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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023069067
(43)【公開日】2023-05-18
(54)【発明の名称】洗浄機
(51)【国際特許分類】
   A47L 15/42 20060101AFI20230511BHJP
【FI】
A47L15/42 Q
A47L15/42 D
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021180665
(22)【出願日】2021-11-04
(71)【出願人】
【識別番号】000194893
【氏名又は名称】ホシザキ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100088155
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷川 芳樹
(74)【代理人】
【識別番号】100113435
【弁理士】
【氏名又は名称】黒木 義樹
(74)【代理人】
【識別番号】100180851
【弁理士】
【氏名又は名称】▲高▼口 誠
(72)【発明者】
【氏名】今岡 俊太
(72)【発明者】
【氏名】久保田 淳
(72)【発明者】
【氏名】兒玉 光司
【テーマコード(参考)】
3B082
【Fターム(参考)】
3B082BD04
3B082BL00
(57)【要約】
【課題】コストの増大を抑制しつつ、洗浄水が濯ぎタンクに流入することを抑制できる洗浄機を提供する。
【解決手段】食器洗浄機100は、一端部が濯ぎポンプ7に接続されていると共に他端部から濯ぎ水を供給する第一濯ぎ配管77と、一端部から濯ぎ噴射孔33に濯ぎ水を供給すると共に、他端部から濯ぎ噴射孔43に前記濯ぎ水を供給する第二濯ぎ配管78と、を有している。第二濯ぎ配管78は、上下方向に延在している延在部分を有している。第一濯ぎ配管77の他端部は、第二濯ぎ配管78の延在部分において、第二濯ぎ配管78の側部に接続されている。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
洗浄室に収容された被洗浄物を洗浄する洗浄機であって、
前記被洗浄物を洗浄する洗浄水を貯留する洗浄タンクと、
前記洗浄室に前記洗浄水を噴射する洗浄噴射孔と、
前記洗浄タンクに貯留された前記洗浄水を前記洗浄噴射孔から前記洗浄室内に噴射させる洗浄ポンプと、
前記洗浄室内に前記被洗浄物を濯ぐ濯ぎ水を噴射する濯ぎ噴射孔と、
前記濯ぎ水を前記濯ぎ噴射孔から前記洗浄室内に噴射させる濯ぎポンプと、
前記濯ぎ噴射孔と前記濯ぎポンプとを接続している濯ぎ配管と、を備え、
前記濯ぎ噴射孔は、前記洗浄室の上側から前記洗浄室内に前記濯ぎ水を噴射する第一濯ぎ噴射孔と、前記洗浄室の下側から前記洗浄室内に前記濯ぎ水を噴射する第二濯ぎ噴射孔と、を有し、
前記濯ぎ配管は、一端部が前記濯ぎポンプに接続されていると共に他端部から前記濯ぎ水を供給する第一濯ぎ配管と、一端部から前記第一濯ぎ噴射孔に前記濯ぎ水を供給すると共に、他端部から前記第二濯ぎ噴射孔に前記濯ぎ水を供給する第二濯ぎ配管と、を有し、
前記第二濯ぎ配管は、上下方向に延在している延在部分を有し、
前記第一濯ぎ配管の前記他端部は、前記第二濯ぎ配管の前記延在部分において、前記第二濯ぎ配管の側部に接続されている、洗浄機。
【請求項2】
前記第一濯ぎ配管は、前記上下方向に延在している延在部分を有し、
前記第一濯ぎ配管の前記他端部は、前記第一濯ぎ配管の前記延在部分の上端部側に位置し、
前記第一濯ぎ配管と前記第二濯ぎ配管との接続部分は、前記第一濯ぎ配管の前記延在部分を流れる前記濯ぎ水の最高水位の位置よりも下方に位置している、請求項1に記載の洗浄機。
【請求項3】
前記第一濯ぎ配管と前記第二濯ぎ配管との接続部分は、前記第二濯ぎ噴射孔よりも上方に位置している、請求項1又は2に記載の洗浄機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、洗浄機に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、被洗浄物を洗浄すると共に所定温度に加熱された洗浄水を貯留する洗浄タンクと、洗浄室に洗浄水を噴射する洗浄噴射孔(洗浄ノズル)と、洗浄タンクに貯留された洗浄水を洗浄噴射孔から洗浄室内に噴射させる洗浄ポンプと、被洗浄物を濯ぐと共に所定温度に加熱された濯ぎ水を貯留する濯ぎタンクと、洗浄室内に濯ぎ水を噴射する濯ぎ噴射孔(濯ぎノズル)と、濯ぎタンクに貯留された濯ぎ水を濯ぎ噴射孔から洗浄室内に噴射させる濯ぎポンプと、濯ぎ噴射孔と濯ぎポンプとを接続している濯ぎ配管と、を備える洗浄機が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005-34374号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
洗浄機において、洗浄水を洗浄噴射孔から噴射する洗浄工程では、濯ぎ噴射孔やノズルの回転軸の隙間等から洗浄水が濯ぎ配管に流入するおそれがある。濯ぎ配管に流入した洗浄水は、濯ぎ配管を逆流して濯ぎタンクに流入し得る。洗浄水は濯ぎ水に比べて汚れているため、洗浄水が濯ぎタンクに流入すると濯ぎ水が汚れる。この場合、濯ぎ工程において汚れた濯ぎ水が噴射されるため、被洗浄物の汚れを効果的に落とすことができない。そこで、濯ぎ配管に逆流防止弁を設けることにより、逆流を防止することができる。しかしながら、逆流防止弁を設けると、コストが増大する。
【0005】
そこで、本発明の目的は、コストの増大を抑制しつつ、洗浄水が濯ぎタンクに流入することを抑制できる洗浄機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る洗浄機は、洗浄室に収容された被洗浄物を洗浄する洗浄機であって、被洗浄物を洗浄する洗浄水を貯留する洗浄タンクと、洗浄室に洗浄水を噴射する洗浄噴射孔と、洗浄タンクに貯留された洗浄水を洗浄噴射孔から洗浄室内に噴射させる洗浄ポンプと、洗浄室内に被洗浄物を濯ぐ濯ぎ水を噴射する濯ぎ噴射孔と、濯ぎ水を濯ぎ噴射孔から洗浄室内に噴射させる濯ぎポンプと、濯ぎ噴射孔と濯ぎポンプとを接続している濯ぎ配管と、を備え、濯ぎ噴射孔は、洗浄室の上側から洗浄室内に濯ぎ水を噴射する第一濯ぎ噴射孔と、洗浄室の下側から洗浄室内に濯ぎ水を噴射する第二濯ぎ噴射孔と、を有し、濯ぎ配管は、一端部が濯ぎポンプに接続されていると共に他端部から濯ぎ水を供給する第一濯ぎ配管と、一端部から第一濯ぎ噴射孔に濯ぎ水を供給すると共に、他端部から第二濯ぎ噴射孔に濯ぎ水を供給する第二濯ぎ配管と、を有し、第二濯ぎ配管は、上下方向に延在している延在部分を有し、第一濯ぎ配管の他端部は、第二濯ぎ配管の延在部分において、第二濯ぎ配管の側部に接続されている。
【0007】
本発明に係る洗浄機では、第一濯ぎ配管の他端部は、第二濯ぎ配管の延在部分において、第二濯ぎ配管の側部に接続されている。この構成では、第二濯ぎ配管の一端部側から洗浄水が流入した場合には、延在部分において他端部側に洗浄水が流れる。また、第二濯ぎ配管の他端部側から洗浄水が流入した場合には、第一濯ぎ配管と第二濯ぎ配管との接続部分に洗浄水が到達することを抑制できる。したがって、第二濯ぎ配管に洗浄水が流入した場合であっても、第二濯ぎ配管から第一濯ぎ配管に濯ぎ水が流入することを抑制できる。このように、逆流防止弁を設けなくとも、濯ぎタンクに洗浄水が流入することを抑制できる。したがって、コストの増大を抑制しつつ、洗浄水が濯ぎタンクに流入することを抑制できる。
【0008】
本発明に係る洗浄機では、第一濯ぎ配管は、上下方向に延在している延在部分を有し、第一濯ぎ配管の他端部は、第一濯ぎ配管の延在部分の上端部側に位置し、第一濯ぎ配管と第二濯ぎ配管との接続部分は、第一濯ぎ配管の延在部分を流れる濯ぎ水の最高水位の位置よりも下方に位置していてもよい。この構成では、第二濯ぎ配管から第一濯ぎ配管に洗浄水が流入することをより一層抑制できる。したがって、濯ぎタンクに洗浄水が流入することをより確実に抑制できる。
【0009】
本発明に係る洗浄機では、第一濯ぎ配管と第二濯ぎ配管との接続部分は、第二濯ぎ噴射孔よりも上方に位置していてもよい。この構成では、第二濯ぎ配管の他端部側から洗浄水が流入した場合であっても、第一濯ぎ配管と第二濯ぎ配管との接続部分に洗浄水が到達することを抑制できる。したがって、第二濯ぎ配管から第一濯ぎ配管に濯ぎ水が流入することをより確実に抑制できる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、コストの増大を抑制しつつ、洗浄水が濯ぎタンクに流入することを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1図1は、一実施形態に係る食器洗浄機の斜視図である。
図2図2は、食器洗浄機の概略構成を示す図である。
図3図3は、食器洗浄機の側面を示す図である。
図4図4は、食器洗浄機の正面を示す図である。
図5図5は、第一濯ぎ配管及び第二濯ぎ配管を示す図である。
図6図6は、第一濯ぎ配管及び第二濯ぎ配管の接続部分を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面を参照して一実施形態に係る食器洗浄機(洗浄機)100について説明する。図面の説明において、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。なお、説明の便宜のため、図1において、前後方向(第一方向)、左右方向(第二方向)、及び上下方向をそれぞれ設定した。
【0013】
図1に示されるように、一実施形態に係る食器洗浄機100は、洗浄室1Bの前面にドア部15が設けられたアンダーカウンタ式の洗浄機である。図1及び図2に示されるように、食器洗浄機100は、本体部1と、ドア部15と、洗浄タンク20と、上側ノズル3と、下側ノズル4と、洗浄ポンプ5と、濯ぎタンク6と、濯ぎポンプ7と、洗剤供給ポンプ8と、リンス剤供給ポンプ9と、コントローラ10と、を備えている。
【0014】
本体部1は、図示しないフレームと、ステンレス製の外装パネル11と、内装パネル2と、を含んで形成されている。外装パネル11は、左右方向における側面を形成する一対の側部パネル11A,11Aと、上部パネル11Bと、上側前部パネル11Cと、下側前部パネル11Dと、後部パネル11Eと、を有している。少なくとも、下側前部パネル11Dは、フレームに対して容易に着脱可能に設けられている。本体部1の下部の四隅には、脚部12が取り付けられている。上側前部パネル11Cには、食器洗浄機100の各種動作を操作する操作部13が設けられている。
【0015】
操作部13は、運転モードや各種設定の入力操作を行う部分である。本実施形態の操作部13は、液晶画面とこれを覆う強化ガラス(静電スイッチ)とによって構成されている。作業者は、液晶画面を覆う強化ガラスに触れることによって各種操作が可能となっている。なお、操作部13は、各種ボタンやタッチパネルによって構成されてもよいし、本体部1とは別体のリモコン、操作端末等によって構成されてもよい。
【0016】
本体部1の下部領域には、洗浄タンク20と、洗浄ポンプ5と、濯ぎタンク6と、濯ぎポンプ7と、洗剤供給ポンプ8と、リンス剤供給ポンプ9と、を収容する機械室1Aが形成されている。機械室1Aは、鉛直方向から見たときに前後方向及び左右方向に延在する空間を形成している。本体部1の上部領域には、食器(被洗浄物)D等がセットされたラックを収容する洗浄室1Bが形成されている。洗浄室1Bは、洗浄タンク20の上方の空間であって、内装パネル2によって構成されている。内装パネル2は、主に、一対の側部パネル2A、2Aと、上部パネル2Bと、後部パネル(図示せず)と、を有している。一対の側部パネル2A,2Aの内面には、ラックを支持するラックレール23が形成されている。本体部1には、食器D等がセットされたラックを洗浄室1Bに出し入れする開口部1Cが形成されている。ラックレール23は、絞出加工によって側部パネル2A、2Aと一体的に形成されてもよいし、他の部材を側部パネル2A、2Aの内面に取り付けることによって形成されてもよい。
【0017】
ドア部15は、開口部1Cの外側に配置されている。ドア部15は、開口部1Cを開閉可能に設けられており、ドア部15が開けられると、洗浄室1Bが本体部1の外部に開放される。ドア部15は、ドア部15の下端において左右方向に延在する軸を回転軸として回動可能に設けられている。作業者は、ドア部15の上端に設けられた取っ手15Aを手前に倒すことで、洗浄室1Bを開放することができる。
【0018】
洗浄タンク20は、洗浄室1Bの下方に設けられている。洗浄タンク20は、洗浄室1Bに収容された食器D等の洗浄に用いられる洗浄水を貯留する。洗浄水は、洗浄工程において洗浄室1Bに噴射される水である。洗浄タンク20は、受水部21と、貯留部22と、によって構成されている。受水部21は、機械室1Aと洗浄室1Bとを仕切り、上側ノズル3及び下側ノズル4から噴射され、食器Dを洗浄又は濯いだ後に落下してきた水を受け貯留部22に案内する部分である。受水部21は、底部21A(図4参照)と、側部21B(図4参照)と、により構成されている。貯留部22は、洗浄ポンプ5によって上側ノズル3及び下側ノズル4に供給される洗浄水を貯留する部分である。貯留部22は、底部22Aと、側部22Bと、によって構成されている。
【0019】
洗浄タンク20の貯留部22には、洗浄水検知部24と、洗浄水ヒータ25Aと、洗浄水温度センサ25Bと、が設けられている。
【0020】
洗浄水検知部24は、洗浄タンク20に貯留された洗浄水の水位を検知する。洗浄水検知部24は、例えば、洗浄タンク20内の水位が定水位H1を超えている場合にONとなり、定水位H1以下の場合にOFFとなるスイッチである。洗浄水検知部24による検知結果は、コントローラ10によって取得される。後段にて詳述する洗浄ポンプ5は、駆動中に空気を吸い込むと、いわゆるエア噛みを起こして上側ノズル3及び下側ノズル4から洗浄水を噴射できなくなる。一実施形態では、洗浄水検知部24が運転中にOFFになったときに洗浄ポンプ5の稼働を停止することで、洗浄ポンプ5による空気の吸い込みを防止する。
【0021】
洗浄水ヒータ25Aは、殺菌能力及び洗浄能力を向上させるために洗浄タンク20に貯留された洗浄水を所定温度に加熱する。洗浄水温度センサ25Bは、洗浄タンク20に貯留された洗浄水の温度を検知する。洗浄水温度センサ25Bによる検知結果は、コントローラ10によって取得される。洗浄水ヒータ25AにおけるON・OFFは、コントローラ10によって制御される。例えば、洗浄水ヒータ25Aは、洗浄水温度センサ25Bが検知する水温に基づいて洗浄水を所定温度に維持するように、コントローラ10によって制御される。
【0022】
洗浄タンク20の貯留部22の底部22Aには、円形状の貫通孔20bが形成されている。貫通孔20bは、厚み方向に貫通する複数の長孔が形成された円形の板状部材であって、異物の侵入を防止するポンプガード26によって覆われている。貫通孔20bは、接続部50を介して洗浄ポンプ5に接続されている。接続部50には、貫通孔20bに接続される第一接続孔50aと、本体部1の外部に水を排出する排水管28に接続される排水孔50bと、洗浄ポンプ5に接続される第二接続孔50cと、が形成されている。なお、接続部50は、洗浄ポンプ5を構成するケーシングの一部として洗浄ポンプ5と一体的に構成されてもよいし、洗浄タンク20と洗浄ポンプ5と接続する部材として洗浄ポンプ5とは別に設けられてもよい。
【0023】
洗浄タンク20には、上下方向に延びるオーバーフローパイプ27が設けられている。オーバーフローパイプ27は、洗浄タンク20において所定水位を超えた水をその上端から流入させて洗浄タンク20の外部に排水し、洗浄タンク20に貯留される洗浄水の水位を規定する。オーバーフローパイプ27の下端は貫通孔20bを覆うバーリング加工されたポンプガード26を通って接続部50に形成された排水孔50bに着脱可能に差し込まれている。オーバーフローパイプ27は、その下端が排水孔50bから抜き取られることで、洗浄タンク20に貯留された洗浄水を、貫通孔20b及び排水孔50bを介して排出することができる。
【0024】
上側ノズル3は、洗浄室1Bの上方に設けられている。上側ノズル3は、洗浄室1Bの上方に設けられた上部支持部16に回転自在に設けられている。上側ノズル3は、上側ノズル3における回転軸の回転中心である基端部から半径方向に沿って先端部まで延在する本体部30を有している。本体部30には、洗浄タンク20に貯留された洗浄水を噴射する洗浄噴射孔31と、回転中心から洗浄噴射孔31まで延在すると共に洗浄水が流通する洗浄流路32と、濯ぎタンク6に貯留された濯ぎ水を噴射する濯ぎ噴射孔(第一濯ぎ噴射孔)33と、回転中心から濯ぎ噴射孔33まで延在すると共に濯ぎ水が流通する濯ぎ流路34と、が一体的に形成されている。上側ノズル3は、洗浄流路32に発生する洗浄水の流れ又は濯ぎ流路34に発生する濯ぎ水の流れが回転力に変換されることによって回転する。上側ノズル3には、洗浄流路32に洗浄水を供給する上側洗浄配管58及び濯ぎ流路34に濯ぎ水を供給する上側濯ぎ配管78Aが接続されている。
【0025】
下側ノズル4は、洗浄室1Bの下方に設けられている。下側ノズル4は、洗浄室1Bの下方に設けられた下部支持部17に回転自在に設けられている。下側ノズル4は、下側ノズル4における回転軸の回転中心である基端部から半径方向に沿って先端部まで延在する本体部40を有している。本体部40には、洗浄タンク20に貯留された洗浄水を噴射する洗浄噴射孔41と、回転中心から洗浄噴射孔41まで延在すると共に洗浄水が流通する洗浄流路42と、濯ぎタンク6に貯留された濯ぎ水を噴射する濯ぎ噴射孔(第二濯ぎ噴射孔)43と、回転中心から濯ぎ噴射孔43まで延在すると共に濯ぎ水が流通する濯ぎ流路44と、が一体的に形成されている。下側ノズル4は、洗浄流路42に発生する洗浄水の流れ又は濯ぎ流路44に発生する濯ぎ水の流れが回転力に変換されることによって回転する。下側ノズル4には、洗浄流路42に洗浄水を供給する下側洗浄配管59及び濯ぎ流路44に濯ぎ水を供給する下側濯ぎ配管78Bが接続されている。
【0026】
食器ラックに並べられた食器Dは、洗浄工程において上側ノズル3及び下側ノズル4によって洗浄水が噴射され、濯ぎ工程において上側ノズル3及び下側ノズル4によって濯ぎ水が噴射される。
【0027】
洗浄ポンプ5は、機械室1Aに配置されている。洗浄ポンプ5は、機械室1Aにおいて、洗浄タンク20の貯留部22に対して右側、かつ前後方向における後側に配置されている。洗浄ポンプ5は、左右方向において、貯留部22と濯ぎタンク6との間に配置されている。洗浄ポンプ5は、食器D等を収容する洗浄室1Bに洗浄タンク20に貯留された洗浄水を送り出す。洗浄ポンプ5は、洗浄タンク20の洗浄水を取り込み、上側ノズル3及び下側ノズル4に洗浄水を送り出す。洗浄ポンプ5の第一供給部51Aには、上側洗浄配管58が接続されている。上側洗浄配管58は、上側ノズル3に接続されている。洗浄ポンプ5の第二供給部51Bには、下側洗浄配管59が接続されている。下側洗浄配管59は、下側ノズル4に接続されている。
【0028】
濯ぎタンク6は、機械室1Aに配置されている。濯ぎタンク6は、機械室1Aにおいて、洗浄タンク20の貯留部22(洗浄ポンプ5)に対して右側、かつ前後方向における後側に配置されている。濯ぎタンク6は、濯ぎポンプ7に対して前後方向に一列になるように配置されている。濯ぎタンク6は、食器D等の濯ぎに用いられる濯ぎ水を貯留する。濯ぎ水は、初期給湯工程や濯ぎ工程において洗浄室1Bに噴射される水である。濯ぎタンク6には、外部の水源から給水管60を介して水が供給される。給水管60には、ストレーナ60Aが設けられている。給水管60におけるストレーナ60Aの下流側には、バルブ60Bが設けられている。
【0029】
濯ぎタンク6には、濯ぎ水検知部62と、オーバーフロー部63と、濯ぎ水ヒータ64Aと、濯ぎ水温度センサ64Bと、が設けられている。
【0030】
濯ぎ水検知部62は、濯ぎタンク6に貯留された水が、定水位H2にあることを検知するスイッチである。濯ぎ水検知部62の検知結果は、コントローラ10によって取得される。バルブ60Bは、コントローラ10によって制御されている。例えば、コントローラ10は、濯ぎ水検知部62における定水位H2の検知と連動して弁を開閉し、濯ぎタンク6に貯留される濯ぎ水の水位を一定に維持するように、バルブ60Bを制御する。
【0031】
オーバーフロー部63は、濯ぎタンク6において満水位を超えた水を排出する。濯ぎタンク6は、密閉型のタンクであり、例えば、バルブ60Bが閉弁異常となったときに満水位を超える。濯ぎ水ヒータ64Aは、殺菌能力及び濯ぎ能力を向上させるために濯ぎタンク6に貯留された濯ぎ水を所定温度に加熱する。濯ぎ水温度センサ64Bは、濯ぎ水の温度を検知する。濯ぎ水温度センサ64Bによる検知結果は、コントローラ10によって取得される。濯ぎ水ヒータ64AにおけるON・OFFは、コントローラ10によって制御される。例えば、濯ぎ水ヒータ64Aは、濯ぎ水温度センサ64Bが検知する水温に基づいて濯ぎ水を所定温度に維持するように、コントローラ10によって制御される。
【0032】
濯ぎポンプ7は、機械室1Aに配置されている。濯ぎポンプ7は、機械室1Aにおいて、洗浄タンク20の貯留部22に対して右側、かつ前後方向における前側に配置されている。濯ぎポンプ7、濯ぎタンク6に対して前後方向に一列になるように配置されている。濯ぎポンプ7は、食器D等を収容する洗浄室1Bに濯ぎタンク6に貯留された濯ぎ水を送り出す。濯ぎポンプ7は、濯ぎタンク6の濯ぎ水を取り込み、上側ノズル3及び下側ノズル4に濯ぎ水を送り出す。濯ぎポンプ7の吐出口には、第一濯ぎ配管77を介して上側濯ぎ配管(第二濯ぎ配管)78Aと下側濯ぎ配管(第二濯ぎ配管)78Bとが接続されている。上側濯ぎ配管78Aは、上側ノズル3に接続されている。下側濯ぎ配管78Bは、下側ノズル4に接続されている。
【0033】
洗剤供給ポンプ8は、機械室1Aに配置されている。洗剤供給ポンプ8は、洗剤タンク8A内に貯留された洗剤を配管8Bを介して洗浄室1Bに供給する。洗浄室1B内に吐出された洗剤は、洗浄タンク20内に流れ込み、洗浄水と混じり合う。リンス剤供給ポンプ9は、機械室1Aに配置されている。リンス剤供給ポンプ9は、リンス剤タンク9Aに貯留されたリンス剤を配管9Bを介して第一濯ぎ配管77に供給する。第一濯ぎ配管77に供給されたリンス剤は、濯ぎ水と混じり合い、上側ノズル3及び下側ノズル4を介して洗浄室1Bに供給される。
【0034】
コントローラ10は、本体部1における上部パネル11Bと洗浄室1Bを構成する上部パネル2Bとの間に配置されている。コントローラ10は、食器洗浄機100における動作全般を制御する。コントローラ10は、集積回路に実装されたコンピュータシステムあるいはプロセッサである。コントローラ10は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及び入出力インターフェース等から構成される。ROMには、各種プログラム又はデータが格納されている。
【0035】
続いて、上側洗浄配管58について説明する。本実施形態では、上側洗浄配管58は、樹脂で形成されている。上側洗浄配管58は、洗浄タンク20の貯留部22の底部22Aの下方に配置されていると共に、洗浄タンク20及び側部パネル2Aに沿って配置されている。具体的には、上記のように洗浄ポンプ5は洗浄タンク20の貯留部22に対して右側に配置されており、洗浄ポンプ5から延在する上側洗浄配管58は、貯留部22の下方において左右方向に延在し、機械室1Aの左側において立ち上がって、受水部21の側部21B、貯留部22の側部22B及び側部パネル2Aに沿うように上下方向に延在している。図3に示されるように、上側洗浄配管58は、受水部21の側部21B、貯留部22の側部22B及び側部パネル2Aに沿って配置されている部分(上下方向に延在している部分)において、偏平形状を呈している。上側洗浄配管58は、固定ブラケット58Aによって、受水部21の側部21Bに固定されている。固定ブラケット58Aは、金属で形成されている。なお、固定ブラケット58Aは、貯留部22の側部22B及び/又は側部パネル2Aに固定されていてもよい。
【0036】
続いて、第一濯ぎ配管77、上側濯ぎ配管78A及び下側濯ぎ配管78Bについて、詳細に説明する。本実施形態では、第一濯ぎ配管77、上側濯ぎ配管78A及び下側濯ぎ配管78Bは、樹脂で形成されている。上側濯ぎ配管78A及び下側濯ぎ配管78Bは、一本の第二濯ぎ配管78によって構成されている。第二濯ぎ配管78の一端部側は、上側濯ぎ配管78Aを構成している。第二濯ぎ配管78の他端部側は、下側濯ぎ配管78Bを構成している。すなわち、第二濯ぎ配管78は、一端部から濯ぎ噴射孔33に濯ぎ水を供給すると共に、他端部から濯ぎ噴射孔43に濯ぎ水を供給する。
【0037】
第一濯ぎ配管77は、一端部が濯ぎポンプ7に接続されていると共に他端部から濯ぎ水を第二濯ぎ配管78に供給する。図3及び図4に示されるように、第一濯ぎ配管77は、濯ぎポンプ7に接続される第一部分77aと、第一部分77aに接続されると共に上下方向に延在する第二部分77bと、第二部分77bの上端部に接続され、第二濯ぎ配管78に接続されると共に第二濯ぎ配管78に濯ぎ水を供給する第三部分77cと、を有している。
【0038】
図4に示されるように、第一部分77aは、濯ぎポンプ7に接続される一端部を構成している。第一部分77aは、濯ぎポンプ7において左側を向く吐出口に接続されている。第一部分77aは、洗浄タンク20の貯留部22に対して右側に位置し、かつ前側に配置されている。第一部分77aは、左右方向に延在している。第二部分77bは、機械室1Aにおいて貯留部22に対して右側に位置し且つ前側に配置されている。
【0039】
第三部分77cは、第二濯ぎ配管78に接続される他端部を構成している。第三部分77cは、貯留部22の前側の側部22Bの前方に配置されると共に、貯留部22の左側において後側に向かって屈曲している。第三部分77cは、図3に示されるように、貯留部22の左側の側部22Bに沿って前後方向に延在し、機械室1Aの前後方向の中央部付近で立ち上がって、受水部21の側部21B及び側部パネル2Aに沿うように上下方向に延在している。
【0040】
図4に示されるように、第三部分77cにおいて、機械室1Aに位置し、かつ前後方向の前側(貯留部22の前側の側部22Bの前方)に配置されている部分には、リンス剤供給ポンプ9から供給されたリンス剤の投入部77dが設けられている。投入部77dには、配管9Bが接続される。図6に示されるように、第三部分77cは、濯ぎタンク6の定水位H2よりも上方に配置されている。
【0041】
図3及び図5に示されるように、第一濯ぎ配管77及び第二濯ぎ配管78は、互いに所定の間隔をあけて同一方向に延在する延在部分を有する。第一濯ぎ配管77及び第二濯ぎ配管78の延在部分は、第一濯ぎ配管77と第二濯ぎ配管78とを連結すると共に延在部分に沿って延在している連結部70によって一体化されている。本実施形態では、連結部70は、第一濯ぎ配管77の第三部分77cにおいて上下方向に延在する部分と、第二濯ぎ配管78において上下方向において延在する部分とを連結している。連結部70は、板状部材である。連結部70には、連結部70を固定対象に対して固定する固定部72が設けられている。本実施形態では、固定部72は、連結部70を受水部21の側部21Bに対して固定する。図5に示されるように、固定部72には、ボルトBを挿通する挿通孔72aが設けられている。図3に示されるように、固定部72は、ボルトBによって側部21Bに固定される。なお、固定部72は、側部パネル2Aに固定されてもよい。
【0042】
第一濯ぎ配管77の第三部分77cは、第二濯ぎ配管78の上記延在部分において、第二濯ぎ配管78の側部に接続されている。この構成により、第一濯ぎ配管77の第三部分77cから供給された洗浄水は、上側濯ぎ配管78A及び下側濯ぎ配管78Bに分岐して流れる。第一濯ぎ配管77の第三部分77cにおいて、第二濯ぎ配管78に接続される端部(上端部)は、上側に凸となる湾曲形状を呈している。第一濯ぎ配管77の第三部分77cは、第二濯ぎ配管78から見たときに、上向きになるように接続されている。
【0043】
図6に示されるように、第一濯ぎ配管77の第三部分77cと第二濯ぎ配管78との接続部分77eは、第一濯ぎ配管77の第三部分77cを流れる濯ぎ水の最高水位H3の位置よりも下方に位置している。また、第一濯ぎ配管77の第三部分77cと第二濯ぎ配管78との接続部分77eは、下側ノズル4の濯ぎ噴射孔43よりも上方に位置している。第二濯ぎ配管78は、第一濯ぎ配管77との接続部分77eを境界として、上側濯ぎ配管78Aと下側濯ぎ配管78Bとに区画される。
【0044】
図3に示されるように、下側濯ぎ配管78Bは、側部パネル2Aと受水部21の左側の側部21Bと貯留部22の左側の側部22Bとに跨がるに沿うように上下方向に延在し、その下端において屈曲して、洗浄タンク20の左側の側部22Bに沿って前後方向に延在している。図4に示されるように、下側濯ぎ配管78Bは、貯留部22の前側まで延在し、貯留部22の前側において左側に向かって屈曲している。下側濯ぎ配管78Bは、貯留部22の前側の側部22Bに沿って左右方向に延在し、貯留部22の右側において後側に向かって屈曲している。
【0045】
図3及び図4に示されるように、第一濯ぎ配管77及び第二濯ぎ配管78の少なくとも一部は、洗浄室1Bを構成する壁面及び洗浄タンク20を構成する壁面の少なくとも一方に沿って配置されている。本実施形態では、第一濯ぎ配管77の第三部分77cは、側部パネル2Aの外面及び洗浄タンク20の外面(受水部21の側部21B、貯留部22の側部22B)に沿って配置されている。第二濯ぎ配管78は、側部パネル2Aの外面、上部パネル2Bの外面、及び、洗浄タンク20の外面(受水部21の側部21B、貯留部22の側部22B)に沿って配置されている。ここで、本実施形態において、外面に沿って配置されているとは、外面に接触しておらず、外面と間隔をあけて配置されていることを意味する。第一濯ぎ配管77及び第二濯ぎ配管78の少なくとも一部は、洗浄室1Bを構成する壁面及び洗浄タンク20を構成する壁面の少なくとも一方の周囲に配置されているとも言える。なお、第一濯ぎ配管77及び第二濯ぎ配管78は、上記外面に接触していてもよい。
【0046】
続いて、本実施形態の食器洗浄機100の作用効果について説明する。上記実施形態の食器洗浄機100では、第一濯ぎ配管77の第三部分77cは、第二濯ぎ配管78の延在部分において、第二濯ぎ配管78の側部に接続されている。この構成では、第二濯ぎ配管78の上側濯ぎ配管78A側から洗浄水が流入した場合には、延在部分において下側濯ぎ配管78B側に洗浄水が流れる。また、第二濯ぎ配管78の下側濯ぎ配管78B側から洗浄水が流入した場合には、第一濯ぎ配管77と第二濯ぎ配管78との接続部分77eに洗浄水が到達することを抑制できる。したがって、第二濯ぎ配管78に洗浄水が流入した場合であっても、第二濯ぎ配管78から第一濯ぎ配管77に濯ぎ水が流入することを抑制できる。このように、逆流防止弁を設けなくとも、濯ぎタンク6に洗浄水が流入することを抑制できる。したがって、コストの増大を抑制しつつ、洗浄水が濯ぎタンク6に流入することを抑制できる。
【0047】
本実施形態に係る食器洗浄機100では、第一濯ぎ配管77は、上下方向に延在している延在部分を有している。第一濯ぎ配管77の第三部分77c他端部は、第一濯ぎ配管77の延在部分の上端部側に位置している。第一濯ぎ配管77と第二濯ぎ配管78との接続部分77eは、第一濯ぎ配管77の延在部分を流れる濯ぎ水の最高水位H3の位置よりも下方に位置していている。この構成では、第二濯ぎ配管78から第一濯ぎ配管77に洗浄水が流入することをより一層抑制できる。したがって、濯ぎタンク6に洗浄水が流入することをより確実に抑制できる。
【0048】
本実施形態に係る食器洗浄機100では、第一濯ぎ配管77と第二濯ぎ配管78との接続部分77eは、下側ノズル4の濯ぎ噴射孔43よりも上方に位置していている。この構成では、第二濯ぎ配管78の下側濯ぎ配管78B側から洗浄水が流入した場合であっても、第一濯ぎ配管77と第二濯ぎ配管78との接続部分77eに洗浄水が到達することを抑制できる。したがって、第二濯ぎ配管78から第一濯ぎ配管77に濯ぎ水が流入することをより確実に抑制できる。
【0049】
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
【0050】
上記実施形態では、第二濯ぎ配管78の上側濯ぎ配管78A及び下側濯ぎ配管78Bが、第一濯ぎ配管77の第三部分77cとの接続位置において、上下方向に直線状に延在している形態を一例に説明した。しかし、上側濯ぎ配管78A及び下側濯ぎ配管78Bのそれぞれが鉛直方向に対して傾斜していてもよい。例えば、接続部分77eを起点として、上側濯ぎ配管78Aが鉛直方向に対して右側に傾き、下側濯ぎ配管78Bが鉛直方向に対して左側に傾いていてもい。この構成では、第一濯ぎ配管77の第三部分77cの接続部分77eが下側を向くため、第二濯ぎ配管78から第一濯ぎ配管77に水が流入することをより一層抑制できる。
【0051】
上記実施形態では、第一濯ぎ配管77と第二濯ぎ配管78とが連結部70によって連結されており、連結部70の固定部72によって、第一濯ぎ配管77及び第二濯ぎ配管78が受水部21の側部21Bに固定される形態を一例に説明した。しかし、第一濯ぎ配管77及び第二濯ぎ配管78の固定方法はこれに限定されない。第一濯ぎ配管77及び第二濯ぎ配管78は、例えば、固定ブラケットによって固定されてもよい。
【0052】
<その他の変形例>
上記実施形態及び変形例では、ラックレール23は、絞出加工によって側部パネル2Aと一体的に形成された例を挙げて説明したが、ラックレール23は、他の部材を側部パネル2Aの内面に取り付けることによって形成されてもよい。
【0053】
上記実施形態及び変形例は、本体部1の前面側にドア部15が設けられたタイプの食器洗浄機100に適用するだけでなく、例えば、ドア部が上下に開閉するタイプの食器洗浄機等にも適用することができる。
【0054】
上記実施形態及び変形例では、本体部1の機械室1Aに内蔵される濯ぎタンク6から上側ノズル3及び下側ノズル4に濯ぎ水が供給される構成の食器洗浄機100を例に挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、食器洗浄機100の本体部1の外側に設けられると共に、ガス又は電気等の加熱源によって濯ぎタンクに貯留された水が加熱されるガスブースタ又は電気ブースタから上側ノズル3及び下側ノズル4に濯ぎ水が供給される構成の食器洗浄機に適用されてもよい。
【0055】
本願発明は、上記実施形態及びその他の変形例を適宜組み合わせてもよい。
【符号の説明】
【0056】
1B…洗浄室、5…洗浄ポンプ、7…濯ぎポンプ、20…洗浄タンク、31,41…洗浄噴射孔、33…濯ぎ噴射孔(第一濯ぎ噴射孔)、43…濯ぎ噴射孔(第二濯ぎ噴射孔)、77…第一濯ぎ配管、77e…接続部分、78…第二濯ぎ配管、78A…上側濯ぎ配管(第二濯ぎ配管)、78B…下側濯ぎ配管(第二濯ぎ配管)、100…食器洗浄機(洗浄機)、D…食器(被洗浄物)、H3…最高水位。
図1
図2
図3
図4
図5
図6