IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 大日本プラスチックス株式会社の特許一覧

<>
  • 特開-液輸送管 図1
  • 特開-液輸送管 図2
  • 特開-液輸送管 図3
  • 特開-液輸送管 図4
  • 特開-液輸送管 図5
  • 特開-液輸送管 図6
  • 特開-液輸送管 図7
  • 特開-液輸送管 図8
  • 特開-液輸送管 図9
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023069107
(43)【公開日】2023-05-18
(54)【発明の名称】液輸送管
(51)【国際特許分類】
   F16L 9/133 20060101AFI20230511BHJP
   F16L 47/03 20060101ALI20230511BHJP
   F16L 1/032 20060101ALI20230511BHJP
   F16L 1/038 20060101ALI20230511BHJP
【FI】
F16L9/133
F16L47/03
F16L1/032
F16L1/038
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021180726
(22)【出願日】2021-11-05
【新規性喪失の例外の表示】新規性喪失の例外適用申請有り
(71)【出願人】
【識別番号】000207562
【氏名又は名称】タキロンシーアイシビル株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
(72)【発明者】
【氏名】工藤 秀穂
(72)【発明者】
【氏名】宮永 久詩
(72)【発明者】
【氏名】吉野 和行
(72)【発明者】
【氏名】井手元 静也
(72)【発明者】
【氏名】笠原 慎二
(72)【発明者】
【氏名】高原 源太朗
(72)【発明者】
【氏名】舩田 悠太
【テーマコード(参考)】
3H019
3H111
【Fターム(参考)】
3H019GA03
3H111AA04
3H111BA15
3H111BA26
3H111CA03
3H111CA07
3H111CB03
3H111CB14
3H111CB23
3H111CC13
3H111DA07
3H111DB05
3H111DB06
3H111DB10
(57)【要約】
【課題】内圧と外圧を同時に作用する液輸送管を提供する。
【解決手段】熱可塑性樹脂製の液輸送管10であって、輸送する液体よる内圧に対して必要とされる管厚を有する管形状の耐内圧部14と、外圧対して必要とされる耐外圧部15と、を備え、前記耐外圧部15は、前記耐内圧部14の外周において、螺旋状に設けられ、かつ、内部に中空部を有するリブ15aにより構成される。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
熱可塑性樹脂製の液輸送管であって、
輸送する液体よる内圧に耐え得る強度を有する管形状の耐内圧部と、
外圧に耐え得る強度を有する耐外圧部と、を備え、
前記耐外圧部は、前記耐内圧部の外周において、螺旋状に設けられ、かつ、内部に中空部を有するリブにより構成される
液輸送管。
【請求項2】
前記耐内圧部および前記耐外圧部のうち少なくとも前記耐内圧部は、ガラス繊維を含有した熱可塑性樹脂の成形体である
請求項1に記載の液輸送管。
【請求項3】
前記耐内圧部の管厚は、15mm以上である
請求項1または2に記載の液輸送管。
【請求項4】
前記リブのピッチは、60mm~180mmである
請求項1ないし3のうち何れか1項に記載の液輸送管。
【請求項5】
前記耐内圧部の内径は、600mm~1500mmである
請求項1ないし4のうち何れか1項に記載の液輸送管。
【請求項6】
前記液輸送管は、農業用水輸送用のパイプラインに用いられる
請求項1ないし5のうち何れか1項に記載の液輸送管。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、熱可塑性樹脂製の液輸送管に関する。
【背景技術】
【0002】
JIS K 6780には、耐圧ポリエチレンリブ管が規定されている。耐圧ポリエチレンリブ管は、リブをもつ高密度ポリエチレン製の外圧管である。この種の耐圧ポリエチレンリブ管は、土中に埋設して使用される外圧管である(非特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
【非特許文献1】タキロンシーアイシビル株式会社、″ダイプラハウエル管とは″、[online]、タキロンシーアイシビル株式会社ホームページ、[令和3年11月5日検索]、インターネット<https://www.tc-civil.co.jp/hawer.html>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、既製管を埋設して造成する圧力管路によって農業用水を送配水する農業用水輸送用のパイプラインなどの分野において、外圧と内圧とが同時に作用する液輸送管が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための液輸送管は、熱可塑性樹脂製の液輸送管であって、輸送する液体よる内圧に耐え得る強度を有する管形状の耐内圧部と、外圧に耐え得る強度を有する耐外圧部と、を備え、前記耐外圧部は、前記耐内圧部の外周において、螺旋状に設けられ、かつ、内部に中空部を有するリブにより構成される。
【0006】
上記構成によれば、耐内圧部が内圧に耐え得る強度を有し、耐外圧部が外圧に耐え得る強度を有している。そして、耐外圧部は、中空部を有するリブで構成されている。液輸送管は、内外圧に耐え得る強度を有しながら、耐外圧部をリブで構成することで、軽量化することができる。
【0007】
上記液輸送管において、前記耐内圧部および前記耐外圧部のうち少なくとも前記耐内圧部は、ガラス繊維を含有した熱可塑性樹脂の成形体で構成してもよい。上記構成によれば、耐内圧部および耐外圧部のうち少なくとも耐内圧部がガラス繊維を含有した熱可塑性樹脂で成形されることで、耐内圧部の管厚を薄肉化できる。
【0008】
上記液輸送管において、前記耐内圧部の管厚は、15mm以上とすることが好ましい。上記構成によれば、耐内圧部の、管厚を15mm以上有することで、内圧に対する強度を高め、使用に際して必要とされる強度を実現できる。
【0009】
上記液輸送管において、前記リブのピッチは、60mm~180mmとすることが好ましい。上記構成によれば、使用に際して必要とされる外圧に対する強度を軽量化しつつ実現できる。
【0010】
上記液輸送管において、前記耐内圧部の内径は、600mm~1500mmであることが好ましい。上記構成によれば、農業用水輸送用のパイプラインなどの液輸送管路に適用することができる。
【0011】
上記液輸送管において、前記液輸送管は、一例として、農業用水輸送用のパイプラインに用いられる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、内圧と外圧を同時に作用する液輸送管を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】液輸送管路を示す要部断面図である。
図2図1に示す液輸送管の拡大断面図である。
図3図1に示す液輸送管における受口部及び差口部を示す要部断面図である。
図4】耐外圧部を構成するリブのピッチを説明する断面図である。
図5】耐外圧部を構成するリブのピッチを説明する断面図である。
図6】耐外圧部を構成するリブのピッチを説明する断面図である。
図7】耐外圧部を構成するリブのピッチを説明する断面図である。
図8】耐外圧部を構成するリブのピッチを説明する断面図である。
図9】耐外圧部を構成するリブのピッチを説明する断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明が適用された液輸送管について図面を参照して説明する。
〔液輸送管の構成〕
図1に示すように、この液輸送管10は、既製管を埋設して造成する圧力管路などの液輸送管路1を構成するものであって、例えば農業用水を送配水する農業用水輸送用のパイプラインなどの分野に用いられる。液輸送管10は、地中2に埋設される内圧と外圧を同時に作用する埋設管である。
【0015】
液輸送管10は、管本体部11と、管軸方向における第1管端部側に構成される受口部12と、第1端部とは反対の第2端部側に構成される差口部13とを備えている。また、管本体部11は、厚さ方向に、耐内圧部14と、耐外圧部15と、を備えている。耐内圧部14は、内部を流れる液体の内圧(例えば内水圧)による力に耐え得る強度を有するように構成された内圧管である。また、耐外圧部15は、土圧、自動車荷重などの外圧による力に耐え得るように耐内圧部14の外周に螺旋状に設けられたリブ15aによって構成されている。
【0016】
耐内圧部14、受口部12、及び差口部13とは、同じ熱可塑性樹脂の成形体であって、本実施形態では、ガラス繊維を含有した熱可塑性樹脂の成形管である。このような成形管は、可塑性樹脂として例えば高密度ポリエチレン材料を使用することで、耐薬品性、耐腐食性、耐摩耗性、耐衝撃性、および軽量性に優れた管となり、さらに、ガラス繊維の配向および配向性制御によって管周方向に高剛性を備えた管となる。ガラス繊維は、管周方向に配向されている。
【0017】
ガラス繊維の添加量は、10%~30%、好ましくは19%~21%、更に好ましくは20%程度含有している。また、ガラス繊維は、直径が10μm~15μm、長さが2mm~5mm程度の短繊維ガラスが用いられている。耐内圧部14の密度は、一例として、1020kg/m~1120kg/mである。
【0018】
図2に示すように、耐内圧部14の管厚tは、一例として、15mm以上である。また、耐内圧部14の管厚tは、一例として、60mm以下である。耐内圧部14の管厚tは、内径が大きくなるほど厚くなる。一例として、内径が600mmの場合、耐内圧部14の管厚tは、15mmである。また、一例として、内径が1500mmの場合、耐内圧部14の管厚tは、59mmである。内圧が考慮されていない耐圧ポリエチレンリブ管などの外圧管において、耐内圧部14に相当する土台部分の厚さは、6mm程度である。耐内圧部14の管厚tは、内圧を考慮している分、耐圧ポリエチレンリブ管などの外圧管の土台部分の厚さよりも厚く構成されている。
【0019】
耐外圧部15は、ガラス繊維が含まれていない熱可塑性樹脂、本実施形態では高密度ポリエチレン材料が用いられている。耐外圧部15は、耐内圧部14の外周に螺旋状に設けられるリブ15aである。すなわち、耐外圧部15は、土砂と直接接し、土砂からの外圧に耐え得ればよいことから、必ずしも、水密性を実現するための管形状を有している必要はない。
【0020】
リブ15aは、側断面形状が矩形形状であって、内部に、側断面形状が円形形状の中空部15bを備えている。一例として、リブ15aは、一例として一辺が60mmである。また、リブ15aにおいて、中空部15bの直径は50mmである。また、耐内圧部14に対して螺旋状に巻回されるリブ15aのピッチpは、小さいほど、外圧に対する強度が高まり、大きいほど弱まり、一例として、60mm~180mmである。
【0021】
図3に示すように、受口部12は、外径および内径が管本体部11よりも大きくなるように構成されている。受口部12の内面は、差口部13の外面と対向する面である。受口部12の内面は、電熱体部16を備えている。電熱体部16は、例えば発熱抵抗体である。電熱体部16は、一例として幅が60mmの発熱抵抗体を、一連で構成してもよいし、2連で構成してもよい。電熱体部16は、受口部12の内面に固定されている。電熱体部16は、電熱線端子16aを介して制御装置に接続され、設定された通電条件で発熱する。
【0022】
差口部13は、その内径が管本体部11の内径と一致し、外径が管本体部11よりも大きくなり、肉厚部により構成されている。差口部13の内面は、管本体部11の内面と面一であり、差口部13の外面は、受口部12と対向する面である。
【0023】
〔液輸送管の製造方法〕
耐内圧部14は、巻付押出成形によって製造される。具体的に、溶融状態にあるガラス繊維を含有した熱可塑性樹脂材料が押出機から押し出されると、帯状に押し出された面状樹脂は、ガラス繊維が長手方向に配列した状態となる。そして、このような面状樹脂が、円筒形状を有した金型であるマンドレルに螺旋状に何層にも巻き付けられる。これにより、耐内圧部14、受口部12、及び差口部13が製造される。
【0024】
次いで、成形された管本体部11の外周には、リブ15aを形成するためのリブ用溶融樹脂が所定のピッチpで螺旋状に巻回されることにより、管本体部11の外周面に対して融着される。電熱体部16は、受口部12の内面にタッカーなどの固定具によって固定される。
【0025】
〔液輸送管の接続〕
液輸送管路1を布設するため地盤を開削して、順次、開削した埋設溝に液輸送管10を配置する。そして、受口部12に対して差口部13を挿入して、隣接配置される液輸送管10を順次接続していく。継ぎ手部分は、電気融着継手構造で接続される。具体的に、継ぎ手部分は、芯出しおよび仮固定され、さらに、スリングベルトなどの固定具で固定される。次いで、外方に臨まされた電熱体部16の電熱線端子16aに対して制御装置が接続される。制御装置は、設定された通電条件で電熱体部16を所定時間発熱する。これにより、受口部12および差口部13は溶融される。受口部12および差口部13は、その後、所定時間冷却されることによって固化され、両者は一体化される。その後、順次液輸送管10を接続していくことで、液輸送管路1を構成することができる。この後、埋設溝は、埋戻しされる。なお、以上のように構成された液輸送管10において、許容水圧は、一例として、0.5MPaである。
【0026】
〔リブのピッチ〕
リブ15aのピッチpは、互いに隣接するリブ15aの中空部15bの中心O間の距離である。リブ15aのピッチpは、小さいほど、耐外圧部15は、外圧に対する強度が高まり、大きいほど弱まる。なお、ここでのリブ15aは、一辺が60mmである。
【0027】
図4は、リブ15aのピッチpが90mmの例であり、図5は、ピッチpが150mmの例であり、図6は、ピッチpが180mmの例である。図4図6の例では、リブ15aの間に耐内圧部14の外周面が露出する。これに対して、図7は、ピッチpが60mmの例である。この場合、リブ15aの一辺とピッチが同じであることから、耐内圧部14は互いに隣り合うリブ15aの間から耐内圧部14が露出しなくなる。すなわち、耐外圧部15は、外周面が連続面で構成される。
【0028】
また、図8は、ピッチpが60mmピッチのリブ15aを2段設け、高さをH1としたものである。さらに、図9は、ピッチpが60mmピッチのリブ15aを2段設け、さらにその表面に、ピッチp1が60mmよりも大きいリブ15cを設け、高さをH2としたものである。
【0029】
〔実施形態の効果〕
以上のような液輸送管10は、以下のように列挙する効果を得ることができる。
(1)液輸送管10は、耐内圧部14が内圧に耐え得る強度を有し、耐外圧部15が外圧に耐え得る強度を有している。そして、耐外圧部15は、中空部15bを有するリブ15a,15cで構成されている。
【0030】
したがって、内外圧に耐え得る強度を有する液輸送管を、リブ15aを設けていない無垢の熱可塑性樹脂で成形した管よりも軽量化することができる。また、液輸送管路1は、撓み易いことから、泥炭・軟弱地盤などにも布設することができる。
【0031】
(2)耐内圧部14は、ガラス繊維を含有した熱可塑性樹脂を用いることで高強度となり、薄肉化が可能となる。すなわち、ガラス繊維を含有した高密度ポリエチレンで耐内圧部14を成形した液輸送管は、耐内圧部14にガラス繊維を高密度ポリエチレンに含有させなかった場合よりも、耐内圧部14を薄肉化でき、これにより軽量化できる。
【0032】
(3)耐内圧部14は、管厚が例えば15mm以上有することで、内圧に対する強度を高め、使用に際して必要とされる強度を実現できる。そして、耐内圧部14は、外圧を考慮する必要がないことから、外圧を考慮した場合より薄肉化できる。
【0033】
(4)リブ15aのピッチpは、60mm~180mmであることで、使用に際して必要とされる外圧に対する強度を軽量化しつつ実現できる。
(5)液輸送管10の内径が600mm~1500mmであることで、農業用水輸送用のパイプラインなどの液輸送管路1に適用することができる。
【0034】
〔変形例〕
なお、以上のような液輸送管路1は、さらに、以下のように適宜変更して実施することもできる。
【0035】
・液輸送管路1は、農業用水輸送用のパイプラインに限定されるものではなく、水力発電設備の水圧管路、水処理施設、下水道施設、工場内循環水管などに適用してもよい。
・リブ15aとしては、側断面形状が矩形形状であって、内部に中空部15bを備えたものに限定されるものではない。例えば、側断面形状は、円形形状または楕円形状であって、中空部15bも円形形状または楕円形状であってもよい。また、リブ15aの太さも、一辺が60mm未満で、かつ、中空部15bの直径が50mm未満となるように構成してもよい。このような構成によれば、リブ15aのピッチpをより細かく設定することができる。
【0036】
・耐内圧部14の内径を600mm未満で設計してもよいし、内径を1500mmよりも大きく設定してもよい。
・耐内圧部14の管厚tは、15mm未満であってもよい。例えば、耐内圧部14を成形する樹脂により高強度の物を使用すれば薄肉化できる。
【0037】
・リブ15aにも、ガラス繊維を含有した熱可塑性樹脂、一例としてガラス繊維を含有した高密度ポリエチレン材料を使用してもよい。この場合、リブ15aにおいても、ガラス繊維が長手方向に配列した状態が好ましい。また、耐内圧部14、受口部12、及び差口部13は、ガラス繊維を含有しない熱可塑性樹脂で成形してもよい。すなわち、液輸送管10は、耐内圧部14、受口部12、及び差口部13とリブ15aを、ガラス繊維を含有しない熱可塑性樹脂を用いて成形してもよいし、ガラス繊維を含有した熱可塑性樹脂を用いて成形してもよい。耐内圧部14の管厚は、ガラス繊維を含有した熱可塑性樹脂の場合は高強度であるから薄くなり、ガラス繊維を含有しない場合は厚くなる。
【0038】
・継ぎ手構造は、電気融着継手構造に限定されるものではない。バット融着継手構造やフランジ継手構造などであってもよい。
・熱可塑性樹脂としては、高密度ポリエチレン以外に、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ABS樹脂(アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂)、AS樹脂、アクリル樹脂(PMMA)などであってもよい。
【0039】
・液輸送管10の材料には、管、継手、およびその使用に必要な顔料、酸化防止剤、安定剤などの添加剤などを含んでいてもよい。また、液輸送管10の材料には、カップリング材が含まれていてもよい。
【0040】
・輸送する液体は、真水のほかに海水や下水などであってもよいし、薬液などであってもよい。
・液輸送管路1は、大深度地下における液輸送管に適用してもよい。大深度地下は大深度地下の定義は、地下室の建設のための利用が通常行われない深さ(地下40m以深)、または、建築物の基礎の設置のための利用が通常行われない深さ(支持地盤上面から10m以深)である。
【符号の説明】
【0041】
1…液輸送管路
2…地中
10…液輸送管
11…管本体部
12…受口部
13…差口部
14…耐内圧部
15…耐外圧部
15a…リブ
15b…中空部
15c…リブ
16…電熱体部
16a…電熱線端子
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9