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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023070538
(43)【公開日】2023-05-19
(54)【発明の名称】塵芥収集車
(51)【国際特許分類】
   B65F 3/00 20060101AFI20230512BHJP
   B65F 3/14 20060101ALI20230512BHJP
【FI】
B65F3/00 L
B65F3/14
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021182778
(22)【出願日】2021-11-09
(71)【出願人】
【識別番号】000163095
【氏名又は名称】極東開発工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002192
【氏名又は名称】弁理士法人落合特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】木原 柊平
【テーマコード(参考)】
3E024
【Fターム(参考)】
3E024AA04
3E024BA02
3E024CA04
3E024DB02
3E024HA02
3E024HB05
3E024HC03
3E024HD03
3E024HE01
3E024HE04
(57)【要約】
【課題】塵芥投入箱内への投入塵芥を塵芥収容箱に積み込む塵芥積込装置と、塵芥積込装置を随時に緊急停止させるための緊急停止装置とを備えた塵芥収集車において、緊急停止装置の操作部材の異なる二方向何れの操作でも緊急停止できるようにしても、その二方向への操作を検知するセンサの個数を最小化しコスト節減を図る。
【解決手段】緊急停止装置Eが、支持体21に可動中継体Aを介して第1方向・第2方向の何れにも移動可能に支持される操作部材Bと、少なくとも操作部材Bに設けた第1,第2ドグd1,d2と、第1,第2ドグの何れが近接してもその近接状態を検知可能であり、且つその検知信号を前記緊急停止のために用いるべく出力可能な単一のセンサSとを有し、第1ドグd1は、操作部材Bが第1方向に移動するのに応じてセンサSに近接するよう配置され、第2ドグd2は、操作部材Bが第2方向に移動するのに応じてセンサSに近接するよう配置される。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車体(1)上に搭載される塵芥収容箱(2)と、その塵芥収容箱(2)に連設されて塵芥を投入可能な塵芥投入箱(5)と、その塵芥投入箱(5)内に設けられて投入塵芥を塵芥収容箱(2)に積み込む塵芥積込装置(10,110)と、その塵芥積込装置(10,110)を随時に緊急停止させるための緊急停止装置(E)とを備え、前記緊急停止装置(E)が、前記車体(1)、前記塵芥収容箱(2)又は前記塵芥投入箱(5)に固定、或いは摺動可能に支持された支持体(21)と、この支持体(21)に所定方向に移動可能に支持される可動中継体(A)と、前記支持体(21)に前記可動中継体(A)を介して第1方向・第2方向の何れにも移動可能に支持される操作部材(B)とを有する塵芥収集車において、
前記緊急停止装置(E)は、前記操作部材(B)及び前記可動中継体(A)のうち少なくとも該操作部材(B)に取付けられる第1,第2ドグ(d1,d2)と、前記第1,第2ドグ(d1,d2)の何れが近接してもその近接状態を検知可能であり、且つその検知信号を前記緊急停止のために用いるべく前記塵芥積込装置(10,110)の制御装置に出力可能である単一のセンサ(S)とを有し、
前記第1ドグ(d1)は、前記操作部材(B)が前記第1方向に移動するのに応じて前記センサ(S)に近接するよう配置され、また前記第2ドグ(d2)は、前記操作部材(B)が前記第2方向に移動するのに応じて前記センサ(S)に近接するよう配置されることを特徴とする塵芥収集車。
【請求項2】
前記第1,第2ドグ(d1,d2)は、前記操作部材(B)及び前記可動中継体(A)のうち少なくとも該操作部材(B)に対し、取付位置を調節可能として取付けられることを特徴とする、請求項1に記載の塵芥収集車。
【請求項3】
前記操作部材(B)にはリフレクタ(R)が固定されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の塵芥収集車。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、塵芥収集車、特に車体上に搭載される塵芥収容箱と、塵芥収容箱に連設されて塵芥を投入可能な塵芥投入箱と、塵芥投入箱内に設けられて投入塵芥を塵芥収容箱に積み込む塵芥積込装置と、塵芥積込装置を随時に緊急停止させるための緊急停止装置とを備えた塵芥収集車に関する。
【背景技術】
【0002】
上記した塵芥収集車は、例えば特許文献1に開示されるように従来公知であり、この公知のものの緊急停止装置では、塵芥投入箱に固定の支持体(ブラケット62)に中継アーム(第1,第2揺動部材64,67)を介して操作部材(バー60)が異なる二方向、即ち上方向・前方向の何れにも移動可能に支持されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第3631315号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の塵芥収集車では、上記緊急停止装置が、操作部材60に設けた第1,第2ドグ71,74 と、緊急停止信号を出力可能な第1,第2センサ(第1,第2リミットスイッチ72,75 )とを有しており、第1センサ72は、操作部材60が上方向に移動するのに応じて第1ドグ72が該センサ72に対し近接状態となるのを検知して緊急停止信号を出力し、また第2センサ75は、操作部材60が前方向に移動するのに応じて第2ドグ74が該センサ75に対し近接状態となるのを検知して緊急停止信号を出力する。これにより、操作部材60の二方向何れの操作でも塵芥積込装置を緊急停止させられるため、咄嗟の際に操作し易い利点があるが、その反面、次のような不都合がある。
【0005】
即ち、操作部材60の二方向への動きを別々のセンサ72,75 で検知しているので、それだけ構造が複雑化し、部品点数も増えてコスト増となる。
【0006】
本発明は、上記に鑑み提案されたもので、従来装置の問題を解決可能とした塵芥収集車を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成するために、本発明は、車体上に搭載される塵芥収容箱と、その塵芥収容箱に連設されて塵芥を投入可能な塵芥投入箱と、その塵芥投入箱内に設けられて投入塵芥を塵芥収容箱に積み込む塵芥積込装置と、その塵芥積込装置を随時に緊急停止させるための緊急停止装置とを備え、前記緊急停止装置が、前記車体、前記塵芥収容箱又は前記塵芥投入箱に固定、或いは摺動可能に支持された支持体と、この支持体に所定方向に移動可能に支持される可動中継体と、前記支持体に前記可動中継体を介して第1方向・第2方向の何れにも移動可能に支持される操作部材とを有する塵芥収集車において、前記緊急停止装置は、前記操作部材及び前記可動中継体のうち少なくとも該操作部材に取付けられる第1,第2ドグと、前記第1,第2ドグの何れが近接してもその近接状態を検知可能であり、且つその検知信号を前記緊急停止のために用いるべく前記塵芥積込装置の制御装置に出力可能である単一のセンサとを有し、前記第1ドグは、前記操作部材が前記第1方向に移動するのに応じて前記センサに近接するよう配置され、また前記第2ドグは、前記操作部材が前記第2方向に移動するのに応じて前記センサに近接するよう配置されることを第1の特徴とする。
【0008】
また本発明は、第1の特徴に加えて、前記第1,第2ドグは、前記操作部材及び前記可動中継体のうち少なくとも該操作部材に対し、取付位置を調節可能として取付けられることを第2の特徴とする。
【0009】
また本発明は、第1又は第2の特徴に加えて、前記操作部材にはリフレクタが固定されることを第3の特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
第1の特徴によれば、塵芥積込装置の緊急停止装置は、操作部材及び可動中継体のうち少なくとも操作部材に取付けられる第1,第2ドグと、第1,第2ドグの何れが近接してもその近接状態を検知可能であり、且つその検知信号を塵芥積込装置の制御装置に出力可能である単一のセンサとを有しており、第1ドグは、操作部材が第1方向に移動するのに応じてセンサに近接するよう配置され、また第2ドグは、操作部材が第2方向に移動するのに応じてセンサに近接するよう配置される。これにより、操作部材を異なる二方向何れに移動操作しても、その動きを単一のセンサで的確に検知して塵芥積込装置を緊急停止させることができるため、センサの設置個数を最小限(1個)にできて、構造簡素化延いてはコスト節減に大いに寄与することができる。
【0011】
また第2の特徴によれば、第1,第2ドグは、操作部材及び可動中継体のうち少なくとも操作部材に対し、取付位置を調節可能として取付けられるので、その取付位置の調整、延いてはセンサに対する第1,第2ドグの相対位置の調整を容易且つ的確に行うことが可能となる。
【0012】
また第3の特徴によれば、操作部材にはリフレクタが固定されるので、緊急停止装置の操作部材がリフレクタの支持手段に兼用され、それだけ構造簡素化に寄与することができる。また、リフレクタにより操作部材の存在や位置を目立たせることができるため、操作部材を咄嗟に操作する際(特に夜間)の操作の迅速性・確実性を図る上で有利となる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】第1実施形態に係る塵芥収集車の全体側面図
図2】塵芥投入箱を破断して示す塵芥積込装置の要部側面図
図3】緊急停止装置の側面図(図1の3X矢視部の拡大側面図、図5の3X-3X断面図)であって、(A)は操作部材の中立(非操作)状態を示し、(B)は操作部材の前方(第1方向)への操作状態を示し、(C)は操作部材の後方(第2方向)への操作状態を示す
図4】緊急停止装置の後面図(図2の4X矢視拡大図)
図5】緊急停止装置における操作部材及び中継アームの各ヒンジ部分を拡大して示す要部断面図(図4に対応した一部破断拡大後面図)
図6図4及び図5の、6X-6X線で見た拡大断面図
図7】中継アーム単品を示す三面図であって、(a)は正面図(図5と同じ向き)、(b)は右側面図(図3と同じ向き)、(c)は平面図(図6と同じ向き)である
図8】第2実施形態の緊急停止装置の側面図(図3対応図)
図9】第3実施形態の塵芥投入箱を破断して示す塵芥積込装置の要部側面図(図2対応図)
図10】第4実施形態に係る緊急停止装置を簡略的に示す、図3に対応した側面図であって、(A)は操作部材の中立(非操作)状態を示し、(B)は操作部材の前方(第1方向)への操作状態を示し、(C)は操作部材の上方(第2方向)への操作状態を示す
図11】第5実施形態に係る緊急停止装置を簡略的に示す、図3に対応した側面図(図10対応図)であって、(A)は操作部材の中立(非操作)状態を示し、(B)は操作部材の前方(第1方向)への操作状態を示し、(C)は操作部材の上方(第2方向)への操作状態を示す
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図1図7を参照して、第1実施形態について説明する。尚、本明細書において、前方・後方は、塵芥収集車Vを基準としての前方・後方をいう。
【0015】
先ず、図1図2において、塵芥収集車Vの車体としての車体フレーム1上には、後端に開口部を有する塵芥収容箱2が搭載されている。この塵芥収容箱2は、車体フレーム1に傾動可能に軸支9されており、この塵芥収容箱2と車体フレーム1間に連結される傾動シリンダ3の伸長により車両後方に傾動できるようにされる。塵芥収容箱2の後端部の外周は、その周囲をスチフナ4により縁取りして補強される。
【0016】
塵芥収容箱2の後端部には、塵芥投入口6を後端面に有する塵芥投入箱5が、塵芥収容箱2の後端開口を覆うように連接されており、この塵芥投入箱5は、塵芥収容箱2の後部上端に傾動可能に軸支されている。塵芥収容箱2の後端下部と塵芥投入箱5の前端下部との間には、塵芥投入箱5を塵芥収容箱2に係脱可能に固縛する固縛機構(図示せず)が介設される。この固縛機構は、塵芥収容箱2を後方に傾動させて収容塵芥を排出する時や、点検整備する時に固縛解除されて、塵芥投入箱5の塵芥収容箱2に対する傾動を可能とする。
【0017】
ところで塵芥投入箱5内には塵芥積込装置10が収容されている。この塵芥積込装置10は、塵芥投入箱5内に投入された塵芥を、該箱5内の底部より前方上部に掻き上げるため、不図示の回転モータにより支持軸12回りに回転可能な掻上板13と、その掻上板13上の塵芥を塵芥収容箱2内に押し込むため、押込シリンダ14により支持軸16回りに前後方向に揺動駆動可能な回転板式押込板15とを備える。
【0018】
塵芥投入箱5の後端面に開口する塵芥投入口6は、それの下端縁部が頑丈な補強フレーム20で補強される。この補強フレーム20は、塵芥投入口6の下端縁を縁取るようにその横幅一杯に直線状に延びていて、塵芥投入箱5の底壁部の後端下部に固定(例えば溶接)される。
【0019】
塵芥収集車Vは、塵芥積込装置10の油圧制御系(具体的には掻上板13を回転駆動する回転モータと、押込板15を揺動駆動する押込シリンダ14とを駆動可能な油圧制御系)の作動を制御する不図示の制御装置と、その制御装置に接続されて塵芥積込装置10を随時に緊急停止させるために用いられる緊急停止装置Eとを備える。
【0020】
尚、上記制御装置は、不図示の操作装置(例えば車両適所に設けた操作盤、リモコン)への作業員の操作入力に基づいて、塵芥積込装置10の上記油圧制御系に対し電気的な作動制御信号を出力可能であって、塵芥収集車の技術分野において従来周知である。
【0021】
次に、図3図7を併せて参照して、緊急停止装置Eの具体例を説明する。即ち、緊急停止装置Eは、塵芥投入箱5の補強フレーム20に固定の支持ブラケット21と、この支持ブラケット21に第1枢軸P1を介して前後揺動可能に支持された中継アームAと、この中継アームAに第2枢軸P2を介して前後揺動可能に支持されて前方(即ち第1方向)及び後方(即ち第2方向)の何れにも移動可能な操作バーBと、その操作バーBに取付けられる第1,第2ドグd1,d2と、第1,第2ドグd1,d2の何れが近接してもその近接状態を検知可能である単一の近接センサSとを備える。近接センサSは、これの検知信号を、塵芥積込装置10を緊急停止させるために用いるべく塵芥積込装置10の制御装置に出力可能である。
【0022】
而して、支持ブラケット21は本発明の支持体を構成し、また中継アームAは本発明の可動中継体を構成し、また操作バーBは本発明の操作部材を構成し、また近接センサSは本発明のセンサを構成している。
【0023】
支持ブラケット21は左右一対有って、下面が一部開放したボックス状の金属枠より各々構成され、且つ補強フレーム20の後面に左右に間隔をおいて固定(例えば溶接)される。図5図6で明らかなように、各支持ブラケット21の左右側壁21sには、第1枢軸P1の両端部が嵌合、支持されると共に抜け止め部材(例えば割りピン、サークリップ等)で抜け止め、固定される。
【0024】
中継アームAは、上部が開いたフォーク状に形成されて上下方向に延びる上部腕部Auと、その上部腕部Auの下端部より左右外側方に略水平に延びる帯板状の中間腕部Amと、その中間腕部Amの外端部より下方に延びる下部腕部Adとを備える。上部腕部Auは、第1枢軸P1を回動可能に嵌合させる左右一対の目玉状軸受部Aueを上端に有しており、また下部腕部Adは、第2枢軸P2を回動可能に嵌合させる軸受孔Adhを下端に有している。また中間腕部Amは、図7(a)で明らかなように、下部腕部Adに近づくにつれて徐々に幅広に形成されて、下部腕部Adとの結合強度を高めている。
【0025】
上部腕部Auの大部分は、支持ブラケット21の下端開口21oを通して支持ブラケット21内に収納される。この上部腕部Auの左右の目玉状軸受部Aueの中間で第1枢軸P1の外周部には、捩りコイルばねよりなる第1戻しばね31の中間コイル部31cが嵌合、支持される。この第1戻しばね31の弾発力で中継アームAを第1枢軸P1回りに後方側に揺動付勢(即ち図3で反時計回りに回動付勢)するために、第1戻しばね31は、これの上側端部31uが支持ブラケット21の上側壁21uに、また下側端部31dが中継アームAの上部腕部Au内面にそれぞれ係止される。
【0026】
特に実施形態の第1戻しばね31は、これの上側端部31uが中間コイル部31cから前向きに略水平に延びていて、上側壁21u下面に突設した左右一対の案内突起21ut間に上下摺動可能に挟持される。しかもこの上側端部31uは、上側壁21uに螺挿した調整ビス21bの下端に係合しており、その係合位置は、調整ビス21bの回動操作に伴い上下動する。そして、調整ビス21bは、これの上端に工具係合用の溝を有するため、このビス21bを回動操作して上側壁21uに対する螺合位置を上下方向に調節すれば、第1戻しばね21のセット荷重を任意に調整可能である。
【0027】
上記螺合位置は、調整ビス21bに螺合するロックナット21nでロックされる。尚、調整ビス21b及びロックナット21nは、省略してもよい。
【0028】
中継アームAは、これに操作バーBから外力が加わらない中立状態(図3(A)参照)では、同アームAが第1戻しばね31から受ける後方側への揺動付勢力により、上部腕部Auの後面が支持ブラケット21の下側壁21dの前端縁21de(即ち前記下端開口21oの後端縁)に圧接、係合される。その係合により、中継アームAは、第1戻しばね31の弾発力で、通常は図3(A)に示す中立位置に保持される。
【0029】
ところで操作バーBは、補強フレーム20に沿うように左右に長く且つ帯板状に形成されており、それの後側面にはリフレクタRが接合される。また操作バーBの上,下端縁部には、上下一対の前向きフランジ部Bf,Bfがそれぞれ一体に連設される。
【0030】
操作バーBの内面(前側面)には、これの左右両端部で左右の中継アームA,Aの下部腕部Ad,Adにそれぞれ対応する位置において、左右一対のヒンジブラケットBb,Bbの基部が固定(例えば溶接)される。各ヒンジブラケットBbは、対応する下部腕部Adの前記軸受孔Adhと同軸に並ぶ軸受孔Bbhを各々有しており、それら軸受孔Adh,Bbh,Bbhに第2枢軸P2が相対回動可能に嵌合、支持される。しかも第2枢軸P2は、両ヒンジブラケットBb,Bbに抜け止め部材(例えば割りピン、サークリップ等)で抜け止め、固定される。
【0031】
そして、第2枢軸P2の外周部には、捩りコイルばねよりなる第2戻しばね32の中間コイル部32cが嵌合、支持される。この第2戻しばね32の弾発力で操作バーBの上部を第2枢軸P2回りに後方側に揺動付勢(即ち図3で時計回りに回動付勢)するために、第2戻しばね32は、これの上側端部32uが操作バーBの上部内面に係止され、また下側端部32dが、下部腕部Adの下端部に連設した横向きのばね受け突起Adbの上面凹部に係止される。
【0032】
しかも操作バーBは、これに外力が加わらない中立状態では、図3(A)及び図5で明らかなように、操作バーBの左右両端部の上部後面Bsと、中継アームAの、中間腕部Amの下側端部Ambとが一部重なり合う配置(図3(B)も併せて参照)となっている。従って、操作バーBが第2戻しばね32から受ける時計回りの回動付勢力により、操作バーBの上部後面Bsは中間腕部Amの下側端部Amb内面に圧接、係合される。その係合により、操作バーBは、第2戻しばね32の弾発力で、通常は図3(A)に示す中立位置に保持される。
【0033】
ところで操作バーBの内面(前側面)中央部には、前記第1,第2ドグd1,d2を有するドグ部材40が突設される。このドグ部材40は、操作バーBの内面に固定(例えば溶接)されて前方に張出す基部枠41と、基部枠41にボルト止めされる先部枠42とより分割構成される。先部枠42の前端部には、側面視でL字状のクランク部が一体に形成され、そのクランク部の根元部分が第1ドグd1を構成し、また同クランク部の根元部分から直角に起立して前方に突出する起立部分が第2ドグd2を構成する。
【0034】
基部枠41には、前後方向に長い複数の長孔41hが形成される。そして、この長孔41hと先部枠42のボルト孔とを貫通する複数のボルト43、並びにこれに螺合するナット44により、基部枠41に先部枠42が固定される。その先部枠42の固定位置(延いては第1,第2ドグd1,d2の操作バーB(操作部材)に対する取付位置)は、ボルト43の緩み時にそれが長孔41h内を動き得る範囲で任意に調整可能である。
【0035】
その長孔41hの長さ方向は、本実施形態では前後方向とされるが、これを他方向(例えば上下方向、或いは斜め前後方向)に変更することも可能である。而して、先部枠42の固定位置をボルト43が長孔41h内を動き得る範囲で適宜調整することにより、後述するように近接センサSに対する第1,第2ドグd1,d2の前後及び/又は上下方向の相対位置や姿勢の調整を行うことができる。
【0036】
また補強フレーム20の下面には、ドグ部材40に対応する位置(即ち第1,第2ドグd1,d2に対し非接触で近接、対向し得る位置)に近接センサSがセンサブラケット20bを介して固定される。この近接センサSは、図3(B)で明らかなように操作バーBが前方(第1方向)に揺動するのに応じて第1ドグd1が近接センサSのドグ検出部Saに近接し、しかも図3(C)で明らかなように操作バーBが後方(第2方向)に揺動するのに応じて第2ドグd2がドグ検出部Saに近接するよう配置される。
【0037】
次に第1実施形態の作用を説明する。
【0038】
塵芥収集車Vが塵埃収集場所に到着すると、塵芥投入箱5内に塵芥投入口6を通して収集塵芥が手作業で投入される。それと共に、塵芥積込装置10を稼動させると、塵芥投入箱5内への投入塵芥が塵芥収容箱2内に強制的に積み込まれるが、その積込作業の最中に、作業員が何らかの事情で塵芥積込装置10を緊急停止させる場合があり、その緊急停止は、緊急停止装置Eの操作バーBを前方又は後方に揺動操作させることで行われる。
【0039】
ところで本実施形態の緊急停止装置Eは、操作バーBに外力が加わらない平時においては、図3(A)に示す中立状態(即ち中継アームA及び操作バーBが第1,第2戻しばね31,32の弾発力で何れも各々の中立位置に保持される状態)に置かれる。
【0040】
この中立状態より、例えば操作バーBを前方(第1方向)に揺動操作すると、図3(B)で明らかなように、操作バーBの上部後面と中継アームAの中間腕部Am(下側端部Amb)との係合により操作バーBが中継アームAに対する中立位置に保持されつつ、中継アームAが支持ブラケット21に対する中立位置(即ち図3(A)の位置)より前方揺動する。これにより、操作バーBが中継アームAと一体的に第1枢軸P1回りに前方揺動するので、操作バーBに追従揺動するドグ部材40の第1ドグd1が近接センサSの検出部Saに近接し、この近接状態を検知した近接センサSが、検知信号を塵芥積込装置10の不図示の制御装置に出力する。従って、その制御装置は、塵芥積込装置10を全停止、即ち緊急停止させることができる。
【0041】
それに対し、図3(A)に示す中立状態より操作バーBを後方(第2方向)に揺動操作すると、図3(C)で明らかなように、中継アームAの上部腕部Auの後面と支持ブラケット21の下部壁21d(前端縁21de)との係合により中継アームAが支持ブラケット21に対する中立位置(即ち図3(A)の位置)に保持されつつ、操作バーBが中継アームAに対する中立位置より第2枢軸P2回りに後方揺動する。これにより、操作バーBが、中継アームAに対し屈折揺動(即ち下半部が後方揺動)するので、操作バーBに追従揺動するドグ部材40の第2ドグd2が近接センサSの検出部Saに近接し、この近接状態を検知した近接センサSが、検知信号を塵芥積込装置10の不図示の制御装置に出力する。従って、その制御装置は、塵芥積込装置10を全停止、即ち緊急停止させることができる。
【0042】
以上説明したように第1実施形態においては、塵芥積込装置10の緊急停止装置Eは、操作バーB及び中継アームAのうち少なくとも操作バーBに取付けられる第1,第2ドグd1,d2と、第1,第2ドグd1,d2の何れが近接してもその近接状態を検知可能であり、且つその検知信号を、塵芥積込装置10の緊急停止に用いるべく塵芥積込装置10の制御装置に出力可能である単一の近接センサSとを有しており、第1ドグd1は、操作バーBが前方(第1方向)に揺動するのに応じて近接センサSに近接するよう配置され、また第2ドグd2は、操作バーBが後方(第2方向)に揺動するのに応じて近接センサSに近接するよう配置される。例えば、側面視で第1ドグd1は、第1枢軸P1を中心とし且つ近接センサSのドグ検出部Saを通る仮想円上に存する位置とされ、また第2ドグd2は、中継アームAが支持ブラケット21に対する中立位置に保持された(即ち図3(A)(C)の位置にある)状態で、第2枢軸P2を中心とし且つドグ検出部Saを通る仮想円上に存する位置とされる。
【0043】
これにより、操作バーBを相異なる第1方向・第2方向(即ち前方・後方)の何れに揺動操作した場合でも、その動きを単一の近接センサSで的確に検知して塵芥積込装置10を緊急停止できるため、近接センサSの設置個数を最小限(1個)にすることができて、構造簡素化延いてはコスト節減が図られる。
【0044】
また実施形態の操作バーBには、第1,第2ドグd1,d2が取付位置を調節可能に取付けられるので、単一の近接センサSに対する第1,第2ドグd1,d2の相対位置を容易且つ的確に調整することが可能となる。
【0045】
更に実施形態の操作バーBにはリフレクタRが固定されるので、緊急停止装置Eの操作バーBがリフレクタRの支持手段に兼用され、それだけ構造簡素化が図られる。また、リフレクタRを操作バーBに特設したことにより、操作バーBの存在や位置をリフレクタRで目立たせることができるため、操作バーBを咄嗟に操作する際(特に夜間)の操作の迅速性・確実性を図る上で有利となる。
【0046】
図8には本発明の第2実施形態が示される。この第2実施形態では、ドグ部材24(特に先部枠42)に設けた第1,第2ドグd1,d2の形態のみが第1実施形態とは異なる。即ち、第1実施形態では、上下方向に広幅な平坦部で形成した第1ドグd1の上端から、帯板状の第2ドグd2が直角に起立するよう連なるのに対し、第2実施形態では、上下方向に小幅な平坦部で形成した第1ドグd1の上端から、側面視三角形状の第2ドグd2が下縁を斜めに立ち上がせるように連なる形態となっている。そして、この第2実施形態も、第1実施形態と基本的に同様の作用効果を達成可能である。
【0047】
次に、図9を参照して、塵芥積込装置110に圧縮板式押込板115を用いた場合の第3実施形態について説明する。
【0048】
塵芥投入箱5内に収容されている塵芥積込装置110は、上下に摺動可能な摺動部材111と、この摺動部材111を摺動させるため、その摺動部材111と塵芥投入箱5の上部との間に連結される昇降シリンダ112と、摺動部材111の下部に支持されて上下方向の摺動可能な圧縮板式押込板115と、この押込板と115と摺動部材111との間に連結される押込シリンダ113とを備える。
【0049】
この第3の実施形態においても、塵芥投入箱5の、塵芥投入口6下縁に沿う底壁後端部には、補強フレーム20が沿設されており、この補強フレーム20に、第1実施形態の緊急停止装置Eと同様の緊急停止装置Eが取付けられる。従って、この第3実施形態も、第1実施形態と基本的に同様の作用効果を達成可能である。
【0050】
更に図10には本発明の第4実施形態が示される。前記実施形態では、支持体としての支持ブラケット21を塵芥投入箱5の、塵芥投入口6下縁を補強する補強フレーム20に固定し、また2個の揺動部材(即ち中継アームA及び操作バーB)の各揺動を利用して、操作部材としての操作バーBを第1,第2方向に移動操作できるようにしたものを例示したが、第4実施形態では、支持ブラケット21が補強フレーム20に所定の制限された摺動範囲内で所定方向(例えば上下方向)に摺動可能に支持され、この支持ブラケット21(支持体)に第1枢軸P1を介して揺動可能に軸支した中継アームA(可動中継体)に操作バーB(操作部材)が一体に揺動するよう固定される。支持ブラケット21は、これの前端部に固定のスライダ21aが、補強フレーム20に固定した案内レールGに上下摺動のみ可能に(従って脱線不能に)に係合、支持される。
【0051】
この第4実施形態では、図10(A)に示す中立状態において、支持ブラケット21が第2戻しばね32′により案内レールG上の下限位置(この下限位置は、下降限ストッパGsにより規定)に弾発保持され、また中継アームAが不図示の第1戻しばね及びストッパ機構により支持ブラケット21に対する中立位置(図10(A)参照)に弾発保持される。尚、この第4実施形態の第1戻しばね並びにストッパ機構は、第1実施形態の第1戻しばね31、並びに中継アームAに対するストッパ機構(上部腕部Au後面と下部壁21dの前端縁21deとの係合機構)と同様の構造を採用可能である。
【0052】
而して、第4実施形態の操作バーB(操作部材)は、図10(B)で明らかなように中立状態から足等で前方(第1方向)に第1戻しばねに抗して揺動操作することで、第1ドグd1が近接センサSのドグ検出部Saに接近し、この接近により同センサSが検出信号を出力する。一方、操作バーB(操作部材)を図10(C)で明らかなように中立状態から足等で上方(第2方向)に第2戻しばね32′に抗して押し上げて支持ブラケット21を上方摺動させることで、第2ドグd2がドグ検出部Saに接近し、この接近により近接センサSが検出信号を出力する。この場合、第1ドグd1は、第1実施形態と同様、側面視で第1枢軸P1を中心とし且つ近接センサSのドグ検出部Saを通る仮想円上に存する位置とされるが、第2ドグd2は、側面視でドグ検出部Saを通り且つ支持ブラケット21の摺動方向と平行する仮想直線上に存する位置とされる。
【0053】
更に図11には本発明の第5実施形態が示される。第4実施形態では、支持ブラケット21を補強フレーム20に摺動可能に支持する一方、支持ブラケット21に揺動可能に軸支した中継アームAに操作バーBを固定したものを例示したが、第5実施形態では、支持ブラケット21(支持体)を補強フレーム20に第1実施形態と同様、固定する一方、支持ブラケット21に第1枢軸P1を介して前後揺動可能に軸支した中継アームA(可動中継体)の下部に、操作バーB(操作部材)の上部を上下摺動可能に嵌合、支持している。操作バーBは、左右方向に延びるバー本体Bmと、バー本体Bmの上部に左右に間隔をおいて一体に立設される複数のロッド部Baとを有し、一方、中継アームAの下部は、下端開放のシリンダ部Acを有している。そして、シリンダ部Acにはロッド部Baの膨大頭部が所定の制限された摺動ストローク範囲で上下摺動可能に嵌合、保持される。
【0054】
この第5実施形態では、中継アームA(シリンダ部Ac)と操作バーB(ロッド部Ba頭部)との間に、その間を相互に離間させる方向に弾発する第2戻しばね32″が縮設されており、この第2戻しばね32″は、図11(A)に示す中立状態において操作バーBを中継アームAに対する下降限に弾発保持している。また中継アームAは支持ブラケット21に対し、不図示の第1戻しばね及びストッパ機構により中立位置(図11(A)参照)に弾発保持される。尚、この第5実施形態の第1戻しばね並びにストッパ機構もまた、第1実施形態の第1戻しばね31、並びに中継アームAに対するストッパ機構と同様の構造を採用可能である。
【0055】
而して、この第5実施形態の操作バーB(操作部材)は、図11(B)で明らかなように中立状態から足等で前方(第1方向)に第1戻しばねに抗して揺動操作することで、第1ドグd1が近接センサSのドグ検出部Saに接近し、この接近により同センサSが検出信号を出力する。一方、操作バーB(操作部材)を図11(C)で明らかなように中立状態から足等で上方(第2方向)に第2戻しばね32″に抗して押し上げてシリンダ部Ac内でロッド部Baの頭部を上方摺動させつつ操作バーBを上動させることで、第2ドグd2が近接センサSのドグ検出部Saに接近し、この接近により同センサSが検出信号を出力する。この場合、第1ドグd1は、第1実施形態と同様、側面視で第1枢軸P1を中心とし且つ近接センサSのドグ検出部Saを通る仮想円上に存する位置とされるが、第2ドグd2は、側面視でドグ検出部Saを通り且つロッド部Baの摺動方向と平行する仮想直線上に存する位置とされる。
【0056】
かくして、上記した第4実施形態及び第5実施形態によれば、操作バーBを相異なる第1方向・第2方向(即ち前方・上方)の何れに移動操作した場合でも、その動きを単一の近接センサSで的確に検知して塵芥積込装置10を緊急停止できるため、近接センサSの設置個数を最小限(1個)にすることができて、構造簡素化延いてはコスト節減が図られる。
【0057】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はその実施形態に限定されることなく、本発明の範囲内で種々の実施形態を実施可能である。
【0058】
例えば、前記実施形態では、第1,第2ドグd1,d2を1個の部材(即ちドグ部材40の先部枠42)に一体に形成して単一部品としたものを例示したが、本発明では、第1,第2ドグを独立した別々の部材(即ち別部品)で構成してもよい。
【0059】
また前記実施形態では、第1,第2ドグd1,d2を何れも操作バーB(操作部材)に取付けたものを例示したが、第1,第2ドグd1,d2の何れか一方を操作バーBに、また何れか他方を中継アームA(可動中継体)に取付けてもよい。
【0060】
また前記第1実施形態では、操作部材としての操作バーBが移動操作される第1方向を前方向、第2方向を後方向としたものを例示したが、本発明の第1,第2方向は、実施形態に限定されず、上・下、左・右(車幅方向、図4の左右)、前・後を含む種々の方向で異なる二方向であればよい。
【0061】
また第1実施形態では、2個の揺動部材(即ち中継アームA及び操作バーB)の各揺動を利用して、操作部材としての操作バーBを第1,第2方向に移動操作できるようにしたものを例示したが、本発明では、操作バーBを上下方向(第2方向)に移動操作可能とするために、例えば第4実施形態(図10)のように補強フレーム20に支持ブラケット21(支持体)を上下摺動可能に支持させてもよいし、或いは、第5実施形態(図11)のように補強フレーム20に固定の支持ブラケット21に揺動可能に軸支P1した中継アームA(可動中継体)に、操作バーB(操作部材)を上下方向に摺動可能に嵌合、支持させてもよい。或いはまた、第5実施形態の変形例として、例えば補強フレーム20に固定の支持ブラケット21に揺動可能に軸支P1した中継アームA(可動中継体)自体を伸縮可能に構成(即ち、互いに摺動可能に嵌合する上下一対のアーム半体より分割構成)して、その両アーム半体間に第2戻しばね32″を縮設し、且つ下側のアーム半体に操作バーBを固定するようにしてもよい。
【0062】
また第4,第5実施形態では、支持ブラケット21(支持体)或いは操作バーB(操作部材)の摺動方向を上下方向とし、中継アームA(可動中継体)の揺動方向を前後方向としたものを示したが、その摺動方向・揺動方向は、第4,第5実施形態に限定されない。例えば、第4,第5実施形態の他の変形例として、支持ブラケット21(支持体)の補強フレーム20に対する摺動方向、或いは操作バーB(操作部材)の中継アームA(可動中継体)に対する摺動方向を前後方向とし、中継アームA(可動中継体)の揺動方向を上下方向としてもよい。
【0063】
更に、第4,第5実施形態の他の変形例として、支持ブラケット21(支持体)の補強フレーム20に対する摺動方向、或いは操作バーB(操作部材)の中継アームA(可動中継体)に対する摺動方向を前後方向(又は上下方向)とする一方で、中継アームA(可動中継体)も支持ブラケット21に対し摺動可能に取付け且つその摺動方向を上下方向(又は前後方向)としてもよい。
【0064】
また前記実施形態では、支持体としての支持ブラケット21を塵芥投入箱5の、塵芥投入口6下縁を補強する補強フレーム20に固定し、或いは摺動可能に支持したものを示したが、支持ブラケット21は、塵芥投入箱5の、補強フレーム20以外の部位に固定し、或いは摺動可能に支持してもよく、或いはまた塵芥収容箱2又は車体フレーム1に固定し、或いは摺動可能に支持してもよい。
【0065】
また前記実施形態では、塵芥積込装置として回転板式(第1,第2実施形態)の塵芥積込装置10、あるいは圧縮板式(第3実施形態)の塵芥積込装置110を例示したが、塵芥投入箱5内への投入塵芥を塵芥収容箱2内に押込み可能であれば、その他のタイプの塵芥積込装置に対する緊急停止装置として本発明を実施してもよい。
【符号の説明】
【0066】
A・・・・・可動中継体としての中継アーム
B・・・・・操作部材としての操作バー
d1,d2・・第1,第2ドグ
E・・・・・緊急停止装置
R・・・・・リフレクタ
S・・・・・センサとしての近接センサ
V・・・・・塵芥収集車
1・・・・・車体としての車体フレーム
2・・・・・塵芥収容箱
5・・・・・塵芥投入箱
10・・・・塵芥積込装置(回転板式:第1実施形態)
21・・・・支持体として支持ブラケット
110・・・塵芥積込装置(圧縮板式:第3実施形態)
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11