(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023069967
(43)【公開日】2023-05-18
(54)【発明の名称】洗濯物を自動的に巻き取る機能を備えた物干し器
(51)【国際特許分類】
D06F 57/00 20060101AFI20230511BHJP
【FI】
D06F57/00 360
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021193629
(22)【出願日】2021-11-08
(71)【出願人】
【識別番号】521519663
【氏名又は名称】荒田 洋史
(72)【発明者】
【氏名】荒田 洋史
(72)【発明者】
【氏名】荒田 村雄
(57)【要約】
【課題】乾燥後の洗濯物は、取り込み後、一つ一つ畳まなければならないが、洗濯物を巻き取り、巻き取った状態のまま取り込むことにより、洗濯物を折り畳む作業を省くことが可能となる物干し器を提供する。
【解決手段】物干し器のクリップ付きの各アーム部に洗濯物を干し、乾燥後、各クリップ付きアーム部を垂直方向に回転させ、洗濯物をアームに巻き取り、かつ、簡単に洗濯物を外すことが可能なクリップ付きアームを提供することにより、課題を解決する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
手動で、円筒(1)を水平方向に回すことにより、物干し器の各クリップ(4)付きアーム部(2)に回転動力を伝え、各クリップ(4)付きアーム部(2)を垂直方向に回転させ、洗濯物(3)を巻き取ることを特徴とする物干し器(
図1、
図2、
図5)。
【請求項2】
物干し器の動力等収納部(7)内に組み込んだ動力機(9)の駆動力により、物干し器の各クリップ(4)付きアーム部(2)を垂直方向に回転させ、洗濯物(3)を巻き取ることを特徴とする物干し器(
図3、
図4、
図6)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この考案は、乾燥後、複数の洗濯物をまとめて巻き取ることが出来、かつ、巻き取った状態のままで洗濯物を取り込むことにより、取り込み後、洗濯物を畳む作業を省くことが可能となる物干し器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、タオル類に関しては、4つ折に畳むことが出来る物干し器があったが、それ以外の洗濯物を干す場合、洗濯バサミに挟むことによって吊るす、又は物干し具に引っ掛けるだけであった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004-329383
【特許文献2】特開2001-170395
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
そのために、次のような欠点があった。
(イ) タオル類しか折り畳むことが出来ない。
(ロ) タオル類以外の洗濯物は、取り込み後、一つ一つ畳まなければならない。
本発明は、これらの欠点を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
物干し器のクリップ付きの各アーム部に洗濯物を干し、乾燥後、各アーム部を垂直方向に回転させることにより、洗濯物をアームに巻き取ることを特徴とする。
【発明の効果】
(イ) タオル類に限らず、洗濯物全般について、乾燥後、簡単な作業で巻き取ることが出来る。
(ロ) 乾燥後、巻き取った洗濯物を巻き取った状態のままで、簡単にアーム部から外すことが出来る。
(ハ) 取り込み後の洗濯物を畳む作業を省くことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【
図1】本考案(手動式)を表す斜視図(洗濯物を干している状態)
【
図2】本考案(手動式)を表す斜視図(洗濯物を巻き取った状態)
【
図3】本考案(動力式)を表す斜視図(洗濯物を干している状態)
【
図4】本考案(動力式)を表す斜視図(洗濯物を巻き取った状態)
【符号の説明】
(1)円筒
(2)アーム
(3)洗濯物
(4)クリップ
(5)軸部
(6)フック
(7)動力等収納部
(8)動力スイッチ
(9)動力機
(10)動力源収納部
(11)歯車(水平回転)
(12)歯車(垂直回転)