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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023069395
(43)【公開日】2023-05-18
(54)【発明の名称】投票装置および投票プログラム
(51)【国際特許分類】
   G07C 13/00 20060101AFI20230511BHJP
   G06Q 50/34 20120101ALI20230511BHJP
【FI】
G07C13/00 A
G06Q50/34
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021181207
(22)【出願日】2021-11-05
(71)【出願人】
【識別番号】000237639
【氏名又は名称】富士通フロンテック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002918
【氏名又は名称】弁理士法人扶桑国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】佐之瀬 敬規
(72)【発明者】
【氏名】岡部 健大
【テーマコード(参考)】
3E138
5L049
【Fターム(参考)】
3E138CC10
3E138DA07
3E138DB02
3E138FA01
3E138GA02
3E138KA07
5L049CC54
(57)【要約】
【課題】電子決済による公営競技の投票を受け付けることができる。
【解決手段】投票装置10は、公営競技の投票内容を受け付ける。投票装置10は、公営競技の投票券を印刷する印刷部11に、投票内容に応じた投票券を印刷させる。投票装置10は、投票券を購入する電子決済が成功した場合、印刷部11に投票券を放出させる。投票装置10は、電子決済が失敗した場合、印刷部11に投票券を破棄させる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
公営競技の投票券を印刷する印刷部と、
前記公営競技の投票内容を受け付け、前記印刷部に、前記投票内容に応じた前記投票券を印刷させ、前記投票券を購入する電子決済が成功した場合、前記投票券を放出させ、前記電子決済が失敗した場合、前記投票券を破棄させる処理部と、
を有する投票装置。
【請求項2】
前記印刷部は、放出する前記投票券を蓄積する放出スタッカと、印刷された前記投票券が前記放出スタッカへ搬送される第1搬送路と、を有し、
前記処理部は、前記印刷部に、印刷された前記投票券を前記第1搬送路の途中まで搬送させ、前記電子決済が成功した場合、前記投票券を前記放出スタッカへ搬送させる、
請求項1記載の投票装置。
【請求項3】
前記印刷部は、前記第1搬送路上の分岐点で分岐し、印刷に失敗した前記投票券を廃棄する出口へ通じる第2搬送路を有し、
前記処理部は、前記印刷部に、印刷された前記投票券を前記分岐点の手前まで搬送させ、前記電子決済が失敗した場合、前記投票券を前記第2搬送路から前記出口へ搬送させる、
請求項2記載の投票装置。
【請求項4】
前記処理部は、前記印刷部に前記投票券を印刷させるときに前記公営競技の投票を受け付けるサーバに前記投票内容による投票を依頼し、前記電子決済が失敗した場合、前記投票内容による投票の取消を前記サーバに依頼する、
請求項2または3記載の投票装置。
【請求項5】
前記印刷部は、放出する前記投票券を蓄積する放出スタッカと、印刷された前記投票券が前記放出スタッカへ搬送される第1搬送路と、前記放出スタッカから前記投票券を廃棄する他の出口へ通じる第3搬送路と、を有し、
前記処理部は、前記印刷部に、印刷された前記投票券を前記放出スタッカへ搬送させ、前記電子決済が成功した場合、前記投票券を放出させ、前記電子決済が失敗した場合、前記投票券を前記第3搬送路から前記他の出口へ搬送させる、
請求項1記載の投票装置。
【請求項6】
前記投票装置は、記憶部を有し、
前記処理部は、前記公営競技の投票を受け付けるサーバに、前記投票内容による投票を依頼し、前記投票内容を前記記憶部に格納し、前記電子決済が失敗した場合、前記記憶部に格納された前記投票内容による投票の取消を前記サーバに依頼する、
請求項5記載の投票装置。
【請求項7】
投票装置に、
公営競技の投票内容を受け付け、
前記公営競技の投票券を印刷する印刷部に、前記投票内容に応じた前記投票券を印刷させ、
前記投票券を購入する電子決済が成功した場合、前記印刷部に前記投票券を放出させ、
前記電子決済が失敗した場合、前記印刷部に前記投票券を破棄させる、
処理を実行させる投票プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、投票装置および投票プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
競馬、競輪、競艇、オートレース等の公営競技において、キャッシュレス投票が普及している。公営競技のキャッシュレス投票では、例えば、利用者は、公営競技の会場が発行するIC(Integrated Circuit)カードにチャージした残高を用いて投票をすることができる。
【0003】
キャッシュレス投票に関する技術としては、例えば、キャッシュレス投票端末の利用の促進を図る公営競技投票システムが提案されている。また、例えば、キャッシュレス専用の券売機に不具合が生じても、商品販売を維持することができる券売機が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2019-121101号公報
【特許文献2】特開2021-082180号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
キャッシュレスによる取引としては、QR(Quick Response)コード(登録商標)による認証を用いたQR決済等の電子決済もある。公営競技の投票券の購入においても、電子決済が用いられることで利便性が向上する。
【0006】
1つの側面では、本件は、電子決済による公営競技の投票を受け付けることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
1つの案では、印刷部と処理部とを有する投票装置が提供される。印刷部は、公営競技の投票券を印刷する。処理部は、公営競技の投票内容を受け付け、印刷部に、投票内容に応じた投票券を印刷させ、投票券を購入する電子決済が成功した場合、投票券を放出させ、電子決済が失敗した場合、投票券を破棄させる。
【発明の効果】
【0008】
1態様によれば、電子決済による公営競技の投票を受け付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】第1の実施の形態に係る投票装置の一例を示す図である。
図2】第2の実施の形態に係る投票システムの一例を示す図である。
図3】投票装置のハードウェアの一構成例を示す図である。
図4】投票券処理ユニットの一例を示す図である。
図5】投票装置の機能例を示すブロック図である。
図6】投票受付処理の手順の一例を示すフローチャート(その1)である。
図7】投票受付処理の手順の一例を示すフローチャート(その2)である。
図8】投票受付処理の手順の一例を示すフローチャート(その3)である。
図9】投票受付処理の手順の一例を示すフローチャート(その4)である。
図10】投票券処理ユニットの他の一例を示す図である。
図11】投票装置の他の機能例を示すブロック図である。
図12】投票受付処理の他の手順の一例を示すフローチャート(その1)である。
図13】投票受付処理の他の手順の一例を示すフローチャート(その2)である。
図14】投票受付処理の他の手順の一例を示すフローチャート(その3)である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本実施の形態について図面を参照して説明する。なお各実施の形態は、矛盾のない範囲で複数の実施の形態を組み合わせて実施することができる。
〔第1の実施の形態〕
まず第1の実施の形態について説明する。
【0011】
図1は、第1の実施の形態に係る投票装置の一例を示す図である。第1の実施の形態の投票装置10は、競馬、競輪、競艇、オートレース等の公営競技の投票券を電子決済によって販売するものである。
【0012】
投票装置10は、利用者が公営競技の投票券を購入するための装置である。投票装置10は、印刷部11および処理部12を有する。印刷部11は、公営競技の投票券を印刷する機器である。印刷部11は、例えば、投票装置10が有する投票券処理ユニットである。処理部12は、投票装置10を制御し、所要の処理を実行可能である。処理部12は、例えば、投票装置10が有するプロセッサまたは演算回路である。
【0013】
印刷部11は、放出スタッカ11a、第1搬送路11b、分岐点11c、第2搬送路11dおよび出口11eを有する。放出スタッカ11aは、放出する投票券を蓄積する。第1搬送路11bは、印刷された投票券が放出スタッカ11aへ搬送される経路である。例えば、印刷部11は、第1搬送路11b上の投票券が正常に印刷されているか否かをセンサによって検査する。そして、印刷部11は、投票券が正常に印刷されている場合、投票券を放出スタッカ11aに搬送する。印刷部11は、利用者が購入する投票券をすべて放出スタッカ11aに蓄積すると、蓄積された投票券を1枚ずつ放出する。
【0014】
第2搬送路11dは、第1搬送路11b上の分岐点11cで分岐し、出口11eへ通じる。出口11eは、印刷に失敗した投票券を廃棄するための出口である。例えば、印刷部11は、センサによる検査の結果、投票券が印刷に失敗したものである場合、投票券の搬送経路を第2搬送路11dに切り替え、投票券を出口11eへ搬送する。
【0015】
処理部12は、電子決済による投票券の購入を受け付け、印刷部11を制御して投票券を発券する。まず、処理部12は、公営競技の投票内容を受け付ける。投票内容は、例えば、場名、レース番号、式別、組番、投票金額等である。例えば、処理部12は、投票装置10に挿入された、投票内容がマークされたマークカードを、投票装置10が有するマークカード処理ユニットに読み取らせる。
【0016】
処理部12は、印刷部11に、投票内容に応じた投票券を印刷させる。例えば、処理部12は、利用者が投票するレースの場名、レース番号、式別、組番、投票金額等が記載された投票券を印刷部11に印刷させる。処理部12は、印刷部11に、印刷された投票券を第1搬送路11bの途中まで搬送させる。例えば、処理部12は、印刷部11に、印刷された投票券を分岐点11cの手前まで搬送させる。また、処理部12は、印刷部11に投票券を印刷させるときに、公営競技の投票を受け付けるサーバに、受け付けた投票内容による投票を依頼する。
【0017】
次に、処理部12は、投票券を購入する電子決済を、電子決済事業者が運営する決済サーバに依頼する。例えば、処理部12は、利用者の端末に表示された、利用者の電子決済口座の認証情報を示す二次元コードを、投票装置10が有するコードリーダに読み取らせる。処理部12は、読み取った認証情報と、投票券の投票金額とを決済サーバに通知する。すると、決済サーバは、利用者の電子決済口座から投票金額を支払う電子決済をする。ここで、決済サーバは、利用者の電子決済口座の残高が投票金額未満である場合や、認証情報が誤っている場合等に電子決済が失敗することがある。処理部12は、決済サーバから投票券を購入する電子決済が成功したか否かの通知を取得する。
【0018】
処理部12は、電子決済が成功した場合、印刷部11に投票券を放出スタッカ11aへ搬送させる。例えば、処理部12は、印刷部11に、分岐点11cの手前まで搬送した投票券の搬送を再開させ、投票券を放出スタッカ11aへ搬送させる。そして、処理部12は、印刷部11に投票券を放出させる。
【0019】
また、処理部12は、電子決済が失敗した場合、印刷部11に投票券を破棄させる。例えば、処理部12は、印刷部11に、分岐点11cの手前まで搬送した投票券の搬送経路を第2搬送路11dに切り替えさせる。そして、処理部12は、印刷部11に投票券を第2搬送路11dから出口11eへ搬送させる。また、処理部12は、電子決済が失敗した場合、投票内容による投票の取消を公営競技の投票を受け付けるサーバに依頼する。
【0020】
第1の実施の形態によれば、投票装置10の印刷部11は、公営競技の投票券を印刷する。投票装置10の処理部12は、公営競技の投票内容を受け付け、印刷部11に、投票内容に応じた投票券を印刷させ、投票券を購入する電子決済が成功した場合、投票券を放出させ、電子決済が失敗した場合、投票券を破棄させる。このように、投票装置10は、投票券を電子決済によって購入できる場合に投票券を放出し、購入できない場合に投票券を破棄する。よって、投票装置10は、電子決済による公営競技の投票を受け付けることができる。
【0021】
また、印刷部11は、放出する投票券を蓄積する放出スタッカ11aと、印刷された投票券が放出スタッカ11aへ搬送される第1搬送路11bと、を有する。処理部12は、印刷部11に、印刷された投票券を第1搬送路11bの途中まで搬送させ、電子決済が成功した場合、投票券を放出スタッカ11aへ搬送させる。このように、投票装置10は、電子決済が成功するまで放出スタッカ11aに投票券を搬送しないことで、放出スタッカ11aが自動で投票券を破棄する機構を有していない場合でも、電子決済が失敗した投票券の破棄を容易にすることができる。
【0022】
また、印刷部11は、第1搬送路11b上の分岐点11cで分岐し、印刷に失敗した投票券を廃棄する出口11eへ通じる第2搬送路11dを有する。処理部12は、印刷部11に、印刷された投票券を分岐点11cの手前まで搬送させ、電子決済が失敗した場合、投票券を第2搬送路11dから出口11eへ搬送させる。これにより、投票装置10は、印刷部11が有する印刷に失敗した投票券を破棄する機構を用いて、電子決済が失敗した投票券を破棄することができる。
【0023】
また、処理部12は、印刷部11に投票券を印刷させるときに公営競技の投票を受け付けるサーバに投票内容による投票を依頼し、電子決済が失敗した場合、投票内容による投票の取消をサーバに依頼する。これにより、投票装置10は、電子決済が失敗した場合、サーバに投票の集計を修正させることができる。
【0024】
なお、印刷部11は、放出する投票券を蓄積する放出スタッカ11aと、印刷された投票券が放出スタッカ11aへ搬送される第1搬送路11bと、放出スタッカ11aから投票券を廃棄する他の出口へ通じる第3搬送路と、を有していてもよい。そして、処理部12は、印刷部11に、印刷された投票券を放出スタッカ11aへ搬送させ、電子決済が成功した場合、投票券を放出させ、電子決済が失敗した場合、投票券を第3搬送路から他の出口へ搬送させてもよい。これにより、投票装置10は、複数枚の投票券をまとめて購入する電子決済において、電子決済が失敗した投票券の破棄を容易にすることができる。
【0025】
また、投票装置10は、記憶部を有していてもよい。そして、処理部12は、公営競技の投票を受け付けるサーバに、投票内容による投票を依頼し、投票内容を記憶部に格納し、電子決済が失敗した場合、記憶部に格納された投票内容による投票の取消をサーバに依頼してもよい。これにより、投票装置10は、複数枚の投票券をまとめて購入する電子決済が失敗した場合、サーバに投票の集計を修正させることができる。
【0026】
〔第2の実施の形態〕
次に、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態は、QRコードによる電子決済によって、競馬、競輪、競艇、オートレース等の公営競技の投票をできるサービスを提供するものである。
【0027】
図2は、第2の実施の形態に係る投票システムの一例を示す図である。第2の実施の形態の投票システムは、投票装置100-1,100-2,100-3,・・・と決済サーバ200とホストサーバ300と利用者端末400とを含む。投票装置100-1,100-2,100-3,・・・と決済サーバ200と利用者端末400とは、ネットワーク30に接続されている。ネットワーク30は、例えば、インターネット等の広域ネットワークである。また、投票装置100-1,100-2,100-3,・・・とホストサーバ300とは、ネットワーク40に接続されている。ネットワーク40は、投票装置100-1,100-2,100-3,・・・とホストサーバ300とが通信するための専用回線である。
【0028】
投票装置100-1,100-2,100-3,・・・は、公営競技の利用者が公営競技の投票をするための装置である。投票装置100-1,100-2,100-3,・・・は、公営競技場50に設置されている。公営競技場50は、例えば、競馬場、競輪場、競艇場、オートレース場等の公営競技の会場である。
【0029】
投票装置100-1,100-2,100-3,・・・は、利用者によって挿入されたマークカードを読み取ることで、投票内容を取得する。投票内容は、場名、レース番号、式別、組番、投票金額等である。投票装置100-1,100-2,100-3,・・・は、受け付けた投票内容による投票をホストサーバ300に依頼する。
【0030】
また、投票装置100-1,100-2,100-3,・・・は、利用者によってかざされた利用者端末400に表示されたQRコードを読み取ることで、利用者の電子決済口座の認証情報を取得する。投票装置100-1,100-2,100-3,・・・は、読み取った認証情報を決済サーバ200に送信し、利用者の電子決済口座の残高から投票券を購入する電子決済の実行を決済サーバ200に依頼する。電子決済が成功すると、投票装置100-1,100-2,100-3,・・・は、投票内容に応じた投票券を発券する。
【0031】
決済サーバ200は、電子決済事業者が運営する、電子決済を管理するサーバコンピュータである。決済サーバ200は、利用者端末400からの要求に応じて、利用者の電子決済口座の認証情報を示すQRコードを利用者端末400に送信する。また、決済サーバ200は、投票装置100-1,100-2,100-3,・・・から投票券を購入する電子決済の依頼を受け付けると、投票装置100-1,100-2,100-3,・・・から取得した認証情報に対応する電子決済口座を特定する。そして、決済サーバ200は、特定した電子決済口座の残高から投票券を購入する電子決済を実行する。
【0032】
ホストサーバ300は、公営競技の運営を管理するサーバコンピュータである。ホストサーバ300は、公営競技場50で開催される各レースの情報を管理する。ホストサーバ300は、利用者が操作する投票装置100-1,100-2,100-3,・・・から、利用者による公営競技の投票を受け付ける。そして、ホストサーバ300は、投票の票数を集計し、レースの情報と票数の集計結果とに基づいて、オッズや払戻金を算出する。
【0033】
利用者端末400は、利用者が操作する、携帯可能な電子機器である。利用者端末400は、例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末等である。利用者端末400は、電子決済事業者が運営するアプリケーションを実行することで、利用者の電子決済口座の認証情報を示すQRコードを決済サーバ200に要求する。そして、利用者端末400は、決済サーバ200から取得したQRコードを表示する。
【0034】
なお、以下では投票装置100-1,100-2,100-3,・・・のうち、投票装置100-1についてのみ説明する。
図3は、投票装置のハードウェアの一構成例を示す図である。投票装置100-1は、プロセッサ101によって装置全体が制御されている。プロセッサ101には、バス113を介してメモリ102と複数の周辺機器が接続されている。プロセッサ101は、マルチプロセッサであってもよい。プロセッサ101は、例えばCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、またはDSP(Digital Signal Processor)である。プロセッサ101がプログラムを実行することで実現する機能の少なくとも一部を、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)等の電子回路で実現してもよい。
【0035】
メモリ102は、投票装置100-1の主記憶装置として使用される。メモリ102には、プロセッサ101に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、メモリ102には、プロセッサ101による処理に利用する各種データが格納される。メモリ102としては、例えばRAM(Random Access Memory)等の揮発性の半導体記憶装置が使用される。
【0036】
バス113に接続されている周辺機器としては、ストレージ装置103、ディスプレイ装置104、タッチパネル105、投票券処理ユニット106、マークカード処理ユニット107、コード読取ユニット108および現金処理ユニット109がある。また、バス113に接続されている周辺機器としては、機器接続インタフェース110およびネットワークインタフェース111,112がある。
【0037】
ストレージ装置103は、内蔵した記録媒体に対して、電気的または磁気的にデータの書き込みおよび読み出しを行う。ストレージ装置103は、コンピュータの補助記憶装置として使用される。ストレージ装置103には、OSのプログラム、アプリケーションプログラム、および各種データが格納される。なお、ストレージ装置103としては、例えばHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)を使用することができる。
【0038】
ディスプレイ装置104は、プロセッサ101からの命令に従って、画像を表示する。ディスプレイ装置104としては、有機EL(Electro Luminescence)を用いた表示装置や液晶表示装置等がある。
【0039】
タッチパネル105は、ディスプレイ装置104の画面の前面に配置されており、画面上の押された位置を検知して、その位置を示す信号をプロセッサ101に送信する。
投票券処理ユニット106は、プロセッサ101の指示に従って投票券を印刷し放出する。また、投票券処理ユニット106は、的中投票券の内容を読み取り、プロセッサ101に出力する。
【0040】
マークカード処理ユニット107は、公営競技の投票に用いられるマークカードにマークされた情報を読み取り、読み取った情報をプロセッサ101に送信する。
コード読取ユニット108は、QRコード等の二次元コードやバーコードを読み取り、読み取った情報をプロセッサ101に送信する。
【0041】
現金処理ユニット109は、プロセッサ101の指示に従って硬貨や紙幣の入出金を制御する。現金処理ユニット109は、入金された硬貨や紙幣の種別を読み取り、プロセッサ101に出力する。また、現金処理ユニット109は、プロセッサ101に指示された種別の硬貨や紙幣を放出する。
【0042】
機器接続インタフェース110は、可搬型記録媒体31からデータを読み込みまたは、可搬型記録媒体31にデータを書き込むことができる。可搬型記録媒体31は、例えば、DVD(Digital Versatile Disc)やCD(Compact Disc)などの記録媒体である。
【0043】
ネットワークインタフェース111は、ネットワーク30に接続されている。ネットワークインタフェース111は、ネットワーク30を介して、他のコンピュータまたは通信機器との間でデータの送受信を行う。ネットワークインタフェース112は、ネットワーク40に接続されている。ネットワークインタフェース112は、ネットワーク40を介して、他のコンピュータまたは通信機器との間でデータの送受信を行う。
【0044】
投票装置100-1は、以上のようなハードウェア構成によって、第2の実施の形態の処理機能を実現することができる。なお、第1の実施の形態に示した投票装置10も、図3に示した投票装置100-1と同様のハードウェアにより実現することができる。また、投票装置100-2,100-3,・・・も投票装置100-1と同様のハードウェアにより実現することができる。また、プロセッサ101は、第1の実施の形態に示した処理部12の一例である。また、投票券処理ユニット106は、第1の実施の形態に示した印刷部11の一例である。
【0045】
投票装置100-1は、例えばコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムを実行することにより、第2の実施の形態の処理機能を実現する。投票装置100-1に実行させる処理内容を記述したプログラムは、様々な記録媒体に記録しておくことができる。例えば、投票装置100-1に実行させるプログラムをストレージ装置103に格納しておくことができる。プロセッサ101は、ストレージ装置103内のプログラムの少なくとも一部をメモリ102にロードし、プログラムを実行する。また投票装置100-1に実行させるプログラムを、可搬型記録媒体31に記録しておくこともできる。可搬型記録媒体31に格納されたプログラムは、例えばプロセッサ101からの制御により、ストレージ装置103にインストールされた後、実行可能となる。またプロセッサ101が、可搬型記録媒体31から直接プログラムを読み出して実行することもできる。
【0046】
次に、第2の実施の形態の投票券処理ユニット106について説明する。
図4は、投票券処理ユニットの一例を示す図である。投票券処理ユニット106は、ロール紙61、搬送路62,66、放出スタッカ63、センサ64、分岐点65および保守側出口67を有する。ロール紙61は、投票券が印刷される紙である。搬送路62は、印刷された投票券が搬送される経路である。搬送路62は、放出スタッカ63へ通じている。例えば、投票券処理ユニット106は、ローラを回転させることで搬送路62上の投票券を搬送する。放出スタッカ63は、放出する投票券を蓄積する。なお、第2の実施の形態では、投票券処理ユニット106は、放出スタッカ63に蓄積された投票券を自動で破棄する機構を有していないものとする。
【0047】
センサ64は、印刷された投票券の検査をするためのセンサである。センサ64は、搬送路62上の分岐点65よりも手前に設置されている。センサ64は、例えば、イメージセンサである。搬送路66は、分岐点65で搬送路62から分岐する投票券の搬送路である。搬送路66は、分岐点65から保守側出口67へ通じている。保守側出口67は、印刷に失敗した投票券を廃棄するための出口である。
【0048】
投票券処理ユニット106は、プロセッサ101から投票券の印刷を指示されると、ロール紙61から所定の大きさの紙を切り取る。投票券処理ユニット106は、ロール紙61から切り取った紙に投票内容を印刷し、投票券を作成する。投票券処理ユニット106は、作成した投票券を搬送路62から搬送する。ここで、投票券処理ユニット106は、センサ64によって、搬送路62上の投票券の表面のキズや汚れを検出する。
【0049】
投票券処理ユニット106は、投票券の表面から検出されたキズや汚れが所定量未満の場合、搬送路62を用いて投票券を放出スタッカ63へ搬送する。また、投票券処理ユニット106は、投票券の表面から検出されたキズや汚れが所定量以上の場合、投票券を搬送する経路を分岐点65で搬送路66に切り替える。そして、投票券処理ユニット106は、搬送路66を用いて投票券を保守側出口67へ搬送する。ここで、投票券処理ユニット106は、搬送路66上の投票券をパンチする。なお、投票券処理ユニット106は、投票券を保守側出口67へ搬送した場合、当該投票券を印刷し直す。
【0050】
このようにして、投票券処理ユニット106は、利用者が購入する投票券を放出スタッカ63へ蓄積する。投票券処理ユニット106は、利用者が購入するすべての投票券を放出スタッカ63へ搬送すると、放出スタッカ63に蓄積された投票券を1枚ずつ放出スタッカ63から放出する。
【0051】
ところで、ホストサーバ300が管理するレースの情報は、選手の欠場等によって変更されることがある。そこで、投票装置100-1は、受け付けた投票内容による投票が可能か否かをホストサーバ300に問い合わせ、受け付けた投票内容による投票が可能であれば投票券を印刷することがある。つまり、投票装置100-1は、投票券を印刷するときに、確定した投票券の金額を確認する。また、投票装置100-1は、電子決済を要求する前に、決済サーバ200が管理する利用客の電子決済口座の残高を確認できないことがある。
【0052】
よって、投票装置100-1は、投票券を印刷してから電子決済の実行を決済サーバ200に依頼することとなる。すると、投票装置100-1は、電子決済が失敗した場合でも、放出スタッカ63に投票券を搬送してしまう。投票券処理ユニット106は、放出スタッカ63に蓄積された投票券を自動で破棄する機構を有していないため、例えば、公営競技場50の係員が電子決済に失敗した投票券を手動で破棄する。このように、電子決済が失敗した投票券を放出スタッカ63に搬送してしまうと手間がかかる。そこで、第2の実施の形態では、投票装置100-1は、印刷した投票券を分岐点65の手前まで搬送し、電子決済が失敗した場合、搬送路66を用いて保守側出口67へ搬送することで、投票券を自動で破棄する。
【0053】
次に、投票装置100-1の機能について詳細に説明する。
図5は、投票装置の機能例を示すブロック図である。投票装置100-1は、投票受付部120、印刷制御部130および決済制御部140を有する。投票受付部120、印刷制御部130および決済制御部140は、メモリ102に記憶されたプログラムをプロセッサ101が実行することで実現される。
【0054】
投票受付部120は、利用者から受け付けた投票内容による投票をホストサーバ300に依頼する。まず、投票受付部120は、投票内容を受け付ける。例えば、投票受付部120は、マークカード処理ユニット107へのマークカードの挿入を受け付け、マークカード処理ユニット107に、マークカードから投票内容を読み取らせる。そして、投票受付部120は、受け付けた投票内容をホストサーバ300に送信し、当該投票内容による投票をホストサーバ300に依頼する。なお、決済制御部140が決済サーバ200に依頼した投票券を購入する電子決済が失敗した場合、投票受付部120は、受け付けた投票内容による投票の減算をホストサーバ300に依頼する。例えば、投票受付部120は、ホストサーバ300に依頼した投票の取り消しをホストサーバ300に依頼する。
【0055】
印刷制御部130は、投票券処理ユニット106を制御し、投票券を発券する。投票受付部120が投票内容を受け付けると、印刷制御部130は、投票券処理ユニット106に、投票券を印刷させる。例えば、印刷制御部130は、投票券処理ユニット106に、ロール紙61から所定の大きさの紙を切り取らせ、ロール紙61から切り取った紙に投票受付部120が受け付けた投票内容を印刷させる。
【0056】
次に、印刷制御部130は、投票券処理ユニット106に、分岐点65の手前まで投票券を搬送させる。すると、投票券処理ユニット106は、例えば、ローラを回転させることで搬送路62上の投票券を搬送する。そして、投票券処理ユニット106は、センサ64による搬送路62上の投票券の検査後、センサ64と分岐点65の間まで投票券を搬送する。
【0057】
そして、決済制御部140が決済サーバ200に依頼した投票券を購入する電子決済が成功した場合、印刷制御部130は、投票券処理ユニット106に、投票券を放出スタッカ63へ搬送させる。すると、投票券処理ユニット106は、例えば、ローラを回転させることで搬送路62上の投票券の搬送を再開し、投票券を放出スタッカ63へ搬送する。印刷制御部130は、投票券処理ユニット106に、放出スタッカ63に蓄積された投票券を放出させる。
【0058】
また、決済制御部140が決済サーバ200に依頼した投票券を購入する電子決済が失敗した場合、印刷制御部130は、投票券処理ユニット106に、投票券を破棄させる。例えば、印刷制御部130は、投票券処理ユニット106に、搬送路62を用いて投票券を分岐点65まで搬送させる。印刷制御部130は、投票券処理ユニット106に、投票券を搬送する経路を分岐点65で搬送路66に切り替えさせる。そして、印刷制御部130は、投票券処理ユニット106に、搬送路66を用いて投票券を保守側出口67へ搬送させる。
【0059】
決済制御部140は、決済サーバ200に投票券を購入する電子決済の実行を要求する。決済制御部140は、投票装置100-1にかざされた利用者端末400に表示されたQRコードを、コード読取ユニット108に読み取らせる。例えば、決済制御部140は、コード読取ユニット108に、利用者端末400に表示されたQRコードが示すIDと認証情報とを取得させる。そして、決済制御部140は、決済サーバ200に投票券を購入する電子決済の実行を要求する。例えば、決済制御部140は、投票受付部120が受け付けた投票内容に含まれる投票券の金額、コード読取ユニット108に読み取らせたIDおよび認証情報を決済サーバ200に通知し、電子決済の実行を要求する。決済制御部140は、電子決済が成功したか否かの通知を決済サーバ200から受け付ける。
【0060】
なお、図5に示した各要素間を接続する線は通信経路の一部を示すものであり、図示した通信経路以外の通信経路も設定可能である。
以下、電子決済による投票受付処理手順について説明する。
【0061】
図6は、投票受付処理の手順の一例を示すフローチャート(その1)である。以下、図6に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS11]投票装置100-1の投票受付部120は、n枚のマークカードを受け付ける。例えば、投票受付部120は、マークカード処理ユニット107へのn枚のマークカードの挿入を受け付ける。
【0062】
[ステップS12]投票受付部120は、マークカード1枚分の投票内容を読み取る。例えば、投票受付部120は、ステップS11で受け付けたn枚のマークカードのうち、未処理のマークカード1枚にマークされた投票内容をマークカード処理ユニット107に読み取らせる。なおここで、投票受付部120は、受け付けた投票内容による投票が可能であることをホストサーバ300に確認する。
【0063】
[ステップS13]投票受付部120は、ステップS12で受け付けた投票内容をホストサーバ300に送信し、当該投票内容による投票をホストサーバ300に依頼する。
[ステップS14]ホストサーバ300は、投票装置100-1から受信した投票内容による投票を受け付ける。ホストサーバ300は、受け付けた投票に基づいて、票数の集計およびオッズと払戻金の算出をする。
【0064】
[ステップS15]投票受付部120は、ホストサーバ300から投票完了応答を受信する。
[ステップS16]投票装置100-1の印刷制御部130は、投票券処理ユニット106に、投票券を印刷させる。例えば、印刷制御部130は、投票券処理ユニット106に、ロール紙61から所定の大きさの紙を切り取らせ、ロール紙61から切り取った紙にステップS12で受け付けた投票内容を印刷させる。
【0065】
図7は、投票受付処理の手順の一例を示すフローチャート(その2)である。以下、図7に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS17]印刷制御部130は、投票券処理ユニット106に、分岐点65の手前まで投票券を搬送させる。すると、投票券処理ユニット106は、例えば、ローラを回転させることで搬送路62上の投票券を搬送する。そして、投票券処理ユニット106は、センサ64による搬送路62上の投票券の検査後、センサ64と分岐点65の間まで投票券を搬送する。なお、投票券処理ユニット106は、投票券の表面から検出されたキズや汚れが所定量以上の場合、搬送路66を用いて投票券を保守側出口67へ搬送し、当該投票券を印刷し直す。
【0066】
[ステップS18]投票装置100-1の決済制御部140は、QRコードをかざすことを利用者に促すための画面(QRコード受付画面)をディスプレイ装置104に表示させる。
【0067】
[ステップS19]利用者端末400は、電子決済事業者が運営するアプリケーション(QR決済アプリ)を起動する。
[ステップS20]利用者端末400は、利用者の電子決済口座の認証情報を示すQRコードの生成を決済サーバ200に要求する。例えば、利用者端末400は、利用者のIDを決済サーバ200に通知し、通知したIDと、通知したIDに対応する電子決済口座の認証情報とを示すQRコードの生成を決済サーバ200に要求する。
【0068】
[ステップS21]決済サーバ200は、利用者の電子決済口座の認証情報を示すQRコードを生成する。例えば、決済サーバ200は、利用者端末400から通知されたIDと、利用者端末400から通知されたIDに対応する電子決済口座の認証情報とを示すQRコードを生成する。
【0069】
[ステップS22]決済サーバ200は、ステップS21で生成したQRコードを利用者端末400に送信する。
[ステップS23]利用者端末400は、決済サーバ200から取得したQRコードを表示する。ここで利用者は、QRコードが表示された利用者端末400を投票装置100-1にかざす。
【0070】
[ステップS24]決済制御部140は、コード読取ユニット108に、利用者端末400に表示されたQRコードを読み取らせる。例えば、決済制御部140は、コード読取ユニット108に、利用者端末400に表示されたQRコードが示すIDと認証情報とを取得させる。
【0071】
[ステップS25]決済制御部140は、決済サーバ200に投票券を購入する電子決済の実行を要求する。例えば、決済制御部140は、ステップS12で受け付けた投票内容に含まれる投票券の金額、ステップS24で読み取ったIDおよび認証情報を決済サーバ200に通知し、電子決済の実行を要求する。
【0072】
[ステップS26]決済サーバ200は、投票装置100-1から取得した要求内容を照合する。例えば、決済サーバ200は、投票装置100-1から通知されたIDに対応する電子決済口座があり、当該電子決済口座の認証情報と、投票装置100-1から通知された認証情報とが一致するか否かを判定する。また、例えば、決済サーバ200は、投票装置100-1から通知されたIDに対応する電子決済口座の残高が投票装置100-1から通知された投票券の金額以上であるか否かを判定する。
【0073】
図8は、投票受付処理の手順の一例を示すフローチャート(その3)である。以下、図7に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS27]決済サーバ200は、照合結果が適切であるか否かを判定する。例えば、決済サーバ200は、投票装置100-1から通知されたIDに対応する電子決済口座があり、認証情報が一致し、当該電子決済口座の残高が投票券の金額以上である場合、照合結果が適切であると判定する。また、例えば、決済サーバ200は、投票装置100-1から通知されたIDに対応する電子決済口座がない場合、認証情報が一致しない場合または電子決済口座の残高が投票券の金額未満である場合、照合結果が不適切であると判定する。決済サーバ200は、照合結果が適切であると判定した場合、処理をステップS28に進める。また、決済サーバ200は、照合結果が不適切であると判定した場合、投票装置100-1に電子決済が失敗したことを通知し、処理をステップS33に進める。
【0074】
[ステップS28]決済サーバ200は、電子決済処理を実行する。例えば、決済サーバ200は、投票装置100-1から通知されたIDに対応する電子決済口座の残高から投票装置100-1から通知された投票券の金額を減算する。そして、決済サーバ200は、投票装置100-1に電子決済が成功したことを通知する。
【0075】
[ステップS29]決済制御部140は、電子決済が完了したことを利用者に通知するための画面(決済完了画面)をディスプレイ装置104に表示させる。
[ステップS30]印刷制御部130は、投票券処理ユニット106に、投票券を放出スタッカ63へ搬送させる。すると、投票券処理ユニット106は、例えば、ローラを回転させることで搬送路62上の投票券の搬送を再開し、投票券を放出スタッカ63へ搬送する。
【0076】
[ステップS31]印刷制御部130は、ステップS11で受け付けたマークカードn枚分の投票内容を処理したか否かを判定する。印刷制御部130は、マークカードn枚分の投票内容を処理したと判定した場合、処理をステップS32に進める。また、印刷制御部130は、マークカードn枚分の投票内容を処理していないと判定した場合、処理をステップS12に進める。
【0077】
[ステップS32]印刷制御部130は、n枚の投票券を放出する。例えば、印刷制御部130は、投票券処理ユニット106に、放出スタッカ63に蓄積されたn枚の投票券を放出させる。そして、処理が終了する。
【0078】
図9は、投票受付処理の手順の一例を示すフローチャート(その4)である。以下、図7に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS33]決済制御部140は、電子決済が失敗したことを利用者に通知するための画面(購入不可画面)をディスプレイ装置104に表示させる。
【0079】
[ステップS34]投票受付部120は、ステップS12で受け付けた投票内容による投票の減算をホストサーバ300に依頼する。例えば、投票受付部120は、ステップS13でホストサーバ300に依頼した投票の取り消しをホストサーバ300に依頼する。
【0080】
[ステップS35]ホストサーバ300は、投票内容の減算処理を実行する。例えば、ホストサーバ300は、ステップS14で投票装置100-1から受け付けた投票を取り消し、取り消した投票に基づいて、票数の集計およびオッズと払戻金の算出をする。
【0081】
[ステップS36]投票受付部120は、マークカードを返却する。例えば、投票受付部120は、マークカード処理ユニット107に、未処理のマークカードを放出させる。
[ステップS37]印刷制御部130は、処理したマークカードの枚数分の投票券を放出する。例えば、印刷制御部130は、投票券処理ユニット106に、放出スタッカ63に蓄積された投票券を放出させる。
【0082】
[ステップS38]印刷制御部130は、投票券処理ユニット106に、投票券を破棄させる。例えば、印刷制御部130は、投票券処理ユニット106に、搬送路62を用いて投票券を分岐点65まで搬送させる。印刷制御部130は、投票券処理ユニット106に、投票券を搬送する経路を分岐点65で搬送路66に切り替えさせる。そして、印刷制御部130は、投票券処理ユニット106に、搬送路66を用いて投票券を保守側出口67へ搬送させる。なお、印刷制御部130は、投票券処理ユニット106に、搬送路66上の投票券をパンチさせる。
【0083】
このようにして、印刷制御部130は、投票受付部120が投票内容を受け付けると、投票券処理ユニット106に、投票券を印刷させ、搬送路62の途中の分岐点65の手前まで投票券を搬送させる。そして、印刷制御部130は、決済制御部140によって決済サーバ200に依頼した電子決済が成功した場合、投票券処理ユニット106に、投票券を放出スタッカ63へ搬送させる。これにより、印刷制御部130は、電子決済が成功するまで、自動で投票券を破棄する機構を有していない放出スタッカ63に投票券を搬送しないことで、電子決済が失敗した投票券の破棄を容易にすることができる。
【0084】
印刷制御部130は、決済制御部140によって決済サーバ200に依頼した電子決済が成功した場合、投票券処理ユニット106に、搬送路66を用いて投票券を保守側出口67へ搬送させる。これにより、印刷制御部130は、投票券処理ユニット106が有する印刷に失敗した投票券を破棄する機構を用いて、電子決済が失敗した投票券を破棄することができる。
【0085】
このように、印刷制御部130は、投票券を電子決済によって購入できる場合に投票券を放出し、購入できない場合に投票券を破棄する。よって、投票装置100-1は、電子決済による公営競技の投票を受け付けることができる。
【0086】
また、投票受付部120は、ホストサーバ300に受け付けた投票内容による投票を依頼し、決済制御部140によって決済サーバ200に依頼した電子決済が失敗した場合、投票の取消をホストサーバ300に依頼する。これにより、投票受付部120は、電子決済が失敗した場合、ホストサーバ300に投票の集計を修正させることができる。
【0087】
〔第3の実施の形態〕
次に、第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態は、電子決済によって、公営競技の投票券を複数枚まとめて購入できるサービスを提供するものである。なお、第3の実施の形態は、図2と同様のシステム構成で実現され、投票装置以外の装置については第2の実施の形態と同じ符号を用いることがある。
【0088】
第2の実施の形態では、投票装置100-1は、放出スタッカ63から投票券を自動で破棄する機構を有していないため、投票券1枚ごとの電子決済が成功したか否かを判定していた。一方、第3の実施の形態の投票装置は、放出スタッカから投票券を自動で破棄する機構を備えることで、放出スタッカに蓄積された投票券をまとめて購入する電子決済が成功したか否かを判定することができる。
【0089】
まず、第3の実施の形態の投票装置が有する投票券処理ユニットについて説明する。
図10は、投票券処理ユニットの他の一例を示す図である。第3の実施の形態の投票装置は、投票券処理ユニット106aを有する。投票券処理ユニット106aは、投票券処理ユニット106に搬送路68および保守側出口69を追加したものである。
【0090】
搬送路68は、放出スタッカ63から保守側出口69へ通じている。保守側出口69は、放出スタッカ63から投票券を廃棄するための出口である。投票券処理ユニット106aは、第3の実施の形態の投票装置が有するプロセッサから放出スタッカ63に蓄積された投票券を破棄する指示を受け付けると、放出スタッカ63に蓄積された投票券を1枚ずつ搬送路68へ移動させる。そして、投票券処理ユニット106aは、搬送路68を用いて投票券を保守側出口69へ搬送する。なお、投票券処理ユニット106aは、搬送路68上の投票券をパンチする。
【0091】
次に、第3の実施の形態の投票装置の機能について詳細に説明する。
図11は、投票装置の他の機能例を示すブロック図である。第3の実施の形態の投票装置100a-1は、投票受付部120a、印刷制御部130a、決済制御部140aおよび記憶部150aを有する。記憶部150aは、投票装置100a-1が有するメモリまたはストレージ装置の記憶領域を用いて実現される。また、投票受付部120a、印刷制御部130aおよび決済制御部140aは、投票装置100a-1が有するメモリに記憶されたプログラムを投票装置100a-1が有するプロセッサが実行することで実現される。
【0092】
投票受付部120aは、利用者から複数枚の投票券の購入を受け付け、各投票券の投票内容による投票をホストサーバ300に依頼する。まず、投票受付部120aは、n枚のマークカードを受け付ける。例えば、投票受付部120aは、投票装置100a-1が有するマークカード処理ユニットへのn枚のマークカードの挿入を受け付ける。投票受付部120aは、受け付けたn枚のマークカードそれぞれにマークされた投票内容を投票装置100a-1が有するマークカード処理ユニットに読み取らせる。
【0093】
投票受付部120aは、受け付けたn枚のマークカードから読み取った各投票内容をホストサーバ300に送信し、当該投票内容による投票をホストサーバ300に依頼する。また、投票受付部120aは、受け付けたn枚のマークカードから読み取った各投票内容を記憶部150aに格納する。
【0094】
なお、決済制御部140aが決済サーバ200に依頼した投票券を購入する電子決済が失敗した場合、投票受付部120aは、記憶部150a内の投票内容による投票の減算をホストサーバ300に依頼する。例えば、投票受付部120aは、記憶部150aに格納されたマークカードn枚分の投票内容をホストサーバ300に通知し、通知した投票内容による投票を取り消すようホストサーバ300に依頼する。
【0095】
印刷制御部130aは、投票券処理ユニット106aを制御し、投票券を発券する。投票受付部120aは投票内容がマークされたn枚のマークカードを受け付けると、印刷制御部130aは、投票券処理ユニット106aに、n枚のマークカードそれぞれの投票内容を示すn枚の投票券を印刷させる。印刷制御部130aは、投票券処理ユニット106aに、印刷した投票券を放出スタッカ63へ搬送させる。
【0096】
そして、決済制御部140aが決済サーバ200に依頼した投票券を購入する電子決済が成功した場合、印刷制御部130aは、n枚の投票券を放出する。例えば、印刷制御部130aは、投票券処理ユニット106aに、放出スタッカ63に蓄積されたn枚の投票券を放出させる。
【0097】
また、決済制御部140aが決済サーバ200に依頼した投票券を購入する電子決済が失敗した場合、印刷制御部130aは、投票券処理ユニット106aに、放出スタッカ63に蓄積された投票券を破棄させる。例えば、印刷制御部130aは、投票券処理ユニット106aに、放出スタッカ63に蓄積されたn枚の投票券を1枚ずつ、搬送路68を用いて保守側出口69へ搬送させる。なお、印刷制御部130aは、投票券処理ユニット106aに、搬送路68上の投票券をパンチさせる。
【0098】
決済制御部140aは、決済サーバ200にn枚の投票券を購入する電子決済の実行を要求する。決済制御部140aは、投票装置100a-1が有するコード読取ユニットに、投票装置100a-1にかざされた利用者端末400に表示されたQRコードを読み取らせる。例えば、決済制御部140aは、投票装置100a-1が有するコード読取ユニットに、利用者端末400に表示されたQRコードが示すIDと認証情報とを取得させる。そして、決済制御部140aは、決済サーバ200にn枚の投票券を購入する電子決済の実行を要求する。例えば、決済制御部140aは、記憶部150aに記憶された投票内容に含まれるn枚の投票券の金額の合計、ステップS55で読み取ったIDおよび認証情報を決済サーバ200に通知し、電子決済の実行を要求する。決済制御部140aは、電子決済が成功したか否かの通知を決済サーバ200から受け付ける。
【0099】
なお、図11に示した各要素間を接続する線は通信経路の一部を示すものであり、図示した通信経路以外の通信経路も設定可能である。
以下、第3の実施の形態の投票受付処理手順について説明する。
【0100】
図12は、投票受付処理の他の手順の一例を示すフローチャート(その1)である。以下、図12に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS41]投票装置100a-1の投票受付部120aは、n枚のマークカードを受け付ける。例えば、投票受付部120aは、投票装置100a-1が有するマークカード処理ユニットへのn枚のマークカードの挿入を受け付ける。
【0101】
[ステップS42]投票受付部120aは、マークカード1枚分の投票内容を読み取る。例えば、投票受付部120は、ステップS41で受け付けたn枚のマークカードのうち、未処理のマークカード1枚にマークされた投票内容を投票装置100a-1が有するマークカード処理ユニットに読み取らせる。なおここで、投票受付部120aは、受け付けた投票内容による投票が可能であることをホストサーバ300に確認する。
【0102】
[ステップS43]投票受付部120aは、ステップS42で受け付けた投票内容をホストサーバ300に送信し、当該投票内容による投票をホストサーバ300に依頼する。
[ステップS44]ホストサーバ300は、投票装置100a-1から受信した投票内容による投票を受け付ける。ホストサーバ300は、受け付けた投票に基づいて、票数の集計およびオッズと払戻金の算出をする。
【0103】
[ステップS45]投票受付部120aは、ホストサーバ300から投票完了応答を受信する。
[ステップS46]投票装置100a-1の印刷制御部130aは、投票券処理ユニット106aに、投票券を印刷させ、印刷した投票券を放出スタッカ63へ搬送させる。例えば、印刷制御部130aは、投票券処理ユニット106aに、ロール紙61から所定の大きさの紙を切り取らせ、ロール紙61から切り取った紙にステップS42で受け付けた投票内容を印刷させる。そして、印刷制御部130aは、投票券処理ユニット106aに、搬送路62を用いて投票券を放出スタッカ63へ搬送させる。
【0104】
[ステップS47]投票受付部120aは、ステップS42で受け付けた投票内容を記憶部150aに格納する。
図13は、投票受付処理の他の手順の一例を示すフローチャート(その2)である。以下、図13に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
【0105】
[ステップS48]投票受付部120aは、ステップS41で受け付けたマークカードn枚分の投票内容を処理したか否かを判定する。投票受付部120aは、マークカードn枚分の投票内容を処理したと判定した場合、処理をステップS49に進める。また、投票受付部120aは、マークカードn枚分の投票内容を処理していないと判定した場合、処理をステップS42に進める。
【0106】
[ステップS49]投票装置100a-1の決済制御部140aは、QRコードをかざすことを利用者に促すための画面(QRコード受付画面)を投票装置100a-1が有するディスプレイ装置に表示させる。
【0107】
[ステップS50]利用者端末400は、電子決済事業者が運営するアプリケーション(QR決済アプリ)を起動する。
[ステップS51]利用者端末400は、利用者の電子決済口座の認証情報を示すQRコードの生成を決済サーバ200に要求する。例えば、利用者端末400は、利用者のIDを決済サーバ200に通知し、通知したIDと、通知したIDに対応する電子決済口座の認証情報とを示すQRコードの生成を決済サーバ200に要求する。
【0108】
[ステップS52]決済サーバ200は、利用者の電子決済口座の認証情報を示すQRコードを生成する。例えば、決済サーバ200は、利用者端末400から通知されたIDと、利用者端末400から通知されたIDに対応する電子決済口座の認証情報とを示すQRコードを生成する。
【0109】
[ステップS53]決済サーバ200は、ステップS52で生成したQRコードを利用者端末400に送信する。
[ステップS54]利用者端末400は、決済サーバ200から取得したQRコードを表示する。ここで利用者は、QRコードが表示された利用者端末400を投票装置100a-1にかざす。
【0110】
[ステップS55]決済制御部140aは、投票装置100a-1が有するコード読取ユニットに、利用者端末400に表示されたQRコードを読み取らせる。例えば、決済制御部140aは、投票装置100a-1が有するコード読取ユニットに、利用者端末400に表示されたQRコードが示すIDと認証情報とを取得させる。
【0111】
[ステップS56]決済制御部140aは、決済サーバ200にn枚の投票券を購入する電子決済の実行を要求する。例えば、決済制御部140aは、記憶部150aに記憶された投票内容に含まれるn枚の投票券の金額の合計、ステップS55で読み取ったIDおよび認証情報を決済サーバ200に通知し、電子決済の実行を要求する。
【0112】
[ステップS57]決済サーバ200は、投票装置100a-1から取得した要求内容を照合する。例えば、決済サーバ200は、投票装置100a-1から通知されたIDに対応する電子決済口座があり、当該電子決済口座の認証情報と、投票装置100a-1から通知された認証情報とが一致するか否かを判定する。また、例えば、決済サーバ200は、投票装置100a-1から通知されたIDに対応する電子決済口座の残高が投票装置100a-1から通知された投票券の金額の合計以上であるか否かを判定する。
【0113】
図14は、投票受付処理の他の手順の一例を示すフローチャート(その3)である。以下、図14に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS58]決済サーバ200は、照合結果が適切であるか否かを判定する。例えば、決済サーバ200は、投票装置100a-1から通知されたIDに対応する電子決済口座があり、認証情報が一致し、当該電子決済口座の残高が投票券の金額の合計以上である場合、照合結果が適切であると判定する。また、例えば、決済サーバ200は、投票装置100a-1から通知されたIDに対応する電子決済口座がない場合、認証情報が一致しない場合または電子決済口座の残高が投票券の金額の合計未満である場合、照合結果が不適切であると判定する。決済サーバ200は、照合結果が適切であると判定した場合、処理をステップS59に進める。また、決済サーバ200は、照合結果が不適切であると判定した場合、投票装置100a-1に電子決済が失敗したことを通知し、処理をステップS62に進める。
【0114】
[ステップS59]決済サーバ200は、電子決済処理を実行する。例えば、決済サーバ200は、投票装置100a-1から通知されたIDに対応する電子決済口座の残高から投票装置100a-1から通知された投票券の金額の合計を減算する。そして、決済サーバ200は、投票装置100a-1に電子決済が成功したことを通知する。
【0115】
[ステップS60]決済制御部140aは、電子決済が完了したことを利用者に通知するための画面(決済完了画面)を投票装置100a-1が有するディスプレイ装置に表示させる。
【0116】
[ステップS61]印刷制御部130aは、n枚の投票券を放出する。例えば、印刷制御部130aは、投票券処理ユニット106aに、放出スタッカ63に蓄積されたn枚の投票券を放出させる。そして、処理が終了する。
【0117】
[ステップS62]決済制御部140aは、電子決済が失敗したことを利用者に通知するための画面(購入不可画面)を投票装置100a-1が有するディスプレイ装置に表示させる。
【0118】
[ステップS63]投票受付部120aは、記憶部150a内の投票内容による投票の減算をホストサーバ300に依頼する。例えば、投票受付部120aは、記憶部150aに格納されたマークカードn枚分の投票内容をホストサーバ300に通知し、通知した投票内容による投票を取り消すようホストサーバ300に依頼する。
【0119】
[ステップS64]ホストサーバ300は、投票内容の減算処理を実行する。例えば、ホストサーバ300は、ステップS63で投票装置100a-1から通知された投票内容による投票を取り消し、取り消した投票に基づいて、票数の集計およびオッズと払戻金の算出をする。
【0120】
[ステップS65]投票受付部120aは、マークカードを返却する。例えば、投票受付部120aは、投票装置100a-1が有するマークカード処理ユニットに、ステップS41で受け付けたn枚のマークカードを放出させる。
【0121】
[ステップS66]印刷制御部130aは、投票券処理ユニット106aに、放出スタッカ63に蓄積された投票券を破棄させる。例えば、印刷制御部130aは、投票券処理ユニット106aに、放出スタッカ63に蓄積されたn枚の投票券を1枚ずつ、搬送路68を用いて保守側出口69へ搬送させる。なお、印刷制御部130aは、投票券処理ユニット106aに、搬送路68上の投票券をパンチさせる。
【0122】
このようにして、印刷制御部130aは、投票券処理ユニット106aに、印刷された投票券を放出スタッカ63へ搬送させる。すると、n枚の投票券がまとめて購入される場合、放出スタッカ63には、n枚の投票券が蓄積される。決済制御部140aは、放出スタッカ63に蓄積されたn枚の投票券をまとめて購入する電子決済を決済サーバ200に要求する。そして、印刷制御部130aは、投票券処理ユニット106aに、電子決済が成功した場合、投票券を放出させ、電子決済が失敗した場合、投票券を搬送路68から保守側出口69へ搬送させる。これにより、印刷制御部130aは、複数の投票券がまとめて購入する電子決済において、電子決済が失敗した投票券の破棄を容易にすることができる。
【0123】
また、投票受付部120aは、n枚の投票券それぞれの投票内容による投票をホストサーバ300に依頼し、n枚の投票券それぞれの投票内容を記憶部150aに格納する。そして、決済制御部140aが決済サーバ200に依頼する電子決済が失敗した場合、投票受付部120aは、記憶部150aに格納された投票内容による投票の取消をホストサーバ300に依頼する。これにより、投票受付部120aは、複数枚の投票券をまとめて購入する電子決済が失敗した場合、ホストサーバ300に投票の集計を修正させることができる。
【0124】
以上、実施の形態を例示したが、実施の形態で示した各部の構成は同様の機能を有する他のものに置換することができる。また、他の任意の構成物や工程が付加されてもよい。さらに、前述した実施の形態のうちの任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
【符号の説明】
【0125】
10 投票装置
11 印刷部
11a 放出スタッカ
11b 第1搬送路
11c 分岐点
11d 第2搬送路
11e 出口
図1
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図14