(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023006964
(43)【公開日】2023-01-18
(54)【発明の名称】簡易設置式ルーム
(51)【国際特許分類】
E04H 15/48 20060101AFI20230111BHJP
E04H 1/12 20060101ALI20230111BHJP
【FI】
E04H15/48
E04H1/12 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021109865
(22)【出願日】2021-07-01
【新規性喪失の例外の表示】新規性喪失の例外適用申請有り
(71)【出願人】
【識別番号】508232563
【氏名又は名称】株式会社イディ・プリュス
(74)【代理人】
【識別番号】110003155
【氏名又は名称】特許業務法人バリュープラス
(72)【発明者】
【氏名】櫻井 慎二郎
【テーマコード(参考)】
2E141
【Fターム(参考)】
2E141AA03
2E141BB01
2E141CC01
2E141DD02
2E141DD11
2E141EE04
2E141EE23
2E141EE37
2E141GG03
(57)【要約】
【課題】避難所で容易に設置することが可能で、出入口を閉じた状態でも適度な通気性を確保できると共に、飛沫の拡散や侵入はブロックすることで感染症を予防し、家族単位で安全・安心な空間を区画できる簡易設置式ルームを実現する。
【解決手段】生地2の周縁部にフレーム3が取り付けられた壁面部4を複数有し、各壁面部4の側縁同士が折り畳み可能に連結されている周壁部10と、周壁部10の下端側と連続している生地2からなる床面部15と、周壁部10の上端側と連続している生地2からなる天面部16とを備えた簡易設置式ルーム1である。周壁部10、及び、天面部16の生地2には、例えばスパンボンド不織布を用いる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
生地の周縁部に弾性変形自在なフレームが取り付けられた壁面部を複数有し、前記各壁面部の側縁同士が折り畳み可能に連結されている周壁部と、
前記周壁部の下端側と連続している生地からなる床面部と、
前記周壁部の上端側と連続している生地からなる天面部とを備え、
前記周壁部、及び、前記天面部の生地がいずれも不織布である、簡易設置式ルーム。
【請求項2】
前記天面部の上に載置され、前記周壁部の各フレームに固定される補強用リングを備えた、請求項1に記載の簡易設置式ルーム。
【請求項3】
前記不織布は、スパンボンド不織布である、請求項1又は2に記載の簡易設置式ルーム。
【請求項4】
前記スパンボンド不織布の厚みは75g/m2 以上である、請求項3に記載の簡易設置式ルーム。
【請求項5】
前記フレームはスチール製であって、その横断面は矩形状で幅が8mm以上、厚みが2mm以上である、請求項1~4の何れかに記載の簡易設置式ルーム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば体育館、公民館などの建物内でも容易に設置可能で、3密の状態を回避すると共にプライバシーを確保して、安全・安心な空間を提供する簡易設置式ルームに関する。
【背景技術】
【0002】
災害発生時の避難所は多くの人が集まり、家族以外の人との距離が近くなって3密の状態になりやすい。そのため、新型コロナウイルス等の感染症のクラスタの発生を、いかに防止するかが問題になっている。また、避難所では、高齢者、女性、乳幼児がいる家族も多く、プライバシーの確保が求められる。
【0003】
従来、海、山、キャンプ場などで野外宿泊や休憩をするために設営するレジャー用テントとしては、用途に応じてドーム状、キューブ状、吊り屋根状など、種々の構造のテントが知られている(特許文献1)。また、ペグやロープを必要とせず、簡単に設営できるポップアップ式のテントも公知である。そこで、避難所においてもレジャー用テントを代用する場合がある。
【0004】
また、フレームの構造や生地の素材はレジャー用テントと基本的に同じであるが、サイズや内装を避難所での生活に適したものに変更して「避難所テント」あるいは「防災用テント」の名称で市販されている製品がある(非特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【非特許文献】
【0006】
【非特許文献1】「避難所用テント」,[online],工具ダイレクト 楽天市場店,[令和3年5月13日検索],インターネット<https://item.rakuten.co.jp/kougudirect/tent-b202018/>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、上述した従来のテントは、フレームに取付ける生地には気密性の高い織地が用いられている。このため、従来のテントはテント内に熱がこもりやすく、出入口を閉めた状態が長時間続くと息苦しく感じることがあり、季節によってはテント内の温度が蒸し暑さを感じる程度にまで上昇してしまう。
【0008】
具体的に一例を挙げると、例えば特許文献1では、段落0042に「テント地は・・・目付300~450g/m2 、織密度はタテ40本~70本/インチ、ヨコ40本~70本/インチの織物から構成されることが好ましい」との記載がある。また、非特許文献1のテントの生地には「ポリエステル 190T」が使用されており「傘のような薄くて丈夫な生地」と説明されている。このように従来のテントは、フレームに取付ける生地にはポリエステル、ナイロン等の合成繊維からなる気密性の高い織地を使用するのが一般的である。
【0009】
しかし、多くの人が集まる避難所では感染症を防止するために皆が最大限の注意を払う必要がある。避難所ではテントの出入口を長時間に亘って開放状態とすることは難しく、短時間であっても周囲に気兼ねする人が多い。このため、息苦しさや蒸し暑さを感じているのに我慢するという悪循環が生じてしまい、夏場においては熱中症のリスクが高まることになる。
【0010】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、避難所において人手が少ない場合でも容易に設置することが可能で、出入口を閉じた状態でも適度な通気性を確保できると共に、飛沫の拡散や侵入はブロックすることで感染症を予防し、家族単位で安全・安心な空間を区画できる簡易設置式ルームを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
発明者は、適度な通気性を保ちつつ飛沫の拡散や侵入はブロックできる不織布を用いることができるのであれば、上述の課題は解消されると考え、試作を重ねて本発明を完成させた。
【0012】
第1の発明は、
生地の周縁部に弾性変形自在なフレームが取り付けられた壁面部を複数有し、各壁面部の側縁同士が折り畳み可能に連結されている周壁部と、
周壁部の下端側と連続している生地からなる床面部と、
周壁部の上端側と連続している生地からなる天面部とを備え、
周壁部、及び、天面部の生地がいずれも不織布である、簡易設置式ルームである。
【0013】
第2発明は、天面部の上に載置され、周壁部の各フレームに固定される補強用リングを備える。
【0014】
第3発明は、不織布は、スパンボンド不織布である。
【0015】
第4発明は、スパンボンド不織布の厚みは75g/m2 以上である。
【0016】
第5発明は、フレームはスチール製であって、その横断面は矩形状で幅が8mm以上、厚みが2mm以上である。
【発明の効果】
【0017】
本発明では、周壁部、及び、天面部の生地が、適度な通気性が得られると共に飛沫の拡散や侵入はブロックできる不織布で構成されている。そのため、本発明の簡易設置式ルームは、避難所等において出入口を閉じた状態で長時間過ごすことが可能となり、プライバシーを確保しつつ感染症を予防できる。また、適度な通気性があるので熱中症の予防にもなる。本発明によれば、災害時の避難所等において、家族ごとに安全・安心な空間を区画できる。
【0018】
更に言えば、本発明では、生地が不織布であるため、適度な遮蔽性が得られると共に採光性も良好となり、外部からの光を多く取り込むことができる。また、本発明は、シンプルな構造で製造コストを抑えることができる上、生地部分は不織布であり燃えるゴミとして廃棄が容易であるため、使用後は使い捨てにする「ディスポーザブルルーム」とすることも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】
図1は、本実施形態の簡易設置式ルームの出入口を閉じた状態を示す斜視図である。
【
図2】
図2は、
図1の簡易設置式ルームの出入口を巻き上げて開いた状態を示す図である。
【
図3】
図3は、本実施形態の簡易設置式ルームを折り畳んでバッグに収納した状態を示す図である。
【
図4】
図4(a)は4つの壁面部を重ねた状態を示す図、
図4(b)は各壁面部のフレームを小さく輪状に折り曲げた状態を示す図、
図4(c)は補強用リングを小さく輪状に折り曲げた状態を示す図である。
【
図5】
図5(a)はV字状に開いた壁面部をフレームのみで示した図、
図5(b)はフレームの中央部を対角線方向に引き出した状態を示す図である。
【
図6】
図6(a)は補強用リングを折り畳んだ状態から広げた状態にする過程の図、
図6(b)は広げた状態の補強用リングを天面部の上に載置した状態を上方から見た図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の一例であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
【0021】
本実施形態は、設営時にペグやロープを必要とせず、災害発生時の避難所等の屋内でも容易に設置できるように構成された簡易設置式ルーム1である。以下では、先ず、設営状態における構成を、
図1~
図2を参照しながら説明する。
【0022】
簡易設置式ルーム1は、生地2の周縁部に弾性変形自在な無端線材からなるフレーム3を縫製により取り付けた壁面部4を有している。本実施形態では、4枚の壁面部4が筒状に配置されており、各壁面部4の側縁同士を折り畳み可能に連結して周壁部10を形成している。各壁面部4においてフレーム3は略矩形状であり、フレーム3の四隅の角はデザイン性及び安全を考慮して丸みを帯びたものにしている。
【0023】
周壁部10は、左側面部11と、右側面部12と、各側面部11,12の前端側のフレーム3と折り畳み可能に連結された正面部13と、各側面部11,12の後端側のフレーム3と折り畳み可能に連結された背面部14からなる。左側面部11と右側面部12は互いに向かい合うように配置され、正面部13と背面部14も互いに向かい合うように配置される。
【0024】
簡易設置式ルーム1は、周壁部10の下端側のフレーム3と連続している生地2からなる床面部15と、周壁部10の上端側のフレーム3と連続している生地2からなる天面部16とを更に備える。左側面部11、右側面部12、正面部13、背面部14、床面部15及び天面部16の生地2は、いずれも隙間が生じないようにフレーム3に取り付けられており、生地2が隙間なく連続した箱体を形成している。
【0025】
正面部13には、ファスナ13aによって開閉自在な出入口13bを設けている。
図1はファスナ13aを閉じた状態を示している。ファスナ13aを開ける場合は、
図2に示すように、出入口13bの生地2をロール状に巻き上げて正面部13の上部のフレーム3に取り付けた紐13cで括ることにより出入口13bの開放状態を維持できる。なお、
図1~
図2では図示を省略しているが、正面部13の出入口13bの両側には円形の小さな覗き孔を設けている。
【0026】
各壁面部4(左側面部11、右側面部12、正面部13、背面部14)においてフレーム3に張設している生地2は、ポリプロピレン(PP)を素材とするスパンボンド不織布である。正面部13の出入口13bの生地2もPPスパンボンド不織布である。また、天面部16の生地2にもPPスパンボンド不織布を使用している。一方、床面部15の生地2については、汚れ防止、及び、湿気防止のため、ナイロン材の織地を使用している。
【0027】
スパンボンド不織布は、熱可塑性高分子を溶融紡糸法により連続フィラメントとし、引き続き連続した工程で移動捕集面上にウェブを形成後、フィラメント間を結合することによって得られる長繊維不織布である。紡糸工程からそのまま不織布を製造する紡糸直結タイプの不織布である。一般に不織布の種類としては、ニードルパンチ不織布、メルトブローン不織布、エアレイド不織布などもあるが、本実施形態では、通気性能と飛沫をブロックする性能を両立するのに適した素材としてスパンボンド不織布を使用している。
【0028】
つまり、簡易設置式ルーム1の中で過ごす人は、前後左右と上面の5面が衛生マスクと同様の素材で隙間なく囲まれた状態となるので、飛沫の拡散や侵入を防止して感染症を予防することができる。また、出入口13bを閉じた状態でも衛生マスクと同程度の通気性が得られるので、気密性の高い織地を使用している従来のテントのように息苦しさを感じることがなく、温度上昇を防ぐことができるので熱中症も予防できる。さらに言えば、周壁部10及び天面部16の生地2が不織布であるため、適度な遮蔽性が得られると共に採光性も良好となり、外部からの光を多く取り込むことができる。
【0029】
また、本実施形態のように、周壁部10及び天面部16の生地2にスパンボンド不織布などの不織布を用いた場合、その生地2に除菌スプレーを吹き付けたときの除菌効果が、合成繊維製の織地を用いた場合に比べて長時間持続する。ナイロン等の合成繊維からなる織物は、除菌スプレーを吹き付けても生地の表面に水滴ができて短時間のうちに落ちてしまうからである。これに対し、スパンボンド不織布などの不織布の場合は、生地の表面に除菌スプレーが浸透するので除菌効果が長持ちする。従って、除菌スプレーの効果を高めるという観点からも本実施形態の簡易設置式ルーム1は、避難所での使用に適したものである。
【0030】
本実施形態では、スパンボンド不織布の厚みは75g/m2 以上としている。スパンボンド不織布の厚みがこの値よりも薄いと、飛沫の拡散や侵入を防止する効果が低下するからである。また、例えばスパンボンド不織布の厚みを60g/m2 とした場合は、光の透過性が高くなり内部の様子が透けてしまう。プライバシーを確保する観点からも、スパンボンド不織布の厚みは75g/m2 以上とすることが好ましい。
【0031】
簡易設置式ルーム1のサイズの一例を示すと、本実施形態では、設置状態における横幅が200cm、奥行が200cm、高さが165cmとしている。全体の形状をキューブ型にしているため、各壁面部4は直立した状態となり、壁面が傾斜するドーム型とした場合と比べると、内部の空間を有効に利用できる。
【0032】
簡易設置式ルーム1は、各フレーム3を屈曲させることにより円盤状に小さく折り畳んで、
図3に示すような持ち手31を備えた専用バッグ30に収納することができる。本実施形態の場合、簡易設置式ルーム1の重量は5kg程度であるため、女性一人でも容易に持ち運ぶことができる。
【0033】
専用バッグ30には、
図4に示すように、簡易設置式ルーム1の本体と共に、補強用リング20が収納されている。簡易設置式ルーム1の本体は、まず
図4(a)に示すように4枚の壁面部4を揃えて重ねた状態とし、次にフレーム3を対角線で折り曲げ、その後フレーム3をさらに小さく輪状に折り曲げ、
図4(b)に示すように全体を円盤状にして専用バッグ30に収納する。補強用リング20も、3つの輪を作って重ねる要領で小さく折り畳み、
図4(c)に示す状態で専用バッグ30に収納する。なお、折り畳んだ状態の簡易設置式ルーム1の本体のサイズと、折り畳んだ状態の補強用リング20のサイズは、
図4(b)及び(c)に示すとおり概ね一致している。
【0034】
次に、
図5~
図6を参照して、簡易設置式ルーム1の設営手順を説明する。簡易設置式ルーム1の本体は、
図4(a)の状態から、まず
図5(a)に示すように周壁部10を立てて、左右に2枚ずつある壁面部4をV字状に開いた状態とする。次に、内側の壁面部4の中央部のフレーム3(符号Lで示した部分)を白抜矢印の方向(手前側)に引き出すことにより、
図5(b)に示すように、フレーム3の弾性力と生地2の張力によって全体がキューブ状に展張されて、簡易設置式ルーム1を立ち上げることができる。
【0035】
補強用リング20は、材質が弾力性に富むスチールであるため、
図4(c)に示す状態から、
図6(a)に示す中間状態を経て、
図6(b)に示す円形の状態に瞬時に展張される。そして、簡易設置式ルーム1の本体を立てた後、補強用リング20は、
図6(b)に示すように、天面部16の上に載置し、周壁部10(左側面部11、右側面部12、正面部13、背面部14)の各フレーム3の中央部に対し、面ファスナー21(マジックテープ(登録商標))を使用し、計4箇所を固定する。
【0036】
本実施形態において、補強用リング20を使用する理由は次のとおりである。上述のとおり、飛沫の拡散及び侵入をブロックすると共にプライバシーを確保する観点からはスパンボンド不織布の厚みは75g/m2 以上とすることが好ましいが、この場合、生地2の重量は従来の織地を用いたテントよりも確実に重くなり、フレーム3が撓みキューブ型の形状が歪むという新たな課題が生じた。そこで、本実施形態では、補強用リング20を用いることでフレーム3の撓みや歪みを効果的に防止している。
【0037】
補強用リング20を天面部16の上に載置し、周壁部10のフレーム3に固定すれば、
図6(b)に示すように、天面部16の四隅に直交するフレーム3と補強用リング20の1/4の円弧で囲まれた略三角形状の補強部T1~T4を簡便な方法で効率的に設けることができて、簡易設置式ルーム1の強度を確実に向上させることができる。補強用リング20を用いれば、補強部T1~T4の形状が維持されるので、その結果フレーム3の撓みや歪みが効果的に抑制される。なお、補強用リング20の形状は、本実施形態に示した円形に限らず、ひし形などでもよい。もっとも、本実施形態のように円形にした場合は、収納時に小さく輪状に折り畳むことができるので、収納時に嵩張ることがない。
【0038】
本実施形態では、各壁面部4を構成するフレーム3はスチール製であり、その横断面は矩形状で幅が8mm以上、厚みが2mm以上のものを使用し、全体を環状に加工したものを使用した。フレーム3の材質、形状、サイズが上記の条件を充たすようにすれば、スパンボンド不織布の厚みを75g/m2 以上としても各壁面部4のフレーム3が撓みや歪みを小さくすることができる。
【0039】
以上のとおり、本実施形態の簡易設置式ルーム1は、各壁面部4、及び、天面部16の生地2にスパンボンド不織布を用いたので、出入口13bを閉じた状態でも適度な通気性を確保できると共に、飛沫の拡散や侵入はブロックすることで感染症を予防し、家族単位で安全・安心な空間を区画できる。
【0040】
また、スパンボンド不織布の厚みを75g/m2 以上とし生地2の重量が増した場合でも、補強用リング20を天面部16に載置して周壁部10の上部のフレーム3と固定することでフレーム3の撓みや歪みを防止できる。
【0041】
本発明は、前記の実施形態に示した一例に限るものではなく、各請求項に記載の技術的思想の範疇であれば、適宜実施の形態を変更しても良いことは言うまでもない。
【符号の説明】
【0042】
1 簡易設置式ルーム
2 生地(スパンボンド不織布)
3 フレーム
4 壁面部
10 周壁部
11 左側面部
12 右側面部
13 正面部
13a ファスナ
13b 出入口
13c 紐
14 背面部
15 床面部
16 天面部
20 補強用リング
30 バッグ
31 持ち手