(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023069998
(43)【公開日】2023-05-18
(54)【発明の名称】緩衝材
(51)【国際特許分類】
E01D 19/04 20060101AFI20230511BHJP
【FI】
E01D19/04 101
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022050097
(22)【出願日】2022-03-25
(31)【優先権主張番号】P 2021181118
(32)【優先日】2021-11-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】000140292
【氏名又は名称】株式会社奥村組
(71)【出願人】
【識別番号】000106955
【氏名又は名称】シバタ工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000800
【氏名又は名称】弁理士法人創成国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】小瀧 和人
(72)【発明者】
【氏名】郭 勝華
(72)【発明者】
【氏名】吉田 哲哉
(72)【発明者】
【氏名】斉藤 修作
(72)【発明者】
【氏名】宇野 一也
(72)【発明者】
【氏名】岩堀 力
【テーマコード(参考)】
2D059
【Fターム(参考)】
2D059AA03
2D059AA05
2D059GG29
2D059GG33
(57)【要約】
【課題】交換作業の簡略化を図ることが可能な緩衝材を提供する。
【解決手段】緩衝材10は、橋桁Aとの間に水平方向に隙間を開けて、橋脚Bに配置される水平移動抑制部材20に取り付けられる。緩衝材10は、上下方向に貫通した複数の貫通孔11cが形成されている緩衝体11と、貫通孔11cにそれぞれ挿通されている複数の挿通部材12と、複数の挿通部材12の緩衝体11の上端から突出した部分12aにそれぞれ固定され、下方に移動することにより水平移動抑制部材20に取り外し可能に係止される係止部材13と、複数の挿通部材12の緩衝体11の下端から突出した部分12bにそれぞれ固定され、各挿通部材12が貫通孔11cから抜け落ちることを防止する脱落防止部材14とを備える。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
橋桁との間に水平方向に隙間を開けて、橋脚に配置される水平移動抑制部材に取り付けられる緩衝材であって、
上下方向に貫通した複数の貫通孔が形成されている緩衝体と、
前記貫通孔にそれぞれ挿通されている複数の挿通部材と、
前記複数の挿通部材の前記緩衝体の上端から突出した部分にそれぞれ固定され、下方に移動することにより前記水平移動抑制部材に取り外し可能に係止される係止部材と、
前記複数の挿通部材の前記緩衝体の下端から突出した部分にそれぞれ固定され、各前記挿通部材が前記貫通孔から抜け落ちることを防止する脱落防止部材とを備えることを特徴とする緩衝材。
【請求項2】
前記複数の挿通部材の前記緩衝体の下端から突出した部分にはそれぞれ雄ねじが形成されており、前記脱落防止部材は複数の前記雄ねじにそれぞれナットを用いて固定されることを特徴とする請求項1に記載の緩衝材。
【請求項3】
前記複数の挿通部材の前記緩衝体の上端から突出した部分にはそれぞれ雄ねじが形成されており、前記係止部材はそれぞれ前記雄ねじにナットを用いて固定されることを特徴とする請求項1又は2に記載の緩衝材。
【請求項4】
前記係止部材はそれぞれフック状の部分を有し、前記水平移動抑制部材は前記フック状の部分とそれぞれ係合する部分を上部に有することを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の緩衝材。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、緩衝材、特に橋桁の水平方向の移動を抑制する水平移動抑制部材に取り付けられる緩衝材に関する。
【背景技術】
【0002】
落橋を防止するために、橋桁が水平方向に移動することを抑制する水平移動抑制部材が、橋脚に取り付けられることがある。この場合、橋桁と水平移動抑制部材とが衝突したときの衝撃を抑制するために、水平移動抑制部材に緩衝材が取り付けられる。
【0003】
一般的には、緩衝体の橋桁と対向する面にこの面に直交する方向に段孔加工された貫通孔が形成されており、この貫通孔に挿通させたボルトにナットを螺合させることにより、緩衝材を取り付けている。
【0004】
なお、特許文献1には、緩衝体に上下端部を突出させた複数の取り付け片を緩衝体の取り付け面と面一になるように埋め込み、突出した各端部に形成された貫通孔にアンカーボルトを挿通させることにより、落橋防止壁(水平移動抑制部材)に緩衝体を設置することが記載されている。
【0005】
特許文献2には、緩衝ゴム(緩衝体)にボルトを埋め込み接着固定し、ボルトの突出した上端部にナットを用いて取り付け鋼板を取り付け、この取り付け鋼板に形成された貫通孔にボルトを挿通させ、コンクリート壁(水平移動抑制部材)にボルトを固定することにより、コンクリート壁に緩衝ゴムを設置することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特許第3599906号公報
【特許文献2】特開2012-251411号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、水平移動抑制部材に取り付けられた緩衝体と橋桁との隙間は、橋桁の水平方向の移動を許容する距離に設定されており、非常に狭い。そのため、橋脚に設置された水平移動抑制部材に緩衝体を取り付ける作業を行うことはほぼ不可能である。そこで、緩衝体を予め取り付けた水平移動抑制部材を橋脚に設置していた。しかし、経年劣化、地震による損傷などのために緩衝体を交換する場合、水平移動抑制部材を橋脚から一旦取り外す必要があり緩衝材の交換作業は煩雑であった。
【0008】
本発明は、以上の点に鑑み、交換作業の簡略化を図ることが可能な緩衝材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の緩衝材は、橋桁との間に水平方向に隙間を開けて、橋脚に配置される水平移動抑制部材に取り付けられる緩衝材であって、上下方向に貫通した複数の貫通孔が形成されている緩衝体と、前記貫通孔にそれぞれ挿通されている複数の挿通部材と、前記複数の挿通部材の前記緩衝体の上端から突出した部分にそれぞれ固定され、下方に移動することにより前記水平移動抑制部材に取り外し可能に係止される係止部材と、前記複数の挿通部材の前記緩衝体の下端から突出した部分にそれぞれ固定され、各前記挿通部材が前記貫通孔から抜け落ちることを防止する脱落防止部材とを備えることを特徴とする。
【0010】
本発明の緩衝材によれば、緩衝材を下方に移動させることにより係止部材が水平移動抑制部材に係止される。そのため、水平移動抑制部材に対して所定位置にて上方に位置させた緩衝材を下方に移動させることにより、緩衝材を水平移動抑制部材に取り付けることが可能となる。そのため、水平移動抑制部材に緩衝材を取り付ける際に、橋桁から水平移動抑制部材の橋桁に対向する面に向けて水平方向の作業を必要とする従来の場合とは異なり、橋脚に設置した水平移動抑制部材に対して緩衝材を取り付けることが可能となる。また、橋脚に設置した水平移動抑制部材から緩衝材を取り外すことも可能となるので、緩衝材の交換作業の簡略化を図ることも可能となる。
【0011】
さらに、挿通部材の上端部には係止部材が、下端部には脱落防止部材がそれぞれ固定されているので、挿通部材が緩衝体から脱落することを確実に防止することが可能となる。なお、「下方に移動する」とは厳密な意味で鉛直方向下方に移動することのみを意味するのではなく、斜め下方を含めた方向に移動することも含まれる。
【0012】
本発明の緩衝材において、前記複数の挿通部材の前記緩衝体の下端から突出した部分にはそれぞれ雄ねじが形成されており、前記脱落防止部材は複数の前記雄ねじにそれぞれナットを用いて固定されることが好ましい。
【0013】
この場合、挿通部材毎に脱落防止部材を固定する場合と比較して、緩衝体の変形を効果的に防止することが可能となる。また、ナットを用いて固定するので、固定作業が簡易であると共に、緩衝体に対する締付け程度を調整することが容易となる。
【0014】
また、本発明の緩衝材において、前記複数の挿通部材の前記緩衝体の上端から突出した部分にはそれぞれ雄ねじが形成されており、前記係止部材はそれぞれ前記雄ねじにナットを用いて固定されることが好ましい。
【0015】
この場合、ナットを用いて固定するので、固定作業が簡易であると共に、緩衝体に対する締付け程度を調整することが容易となる。
【0016】
また、本発明の緩衝材において、例えば、前記係止部材はそれぞれフック状の部分を有し、前記水平移動抑制部材は前記フック状の部分とそれぞれ係合する部分を上部に有している。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】本発明の実施形態に係る緩衝材を用いた落橋防止構造を示す説明図。
【
図3】水平移動抑制部材に緩衝材を取り付けた状態を示す模式側面図。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明の実施形態に係る水平移動抑制用緩衝材10(以下、単に緩衝材10という)について
図1から
図3を参照して説明する。なお、
図1から
図3は本実施形態を模式的に説明するための図であり、寸法はデフォルメされている。
【0019】
緩衝材10は、高架橋などの橋梁の主桁などの橋桁Aを免震して落橋を防止することを目的として、橋脚Bに設置される水平移動抑制部材20に取り付けられる。水平移動抑制部材20は、橋桁Aの水平方向の移動を抑制するものであり、橋桁Aとの間に所定の隙間が設けられて緩衝材10が設置される。緩衝材10は、橋桁Aと水平移動抑制部材20とが衝突したときの衝撃を抑制する。
【0020】
水平移動抑制部材20は、橋脚Bに固定されるベースブラケット21と、緩衝材10が取り付けられる緩衝材ブラケット22とを備えている。
【0021】
ベースブラケット21は、鉄鋼製などの矩形状の板を溶接などで固定して、固定面と反対側の面が開放され、複数の補強板で補強された箱状としたものである。ベースブラケット21は、例えば、図示しないが、コンクリート造からなる橋脚Bに予め設置された、又は後施行により定着された多数のアンカーにナットを用いて固定される。
【0022】
緩衝材ブラケット22は、鉄鋼製などの矩形状の板を溶接などで固定することにより形成されている。緩衝材ブラケット22は、ベースブラケット21の上部を構成する上板21aに溶接などで固定されている。緩衝材ブラケット22は、緩衝材10が当接する面を有する矩形状の取り付け板22aを有している。そして、この取り付け板22aとベースブラケット21の上板21aとが溶接などによって板状からなる複数の補強板22bによって連結されている。
【0023】
緩衝材10は、緩衝体11、挿通部材12、係止部材13、脱落防止部材14などを備えている、
【0024】
緩衝体11は、緩衝材ブラケット22の取り付け板22aに面接触する矩形状の平面11aと、この平面11aと平行であって、橋桁Aの面と所定の隙間を隔てて対向する平面11bとを有しており、全体として略矩形板状である。
【0025】
緩衝体11には、水平移動抑制部材20に設置した状態における鉛直方向に貫通する貫通孔11cが複数形成されている。緩衝体11は、貫通孔11cが形成されていることを除いて従来の緩衝体と同じであればよく、例えばゴムからなる。
【0026】
挿通部材12は、緩衝体11に形成された貫通孔11cをそれぞれ挿通している。そして、挿通部材12の上端部12aは、緩衝体11の上端から上方に突出しており、挿通部材12の下端部12bは、緩衝体11の下端から下方に突出している。そして、これら上端部12a及び下端部12bには雄ねじが形成されている。なお、挿通部材12として、全長に亘って雄ねじが形成されている寸切ボルト(長ねじボルト)を用いてもよい。
【0027】
係止部材13は、鉄鋼などの金属からなる矩形状の片を折り曲げなどにより加工してなる。係止部材13は、緩衝材10を下方に移動することにより、水平移動抑制部材20に、より詳細には緩衝材ブラケット22の取り付け部材22aの上端に、緩衝材10を係止することができると共に、水平移動抑制部材20に係止された緩衝材10を上方に移動することにより、緩衝材10を係止した水平移動抑制部材20から取り外すことができるように構成されている。
【0028】
係止部材13は、挿通部材12の上端部12aが挿通する貫通孔13aが形成された水平面状に延びる第1の片13bを有している。この第1の片13bの下面と緩衝体11の上端面とが当接した状態で、挿通部材12の上端部12aに螺合するナット15によって、係止部材13が挿通部材12に固定されている。このように、係止部材13の第1の片13bがナット15により固定されることによって、挿通部材12が貫通孔11cから上方に抜け出すことが防止されている。
【0029】
係止部材13は、さらに、第1の片13bから連続して上方に向かって延びる第2の片13cを有している。この第2の片13cは、係止部材13をナット15によって挿通部材12に固定した際に、その水平移動抑制部材20の取り付け部材22aの橋桁Aに対向する側の面が緩衝体11の面11aと面一又は略面一となるように形成されている。
【0030】
係止部材13は、さらに、第2の片13cから連続して、前方の橋桁Bに対して後方に向かって延びる第3の片13dを有している。この第3の片13dは、係止部材13を引っ掛ける緩衝材ブラケット22の取り付け板22aの厚みより僅かに長い長さに設定されている。
【0031】
係止部材13は、さらに、第3の片13dから連続して下方に向かって延びる第4の片13eを有している。この第4の片13eは、係止部材13をナット15によって挿通部材12に固定した際に、その水平移動抑制部材20側の面が緩衝体11の面11bと面一又は略面一となるように形成されている。このように、第2から第4の片13c~13eは、緩衝材ブラケット22の取り付け板22aの上端部の周りを取り囲むフック状に形成されている。そして、取り付け板22aの上端部は、直線状であるが、このフック状の部分と係合する形状となっている。
【0032】
脱落防止部材14は、幅が緩衝体11の厚みと同じ又は狭い、鉄鋼製などからなる細長い矩形状の片である。脱落防止部材14には、緩衝体11に形成された貫通孔11cの位置にそれぞれ対応して複数の貫通孔14aが形成されている。そして、脱落防止部材14は、各貫通孔14aにそれぞれ挿通部材12の下端部12bが挿通された状態でナット16が下端部12bと螺合することにより、緩衝体11の下端面と当接して状態で固定されている。
【0033】
これにより、挿通部材12が貫通孔13aから上方に抜け出ることが防止されると共に、脱落防止部材14が存在しない場合と比較して、ナット16による緩衝体11の変形を効果的に防止することが可能となる。なお、脱落防止部材14は緩衝体11に形成された全ての貫通孔11cに対応するものであってもよいが、1の緩衝材10において複数の脱落防止部材が存在し、各脱落防止部材が緩衝体11に形成された一部の貫通孔11cに対応するものであってもよい。また、ワッシャのように個々の貫通孔11cに対応するものであってもよい。
【0034】
なお、緩衝体11の上端面にも脱落防止部材14を備えていてもよい。この場合、脱落防止部材14の上面に係止部材13を位置すればよい。また、脱落防止部材14と係止部材13を一体化、すなわち、係止部材13の第1の片13bを脱落防止部材14に置き換えてもよい。また、第1の片13bと脱落防止部材14は、橋桁Aと緩衝材11が衝突したときに衝撃を受けることがないように、橋桁Aの面と対向する側の端部は、緩衝材11の平面11bよりも所定距離だけ後退した位置までとなっている。この所定距離は、橋桁Aと緩衝材11が衝突したときに、緩衝材11に生じ得る最大の変形量以上とする。
【0035】
以下、上述した緩衝材10を用いた落橋防止構造の構築方法について説明する。
【0036】
本構築方法においては、まず、橋脚Bの所定位置に水平移動抑制部材20を設置する。
【0037】
その後、橋桁Aと水平移動抑制部材20の間において、係止部材13が緩衝材ブラケット22の上端部よりも上方に位置する状態を保ちながら、緩衝材10を所定の位置まで奥方に入れ込む。
【0038】
そして、この状態において、係止部材13が緩衝材ブラケット22の取り付け板22aの上端部に引っ掛かるように、緩衝材10を下方に移動させる。これにより、各係止部材13の第2から第4の片13c~13eが取り付け板22aの上端部の周りを取り囲む状態となり、緩衝材10が水平移動抑制部材20に取り付けられる。なお、橋桁Aと水平移動抑制部材20の上端である取り付け板22aの上端との上下方向の間には、少なくとも係止部材13が橋桁Aの軸方向断面に対して中央方向(以下、奥方向という)に移動可能な隙間が設けられている。
【0039】
この設置状態において、緩衝材10の奥方向又は手前方向の移動は可能であるが、補強板22bによって制限を受ける。また、緩衝材10が移動できないように、補強板22bの位置を定めてもよい。
【0040】
以上説明したように、橋脚Bに水平移動抑制部材20を設置する際、水平移動抑制部材20には緩衝材10が取り付けられていない。そのため、緩衝材が取り付けられた状態の水平移動抑制部材を橋脚Bに設置する従来の場合と比較して、水平移動抑制部材20と橋桁Aとの隙間が広くなるので、水平移動抑制部材20を設置する際の作業の容易化を図ることが可能となる。
【0041】
また、緩衝材10を上方に移動させ、その後、緩衝材10を手前側に移動させることにより、緩衝材10を水平移動抑制部材20から取り外すことができる。このように、橋脚Bに設置された水平移動抑制部材20に対して緩衝材10は着脱自在である。そのため、緩衝材を交換する際に、水平移動抑制部材を橋脚Bから取り外す必要がある従来の場合と比較して、緩衝材10の交換作業の容易化も図ることが可能となる。
【0042】
なお、本発明は、上述した緩衝材10に限定されるものではなく、適宜変更することが可能である。例えば、緩衝材10及び水平移動抑制部材20の各構成部材の具体的な構成は説明したものに限定されない。例えば、係止部材13の形状は、下方に移動することにより水平移動抑制部材20に取り外し可能であれば上記で説明したものに限定されず、例えば、丸みを帯びたフック状などの形状であってもよい。
【0043】
また、橋脚Bに設置した水平移動抑制部材20から緩衝材10を上方に移動するだけで取り外すことが可能である場合について説明した。しかし、これには限定されず、例えば、取り付け板22aの上端部に係止部材13を引っ掛けた状態を維持して緩衝材10を移動させることにより、緩衝材10の上方への移動が図示しない抑制部材により抑制されるものであってもよい。また、水平移動抑制部材20のベースブラケット21は平板であり、橋脚B上に載置される形で多数のアンカーによって固定されるものであってもよい。
【符号の説明】
【0044】
10…水平移動抑制用緩衝材、緩衝材、 11…緩衝体、 11a,11b…平面、 11c…貫通孔、 12…挿通部材、 12a…上端部(緩衝体の上端から突出した部分)、 12b…下端部(緩衝体の下端から突出した部分)、 13…係止部材、 13a…貫通孔、 13b…第1の片、 13c…第2の片、 13d…第3の片、 13e…第4の片、 14…脱落防止部材、 14a…貫通孔、 15,16…ナット、 20…水平移動抑制部材、 21…ベースブラケット、 21a…上板、 22…緩衝材ブラケット、 22a…取り付け板、 22b…補強板、 A…橋桁、 B…橋脚