(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023068710
(43)【公開日】2023-05-18
(54)【発明の名称】広告方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/0241 20230101AFI20230511BHJP
【FI】
G06Q30/02 380
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021179954
(22)【出願日】2021-11-04
(71)【出願人】
【識別番号】521483102
【氏名又は名称】合同会社新生産業
(74)【代理人】
【識別番号】100088063
【弁理士】
【氏名又は名称】坪内 康治
(72)【発明者】
【氏名】笹沼 政国
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB08
(57)【要約】
【課題】 広告効果の高い広告方法を提供する。
【課題を解決するための手段】 食材入りパック商品1のパック容器2は、食材2を載せるプラスチック樹脂製のトレイ4と透明ラップフィルム5からなる。6はパック容器3に収納された食材2の商品名、消費期限、重量、価格、製造者・販売者等を表示した販売商品シールであり、ここではパック容器3の表側片隅の透明ラップフィルム5の外面に貼着されている。食材入りパック商品1は、肉、魚、惣菜等の種類別に、店舗のお肉コーナ、魚コーナ、惣菜コーナなどで展示・販売される。7は、食材入りパック商品1のパック容器3の表側の透明ラップフィルム5の空いたスペースの外面または内面に貼り付けられた広告シールである。広告シール7は、食材入りパック商品1に収納された食材2とは別の商品についての広告であり、商品・サービスの写真、説明、提供者等の広告情報が表示されている。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
食材を収納するパック容器の外面または内面に、パック容器に収納される食材とは異なる他の商品の広告を表示したシールを貼り付けるか、または広告を印刷し、
広告表示付の形で食材入りパック商品を店舗、通販で販売すること、
を特徴とする広告方法。
【請求項2】
食材を包装する包装材の外面または内面に、包装される食材とは異なる他の商品の広告を表示したシールを貼り付けるか、または広告を印刷し、
広告表示付の形で食材入り包装商品を店舗、通販で販売すること、
を特徴とする広告方法。
【請求項3】
前記広告表示される他の商品は、パック容器に収納されか、または包装される食材と組合せた使用が可能な種類であること、
を特徴とする請求項1または2記載の広告方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は広告方法に係り、とくに消費者への広告効果の高い広告方法に関する。
【背景技術】
【0002】
商品・サービスの広告は、テレビ、インターネットなどの放送・通信によるほか、新聞の折り込みチラシ、ポスティングチラシなどの物理媒体によりなされている。後者のチラシ類は、地域を絞って配布することで、一定の効果があるものの、新聞を購読しない人、ポスティングチラシを拒否する人に対して、広告の訴求ができない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は上記した従来技術の問題に鑑みなされたもので、広告効果の高い広告方法を提供することを、その目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
請求項1記載の発明では、
食材を収納するパック容器の外面または内面に、パック容器に収納される食材とは異なる他の商品の広告を表示したシールを貼り付けるか、または広告を印刷し、
広告表示付の形で食材入りパック商品を店舗で販売すること、
を特徴としている。
請求項2記載の発明では、
食材を包装する包装材の外面または内面に、包装される食材とは異なる他の商品の広告を表示したシールを貼り付けるか、または広告を印刷し、
広告表示付の形で食材入り包装商品を店舗、通販で販売すること、
を特徴としている。
請求項3記載の発明では、
前記広告表示される他の商品は、パック容器に収納されか、または包装される食材と組合せた使用が可能な種類であること、
を特徴としている。
【発明の効果】
【0005】
本発明によれば、例えばスーパー、百貨店等の店舗でパック容器入りまたは包装材で包装されたお肉、魚、惣菜等の食材を販売コーナで販売している間は顧客が商品を眺めたり、手に取ったりしたときに、パック容器または包装に貼られた広告シールの広告表示または印刷された広告表示から、収納された商品とは異なる商品の広告を視認させることができる。
また、購入後は、家で買い物袋から食材を取り出し、テーブル等においたとき、購入者や家族にパック容器または包装に貼られた広告シールの広告表示または印刷された広告表示から、購入した食材とは異なる他の商品の広告を視認させることができる。
お肉、魚、惣菜等の食材は、週に何回もスーパー、百貨店等の店舗で買い物をする対象であり、スーパー、百貨店等の店舗に買い物に訪れた客の大半がお肉、魚、惣菜等の各販売コーナを巡回して見たり購入するものであるから、買い物客やその家族に視認される総回数は莫大なものとなり、極めて高い広告効果を発揮できる。
また、一つのパック容器または包装を、食材の商品の販売だけでなく、他の商品の広告に利用することで、別途広告する場合に比べて広告資材の節約や広告コストのを節約を図ることができるとともに、パック容器や包装材の取り扱い業者、食材の生産・販売業者等が広告による収益を上げることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、本発明の最良の形態を実施例に基づき説明する。
【実施例0008】
図1を参照して本発明の一実施例に係る公告方法を説明する。
図1は本発明に係る広告方法の概略説明図である。
図1において、1は店舗で販売するお肉、お魚、惣菜等の食材入りパック商品であり、この内、2はお肉、お魚、惣菜等の食材、3は食材2を収納し、鮮度保持、汚染防止等を行うパック容器である。パック容器2は、ここでは食材2を載せるプラスチック樹脂製のトレイ4と透明ラップフィルム5からなる。6はパック容器3に収納された食材2の商品名、消費期限、重量、価格、製造者・販売者等を表示した販売商品シールであり、ここではパック容器3の表側片隅の透明ラップフィルム5の外面に貼着されている。食材入りパック商品1は、肉、魚、惣菜等の種類別に、店舗のお肉コーナ、魚コーナ、惣菜コーナなどで展示・販売される。
【0009】
7は、食材入りパック商品1のパック容器3の表側の透明ラップフィルム5の空いたスペースの外面または内面に貼り付けられた広告シールである。広告シール7は、食材入りパック商品1に収納された食材2とは別の商品についての広告であり、商品・サービスの写真、説明、提供者等の広告情報が表示されている。
【0010】
広告シール7は、ここでは食材2の製造者・販売者とは別の製造者・販売者の広告である。広告シール7の広告主は、例えば食材入りパック商品1の販売店の地元または近隣地域の製造者・販売者の広告としたり、食材類入りパック商品1の販売店の地元または近隣地域の販売店の広告とすることで、効果の高い広告を行うことができる。
また、広告シール7で広告する商品は、例えば食材入りパック商品1に収納された食材2に関連した、例えば一緒に使用することのできる調味料、道具、食器などとしても、広告効果が向上する。
【0011】
上記した食材入りパック商品1の広告シール7の機能を説明すると、例えばスーパー、百貨店等の店舗でパック容器のお肉、魚、惣菜等の食材を販売コーナで販売している間は顧客が食材入りパック商品1を眺めたり、手に取ったりしたときに、パック容器3に貼られた広告シールの広告表示から、収納された食材2とは異なる商品の広告を視認させることができる。また、購入後は、家で買い物袋から食材2を取り出し、テーブル等においたとき、購入者や家族にパック容器3に貼られた広告シール7の広告表示から、購入した食材2とは異なる他の商品の広告を視認させることができる。
【0012】
お肉、魚、惣菜等の食材は、週に何回もスーパー、百貨店等の店舗で買い物をする対象であり、スーパー、百貨店等の店舗に買い物に訪れた客の大半がお肉、魚、惣菜等の各販売コーナを巡回して見たり購入するものであるから、買い物客やその家族に、広告シール7の広告が視認される総回数は莫大なものとなり、極めて高い広告効果を発揮できる。
【0013】
また、一つのパック容器3を、食材1の商品の販売だけでなく、他の商品の広告に利用することで、別途広告する場合に比べて広告資材の節約や広告コストのを節約を図ることができるとともに、パック容器3の取り扱い業者、食材類の生産・販売業者等が広告による収益を上げることもできる。
【0014】
なお、上記した実施例では、パック容器3はトレイ4と透明ラップフィルム5の組み合わせとし、透明ラップフィルム5に広告シール7を貼り付けるようにしたが、トレイ4の外面または内面に広告シール7を貼り付けても良い。また、広告シール7を貼り付ける代わりに、トレイ4または透明ラップフィルム5に広告情報を印刷しても良い。また、透明な箱形パック容器、透明な袋形パック容器を用いてもよい。
また、食材をフィルム状等の包装材で包装した商品にも適用することができ、この場合、包装材の外面または内面に、包装される対象の商品とは異なる他の商品を広告する広告シールを貼り付けたり、包装材の外面または内面に広告情報を印刷するようにしても良い。