャットルーム400に連携する口座あるいはグループチャットルーム400内で決められたユーザの支払い情報に基づいて注文のための先払いを行った後、該当のグループチャットルーム400を通じてユーザらの精算を行ってもよい。
【0084】
精算方式は、支払い方式と同じように、ゲームや定められた順序などによって選ばれた1人が支払い金額すべてを分担する方式はもちろん、割り勘方式または支払いの比率分割方式などの精算も可能である。
【0085】
図10を参照すると、プロセッサ220は、支払いが完了した宅配注文情報を、グループチャットルーム400を通じてチャットボットメッセージ1021によって提供してもよい。チャットボットメッセージ1021には、注文内訳の詳細、注文に関する状態情報などを含む詳細ページリンクが含まれてもよい。
【0086】
本実施形態では、複数のユーザが参加するグループチャットルームを通じて宅配サービスにアクセスし、グループチャットルームに参加中のユーザのデータをベースとして共通の趣向の商品を推薦することができる。グループチャットルームを通じて複数のユーザが宅配商品をともに注文することができるが、このとき、注文のための支払いを、1人が一度に支払ったり、複数人で分けて支払ったりすることができる。また、注文商品の配達を1ヶ所に要請したり、各ユーザの個別の届け先に要請したりすることができる。
【0087】
言い換えれば、本実施形態は、グループチャットルームを利用して宅配商品をともに注文する環境を提供することができ、これにより、各ユーザが選択した商品を一度に注文して1ヶ所に配達要請することもできるし、各ユーザが選択した商品を一度に注文するものの、各届け先に個別に配達要請することもできる。
【0088】
このように、本発明の実施形態によると、コミュニティ上のグループチャットルームを利用して、該当のグループチャットルームの参加者が宅配商品をともに注文することができる。特に、本発明の実施形態によると、グループチャットルームの参加者と関連するデータを基盤として共通の趣向の宅配商品を推薦することができる。
【0089】
また、コミュニティ上のグループチャットルームを利用して、該当のグループチャットルームの参加者が宅配商品をともに注文することができる。
【0090】
グループチャットルームの参加者と関連するデータを基づいて、共通の趣向の宅配商品を推薦することができる。
【0091】
グループチャットルームでの宅配注文に対する支払いはもちろん、グループチャットルームの参加者の精算を連携して提供することができる。
【0092】
上述した装置は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、および/またはハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素との組み合わせによって実現されてもよい。例えば、実施形態で説明された装置および構成要素は、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ、マイクロコンピュータ、FPGA(field programmable gate array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサ、または命令を実行して応答することができる様々な装置のように、1つ以上の汎用コンピュータまたは特殊目的コンピュータを利用して実現されてもよい。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)およびOS上で実行される1つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行してもよい。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答し、データにアクセスし、データを記録、操作、処理、および生成してもよい。理解の便宜のために、1つの処理装置が使用されるとして説明される場合もあるが、当業者であれば、処理装置が複数個の処理要素および/または複数種類の処理要素を含んでもよいことが理解できるであろう。例えば、処理装置は、複数個のプロセッサまたは1つのプロセッサおよび1つのコントローラを含んでもよい。また、並列プロセッサのような、他の処理構成も可能である。
【0093】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、またはこれらのうちの1つ以上の組み合わせを含んでもよく、思うままに動作するように処理装置を構成したり、独立的または集合的に処理装置に命令したりしてよい。ソフトウェアおよび/またはデータは、処理装置に基づいて解釈されたり、処理装置に命令またはデータを提供したりするために、いかなる種類の機械、コンポーネント、物理装置、コンピュータ記録媒体または装置に具現化されてよい。ソフトウェアは、ネットワークによって接続されたコンピュータシステム上に分散され、分散された状態で記録されても実行されてもよい。ソフトウェアおよびデータは、1つ以上のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。
【0094】
実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段によって実行可能なプログラム命令の形態で実現されてコンピュータ読み取り可能な媒体に記録されてもよい。ここで、媒体は、コンピュータ実行可能なプログラムを継続して記録するものであっても、実行またはダウンロードのために一時記録するものであってもよい。また、媒体は、単一または複数のハードウェアが結合した形態の多様な記録手段または格納手段であってもよく、あるコンピュータシステムに直接接続する媒体に限定されることはなく、ネットワーク上に分散して存在するものであってもよい。媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、および磁気テープのような磁気媒体、CD-ROMおよびDVDのような光媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような光磁気媒体、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどを含み、プログラム命令が記録されるように構成されたものであってもよい。また、媒体の他の例として、アプリケーションを配布するアプリケーションストアやその他の多様なソフトウェアを供給または配布するサイト、サーバなどで管理する記録媒体または格納媒体が挙げられる。
【0095】
以上のように、実施形態を、限定された実施形態および図面に基づいて説明したが、当業者であれば、上述した記載から多様な修正および変形が可能であろう。例えば、説明された技術が、説明された方法とは異なる順序で実行されたり、かつ/あるいは、説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が、説明された方法とは異なる形態で結合されたりまたは組み合わされたり、他の構成要素または均等物によって置換されたとしても、適切な結果を達成することができる。
【0096】
したがって、異なる実施形態であっても、特許請求の範囲と均等なものであれば、添付される特許請求の範囲に属する。
【符号の説明】
【0097】
110、120、130、140:電子機器
150、160:サーバ
170:ネットワーク