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特開2023-69537旧シーケンサを新シーケンサに置き換えるための検証方法及び接続ツール
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023069537
(43)【公開日】2023-05-18
(54)【発明の名称】旧シーケンサを新シーケンサに置き換えるための検証方法及び接続ツール
(51)【国際特許分類】
   G05B 19/05 20060101AFI20230511BHJP
【FI】
G05B19/05 N
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021181451
(22)【出願日】2021-11-05
(71)【出願人】
【識別番号】507214083
【氏名又は名称】メタウォーター株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100147485
【弁理士】
【氏名又は名称】杉村 憲司
(74)【代理人】
【識別番号】230118913
【弁護士】
【氏名又は名称】杉村 光嗣
(74)【代理人】
【識別番号】100150360
【弁理士】
【氏名又は名称】寺嶋 勇太
(74)【代理人】
【識別番号】100186716
【弁理士】
【氏名又は名称】真能 清志
(72)【発明者】
【氏名】田村 龍太
【テーマコード(参考)】
5H220
【Fターム(参考)】
5H220AA01
5H220BB15
5H220CC03
5H220CX09
5H220JJ01
5H220JJ06
5H220JJ12
5H220MM06
(57)【要約】
【課題】プラントの安定的かつ継続的な稼働と、新たなシーケンサの確実な検証とを両立させることが可能な、旧シーケンサを新シーケンサに置き換えるための検証方法及び接続ツールを提案する。
【解決手段】本開示に係る旧シーケンサ21を新シーケンサ31に置き換えるための検証方法は、機器端子台43と仮設アダプタ55とを接続するとともに、仮設端子台53と旧シーケンサ入出力モジュール22とを接続して、旧シーケンサ21によりプラントの制御を行う移設後動作確認ステップと、新シーケンサ31をシーケンサ盤30に設置する設置ステップと、機器端子台43と新シーケンサ入出力モジュール32とを接続して新シーケンサ31の検証を行う検証ステップと、機器端子台43を新シーケンサ入出力モジュール32から取り外すとともに仮設アダプタ55と接続して、旧シーケンサ21によりプラントの制御を行う安定制御ステップとを含むことを特徴とする。
【選択図】図10
【特許請求の範囲】
【請求項1】
シーケンサによりプラントを稼働させるプラント制御システムにおいて、旧シーケンサを新シーケンサに置き換えるための検証方法であって、
前記プラント制御システムは、
旧シーケンサ入出力モジュールを介して制御対象機器と接続する旧シーケンサと、
新シーケンサ入出力モジュールを介して制御対象機器と接続する新シーケンサと、
前記旧シーケンサを収容する仮設ラックと、
前記旧シーケンサ及び前記新シーケンサのいずれか一方を収容するシーケンサ盤と、
前記旧シーケンサを制御対象機器と接続する接続ツールと
を備え、
前記接続ツールは、前記旧シーケンサ入出力モジュールと着脱可能に接続する仮設端子台と、制御対象機器につながる機器端子台を着脱可能に接続する仮設アダプタと、前記仮設端子台及び前記仮設アダプタを相互に電気接続する接続ケーブルとを有し、
前記機器端子台は、前記旧シーケンサ入出力モジュール、前記仮設アダプタ又は前記新シーケンサ入出力モジュールのいずれかと着脱可能に接続可能であり、
前記検証方法は、
前記機器端子台を前記旧シーケンサ入出力モジュールと接続して、前記シーケンサ盤内の前記旧シーケンサにより前記プラントの制御を行う初期動作確認ステップと、
前記シーケンサ盤に設置されている前記旧シーケンサを、前記仮設ラックに移動して設置する移設ステップと、
前記機器端子台と前記仮設アダプタとを接続するとともに、前記仮設端子台と前記旧シーケンサ入出力モジュールとを接続して、前記旧シーケンサにより前記プラントの制御を行う移設後動作確認ステップと、
前記機器端子台と前記新シーケンサ入出力モジュールとを接続して前記新シーケンサの検証を行う検証ステップと、
前記機器端子台を前記新シーケンサ入出力モジュールから取り外すとともに前記仮設アダプタと接続して、前記旧シーケンサにより前記プラントの制御を行う安定制御ステップと
を含むことを特徴とする検証方法。
【請求項2】
前記検証ステップ及び前記安定制御ステップは、あらかじめ区分された時間帯ごとに交互に実行される、請求項1に記載の検証方法。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の検証方法に用いる、接続ツール。
【請求項4】
旧シーケンサ又は新シーケンサにより稼働するプラントにおいて、旧シーケンサを、制御対象機器につながる機器端子台と接続する接続ツールであって、
旧シーケンサに対して信号の入出力が可能な旧シーケンサ入出力モジュールと接続する仮設端子台と、機器端子台を着脱可能に接続する仮設アダプタと、前記仮設端子台及び前記仮設アダプタを相互に電気接続する接続ケーブルとを有し、
前記仮設アダプタは、前記新シーケンサに対して信号の入出力が可能な新シーケンサ入出力モジュールにおける前記機器端子台を接続可能な接続インターフェイスと同一の接続インターフェイスを有することを特徴とする接続ツール。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、プラントの動作を制御するシーケンサを、旧シーケンサから新シーケンサに置き換えるための検証方法及び接続ツールに関する。
【背景技術】
【0002】
浄水場や下水処理場やごみ処理装置等のプラントでは、プラント全体を円滑に運転管理するために、シーケンサと呼ばれるシーケンス(順番)を制御するコントローラが用いられている。シーケンサを用いることによって、スイッチ、センサ、タイマー、カウンタなどの入力機器の状態によってあらかじめ決められた条件に従って制御対象であるプラントを制御することが可能となっている。
【0003】
例えば、特許文献1には、プラント設備を操作する操作盤Cに対してある一定の範囲内に近づくと、操作盤側に配設した認証コントローラ1とタグT間にて光及び電波にて送受信を行って、タグTの固有IDをコントローラ1側に予め入力された認証用データベースより判定して位置ID及びタグIDの特定を行い、当該運転員の操作権限等を認証し、この認証結果に基づいて制御シーケンサ2にて操作盤Cの操作可能範囲を決定して特定運転員による操作盤Cの操作権限を付与或いは不可を選択する、プラント設備における操作認証システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006-119860号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、近年のシーケンサの機能向上やプラントの複雑化に伴い、新たに導入するシーケンサの検証作業が複雑化し、検証時間が増大する傾向にあるが、その一方で、検証作業に携わることができる作業者を必ずしも容易に増やすことはできない場合が多い。そのため、作業者が検証作業を行うことができる昼間に検証作業をまとめて行うことが考えられるが、昼間の時間帯に検証作業を終了させるために、重要な検証項目のみ検証せざるを得ない場合があった。そのため、新シーケンサによってプラントが安定して稼働しているかを確実に検証することが難しく、この点において改善の余地があった。
【0006】
本開示は、このような問題点を解決することを課題とするものであり、その目的は、プラントの安定的かつ継続的な稼働と、新たなシーケンサの確実な検証とを両立させることが可能な、旧シーケンサを新シーケンサに置き換えるための検証方法及び接続ツールを提案することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の検証方法は、
シーケンサによりプラントを稼働させるプラント制御システムにおいて、旧シーケンサを新シーケンサに置き換えるための検証方法であって、
前記プラント制御システムは、
旧シーケンサ入出力モジュールを介して制御対象機器と接続する旧シーケンサと、
新シーケンサ入出力モジュールを介して制御対象機器と接続する新シーケンサと、
前記旧シーケンサを収容する仮設ラックと、
前記旧シーケンサ及び前記新シーケンサのいずれか一方を収容するシーケンサ盤と、
前記旧シーケンサを制御対象機器と接続する接続ツールと
を備え、
前記接続ツールは、前記旧シーケンサ入出力モジュールと着脱可能に接続する仮設端子台と、制御対象機器につながる機器端子台を着脱可能に接続する仮設アダプタと、前記仮設端子台及び前記仮設アダプタを相互に電気接続する接続ケーブルとを有し、
前記機器端子台は、前記旧シーケンサ入出力モジュール、前記仮設アダプタ又は前記新シーケンサ入出力モジュールのいずれかと着脱可能に接続可能であり、
前記検証方法は、
前記機器端子台を前記旧シーケンサ入出力モジュールと接続して、前記シーケンサ盤内の前記旧シーケンサにより前記プラントの制御を行う初期動作確認ステップと、
前記シーケンサ盤に設置されている前記旧シーケンサを、前記仮設ラックに移動して設置する移設ステップと、
前記機器端子台と前記仮設アダプタとを接続するとともに、前記仮設端子台と前記旧シーケンサ入出力モジュールとを接続して、前記旧シーケンサにより前記プラントの制御を行う移設後動作確認ステップと、
前記機器端子台と前記新シーケンサ入出力モジュールとを接続して前記新シーケンサの検証を行う検証ステップと、
前記機器端子台を前記新シーケンサ入出力モジュールから取り外すとともに前記仮設アダプタと接続して、前記旧シーケンサにより前記プラントの制御を行う安定制御ステップと
を含むことを特徴とする。
このような構成の採用によって、上述の新シーケンサの検証ステップと、旧シーケンサによる安定制御ステップとを設けて、機器端子台の差し替えという比較的容易な切り替え操作によって、プラントの安定的かつ継続的な稼働と、新たなシーケンサの確実な検証とを両立させることができる。
【0008】
また、本開示の接続ツールは、上記構成において、前記検証ステップ及び前記安定制御ステップは、あらかじめ区分された時間帯ごとに交互に実行されることが好ましい。
このような構成の採用によって、作業者が新シーケンサの検証作業を行うことができる時間帯に新シーケンサの検証ステップを実行し、作業者が新シーケンサの検証を行うことができない時間帯に旧シーケンサによる安定制御ステップを実行することができるので、限られた人数の作業者で確実な新シーケンサの検証作業と、プラントの安定的かつ継続的な稼働を行うことができる。
【0009】
また、本開示の接続ツールは、上述のいずれかの検証方法に用いる接続ツールであることを特徴とする。
このような構成の採用によって、接続ツールで旧シーケンサと機器端子台とを接続することによって、旧シーケンサによる安定制御ステップを実行することができるので、上述の新シーケンサの検証ステップと、旧シーケンサによる安定制御ステップとを容易に切り替えて、プラントの安定的かつ継続的な稼働と、新たなシーケンサの確実な検証とを両立させることができる。
【0010】
また、本開示の接続ツールは、
旧シーケンサ又は新シーケンサにより稼働するプラントにおいて、旧シーケンサを、制御対象機器につながる機器端子台と接続する接続ツールであって、
旧シーケンサに対して信号の入出力が可能な旧シーケンサ入出力モジュールと接続する仮設端子台と、機器端子台を着脱可能に接続する仮設アダプタと、前記仮設端子台及び前記仮設アダプタを相互に電気接続する接続ケーブルとを有し、
前記仮設アダプタは、前記新シーケンサに対して信号の入出力が可能な新シーケンサ入出力モジュールにおける前記機器端子台を接続可能な接続インターフェイスと同一の接続インターフェイスを有することを特徴とする。
このような構成の採用によって、上述の新シーケンサの検証ステップと、旧シーケンサによる安定制御ステップとを設けて、機器端子台の差し替えという比較的容易な切り替え操作によって、プラントの安定的かつ継続的な稼働と、新たなシーケンサの確実な検証とを両立させることができる。
【発明の効果】
【0011】
本開示によれば、プラントの安定的かつ継続的な稼働と、新たなシーケンサの確実な検証とを両立させることが可能な、旧シーケンサを新シーケンサに置き換えるための検証方法及び接続ツールを提案することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本開示の一実施形態に係る旧シーケンサを新シーケンサに置き換えるための検証方法に用いるプラント制御システムの構成を示す図である。
図2A】プラント制御システムに用いられる新シーケンサの構成を示すブロック図である。
図2B】プラント制御システムにより制御されるリレーの構成を示すブロック図である。
図3】本開示の一実施形態に係る旧シーケンサを新シーケンサに置き換えるための検証方法の実施手順を示すフローチャートである。
図4】シーケンサ盤内の旧シーケンサによりプラントを制御している状態を示す図である。
図5】シーケンサ盤内の旧シーケンサを仮設ラックに移動し、接続ツールを用いて、旧シーケンサによりプラントを制御している状態を示す図である。
図6】本開示の一実施形態に係る接続ツールの構成を示す図である。
図7】新シーケンサをシーケンサ盤に設置した状態を示す図である。
図8】機器端子台と新シーケンサ入力モジュールを接続し、新シーケンサを検証している状態を示す図である。
図9】機器端子台を仮設アダプタと接続し、旧シーケンサによりプラントを制御している状態を示す図である。
図10】新シーケンサの検証と旧シーケンサによるプラントの制御とを、時間帯により切り替えるフローを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照して、本開示をより具体的に説明する。
【0014】
図1は、本開示の一実施形態である旧シーケンサ21を新シーケンサ31に置き換えるための検証方法に用いるプラント制御システム100の構成を示している。プラント制御システム100は、旧シーケンサ21又は新シーケンサ31の少なくとも1つのシーケンサの制御を行う制御コンピュータ10と、安定して稼働させることができる旧シーケンサ21を設置した仮設ラック20と、導入に向けて検証が必要な新シーケンサ31を設置したシーケンサ盤30と、旧シーケンサ21又は新シーケンサ31からの信号を入力してプラントの制御を行うリレー45を設置したリレー盤40とを備えている。
【0015】
なお、本実施形態に係る旧シーケンサ21を新シーケンサ31に置き換えるための検証方法では、図4から図9にも示すように、実施の過程で旧シーケンサ21及び新シーケンサ31の設置位置が変更されたり、あらたに設置されたりするが、図1に示す構成は、図3に示すステップS105(機器端子台43と新シーケンサ入出力モジュール32とを接続し、新シーケンサ31を検証)を実行しているときの状態を示している。
【0016】
制御コンピュータ10は、旧シーケンサ21及び新シーケンサ31と通信し、旧シーケンサ21及び新シーケンサ31にプログラムやコマンドを送信したり、旧シーケンサ21及び新シーケンサ31との間でデータの送受信を行う。制御コンピュータ10は、旧シーケンサ21及び新シーケンサ31と、例えばUSB(Universal Serious Bus)又はEthernet(登録商標)などの有線通信や、Bluetooth(登録商標)又はWiFi(登録商標)などの無線通信を含む通信手段15,17によって接続されているが、例示した通信手段に限定するものではなく各種通信手段を利用することできる。
【0017】
仮設ラック20は、旧シーケンサ21などを収容することができる筐体を備えている。仮設ラック20は、新シーケンサ31の検証時に使用され、新シーケンサ31と旧シーケンサ21とを時間帯により切り替えてリレー盤40と接続する際に、旧シーケンサ21を設置し作動させるために設けられている。
【0018】
シーケンサ盤30は、新シーケンサ31及び旧シーケンサ21のいずれかを収容することができる筐体を備えている。本実施形態において、シーケンサ盤30は、旧シーケンサ21を収容して旧シーケンサ21を安定して稼働させた実績がある筐体を備え、検証の対象である新シーケンサ31も収容可能である。シーケンサ盤30は、新シーケンサ31及び旧シーケンサ21のほか、前面に各種センサ、タイマー、カウンタ、メータ、スイッチ、タッチパネルなどを配置することができる。また、サーボ機器、インバータなどの他の機器を収容するようにしてもよい。
【0019】
ここで、新シーケンサ31の構成について説明する。新シーケンサ31は、図2Aに示すように、記憶部31bに記憶されたプログラムの実行や新シーケンサ31の各種制御などを行う制御部31aと、制御プログラム、受信したデータ及び制御部31aにおける演算結果などを記憶する記憶部31bと、新シーケンサ入出力モジュール32からの信号などを入力する入力部31cと、新シーケンサ入出力モジュール32などへ信号を出力する出力部31dと、制御コンピュータ10などと通信を行う通信部31eとを備えている。
【0020】
制御部31aにおける各処理は、例えば、記憶部31bなどに記憶された所定のプログラムを制御部31aが備えるCPU(Central Processing Unit)やDSP(Digital Signal Processor)で実行させることによって、ソフトウエア処理として実現することができる。しかし、この態様には限定されず、各処理は、例えばASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、又はFPGA(Field Programmable Gate Array)等によってハードウエア処理として実現するように構成してもよい。
【0021】
記憶部31bは、読取り可能な記憶媒体を含み、当該記憶媒体には、EPROM、EEPROM若しくはフラッシュメモリ等の書換え可能でプログラム可能なROM若しくは情報を格納可能な磁気ディスク記憶媒体など、他の有形の記憶媒体又はこれらいずれかの組合せが含まれる。記憶部31bは、制御部31a内に設けられていてもよいし、例えば磁気カセット、磁気テープ、その他の磁気及び光学記憶装置(例えば、CD(Compact Disk)、レーザーディスク(登録商標)、DVD(登録商標)(Digital Versatile Disc)、フロッピー(登録商標)ディスク及びブルーレイディスク(登録商標))など、新シーケンサ31と接続可能な外部記憶装置内の記憶媒体であってもよい。
【0022】
制御部31aは、制御コンピュータ10から通信部31e経由で受信した各種制御パラメータなどに基づいて、記憶部31bに記憶された又は制御コンピュータ10から受信したプログラムを実行する。制御部31aは、プログラムの実行によって、入力部31c経由で受信した新シーケンサ入出力モジュール32からのセンサやスイッチなどの入力信号の状態に基づいて出力信号を生成する。
【0023】
本実施形態において、制御部31aが出力した出力信号は、出力部31d、又は出力部31d及び図示しない駆動回路を経由し、新シーケンサ入出力モジュール32から出力される。新シーケンサ入出力モジュール32から出力された出力信号は、図1における機器端子台43及びリレー接続配線46を経由してリレー盤40内に設けられた少なくとも1つのリレー45に入力される。
【0024】
図2Bはリレー45内部の構成を示すブロック図の一例を示している。リレー45は、図示しない電磁石及び接点機構を備えており、電磁石にある値以上の電流を流した時に生ずる電磁吸引力を利用して、接点機構を作動させて接点の開閉を行なう。図中、〇で囲まれた数字は、端子番号を示している。図2Bにおいて、1番端子と11番端子の間に電圧を印加すると、抵抗45bによって電流変換されてコイルに電流が流れるとともに動作中を示すネオンランプ45aが点灯し、3番端子と5番端子間、2番端子と6番端子間、及び7番端子と10番端子間の接点が閉塞される。このリレー45の作動によって、対応する制御対象機器が制御される。
【0025】
本実施形態において、新シーケンサ31内の制御部31aがプログラムを実行することによって、入力部31cからの入力信号に基づいて出力信号を生成するように構成したが、この態様には限定されない。例えば、新シーケンサ31が外部に配置された制御部に入力信号を送信し、生成された出力信号を受信して制御対象機器に対して出力するようにしてもよい。
【0026】
本実施形態において、新シーケンサ31は、通信部31e経由で制御コンピュータ10からプログラム、各種コマンド及びパラメータを受信するように構成したが、この態様には限定されない。新シーケンサ31は、入力部31c経由でこれらの情報を受信してもよい。
【0027】
なお、旧シーケンサ21についても、基本的な構成は図2Aと同様であるので、ここでの更なる説明は省略する。
【0028】
図1におけるリレー盤40は、リレー45などを収容することができる筐体を備えている。上述のように、新シーケンサ31から新シーケンサ入出力モジュール32経由で出力される出力信号は、機器端子台43及びリレー接続配線46を経由してリレー盤40内に設けられたリレー45に入力される。このように、新シーケンサ31又は旧シーケンサ21によってリレー45を制御することによって、リレー45に接続された他の制御対象機器につながる接点を開閉して、制御することができる。すなわち、本実施形態では、リレー45及びリレー45につながる他の機器が制御対象機器である。
【0029】
図1における接続ツール50は、旧シーケンサ入出力モジュール22の接続インターフェイス22aと電気的及び機械的に着脱可能に接続する仮設端子台53と、制御対象機器であるリレー45につながる機器端子台43を着脱可能に接続する仮設アダプタ55と、仮設端子台53及び仮設アダプタ55を相互に電気接続する接続ケーブル51とを備えている(詳細は図6参照)。
【0030】
接続ツール50は、図1に示すように、仮設端子台53が仮設ラック20内に配置された旧シーケンサ21の旧シーケンサ入出力モジュール22と接続される一方、仮設アダプタ55はシーケンサ盤30内に配置されている。
【0031】
次に、本実施形態に係る、旧シーケンサ21を新シーケンサ31に置き換えるための検証方法について図3のフロー図、及び、図4から図9を参照しながら説明する。この検証方法は、旧シーケンサ21を用いて制御対象機器を安定的かつ継続的に制御できている状態において、新機能の追加や機器の老朽化対応を目的として、旧シーケンサ21に代えて新シーケンサ31を導入したい場合に、限られた人数の作業者によって新シーケンサ31の検証を確実に行うための手法である。
【0032】
本実施形態に係る、旧シーケンサ21を新シーケンサ31に置き換えるための検証方法は、まず、図4に示すように、シーケンサ盤30内に旧シーケンサ21が配置された状態で、旧シーケンサ21によってリレー45などの制御対象機器の制御を通じてプラントを制御する(図3のステップS101)。このステップS101では、図4に示すように、機器端子台43が旧シーケンサ21の旧シーケンサ入出力モジュール22と着脱可能に直接接続され、接続ツール50は用いていない。すなわち、図4の示す接続状態は、旧シーケンサ21と、旧シーケンサ21の制御対象であるリレー45(図1参照)とが、機器端子台43と旧シーケンサ入出力モジュール22とを介して電気的に接続している状態である。ステップS101(図4に対応)は、新シーケンサ31を導入する前の、旧シーケンサ21によって安定的かつ継続的にプラントを制御している状態である。
【0033】
次に、図5に示すように、シーケンサ盤30に設置されている旧シーケンサ21を、仮設ラック20に移動し設置する(図3のステップS102)。また、図5に示すように、リレー45につながる機器端子台43を、接続ツール50の仮設アダプタ55と接続するとともに、仮設端子台53を旧シーケンサ21の旧シーケンサ入出力モジュール22に接続し、旧シーケンサ21によりプラントの制御を行う(図3のステップS103)。機器端子台43と仮設アダプタ55との接続は、仮設アダプタ55に設けられた接続インターフェイス55aを介して機械的かつ電気的に着脱可能に接続する。仮設端子台53と旧シーケンサ入出力モジュール22との接続は、旧シーケンサ入出力モジュール22に設けられた接続インターフェイス22aを介して機械的かつ電気的に着脱可能に接続する。すなわち、図5の接続状態は、旧シーケンサ21と、旧シーケンサ21の制御対象であるリレー45(図1参照)とが、仮設端子台53と接続ケーブル51と仮設アダプタ55と機器端子台43とを介して電気的に接続している状態である。このステップS103によって、仮設ラック20及び接続ツール50を用いた状態であっても、以前と同様に(ステップS101及び図4と同様に)旧シーケンサ21によりプラントの制御が可能であることを確認することができる。
【0034】
図5において、接続ツール50は、旧シーケンサ入出力モジュール22の接続インターフェイス22aと着脱可能に接続する仮設端子台53と、制御対象機器であるリレー45につながる機器端子台43を着脱可能に接続する仮設アダプタ55と、仮設端子台53及び仮設アダプタ55を相互に接続する接続ケーブル51とを備えている(図6参照)。
【0035】
仮設端子台53は、図6に示すように上面(図6の紙面に垂直方向手前側の面)に複数の端子が露出して設けられており、接続ケーブル51の複数のケーブルの各々の一端が複数の端子の各々にそれぞれ一対一で電気接続されている。仮設端子台53は、下部(図6の紙面に垂直方向奥側の部位)において旧シーケンサ入出力モジュール22の接続インターフェイス22aに対して電気的かつ機械的に着脱可能に接続されている。本実施形態では、制御対象機器であるリレー45につながる機器端子台43についても、仮設端子台53と近似する構成を備えている。
【0036】
仮設アダプタ55は、図6に示すように、接続ツール50の接続ケーブル51における仮設端子台53とは反対側の端部に接続されており、本実施形態では、接続ケーブル51と複数のコネクタ56を介して電気接続されている。接続ツール50は、図5に示すように、仮設端子台53が仮設ラック20内に配置された旧シーケンサ21の旧シーケンサ入出力モジュール22と接続される一方、仮設アダプタ55はシーケンサ盤30内に配置されている。そして、図5に示すように、機器端子台43を仮設アダプタ55の接続インターフェイス55aと接続することによって、旧シーケンサ21によって制御対象機器であるリレー45などを制御することができる。
【0037】
次に、図7に示すように、シーケンサ盤30においてステップS101で旧シーケンサ21が設置してあった収容部30s(図5参照)内に新シーケンサ31を設置する(図3のステップS104)。本実施形態において、新シーケンサ31は、旧シーケンサ21と同様に収容部30s内に収まる大きさのハウジングに収められているため、新シーケンサ31専用の取り付け部材を介して収容部30s内に固定することができる。なお、新シーケンサ31のハウジングを旧シーケンサ21のハウジングと共通化して、新シーケンサ31の設置を更に容易化してもよい。
【0038】
次に、制御対象機器であるリレー45につながる機器端子台43を、図8に示すように、仮設アダプタ55の接続インターフェイス55aから取り外して、新シーケンサ31の新シーケンサ入出力モジュール32に接続し、新シーケンサ31の検証を行う(図3のステップS105)。機器端子台43を接続インターフェイス32aを介して新シーケンサ入出力モジュール32に接続することによって、接続ツール50を介すことなく、新シーケンサ31によって制御対象機器であるリレー45の制御を行うことができる。すなわち、図8の接続状態は、新シーケンサ31と、新シーケンサ31の制御対象であるリレー45(旧シーケンサ21の制御対象と同じリレー45)とが、機器端子台43と新シーケンサ入出力モジュール32とを介して電気的に接続している状態である。
【0039】
なお、本実施形態では、仮設アダプタ55は、新シーケンサ31に対して信号の入出力が可能な新シーケンサ入出力モジュール32における機器端子台43を接続可能な接続インターフェイス32aと同一の接続インターフェイス55aを有するように構成している。したがって、図8に示すように、機器端子台43を仮設アダプタ55の接続インターフェイス55aから、新シーケンサ入出力モジュール32の接続インターフェイス32aへと容易に付け替えて新シーケンサ31の検証を開始することができる。
【0040】
新シーケンサ31の検証を中断するときは、図9に示すように、機器端子台43を新シーケンサ入出力モジュール32から取り外すとともに、仮設アダプタ55の接続インターフェイス55aと接続し、旧シーケンサ21によるプラントの制御を行う(図3のステップS106)。上述のように機器端子台43を再度仮設アダプタ55側に付け替えることによって、図5と同様に機器端子台43と旧シーケンサ21とを接続ツール50を介して接続することができるので、新シーケンサ31の検証を途中で中断して速やかに旧シーケンサ21によるプラントの制御に移行することができる。
【0041】
新シーケンサ31の検証は、途中で中断することなく終了させることが望ましいが、シーケンサの機能向上やプラントの複雑化に伴い、新たに導入する新シーケンサ31の検証作業が複雑化し、検証時間が増大する傾向にある。そこで、例えば、図10に示すように、作業者が作業可能な昼間の時間帯に新シーケンサ31の検証を行い、作業者が作業不能な夜中の時間帯に新シーケンサ31の検証を中断して、旧シーケンサ21によりプラントの制御を継続する、という手法が考えられる。
【0042】
図10において、新シーケンサ31の検証を開始した後、作業者が検証作業することができる昼間の時間帯においては(図10のステップS201でYES)、図8に示すように、機器端子台43を、新シーケンサ31の新シーケンサ入出力モジュール32に接続し、新シーケンサ31の検証を行う(図10のステップS205)。このステップS205は、図3におけるステップS105に対応するものである。
【0043】
このように、昼間の時間帯では、ステップS201でYESとなり、新シーケンサ31の検証が継続される。そして、新シーケンサ31の検証が終了すると(図10のステップS207でYES)、図8の接続状態を維持して、新シーケンサ31によりプラントを制御する動作を継続する。この場合、図8における仮設ラック20,旧シーケンサ21及び接続ツール50は除去してもよい。
【0044】
一方、図10のステップS207において新シーケンサ31の検証が終了していない場合であって(図10のステップS207でNO)、ステップS201において検証時間帯ではない、すなわち夜中の時間帯である場合(図10のステップS201でNO)、図9の接続状態へと切り替えを行い、旧シーケンサ21によってプラントの制御を行う(図10のステップS206)。このステップS206は、図3におけるステップS106に対応するものである。
【0045】
検証時間帯ではない夜中の時間帯が終了すると(図10のステップS201でYES)、再び、図8の接続状態へと切り替えられ、新シーケンサ31の検証が再開される(図10のステップS205)。このステップS205とステップS206の繰り返しは、新シーケンサ31の検証が終了するまで(図10のステップ207でYESになるまで)継続される。
【0046】
以上述べたように、本実施形態は、シーケンサによりプラントを稼働させるプラント制御システム100において、旧シーケンサ21を新シーケンサ31に置き換えるための検証方法であって、プラント制御システム100は、旧シーケンサ入出力モジュール22を介して制御対象機器(リレー45)と接続する旧シーケンサ21と、新シーケンサ入出力モジュール32を介して制御対象機器と接続する新シーケンサ31と、旧シーケンサ21を収容する仮設ラック20と、旧シーケンサ21及び新シーケンサ31のいずれか一方を収容するシーケンサ盤30と、旧シーケンサ21を制御対象機器と接続する接続ツール50とを備え、接続ツール50は、旧シーケンサ入出力モジュール22と着脱可能に接続する仮設端子台53と、制御対象機器につながる機器端子台43を着脱可能に接続する仮設アダプタ55と、仮設端子台53及び仮設アダプタ55を相互に電気接続する接続ケーブル51とを有し、機器端子台43は、旧シーケンサ入出力モジュール22、仮設アダプタ55又は新シーケンサ入出力モジュール32のいずれかと着脱可能に接続可能であり、検証方法は、機器端子台43を旧シーケンサ入出力モジュール22と接続して、シーケンサ盤30内の旧シーケンサ21によりプラントの制御を行う初期動作確認ステップと、シーケンサ盤30に設置されている旧シーケンサ21を、仮設ラック20に移動して設置する移設ステップと、機器端子台43と仮設アダプタ55とを接続するとともに、仮設端子台53と旧シーケンサ入出力モジュール22とを接続して、旧シーケンサ21によりプラントの制御を行う移設後動作確認ステップと、新シーケンサ31をシーケンサ盤30に設置する設置ステップと、機器端子台43と新シーケンサ入出力モジュール32とを接続して新シーケンサ31の検証を行う検証ステップと、機器端子台43を新シーケンサ入出力モジュール32から取り外すとともに仮設アダプタ55と接続して、旧シーケンサ21によりプラントの制御を行う安定制御ステップとを含むように構成した。このような構成の採用によって、上述の新シーケンサ31の検証ステップと、旧シーケンサ21による安定制御ステップとを設けて、機器端子台43の差し替えという比較的容易な切り替え操作によって、プラントの安定的かつ継続的な稼働と、新たなシーケンサの確実な検証とを両立させることができる。
【0047】
また、本実施形態では、検証ステップ及び安定制御ステップは、あらかじめ区分された時間帯ごとに交互に実行されるように構成した。このような構成の採用によって、作業者が新シーケンサ31の検証作業を行うことができる時間帯に新シーケンサ31の検証ステップを実行し、作業者が新シーケンサ31の検証を行うことができない時間帯に旧シーケンサ21による安定制御ステップを実行することができるので、限られた人数の作業者で確実な新シーケンサ31の検証作業と、プラントの安定的かつ継続的な稼働を行うことができる。
【0048】
また、本実施形態では、上述のいずれかの検証方法に用いる接続ツール50を構成した。このような構成の採用によって、接続ツール50で旧シーケンサ21と機器端子台43とを接続することによって、旧シーケンサ21による安定制御ステップを実行することができるので、上述の新シーケンサ31の検証ステップと、旧シーケンサ21による安定制御ステップとを容易に切り替えて、プラントの安定的かつ継続的な稼働と、新たなシーケンサの確実な検証とを両立させることができる。
【0049】
また、本実施形態は、旧シーケンサ21又は新シーケンサ31により稼働するプラントにおいて、旧シーケンサ21を、制御対象機器につながる機器端子台43と接続する接続ツール50であって、旧シーケンサ21に対して信号の入出力が可能な旧シーケンサ入出力モジュール22と接続する仮設端子台53と、機器端子台43を着脱可能に接続する仮設アダプタ55と、仮設端子台53及び仮設アダプタ55を相互に電気接続する接続ケーブル51とを有し、仮設アダプタ55は、新シーケンサ31に対して信号の入出力が可能な新シーケンサ入出力モジュール32における機器端子台43を接続可能な接続インターフェイス32aと同一の接続インターフェイス55aを有するように構成した。このような構成の採用によって、上述の新シーケンサ31の検証ステップと、旧シーケンサ21による安定制御ステップとを設けて、機器端子台43の差し替えという比較的容易な切り替え操作によって、プラントの安定的かつ継続的な稼働と、新たなシーケンサの確実な検証とを両立させることができる。
【0050】
本開示を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成部に含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。本発明の範囲にはこれらも包含されるものと理解されたい。
【0051】
例えば、本実施形態では、新シーケンサ31又は旧シーケンサ21が制御対象機器であるリレー45を介して他の制御対象機器を制御するように構成したが、この態様には限定されない。新シーケンサ31又は旧シーケンサ21が、リレー45を介さずにリレー45以外の制御対象機器を直接制御するように構成してもよい。
【0052】
また、本実施形態では、作業者が作業可能な昼間の時間帯に新シーケンサ31の検証を行い、夜中の時間帯に旧シーケンサ21によるプラントの制御を行うように構成したが、この態様には、限定されない。新シーケンサ31の検証と、旧シーケンサ21によるプラントの制御とは任意のタイミングで切り替えることが可能である。例えば、昼間の第1時間帯に新シーケンサ31の検証を行い、昼間の第2時間帯に旧シーケンサ21によるプラントの制御を行うなど、作業者の勤務時間帯等に合わせて柔軟に切り替えを行うことができる。
【産業上の利用可能性】
【0053】
本開示によれば、プラントの安定的かつ継続的な稼働と、新たなシーケンサの確実な検証とを両立させることが可能な、旧シーケンサ21を新シーケンサ31に置き換えるための検証方法を提案することが可能となる。
【符号の説明】
【0054】
10 制御コンピュータ
15,17 通信手段
20 仮設ラック
21 旧シーケンサ
22 旧シーケンサ入出力モジュール
22a 接続インターフェイス
30 シーケンサ盤
30s 収容部
31 新シーケンサ
31a 制御部
31b 記憶部
31c 入力部
31d 出力部
31e 通信部
32 新シーケンサ入出力モジュール
32a 接続インターフェイス
40 リレー盤
43 機器端子台
45 リレー
45a ネオンランプ
45b 抵抗
46 リレー接続配線
50 接続ツール
51 接続ケーブル
53 仮設端子台
55 仮設アダプタ
55a 接続インターフェイス
56 コネクタ
100 プラント制御システム
図1
図2A
図2B
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10