(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023069516
(43)【公開日】2023-05-18
(54)【発明の名称】リニアモータ用コネクタ
(51)【国際特許分類】
H01R 12/72 20110101AFI20230511BHJP
H02K 41/02 20060101ALI20230511BHJP
H01R 12/75 20110101ALI20230511BHJP
H01R 31/00 20060101ALI20230511BHJP
【FI】
H01R12/72
H02K41/02 Z
H01R12/75
H01R31/00 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】19
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021181416
(22)【出願日】2021-11-05
(71)【出願人】
【識別番号】000227995
【氏名又は名称】タイコエレクトロニクスジャパン合同会社
(74)【代理人】
【識別番号】100145403
【弁理士】
【氏名又は名称】山尾 憲人
(74)【代理人】
【識別番号】100132263
【弁理士】
【氏名又は名称】江間 晴彦
(72)【発明者】
【氏名】斉藤 雅明
【テーマコード(参考)】
5E223
5H641
【Fターム(参考)】
5E223AC17
5E223BA01
5E223BA07
5E223BB01
5E223CA21
5E223CD01
5E223DB09
5E223EA02
5E223EA09
5E223EC07
5H641BB16
5H641GG19
5H641JA18
5H641JB09
(57)【要約】
【課題】複数のリニアモータを直列方向に連結することができる新たなコネクタを提供すること。
【解決手段】少なくとも2つのリニアモータを直列方向に連結するためのコネクタであって、該コネクタは、第1プラグホルダと第1タブホルダとを備え、第1プラグホルダと第1タブホルダとが前記リニアモータの連結方向に沿って互いに対向しており、前記2つのリニアモータの連結部の側面に設けられた凹部に第1プラグホルダと第1タブホルダとが位置付けられる、コネクタ。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも2つのリニアモータを直列方向に連結するためのコネクタであって、該コネクタは、第1プラグホルダと第1タブホルダとを備え、第1プラグホルダと第1タブホルダとが前記リニアモータの連結方向に沿って互いに対向しており、前記2つのリニアモータの連結部の側面に設けられた凹部に第1プラグホルダと第1タブホルダとが位置付けられる、コネクタ。
【請求項2】
第1プラグホルダおよび第1タブホルダが前記リニアモータの側面に略面一に位置付けられる、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
第1プラグホルダの少なくとも一部が第1タブホルダの一部に挿入される、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項4】
第1プラグホルダに設けられた係合部と第1タブホルダに設けられた係合部とが互いに結合する、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項5】
第1プラグホルダと第1タブホルダとを電気的に接続するためのリレーコネクタをさらに備える、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項6】
カバーをさらに備え、該カバーと第1プラグホルダおよび第1タブホルダとが締結具で固定される、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項7】
少なくとも2つのリニアモータを直列方向に連結するためのコネクタであって、該コネクタは、2つのタブホルダと、該2つのタブホルダを電気的に接続するためのリレーコネクタとを備え、前記2つのタブホルダが前記リニアモータの連結方向に沿って互いに対向しており、前記2つのリニアモータの連結部の側面に設けられた凹部に前記2つのタブホルダが位置付けられる、コネクタ。
【請求項8】
前記リレーコネクタがスライドプレートを備える、請求項7に記載のコネクタ。
【請求項9】
前記スライドプレートがロック機構を有する、請求項8に記載のコネクタ。
【請求項10】
前記2つのタブホルダが同一の形状を有する、請求項7に記載のコネクタ。
【請求項11】
前記2つのタブホルダが異なる形状を有する、請求項7に記載のコネクタ。
【請求項12】
前記タブホルダが貫通孔を少なくとも1つ有し、該貫通孔を通して、締結具で前記タブホルダが前記リニアモータに固定される、請求項7に記載のコネクタ。
【請求項13】
前記2つのリニアモータのいずれか一方の側面の縁部に設けられた凹部に位置付けられる第2コネクタとともに使用され、第2コネクタが、複数の電線を受容するためのハウジングと、第2タブホルダとを備える、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項14】
前記ハウジングおよび第2タブホルダが前記リニアモータの側面に略面一に位置付けられる、請求項13に記載のコネクタ。
【請求項15】
前記ハウジングの少なくとも一部が、第2タブホルダの一部と係合する、請求項13に記載のコネクタ。
【請求項16】
前記ハウジングに設けられた係合部と第2タブホルダに設けられた係合部とが互いに結合する、請求項13に記載のコネクタ。
【請求項17】
前記2つのリニアモータのいずれか一方の側面の縁部に設けられた凹部に位置付けられる第3コネクタとともに使用される、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項18】
第3コネクタがタブホルダを含み、該タブホルダがキャップまたは絶縁材で覆われている、請求項17に記載のコネクタ。
【請求項19】
複数の電線を受容するためのハウジングとタブホルダとを含んで成る第4コネクタとともに使用される、請求項1に記載のコネクタ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はリニアモータ用コネクタに関する。より具体的には、本発明は、少なくとも2つのリニアモータを直列方向に連結するためのコネクタに関する。
【背景技術】
【0002】
リニアモータは、例えば半導体製造装置など様々な分野で使用されている。リニアモータは、例えばサーボモータなどとして使用することができる。
【0003】
例えば、特許文献1~5には、様々なリニアモータが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2012- 90492号公報
【特許文献2】WO(再表)2009/116343号公報
【特許文献3】WO(再表)2006/038510号公報
【特許文献4】特開2004- 23954号公報
【特許文献5】特開2003-219627号公報
【特許文献6】特開2011-205841号公報
【特許文献7】特開2002-152962号公報
【特許文献8】特開2001-352609号公報
【特許文献9】特開平05-078059号公報
【特許文献10】実開昭63-127217号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
リニアモータは、本体内部に鉄心およびコイルなどを含み、理論上、直列方向に連結することで出力が向上する。
複数のリニアモータを直列方向に連結するためには、電気接続用のコネクタが必要である。
しかし、リニアモータの内部には鉄心およびコイルなどが含まれるため、従来のコネクタでは、スペースの都合上、リニアモータを直列方向に連結することが困難であった。
【0006】
本発明はかかる課題に鑑みて為されたものである。即ち、本発明の主たる目的は、複数のリニアモータを直列方向に連結することができる新たなコネクタを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、従来技術の延長線上で対応するのではなく、新たな方向で対処することによって上記課題の解決を試みた。その結果、上記主たる目的が達成されたコネクタの発明に至った。
【0008】
例えば
図1に示すように複数のリニアモータ(LM
1、LM
2、LM
3・・・)を矢印に沿って直列方向に連結する場合、第1コネクタ100を用いて、第1リニアモータLM
1と第2リニアモータLM
2とをその側面(XZ面)で連結し、さらに第2コネクタ200を設けることで電線または電源と接続し、さらに第3コネクタ300を設けることによって、さらなるリニアモータLM
3との連結の可能性を検討した。
【0009】
例えば
図2に示すようにリニアモータ(LM
1,LM
2)の側面(XZ面)に第1コネクタ100、第2コネクタ200および第3コネクタ300を矢印で示す直列方向に並べることによってモータ内に幹線(TC
1,TC
2)を効率よく配置することができ、ひいてはスペースの有効活用が達成できるのではないかと考えた。また、幹線(TC
1,TC
2)として、プリント回路基板などの基板を使用することによって、さらに省スペース化が達成できるのではないかと考えた。
【0010】
例えば、
図3に示すように、プラグホルダ101aとタブホルダ101bとを備えるコネクタ101(以下、「第1コネクタ」とよぶ)を使用することによって、2つのリニアモータ(LM
1,LM
2)を直列方向に連結することを最初に検討した。
【0011】
また、第1コネクタ101とともに、複数の電線120を受容するためのハウジング201aとタブホルダ201bとを備えるコネクタ201(以下、「第2コネクタ」とよぶ)を併用することを検討した。
【0012】
さらに、第3コネクタ(
図3ではプラグホルダ301aのみを示す)を併用することで第3のリニアモータ(図示せず)とのさらなる連結の可能性を検討した。
【0013】
そして、プラグホルダ101aとプラグホルダ301aとを実質的に同一形状にすること、および/またはタブホルダ101bとタブホルダ201bとを実質的に同一形状にすることによって、さらなる接続の効率化が達成できるのではないかと考えた(
図3参照)。
【0014】
鋭意研究の結果、2つのリニアモータ(LM
1,LM
2)の連結部の側面(XZ面)に設けられた凹部に第1コネクタ(101)を位置付けることによって(
図3参照)、複数のリニアモータを直列方向に連結させることやコネクタ配置によるスペースの有効利用が達成できることを見出した。
【0015】
本発明では、主として、少なくとも2つのリニアモータを直列方向に連結するためのコネクタが提供される。当該コネクタは、第1プラグホルダと第1タブホルダとを備え、第1プラグホルダと第1タブホルダとが前記リニアモータの連結方向に沿って互いに対向しており、前記2つのリニアモータの連結部の側面に設けられた凹部に第1プラグホルダと第1タブホルダとが位置付けられる。
【発明の効果】
【0016】
本発明では、複数のリニアモータを直列方向に連結することができる新たなコネクタが得られる。尚、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものでなく、また、付加的な効果があってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】
図1は、複数のリニアモータの連結を模式的に示す概略図である。
【
図2】
図2は、複数のリニアモータの連結を模式的に示す概略図である(XZ面)。
【
図3】
図3は、本開示のコネクタを用いたリニアモータの連結を模式的に示す概略図である。
【
図4】
図4は、本開示の第1実施形態のコネクタを模式的に示す概略図である。
【
図5】
図5は、(A)ハウジング201a、(B)タブホルダ101bおよび(C)プラグホルダ101aを模式的に示す概略図である。
【
図6】
図6は、本開示の第2実施形態のコネクタを模式的に示す概略図である。
【
図7】
図7は、(A)ハウジング202a、(B)タブホルダ102bおよび(C)プラグホルダ102aを模式的に示す概略図である。
【
図8】
図8は、本開示の第3実施形態のコネクタを模式的に示す概略図である。
【
図9】
図9は、(A)ハウジング203a、(B)タブホルダ103bおよび(C)プラグホルダ103aを模式的に示す概略図である。
【
図10】
図10は、本開示の第4実施形態のコネクタを模式的に示す概略図である。
【
図11】
図11は、(A)ハウジング204a、(B)タブホルダ104bおよび(C)プラグホルダ104aを模式的に示す概略図である。
【
図12】
図12は、本開示の第5実施形態のコネクタを模式的に示す概略図である。
【
図13】
図13は、(A)ハウジング205a、(B)タブホルダ105bおよび(C)プラグホルダ105aを模式的に示す概略図である。
【
図14】
図14は、本開示の第6実施形態のコネクタを模式的に示す概略図である。
【
図15】
図15は、(A)ハウジング206a、(B)タブホルダ106b、(C)プラグホルダ106aおよび(D)リレーコネクタ106cを模式的に示す概略図である。
【
図16】
図16は、本開示の第7実施形態のコネクタを模式的に示す概略図である。
【
図17】
図17は、(A)ハウジング207a、(B)タブホルダ107b、(C)プラグホルダ107aおよび(D)カバー107cを模式的に示す概略図である。
【
図18】
図18は、本開示の第8実施形態のコネクタを模式的に示す概略図である。
【
図19】
図19は、(A)ハウジング208a、(B)タブホルダ108a/108bおよび(C)リレーコネクタ108cを模式的に示す概略図である。
【
図20】
図20は、本開示の第9実施形態のコネクタを模式的に示す概略図である。
【
図21】
図21は、(A)ハウジング209a、(B)タブホルダ109a/109bおよび(C)リレーコネクタ109cを模式的に示す概略図である。
【
図22】
図22は、本開示の第10実施形態のコネクタを模式的に示す概略図である。
【
図23】
図23は、(A)ハウジング210a、(B)タブホルダ110a/110bおよび(C)リレーコネクタ110cを模式的に示す概略図である。
【
図24】
図24は、本開示の第14実施形態のコネクタを模式的に示す概略図である。
【
図25】
図25は、(A)ハウジング214a、(B)タブホルダ114a、(C)タブホルダ114bおよび(D)リレーコネクタ114cを模式的に示す概略図である。
【
図26】
図26は、本開示の第15実施形態のコネクタを模式的に示す概略図である。
【
図27】
図27は、(A)ハウジング215a、(B)タブホルダ115a/115bおよび(C)リレーコネクタ115cを模式的に示す概略図である。
【
図28】
図28は、本開示の第16実施形態のコネクタを模式的に示す概略図である。
【
図29】
図29は、(A)ハウジング216a、(B)タブホルダ116a/116b、(C)リレーコネクタ116cおよび(D)キャップ400を模式的に示す概略図である。
【
図31】
図31は、プラグホルダとタブホルダとの係合を模式的に示す概略図である。
【
図32】
図32は、ハウジングとタブホルダとの関係を模式的に示す概略図である。
【
図33】
図33は、ハウジングとタブホルダとの係合を模式的に示す概略図である。
【
図34】
図34は、別のハウジングと別のタブホルダとの係合を模式的に示す概略図である。
【
図35】
図35は、第6実施形態におけるプラグホルタとタブホルダとの関係を模式的に示す概略図である。
【
図36】
図36は、第6実施形態におけるプラグホルダとタブホルダとリレーコネクタとの関係を模式的に示す概略図である。
【
図37】
図37は、第6実施形態におけるプラグホルダとタブホルダと別のリレーコネクタとの関係を模式的に示す概略図である。
【
図38】
図38は、第7実施形態におけるプラグホルダとタブホルダとの関係を模式的に示す概略図である。
【
図39】
図39は、第7実施形態におけるプラグホルダとタブホルダとの関係を模式的に示す概略図である。
【
図40】
図40は、第7実施形態におけるプラグホルダとタブホルダとが結合した状態を模式的に示す概略図である。
【
図41】
図41は、第7実施形態におけるプラグホルダとタブホルダとカバーとの関係を模式的に示す概略図である。
【
図42】
図42は、2つのタブホルダの関係を模式的に示す概略図である。
【
図43】
図43は、2つのタブホルダとリレーコネクタとの関係を模式的に示す概略図である。
【
図44】
図44は、リレーコネクタのロック機構を模式的に示す概略図である。
【
図45】
図45は、ハウジングと電線との関係を模式的に示す概略図(背面図)である。
【
図46】
図46は、ハウジングとタブホルダとの関係を模式液に示す概略図である。
【
図47】
図47は、ハウジングとタブホルダとの係合を模式液に示す概略図である。
【
図49】
図49は、別のタブホルダを模式的に示す概略図である。
【
図50】
図50は、リレーコネクタのロック機構を模式的に示す概略図である。
【
図51】
図51は、リレーコネクタの内部構造を模式的に示す概略図である。
【
図54】
図54は、オーバーモールドを模式的に示す概略図である。
【
図55】
図55は、第4コネクタを模式的に示す概略図である。
【
図56】
図56は、第4コネクタの(A)ハウジングおよび(B)タブホルダを模式的に示す概略図である。
【
図57】
図57は、別の第4コネクタを模式的に示す概略図である。
【
図58】
図58は、別の第4コネクタの(A)ハウジングおよび(B)タブホルダを模式的に示す概略図である。
【
図59】
図59は、第16実施形態で使用することができるコネクタの例を示す斜視図(オーバーモールドあり)である。
【
図60】
図60は、第16実施形態で使用することができるコネクタの例を示す(A:平面図(オーバーモールドなし)、B:断面図)。
【
図61】
図61は、第16実施形態で使用することができる第2コネクタのハウジング216aを示す(A:斜視図、B:正面図、C:左側面図、D:右側面図、E:背面図、F:平面図、G:底面図)。
【
図62】
図62は、第16実施形態で使用することができる第2コネクタのハウジング216aを示す(電線あり)(A:斜視図、B:正面図、C:左側面図、D:右側面図、E:背面図、F:平面図、G:底面図、H:断面図(B-B)、I:断面図(A-A))。
【
図63】
図63は、第16実施形態で使用することができるタブホルダ216b/116a/116b/316aを示す(A:斜視図、B:正面図、C:左側面図、D:右側面図、E:背面図、F:平面図、G:底面図、H:断面図(A-A)、I:断面図(B-B)、J:断面図(C-C))。
【
図64】
図64は、第16実施形態で使用することができるリレーコネクタ116cを示す(非ロック状態)(A:斜視図、B:正面図、C:左側面図、D:右側面図、E:背面図、F:平面図、G:底面図、H:断面図(B-B)、I:断面図(A-A))。
【
図65】
図65は、第16実施形態で使用することができるキャップ400を示す(A:斜視図、B:正面図、C:左側面図、D:右側面図、E:背面図、F:平面図、G:底面図。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明は、少なくとも2つのリニアモータを直列方向に連結するためのコネクタに関する。
【0019】
本開示において「リニアモータ」は、概して、軸のない電気モータ(電動機)を意味する。一般的なモータは、回転運動するのに対して、リニアモータは、基本的には、直線運動をする。
例えば
図1の矢印で示す通り、リニアモータの直線運動をする方向を「直列方向」または「連結方向」とよぶ。
【0020】
理論上、リニアモータは、直列方向に連結することで出力が向上する。しかし、リニアモータの内部には、概して、コイルおよび鉄心などが含まれることから、設計上、空間的な制約がある。
【0021】
リニアモータを直列方向に連結する数に特に制限はない。例えば、
図1に示すように第1リニアモータLM
1、第2リニアモータLM
2、第3リニアモータLM
3・・・を直列方向に連結することができる。
【0022】
本開示ではコネクタを用いて少なくとも2つのリニアモータを直列方向に連結することができる。特にリニアモータの側面でリニアモータを直列方向に連結することができる。
【0023】
本開示において「コネクタ」とは、電気的および/または物理的な接続を提供することができる部材を意味する。
【0024】
例えば、
図1に示すように2つのリニアモータ(LM
1,LM
2)の側面(XZ面)にコネクタ100(以下、「第1コネクタ」(100)とよぶ)を設けることで2つのリニアモータ(LM
1,LM
2)を直列方向に連結することができる。
【0025】
また、第1コネクタ100に平行して、リニアモータ(LM
1)の側面(XZ面)の端部にコネクタ200(以下、「第2コネクタ」(200)とよぶ)を設けることができる。この第2コネクタ200には電線などを配置してもよい(
図3参照)。あるいは、第2コネクタ200は、他のリニアモータ(図示せず)との接続に供されてもよい。
【0026】
第1コネクタ100に平行して、リニアモータ(LM2)の側面(XZ面)の端部にコネクタ300(以下、「第3コネクタ」(300)とよぶ)を設けることができる。第3コネクタ300は、第3リニアモータLM3との接続に供されてもよい。あるいは、第3コネクタ300には電線などを配置してもよい。
【0027】
第2コネクタ200および第3コネクタ300の配置に関して、その位置が交代されていてよい。換言すると、第2コネクタ200および第3コネクタ300の位置が逆であってよい。
【0028】
リニアモータ(LM1,LM2)は、板状のテーブル(図示せず)とともに、締結ボルトなどで固定されてよい。
【0029】
本開示において、第1コネクタ100、第2コネクタ200および第3コネクタ300などのコネクタは、それぞれ2以上の部品から構成されていてよい(
図3参照)。
【0030】
第1コネクタ100、第2コネクタ200および第3コネクタ300は、例えば
図2に示すように、矢印で示す直列方向に沿って、それぞれリニアモータ(LM
1,LM
2)の側面(XZ面)に並べて配置することができる。
【0031】
リニアモータLM1の内部では、第1コネクタ100と第2コネクタ200とが幹線TC1によって電気的に接続されてよい。幹線TC1は、リニアモータLM1の側面または側壁に沿って配置されることが好ましい。幹線TC1は、基板上に回路として形成されていてよい。基板をリニアモータLM1の側面または側壁に沿って配置することでリニアモータLM1の内部の空間を有効に利用することができる。ひいては、コネクタの配置によるスペースの効率化を達成することができる。
【0032】
リニアモータLM2の内部では、第1コネクタ100と第3コネクタ300とが幹線TC2によって電気的に接続されてよい。幹線TC2は、リニアモータLM2の側面または側壁に沿って配置されていることが好ましい。幹線TC2は、基板上に回路として形成されてよい。基板をリニアモータLM2の側面または側壁に沿って配置することでリニアモータLM2の内部の空間を有効に利用することができる。ひいては、コネクタの配置によるスペースの効率化を達成することができる。
【0033】
より具体的には、
図3に示す通り、第1コネクタ101がプラグホルダ101a(以下、「第1プラグホルダ」(101a)とよぶ)とタブホルダ101b(以下、「第1タブホルダ」(101b)とよぶ)とから構成され、第2コネクタ201がハウジング201aとタブホルダ201b(以下、「第2タブホルダ」(201b)とよぶ)とから構成され、第3コネクタ301が例えばプラグホルダ301aのみから構成されている。
【0034】
第1コネクタ101によって、第1リニアモータLM1と第2リニアモータLM2とを直列方向に連結することができる。
【0035】
第2コネクタ201のハウジング201aには、複数の電線120を配置することができる。配置する電線120の数に特に制限はない。複数の電線120は、ハブコネクタ130に接続され、1本の主ケーブル140にまとめることができる。主ケーブル140は、さらにコンピュータ(PC)などの制御部150に接続することができる。制御部150はリニアモータ(LM1,LM2)を制御するとともに、電源としても機能することができる。
【0036】
第3コネクタ301(例えばプラグホルダ301a)は、第3リニアモータLM3(図示せず)との連結に供されてもよいが、エンドキャップとして機能してもよい。
【0037】
第1コネクタ101(具体的には第1プラグホルダ101a)と第2コネクタ201(具体的には第2タブホルダ201b)とが第1リニアモータLM1の内部で好ましくは基板によって電気的に接続されてよい。
【0038】
第1コネクタ101(具体的には第1タブホルダ101b)と第3コネクタ301(具体的にはプラグホルダ301a)とが第2リニアモータLM2の内部で好ましくは基板によって電気的に接続されてよい。
【0039】
例えば
図3に示す通り、第1プラグホルダ101aの形状と、プラグホルダ301aの形状とを実質的に同一にすることで、換言すると共通のプラグホルダを使用することで、リニアモータの接続をより効率化することができる。
また、第1タブホルダ101bの形状と、第2タブホルダ201bの形状とを実質的に同一にすることで、換言すると共通のタブホルダを使用することで、リニアモータの接続をより効率化することができる。
【0040】
本開示において「プラグホルダ」とは、リニアモータの内部に配置され得る幹線(TC)と電気的に接続することができる部材であり、以下にて詳説する「タブホルダ」とともにコネクタの一部を形成することができる。
「プラグホルダ」の内部には、端子および/またはコンタクトなどが取り付けられていてよい。
「プラグホルダ」の形状に特に制限はなく、例えば長方体、好ましくは板状の長方体の形状であってよい。
「プラグホルダ」を構成する材料に特に制限はない。例えば、絶縁性のプラスチックなどから構成されることが好ましい。
「プラグホルダ」は必ずしもプラグを保持するものではない。
【0041】
本開示において「タブホルダ」とは、リニアモータの内部に配置され得る幹線(TC)と電気的に接続することができる部材であり、上記の「プラグホルダ」または以下にて詳説する「ハウジング」または「タブホルダ」とともにコネクタの一部を形成することができる。
タブホルダには、端子および/またはコンタクトなどが取り付けられていてよい。
「タブホルダ」の形状に特に制限はなく、例えば長方体、好ましくは板状の長方体の形状であってよい。
「タブホルダ」を構成する材料に特に制限はない。例えば、絶縁性のプラスチックなどから構成されることが好ましい。
「タブホルダ」は必ずしもタブを保持するものではない。
【0042】
本開示において「ハウジング」とは、リニアモータの外部との接続、特に電線との接続に供され得る部材であり、上記の「タブホルダ」とともにコネクタの一部を形成することができる。
「ハウジング」の内部には、端子および/またはコンタクトが取り付けられていてよい。
「ハウジング」の形状に特に制限はなく、例えば長方体、好ましくは板状の長方体の形状であってよい。
「ハウジング」を構成する材料に特に制限はない。例えば、絶縁性のプラスチックなどから構成されることが好ましい。
【0043】
以下、本開示のコネクタを第1実施形態(またはコンセプト1)から第16実施形態(またはコンセプト16)で簡単に説明した後、本開示のコネクタについて詳説する。
【0044】
第1実施形態(またはコンセプト1)
図4および
図5に第1実施形態(またはコンセプト1)のコネクタを示す。
第1実施形態では、第1リニアモータLM
1と第2リニアモータLM
2とを連結するための第1コネクタ101と、6本の電線(121a(主電源用)(4本),121b(温度センサ用)(2本))と第1リニアモータLM
1とを接続するための第2コネクタ201と、第2リニアモータLM
2に接続される第3コネクタ(プラグホルダ301aのみを示す)とがリニアモータ(LM
1,LM
2)の側面(XZ面(
図1および
図2参照))において直列方向に沿って並んで配置されている。
第1コネクタ101は、第1プラグホルダ101aと、第1タブホルダ101bとを有する。第1プラグホルダ101aおよび第1タブホルダ101bは直列方向に沿って対向して配置され、互いに係合することで結合することができる(
図31参照)。
第1プラグホルダ101aおよび第1タブホルダ101bによってリニアモータ(LM
1,LM
2)を互いに電気的に接続させることができる。
第2コネクタ201は、ハウジング201aと第2タブホルダ201bとを有する。ハウジング201aおよび第2タブホルダ201bは直列方向に沿って対向して配置され、互いに係合することで結合することができる。ハウジング201aおよび第2タブホルダ201bによって電線と第1リニアモータLM
1とを互いに電気的に接続させることができる。
第1リニアモータLM
1の内部において、第1プラグホルダ101aと第2タブホルダ201bとが互いに電気的に接続されてよく、第2リニアモータLM
2の内部において、第1タブホルダ101bとプラグホルダ301aとが互いに電気的に接続されていてよい。
プラグホルダ101aはプラグホルダ301aと実質的に同一形状を有していてよく、タブホルダ101bはタブホルダ201bと実質的に同一形状を有していてよい。
【0045】
本開示において「実質的に同一形状」とは、概して、外観上で同じような形状を有し、互いに交換可能または代替可能に使用できることを意味する。
【0046】
第2実施形態(またはコンセプト2)
図6および
図7に第2実施形態(またはコンセプト2)のコネクタを示す。
第2実施形態では、電線(122a(4本),122b(2本))が2列に配置されていることを特徴とする。例えば、電線122aは主電源用であり、電線122bは温度センサ用である。
第2実施形態では、第1リニアモータLM
1と第2リニアモータLM
2とを連結するための第1コネクタ102と、6本の電線(122a,122b)と第1リニアモータLM
1とを接続するための第2コネクタ202と、第2リニアモータLM
2に接続される第3コネクタ(プラグホルダ302aのみを示す)とがリニアモータ(LM
1,LM
2)の側面において直列方向に沿って並んで配置されている。
第1コネクタ102は、第1プラグホルダ102aと、第1タブホルダ102bとを有する。第1プラグホルダ102aおよび第1タブホルダ102bは直列方向に沿って対向して配置され、互いに係合することで結合することができる。
第1プラグホルダ102aおよび第1タブホルダ102bによってリニアモータ(LM
1,LM
2)を互いに電気的に接続させることができる。
第2コネクタ202は、ハウジング202aと第2タブホルダ202bとを有する。ハウジング202aおよび第2タブホルダ202bは直列方向に沿って対向して配置され、互いに係合することで結合することができる。ハウジング202aおよび第2タブホルダ202bによって電線と第1リニアモータLM
1とを互いに電気的に接続させることができる。
第1リニアモータLM
1の内部において、第1プラグホルダ102aと第2タブホルダ202bとが互いに電気的に接続されてよく、第2リニアモータLM
2の内部において、第1タブホルダ102bとプラグホルダ302aとが互いに電気的に接続されていてよい。
プラグホルダ102aはプラグホルダ302aと実質的に同一形状を有していてよく、タブホルダ102bはタブホルダ202bと実質的に同一形状を有していてよい。
【0047】
第3実施形態(またはコンセプト3)
図8および
図9に第3実施形態(またはコンセプト3)のコネクタを示す。
第3実施形態は、第1実施形態と同様であるが、より低電圧用に設計されている(例えば、第1実施形態:500V、第3実施形態:250V)。
第3実施形態では、第1リニアモータLM
1と第2リニアモータLM
2とを連結するための第1コネクタ103と、6本の電線(121a(4本),121b(2本))と第1リニアモータLM
1とを接続するための第2コネクタ203と、第2リニアモータLM
2に接続される第3コネクタ(プラグホルダ303aのみを示す)とがリニアモータ(LM
1,LM
2)の側面において直列方向に沿って並んで配置されている。
第1コネクタ103は、第1プラグホルダ103aと、第1タブホルダ103bとを有する。第1プラグホルダ103aおよび第1タブホルダ103bは直列方向に沿って対向して配置され、互いに係合することで結合することができる。
第1プラグホルダ103aおよび第1タブホルダ103bによってリニアモータ(LM
1,LM
2)を互いに電気的に接続させることができる。
第2コネクタ203は、ハウジング203aと第2タブホルダ203bとを有する。ハウジング203aおよび第2タブホルダ203bは直列方向に沿って対向して配置され、互いに係合することで結合することができる。ハウジング203aおよび第2タブホルダ203bによって電線と第1リニアモータLM
1とを互いに電気的に接続させることができる。
第1リニアモータLM
1の内部において、第1プラグホルダ103aと第2タブホルダ203bとが互いに電気的に接続されてよく、第2リニアモータLM
2の内部において、第1タブホルダ103bとプラグホルダ303aとが互いに電気的に接続されていてよい。
プラグホルダ103aはプラグホルダ303aと実質的に同一形状を有していてよく、タブホルダ103bはタブホルダ203bと実質的に同一形状を有していてよい。
【0048】
第4実施形態(またはコンセプト4)
図10および
図11に第4実施形態(またはコンセプト4)のコネクタを示す。
第4実施形態では、第1リニアモータLM
1と第2リニアモータLM
2とを連結するための第1コネクタ104と、6本の電線(121a(主電源用)(4本),121b(温度センサ用)(2本))と第1リニアモータLM
1とを接続するための第2コネクタ204と、第2リニアモータLM
2に接続される第3コネクタ(プラグホルダ304aのみを示す)とがリニアモータ(LM
1,LM
2)の側面において直列方向に沿って並んで配置されている。
第1コネクタ104は、第1プラグホルダ104aと、第1タブホルダ104bとを有する。第1プラグホルダ104aおよび第1タブホルダ104bは直列方向に沿って対向して配置され、互いに嵌合することで結合することができる。
第1プラグホルダ104aおよび第1タブホルダ104bによってリニアモータ(LM
1,LM
2)を互いに電気的に接続させることができる。
第2コネクタ204は、ハウジング204aと第2タブホルダ204bとを有する。ハウジング204aおよび第2タブホルダ204bは直列方向に沿って対向して配置され、互いに係合することで結合することができる。ハウジング204aおよび第2タブホルダ204bによって電線と第1リニアモータLM
1とを互いに電気的に接続させることができる。
第1リニアモータLM
1の内部において、第1プラグホルダ104aと第2タブホルダ204bとが互いに電気的に接続されてよく、第2リニアモータLM
2の内部において、第1タブホルダ104bとプラグホルダ304aとが互いに電気的に接続されていてよい。
プラグホルダ104aはプラグホルダ304aと実質的に同一形状を有していてよく、タブホルダ104bはタブホルダ204bと実質的に同一形状を有していてよい。
【0049】
第5実施形態(またはコンセプト5)
図12および
図13に第5実施形態(またはコンセプト5)のコネクタを示す。
第5実施形態は、第4実施形態と同様であるが、より低電圧用に設計されている(例えば、第4実施形態:500V、第5実施形態:250V)。
第5実施形態では、第1リニアモータLM
1と第2リニアモータLM
2とを連結するための第1コネクタ105と、6本の電線(121a(主電源用)(4本),121b(温度センサ用)(2本))と第1リニアモータLM
1とを接続するための第2コネクタ205と、第2リニアモータLM
2に接続される第3コネクタ(プラグホルダ305aのみを示す)とがリニアモータ(LM
1,LM
2)の側面において直列方向に沿って並んで配置されている。
第1コネクタ105は、第1プラグホルダ105aと、第1タブホルダ105bとを有する。第1プラグホルダ105aおよび第1タブホルダ105bは直列方向に沿って対向して配置され、互いに嵌合することで結合することができる。第1プラグホルダ105aおよび第1タブホルダ105bによってリニアモータ(LM
1,LM
2)を互いに電気的に接続させることができる。
第2コネクタ205は、ハウジング205aと第2タブホルダ205bとを有する。ハウジング205aおよび第2タブホルダ205bは直列方向に沿って対向して配置され、互いに係合することで結合することができる。ハウジング205aおよび第2タブホルダ205bによって電線と第1リニアモータLM
1とを互いに電気的に接続させることができる。
第1リニアモータLM
1の内部において、第1プラグホルダ105aと第2タブホルダ205bとが互いに電気的に接続されてよく、第2リニアモータLM
2の内部において、第1タブホルダ105bとプラグホルダ305aとが互いに電気的に接続されていてよい。
プラグホルダ105aはプラグホルダ305aと実質的に同一形状を有していてよく、タブホルダ105bはタブホルダ205bと実質的に同一形状を有していてよい。
【0050】
第6実施形態(またはコンセプト6)
図14および
図15に第6実施形態(またはコンセプト6)のコネクタを示す。
第6実施形態では、第1リニアモータLM
1と第2リニアモータLM
2とを連結するための第1コネクタ106と、6本の電線(123)と第1リニアモータLM
1とを接続するための第2コネクタ206と、第2リニアモータLM
2に接続される第3コネクタ(プラグホルダ306aのみを示す)とがリニアモータ(LM
1,LM
2)の側面において直列方向に沿って並んで配置されている。
第1コネクタ106は、第1プラグホルダ106aと、第1タブホルダ106bと、リレーコネクタ106c(
図15(D)参照)とを有する。第1プラグホルダ106aおよび第1タブホルダ106bは直列方向に沿って対向して配置され、ともにリレーコネクタ106c(
図15(D)参照)と係合することで互いに結合することができる(
図35~
図36参照)。第1プラグホルダ106aおよび第1タブホルダ106bは、リレーコネクタ106c(
図15(D)参照)を介することでリニアモータ(LM
1,LM
2)を互いに電気的に接続させることができる。
第2コネクタ206は、ハウジング206aと第2タブホルダ206bとを有する。ハウジング206aおよび第2タブホルダ206bは直列方向に沿って対向して配置され、互いに係合することで結合することができる。ハウジング206aおよび第2タブホルダ206bによって電線と第1リニアモータLM
1とを互いに電気的に接続させることができる。
第1リニアモータLM
1の内部において、第1プラグホルダ106aと第2タブホルダ206bとが互いに電気的に接続されてよく、第2リニアモータLM
2の内部において、第1タブホルダ106bとプラグホルダ306aとが互いに電気的に接続されていてよい。
プラグホルダ106aはプラグホルダ306aと実質的に同一形状を有していてよく、タブホルダ106bはタブホルダ206bと実質的に同一形状を有していてよい。
【0051】
第7実施形態(またはコンセプト7)
図16および
図17に第7実施形態(またはコンセプト7)のコネクタを示す。
第7実施形態では、第1リニアモータLM
1と第2リニアモータLM
2とを連結するための第1コネクタ107と、6本の電線(123)と第1リニアモータLM
1とを接続するための第2コネクタ207と、第2リニアモータLM
2に接続される第3コネクタ(プラグホルダ307aのみを示す)とがリニアモータ(LM
1,LM
2)の側面において直列方向に沿って並んで配置されてよい。
第1コネクタ107は、第1プラグホルダ107aと、第1タブホルダ107bと、カバー107c(
図17(D)参照)とを有する。第1プラグホルダ107aおよび第1タブホルダ107bは直列方向に沿って対向して配置され、互いに係合することで結合することができる(
図38~
図41参照)。第1プラグホルダ107aおよび第1タブホルダ107bによってリニアモータ(LM
1,LM
2)を互いに電気的に接続させることができる。
第1プラグホルダ107aおよび第1タブホルダ107bはそれぞれネジ孔などの孔を有していてよく、ネジなどの締結具によってカバー107c(
図17(D)参照)を固定することができる。
第2コネクタ207は、ハウジング207aと第2タブホルダ207bとを有する。ハウジング207aおよび第2タブホルダ207bは直列方向に沿って対向して配置され、互いに係合することで結合することができる。ハウジング207aおよび第2タブホルダ207bによって電線と第1リニアモータLM
1とを互いに電気的に接続させることができる。
第1リニアモータLM
1の内部において、第1プラグホルダ107aと第2タブホルダ207bとが互いに電気的に接続されてよく、第2リニアモータLM
2の内部において、第1タブホルダ107bとプラグホルダ307aとが互いに電気的に接続されていてよい。
プラグホルダ107aはプラグホルダ307aと実質的に同一形状を有していてよく、タブホルダ107bはタブホルダ207bと実質的に同一形状を有していてよい。
【0052】
第8実施形態(またはコンセプト8)
図18および
図19に第8実施形態(またはコンセプト8)のコネクタを示す。
第8実施形態では、第1リニアモータLM
1と第2リニアモータLM
2とを連結するための第1コネクタ108と、4本の電線(124)と第1リニアモータLM
1とを接続するための第2コネクタ208と、第2リニアモータLM
2に接続される第3コネクタ(タブホルダ308aのみを示す)とがリニアモータ(LM
1,LM
2)の側面において直列方向に沿って並んで配置されてよい。
第1コネクタ108は、2つの同じ形状のタブホルダ(108a,108b)(
図19(B)参照)と、リレーコネクタ108c(
図19(C)参照)とを有する。2つのタブホルダ(108a,108b)は直列方向に沿って対向して配置され、ともにリレーコネクタ108cと係合することで互いに結合することができる。2つのタブホルダ(108a,108b)は、リレーコネクタ108cを介することでリニアモータ(LM
1,LM
2)を互いに電気的に接続させることができる。リレーコネクタ108cは、ロック機構を有するスライドプレート108dを備える(
図42~
図44参照)。
第2コネクタ208は、ハウジング208aと第2タブホルダ208bとを有する。ハウジング208aおよび第2タブホルダ208bは直列方向に沿って対向して配置され、互いに係合することで結合することができる。ハウジング208aおよび第2タブホルダ208bによって電線と第1リニアモータLM
1とを互いに電気的に接続させることができる。
第1リニアモータLM
1の内部において、タブホルダ108aと第2タブホルダ208bとが互いに電気的に接続されてよく、第2リニアモータLM
2の内部において、タブホルダ108bとタブホルダ308aとが互いに電気的に接続されてよい。
タブホルダ108aはタブホルダ308aと実質的に同一形状を有していてよく、タブホルダ108bはタブホルダ208bと実質的に同一形状を有していてよい。
【0053】
第9実施形態(またはコンセプト9)
図20および
図21に第9実施形態(またはコンセプト9)のコネクタを示す。
第9実施形態は、第8実施形態と同様であるが、より低電圧用に設計されている(例えば、第8実施形態:500V、第9実施形態:250V)。使用する電線の本数も異なる。
第9実施形態では、第1リニアモータLM
1と第2リニアモータLM
2とを連結するための第1コネクタ109と、6本の電線(123)と第1リニアモータLM
1とを接続するための第2コネクタ209と、第2リニアモータLM
2に接続される第3コネクタ(タブホルダ309aのみを示す)とがリニアモータ(LM
1,LM
2)の側面において直列方向に沿って並んで配置されてよい。
第1コネクタ109は、2つの同じ形状のタブホルダ(109a,109b)(
図21(B)参照)と、リレーコネクタ109c(
図21(C)参照)とを有する。2つのタブホルダ(109a,109b)は直列方向に沿って対向して配置され、ともにリレーコネクタ109cと係合することで互いに結合することができる。2つのタブホルダ(109a,109b)は、リレーコネクタ109cを介することでリニアモータ(LM
1,LM
2)を互いに電気的に接続させることができる。リレーコネクタ109cは、ロック機構を有するスライドプレートを備える(
図42~
図44、
図50および
図51参照)。
第2コネクタ209は、ハウジング209aと第2タブホルダ209bとを有する。ハウジング209aおよび第2タブホルダ209bは直列方向に沿って対向して配置され、互いに係合することで結合することができる。ハウジング209aおよび第2タブホルダ209bによって電線と第1リニアモータLM
1とを互いに電気的に接続させることができる。
第1リニアモータLM
1の内部において、タブホルダ109aと第2タブホルダ209bとが互いに電気的に接続されてよく、第2リニアモータLM
2の内部において、タブホルダ109bとタブホルダ309aとが互いに電気的に接続されてよい。
タブホルダ109aはタブホルダ309aと実質的に同一形状を有していてよく、タブホルダ109bはタブホルダ209bと実質的に同一形状を有していてよい。
【0054】
第10実施形態(またはコンセプト10)
図22および
図23に第10実施形態(またはコンセプト10)のコネクタを示す。
第10実施形態は、第9実施形態と同様であるが、使用する電線の本数が異なる。
第10実施形態では、第1リニアモータLM
1と第2リニアモータLM
2とを連結するための第1コネクタ110と、4本の電線(124)と第1リニアモータLM
1とを接続するための第2コネクタ210と、第2リニアモータLM
2に接続される第3コネクタ(タブホルダ310aのみを示す)とがリニアモータ(LM
1,LM
2)の側面において直列方向に沿って並んで配置されてよい。
第1コネクタ110は、2つの同じ形状のタブホルダ(110a,110b)(
図23(B)参照)と、リレーコネクタ110c(
図23(C)参照)とを有する。2つのタブホルダ(110a,110b)は直列方向に沿って対向して配置され、ともにリレーコネクタ110cと係合することで互いに結合することができる。2つのタブホルダ(110a,110b)は、リレーコネクタ110cを介することでリニアモータ(LM
1,LM
2)を互いに電気的に接続させることができる。リレーコネクタ110cは、ロック機構を有するスライドプレートを備える(
図42~
図44、
図50および
図51参照)。
第2コネクタ210は、ハウジング210aと第2タブホルダ210bとを有する。ハウジング210aおよび第2タブホルダ210bは直列方向に沿って対向して配置され、互いに係合することで結合することができる。ハウジング210aおよび第2タブホルダ210bによって電線と第1リニアモータLM
1とを互いに電気的に接続させることができる。
第1リニアモータLM
1の内部において、タブホルダ110aと第2タブホルダ210bとが互いに電気的に接続されてよく、第2リニアモータLM
2の内部において、タブホルダ110bとタブホルダ310aとが互いに電気的に接続されてよい。
タブホルダ110aはタブホルダ310aと実質的に同一形状を有していてよく、タブホルダ110bはタブホルダ210bと実質的に同一形状を有していてよい。
【0055】
第11実施形態(またはコンセプト11)
第11実施形態では、第1リニアモータと第2リニアモータとを連結するための第1コネクタと、6本の電線と第1リニアモータとを接続するための第2コネクタと、第2リニアモータに接続される第3コネクタとがリニアモータの側面において直列方向に沿って並んで配置されている。
第1コネクタは、2つの異なる形状のタブホルダと、リレーコネクタとを有する。2つのタブホルダは直列方向に沿って対向して配置され、ともにリレーコネクタと係合することで互いに結合することができる。2つのタブホルダは、リレーコネクタを介することでリニアモータを互いに電気的に接続させることができる。リレーコネクタは、ロック機構を有するスライドプレートを備える(
図42~
図44、
図50および
図51参照)。
第2コネクタは、ハウジングと第2タブホルダとを有する。ハウジングおよび第2タブホルダは直列方向に沿って対向して配置され、互いに係合することで結合することができる。ハウジングおよび第2タブホルダによって電線と第1リニアモータとを互いに電気的に接続させることができる。ハウジングは、タブホルダとの係合部を有する(
図45~
図47参照)。
第1リニアモータの内部において、タブホルダと第2タブホルダとが互いに電気的に接続されてよく、第2リニアモータの内部において、タブホルダとタブホルダとが互いに電気的に接続されてよい。又、同一方向に延在するタブホルダ同士は実質的に同一形状を有していてよい。
【0056】
第12実施形態(またはコンセプト12)
第12実施形態では、第1リニアモータと第2リニアモータとを連結するための第1コネクタと、6本の電線と第1リニアモータとを接続するための第2コネクタと、第2リニアモータに接続される第3コネクタとがリニアモータの側面において直列方向に沿って並んで配置されてよい。
第1コネクタは、2つの異なる形状のタブホルダと、リレーコネクタとを有する。2つのタブホルダは直列方向に沿って対向して配置され、ともにリレーコネクタと係合することで互いに結合することができる。2つのタブホルダは、リレーコネクタを介することでリニアモータを互いに電気的に接続させることができる。リレーコネクタは、ロック機構を有するスライドプレートを備える(
図42~
図44、
図50および
図51参照)。
第2コネクタは、ハウジングと第2タブホルダとを有する。ハウジングおよび第2タブホルダは直列方向に沿って対向して配置され、互いに係合することで結合することができる。ハウジングおよび第2タブホルダによって電線と第1リニアモータとを互いに電気的に接続させることができる。ハウジングは、タブホルダとの係合部を有する。
第1リニアモータの内部において、第1タブホルダと第2タブホルダとが互いに電気的に接続されてよく、第2リニアモータの内部において、2つのタブホルダが互いに電気的に接続されてよい。同一方向に延在するタブホルダ同士は実質的に同一形状を有していてよい。第12実施形態では、2つのタブホルダがそれぞれ基板への取り付け用の貫通孔(1個)をそれぞれ有することを特徴とする。
【0057】
第13実施形態(またはコンセプト13)
第13実施形態では、第1リニアモータと第2リニアモータとを連結するための第1コネクタと、4本の電線と第1リニアモータとを接続するための第2コネクタと、第2リニアモータに接続される第3コネクタとがリニアモータの側面において直列方向に沿って並んで配置されてよい。
第1コネクタは、2つの同じ形状のタブホルダと、リレーコネクタとを有する。2つのタブホルダは直列方向に沿って対向して配置され、ともにリレーコネクタと係合することで互いに結合することができる。2つのタブホルダは、リレーコネクタを介することでリニアモータを互いに電気的に接続させることができる。リレーコネクタは、ロック機構を有するスライドプレートを備える(
図42~
図44、
図50および
図51参照)。
第2コネクタは、ハウジングと第2タブホルダとを有する。ハウジングおよび第2タブホルダは直列方向に沿って対向して配置され、互いに係合することで結合することができる。ハウジングおよび第2タブホルダによって電線と第1リニアモータとを互いに電気的に接続させることができる。ハウジングは、タブホルダとの係合部を有する。
第1リニアモータの内部において、タブホルダと第2タブホルダとが互いに電気的に接続されてよく、第2リニアモータの内部において、2つのタブホルダが互いに電気的に接続されてよい。同一方向に延在するタブホルダ同士は実質的に同一形状を有していてよい。第13実施形態では、2つのタブホルダがそれぞれ基板への取り付け用の貫通孔(2個)を有することを特徴とする。
【0058】
第14実施形態(またはコンセプト14)
図24および
図25に第14実施形態(またはコンセプト14)のコネクタを示す。
第14実施形態では、第1リニアモータLM
1と第2リニアモータLM
2とを連結するための第1コネクタ114と、6本の電線(121a(4本),121b(2本))と第1リニアモータLM
1とを接続するための第2コネクタ214と、第2リニアモータLM
2に接続される第3コネクタ(タブホルダ314aのみを示す)とがリニアモータ(LM
1,LM
2)の側面において直列方向に沿って並んで配置されてよい。
第1コネクタ114は、2つの異なる形状のタブホルダ(114a,114b)(
図25(B)および(C)参照)と、リレーコネクタ114c(
図25(D)参照)とを有する。2つのタブホルダ(114a,114b)は直列方向に沿って対向して配置され、ともにリレーコネクタ114cと係合することで互いに結合することができる。2つのタブホルダ(114a,114b)は、リレーコネクタ114cを介することでリニアモータ(LM
1,LM
2)を互いに電気的に接続させることができる。リレーコネクタ114cは、ロック機構を有するスライドプレートを備える(
図42~
図44、
図50および
図51参照)。
第2コネクタ214は、ハウジング214aと第2タブホルダ214bとを有する。ハウジング214aおよび第2タブホルダ214bは直列方向に沿って対向して配置され、互いに係合することで結合することができる。ハウジング214aおよび第2タブホルダ214bによって電線と第1リニアモータLM
1とを互いに電気的に接続させることができる。ハウジング214aは、タブホルダ214bとの係合部を有する。
第1リニアモータLM
1の内部において、タブホルダ114aと第2タブホルダ214bとが互いに電気的に接続されてよく、第2リニアモータLM
2の内部において、タブホルダ114bとタブホルダ314aとが互いに電気的に接続されてよい。
タブホルダ114aはタブホルダ314aと実質的に同一形状を有していてよく、タブホルダ114bはタブホルダ214bと実質的に同一形状を有していてよい。
第14実施形態では、2つのタブホルダ(114a,114b)がそれぞれ基板への取り付け用の貫通孔(2個)を有することを特徴とする。
【0059】
第15実施形態(またはコンセプト15)
図26および
図27に第15実施形態(またはコンセプト15)のコネクタを示す。
第15実施形態では、第1リニアモータLM
1と第2リニアモータLM
2とを連結するための第1コネクタ115と、4本の電線(124)と第1リニアモータLM
1とを接続するための第2コネクタ215と、第2リニアモータLM
2に接続される第3コネクタ(タブホルダ315aのみを示す)とがリニアモータ(LM
1,LM
2)の側面において直列方向に沿って並んで配置されてよい。
第1コネクタ115は、2つの同じ形状のタブホルダ(115a,115b)(
図27(B)参照)と、リレーコネクタ115c(
図27(C)参照)とを有する。2つのタブホルダ(115a,115b)は直列方向に沿って対向して配置され、ともにリレーコネクタ115cと係合することで互いに結合することができる。2つのタブホルダ(115a,115b)は、リレーコネクタ115cを介することでリニアモータ(LM
1,LM
2)を互いに電気的に接続させることができる。リレーコネクタ115cは、ロック機構を有するスライドプレートを備える(
図42~
図44、
図50および
図51参照)。
第2コネクタ215は、ハウジング215aと第2タブホルダ215bとを有する。ハウジング215aおよび第2タブホルダ215bは直列方向に沿って対向して配置され、互いに係合することで結合することができる。ハウジング215aおよび第2タブホルダ215bによって電線と第1リニアモータLM
1とを互いに電気的に接続させることができる。ハウジング215aは、タブホルダ215bとの係合部を有する。
第1リニアモータLM
1の内部において、タブホルダ115aと第2タブホルダ215bとが互いに電気的に接続されてよく、第2リニアモータLM
2の内部において、タブホルダ115bとタブホルダ315aとが互いに電気的に接続されてよい。
タブホルダ115aはタブホルダ315aと実質的に同一形状を有していてよく、タブホルダ115bはタブホルダ215bと実質的に同一形状を有していてよい。
第15実施形態では、2つのタブホルダ(115a,115b)がそれぞれ基板への取り付け用の貫通孔(2個)を有することを特徴とする。
【0060】
第16実施形態(またはコンセプト16)
図28および
図29に第16実施形態(またはコンセプト16)のコネクタを示す。
第16実施形態では、第1リニアモータLM
1と第2リニアモータLM
2とを連結するための第1コネクタ116と、4本の電線(124)と第1リニアモータLM
1とを接続するための第2コネクタ216と、第2リニアモータLM
2に接続される第3コネクタ(タブホルダ316aのみを示す)とがリニアモータ(LM
1,LM
2)の側面において直列方向に沿って並んで配置されてよい。
第1コネクタ116は、2つの同じ形状のタブホルダ(116a,116b)(
図29(B)参照)と、リレーコネクタ116c(
図29(C)参照)とを有する。2つのタブホルダ(116a,116b)は直列方向に沿って対向して配置され、ともにリレーコネクタ116cと係合することで互いに結合することができる。2つのタブホルダ(116a,116b)は、リレーコネクタ116cを介することでリニアモータ(LM
1,LM
2)を互いに電気的に接続させることができる。リレーコネクタ116cは、ロック機構を有するスライドプレートを備える(
図42~
図44、
図50および
図51参照)。
第2コネクタ216は、ハウジング216aと第2タブホルダ216bとを有する。ハウジング216aおよび第2タブホルダ216bは直列方向に沿って対向して配置され、互いに係合することで結合することができる。ハウジング216aおよび第2タブホルダ216bによって電線と第1リニアモータLM
1とを互いに電気的に接続させることができる。ハウジング216aは、タブホルダ216bとの係合部を有する。
第1リニアモータLM
1の内部において、タブホルダ116aと第2タブホルダ216bとが互いに電気的に接続されてよく、第2リニアモータLM
2の内部において、タブホルダ116bとタブホルダ316aとが互いに電気的に接続されてよい。
タブホルダ116aはタブホルダ316aと実質的に同一形状を有していてよく、タブホルダ16bはタブホルダ216bと実質的に同一形状を有していてよい。
第16実施形態では、2つのタブホルダ(116a,116b)がそれぞれ基板への取り付け用の貫通孔(2個)を有することを特徴とする。
【0061】
以下、「第1コネクタ」(100~116)、「第2コネクタ」(200~216)および「第3コネクタ」(300~316)について、それぞれ詳説する。
【0062】
(第1コネクタ)
第1コネクタ(例えばコネクタ100~116)は、少なくとも2つのリニアモータ(LM
1,LM
2)を直列方向に連結するためのコネクタである(
図1および2参照)。
【0063】
例えば、第1コネクタ(例えばコネクタ101~105)は、第1プラグホルダ(例えばプラグホルダ101a~105a)と第1タブホルダ(例えばタブホルダ101b~105b)とを備えてよい(
図4~
図13参照)。
第1プラグホルダおよび第1タブホルダは、リニアモータ(LM
1,LM
2)の連結方向に沿って互いに対向してよい。
第1プラグホルダおよび第1タブホルダは、2つのリニアモータ(LM
1,LM
2)の連結部の側面(XZ面)に設けられた凹部に位置付けられてよい。
【0064】
第1プラグホルダは、第1リニアモータ(LM1)に取り付けることができるように構成され得る。
第1タブホルダは、第2リニアモータ(LM2)に取り付けることができるように構成され得る。
第1プラグホルダと、第1タブホルダとが、例えば電気的および/または物理的に接続することによって、第1リニアモータ(LM1)と第2リニアモータ(LM2)とを例えば電気的および/または物理的に接続することができる。
【0065】
2つのリニアモータの連結部の側面(XZ面)に設けられ得る凹部とは、リニアモータ本体に設けられ得る2つの離隔対向するスペースを組み合わせることで形成され得る凹部を意味する。
【0066】
スペースS1および/またはS2は、それぞれ板状の長方体の形状を有していてよい。スペースS1とS2は、同一形状であっても、異なる形状であってもよい。
スペースS1および/またはS2に関して、Z軸方向の位置に特に制限はない。
【0067】
スペースS1および/またはS2は、リニアモータの側面(XZ面)に配置することができ、リニアモータの進行方向の端部に配置されることが好ましい。
【0068】
リニアモータ、具体的にはリニアモータの本体は、基本的には、鉄心とコイルとを含む。リニアモータの内部には、例えばプリント回路基板などの基板が配置されていてよい。基板は、リニアモータの側面(XZ面)または側壁に沿って、スペースS1とS2との間に配置されてよい。リニアモータの少なくとも一部はオーバーモールドによって形成されてよい。特にリニアモータの側面(XZ面)の少なくとも一部がオーバーモールドによって形成されてよい。
【0069】
スペースS1および/またはS2にプラグホルダおよび/またはタブホルダを位置付けることができ、プラグホルダおよび/またはタブホルダを基板に電気的に接続することができる。
【0070】
本開示では、基板を用いることなく、幹線として、例えば電線や導電性ワイヤなどでプラグホルダおよび/またはタブホルダを電気的に接続してもよい。
【0071】
本開示では、リニアモータの内部に形成され得る配線または回路を幹線(TC)と呼ぶ場合もある(
図2参照)。
【0072】
第1コネクタ、例えば第1プラグホルダおよび第1タブホルダは、リニアモータの側面または側壁に略面一に位置付けられていてよい(
図4~
図29参照)。
【0073】
本開示において「略面一」とは、コネクタがリニアモータに設けられ得る凹部またはスペースに配置されてリニアモータを構成する面から顕著に隆起または突出しないこと、換言するとリニアモータの直列方向または進行方向または連結方向に対して垂直な方向に顕著に隆起または突出しないことを意味する。
コネクタは、リニアモータに設けられ得る凹部に対して、体積で80%以上、好ましくは90%以上、より好ましくは95%以上の割合で埋設されていてよい。
コネクタは、リニアモータに設けられ得る凹部に対して、長さ基準で例えば20%以上、好ましくは10%以上、より好ましくは5%以上の厚みで隆起または突出していてよい。
コネクタがリニアモータに設けられ得る凹部に配置され、コネクタの表面がリニアモータを構成する面と面一であることが特に好ましい。コネクタはリニアモータに設けられ得る凹部に完全に埋没されていてよい。
【0074】
第1プラグホルダおよび第1タブホルダがリニアモータの側面に略面一に位置付けられることによって、リニアモータの直列方向または進行方向または連結方向における運動を妨げる虞が顕著に低下する。
【0075】
第1プラグホルダの少なくとも一部は第1タブホルダの一部に挿入されてよい(
図4~
図13参照)。あるいは、第1タブホルダの少なくとも一部が第1プラグホルダの一部に挿入されてよい。
【0076】
第1プラグホルダおよび/または第1タブホルダには挿入のガイドとなるような凸部および/または凹部などが形成されてよい。
【0077】
第1プラグホルダの少なくとも一部が第1タブホルダの一部に挿入されること(
図4~
図13参照)および/または第1タブホルダの少なくとも一部が第1プラグホルダの一部に挿入されることによって、より確実に電気的および/または物理的な接続を形成することができる。
【0078】
第1プラグホルダに設けられた係合部と、第1タブホルダに設けられた係合部とが互いに結合してよい(
図4~
図9参照)。
【0079】
例えば
図4および
図5に示す第1コネクタ101の第1プラグホルダ101aおよび第1タブホルダ101bに関して
図31を参照しながら、これらの係合部について詳説する。
【0080】
図31(A)は、第1コネクタ101の第1プラグホルダ101aと第1タブホルダ101bとが係合して結合した状態を示す。
【0081】
図31(B)は、第1プラグホルダ101aおよび第1タブホルダ101bの内部構造を例示している。
第1プラグホルダ101aの内部には例えば電線(
図45参照)を収容することができるスペースS
3が設けられていてよい(
図31(B)参照)。
第1プラグホルダ101aと第1タブホルダ101bとの結合によって、第1プラグホルダ101aの内部には、第1タブホルダ101bに設けられた端子T
4が挿入されて位置付けられてよい。
第1プラグホルダ101aの内部において端子T
3と第1タブホルダ101bの端子T
4とが接触することで電気的な接触、換言すると電気的な接点が形成され得る。
第1プラグホルダ101aの内部において、端子T
3は、電線(図示せず)または幹線(図示せず)に接続されていてよい。
【0082】
図31(B)に示す通り、第1プラグホルダ101aは係合部E
1を有し、第1タブホルダ101bは係合部E
2を有する。係合部E
1および係合部E
2は、互いに係合して係止するように構成されていてよい。係合部E
1および係合部E
2の形状に特に制限はない。また、係合部E
1および係合部E
2が形成され得る場所にも特に制限はない。
【0083】
第1タブホルダ101bの端子T4は、はんだなどによって、基板に電気的に接続されてよく、基板はリニアモータ内に配置することができる。
【0084】
第1タブホルダ101bの基板Pに対向し得る部分(底部)には、基板Pとの係合部E
3として凸部(具体的にはボス)を有していてよく、係合部E
4として凸部(具体的にはリブ)を有していてよい(
図31(C)参照)。係合部E
3および係合部E
4の形状に特に制限はない。基板Pには、係合部E
3などを受けるための貫通孔が形成されていてよい(
図31(B)参照)。
【0085】
第1プラグホルダおよび/または第1タブホルダがそれぞれ係合部を有することによって、第1プラグホルダおよび/または第1タブホルダの脱落を防止することができ、より確実に電気的および/または物理的な接続を形成することができる。
【0086】
第1プラグホルダおよび第1タブホルダは直接的に電気的に接続されていなくてもよい。このような場合、第1コネクタは、第1プラグホルダと第1タブホルダとを電気的に接続するためのリレーコネクタをさらに備えていてよい(
図14~
図15および
図35~
図36参照)。
【0087】
例えば、
図14~
図15に示す第1コネクタ(106)に関して、
図35および
図36を参照しながら、リレーコネクタ(106c)について詳説する。
【0088】
例えば
図35に示すように第1プラグホルダ106aは第1リニアモータの側面に取り付けることができ、第1タブホルダ106bは第2リニアモータの側面に取り付けることができ、第1プラグホルダ106aおよび第1タブホルダ106bをリニアモータの連結方向に並べることができる。
【0089】
例えば
図36に示すように、第1プラグホルダ106aおよび第1タブホルダ106bには、それぞれ端子および/またはコンタクトなどが設けられていてよく、各端子および/またはコンタクトなどの形状に適合し得る形状を有する端子および/またはコンタクトなどを有するリレーコネクタ106cを第1プラグホルダ106aおよび第1タブホルダ106bの両方に取り付けることができる。リレーコネクタ106cは、リニアモータの直列方向に対して垂直な方向(Y方向)から、第1プラグホルダ106aおよび第1タブホルダ106bに取り付けることができる。リレーコネクタ106cは、例えば係合および/または嵌合によって、第1プラグホルダ106aおよび第1タブホルダ106bに取り付けることができる。
【0090】
リレーコネクタ106cは、第1プラグホルダ106aおよび/または第1タブホルダ106bに対して電気的かつ物理的に係合可能および/または嵌合可能なように構成されていることが好ましい。
【0091】
リレーコネクタ106cは、その外側表面を平坦に形成することができるので、リレーコネクタ106cの外側表面をリニアモータの側面に対してより面一に配置することができる。
【0092】
第1プラグホルダ106aと第1タブホルダ106bとリレーコネクタ106cとを含む第1コネクタを使用することによって、リニアモータ(LM1,LM2)の連結がより簡便かつ確実となる。
【0093】
あるいは、
図37に示すように、第1プラグホルダ106a’および/または第1タブホルダ106b’がネジ孔などの孔を有し、さらにリレーコネクタ106c’もネジ孔などの孔を有していてよい。これらの孔を利用することでリレーコネクタ106c’を介して、第1プラグホルダ106a’および第1タブホルダ106b’をネジなどの締結具でより強固かつ確実に固定することができる。リレーコネクタ106c’はカバーとしても機能することができる。それによって、第1プラグホルダ106a’および/または第1タブホルダ106b’への水分や埃などの浸入をより確実に防止することができる。
【0094】
第1プラグホルダおよび第1タブホルダが直接的に電気的に接続される場合であっても、上記のようなカバーを設けることができる(
図16,
図17および
図38~
図41参照)。
例えば
図16および
図17に示す第1コネクタ107は、第1プラグホルダ107aと第1タブホルダ107bとカバー107cとを備える。より具体的には
図38~
図41に示す通りである。
【0095】
例えば
図38に示すように、第1プラグホルダ107と第1タブホルダ107bとをリニアモータの直列方向(X方向)にスライドさせて結合させることができる。
あるいは、
図39に示すように第1プラグホルダ107aと第1タブホルダ107bとを互いにリニアモータの直列方向に対して垂直な方向(Y方向)にスライドさせて結合させることができる。
【0096】
図40は第1プラグホルダ107aと第1タブホルダ107bとが結合した状態を示す。
例えば
図41に示す通り、第1コネクタ107(
図16,
図17および
図41参照)は、カバー107cをさらに備え、第1プラグホルダ107aおよび第1タブホルダ107bとカバー107cとがネジなどの締結具で固定されてよい(
図41参照)。
【0097】
従って、第1プラグホルダ107aおよび第1タブホルダ107bはともにネジ孔などの孔を有していてもよい。また、カバー107cもネジ孔などの孔を有していてもよい。
これらの孔を利用することによって、カバー107cを介して第1プラグホルダ107aおよび第1タブホルダ107bをネジなどの締結具でより強固かつ確実に固定することができる。カバー107cによって、第1プラグホルダ107aおよび/または第1タブホルダ107bへの水分や埃などの浸入をより確実に防止することができる。
【0098】
(第1コネクタの別の形態)
図18~
図29に第1コネクタの別の形態を示す。第1コネクタ(例えばコネクタ108~116)は、少なくとも2つのリニアモータ(LM
1,LM
2)を直列方向に連結するためのコネクタであってよい。第1コネクタ(例えば、コネクタ108~116)は、2つのタブホルダ(例えば、タブホルダ108a~116a,タブホルダ108b~116b)と、これら2つのタブホルダを電気的に接続するためのリレーコネクタ(108c~116c)とを備えてよい。
これら2つのタブホルダは、少なくともリニアモータ(LM
1,LM
2)の連結方向または直列方向に沿って互いに対向してよい。
2つのタブホルダは、2つのリニアモータ(LM
1,LM
2)の連結部の側面(XZ面)に設けられた凹部に位置付けられてよい。
【0099】
図18~
図29に示すコネクタでは、第1コネクタ(例えばコネクタ108~116)において、2つのタブホルダ(例えば、タブホルダ108a~116a,タブホルダ108b~116b)を組み合わせて使用することに特徴がある。
【0100】
【0101】
あるいは、
図24~25に示すように、異なる形状のタブホルダを2つ使用してもよい(
図48および
図49参照)。
【0102】
2つのタブホルダは、リニアモータ(LM
1,LM
2)の連結方向または直列方向に沿って互いに対向してよいが、互いに電気的に接続されなくてよい(
図43参照)。
【0103】
図18~
図29に示す第1コネクタ(例えばコネクタ108~116)では、これら2つのタブホルダを電気的に接続するためのリレーコネクタ(例えば、リレーコネクタ108c~116c)を用いてよい(
図43および
図44参照)。
リレーコネクタは、その内側に2つのタブホルダを電気的に接続するためのリレー機構を有していてよい(
図50および
図51参照)。
【0104】
以下、
図18~
図29に示すリレーコネクタ108c~116cについて詳説する。
【0105】
(リレーコネクタ)
例えば
図42に示すようにタブホルダ108aは第1リニアモータの側面に取り付けることができ、タブホルダ108bは第2リニアモータの側面に取り付けることができる。タブホルダ108aおよびタブホルダ108bは、ともにリニアモータの連結方向に並べることができる。
【0106】
例えば
図42に示すように、タブホルダ108aおよびタブホルダ108bには、それぞれ端子またはコンタクトが設けられてよく、各端子またはコンタクトの形状に適合するような形状を有する端子(または「リレーコンタクト」または単に「コンタクト」と呼ぶ場合もある)を有するリレーコネクタ108cをタブホルダ108aおよびタブホルダ108bに取り付けることができる(
図43参照)。リレーコネクタ108cは、リニアモータの直列方向に対する垂直な方向(Y方向)から、タブホルダ108aおよびタブホルダ108bに取り付けることができる。リレーコネクタ108cは、例えば係合および/または嵌合によって、タブホルダ108aおよびタブホルダ108bの両方に電気的かつ物理的に取り付けることができる。
【0107】
リレーコネクタ108cは、スライドプレート108dを備えてよい(
図18~
図29および
図44参照)。スライドプレート108dの形状に特に制限はない。
【0108】
スライドプレート108dは、リレーコネクタ108cの本体の表面にスライド可能に取り付けることが好ましい(
図18~
図29および
図44参照)。スライドプレート108dの表面はリニアモータの表面と略面一であることが好ましい(
図18~
図29および
図44参照)。
【0109】
スライドプレート108dは、ロック機構を有していてよい。従って、スライドプレート108dは、「ロックプレート」と呼ぶこともできる。
【0110】
例えば
図42~
図44に示す通り、スライドプレート108dは、まず、タブホルダ108aの電気的な接合部の上方に配置されてよい(
図44(A)参照)。このとき、スライドプレート108dは、上面視で、左側のタブホルダ108aの電気的な接合部をほぼ覆うことができ、タブホルダ108aとタブホルダ108bとの境界や、タブホルダ108bの少なくとも一部を覆うことができるように構成されていてよい(
図44(A)参照)。
【0111】
スライドプレート108dは、
図44(A)に示す状態(以下、「非ロック状態」と称する)では、左側のタブホルダ108aとは実質的に接触しないように構成されてよい。
スライドプレート108dは、
図44(B)に示す状態(以下、「ロック状態」と称する)では、左側のタブホルダ108aと実質的に接触して係合または係止するように構成されてよい。
スライドプレート108dは、必要に応じて、右側のタブホルダ108bと接触して係合または係止するように構成されてもよい。
【0112】
より具体的には
図44に示すように、スライドプレート108dは、Z軸方向に延在する2つの突起部(R
1,R
2)を含む(
図44(A)参照)。図示する形態において、突起部R
1は上方に延在し、突起部R
2は下方に延在している。
図44(A)に示す「非ロック状態」では、2つの突起部(R
1,R
2)は、左側のタブホルダ108aとは実質的に接触していない。
図44(B)に示す「ロック状態」では、スライドプレート108dがスライド移動して、2つの突起部(R
1,R
2)が、左側のタブホルダ108aの一部(より具体的には、タブホルダ108aのZ軸方向に延在する2つの突起部(R
3,R
4))と接触している。図示する形態において、突起部R
3は下方に延在し、突起部R
4は上方に延在している。
2つの突起部(R
1,R
2)は、必要に応じて、右側のタブホルダ108bの一部(より具体的には、タブホルダ108bのZ軸方向に延在する2つの突起部(R
5,R
6))と接触してもよい。図示する形態において、突起部R
5は下方に延在し、突起部R
6は上方に延在している。
【0113】
突起部(R1~R6)の形状に特に制限はない。図示する形態のように板状の形状であっても、他の幾何学的な形状であってもよい。突起部(R1~R6)を配置する位置にも特に制限はない。
【0114】
スライドプレート(108d)がロック機構を有することによって、リレーコネクタ(108c)のタブホルダ(108a,108b)からの脱落を有意に防止することができる。
【0115】
本開示ではリレーコネクタ108cと同様に
図20~
図29に示すリレーコネクタ109c~116cを構成することができる。
【0116】
例えば
図50において、第16実施形態で用いることができるリレーコネクタおよびスライドプレートを示す。
図50(A)は、スライドプレート116dによる「非ロック状態」(ロックOFF)を示す。
図50(B)は、スライドプレート116dによる「ロック状態」(ロックON)を示す。
図50に示すようにリレーコネクタの本体およびスライドプレート116dの裏面には、互いに係合または嵌合してスライドすることができる凹凸を設けてもよい。
【0117】
次に、リレーコネクタの内部構造について
図51を用いて説明する。
図51では第16実施形態で用いることができるリレーコネクタ116cの内部構造を示す(ただし「ロック状態」のみを示す)。
図51(A)では、2つのタブホルダ(116a,116b)が対向して配置され、それらの間にリレーコネクタ116cが位置付けられている。リレーコネクタ116cの内部にはリレーコンタクトが配置されており、2つのタブホルダ(116a,116b)に設けられた端子またはコンタクトとリレーコンタクトとが電気的に接続されている。
図51(B)には、2つのリニアモータ(LM
1,LM
2)にそれぞれタブホルダ(116a,116b)が対向して配置され、それらの間にリレーコネクタ116cが位置付けられていることが示されている。また、カバープレート116dがロック位置にあることが示されている。
【0118】
第1コネクタにおいて2つのタブホルを使用する場合、2つのタブホルダは実質的に同一の形状を有していてよい(
図18~
図23、
図26~
図29、
図42~
図44および
図50参照)。
例えば
図42に示すように、同一の形状のタブホルダ(108a,108b)(
図19(B)参照)を使用することによって、リニアモータへのタブホルダの配置および複数のリニアモータの連結がより簡便になる。
【0119】
第1コネクタにおいて2つのタブホルを使用する場合、2つのタブホルダは異なる形状を有していてよい(
図24~
図25および
図48~
図49参照)。
異なる形状のタブホルダを使用することによって、様々な種類のタブホルダをリニアモータに配置することができ、リニアモータの連結のバリエーションが増加する。
【0120】
タブホルダは、貫通孔を少なくとも1つ有していてよい(
図24~
図29および
図48~
図49参照)。このような貫通孔を通して、ネジなどの締結具でタブホルダがリニアモータ、特にリニアモータの内部に配置され得る基板に固定されてよい(
図24~
図29および
図50参照)。
図24~
図29では、説明の便宜上、基板が見えるように記載している。換言すると、オーバーモールド部分を除いて記載している(尚、オーバーモールド部分は、二点破線で示している)。
例えば
図50に示す通り、ネジなどの締結具でタブホルダをリニアモータの基板に固定することができる。このような貫通孔を利用することで、より少ないスペースでタブホルダをリニアモータに固定することができる。
【0121】
以下、「第2コネクタ」について説明する。
【0122】
(第2コネクタ)
第2コネクタ(例えばコネクタ200~216)は、2つのリニアモータ(LM
1,LM
2)のいずれか一方の側面(XZ面)の縁部に設けられた凹部に位置付けられていてよい。
第2コネクタ(例えばコネクタ200~216)は、第1のコネクタ(例えばコネクタ100~116)とともに使用することができる(
図4~
図29参照)。
例えば、第2コネクタ(例えばコネクタ201~216)は、複数の電線(例えば電線120~124)を受容するためのハウジング(例えばハウジング201a~216a)と、第2タブホルダ(201b~216b)とを備えてよい(
図4~
図29参照)。
【0123】
本開示において「電線」とは、導電性を有する細長い部材を意味し、その先端部には端子を備えていてよい(
図30参照)。
図30(A)は、例えば、電源用の4本の電線121aを示す。電線121aは、接続用の端子T
aを備えていてよい。
図30(B)は、例えば、温度センサなどのセンサ用の2本の電線121bを示す。電線121bは、接続用の端子T
bを備えていてよい。
本開示において、電線の用途、長さ、径、本数に特に制限はない。
【0124】
例えば、
図45~
図47の第11実施形態で例示する通り、6本の電線(121a(4本),121b(2本))をハウジング211aに挿入することができる(
図45参照)。電線(121a,121b)が挿入またはセットされたハウジング211aを第2タブホルダ211bに結合させることによって(
図46~
図47参照)、電線(121a,121b)をより簡便にリニアモータに電気的に接続することができる。
【0125】
本開示において「ハウジング」とは、概して、リニアモータの側面(XZ面)の端部に配置することができ、電線などを収容することができる部材を意味する(
図3参照)。
【0126】
本開示において「第2タブホルダ」とは、リニアモータの側面(XZ面)の端部に配置することができるタブホルダを意味する(
図3参照)。
【0127】
「第2タブホルダ」は、「第1コネクタ」に含まれる「第1タブホルダ」および/または「2つのタブホルダ」のいずれか一方(好ましくはLM2側のタブホルダ)と同一形状を有していても、異なる形状を有していてもよい。
【0128】
第2コネクタ、例えばハウジングおよび第2タブホルダは、リニアモータの側面に略面一に位置付けられていてよい(
図4~
図29参照)。
【0129】
ハウジングおよび第2タブホルダがリニアモータの側面に略面一に位置付けられることによって、リニアモータの直列方向または進行方向または連結方向における運動を妨げる虞が顕著に低下する。
【0130】
第2コネクタにおいて、ハウジングの少なくとも一部は、第2タブホルダの一部と係合してよい。より具体的には、第1実施形態~第3実施形態および第11実施形態~第16実施形態で示す通り、ハウジングに設けられた係合部と第2タブホルダに設けられた係合部とが互いに結合してよい。
【0131】
第1実施形態のハウジング201aは、例えば
図31に示すプラグホルダ101aの係合部E
1と同様に設けられ得る係合部を有し、第2タブホルダ201bもタブホルダ101bの係合部E
2と同様に設けられ得る係合部を有し、それらが互いに係合して結合してよい(
図31(B)参照)。
【0132】
第2実施形態のハウジング202aも同様に係合部E
7を有し、第2タブホルダ202bに設けられた係合部E
8と係合して互いに結合してよい(
図34参照)。
【0133】
第3実施形態のハウジング203aも同様に係合部E
5を有し、第2タブホルダ203bに設けられた係合部E
6と係合して互いに結合してよい(
図32および
図33参照)。
【0134】
第11実施形態のハウジング211aも同様に係合部E
9を有し、第2タブホルダ211bに設けられた係合部E
10と係合して互いに結合してよい(
図47参照)。
【0135】
第12実施形態~第16実施形態のハウジング212a~216aにおいても同様に係合部を形成することができる(
図24~
図29参照)。
例えば、ハウジング216aに設けられ得る係合部は、リニアモータの側面から全く突出しないように構成することができる(
図29(A)参照)。そのため、リニアモータの側面に対して、ハウジング216aの表面をより面一に配置することができる。
【0136】
ハウジングに設けることができる係合部の位置に特に制限はない。また、第2タブホルダに設けることができる係合部の位置や形状にも特に制限はない。
【0137】
第2タブホルダ(例えばタブホルダ201b~205b)は、第1タブホルダ(例えばタブホルダ101b~105b)と実質的に同一形状を有していてよい(
図4~
図13参照)。
第2タブホルダの形状と、第1タブホルダの形状とを実質的に同一にすることによって、複数のリニアモータの連結をより迅速に行うことができる。
【0138】
第2タブホルダ(例えばタブホルダ206b~216b)が2つのタブホルダのいずれか一方(例えばタブホルダ106b~116b)と実質的に同一形状を有してよい(
図14~
図29参照)。
第2タブホルダの形状と、2つのタブホルダのいずれか一方の形状を実質的に同一にすることによって、複数のリニアモータの連結をより迅速に行うことができる。
【0139】
リニアモータの内部で第2タブホルダと第1プラグホルダとが電気的に接続されていてよい。例えば、リニアモータの内部に幹線又は電線を通して第2タブホルダと第1プラグホルダとが電気的に接続されていてよい。あるいは基板を介して電気的に接続されてもよい。このような構成によってリニアモータの内部での省スペース化を達成することができる。
【0140】
リニアモータの内部で第2タブホルダと2つのタブホルダのいずれか一方(第1リニアモータのタブホルダ)とが電気的に接続されていてよい。例えば、リニアモータの内部で基板を介して第2タブホルダと2つのタブホルダのいずれか一方(好ましくはLM
1側のタブホルダ)とが電気的に接続されていてよい(
図24~
図29参照)。このような構成によってリニアモータの内部でのスペースの効率化をより達成することができる。
【0141】
以下、「第3コネクタ」について説明する。
【0142】
(第3コネクタ)
第3コネクタ(例えばコネクタ300~316)は、2つのリニアモータ(LM
1,LM
2)のいずれか一方の側面(XZ面)の縁部に設けられた凹部に位置付けられていてよい。
第3コネクタは、第1のコネクタおよび/または第2のコネクタとともに使用することができる(
図4~
図29参照)。
【0143】
図4~
図29において、第3コネクタ(301~316)は、説明の便宜上、プラグホルダ(301a~307a)(
図4~
図17参照)またはタブホルダ(308a~316a)(
図18~
図29参照)のみを示す。
【0144】
第3コネクタは、第3リニアモータとの直列方向での連結に供され得るコネクタであってよい。従って、
図4~
図29に示すプラグホルダ(301a~307a)(
図4~
図17参照)およびタブホルダ(308a~316a)(
図18~
図29)は、本開示の上記の「タブホルダ」および/または「リレーコネクタ」などと適宜組み合わせて使用することができ、必要に応じて、第3リニアモータとの直列方向でのさらなる連結が可能となる。
【0145】
第3コネクタはプラグホルダ(例えばプラグホルダ301a~307a)(
図4~
図17参照)を含み、かかるプラグホルダが第1プラグホルダ(例えば第1プラグホルダ101a~107a)と実質的に同一形状を有していてよい(
図4~
図17参照)。実質的に同一形状にすることによって、複数のリニアモータの連結をより迅速に行うことができる。
【0146】
第3コネクタはタブホルダ(例えばタブホルダ308a~316a)(
図18~
図29)を含み、かかるタブホルダが第1コネクタに含まれ得る2つのタブホルダのいずれか一方(例えばタブホルダ108a~116a)と実質的に同一形状を有してよい(
図18~
図29参照)。実質的に同一形状にすることによって、複数のリニアモータの連結をより迅速に行うことができる。
【0147】
第3コネクタがタブホルダ(例えばタブホルダ308a~316a)を含み(
図18~
図29参照)、かかるタブホルダが第2タブホルダと実質的に同一の形状を有してよい。実質的に同一形状にすることによって、複数のリニアモータの連結をより迅速に行うことができる。
【0148】
第2リニアモータLM
2の内部で第3コネクタのプラグホルダ(例えばプラグホルダ301a~307a)が第1コネクタの2つのタブホルダのいずか一方(例えばタブホルダ101b~107b)と電気的に接続されていてよい(
図4~
図17参照)。例えば、リニアモータの内部に幹線又は電線を通してプラグホルダ301a~307aとタブホルダ101b~107bとが電気的に接続されていてよい。あるいは基板によって電気的に接続されていてよい。このような構成によってリニアモータの内部での省スペース化を達成することができる。
【0149】
第2リニアモータLM
2の内部で第3コネクタのタブホルダ(例えばタブホルダ308a~316a)が第1コネクタの2つのタブホルダのいずか一方(例えばタブホルダ108b~116b)と電気的に接続されていてよい(
図18~
図29参照)。例えば、リニアモータの内部で基板を介してタブホルダ308a~316aとタブホルダ108b~116bとが電気的に接続されていてよい(例えば
図24~
図29)。このような構成によってリニアモータの内部でのスペースの効率化をより達成することができる。
【0150】
第3コネクタは、上記の通り、次のリニアモータとの連結に使用され得るコネクタであってよい。
【0151】
第3コネクタがタブホルダを含む場合、第3コネクタに含まれるタブホルダは、キャップ400(
図52および
図65参照)または絶縁材450(
図53参照)で覆われていてよい。
【0152】
キャップ400は、タブホルダ、特にタブホルダの電気的な結合に供され得る部分を覆うことができれば、その形状に特に制限はない(
図52および
図65参照)。キャップ400を構成し得る材料にも特に制限はなく、例えば樹脂などから構成されてよい。キャップ400によって、例えば、防水性、耐塵性などの性能が向上する。
【0153】
絶縁材450は、タブホルダ、特にタブホルダの電気的な結合に供され得る部分を覆うことができれば、その形状に特に制限はない(
図53参照)。絶縁材450を構成し得る材料にも特に制限はなく、例えば絶縁テープなどから構成されてよい。絶縁材450によって、例えば、防水性、耐塵性などの性能が向上する。
【0154】
(オーバーモールド)
本開示ではオーバーモールドによってリニアモータの側面(XZ面)などを形成してよい。
例えば
図54(A)に示すように、オーバーモーモールドOMは、タブホルダと基板との結合部分の上部を覆うように形成されてよい。
オーバーモーモールドOMを構成する材料に制限はないが、例えばプラスチックなどの樹脂材料であってよい。
例えば
図54(B)に示すように、タブホルダのオーバーモーモールドOMが形成さ得
る部分に段差または凹部を設けることでタブホルダへの保持力をより向上させてよい。
【0155】
以下、「第4コネクタ」について説明する。
【0156】
(第4コネクタ)
第1コネクタ、第2コネクタおよび/または第3コネクタに加えて、別の複数の電線を受容するためのハウジングとタブホルダとを含んで成る第4コネクタを使用してよい。
【0157】
例えば、
図4~
図13、
図24~
図25に示す第2コネクタでは、電源用の太い電線(121a,122a)と、温度センサなどのセンサ用の細い電線(121b,122b)とを使用している。例えば、センサ用の細い電線(121b,122b)に関しては、第4コネクタとして、別途にコネクタを設けてよい(
図55~
図58)。ただし、設ける電線の用途に特に制限はない。
【0158】
例えば
図55および
図56に示すように、例えば4本の電源用の電線120を備える第2コネクタ200の反対側に例えば2本のセンサ用の電線125を接続するための第4コネクタ501を設けてよい。設ける電線の用途に特に制限はない。
【0159】
第4コネクタ501は、電線125を受容するためのハウジング501aと、タブホルダ501bとを含んで成る(
図56参照)。タブホルダ501bにはリニアモータLM(特にその中に含まれる基板)との接続用の端子またはコンタクトが配置されてよい。タブホルダ501bに設けられた端子またはコンタクトは、ハウジング501aとタブホルダ501bとの結合の際、電線125に設けられた端子と電気的に接続することができるように構成されてよい。ハウジング501aの内部にも端子および/またはコンタクトなどが設けられていてよい。
【0160】
例えば
図57および
図58に示すように、例えば4本の電源用の電線120を備える第2コネクタ200の反対側に例えば2本のセンサ用の電線126を接続するための第4コネクタ502を設けてよい。設ける電線の用途に特に制限はない。
【0161】
第4コネクタ502は、電線126を受容するためのハウジング502aと、タブホルダ502bとを含んで成る(
図58参照)。タブホルダ502bにはリニアモータLM(特にその中に含まれる基板)との接続用の端子またはコンタクトが配置されてよい(図示せず)。タブホルダ502bに設けられた端子またはコンタクトは、ハウジング502aとタブホルダ502bとの結合の際、電線126に設けられた端子と電気的に接続することができるように構成されてよい。ハウジング502aの内部にも端子および/またはコンタクトなどが設けられていてよい。
【0162】
電線の用途、長さ、径、本数に特に制限はない。第4コネクタは、第2コネクタと同様に構成することができる。
【0163】
本開示のコネクタを第1実施形態~第16実施形態を挙げて説明したが、これらはあくまで例示であり、第1コネクタ、第2コネクタ、第3コネクタおよび/または第4コネクタを必要に応じて適宜組み合わせて使用してよい。また、第1コネクタ、第2コネクタ、第3コネクタおよび/または第4コネクタの各構成要素についても同様に必要に応じて適宜組み合わせて使用してよい。
【0164】
(好ましい実施形態)
本開示のコネクタの好ましい実施形態を
図59~
図65に例示として示す(第16実施形態)。
【0165】
なお、上述のような本発明の一実施形態は、次の好適な態様を包含している。
第1態様:
少なくとも2つのリニアモータを直列方向に連結するためのコネクタであって、該コネクタは、第1プラグホルダと第1タブホルダとを備え、第1プラグホルダと第1タブホルダとが前記リニアモータの連結方向に沿って互いに対向しており、前記2つのリニアモータの連結部の側面に設けられた凹部に第1プラグホルダと第1タブホルダとが位置付けられる、コネクタ。
第2態様:
第1プラグホルダおよび第1タブホルダが前記リニアモータの側面に略面一に位置付けられる、態様1に記載のコネクタ。
第3態様:
第1プラグホルダの少なくとも一部が第1タブホルダの一部に挿入される、態様1または態様2に記載のコネクタ。
第4態様:
第1プラグホルダに設けられた係合部と第1タブホルダに設けられた係合部とが互いに結合する、態様1~態様3のいずれかに記載のコネクタ。
第5態様:
第1プラグホルダと第1タブホルダとを電気的に接続するためのリレーコネクタをさらに備える、態様1または態様2に記載のコネクタ。
第6態様:
カバーをさらに備え、該カバーと第1プラグホルダおよび第1タブホルダとが締結具で固定される、態様1または態様2に記載のコネクタ。
第7態様:
少なくとも2つのリニアモータを直列方向に連結するためのコネクタであって、該コネクタは、2つのタブホルダと、該2つのタブホルダを電気的に接続するためのリレーコネクタとを備え、前記2つのタブホルダが前記リニアモータの連結方向に沿って互いに対向しており、前記2つのリニアモータの連結部の側面に設けられた凹部に前記2つのタブホルダが位置付けられる、コネクタ。
第8態様:
前記リレーコネクタがスライドプレートを備える、態様7に記載のコネクタ。
第9態様:
前記スライドプレートがロック機構を有する、態様8に記載のコネクタ。
第10態様:
前記2つのタブホルダが同一の形状を有する、態様7~態様9のいずれかに記載のコネクタ。
第11態様:
前記2つのタブホルダが異なる形状を有する、態様7~態様9のいずれかに記載のコネクタ。
第12態様:
前記タブホルダが貫通孔を少なくとも1つ有し、該貫通孔を通して、締結具で前記タブホルダが前記リニアモータに固定される、態様7~態様11のいずれかに記載のコネクタ。
第13態様:
前記2つのリニアモータのいずれか一方の側面の縁部に設けられた凹部に位置付けられる第2コネクタとともに使用され、第2コネクタが、複数の電線を受容するためのハウジングと、第2タブホルダとを備える、態様1~態様12のいずれかに記載のコネクタ。
第14態様:
前記ハウジングおよび第2タブホルダが前記リニアモータの側面に略面一に位置付けられる、態様13に記載のコネクタ。
第15態様:
前記ハウジングの少なくとも一部が、第2タブホルダの一部と係合する、態様13または態様14に記載のコネクタ。
第16態様:
前記ハウジングに設けられた係合部と第2タブホルダに設けられた係合部とが互いに結合する、態様13~態様15のいずれかに記載のコネクタ。
第17態様:
第2タブホルダが第1タブホルダと同一の形状を有する、態様1~態様6のいずれかを引用する態様13~態様16のいずれかに記載のコネクタ。
第18態様:
第2タブホルダが前記2つのタブホルダのいずれか一方と同一の形状を有する、態様7~態様12のいずれかを引用する態様13~態様16のいずれかに記載のコネクタ。
第19態様:
前記リニアモータの内部で第2タブホルダと第1プラグホルダとが電気的に接続されている、態様1~態様6のいずれかを引用する態様13~態様16のいずれかに記載のコネクタ。
第20態様:
前記リニアモータの内部で第2タブホルダと前記2つのタブホルダのいずれか一方とが電気的に接続されている、態様7~態様12のいずれかを引用する態様13~態様16のいずれかに記載のコネクタ。
第21態様:
前記2つのリニアモータのいずれか一方の側面の縁部に設けられた凹部に位置付けられる第3コネクタとともに使用される、態様1~態様20のいずれかに記載のコネクタ。
第22態様:
第3コネクタがプラグホルダを含み、該プラグホルダが第1プラグホルダと同一の形状を有する、態様1~態様6のいずれかを引用する態様21に記載のコネクタ。
第23態様:
第3コネクタがタブホルダを含み、該タブホルダが前記2つのタブホルダのいずれか一方と同一の形状を有する、態様7~態様12のいずれかを引用する態様21に記載のコネクタ。
第24態様:
第3コネクタがタブホルダを含み、該タブホルダが第2タブホルダと同一の形状を有する、態様13~態様16のいずれかを引用する態様21に記載のコネクタ。
第25態様:
第3コネクタがタブホルダを含み、該タブホルダがキャップまたは絶縁材で覆われている、態様21に記載のコネクタ。
第26態様:
複数の電線を受容するためのハウジングとタブホルダとを含んで成る第4コネクタとともに使用される、態様1~態様25のいずれかに記載のコネクタ。
【産業上の利用可能性】
【0166】
本開示のコネクタは2以上のリニアモータを直列方向に連結することができる。
本開示のコネクタは大型産業用途から小型産業用途まで様々な分野のリニアモータにおいて使用することができる。
本開示のコネクタは、例えばサーボリニアモータなどの産業用機械(例えば半導体製造装置など)において使用することができる。
【符号の説明】
【0167】
LM リニアモータ
TC 幹線(モータ内)
E 係合部
P 基板
S スペース
OM オーバーモールド
100 第1コネクタ
101~116 第1コネクタ
101a~107a プラグホルダ
101b~107b タブホルダ
108a~116a タブホルダ
108b~116b タブホルダ
106c リレーコネクタ
107c カバー
108c~116c リレーコネクタ(スライドプレートあり)
108d~116d スライドプレート
120~126 電線
130 ハブコネクタ
140 主ケーブル
150 制御部
200 第2コネクタ
201~216 第2コネクタ
201a~216a ハウジング
201b~216b タブホルダ
300 第3コネクタ
301~316 第3コネクタ
301a~307a プラグホルダ
308a~316a タブホルダ
400 キャップ
450 絶縁材
501~502 第4コネクタ
501a~502a ハウジング
501b~502b タブホルダ