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特開2023-70114ソーシャルプラットフォームのアカウントを点数化するための方法、コンピュータ装置、およびコンピュータプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023070114
(43)【公開日】2023-05-18
(54)【発明の名称】ソーシャルプラットフォームのアカウントを点数化するための方法、コンピュータ装置、およびコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/00 20120101AFI20230511BHJP
【FI】
G06Q50/00 300
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022173355
(22)【出願日】2022-10-28
(31)【優先権主張番号】10-2021-0150314
(32)【優先日】2021-11-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】516014409
【氏名又は名称】ライン プラス コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】LINE Plus Corporation
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】イ チョンウ
(72)【発明者】
【氏名】チョ ヨンイン
(72)【発明者】
【氏名】キム ド ヒョン
(72)【発明者】
【氏名】ユン ミュン ハン
(72)【発明者】
【氏名】キム レイラ
(72)【発明者】
【氏名】キム ミ ナ
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC12
(57)【要約】
【課題】ソーシャルプラットフォームのアカウントを点数化するための方法、コンピュータ装置、およびコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】アカウント点数化方法は、ソーシャルプラットフォーム上のアカウントに対するフォロワー(follower)増減率に基づいてフォロワースコアを算定する段階、前記アカウントが保有するポスト(post)に対するユーザ反応に基づいてユーザ反応スコアを算定する段階、および前記フォロワースコアと前記ユーザ反応スコアを利用して前記アカウントの著者点数(author score)を算定する段階を含む。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータ装置によって実行される方法であって、
前記コンピュータ装置は、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、
前記方法は、
前記少なくとも1つのプロセッサが、ソーシャルプラットフォーム上のアカウントに対するフォロワー(follower)増減率に基づいてフォロワースコアを算定する段階、
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記アカウントが保有するポスト(post)に対するユーザ反応に基づいてユーザ反応スコアを算定する段階、および
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記フォロワースコアと前記ユーザ反応スコアを利用して前記アカウントの著者点数(author score)を算定する段階
を含む、方法。
【請求項2】
前記フォロワースコアを算定する段階は、
前記アカウントのフォロワーの累積数が一定数以上になった時点から、一定の期間を周期として前回のフォロワー数と比較して前記フォロワースコアを算定すること
を特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ユーザ反応スコアを算定する段階は、
前記ポストに対するユーザ反応として入力されたクリックログを点数化してクリックスコアを算定する段階
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記クリックスコアを算定する段階は、
それぞれのクリックタイプに定められた点数を付与する方式によって前記クリックスコアを算定すること
を特徴とする、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記クリックタイプは、加算点数が付与されるポジティブタイプ(positive type)と、減算点数が付与されるネガティブタイプ(negative type)に分類されること
を特徴とする、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記ユーザ反応スコアを算定する段階は、
前記アカウントが保有するポストのうち、ビデオポストを対象にビデオ消費時間を点数化してビデオスコアを算定する段階
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記ビデオスコアを算定する段階は、
全体アカウントの総ビデオデュレーション(video duration)に対する前記アカウントのビデオデュレーションの割合を利用して前記ビデオスコアを算定すること
を特徴とする、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記アカウントの著者点数を算定する段階は、
前記フォロワースコアと前記ユーザ反応スコアのうちのいずれか1つに他の1つより高い加重値を付与し、前記フォロワースコアと前記ユーザ反応スコアを合算することによって前記著者点数を算定すること
を特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記方法は、
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記ソーシャルプラットフォームに含まれる機能の1つであるタイムラインサービスを通じて少なくとも1つのアカウントを推薦する段階
をさらに含み、
前記推薦する段階は、
前記著者点数を利用して人気ベース推薦アカウントを選定する段階
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記推薦する段階は、
前記タイムラインサービス内で登録関係を示すフォロー関連度に基づいてフォローベース推薦アカウントを選定する段階、および
前記人気ベース推薦アカウントと前記フォローベース推薦アカウントを混合して推薦プール(recommend pool)を構成する段階
をさらに含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
請求項1~10のうちのいずれか一項に記載の方法をコンピュータ装置に実行させるためのコンピュータプログラム。
【請求項12】
コンピュータ装置であって、
メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサ
を含み、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
ソーシャルプラットフォーム上のアカウントに対するフォロワー増減率に基づいてフォロワースコアを算定し、
前記アカウントが保有するポスト(post)に対するユーザ反応に基づいてユーザ反応スコアを算定し、
前記フォロワースコアと前記ユーザ反応スコアを利用して前記アカウントの著者点数を算定すること
を特徴とする、コンピュータ装置。
【請求項13】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記アカウントのフォロワーの累積数が一定数以上になった時点から、一定の期間を周期として前回のフォロワー数と比較して前記フォロワースコアを算定すること
を特徴とする、請求項12に記載のコンピュータ装置。
【請求項14】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記ポストに対するユーザ反応として入力されたクリックログを点数化してクリックスコアを算定すること
を特徴とする、請求項12に記載のコンピュータ装置。
【請求項15】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
それぞれのクリックタイプに定められた点数を付与する方式によって前記クリックスコアを算定すること
を特徴とする、請求項14に記載のコンピュータ装置。
【請求項16】
前記クリックタイプは、加算点数が付与されるポジティブタイプと、減算点数が付与されるネガティブタイプに分類されること
を特徴とする、請求項15に記載のコンピュータ装置。
【請求項17】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記アカウントが保有するポストのうち、ビデオポストを対象にビデオ消費時間を点数化してビデオスコアを算定すること
を特徴とする、請求項12に記載のコンピュータ装置。
【請求項18】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
全体アカウントの総ビデオデュレーションに対する前記アカウントのビデオデュレーションの割合を利用して前記ビデオスコアを算定すること
を特徴とする、請求項12に記載のコンピュータ装置。
【請求項19】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記フォロワースコアと前記ユーザ反応スコアのうちのいずれか1つに他の1つよりも高い加重値を付与し、前記フォロワースコアと前記ユーザ反応スコアを合算することによって前記著者点数を算定すること
を特徴とする、請求項12に記載のコンピュータ装置。
【請求項20】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記ソーシャルプラットフォームに含まれた機能の1つであるタイムラインサービスを通じて少なくとも1つのアカウントを推薦するために、前記著者点数を利用して人気ベース推薦アカウントを選定すること
を特徴とする、請求項12に記載のコンピュータ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
以下の説明は、ソーシャルプラットフォームを通じて推薦情報を提供する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
ソーシャルネットワークサービス(SNS)やメッセンジャーのようなソーシャルプラットフォームは、ユーザ同士の関係を形成し、投稿による相互作用を支援している。
【0003】
ソーシャルプラットフォームは、互いに異なるコンテキストでユーザに情報を提供する。例えば、ソーシャルプラットフォームは、ユーザの交友関係に関するアップデート情報、投稿のアップデート情報、コンテンツ推薦、その他の多様な情報アイテムを提供する。
【0004】
例えば、特許文献1(登録日2017年6月29日)には、SNSを利用して投稿文を管理する技術が開示されている。
【0005】
ソーシャルプラットフォームの一部は、投稿を閲覧するためのビュー(view)形態としてタイムライン(timeline)を提供している。タイムラインの投稿表示方法は、コンテンツのアップデートと消費の変動が激しい私的なコミュニケーションで主に使用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】韓国登録特許第10-1754373号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の1つの課題は、ソーシャルプラットフォームのアカウントを点数化するための方法、コンピュータ装置、およびコンピュータプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
コンピュータ装置によって実行される方法であって、前記コンピュータ装置は、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、前記方法は、前記少なくとも1つのプロセッサが、ソーシャルプラットフォーム上のアカウントに対するフォロワー(follower)増減率に基づいてフォロワースコアを算定する段階、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記アカウントが保有するポスト(post)に対するユーザ反応に基づいてユーザ反応スコアを算定する段階、および前記少なくとも1つのプロセッサが、前記フォロワースコアと前記ユーザ反応スコアを利用して前記アカウントの著者点数(author score)を算定する段階を含む、方法を提供する。
【0009】
一側面によると、前記フォロワースコアを算定する段階は、前記アカウントのフォロワーの累積数が一定数以上になった時点から、一定の期間を周期として前回のフォロワー数と比較して前記フォロワースコアを算定してもよい。
【0010】
他の側面によると、前記ユーザ反応スコアを算定する段階は、前記ポストに対するユーザ反応として入力されたクリックログを点数化してクリックスコアを算定する段階を含んでもよい。
【0011】
また他の側面によると、前記クリックスコアを算定する段階は、それぞれのクリックタイプに定められた点数を付与する方式によって前記クリックスコアを算定してもよい。
【0012】
また他の側面によると、前記クリックタイプは、加算点数が付与されるポジティブタイプ(positive type)と、減算点数が付与されるネガティブタイプ(negative type)に分類されてもよい。
【0013】
また他の側面によると、前記ユーザ反応スコアを算定する段階は、前記アカウントが保有するポストのうち、ビデオポストを対象にビデオ消費時間を点数化してビデオスコアを算定する段階を含んでもよい。
【0014】
また他の側面によると、前記ビデオスコアを算定する段階は、全体アカウントの総ビデオデュレーション(video duration)にたいする前記アカウントのビデオデュレーションの割合を利用して前記ビデオスコアを算定してもよい。
【0015】
また他の側面によると、前記アカウントの著者点数を算定する段階は、前記フォロワースコアと前記ユーザ反応スコアのうちのいずれか1つに他の1つよりも高い加重値を付与し、前記フォロワースコアと前記ユーザ反応スコアを合算することによって前記著者点数を算定してもよい。
【0016】
また他の側面によると、前記方法は、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記ソーシャルプラットフォームに含まれた機能の1つであるタイムラインサービスを通じて少なくとも1つのアカウントを推薦する段階をさらに含み、前記推薦する段階は、前記著者点数を利用して人気ベース推薦アカウントを選定する段階を含んでもよい。
【0017】
さらに他の側面によると、前記推薦する段階は、前記タイムラインサービス内で登録関係を示すフォロー関連度に基づいてフォローベース推薦アカウントを選定する段階、および前記人気ベース推薦アカウントと前記フォローベース推薦アカウントを混合して推薦プール(recommend pool)を構成する段階をさらに含んでもよい。
【0018】
前記方法をコンピュータ装置に実行させるためにコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録される、コンピュータプログラムを提供する。
【0019】
コンピュータ装置であって、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、前記少なくとも1つのプロセッサは、ソーシャルプラットフォーム上のアカウントに対するフォロワー増減率に基づいてフォロワースコアを算定し、前記アカウントが保有するポスト(post)に対するユーザ反応に基づいてユーザ反応スコアを算定し、前記フォロワースコアと前記ユーザ反応スコアを利用して前記アカウントの著者点数を算定することを特徴とする、コンピュータ装置を提供する。
【発明の効果】
【0020】
本発明によると、ソーシャルプラットフォームにおいて、アカウントに対するフォロワー(follower)増減の程度とアカウントのポストに対するユーザ反応を利用してアカウントを点数化することができる。また、ソーシャルプラットフォーム内で、人気アカウントの選定基準としてアカウント点数を利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。
図2】本発明の一実施形態における、コンピュータ装置の例を示したブロック図である。
図3】本発明の一実施形態における、コンピュータ装置のプロセッサが含むことのできる構成要素の例を示した図である。
図4】本発明の一実施形態における、コンピュータ装置が実行することのできる方法の一例を示したフローチャートである。
図5】本発明の一実施形態における、著者点数を算定する過程の一例を示したフローチャートである。
図6】本発明の一実施形態における、クリックスコアを算定する過程の一例を示した図である。
図7】本発明の一実施形態における、ビデオスコアを算定する過程の一例を示したフローチャートである。
図8】本発明の一実施形態における、アカウント推薦プールを構成する過程の一例を示したフローチャートである。
図9】本発明の一実施形態における、アカウント推薦プールの構成例を示した図である。
図10】本発明の一実施形態における、アカウント推薦リストを表示する画面の一例を示した図である。
図11】本発明の一実施形態における、アカウント推薦リストを表示する画面の一例を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照しながら詳しく説明する。
【0023】
本発明の実施形態は、ソーシャルプラットフォームで推薦情報を提供する技術に関する。
【0024】
本明細書で具体的に開示される事項を含む実施形態は、ソーシャルプラットフォームに含まれる機能であるフォローベースの登録関係を利用したタイムラインサービスを提供する。このとき、タイムラインサービスでのアカウントを点数化して多様な推薦ロジックに活用することができる。
【0025】
本発明の実施形態に係るアカウント点数化システムは、少なくとも1つのコンピュータ装置によって実現されてもよく、本発明の実施形態に係るアカウント点数化方法は、アカウント点数化システムに含まれる少なくとも1つのコンピュータ装置によって実行されてもよい。このとき、コンピュータ装置においては、本発明の一実施形態に係るコンピュータプログラムがインストールされて実行されてもよく、コンピュータ装置は、実行されたコンピュータプログラムの制御にしたがって本発明の実施形態に係るアカウント点数化方法を実行してもよい。上述したコンピュータプログラムは、コンピュータ装置と結合してアカウント点数化方法をコンピュータに実行させるためにコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。
【0026】
図1は、本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。図1のネットワーク環境は、複数の電子機器110、120、130、140、複数のサーバ150、160、およびネットワーク170を含む例を示している。このような図1は、発明の説明のための一例に過ぎず、電子機器の数やサーバの数が図1のように限定されることはない。また、図1のネットワーク環境は、本実施形態に適用可能な環境のうちの一例を説明したものに過ぎず、本実施形態に適用可能な環境が図1のネットワーク環境に限定されることはない。
【0027】
複数の電子機器110、120、130、140は、コンピュータ装置によって実現される固定端末や移動端末であってもよい。複数の電子機器110、120、130、140の例としては、スマートフォン、携帯電話、ナビゲーションシステム、PC(personal computer)、ノート型PC、デジタル放送用端末、PDA(Personal Digital Assistant)、PMP(Portable Multimedia Player)、タブレットなどがある。一例として、図1では、電子機器110の例としてスマートフォンを示しているが、本発明の実施形態において、電子機器110は、実質的に無線または有線通信方式を利用し、ネットワーク170を介して他の電子機器120、130、140および/またはサーバ150、160と通信することのできる多様な物理的なコンピュータ装置のうちの1つを意味してもよい。
【0028】
通信方式が限定されることはなく、ネットワーク170が含むことのできる通信網(一例として、移動通信網、有線インターネット、無線インターネット、放送網)を利用する通信方式だけではなく、機器間の近距離無線通信が含まれてもよい。例えば、ネットワーク170は、PAN(personal area network)、LAN(local area network)、CAN(campus area network)、MAN(metropolitan area network)、WAN(wide area network)、BBN(broadband network)、インターネットなどのネットワークのうちの1つ以上の任意のネットワークを含んでもよい。さらに、ネットワーク170は、バスネットワーク、スターネットワーク、リングネットワーク、メッシュネットワーク、スター-バスネットワーク、ツリーまたは階層的ネットワークなどを含むネットワークトポロジのうちの任意の1つ以上を含んでもよいが、これらに限定されることはない。
【0029】
サーバ150、160それぞれは、複数の電子機器110、120、130、140とネットワーク170を介して通信して命令、コード、ファイル、コンテンツ、サービスなどを提供する1つ以上のコンピュータ装置によって実現されてもよい。例えば、サーバ150は、ネットワーク170を介して接続した複数の電子機器110、120、130、140にサービス(一例として、ソーシャルサービス)を提供するシステムであってもよい。
【0030】
図2は、本発明の一実施形態における、コンピュータ装置の例を示したブロック図である。上述した複数の電子機器110、120、130、140それぞれやサーバ150、160それぞれは、図2に示したコンピュータ装置200によって実現されてもよい。
【0031】
このようなコンピュータ装置200は、図2に示すように、メモリ210、プロセッサ220、通信インタフェース230、および入力/出力インタフェース240を含んでもよい。メモリ210は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)、およびディスクドライブのような永続的大容量記録装置を含んでもよい。ここで、ROMやディスクドライブのような永続的大容量記録装置は、メモリ210とは区分される別の永続的記録装置としてコンピュータ装置200に含まれてもよい。また、メモリ210には、オペレーティングシステムと、少なくとも1つのプログラムコードが記録されてもよい。このようなソフトウェア構成要素は、メモリ210とは別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体からメモリ210にロードされてもよい。このような別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、フロッピー(登録商標)ドライブ、ディスク、テープ、DVD/CD-ROMドライブ、メモリカードなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含んでもよい。他の実施形態において、ソフトウェア構成要素は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体ではない通信インタフェース230を通じてメモリ210にロードされてもよい。例えば、ソフトウェア構成要素は、ネットワーク170を介して受信されるファイルによってインストールされるコンピュータプログラムに基づいてコンピュータ装置200のメモリ210にロードされてもよい。
【0032】
プロセッサ220は、基本的な算術、ロジック、および入出力演算を実行することにより、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成されてもよい。命令は、メモリ210または通信インタフェース230によって、プロセッサ220に提供されてもよい。例えば、プロセッサ220は、メモリ210のような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって受信される命令を実行するように構成されてもよい。
【0033】
通信インタフェース230は、ネットワーク170を介してコンピュータ装置200が他の装置(一例として、上述した記録装置)と互いに通信するための機能を提供してもよい。一例として、コンピュータ装置200のプロセッサ220がメモリ210のような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって生成した要求や命令、データ、ファイルなどが、通信インタフェース230の制御にしたがってネットワーク170を介して他の装置に伝達されてもよい。これとは逆に、他の装置からの信号や命令、データ、ファイルなどが、ネットワーク170を経てコンピュータ装置200の通信インタフェース230を通じてコンピュータ装置200に受信されてもよい。通信インタフェース230を通じて受信された信号や命令、データなどは、プロセッサ220やメモリ210に伝達されてもよく、ファイルなどは、コンピュータ装置200がさらに含むことのできる記録媒体(上述した永続的記録装置)に記録されてもよい。
【0034】
入力/出力インタフェース240は、入力/出力装置250とのインタフェースのための手段であってもよい。例えば、入力装置は、マイク、キーボード、またはマウスなどの装置を、出力装置は、ディスプレイ、スピーカのような装置を含んでもよい。他の例として、入力/出力インタフェース240は、タッチスクリーンのように入力と出力のための機能が1つに統合された装置とのインタフェースのための手段であってもよい。入力/出力装置250は、コンピュータ装置200と1つの装置で構成されてもよい。
【0035】
また、他の実施形態において、コンピュータ装置200は、図2の構成要素よりも少ないか多くの構成要素を含んでもよい。しかし、大部分の従来技術による構成要素を明確に図に示す必要はない。例えば、コンピュータ装置200は、上述した入力/出力装置250のうちの少なくとも一部を含むように実現されてもよいし、送受信機、データベースなどのような他の構成要素をさらに含んでもよい。
【0036】
以下では、タイムラインサービスでのアカウントを点数化するための方法および装置の具体的な実施形態について説明する。
【0037】
本明細書において、ソーシャルプラットフォームとは、メッセンジャーのように関係をベースとしたインターネット上のコミュニケーション空間を包括したものを意味する。例えば、ソーシャルプラットフォームは、電話番号やIDなどを利用した友達追加過程を経て友達関係が設定されたユーザに、チャットサービス、タイムラインサービス、通話サービスなどを提供する。ただし、これに限定されてはならず、一種の関係をベースとしながら多様なコミュニケーション機能によって通信を可能とする空間であれば、いくらでも拡大適用が可能である。
【0038】
図3は、本発明の一実施形態における、コンピュータ装置のプロセッサが含むことのできる構成要素の例を示したブロック図であり、図4は、本発明の一実施形態における、コンピュータ装置が実行することのできるアカウント点数化方法の一例を示したフローチャートである。
【0039】
本実施形態に係るコンピュータ装置200は、専用アプリケーションやウェブ/モバイルサイトへの接続によってソーシャルサービスを提供してもよい。コンピュータ装置200には、コンピュータで実現されたアカウント点数化システムが構成されてもよい。一例として、アカウント点数化システムは、独立的に動作するプログラム形態で実現されてもよいし、特定のアプリケーションのイン-アプリ(in-app)形態で構成されて前記特定のアプリケーション上で動作が可能なように実現されてもよい。
【0040】
コンピュータ装置200のプロセッサ220は、以下で説明するアカウント点数化方法を実行するための構成要素として、図3に示すように、アカウント点数算定部310とアカウント推薦部320を含んでもよい。実施形態によって、プロセッサ220の構成要素は、選択的にプロセッサ220に含まれても除外されてもよい。また、実施形態によって、プロセッサ220の構成要素は、プロセッサ220の機能の表現のために分離されても併合されてもよい。
【0041】
このようなプロセッサ220およびプロセッサ220の構成要素は、以下で説明するアカウント点数化方法が含む段階を実行するようにコンピュータ装置220を制御してもよい。例えば、プロセッサ220およびプロセッサ220の構成要素は、メモリ210が含むオペレーティングシステムのコードと、少なくとも1つのプログラムのコードとによる命令(instruction)を実行するように実現されてもよい。
【0042】
ここで、プロセッサ220の構成要素は、コンピュータ装置200に記録されたプログラムコードが提供する命令にしたがってプロセッサ220によって実行される、互いに異なる機能(different functions)の表現であってもよい。例えば、コンピュータ装置200がタイムラインサービスでのアカウントを点数化するように上述した命令にしたがってコンピュータ装置200を制御するプロセッサ220の機能的表現としてアカウント点数算定部310が利用されてもよい。
【0043】
プロセッサ220は、コンピュータ装置200の制御と関連する命令がロードされたメモリ210から必要な命令を読み取ってもよい。この場合、前記読み取られた命令は、プロセッサ220が以下で説明するアカウント点数化方法を実行するように制御するための命令を含んでもよい。
【0044】
以下で説明するアカウント点数化方法に含まれる段階は、図に示したものとは異なる順序で実行されてもよいし、段階のうちの一部が省略されたり追加の過程がさらに含まれたりしてもよい。
【0045】
アカウント点数化方法に含まれる段階は、例えば、メッセンジャーがインストールされたクライアント(client)で実行されてもよく、実施形態によっては、段階の一部がサーバ150で実行されることも可能である。
【0046】
図4を参照すると、段階410で、アカウント点数算定部310は、ソーシャルプラットフォーム上のアカウントそれぞれに対して、アカウントに対するフォロワー増減程度とアカウントが保有するポストに対するユーザ反応を利用してアカウント点数を算定してもよい。本明細書において、アカウント点数とは、ソーシャルプラットフォームでアカウントを所有する著者(author)に対する点数を意味する。以下では、著者点数とアカウント点数を同義語として記載する。
【0047】
本実施形態では、タイムラインサービスに適用可能な推薦ロジックに著者点数を使用する。本実施形態は、保証されたアカウント(既に人気の高いアカウント)を持続的に推薦するロジックではなく、最近注目されているアカウントでありながらもユーザが好みそうなポストを多く保有しているアカウントを推薦する方向に高度化するための推薦ロジックを実現する。
【0048】
アカウント点数算定部310は、人気のあるアカウントの判断に影響を及ぼす要因として、アカウントの最近のフォロワー増減の程度とアカウントが保有しているポストのユーザ反応を点数化することによって該当のアカウントの著者点数を算定する。
【0049】
段階420で、アカウント推薦部320は、各アカウントの著者点数を基準に人気ベース推薦アカウントを選定してよい。アカウント推薦部320は、タイムラインサービス内の人気アカウントの選定基準として著者点数を使用してもよい。言い換えれば、アカウント推薦部320は、タイムラインサービスでアカウントを推薦するにあたり、著者点数の高いアカウントを人気アカウントとして推薦してもよい。
【0050】
著者点数は、アカウントの推薦はもちろん、ポストの推薦などのようにタイムラインサービスに適用可能な多様な推薦ロジックに活用可能である。
【0051】
図5は、本発明の一実施形態における、著者点数を算定する過程の一例を示したフローチャートである。
【0052】
一例として、図5の過程は、上述した段階410に含まれてもよく、実施形態によっては、段階の一部がサーバ150で実行されることも可能である。
【0053】
図5を参照すると、段階501で、アカウント点数算定部310は、アカウントに対するフォロワースコアを算定してもよい。アカウント点数算定部310は、アカウントに対するフォロワー増減の程度を尺度として計算してもよい。このとき、アカウント点数算定部310は、事前に定められた期間を周期としてフォロワー増減の程度を判断してもよい。例えば、アカウント点数算定部310は、一週間を単位としてアカウントに対するフォロワースコアを算定してもよい。また、アカウント点数算定部310は、アカウントのフォロワー数が事前に定められた一定数以上となった時点からフォロワースコアを算定してもよい。フォロワー数が一定数未満のアカウントに対しては、スコアを算定せずに基本値(default score)(例えば、0)を適用し、フォロワーの累積数が一定数以上になった時点からは一定の周期単位で前回のフォロワー数と比較しながらフォロワースコアを算定してもよい。
【0054】
段階502で、アカウント点数算定部310は、アカウントが保有している全体ポストに対してユーザ反応スコアを算定してもよい。ポストは、テキスト、イメージ、ビデオ、オーディオなどの多様なタイプのコンテンツで作成されて登録される。アカウント点数算定部310は、ポストに対するログを収集し、収集したログに基づいてユーザ反応を点数化してもよい。
【0055】
特に、アカウント点数算定部310は、ユーザ反応が入力されたクリックログを点数化したクリックスコアと、ビデオポストのビデオ消費時間を点数化したビデオスコアを合算してユーザ反応スコアを算定してもよい。このとき、アカウント点数算定部310は、クリックスコアとビデオスコアのうちのいずれか1つに、他の1つよりも高い加重値を付与してもよい。例えば、ビデオスコアには加重値1を付与し、クリックスコアには加重値2を付与してもよい。
【0056】
段階503で、アカウント点数算定部310は、アカウントのフォロワースコアとユーザ反応スコアを合算して著者点数を算定してもよい。このとき、アカウント点数算定部310は、フォロワースコアとユーザ反応スコアのうちのいずれか1つに、他の1つよりも高い加重値を付与してもよい。例えば、フォロワースコアには加重値1を付与し、ユーザ反応スコアには加重値2を付与してもよい。
【0057】
ユーザ反応スコアは、クリックスコアとビデオスコアを合算したものであるため、ビデオポストを保有していないアカウントの場合は、ビデオポストを保有しているアカウントよりも相対的に著者点数が低い形態となる。
【0058】
図6は、本発明の一実施形態における、クリックスコアを算定する過程の一例を示した図である。
【0059】
アカウント点数算定部310は、アカウントが保有しているポストのうちで公開されているポストを対象にクリックログを収集してもよく、事前に定められた期間を周期とし、該当の期間中に収集したクリックログを点数化してクリックスコアを算定してもよい。
【0060】
クリックログは、実際のリアクションを示すクリックタイプと、関心度を示すクリックタイプを含んでもよい。クリックスコアは、各クリックタイプに定められた点数を付与する方式で算出することが可能である。
【0061】
図6を参照すると、クリックタイプ610それぞれに点数620が事前に定義されており、アカウント点数算定部310は、クリックログに含まれたクリックタイプ610それぞれに対して該当の点数620を累積する方式でクリックスコアを算定してもよい。
【0062】
クリックタイプ610は、加算点数を有するポジティブタイプ(positive type)と、減算点数を有するネガティブタイプ(negativetype)に分類されてもよい。例えば、コメント画面を見た履歴、コメントを入力した履歴、「いいね」を入力した履歴、プロフィール画面を見た履歴、コンテンツを実行した履歴、ポストを共有した履歴、サムネイル画面を見た履歴などには点数620が加えられてもよく、アカウントまたはポストを通報した履歴、アカウントまたはポストを隠し処理した履歴などからは点数620を引いてもよい。
【0063】
図7は、本発明の一実施形態における、ビデオスコアを算定する過程の一例を示したフローチャートである。
【0064】
一例として、図7の過程は、上述した段階502に含まれてもよく、実施形態によっては、段階の一部がサーバ150で実行されることも可能である。
【0065】
図7を参照すると、段階701で、アカウント点数算定部310は、アカウントが保有しているポストのうちでビデオポストに対するログを収集してもよい。このとき、アカウント点数算定部310は、ユーザがビデオを消費した時間を点数化するためにビデオ消費ログを収集してもよく、特に、再生時間(ビデオの長さ)が第1時間(T1)以上のビデオポストに対してビデオ消費時間が第2時間(T2、T2≦T1)以上となるログのみを収集対象としてもよい。例えば、表示と同時に自動再生されるログを排除するために、再生時間が3秒以上のビデオポストに対してビデオ消費時間が3秒以上であるログを利用してもよい。
【0066】
段階702で、アカウント点数算定部310は、アカウントのビデオポストに対するログに基づいて、該当のアカウントのビデオ消費率とビデオデュレーション(video duration)寄与度率を算定してもよい。
【0067】
アカウントのビデオスコアを算定するにあたり、該当のアカウントのビデオ消費率を反映する必要がある。ビデオ消費率とは、ユーザが実際に再生する割合であって、ビデオ再生時間に対してユーザが実際にビデオを消費する時間が占める割合を意味する。アカウント点数算定部310は、ビデオログそれぞれに対してビデオ消費率を算定してもよく、すべてのビデオログに対して算定されたビデオ消費率を平均した最終値を利用してもよい。
【0068】
ソーシャルプラットフォーム上のアカウントは、一定の長さ未満のショート(short)フォーマットのビデオポストだけを作成する著者タイプのアカウントと、一定の長さ以上のロング(long)フォーマットのビデオポストだけを作成する著者タイプのアカウント、さらにショートフォーマットのビデオポストとロングフォーマットのビデオポストの両方を作成する著者タイプのアカウントに区分される。
【0069】
アカウントのビデオスコアを算定するにあたり、該当のアカウントの著者タイプによるビデオデュレーション側面の寄与度を反映する必要がある。ビデオデュレーション寄与度率とは、一定の期間(例えば、一ヶ月)にユーザが全体アカウントのビデオを消費したビデオ消費時間に対して、一定の期間にユーザが特定のアカウントのビデオを消費したビデオ消費時間が占める割合を意味する。ビデオ消費時間だけを考慮する場合にはロングフォーマットのビデオに不利な側面があるため、全体アカウントの総ビデオ消費時間に対する一アカウントの総ビデオ消費時間の割合であるビデオデュレーション寄与度率を考慮した上でビデオスコアを算定してよい。
【0070】
ショートフォーマットのビデオポストとロングフォーマットのビデオポストの両方を保有している著者タイプのアカウントは、他のアカウントよりもビデオデュレーション寄与度が高くなり、ショートフォーマットやロングフォーマットに関係なく多くのビデオポストをアップロードしているアカウントであるほど、活動が活発であり人気が高いアカウントであると言える。
【0071】
アカウント点数算定部310は、ビデオデュレーション寄与度率によって、アカウントの著者タイプを考慮して均等な点数が反映されたビデオスコアを得ることができる。
【0072】
段階703で、アカウント点数算定部310は、アカウントのビデオ消費率とビデオデュレーション寄与度率を利用して該当のアカウントのビデオスコアを算定してもよい。アカウント点数算定部310は、アカウントのビデオ消費率とビデオデュレーション寄与度率を乗算してビデオスコアを算定するが、このとき、ビデオスコアを他のスコア(フォロワースコアとクリックスコア)の単位と合わせるためにビデオ最大点数を追加で乗算してもよい。また、アカウント点数算定部310は、ビデオデュレーション寄与度率に一定の値を加えた最終値をビデオデュレーション寄与度率として適用してもよい。ビデオデュレーション寄与度が1%未満のアカウントが多い場合にはスコアを算定するときに一定の値(例えば、1)を加え、ビデオデュレーション寄与度率が0に近づくことを防いでもよい。
【0073】
したがって、アカウント点数算定部310は、アカウントのフォロワースコアとクリックスコア、およびビデオスコアをすべて合算して該当のアカウントの著者点数を算定してもよい。このとき、アカウント点数算定部310は、スコア同士の単位を合わせるためにスケーリング、例えば、ロバストスケーリング(robust scaling)を適用してもよい。
【0074】
上述したビデオスコアは、人気アカウントの選定基準となる著者点数を算定するために他のスコアとともに利用されてもよく、実施形態によっては、ソーシャルプラットフォームに適用可能な推薦ロジックやランキングロジックに単独で活用されてもよい。ソーシャルプラットフォームの他にも、ビデオ共有サービスを提供するビデオプラットフォームに適用可能な推薦ロジックやランキングロジックにビデオスコアを適用することも可能である。
【0075】
図8は、本発明の一実施形態における、アカウント推薦プールを構成する過程の一例を示したフローチャートである。
【0076】
一例として、図8の過程は、上述した段階420に含まれてもよく、実施形態によっては、段階の一部がサーバ150で実行されることも可能である。
【0077】
図8を参照すると、段階801で、アカウント推薦部320は、タイムラインサービス内で登録関係を示すフォロー関連度に基づいて少なくとも1つの推薦アカウント(以下、「フォローベース推薦アカウント」とする)を選定してもよい。一例として、アカウント推薦部320は、ユーザがフォローしているアカウントのフォローをフォローベース推薦アカウントとして選定してもよい。例えば、ユーザAがユーザBとユーザCをフォローしており、ユーザBがユーザDとユーザEをフォローしており、ユーザCがユーザFをフォローしているとき、ユーザAにユーザD、ユーザE、ユーザFを推薦してもよい。他の例として、アカウント推薦部320は、ユーザがフォローしているアカウントと類似のアカウントをフォローベース推薦アカウントとして選定してもよい。例えば、ユーザAがユーザBとユーザCをフォローしており、ユーザBはユーザDと共通するフォロワー(co-follow)が多く、ユーザCはユーザEと共通するフォロワーが多いとき、ユーザAにユーザDとユーザEを推薦してもよい。また他の例として、アカウント推薦部320は、ユーザをフォローしているアカウントのうちでユーザがフォローしていないアカウント、すなわち、ユーザと相互フォローの関係でないアカウントをフォローベース推薦アカウントとして選定してもよい。例えば、ユーザAをフォローしているユーザDをユーザAがフォローしていないとき、ユーザAにユーザDを推薦してもよい。
【0078】
段階802で、アカウント推薦部320は、タイムラインサービス内で各アカウントの著者点数を利用して少なくとも1つの推薦アカウント(以下、「人気ベース推薦アカウント」とする)を選定してもよい。アカウント推薦部320は、アカウントに対するフォロワー増減の程度とアカウントのポストに対するユーザ反応を点数化した著者点数を基準として人気ベース推薦アカウントを選定してもよい。アカウント推薦部320は、著者点数が高いアカウントを人気ベース推薦アカウントとして選定してもよい。言い換えれば、アカウント推薦部320は、タイムラインサービス内で活動しているアカウントのうち、他のユーザからの肯定的な反応が多くて最近フォロワー数が急増しているアカウントを人気ベース推薦アカウントとして選定してもよい。
【0079】
段階803で、アカウント推薦部320は、ユーザを対象とした関係ベースの推薦として、フォローベース推薦アカウントと人気ベース推薦アカウントを含んだ推薦プールを構成してもよい。図9を参照すると、アカウント推薦部320は、新規アカウントのフォローを誘導するために、フォローベース推薦アカウント910と人気ベース推薦アカウント920を混合して推薦プール900を構成してもよい。一例として、アカウント推薦部320は、フォローベース推薦アカウント910と人気ベース推薦アカウント920を事前に定められた固定の比率で混合して推薦プール900を構成してもよい。例えば、アカウント推薦部320は、フォローベース推薦アカウント910と人気ベース推薦アカウント920を50:50の割合で維持してもよい。このとき、フォローベース推薦アカウント910に属する、フォロー中のアカウントのフォロー、フォロー中のアカウントと類似のアカウント、相互フォロー関係でないアカウントは大略16.6:16.6:16.6の割合で分け、人気ベース推薦アカウント920に属する、一般アカウントと公式アカウントとインフルエンサーアカウントは15:15:20の割合で分けてもよい。他の例として、アカウント推薦部320は、フォローベース推薦アカウント910と人気ベース推薦アカウント920を調整された割合で混合して推薦プール900を構成してもよい。各タイプのアカウントが占める割合によって推薦プール900を構成するための割合が決定されてもよい。選定された全体アカウントが100件であり、フォローベース推薦アカウント910が40件、人気ベース推薦アカウント920が60件であるとするとき、フォローベース推薦アカウント910と人気ベース推薦アカウント920を40:60の割合に調整して推薦プール900を構成してもよい。フォローベース推薦アカウント910と人気ベース推薦アカウント920に属する下位アカウントも同じように、各タイプのアカウントが占める割合によって調整された割合で混合してもよい。
【0080】
アカウント推薦部320は、タイムラインサービス内で新規アカウントのフォローを持続的に誘導するために、人気アカウントだけでなく、ユーザとのフォロー関連度に基づいて個人化された推薦アカウントを含んだ推薦プールを構成して提供する。アカウント推薦部320は、フォロー中のアカウントのポストをタイムラインタイプで提供するサービス画面などのような多様な経路を通じて推薦プールのアカウントを表示してもよい。
【0081】
図10および図11は、本発明の一実施形態における、アカウント推薦リストを表示する画面の一例を示した図である。
【0082】
図10を参照すると、プロセッサ220は、ユーザがフォローしているアカウントのポスト1010が時間順に整列されて表示されるタイムラインサービス画面1000上に、新規アカウントのフォローを誘導するためのアカウント推薦リスト1020を表示してもよい。
【0083】
アカウント推薦リスト1020は、フォローベース推薦アカウントと人気ベース推薦アカウントを含んでよく、プロセッサ220は、アカウント推薦リスト1020に対するスクロールによって推薦プールに含まれたアカウントを順に表示してもよい。
【0084】
プロセッサ220は、推薦プールに含まれたアカウントのうち、人気ベース推薦アカウントをアカウント推薦リスト1020の上位スロットに優先的に固定配置して表示してもよい。人気ベース推薦アカウントは他のアカウントに比べて高いCTR(click through rate)が予想されるため、優先的に配置することで関心を促すためである。このとき、推薦プールにフォローベース推薦アカウントがない場合は、人気ベース推薦アカウントがアカウント推薦リスト1020を独占してもよい。
【0085】
アカウント推薦リスト1020に含まれた各アカウントに対して、登録関係であるフォロー設定のための「フォロー」メニュー1021を提供してもよい。
【0086】
また、アカウント推薦リスト1020に含まれた各アカウントに対して、該当のアカウントを推薦プールから取り除くための「除去」メニュー1022が提供されてもよい。「除去」メニュー1022を利用して推薦プールから除去されたアカウントは、一定の時間(例えば、7日間)にわたって推薦対象から除外されてもよい。
【0087】
アカウント推薦リスト1020と関連して「もっと見る」メニュー1023を提供してもよく、「もっと見る」メニュー1023が選択される場合、図11に示すように、アカウント推薦リストページ1100に移動してもよい。
【0088】
プロセッサ220は、アカウント推薦リストページ1100を通じて、推薦プールに含まれた全体アカウント推薦リスト1110を提供してもよい。推薦アカウントリストページ1100の全体アカウント推薦リスト1110に含まれた各アカウントには、登録関係であるフォロー設定のための「フォロー」メニュー1021や、該当のアカウントを推薦プールから取り除くための「除去」メニュー1022などが含まれてもよい。
【0089】
プロセッサ220は、タイムラインサービス内の多様な経路を通じて、ユーザがフォローしそうなアカウントを推薦する。このとき、推薦アカウントには、著者点数を基準として選定された人気ベース推薦アカウントが含まれてもよい。
【0090】
本実施形態では、タイムラインサービス内で新規アカウントのフォローを誘導するために、フォロー関連度によって個人化された関係ベース推薦を提供することができ、関係ベース推薦をより高度化するために、フォロワー増減程度とユーザ反応点数を点数化した著者点数を追加の推薦条件として適用してもよい。
【0091】
アカウントの著者点数は、人気アカウントの選定基準の他にも、タイムラインサービスにおいてポスト推薦や友達推薦などの多様な推薦ロジックに活用することができる。
【0092】
このように、本発明の実施形態によると、タイムラインサービスにおいて、アカウントに対するフォロワー増減の程度とアカウントのポストに対するユーザ反応に基づいてアカウントを点数化し、これを多様な推薦ロジックに活用することができる。
【0093】
上述した装置は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、および/またはハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素との組み合わせによって実現されてもよい。例えば、実施形態で説明された装置および構成要素は、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ、マイクロコンピュータ、FPGA(field programmable gate array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサ、または命令を実行して応答することができる様々な装置のように、1つ以上の汎用コンピュータまたは特定用途向けコンピュータを利用して実現されてもよい。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)およびOS上で実行される1つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行してもよい。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答し、データにアクセスし、データを記録、操作、処理、および生成してもよい。理解の便宜のために、1つの処理装置が使用されるとして説明される場合もあるが、当業者であれば、処理装置が複数個の処理要素および/または複数種類の処理要素を含んでもよいことが理解できるであろう。例えば、処理装置は、複数個のプロセッサまたは1つのプロセッサおよび1つのコントローラを含んでもよい。また、並列プロセッサのような、他の処理構成も可能である。
【0094】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、またはこれらのうちの1つ以上の組み合わせを含んでもよく、思うままに動作するように処理装置を構成したり、独立的または集合的に処理装置に命令したりしてもよい。ソフトウェアおよび/またはデータは、処理装置に基づいて解釈されたり、処理装置に命令またはデータを提供したりするために、いかなる種類の機械、コンポーネント、物理装置、コンピュータ記録媒体または装置に具現化されてもよい。ソフトウェアは、ネットワークによって接続されたコンピュータシステム上に分散され、分散された状態で記録されても実行されてもよい。ソフトウェアおよびデータは、1つ以上のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。
【0095】
実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段によって実行可能なプログラム命令の形態で実現されてコンピュータ読み取り可能な媒体に記録されてもよい。ここで、媒体は、コンピュータ実行可能なプログラムを継続して記録するものであっても、実行またはダウンロードのために一時記録するものであってもよい。また、媒体は、単一または複数のハードウェアが結合した形態の多様な記録手段または格納手段であってもよく、あるコンピュータシステムに直接接続する媒体に限定されることはなく、ネットワーク上に分散して存在するものであってもよい。媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、および磁気テープのような磁気媒体、CD-ROMおよびDVDのような光媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような光磁気媒体、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどを含み、プログラム命令が記録されるように構成されたものであってもよい。また、媒体の他の例として、アプリケーションを配布するアプリケーションストアやその他の多様なソフトウェアを供給または配布するサイト、サーバなどで管理する記録媒体または格納媒体が挙げられる。
【0096】
以上のように、実施形態を、限定された実施形態および図面に基づいて説明したが、当業者であれば、上述した記載から多様な修正および変形が可能であろう。例えば、説明された技術が、説明された方法とは異なる順序で実行されたり、かつ/あるいは、説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が、説明された方法とは異なる形態で結合されたりまたは組み合わされたり、他の構成要素または均等物によって置換されたとしても、適切な結果を達成することができる。
【0097】
したがって、異なる実施形態であっても、特許請求の範囲と均等なものであれば、添付される特許請求の範囲に属する。
【符号の説明】
【0098】
220:プロセッサ
310:アカウント点数算定部
320:アカウント推薦部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11