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▶ 山田 敏夫の特許一覧

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  • 特開-折り目形成テープ切断装置 図1
  • 特開-折り目形成テープ切断装置 図2A
  • 特開-折り目形成テープ切断装置 図2B
  • 特開-折り目形成テープ切断装置 図3
  • 特開-折り目形成テープ切断装置 図4
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023069977
(43)【公開日】2023-05-18
(54)【発明の名称】折り目形成テープ切断装置
(51)【国際特許分類】
   B26D 3/02 20060101AFI20230511BHJP
   B26D 1/08 20060101ALI20230511BHJP
【FI】
B26D3/02
B26D1/08
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021194917
(22)【出願日】2021-11-08
(71)【出願人】
【識別番号】596122504
【氏名又は名称】山田 敏夫
(72)【発明者】
【氏名】山田 敏夫
【テーマコード(参考)】
3C027
【Fターム(参考)】
3C027JJ01
(57)【要約】      (修正有)
【課題】折り目形成テープの切断を加工後形状に滑らかに正確に加工でき、その上をプレス加工紙が高速に動いても引っかかりがすくなく、打ち抜き加工中のジャミングを減らすことができる折り目形成テープ切断装置を提供する。
【解決手段】折り目形成体がロケータより先に切りこまれるシェア角60を持ち、雌型台形上辺部13部分を切る雄型を逆V字形23にした雄型2と、雌型台形切り刃12、雌型せん断面部14とエッジ溝11を有する雌型1と、相対した雌型せん断面部14の間に支持台3を具備するのを特徴とする折り目形成テープ5切断装置。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
折り目形成体52がロケ-タ51より先に切りこまれるシェア角60を持ち、雌型台形上辺部13部分を切る雄型を逆V字形23にした雄型2と、雌型台形切り刃12、雌型せん断面部14とエッジ溝11を有する雌型1を特徴とする折り目形成テープ5切断装置。
【請求項2】
相対した雌型せん断面部14の間に支持台3を具備するのを特徴とする折り目形成テープ5切断装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、打抜き加工において、板紙や段ボール等に罫線加工をする際に、雌型材として使用する溝を掘った折り目形成テープ5を切断する装置に関する。
【背景技術】
【0002】
折り目形成テープ5はトムソン抜き加工でプレス定盤の上に張り付けられ、その上をプレスされる紙が高速で移動するので、折り目形成テ-プがはがれないように端面の形状と滑らかさが要求される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003-165166
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
材質、硬度、形状の異なる種類の材料を貼り合わせた折り目形成テ-プ5を厚み方向に斜めにせん断する際、薄い剥離紙53は切れ残りやすく、ロケ-タ51を切断時は、折り目形成テ-プ5が左右にぶれやすく、せん断面が乱れやすいのを解決したい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
折り目形成体52がロケ-タ51より先に切りこまれるシェア角60を持ち、雌型台形上辺部13部分を切る雄型を逆V字形23にした雄型2と、雌型台形切り刃12、雌型せん断面部14とエッジ溝11を有する雌型1と、相対した雌型せん断面部14の間に支持台3を具備するのを特徴とする折り目形成テープ5切断装置。
【発明の効果】
【0006】
折り目形成テ-プ5の切断が図4の加工後形状に滑らかに正確に加工でき、その上をプレス加工紙が高速に動いても引っかかりがすくなく、打ち抜き加工中のジャミングを減らせる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明の折り目形成テープ切断装置の構成
図2】(A)折り目形成テープ切断装置のA-A断面の構成 (B)折り目形成テープ切断装置の切込み開始位置の構成
図3】(A)折り目形成テープの構成 (B)折り目形成テ-プの断面
図4】加工後形状
【発明を実施するための形態】
【0008】
図4]の加工後形状をつくるのにまず前端を切断し、必要長さ突き出し後端と次の形状の前端を同時に加工するために金型を相対して配置し、折り目形成テ-プ5を折り目形成体52がロケ-タ51より先に切りこまれるシェア角60を持つ雄型2を上方より斜め下におろし、[図2](B)に示す平な上面を持つ折り目形成体52に先に喰い込ませて左右のぶれを起こりにくくしてから、突出した形状のロケ-タ51を切ることにより左右のぶれのない台形になり、雌型台形上辺部13部分を切る雄型を逆V字形23にした雄型2と、雌型台形切り刃12、雌型せん断面部14とエッジ溝11を有する雌型1と、相対した雌型せん断面部14の間に支持台3を具備することで薄い剥離紙53の先端台形上部54も切れ残りなく切断できる折り目形成テープ5切断装置。
【符号の説明】
【0009】
1 雌型
11 エッジ溝
12 雌型台形切り刃
13 雌型台形上辺部
14 雌型せん断面部
15 支持部1
16 支持部2
2 雄型
21 すくい面
22 雄型切り刃
23 逆V字形
24 雄型せん断面部
3 支持台
4 シリンダ
5 折り目形成テープ
51 ロケ-タ
52 折り目形成体
53 剥離紙
54 先端台形上部
60 シェア角
図1
図2A
図2B
図3
図4