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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023068784
(43)【公開日】2023-05-18
(54)【発明の名称】加熱調理器
(51)【国際特許分類】
   F24C 15/00 20060101AFI20230511BHJP
   F24C 1/02 20210101ALI20230511BHJP
   F24C 11/00 20060101ALI20230511BHJP
   F24C 1/00 20060101ALI20230511BHJP
【FI】
F24C15/00 D
F24C1/02 310Z
F24C11/00 B
F24C1/00 330Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021180101
(22)【出願日】2021-11-04
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和3年10月20日に https://www.g-mark.org/award/describe/51715?token=bvIGVfv4Ay にて公開されました。なお、上記ページが令和3年10月20日に公開されたことは、 https://www.g-mark.org/ に記載されています。
(71)【出願人】
【識別番号】000109325
【氏名又は名称】株式会社ツインバード
(72)【発明者】
【氏名】藤澤(浅沼) 栞
(57)【要約】
【課題】レシピに基づき直感的に調理をすることができる加熱調理器を提供すること。
【解決手段】加熱室5内の被調理物Fを加熱するための熱源であるマグネトロン45、蒸気発生手段42、電気ヒータ16U,16Lと、操作部9により選択された動作条件や動作状態を表示する表示部8とを有する加熱調理器1において、前記操作部9が、機能に基づく調理モードである「レンジ」「スチーム」「オーブン」と調理行為に基づく調理モードである「調理方法」を選択可能なモード切替操作部9Aを有し、「調理方法」が選択された際に、調理行為に関連する加熱方式である「レンジ」「スチーム」「オーブン」を制御部47が前記表示部8に表示することで、直感的に所望の調理を行うことができ、また、その際の加熱方式の情報が前記表示部8に表示されるので、使用可能な器や付属品等を理解できると共に、調理行為と機能を紐付けることができる。
【選択図】図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
加熱室と、この加熱室内の被調理物を加熱するための複数種類の熱源と、操作部と、この操作部によって選択された動作条件や動作状態を表示するための表示部とを有する加熱調理器において、前記操作部が、機能に基づく調理モードと調理行為に基づく調理モードとを選択可能なモード切替操作部を有し、このモード切替操作部によって調理行為に基づく調理モードが選択された際に、その調理行為の加熱方式を表示部に表示する制御部を有することを特徴とする加熱調理器。
【請求項2】
前記モード切替操作部を機械的な選択手段とし、前記モード切替操作部によって選択された調理モードにおける調理メニュー選択手段を、前記表示部に表示された選択肢の選択によって行われるソフトウェア的な選択手段としたことを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数種類の熱源を有する加熱調理器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の加熱調理器としては、オーブン調理庫(本願発明の加熱室に相当する)内に収容された被調理物を、マグネトロンで発生させたマイクロ波やガラス管ヒータ(本願発明の電気ヒータに相当する)で発生させた熱によって加熱するものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。また、近年では、マグネトロンやヒータの他に、スチーム加熱手段(本願発明の蒸気発生手段に相当する)で発生させた水蒸気を用いて被調理物を加熱するものも知られている(例えば、特許文献2参照)。そして、これらの加熱調理器には、多くの料理に対応した調理メニューが用意されているものも知られている(例えば、特許文献3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009-180392号公報
【特許文献2】特許第4309903号公報
【特許文献3】特開2020-38017号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、古来より人は火によって食品を調理していた。この火による調理は、煮る、焼く、蒸す、揚げる、炒める等、様々な方法により行われていた。このため、人は、経験に基づいて、これらの「調理行為」によりどのような調理がされるか、直感的に理解することができる。一方、マグネトロンや電気ヒータを用いる、所謂「電子レンジ」や「オーブンレンジ」と称される加熱調理器の場合、火を用いる調理行為とは感覚が異なる調理メニューが存在する。このため、市販のレシピブックに基づいて、上述の加熱調理器を用いて調理しようとした場合、どのように調理して良いのか分からないという問題があった。多くの料理に対応した調理メニューが用意されている加熱調理器であれば、用意されている調理メニューを選択すれば良いが、必ずしも所望の調理メニューが用意されているとは限らないという問題もあった。
【0005】
本発明は以上の問題点を解決し、レシピブックに基づいて直感的に調理をすることができる加熱調理器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の請求項1に記載の加熱調理器は、加熱室と、この加熱室内の被調理物を加熱するための複数種類の熱源と、操作部と、この操作部によって選択された動作条件や動作状態を表示するための表示部とを有する加熱調理器において、前記操作部が、機能に基づく調理モードと調理行為に基づく調理モードとを選択可能なモード切替操作部を有し、このモード切替操作部によって調理行為に基づく調理モードが選択された際に、その調理行為の加熱方式を表示部に表示する制御部を有するものである。
【0007】
また、本発明の請求項2に記載の加熱調理器は、請求項1において、前記モード切替操作部を機械的な選択手段とし、前記モード切替操作部によって選択された調理モードにおける調理メニュー選択手段を、前記表示部に表示された選択肢の選択によって行われるソフトウェア的な選択手段としたものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明の請求項1に記載の加熱調理器は、以上のように構成することにより、前記モード切替操作部を用いて調理行為に基づく調理メニューを選択することで、直感的に所望の調理を行うことができる。また、その際の加熱方式が前記表示部に表示されるので、使用可能な器や付属品等を理解できるばかりでなく、調理行為と機能が紐付くので、機能に基づく調理メニューを選択する場合の目安にすることができる。
【0009】
なお、前記モード切替操作部を機械的な選択手段とし、前記モード切替操作部によって選択された調理モードにおける調理メニュー選択手段を、前記表示部に表示された選択肢の選択によって行われるソフトウェア的な選択手段としたことにより、調理行為に紐付く加熱方式を参照した後、モード切替操作部の操作で速やかに機能に基づく調理モードを選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の一実施形態を示す加熱調理器の斜視図である。
図2】同、概略説明図である。
図3】同、第一噴出部の拡大断面図である。
図4】同、第二噴出部の拡大断面図である。
図5】同、第二噴出部の分解拡大断面図である。
図6】同、電気回路のブロック図である
図7】同、表示部及び操作部の正面図である。
図8】同、調理行為に基づくモードを選択した際に表示される要素を全て表示させた図である。
図9】同、蒸し料理を行う場合の一例を示す表示部の説明図である。
図10】同、低温調理を行う場合の一例を示す表示部の説明図である。
図11】同、煮込み料理を行う場合の一例を示す表示部の説明図である。
図12】同、揚げ料理を行う場合の一例を示す表示部の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施形態について、図1乃至図12に基づいて説明する。1は本発明の加熱調理器である。この加熱調理器1は、後述するマグネトロン45が発生させるマイクロ波によって被調理物Fを加熱調理する機能と、後述する電気ヒータ16L,16Uが発生させる熱によって被調理物Fを加熱する機能と、水蒸気Sによって被調理物Fを加熱調理する機能とを有する。
【0012】
前記加熱調理器1は、前部が開口した本体2と、この本体2の開口を開閉可能に閉じる扉3とを有する。前記本体2は、外殻4と、この外殻4内に設けられる加熱室5とを有する。そして、前記扉3は、その下部において前記本体2に枢支されると共に、その上部に前記扉3を開閉するための把持部6が設けられる。また、前記扉3には、窓部7、表示部8、操作部9が設けられる。この操作部9は、モード切替操作部9A、取消操作部9B、決定操作部9C及び選択操作部9Dを有する。更に、前記本体2の前下部には、水受部10及び水タンク11が着脱可能に取り付けられる。
【0013】
前記加熱室5は、縦壁12と天壁13と底壁14を有する。前記縦壁12は、右側壁12Rと左側壁12Lと奥壁12Bとを有する。また、前記天壁13は、前記縦壁12の上部に取り付けられる。更に、前記底壁14は、前記縦壁12の下部に取り付けられる。前記底壁14には凹部14Aが設けられると共に、この凹部14Aを上方から覆うように、載置プレート15が設けられる。そして、前記底壁14の凹部14Aと載置プレート15との間には、電気ヒータとしての下ヒータ16Lが設けられる。なお、前記載置プレート15は、前記下ヒータ16から放射される熱を透過可能である。また、前記天壁13の下方には、電気ヒータとしての上ヒータ16Uが設けられる。
【0014】
前記右側壁12R及び左側壁12Lには、それぞれプレート受け17R,17Lが設けられる。前記プレート受け17Rは、上部プレート受け17RU及び下部プレート受け17RLからなる。また、前記プレート受け17Lは、上部プレート受け17LU及び下部プレート受け17LLからなる。そして、前記上部プレート受け17RU及び17LUは対であり、同じ高さに設けられる。同様に、前記下部プレート受け17RL及び17LLは対であり、同じ高さに設けられる。そして、前記電気ヒータ16U,16L、又は後述する蒸気発生手段42により加熱調理を行う場合、前記上部プレート受け17RU,17LU同士の間、及び/又は前記下部プレート受け17RL,17LL同士の間には、調理プレート18を着脱可能に支持することができる。なお、図2において、前記調理プレート18は、前記下部プレート受け17RL,17LL同士の間に支持される。
【0015】
前記左側壁12Lにおける前記上部プレート受け17LUよりも上方には、蒸気噴出部としての第一噴出部19が設けられる。また、前記左側壁12Lにおける前記上部プレート受け17LUと下部プレート受け17LLの間には、蒸気噴出部としての第二噴出部20が設けられる。前記第一噴出部19は、噴出部本体21と、ナット22とを有して構成される。前記噴出部本体21は、筒状部23と、この筒状部23の加熱室5内側の端部に形成されたフランジ部24と、前記筒状部23の外面に形成された雄螺子部25とを有する。そして、前記ナット22は、前記雄螺子部25と螺合する。また、前記噴出部本体21の雄螺子部25の外径は、前記左側壁12Lに形成された貫通孔26の内径よりも僅かに小さい。一方、前記ナット22の二面幅は、前記貫通孔26の内径よりも大きい。従って、前記貫通孔26に前記加熱室5の内側から前記噴出部本体21の筒状部23を挿入し、前記加熱室5の外側から前記ナット22を前記雄螺子部25と螺合させることで、前記フランジ部24とナット22とで前記左側壁12Lが挟持される。このようにして、前記第一噴出部19が前記左側壁12Lに固定される。なお、前記噴出部本体22の筒状部23には、蒸気管27が接続される。
【0016】
一方、前記第二噴出部20は、噴出部本体21と、ナット22と、拡散アタッチメント28とを有して構成される。これらの噴出部本体21及びナット22は、前記第一噴出部19のそれらと同じ構造である。また、前記拡散アタッチメント28は、受部29と、アタッチメント本体30とを有する。前記受部29は環状壁部31と底部32を有し、この底部32の中央に貫通孔33が穿設される。なお、この貫通孔33の内径は、前記左側壁12Lに形成された貫通孔34の内径と略等しく、前記噴出部本体21の雄螺子部25の外径よりも僅かに大きい。一方、前記ナット22の二面幅は、前記貫通孔34の内径よりも大きい。また、前記環状壁部31の内径は、前記噴出部本体21のフランジ部24の外径よりも僅かに大きい。前記アタッチメント本体30は、環状部35と、略円錐状の拡散部36と、この拡散部36を前記環状部35の中央部に支持するための複数の接続腕部37とを有する。これらの接続腕部37は、前記拡散部36から放射状に延びており、それらの外端部が前記環状部35に接続される。また、前記環状部35は、前記受部29の環状壁部31に支持される。従って、前記受部29の貫通孔33及び前記左側壁12Lの貫通孔34に前記加熱室5内側から前記噴出部本体21の筒状部23を挿入し、前記加熱室5外側から前記ナット22を前記雄螺子部25と螺合させることで、前記フランジ部24とナット22とで前記受部29及び左側壁12Lが挟持される。そして、前記受部29に前記アタッチメント本体30が取り付けられる。この際、前記アタッチメント本体30の拡散部36は、前記噴出部本体21の筒状部23と略同軸状になる。このようにして、前記第二噴出部20が前記左側壁12Lに固定される。なお、前記噴出部本体22の筒状部23には、蒸気管38が接続される。この蒸気管38は、前記第一噴出部19に接続される蒸気管27から分岐して形成される。
【0017】
前記調理プレート18には、調理網39が載置可能である。この調理網39は、フレーム部40と被調理物Fを載置するための網部41とを有する。そして、図2及び図4に示されるように、前記網部41は、前記調理プレート18が前記下部プレート受け17RL,17LLに支持された場合に、前記拡散アタッチメント28と高さ方向の位置関係が重なる。実際には、前記網部41は、前記拡散部36よりもやや上方で且つ前記環状部35の上端部の内面35Aよりも下方に位置する。
【0018】
前記外殻4と加熱室5との間の空間には、蒸気発生手段42及びポンプ43が設けられる。前記ポンプ43は、前記水タンク11内の水を前記蒸気発生手段42に送るためのものである。また、前記蒸気発生手段42には、前記蒸気管27が接続される。従って、前記水タンク11から前記ポンプ43によって蒸気発生手段42に送られた液体の水は、この蒸気発生手段42において蒸発して水蒸気Sとなる。そして、この水蒸気Sは、前記蒸気管27及びこの蒸気管27から分岐する蒸気管38を経て、それぞれ前記第一噴出部19、第二噴出部20から前記加熱室5内に供給される。なお、44は、水蒸気Sを加熱室5外に排出するための排気口である。
【0019】
また、前記外殻4と加熱室5との間の空間には、マグネトロン45も設けられる。このマグネトロン45は、マイクロ波を発生させることができる。そして、このマイクロ波を前記加熱室5に放射することで、マイクロ波が当たった被調理物Fを発熱させることができる。なお、前記マグネトロン45を用いて被調理物Fを加熱する場合、金属製の前記調理プレート18及び調理網39を使用することはできない。
【0020】
次に、この加熱調理器1の電気的構成について説明する。前記加熱調理器1は、電源回路46と、制御部47と、駆動部48とを有する。また、前記モード切替操作部9Aの操作により切り替えられる切替スイッチ49と、前記取消操作部9Bの操作により開閉する取消スイッチ50と、前記決定操作部9Cの操作により開閉する決定スイッチ51と、前記選択操作部9Dの操作により回動が検知されるロータリーエンコーダ52とを有する。これらの切替スイッチ49、取消スイッチ50、決定スイッチ51、ロータリーエンコーダ52によって、前記制御部47への入力がなされる。また、これらの切替スイッチ49、取消スイッチ50、決定スイッチ51、ロータリーエンコーダ52からの入力に基づいた表示が、前記表示部8になされる。前記駆動部48は、前記制御部47によって制御されると共に、前記電源回路46から供給された電力によって前記マグネトロン45、上ヒータ16U、下ヒータ16L、前記蒸気発生手段42に設けられた蒸気ヒータ42A、及び前記給水ポンプ43を作動させる。
【0021】
前記表示部8には、加熱方式表示部8Aと、調理方法表示部8Bと、数値表示部8Cと、時間表示部8Dと、調理強度表示部8Eと、動作開始表示部8F等が設けられる。前記加熱方式表示部8Aは、前記マグネトロン45、電気ヒータ16U,16L、蒸気発生手段42の何れが作動しているか表示するものである。前記マグネトロン45が作動する場合、前記加熱方式表示部8Aに「レンジ」と表示される。前記電気ヒータ16U,16Lが作動する場合、前記加熱方式表示部8Aに「オーブン」と表示される。前記蒸気発生手段42が作動する場合、前記加熱方式表示部8Aに「スチーム」と表示される。前記調理方法表示部8Bは、前記モード切替操作部9Aで「調理方法」を選択した場合に表示されると共に、「蒸す」「低温調理」「煮込む」「揚げる」が表示可能である。前記数値表示部8Cは、前記マグネトロン45の出力、加熱温度、又は被調理物の重量を表示するものであり、表示内容によって、単位が「℃」の他、図示しないが、「W」又は「g」に切り替わる。また、前記数値表示部8Cは数字4桁分の表示が可能であるが、250℃を超える設定はできない。前記時間表示部8Dは、加熱時間を表示するものであり、「時-分」の他に「分-秒」の表示が可能である。この場合も、「時-分」の場合と「分-秒」の場合で単位が切り替わる。調理強度表示部8Eは、強火と弱火が選択可能な場合に表示される。なお、本例では強火と弱火であるが、強火と中火と弱火が選択可能であっても良い。前記動作開始表示部8Fは、調理開始可能な状態になると点滅し、前記決定操作部9Cの操作により調理をスタートさせると表示が消える。なお、加熱方式表示部8A、調理方法表示部8B、数値表示部8C、時間表示部8D、調理強度表示部8E、動作開始表示部8Fの他にも表示要素が設けられるが、説明を省略する。
【0022】
次に、本実施形態の作用について説明する。まず使用者は、前記モード切替操作部9Aを回動操作して調理モードを切り替える。調理モードとして用意されているのは、「オート」「レンジ」「スチーム」「オーブン」「調理方法」「お手入れ」である。これらのモードの名称は、前記扉3における前記モード切替操作部9Aの周囲に印字されており、このモード切替操作部9Aの指示表示部9Eがそれらの印字を指し示すことで、どのモードが選択されているか知ることができる。なお、「お手入れ」を選択した場合の操作及び動作については、説明を省略する。
【0023】
前記モード切替操作部9Aを回動操作して「オート」を選択した場合、熱源として前記マグネトロン45が用いられる。詳細な説明は省略するが、この「オート」モードでは、前記選択操作部9D及び決定操作部9Cを操作することで、温め対象の被調理物Fの選択及び調理強度の選択が可能である。これらが選択されると、前記動作開始表示部8Fが点滅する。そして、前記決定操作部9Cを押すことで加熱が開始されると共に、前記動作開始表示部8Fの表示が消える。この場合、図示しない各種センサからの信号に基づいて前記マグネトロン45の作動時間及び出力が設定され、この設定時間及び設定出力に基づいて前記制御部47が前記駆動部48を制御する。
【0024】
「レンジ」「スチーム」「オーブン」は、それぞれ前記マグネトロン45、蒸気発生手段42、上ヒータ16U及び下ヒータ16Lを用いた調理モードである。これらは、前記マグネトロン45、蒸気発生手段42、上ヒータ16U及び下ヒータ16Lの「機能」に基づく調理モードと言える。
【0025】
前記モード切替操作部9Aを回動操作して「レンジ」を選択した場合、熱源として前記マグネトロン45が用いられる。この調理モードを選択した後、前記マグネトロン45の出力(例えば1000W、900W、600W、500W、200W、100W)を前記選択操作部9D及び決定操作部9Cの操作によって選択し、更に、加熱時間を前記選択操作部9D及び決定操作部9Cの操作によって設定する。なお、設定された前記マグネトロン45の出力及び加熱時間は、それぞれ前記表示部8の数値表示部8Cと時間表示部8Dに表示される。また、前記動作開始表示部8Fが点滅する。そして、前記マグネトロン45の出力及び加熱時間を設定した後、前記決定操作部9Cを操作することで、前記動作開始表示部8Fの表示が消え、前記時間表示部8Dの数字がカウントダウンされる。同時に、前記制御部47の命令によって前記駆動部48が前記マグネトロン45に電力を供給してマイクロ波を発生させる。このマイクロ波が前記加熱室5内に送られることで、この加熱室5内の被調理物Fが加熱される。
【0026】
前記モード切替操作部9Aを回動操作して「スチーム」を選択した場合、熱源として前記蒸気発生手段42が用いられる。この調理モードを選択した後、加熱温度(例えば65℃から100℃まで5℃刻み)を前記選択操作部9D及び決定操作部9Cの操作によって選択し、更に、加熱時間を前記選択操作部9D及び決定操作部9Cの操作によって設定する。なお、設定された加熱温度及び加熱時間は、それぞれ前記表示部8の数値表示部8Cと時間表示部8Dに表示される。また、前記動作開始表示部8Fが点滅する。そして、前記蒸気発生手段42による加熱温度及び加熱時間を設定した後、前記決定操作部9Cを操作することで、前記動作開始表示部8Fの表示が消え、前記時間表示部8Dの数字がカウントダウンされる。同時に、前記制御部47の命令によって前記駆動部48が前記蒸気ヒータ42Aに電力を供給して発熱させると共に、前記ポンプ43を作動させて前記水タンク11から水を前記蒸気発生手段42に送ることで、この蒸気発生手段42で水蒸気Sが発生する。この水蒸気Sが前記蒸気噴出部19,20から前記加熱室5内に送られることで、この加熱室5内の被調理物Fがスチーム調理される。
【0027】
スチーム調理について詳述する。なお、予め前記調理プレート18に前記調理網39が設置され、この調理網39の網部41上に被調理物Fが載置され、これら調理網39及び被調理物Fが載せられた前記調理プレート18が前記下部プレート受け17RL,17LL上で支持されており、前記水タンク11内に水が貯められているものとする。
【0028】
スチーム調理が開始されると、上述したように、前記蒸気発生手段42で水蒸気Sが発生する。前記水蒸気Sの約半分は、前記蒸気管27を経て前記第一噴出部19から前記加熱室5内に噴出する。同時に、前記水蒸気Sの残り約半分は、前記蒸気管27及びここから分岐する蒸気管38を経て前記第二噴出部20から前記加熱室5内に噴出する。
【0029】
前記第一噴出部19から噴出した水蒸気Sは、前記加熱室5内で前記左側壁12L側から右側壁12R側へ向かって略水平で且つ直線的に流れる。一方、前記第二噴出部20から噴出した水蒸気Sは、前記拡散アタッチメント28の拡散部36によって拡散し、前記加熱室5内に拡がりながら噴出する。従って、前記第二噴出部20から噴出する水蒸気Sの流れの速さは、前記第一噴出部19から噴出する水蒸気Sの流れの速さよりも遅い。ここで、前記第一噴出部19から噴出する速く直線的な水蒸気Sの流れは、エアカーテンのように作用する。即ち、前記第二噴出部20から拡がりながら噴出する水蒸気Sの流れのうち、上方に向かった水蒸気Sは、更にその上方を略水平に流れる速い水蒸気Sの流れに沿って、水平に近い状態まで向きを変える。その後、前記第一噴出部19から噴出した水蒸気Sの流れと第二噴出部20から噴出した水蒸気Sの流れが混ざって乱流となり、また、前記第一出部19から噴出した水蒸気Sの流れの一部が前記右側壁12Rに衝突して下方に向きを変える。これによって、前記網部41に載置された被調理物Fの上方を覆うように水蒸気Sが存在することになる。一方、前記網部41と前記拡散アタッチメント28の高さ方向の位置関係が重なる(即ち、両者が同等の高さにある)ことで、前記第二噴出部20から拡がりながら噴出する水蒸気Sの流れのうち、下方に向かった水蒸気Sは、前記調理プレート18の上面に沿って前記網部41の下方を流れる。この水蒸気Sの流れは、前記第一噴出部19から噴出した後、前記右側壁Rに衝突して下方に向きを変えた水蒸気Sと衝突して乱流となり上昇する。これによって、前記網部41に載置された被調理物Fの下方を覆うように水蒸気Sが存在することになる。従って、前記網部41に載置された被調理物Fは、十分な量の水蒸気Sにより包み込まれる。これによって、被調理物Fは十分な量の水蒸気Sによって十分に加熱されることになるので、良好に加熱調理される。
【0030】
なお、調理に使われた水蒸気Sの一部は、結露した後、前記水受部10へ排出されて溜められると共に、残りの一部は、前記排気口44を通って前記加熱調理器1の外に排出される。
【0031】
前記モード切替操作部9Aを回動操作して「オーブン」を選択した場合、熱源として前記上ヒータ16U及び下ヒータ16Lが用いられる。この調理モードを選択した後、加熱温度(例えば70℃から250℃まで10℃刻み)を前記選択操作部9D及び決定操作部9Cの操作によって選択し、更に、加熱時間を前記選択操作部9D及び決定操作部9Cの操作によって設定する。なお、設定された加熱温度及び加熱時間は、それぞれ前記表示部8の数値表示部8Cと時間表示部8Dに表示される。また、前記動作開始表示部8Fが点滅する。また、「オーブン」を選択した場合、予熱するか否か、前記上ヒータ16Uと下ヒータ16Lの両方で加熱するか又は何れか一方のみで加熱するかを選択することもできる。そして、前記電気ヒータ16U,16Lによる加熱温度及び加熱時間を設定した後、前記決定操作部9Cを操作することで、前記動作開始表示部8Fの表示が消え、前記時間表示部8Dの数字がカウントダウンされる。同時に、前記制御部47の命令によって前記駆動部48が前記電気ヒータ16U,16Lに電力を供給して発熱させることで、前記加熱室5内の被調理物Fがオーブン調理される。
【0032】
前記モード切替操作部9Aを回動操作して「調理方法」を選択した場合、前記表示部8には前記加熱方式表示部8Aと調理方法表示部8Bが表示される。このように、「調理方法」を選択した場合、調理メニューとして「蒸す」「低温調理」「煮込む」「揚げる」が選択可能となる。これらの調理メニューを有する調理モードは、前記加熱調理器1の各熱源により加熱するものの、それらの機能に基づいて選択する調理モードではなく、調理行為に基づく調理モードと言える。なお、前記モード切替操作部9Aを回動操作して「調理方法」を選択した直後は、前記調理方法表示部8Bの「蒸す」が点滅すると共に、前記加熱方式表示部8Aの「スチーム」が表示される。
【0033】
図9は、被調理物Fを弱火で20分蒸す場合の設定手順である。前記モード切替操作部9Aで「調理方法」が選択された状態で前記選択操作部9D及び決定操作部9Cの操作によって「蒸す」を選択すると、図9に示すように、調理方法表示部8Bは「蒸す」だけが表示された状態となり、前記加熱方式表示部8Aは加熱方式として「スチーム」だけが表示された状態となる。即ち、この調理メニューでは、耐熱性のある器であれば使用可能であることが分かる。また、金属製の前記調理プレート18及び調理網39も使用可能であることが分かる。また、前記調理強度表示部8Eの「弱」と「強」が表示され、これらのうちの「弱」が点滅した状態となる。この例では「弱」を選択するので、前記決定操作部9Cを操作するだけで良いが、「強」を選択する場合、前記選択操作部9Dを操作して「強」を点滅させた後、前記決定操作部9Cを操作する。「弱」が選択されると、前記時間表示部8Dに数字の「0」と「秒」が表示される。ここで、前記選択操作部9Dを操作して、前記時間表示部8Dに「20分」と表示させる。なお、前記時間表示部8Dの数字は、前記決定操作部9Cが操作されるまでは点滅を続ける。また、前記動作開始表示部8Fも点滅する。その後、前記決定操作部9Cを操作すると、前記動作開始表示部8Fの表示が消えると共に、前記時間表示部8Dの数字がカウントダウンされる。同時に、前記制御部47の命令によって前記駆動部48が前記蒸気ヒータ42Aに電力を供給して発熱させると共に、前記ポンプ43を作動させて前記水タンク11から水を前記蒸気発生手段42に送ることで、この蒸気発生手段42で水蒸気Sが発生する。この水蒸気Sが前記蒸気噴出部19,20から前記加熱室5内に送られることで、この加熱室5内の被調理物Fが蒸される。
【0034】
図10は、被調理物Fを75℃で2時間低温調理する場合の設定手順である。前記モード切替操作部9Aで「調理方法」が選択された状態で前記選択操作部9D及び決定操作部9Cの操作によって「低温調理」を選択すると、図10に示すように、調理方法表示部8Bは「低温調理」だけが表示された状態となり、前記加熱方式表示部8Aは加熱方式として「スチーム」だけが表示された状態となる。即ち、この調理メニューでは、耐熱性のある器であれば使用可能であることが分かる。また、金属製の前記調理プレート18及び調理網39も使用可能であることが分かる。「低温調理」が選択されると、前記数値表示部8Cに「65℃」と表示される。この数値表示部8Cの数字は、前記決定操作部9Cが操作されるまでは点滅を続ける。なお、この調理メニューの場合、65℃から85℃の範囲において5℃刻みで温度を設定可能である。ここで、前記選択操作部9Dを操作して、前記数値表示部8Cに「75℃」と表示させた後、前記決定操作部9Cを操作する。加熱温度が設定されると、前記時間表示部8Dに数字の「0」と「秒」が表示される。ここで、前記選択操作部9Dを操作して、前記時間表示部8Dに「2時00分」と表示させる。なお、前記時間表示部8Dの数字は、前記決定操作部9Cが操作されるまでは点滅を続ける。また、前記動作開始表示部8Fも点滅する。その後、前記決定操作部9Cを操作すると、前記動作開始表示部8Fの表示が消えると共に、前記時間表示部8Dの数字がカウントダウンされる。同時に、前記制御部47の命令によって前記駆動部48が前記蒸気ヒータ42Aに電力を供給して発熱させると共に、前記ポンプ43を作動させて前記水タンク11から水を前記蒸気発生手段42に送ることで、この蒸気発生手段42で水蒸気Sが発生する。この水蒸気Sが前記蒸気噴出部19,20から前記加熱室5内に送られることで、この加熱室5内の被調理物Fが低温調理される。
【0035】
図11は、被調理物Fを20分間煮込む場合の設定手順である。前記モード切替操作部9Aで「調理方法」が選択された状態で前記選択操作部9D及び決定操作部9Cの操作によって「煮込む」を選択すると、図11に示すように、調理方法表示部8Bは「煮込む」だけが表示された状態となり、前記加熱方式表示部8Aは加熱方式として「レンジ」だけが表示された状態となる。即ち、この調理メニューでは、耐熱性があり且つ非金属製の器が使用可能であることが分かる。また、金属製の前記調理プレート18及び調理網39が使用不能であることも分かる。「煮込む」が選択されると、前記時間表示部8Dに数字の「0」と「秒」が表示される。ここで、前記選択操作部9Dを操作して、前記時間表示部8Dに「20分」と表示させる。なお、前記時間表示部8Dの数字は、前記決定操作部9Cが操作されるまでは点滅を続ける。また、前記動作開始表示部8Fも点滅する。その後、前記決定操作部9Cを操作すると、前記動作開始表示部8Fの表示が消えると共に、前記時間表示部8Dの数字がカウントダウンされる。同時に、前記制御部47の命令によって前記駆動部48が前記マグネトロン45に電力を供給してマイクロ波を発生させる。このマイクロ波が前記加熱室5内に送られることで、この加熱室5内の被調理物Fが煮込まれる。なお、前記制御部47は、単純に前記マグネトロン45からマイクロ波を発生させるのではなく、煮込みに適した出力制御を行う。具体的には、被調理物Fが沸騰するまでは強い出力とし、沸騰した後は沸騰が持続する程度に出力を落とす。このような制御は、図示しないセンサ、例えば重量センサや赤外線センサからの入力に基づいて行われる。
【0036】
図12は、被調理物Fを250℃で20分揚げる場合の設定手順である。前記モード切替操作部9Aで「調理方法」が選択された状態で前記選択操作部9D及び決定操作部9Cの操作によって「揚げる」を選択すると、図12に示すように、調理方法表示部8Bは「揚げる」だけが表示された状態となり、前記加熱方式表示部8Aは加熱方式として「スチーム」と「オーブン」が表示された状態となる。即ち、この調理メニューでは、合成樹脂を除く耐熱性のある器であれば使用可能であることが分かる。また、金属製の前記調理プレート18及び調理網39も使用可能であることが分かる。「揚げる」が選択されると、前記数値表示部8Cに「250℃」と表示される。この数値表示部8Cの数字は、前記決定操作部9Cが操作されるまでは点滅を続ける。なお、この調理メニューの場合、200℃から250℃の範囲において10℃刻みで温度を設定可能である。この例では「250℃」を選択するので、前記決定操作部9Cを操作するだけで良いが、他の加熱温度で加熱する場合、前記選択操作部9Dを操作して加熱温度を選択した後、前記決定操作部9Cを操作する。加熱温度が設定されると、前記時間表示部8Dに数字の「0」と「秒」が表示される。ここで、前記選択操作部9Dを操作して、前記時間表示部8Dに「20分」と表示させる。なお、前記時間表示部8Dの数字は、前記決定操作部9Cが操作されるまでは点滅を続ける。また、前記動作開始表示部8Fも点滅する。その後、前記決定操作部9Cを操作すると、前記動作開始表示部8Fの表示が消えると共に、前記時間表示部8Dの数字がカウントダウンされる。同時に、前記制御部47の命令によって前記駆動部48が前記蒸気ヒータ42A及び上ヒータ16U、下ヒータ16Lに電力を供給して発熱させると共に、前記ポンプ43を作動させて前記水タンク11から水を前記蒸気発生手段42に送る。この蒸気発生手段42で発生した水蒸気Sが前記蒸気噴出部19,20から前記加熱室5内に送られると共に、前記上ヒータ16U、下ヒータ16Lから赤外線が放射されることで、前記加熱室5内の被調理物Fが揚げられる。
【0037】
このように、熱源として前記マグネトロン45、蒸気発生手段42、及び電気ヒータ16U,16Lを用いることで、加熱中に撹拌が必要な「炒める」「炒る」という調理行為を除き、「煮る」「蒸す」「揚げる」といった調理行為が可能となる。また、「焼く」という調理行為の一部は、「揚げる」を選択することで代用可能である。同様に、「茹でる」という調理行為の一部は、「煮る」を選択することで代用可能である。
【0038】
なお、前記モード切替操作部9Aは機械的な選択手段であり、ダイヤルを回動させることで調理モードを切り替えることが可能である。このため、調理行為に基づく調理モードである「調理方法」と、機能に基づく調理モードである「レンジ」「スチーム」「オーブン」の切り替えが、前記モード切替操作部9Aのダイヤル回動操作で速やかに行うことができる。従って、調理行為に基づく調理モードの調理メニューを参照した後、機能に基づく調理モードに移行して細かく調理条件を調整して調理するといったことを容易に行うことができる。
【0039】
以上のように本発明は、加熱室5と、この加熱室5内の被調理物Fを加熱するための熱源としてのマグネトロン45、蒸気発生手段42、及び電気ヒータ16U,16Lと、操作部9と、この操作部9によって選択された動作条件や動作状態を表示するための表示部8とを有する加熱調理器1において、前記操作部9が、機能に基づく調理モードである「レンジ」「スチーム」「オーブン」と調理行為に基づく調理モードである「調理方法」とを選択可能なモード切替操作部9Aを有し、このモード切替操作部9Aによって「調理方法」が選択された際に、調理行為に関連する加熱方式である「レンジ」「スチーム」「オーブン」を前記表示部8に表示する制御部47を有することにより、前記モード切替操作部9Aを用いて「調理方法」を選択することで、直感的に所望の調理を行うことができ、また、その際の加熱方式の情報が前記表示部8に表示されるので、使用可能な器や付属品等を理解できるばかりでなく、調理行為と機能が紐付くので、機能に基づく調理メニューを選択する場合の目安にすることができる。
【0040】
また、本発明は、前記モード切替操作部9Aを機械的な選択手段とし、前記モード切替操作部によって選択された調理モードにおける調理メニュー選択手段を、前記表示部8に表示された選択肢である調理方法表示部8Bの選択によって行われるソフトウェア的な選択手段としたことにより、調理行為に紐付く加熱方式を参照した後、モード切替操作部9Aの操作で速やかに機能に基づく調理モードを選択することができる。
【0041】
なお、本発明は以上の実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、上記実施形態では、調理行為として「蒸す」「低温調理」「煮込む」「揚げる」が選択可能であるが、他の調理行為を調理メニューとして追加しても良い。
【符号の説明】
【0042】
1 加熱調理器
5 加熱室
8 表示部
8A 加熱方式表示部
8B 調理方法表示部
9 操作部
9A モード切替操作部
16U 上ヒータ(電気ヒータ)
16L 下ヒータ(電気ヒータ)
42 蒸気発生手段
42A 蒸気ヒータ
45 マグネトロン
47 制御部
49 切替スイッチ
F 被調理物
S 水蒸気
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12